JP3559806B2 - 低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤ - Google Patents

低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるアルミキルド鋼や低Ni鋼(2.5%Ni鋼など)などの低温用鋼に対し作業能率が良好で、優れたCTOD特性(CTOD特性とは、脆性破壊発生を示す特性)を含む低温靱性の良好な溶接金属が得られ、さらにその溶接金属に対し残留応力除去のため溶接後熱処理(PWHT)におけるCTOD特性を含む低温靱性が維持でき、良好な耐蝕性が得られる低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
低温用鋼用フラックス入りワイヤとして、チタニヤ系フラックス入りワイヤが優れたビード外観、ビード形状を与えると共に作業性および作業能率の向上が得られるため、海洋構造物、造船等の溶接に広く用いられている。しかし、チタニヤ系フラックス入りワイヤの問題点として、(1)溶接金属中の酸素量が多く、CTOD特性を含む低温靱性が低い、(2)残留応力除去のための溶接後熱処理によりCTOD特性を含む低温靱性が劣化する、(3)耐蝕性が悪いなどがある。
【0003】
低温靱性改善を図った発明として特公昭56−6840号公報において、チタニヤ系フラックス入りワイヤにTi,Bを複合添加して靱性改善を図っている発明が開示されているが、CTOD値、衝撃値に対し良好な値が得られなかった。さらに、特公昭59−44159号公報において、Mg,Ti,Bの複合添加により従来700〜900ppm程度あった溶接金属中の酸素量を500ppm以下にし、これによって低温靱性を改善する技術が提案されたが、CTOD値、衝撃値に対し良好な値が得られなかった。
【0004】
チタニヤ系以外のフラックス入りワイヤとして、特開昭62−166098号公報においては弗化バリウム系フラックスにMn,Si,Niを添加することにより低温靱性の改善が図られている。しかしながらこのワイヤは作業性が悪く、さらにビード形状、ビード外観が悪く使用できなかった。また特開昭52−65736号公報にはNi,Cu,Mn添加により残留応力除去のための溶接後熱処理による低温靱性劣化の改善を図った発明があるが、熱処理後のCTOD特性を含む低温靱性の劣化は改善できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低温用鋼において良好なビード形状、作業性および作業能率を確保し、CTOD特性を含む低温靱性をより低温域まで確保し、残留応力除去のための溶接後熱処理によるCTOD特性を含む低温靱性劣化がなく、さらに耐蝕性を改善し、従来ワイヤの欠点を解消し、適用分野を拡大することのできるフラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するためスラグ剤をCaF2 系とし、CaF2 ,TiO2 ,Mn,Ni,Ti,B,Cu、酸化物、酸化物/弗化物、Si,Mg,Zrを同時に規定することによりCTOD特性を含む低温靱性を改善し、残留応力除去のための溶接後熱処理におけるCTOD特性を含む低温靱性の脆化を改善し、さらに耐蝕性を改善したことを特徴とする。
【0007】
すなわち本発明の要旨とするところは、鋼製外皮内にフラックスを充填してなる低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対して重量%で、CaF2 :2.5〜4.0%、TiO2 :0.4〜0.7%、Mn:0.5〜3.0%、Ni:2.6〜5.0%、Cu:0.1〜0.5%、Ti:0.01〜0.20%、B:0.001〜0.015%、酸化物≦0.9%(TiO2 を含む)、酸化物(TiO2 を含む)/弗化物(CaF2 を含む)≦0.3、さらに、Mg:0.2〜1.2%、Si:0.1〜1.5%、Zr:0.04〜0.15%の1種または2種以上を含有し、残部は鉄粉および不可避的不純物からなる充填フラックスを含有することを特徴とする低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
