JP2558668Y2 - 高所作業車の旋回台支持構造 - Google Patents

高所作業車の旋回台支持構造

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JP2558668Y2
JP2558668Y2 JP7508692U JP7508692U JP2558668Y2 JP 2558668 Y2 JP2558668 Y2 JP 2558668Y2 JP 7508692 U JP7508692 U JP 7508692U JP 7508692 U JP7508692 U JP 7508692U JP 2558668 Y2 JP2558668 Y2 JP 2558668Y2
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shaft
swivel
bracket
fixed
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喬 寺田
昭弘 杉岡
秀雄 藤田
幸男 霜野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば果樹園等で使用
する高所作業車の旋回台支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は、車体フレーム上にエンジ
ン及び車両補器を搭載し、車体フレームの左右側部にエ
ンジンによって駆動される走行装置を配置し、車体フレ
ームの後上部に旋回台を配置し、この旋回台に作業台を
有するブームを昇降自在に取り付けており、前記旋回台
は、車体フレームの後部にベアリングを介して旋回軸を
回転自在に支持し、この旋回軸の上端に直接固定してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、旋回軸を車体フレームの後部にベアリングを介して
支持し、この旋回軸の上端にのみ旋回台を固定している
ので、旋回軸には主に曲げモーメントが加わり、応力が
集中するため軸径を太くする必要があり、軸及びベアリ
ングのコストがかかると共に、ベアリングの外形が大き
いため、車体フレームにおける旋回軸支持部分の面積が
大きくなり、車体フレームの後端の出っ張りが大きくく
なってアプローチアングルを小さくしている。
【0004】本考案は、固定ブラケットを車体フレーム
の後部に後方張出状に設けてこれにスイングブラケット
を嵌合し、旋回軸の上下端を固定ブラケットとスイング
ブラケットの一方に固定しかつ他方にブッシュを介して
支持することにより、コストダウンとアプローチアング
ルの拡大化ができるようにした高所作業車の旋回台支持
構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案における課題解決
のための具体的手段は、車体フレーム13の後部に旋回
軸35を介して旋回台3を回転自在に支持し、この旋回
台3にブーム4を昇降自在に取り付けた高所作業車であ
って、前記車体フレーム13の後部に旋回軸35を支持
する固定ブラケット37を後方張出状に設け、この固定
ブラケット37の後部にスイングブラケット36を嵌合
し、固定ブラケット37とスイングブラケット36の一
方に旋回軸35の上下端を固定しかつ他方にブッシュ3
8を介して旋回軸35の上下端を回転自在に支持してい
ることである。
【0006】
【作用】前記車体フレーム13の後部に固定ブラケット
37を後方張出状に設け、この固定ブラケット37に後
方から嵌合するようにスイングブラケット36を配置
し、このスイングブラケット36に旋回軸35の上下端
を固定し、かつこの旋回軸35の上下端をブッシュ38
を介して固定ブラケット37で回転自在に支持してい
る。
【0007】旋回軸35はその上下端に主にせん断力が
加わり曲げモーメントは余り加わらなく、ベアリングの
代わりにブッシュ38で充分支持可能であり、旋回軸3
5を小径にでき、スイングブラケット36の後端までの
距離を短くして、アプローチアングルAを大きくしてい
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜6において、1は自走式の高所作業車で、
その移動車体2は車体フレーム13上にエンジン14、
作動油タンク15、油圧ポンプ20及び2個の油圧バル
ブ16を搭載し、その左右に一対のクローラ式走行装置
17を有する。また、車体フレーム13の後上部には旋
回軸35を介して旋回台3が旋回自在に取り付けられ、
この旋回台3の上部にブーム4の基部が横軸19を介し
て枢支され、ブーム4の先端に作業台5が取り付けられ
ている。
【0009】前記左右各走行装置17は車体フレーム1
3に駆動スプロケット21、從動輪22及び転動輪23
等で形成され、それらにクローラ24が巻き掛けられて
おり、駆動スプロケット21は油圧モータ25により駆
動される。前記2個の油圧バルブ16は、一方が走行装
置17の油圧モータ25用、他方がブーム4を旋回及び
昇降するシリンダ用であり、それらはエンジン14によ
り駆動される油圧ポンプ20を介して作動油タンク15
から吸引した油を、各油圧モータ25及びシリンダへ供
給する。
【0010】前記エンジン14は左右中央より若干右寄
りに配置され、油圧ポンプ20と油圧バルブ16とは、
概ね前後方向中央より後側で左右振り分け配置され、作
動油タンク15は概ね前後方向中央より前側で左右方向
中央に配置され、それらによって移動車体2の前後及び
左右の重量バランスを略均一にし、バランサを別途取り
付ける必要のないように、また、使用するにしても個数
を少なくできるようにしている。
【0011】27は移動車体2の上面を覆う車体カバー
であり、強化プラスチック(FRP)等で一体形成さ
れ、車体フレーム13及びそれに搭載されたエンジン1
4、作動油タンク15、油圧ポンプ20及び油圧バルブ
16等を覆っている。この車体カバー27は左右前上部
に周囲より若干低くなった平板状の積載部27Aが形成
され、この各積載部27Aに果実等の収穫物を収納する
コンテナ26を積載可能になっている。
【0012】車体フレーム13の主体部分は角材、板材
及びアングル材等で形成され、その後部には平板13A
が固着され、この平板13Aの背面に上下一対の固定ブ
