JP3560184B2 - 運搬車の安全装置 - Google Patents
運搬車の安全装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3560184B2 JP3560184B2 JP10813595A JP10813595A JP3560184B2 JP 3560184 B2 JP3560184 B2 JP 3560184B2 JP 10813595 A JP10813595 A JP 10813595A JP 10813595 A JP10813595 A JP 10813595A JP 3560184 B2 JP3560184 B2 JP 3560184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- loading platform
- dump
- support rod
- transmission belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、ダンプ荷台を有する運搬車の安全装置に関する。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
車体フレーム部にエンジンやミッションケース、伝動ベルト等を配置し、この上部にダンプシリンダの伸縮によってダンプされる荷台を有する運搬車にあっては、メンテナンス時の安全を図るために、伝動ベルトの上側に伝動カバーを設け、ダンプされる荷台を支持するための支持杆を設けているが、構成が煩雑であり、伝動カバーの着脱に手数を要する。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体フレーム１部にエンジン２、車輪３を伝動する伝動ギヤを内装のミッションケース４、及びこれらエンジン２とミッションケース４との間の伝動ベルト５等を配置し、車体の上部には、ダンプシリンダ６の伸縮によって後部のダンプヒンジ７の回りにダンプされる荷台８を設け、該フレーム１に対して起伏回動自在で、起立時は該荷台８の起立姿勢を支持可能で、倒伏時は該伝動ベルト５部上側面を覆う伝動カバーを兼ねた支持杆９を設けてなる運搬車の安全装置の構成とする。
【０００４】
【発明の作用及び効果】
荷台８に荷物を載せて運搬するときは、支持杆９を荷台８の下面から外して倒すと伝動ベルト５部の上側面を覆う伝動カバーとすることができ、この状態でダンプシリンダ６を短縮することにより、荷台８をダンプヒンジ７の回りに倒伏させる。又、荷台８上の荷物を降すときは、ダンプシリンダ６を伸長させて荷台８をダンプヒンジ７の回りに起立回動させる。
荷台８下の伝動ベルト５やエンジン２、ミッションケース４部等の点検、補修等を行うときは、ダンプシリンダ６を伸長させて荷台８をダンプヒンジ７の回りに起立させたのち、支持杆９を起立させて荷台８の下面に支持させる。この状態でメンテナンス作業を行うときは、何らかの原因でダンプシリンダ６が短縮されても、この支持杆９によって荷台８がフレーム１部に支持されるため、荷台８の不意の下動による危険をなくすることができる。又、このとき支持杆９は伝動ベルト５上からは離間された位置にあって、メンテナンスを行い易くする。
【０００５】
このように、荷台８のダンプ姿勢を支持する支持杆９は、伝動ベルト５回りのメンテナンス作業時は、荷台８の下降を阻止しうる起立位置にあって安全なメンテナンスを行うことができ、倒伏時は伝動ベルト５部を覆って伝動カバーとして兼用させ、構成を簡単化することができ、伝動カバーとしての開閉も支持杆９の起伏操作によるため、操作を簡単に行うことができる。更に、メンテナンス作業時には、伝動ベルト５を外すことが多く、この為には該伝動カバー兼支持杆９を起立させる必要があり、支持杆９による荷台８の支持を失念することがない。
【０００６】
【実施例】
運搬車は、前部の前車台１３に対して後車台１５を左右方向へ屈折自在とする胴折形態とし、この前車台１３は、運転席１０、ステアリングハンドル１２によって操向自在の左右一対の前車輪１１等を有して、運搬操縦を行うことができる。又、後車台１５は、前後方向のフレーム１の前部の前車台１３に対する連結部には、上下方向のスイング軸１４と前後方向のローリング軸２７とを有して、左右方向へ揺動自在でかつ左右傾斜にローリング自在にして連結される。
この後部車台１５は、左右一対の後車輪３を有するフレーム１の上側に、後端部のダンプヒンジ７の回りに上下に起伏回動される荷台８を有し、フレーム１と荷台８下面との間に油圧伸縮されるダンプシリンダ６を設け、このダンプ６の伸縮で荷台８を起伏させる。
【０００７】
又、フレーム１には、エンジン２と、このエンジン２から伝動ベルト５を介して伝動されるギヤ機構を有するミッションケース４や、ベルト１６で伝動される油圧ポンプ１７等を配置して、このミッションケース４内から左右の後車輪３を伝動すると共に、前輪取出軸１８を介して前輪伝動ケース１９内のギヤ機構を伝動して、前車輪１１を駆動しうる。又、２０は燃料タンク、２１はバッテリーである。
エンジン２の駆動によって、伝動ベルト５、ミッションケース４内のギヤ機構等を経て、後車輪３を駆動し、更に前輪取出軸１８から前輪伝動ケース１９内のギヤ機構を経て前車輪１１を駆動して、四輪駆動走行しうる。又、ベルト１６伝動によって油圧ポンプ１７が駆動されると、運転席１０横のダンプレバー２２の操作で、ダンプシリンダ６の油圧弁を切替えて、このダンプシリンダ６を伸縮させて、荷台８の起伏を行わせることができる。
【０００８】
支持杆９は、断面コ字状の板体からなり、前記フレーム１の後部において横方向に連結する横フレーム２３に対して前後起伏回動自在に枢支２４し、前記伝動ベルト５の上側を覆うように倒伏させて伝動カバーとすることができ、又、その上面は網板に構成してある。該支持杆９は起立させた姿勢では、荷台８下面のアングル状の横桟２５隅受部２６に介入させて支持させることができ、起立姿勢では後傾斜の角度をもたせる。