上述したごとく、チタニヤ系フラックス入りワイヤはビード形状が良好であり、作業性および作業効率に優れている点に最大の特徴があるが、脱酸剤であるAl,Si,Mn,Mg等を複合添加しても溶接金属中の酸素量を500ppm以下に低減できず、CTOD特性を含む低温靱性は改善できなかった。さらに、Ni,Cu,Mnを添加しても残留応力除去のための溶接後熱処理によりCTOD特性を含む低温靱性劣化は改善できなかった。そこで、本発明者等はさらに実験を重ね以下の事実を見出した。
【0009】
(1)スラグ剤をTiO2 系からCaF2 系とし、さらに酸化物量を制限することにより溶接金属中の酸素量を200〜250ppmに減少でき、CTOD特性を含む低温靱性が改善された。
【0010】
(2)CaF2 系フラックスにTiO2 ,Ti,Bを添加することにより粒内フェライトの生成核となるTi酸化物が溶接金属中に生成する。またTiがTiNとして窒素を固定し、BNの形成を妨げフリーBを形成する。これらにより粒界から成長する粒界フェライトを一部抑制し粒内フェライト組織中に一部粒界フェライトを有する組織にすることにより残留応力除去のための溶接後熱処理後のCTOD特性を含む低温靱性が一部改善した。さらに、Niを添加することにより溶接金属中のマトリックスが固溶強化され、残留応力除去のための溶接後熱処理後のCTOD特性を含む低温靱性が改善された。
【0011】
(3)Cu,Niを添加することによって、Cu,Niが溶接金属中のマトリックス内に固溶され局部電池の形成を防止し耐蝕性を改善した。
【0012】
これらにより良好なビード形状、作業性を維持し、CTOD特性を含む低温靱性を改善し、残留応力除去のための溶接後熱処理をしたときのCTOD特性を含む低温靱性が維持でき、良好な耐蝕性を得ることに成功した。以下に本発明における成分限定理由について述べる。
【0013】
CaF2 :2.5〜4.0%
CaF2 はスラグ形成剤さらに脱酸剤としての性質を示す。4.0%超では、スラグ剥離、ビード形状および作業性が悪くなる。2.5%未満では、スラグ形成剤としての作用がなく、スラグがビード全面に被らずビード形状が悪く、さらに脱酸剤としての効果がなくなるので、その範囲を2.5〜4.0%とした。
【0014】
TiO2 :0.4〜0.7%
TiO2 は溶接金属の金属組織中の粒内フェライトを形成する生成核となる効果がある。0.4%未満では、金属組織中に粒界フェライトが多量に生成し、低温靱性を劣化させ、一方0.7%超では、溶接金属中の酸素量が多く低温靱性が劣化するので、その範囲を0.4〜0.7%とした。
【0015】
Mn:0.5〜3.0%
Mnは脱酸を促進させ溶融金属の流動性を改善し、強度を改善する効果があり、さらに金属組織中の粒内フェライト生成の補助効果もある。0.5%未満では金属組織中で粒界フェライトが多量に生成し、低温靱性を劣化させる。一方3.0%超では強度が高く、金属組織がベイナイト組織となり、低温靱性が劣化する。したがってその範囲を0.5〜3.0%とした。
【0016】
Ni:2.6〜5.0%
Niは溶接金属のマトリックス中に固溶し、高靱性を得るだけでなく残留応力除去のための熱処理後の靱性劣化を抑え、さらにCuと共に添加することにより局部電池の形成を抑制し耐蝕性向上の効果が得られる。図1のグラフに示すとおり2.6%未満では高靱性は得られず、熱処理により靱性劣化が起こり、5.0%超では高温割れが発生するおそれがあるため、その範囲を2.6〜5.0%とした。
【0017】
Cu:0.1〜0.5%
CuはNiと共に添加することによってマトリックス中に固溶し、局部電池の形成を防止するため耐蝕性向上効果が得られるが、0.1%未満では耐蝕性向上効果が小さく、0.5%超では高温割れが発生するおそれがあるため、その範囲を0.1〜0.5%とした。
【0018】
Ti:0.01〜0.20%
Tiは強脱酸剤であり溶接金属の酸素量を低減させる効果がある。またTiNを形成してNを固定することによりBNの生成を防止してフリーBを確保し、オーステナイト粒界から粒界フェライトが生成するのを抑制する。しかしながら0.01%未満ではほとんどが酸化消耗してTiNの生成に寄与せず、多量の粒界フェライトの生成により靱性が劣化する。一方0.20%を超えると溶接金属の硬度が過度に上昇して靱性が劣化する。したがってTiは0.01〜0.20%とした。
【0019】
B:0.001〜0.015%
Bはγ粒界においてフリーBとすることにより、γ粒界から成長する粒界フェライトの生成を抑制し、粒内フェライト生成の補助効果がある。0.001%未満では粒界フェライトの抑制効果がなく、粒界フェライトが多量に析出し低温靱性が劣化し、一方0.015%超ではベイナイト組織になり低温靱性が劣化する。したがってその範囲を0.001〜0.015%とした。