ラケット37が後方張出状に設けられ、固定ブラケット
37の下板は主体部分の下端より上側に位置しており、
この固定ブラケット37の後部にはスイングブラケット
36が嵌合されている。
【0013】スイングブラケット36は上下、左右側部
及背部に壁板を有する箱形状であり、上下壁板が固定ブ
ラケット37にスラストカラー38を介在して対面して
おり、旋回軸35の上下端を固定すると共に、上壁板上
に旋回台3をボルト固定している。前記旋回軸35は固
定ブラケット37を貫通していて、その上下端はブッシ
ュ38を介して固定ブラケット37に回転自在に支持さ
れている。
【0014】スイングブラケット36の側部には旋回シ
リンダ28が連結されており、旋回台3はこの旋回シリ
ンダ28によって左右に約25度の角度まで回動され
る。旋回台3の上部には横軸19及び支持体40が設け
られており、横軸19にブーム4の基部が枢支され、旋
回台3とブーム4の中途との間には昇降シリンダ29が
設けられている。前記両シリンダ28、29は油圧バル
ブ16から圧油が供給される。
【0015】クローラ式走行装置17の後接地点とスイ
ングブラケット36の後下端とを結ぶ線が、地面に対し
てなす角度、即ちアプローチアングルAは、従来装置で
は約21度であったが、旋回軸35を小径にし、ベアリ
ングの代わりにブッシュ38を使用し、かつ固定ブラケ
ット37の下板を車体フレーム13の下端より上側にす
ることにより、約28度に拡大している。
【0016】ブーム4は断面コ字形材又は角筒材で形成
され、基部は横軸19に連結され、先端は作業台5の背
面のブラケット30に軸31を介して連結されている。
そしてこのブーム4の内部には連動杆32が挿通されて
おり、この連動杆32の両端は支持体40の軸41とブ
ラケット30とに連結されている。従って、ブーム4と
連動杆32とは平行リンクとなっており、この平行リン
クを介して作業台5は旋回台3に連結されている。この
構造はブーム4が昇降したときに作業台5の水平姿勢
(作業者が立つ台面が水平)を保持する姿勢保持機構6
となっている。
【0017】図5、7〜9に示す果実挟み込み防止手段
43は、作業台5内に放置される摘果後の小さな果実を
操作ペダルで踏み潰さないようにするものであり、作業
台5はブーム4を旋回及び昇降操作するペダル44が揺
動自在に設けられており、このペダル44と床45との
間にはペダル44の踏み面より面積の大きいクッション
46が配置されている。
【0018】このクッション46は軟質エバーライトス
ポンジ等で形成され、ペダル44と床45との間の空間
を閉鎖して、その空間への果実47の侵入を防止し、ペ
ダル44を踏み込むと横からはみ出るようになり、果実
47がペダル44と引っ掛かるのも防止している。尚、
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々変
形することができる。例えば、固定ブラケット37に旋
回軸35の上下端を固定しかつ旋回軸35の上下端にブ
ッシュ38を介してスイングブラケット36を回転自在
に支持し、このスイングブラケット36から取り付けブ
ラケットを出して旋回台3を固定しても良く、また、旋
回台3とスイングブラケット36とを一体の構造体にし
ても良い。
【0019】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、車体フレ
ーム13の後部に旋回軸35を支持する固定ブラケット
37を後方張出状に設け、この固定ブラケット37の後
部にスイングブラケット36を嵌合し、固定ブラケット
37とスイングブラケット36の一方に旋回軸35の上
下端を固定しかつ他方にブッシュ38を介して旋回軸3
5の上下端を回転自在に支持しているので、旋回軸35
に加わる力はせん断力となり、旋回軸35の軸径を小さ
くでき、かつベアリングの代わりにブッシュ38を使用
でき、これらにより大幅なコストダウンが可能になると
共に、スイングブラケット36の後端までの距離を短く
してアプローチアングルAを大きくすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部の断面側面図であ
る。
【図2】同背面図である。
【図3】同断面平面図である。
【図4】高所作業車の全体断面側面図である。
【図5】高所作業車の全体平面図である。
【図6】高所作業車の一部断面背面図である。
【図7】果実挟み込み防止手段の平面図である。
【図8】同断面側面図である。
【図9】操作ペダル踏み込み時の断面側面図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 移動車体 3 旋回台 4 ブーム 5 作業台 13 車体フレーム 17 走行装置 35 旋回軸 36 スィングブラケット 37 固定ブラケット 38 ブッシュ A アプローチアングル
フロントページの続き (72)考案者 霜野 幸男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(13)の後部に旋回軸
    (35)を介して旋回台(3)を回転自在に支持し、こ
    の旋回台(3)にブーム(4)を昇降自在に取り付けて
    いる高所作業車であって、 前記車体フレーム(13)の後部に旋回軸(35)を支
    持する固定ブラケット(37)を後方張出状に設け、こ
    の固定ブラケット(37)の後部に旋回台(3)を取り
    付けたスイングブラケット(36)を嵌合し、固定ブラ
    ケット(37)とスイングブラケット(36)の一方に
    旋回軸(35)の上下端を固定し、かつ他方にブッシュ
    (38)を介して旋回軸(35)の上下端を回転自在に
    支持していることを特徴とする高所作業車の旋回台支持
    構造。
JP7508692U 1992-10-28 1992-10-28 高所作業車の旋回台支持構造 Expired - Lifetime JP2558668Y2 (ja)

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JPH0637283U JPH0637283U (ja) 1994-05-17
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