なお、この支持杆９は、荷台８の起立位置を安全支持すると共に、伝動ベルト５部の上側を被覆するものであるから、この伝動ベルト５のみならず、この近傍の油圧ポンプ１７の伝動ベルト１６や、これらの各プーリー部等も広く覆う構成とするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】運搬車ダンプ部の斜視図である。
【図２】その一部の側面図である。
【図３】運搬車の側面図である。
【図４】その平面図である。
【符号の説明】
１ フレーム
２ エンジン
３ 車輪
４ ミッションケース
５ 伝動ベルト
６ ダンプシリンダ
７ ダンプヒンジ
８ 荷台
９ 支持杆
【産業上の利用分野】
この発明は、ダンプ荷台を有する運搬車の安全装置に関する。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
車体フレーム部にエンジンやミッションケース、伝動ベルト等を配置し、この上部にダンプシリンダの伸縮によってダンプされる荷台を有する運搬車にあっては、メンテナンス時の安全を図るために、伝動ベルトの上側に伝動カバーを設け、ダンプされる荷台を支持するための支持杆を設けているが、構成が煩雑であり、伝動カバーの着脱に手数を要する。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体フレーム１部にエンジン２、車輪３を伝動する伝動ギヤを内装のミッションケース４、及びこれらエンジン２とミッションケース４との間の伝動ベルト５等を配置し、車体の上部には、ダンプシリンダ６の伸縮によって後部のダンプヒンジ７の回りにダンプされる荷台８を設け、該フレーム１に対して起伏回動自在で、起立時は該荷台８の起立姿勢を支持可能で、倒伏時は該伝動ベルト５部上側面を覆う伝動カバーを兼ねた支持杆９を設けてなる運搬車の安全装置の構成とする。
【０００４】
【発明の作用及び効果】
荷台８に荷物を載せて運搬するときは、支持杆９を荷台８の下面から外して倒すと伝動ベルト５部の上側面を覆う伝動カバーとすることができ、この状態でダンプシリンダ６を短縮することにより、荷台８をダンプヒンジ７の回りに倒伏させる。又、荷台８上の荷物を降すときは、ダンプシリンダ６を伸長させて荷台８をダンプヒンジ７の回りに起立回動させる。
荷台８下の伝動ベルト５やエンジン２、ミッションケース４部等の点検、補修等を行うときは、ダンプシリンダ６を伸長させて荷台８をダンプヒンジ７の回りに起立させたのち、支持杆９を起立させて荷台８の下面に支持させる。この状態でメンテナンス作業を行うときは、何らかの原因でダンプシリンダ６が短縮されても、この支持杆９によって荷台８がフレーム１部に支持されるため、荷台８の不意の下動による危険をなくすることができる。又、このとき支持杆９は伝動ベルト５上からは離間された位置にあって、メンテナンスを行い易くする。
【０００５】
このように、荷台８のダンプ姿勢を支持する支持杆９は、伝動ベルト５回りのメンテナンス作業時は、荷台８の下降を阻止しうる起立位置にあって安全なメンテナンスを行うことができ、倒伏時は伝動ベルト５部を覆って伝動カバーとして兼用させ、構成を簡単化することができ、伝動カバーとしての開閉も支持杆９の起伏操作によるため、操作を簡単に行うことができる。更に、メンテナンス作業時には、伝動ベルト５を外すことが多く、この為には該伝動カバー兼支持杆９を起立させる必要があり、支持杆９による荷台８の支持を失念することがない。
【０００６】
【実施例】
運搬車は、前部の前車台１３に対して後車台１５を左右方向へ屈折自在とする胴折形態とし、この前車台１３は、運転席１０、ステアリングハンドル１２によって操向自在の左右一対の前車輪１１等を有して、運搬操縦を行うことができる。又、後車台１５は、前後方向のフレーム１の前部の前車台１３に対する連結部には、上下方向のスイング軸１４と前後方向のローリング軸２７とを有して、左右方向へ揺動自在でかつ左右傾斜にローリング自在にして連結される。
この後部車台１５は、左右一対の後車輪３を有するフレーム１の上側に、後端部のダンプヒンジ７の回りに上下に起伏回動される荷台８を有し、フレーム１と荷台８下面との間に油圧伸縮されるダンプシリンダ６を設け、このダンプ６の伸縮で荷台８を起伏させる。
【０００７】
又、フレーム１には、エンジン２と、このエンジン２から伝動ベルト５を介して伝動されるギヤ機構を有するミッションケース４や、ベルト１６で伝動される油圧ポンプ１７等を配置して、このミッションケース４内から左右の後車輪３を伝動すると共に、前輪取出軸１８を介して前輪伝動ケース１９内のギヤ機構を伝動して、前車輪１１を駆動しうる。又、２０は燃料タンク、２１はバッテリーである。
エンジン２の駆動によって、伝動ベルト５、ミッションケース４内のギヤ機構等を経て、後車輪３を駆動し、更に前輪取出軸１８から前輪伝動ケース１９内のギヤ機構を経て前車輪１１を駆動して、四輪駆動走行しうる。又、ベルト１６伝動によって油圧ポンプ１７が駆動されると、運転席１０横のダンプレバー２２の操作で、ダンプシリンダ６の油圧弁を切替えて、このダンプシリンダ６を伸縮させて、荷台８の起伏を行わせることができる。
【０００８】
支持杆９は、断面コ字状の板体からなり、前記フレーム１の後部において横方向に連結する横フレーム２３に対して前後起伏回動自在に枢支２４し、前記伝動ベルト５の上側を覆うように倒伏させて伝動カバーとすることができ、又、その上面は網板に構成してある。該支持杆９は起立させた姿勢では、荷台８下面のアングル状の横桟２５隅受部２６に介入させて支持させることができ、起立姿勢では後傾斜の角度をもたせる。
なお、この支持杆９は、荷台８の起立位置を安全支持すると共に、伝動ベルト５部の上側を被覆するものであるから、この伝動ベルト５のみならず、この近傍の油圧ポンプ１７の伝動ベルト１６や、これらの各プーリー部等も広く覆う構成とするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】運搬車ダンプ部の斜視図である。
【図２】その一部の側面図である。
【図３】運搬車の側面図である。
【図４】その平面図である。
【符号の説明】
１ フレーム
２ エンジン
３ 車輪
４ ミッションケース
５ 伝動ベルト
６ ダンプシリンダ
７ ダンプヒンジ
８ 荷台
９ 支持杆
Claims (1)