【0020】
酸化物≦0.9%(TiO2 を含む)
本発明では、フラックス中のTiO2 の他、SiO2 ,FeO,Al23 ,ZrO2 ,CaCO3 等の酸化物を併用することができるが、酸化物の総添加量が0.9%超では溶接金属中の酸素量が増加し、低温靱性が劣化するため、酸化物の総添加量の上限を0.9%とした。
【0021】
酸化物/弗化物≦0.3
本発明では、フラックス中のCaF2 の他、MgF2 ,NaAlF2 ,K2 ZrF6 ,K2 SiF6 等の弗化物を併用することができるが、図2のグラフに示すように酸化物/弗化物>0.3では、溶接金属中の酸素量が増加し、低温靱性が劣化するため、酸化物/弗化物≦0.3とした。
【0022】
Mg:0.2〜1.2%
必要に応じて添加し、高温アーク中において酸素と反応し、ワイヤ先端の溶滴の段階で脱酸反応が行われる。その結果、脱酸生成物が溶融池内に残留せず、溶接金属中の酸素量を減少させる効果がある。しかし、0.2%未満では上記効果が不足し、1.2%超では、溶接金属中にMgが残留し低温靱性が劣化するので、その範囲を0.2〜1.2%とした。
【0023】
Si:0.1〜1.5%
必要に応じて添加するが、脱酸剤として溶接金属中の酸素量を低減させる効果がある。0.1%未満では脱酸効果が不足し、一方1.5%超では強度が高くなり低温靱性が劣化するので、その範囲を0.1〜1.5%とした。
【0024】
Zr:0.04〜0.15%
必要に応じて添加し、強脱酸剤として溶接金属中の酸素量を低減し、溶接金属の酸化を防止し、かつ粒内フェライトを多量に析出させ低温靱性を改善させる。しかし0.04%未満では粒内フェライトを多量に析出できず低温靱性改善効果がなく、一方0.15%超では炭化物を形成し、著しく低温靱性が劣化するため0.04〜0.15%とした。
【0025】
鋼製外皮としては、充填加工性の点から深絞り性の良好な冷間圧延鋼材または熱間圧延鋼材が用いられる。また、フラックスの充填率は特に限定されないが、伸線性を考慮して、ワイヤ重量に対して10〜30%の範囲が最も適当である。なお、ワイヤの断面形状には何ら制限がなく、2.0mm以下の細径の場合は比較的単純な円筒状のものがよく、また2.4〜3.2mm程度の太径ワイヤの場合は、フープの内部へ複雑に折り込んだ構造のものが一般的である。またシームレスワイヤにおいては、Cu等のメッキ処理を施すことも有効である。
【0026】
【実施例】
実施例に基づき本発明をさらに具体的に説明する。鋼製外皮を用い、外皮の中空部にフラックスを充填後、伸線し、1.2mm径に仕上げてフラックス入りワイヤを作成した。ワイヤの成分組成を表1ないし表4に、試験結果を表5、表6に示す。これらの表において、No.1〜8は比較例であり、No.9〜22は本発明の実施例である。
【0027】
【表1】
Figure 0003559806
【0028】
【表2】
Figure 0003559806
【0029】
【表3】
Figure 0003559806
【0030】
【表4】
Figure 0003559806
【0031】
【表5】
Figure 0003559806
【0032】
【表6】
Figure 0003559806
【0033】
試験溶接は上記ワイヤを用いて作業性試験用と性能試験用と2種類行った。溶接条件をそれぞれ表7、表8に示す。熱処理温度は、炉内温度を580℃に設定し、保持時間を3時間、昇温は50℃/時、降温は50℃/時で実施した(JIS Z3700に準拠)。
【0034】
【表7】
Figure 0003559806
【0035】
【表8】
Figure 0003559806
【0036】
機械的性能は常温引張試験で評価した。引張試験片は各試験体について図3の1st側(始めに溶接した側)、2nd側(裏面を削って溶接した側)の表面下6mmより採取した(JIS Z3111に準拠)。なお、引張試験の試験温度は室温(24℃)で実施した。
【0037】
低温靱性は−70℃での衝撃試験および−50℃でのCTOD試験で評価した。衝撃試験片は1st側、2nd側の表面下6mmより採取した(JIS Z3111に準拠)。CTOD試験片は溶接部中央部に疲労ノッチを入れた(BS
5762に準拠)。
【0038】
耐蝕性試験は、図3の1st側、2nd側の溶接金属中央部、表面下1mmから厚さ5mmの試験片を採取し、3%食塩水中で3ケ月間の回転浸漬試験を行った。耐蝕性試験後の測定部溶接金属の最低厚さを測定し、試験前の厚さ5mmとの差を求め、これが0.2mm以下を表5、表6において○とした。また溶接作業性試験は溶滴移行性、スパッタ、ビード形状等を総合判定し、良好なものを○とした。
【0039】
表5、表6の試験結果から明らかなように、比較例であるNo.1は、CaF2 量が少ないためスラグ被包性が悪く、酸化物/弗化物が大きいため溶接金属中の酸素量が多く、低温靱性が劣化した。またNo.2は、CaF2 量が多いため作業性が悪く、Mn量が多いため強度が高く、低温靱性が劣化した。
【0040】
No.3は、Ni量が多いため、強度が高く低温靱性が劣化した。またNo.4は、Mn,Ni量が少なく、マトリックスの固溶強化が得られないため、低温靱性が劣化した。さらに、熱処理によって低温靱性が劣化した。
【0041】
No.5は、Cuを添加しないため耐蝕性が悪く、さらにTi量が多く、Bが添加されないため、金属組織において粒界フェライトが多量に析出し、低温靱性が劣化した。またNo.6は、Ti,Bの添加がないため金属組織において粒界フェライトが多量に析出し、さらに、Ni量が少ないためマトリックスの固溶強化が得られないため低温靱性が劣化した。
【0042】
No.7は、Mnの添加がなく、Mg量が多いためスラグの粘性が大きくなり作業性が悪く、Ti量が多いため金属組織がベイナイト組織になり低温靱性が劣化した。またNo.8は、TiO2 量が多く、酸化物/弗化物が大きいため、溶接金属中の酸素量が多く、Ni添加がないため、低温靱性が劣化した。
【0043】
一方、本発明例であるNo.9〜22のワイヤでは、溶接作業性が良好であり、溶接金属中の酸素量が200〜250ppmとなり、金属組織として粒内フェライト中に一部粒界フェライトを生成させることができ、さらにNiにより溶接金属中のマトリックスが固溶強化され、低温靱性、特に−50℃でのCTOD値、−70℃での衝撃値に優れていることを確認した。さらに、残留応力除去のための熱処理後の溶接金属に対しても、低温靱性、特に−50℃でのCTOD値、−70℃での衝撃値について脆化が起こらず優れていることを確認した。また、耐蝕性にも優れていることを確認した。
【0044】
【発明の効果】
本発明の低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤは以上のように構成されており、溶接作業性に優れている。また、スラグ剤を従来のTiO2 系からCaF2 系にすることにより溶接金属中の酸素量を200〜250ppmに低減し、TiO2 ,Ti,Bの添加量を規定することにより金属組織として粒内フェライト中に一部粒界フェライトを析出させ、Niの添加量を規定することによりマトリックスが強化され、Cu,Niの添加量を規定することにより局部電池の生成を防止し、低温靱性を改善、熱処理後の低温靱性の劣化を改善また耐蝕性を改善することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ中のNi量とvE−70℃との関係を示すグラフ
【図2】ワイヤ中の酸化物量/弗化物量と溶接金属中の酸素量との関係を示すグラフ
【図3】1st側、2nd側の母材の開先形状を示す図

Claims (1)

  1. 鋼製外皮内にフラックスを充填してなる低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対して重量%で、
    CaF2 :2.5〜4.0%
    TiO2 :0.4〜0.7%
    Mn :0.5〜3.0%
    Ni :2.6〜5.0%
    Cu :0.1〜0.5%
    Ti :0.01〜0.20%
    B :0.001〜0.015%
    酸化物≦0.9%(TiO2 を含む)
    酸化物(TiO2 を含む)/弗化物(CaF2 を含む)≦0.3
    さらに、
    Mg :0.2〜1.2%
    Si :0.1〜1.5%
    Zr :0.04〜0.15%
    の1種または2種以上を含有し、残部は鉄粉および不可避的不純物からなる充填フラックスを含有することを特徴とする低温用鋼用塩基性フラックス入りワイヤ。
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