- 車体フレーム（１）部にエンジン（２）、車輪（３）を伝動する伝動ギヤを内装のミッションケース（４）、及びこれらエンジン（２）とミッションケース（４）との間の伝動ベルト（５）等を配置し、車体の上部には、ダンプシリンダ（６）の伸縮によって後部のダンプヒンジ（７）の回りにダンプされる荷台（８）を設け、該フレーム（１）に対して起伏回動自在で、起立時は該荷台（８）の起立姿勢を支持可能で、倒伏時は該伝動ベルト（５）部上側面を覆う伝動カバーを兼ねた支持杆（９）を設けてなる運搬車の安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10813595A JP3560184B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 運搬車の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10813595A JP3560184B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 運搬車の安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08282360A JPH08282360A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3560184B2 true JP3560184B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=14476828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10813595A Expired - Fee Related JP3560184B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 運搬車の安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3560184B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111746375B (zh) * | 2020-07-13 | 2021-10-15 | 中国重汽集团成都王牌商用车有限公司 | 一种自卸车型的气控自动货箱撑杆装置 |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP10813595A patent/JP3560184B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08282360A (ja) | 1996-10-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7300239B2 (en) | Hoist for loading and unloading objects on a truck bed | |
| JP3215198B2 (ja) | 走行可能な破砕装置 | |
| US4674942A (en) | Load hauling tandem combination | |
| US6799935B1 (en) | Lifting apparatus for user in the bed of a pickup truck | |
| JP3560184B2 (ja) | 運搬車の安全装置 | |
| US3501039A (en) | Container handling and transporting vehicle | |
| RU2012510C1 (ru) | Полуприцеп | |
| WO2008139035A1 (en) | Lifting device for a vehicle and a vehicle equipped with the lifting device | |
| GB2145995A (en) | Trailer | |
| JPS61115781A (ja) | 関節式自動車 | |
| RU2010737C1 (ru) | Опорное устройство трейлера с тележкой | |
| KR102201341B1 (ko) | 리프트 및 덤핑이 가능한 쓰레기 거점 운반용 차량 | |
| CA2447243C (en) | Hoist for loading and unloading objects on a truck bed | |
| JP3302933B2 (ja) | 運搬車両 | |
| JP5202908B2 (ja) | 荷受台昇降装置 | |
| JPH0541074Y2 (ja) | ||
| RU2071431C1 (ru) | Конная самосвальная повозка | |
| GB2169576A (en) | A wheeled barrow | |
| JP2558668Y2 (ja) | 高所作業車の旋回台支持構造 | |
| JP2556358Y2 (ja) | リフト及びダンプ装置付運搬車 | |
| JPS6339137Y2 (ja) | ||
| JPS583696Y2 (ja) | パワ−ショベル付ダンプキャリア | |
| JPS627803B2 (ja) | ||
| SU804841A1 (ru) | Шахтный кран | |
| JP2542662Y2 (ja) | 車両運搬車 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040427 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040507 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040520 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |