JP2018130762A - 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2018130762A
JP2018130762A JP2017248305A JP2017248305A JP2018130762A JP 2018130762 A JP2018130762 A JP 2018130762A JP 2017248305 A JP2017248305 A JP 2017248305A JP 2017248305 A JP2017248305 A JP 2017248305A JP 2018130762 A JP2018130762 A JP 2018130762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
total
stainless steel
value
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017248305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6786472B2 (ja
Inventor
正明 鳥谷部
Masaaki Toriyabe
正明 鳥谷部
飛史 行方
Takashi Namekata
飛史 行方
寛規 水田
Hironori Mizuta
寛規 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd
Publication of JP2018130762A publication Critical patent/JP2018130762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6786472B2 publication Critical patent/JP6786472B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Abstract

【課題】 強度及び靭性に優れた溶接金属性能が得られ、耐気孔欠陥性に優れ、耐食性が良好で、かつ、全姿勢溶接性が良好な二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤを提供する。【解決手段】 ワイヤ全質量に対して質量%で、Si:0.10〜1.0%、Mn:1.5〜3.5%、Ni:6.5〜10.5%、Cr:20〜24%、Mo:1.5〜3.5%、Ti:0.2〜1.5%、Al:0.05〜1.0%、N:0.08〜0.20%、C:0.04%以下を含有し、Cu:0.10%以下で、TiO2換算値:3〜7%、SiO2換算値:0.2〜2.5%、F換算値:0.1〜0.7%、Bi換算値:0.01〜0.05%を含有し、Na2O換算値及びK2O換算値の合計:0.2〜3.0%、Al2O3換算値:0.06%以下、ZrO2換算値:0.06%以下で、下記式から求められるA値が30〜37であることを特徴とする。A=[Cr]+3.3[Mo]+16[N]【選択図】 なし

Description

本発明は、二相ステンレス鋼の溶接用フラックス入りワイヤに関し、母材と同程度の強度及び靭性に優れた溶接金属性能が得られ、ブローホール等の耐気孔欠陥性に優れ、耐食性が良好で、かつ、全姿勢溶接での溶接作業性が良好な二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤに関する。
従来、SUS329J3L、SUS329J4Lに代表される二相ステンレス鋼は、優れた耐食性及び高い強度特性を持つステンレス鋼である。この二相ステンレス鋼のグレードとしては、その化学成分組織に含まれるCr、Mo、N、Wの各含有量を基にして、耐孔食性指数であるPRE(Cr+3.3Mo+16N)またはPREW(Cr+3.3(Mo+0.5W)+16N)を用いて分類されている。この二相ステンレス鋼は、耐食性が要求される化学プラント、化学機器、油井及びガス井等の耐食材料として使用され、また強度も高いことから、車両等の構造材としても広く用いられている。また近年では、耐孔食性指数の低い安価な二相ステンレス鋼の研究が進んでおり、ASTMではUNS S82122として規格化されている。
一般的に二相ステンレス鋼に適用される溶接材料は、溶接金属部の凝固偏析による局部的な耐食性の低下が考えられるため、母材より高い耐食性指数が求められる。
このような状況の中、これら二相ステンレス鋼の溶接に対応でき、かつ、全姿勢溶接性が良好なフラックス入りワイヤの開発が望まれている。しかし、Nを多く含有する二相ステンレス鋼を溶接した場合、ブローホール等の気孔欠陥が発生しやすくなるという問題点がある。加えて、立向上進溶接ではビード形状が凸状になる傾向にあり、グラインダーによる手直しを必要とする等の問題点があった。
この問題点を解決するための技術として、例えば、特許文献1には、溶接用フラックス入りワイヤ中のCr、Mo、Nの含有量を限定すると共に、スラグ剤として、TiO2、SiO2、ZrO2、Al23及びMgOの各含有量を規制することで、耐食性、低温靭性及び溶接作業性を良好にしたステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤが開示されている。しかし、特許文献1に記載されたステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤは、弗素化合物の含有量が多く、全姿勢溶接における溶接作業性も劣るという問題点があった。
また、特許文献2には、溶接用フラックス入りワイヤ中のTiO2、SiO2、ZrO2、Al23、金属Tiの含有量を限定することにより、アークが安定し、スパッタ発生量が少なく、さらにビード形状、スラグ被包性及びスラグ剥離性に優れる二相ステンレス鋼の全姿勢溶接用フラックス入りワイヤが開示されている。しかし、特許文献2に記載された二相ステンレス鋼の全姿勢溶接用フラックス入りワイヤは、Ti添加量が少ないので、立向上進溶接ではメタル垂れが発生しやすく、ビード形状も不良となる。また、Ti等の脱酸元素が不足しているため溶接金属中の酸素量が高く、溶接金属の靭性が低下してしまうという問題点があった。
特開2000−107890号公報 特開2001−138092号公報
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤに関し、母材と同程度の強度及び靭性に優れた溶接金属性能が得られ、ブローホール等の耐気孔欠陥性に優れ、耐食性が良好で、かつ、全姿勢溶接における溶接作業性が良好な二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨は、ステンレス鋼外皮内にフラックスが充填された二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、ステンレス鋼外皮とフラックスとの合計で、Si:0.10〜1.0%、Mn:1.5〜3.5%、Ni:6.5〜10.5%、Cr:20〜24%、Mo:1.5〜3.5%、Ti:0.2〜1.5%、Al:0.05〜1.0%、N:0.08〜0.20%を含有し、C:0.04%以下、Cu:0.10%以下であり、さらに、ワイヤ全質量に対して質量%で、フラックス中に、Ti酸化物のTiO2換算値の合計:3〜7%、Si酸化物のSiO2換算値の合計:0.2〜2.5%、弗素化合物のF換算値の合計:0.1〜0.7%、Bi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計:0.01〜0.05%、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値及びK2O換算値の合計:0.2〜3.0%を含有し、Al酸化物のAl23換算値の合計:0.06%以下、Zr酸化物のZrO2換算値の合計:0.06%以下であり、前記Cr、Mo、Nの含有量が下記(1)式から求められるA値が30〜37であり、残部はステンレス鋼外皮のFe分、フラックスの鉄粉、鉄合金からのFe分及び不可避不純物であることを特徴とする二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤにある。
A=[Cr]+3.3[Mo]+16[N]・・・(1)
(但し、[Cr]、[Mo]、[N]はワイヤ全質量に対する質量%)
本発明を適用した二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤによれば、二相ステンレス鋼の溶接において、母材と同程度の強度及び靭性に優れた溶接金属が得られ、ブローホール等の耐気孔欠陥性に優れ、耐食性が良好で、かつ、全姿勢溶接での溶接作業性が良好な二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤを提供することができる。
本発明者らは、上述した課題を解決するために、各種成分組成のフラックス入りワイヤを試作して詳細に検討した。その結果、フラックス入りワイヤ中のC、Ni、Cr、Mo、Al、N、Cu、Bi換算値及びZr酸化物の各含有量を適量にすることにより、溶接金属の必要な強度及び靭性を確保できることを見出した。また、Mnは溶接金属中のN固溶度を高める効果があるため、Nの歩留を向上させてオーステナイトを安定化させ、固溶強化によって溶接金属の強度を高めることも見出した。耐食性に関しては、フラックス入りワイヤ中のNi、Cr、Mo、N、Al及びZr酸化物の各含有量を適量にすることで、溶接金属のオーステナイト組織を安定化させて耐食性を改善でき、さらに、Cr、Mo、Nの各含有量を更に限定することで、耐食性をより改善できることを見出した。
一方、Mn及びNの含有量が高くなるにつれ、ブローホール等の耐気孔欠陥性が劣下するといった問題点が生じる。また溶接による再熱により、オーステナイト/フェライト粒界中にCr窒化物を生成し、溶接金属の靭性が低下して局部腐食性が劣化するといった課題も生じたため、更なる検討を加えた。その結果、フェライト生成元素であるCr、Mo、Siの各含有量の調整を行い、フェライトの晶出を安定化し、フェライト相にNを固溶させることでブローホール等の耐気孔欠陥性の向上を図ることができ、またCr窒化物の析出を低減し、靭性や局部腐食性の劣化を抑制できることを見出した。
溶接作業性に関しては、アークの安定性はNi、Ti酸化物、Si酸化物及びNa化合物及びK化合物の各含有量を適量とすることで、スラグ被包性はSi、Ti、Si酸化物及び弗素化合物の各含有量を適量とすることで、スラグ剥離性はTi、Al、N、Si酸化物、弗素化合物、Bi及びBi酸化物、Na化合物及びK化合物、Al酸化物及びZr酸化物の各含有量を適量とすることで、ビード形状及びビード外観はSi、Ti、Ti酸化物、Si酸化物及び弗素化合物の各含有量を適量とすることで良好にできることを見出した。また、Ti、Ti酸化物及びNa化合物及びK化合物の各含有量を適量とすることで、スラグの凝固速度を促進できるので、特に立向上進溶接での溶融金属の垂れ(以下、メタル垂れという。)を防止できることを見出した。
本発明は、ステンレス鋼外皮及び充填フラックスの各成分組成それぞれの単独及び共存による相乗効果によりなし得たもので、以下にそれぞれの各成分組成の添加理由及び限定理由を述べる。なお、各成分組成の含有量は、ワイヤ全質量に対する質量%で示すこととし、その質量%で示すときには単に%と記載して示すこととする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でSi:0.10〜1.0%]
Siは、ステンレス鋼外皮、金属Si、Fe−Si及びFe−Si−Mn等から添加され、一部酸化物となってスラグ被包性やビード形状を改善する効果を有する。Siが0.10%未満では、スラグ量が少なく、スラグ被包性及びビード形状が不良になると共に、ビード表面が酸化してテンパーカラーが付着してビード外観が不良になる。一方、Siが1.0%を超えると、溶融金属の粘性が低下し、ビード形状が不良になる。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でSiは0.10〜1.0%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でMn:1.5〜3.5%]
Mnは、ステンレス鋼外皮、金属Mn、Fe−Mn、Fe−Si−Mn及び窒化Mn等から添加され、溶接金属中のN固溶度を高めて強度を向上する効果があるが、Nの含有量が高くなるにつれてブローホール等の耐気孔欠陥性が劣化する。Mnが1.5%未満では、N固溶度が不十分で、固溶強化によって溶接金属の強度を高める効果が十分に得ることができず目標とする強度が得られない。一方、Mnが3.5%を超えると、耐気孔欠陥性が劣化してブローホールが発生する。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でMnは1.5〜3.5%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でNi:6.5〜10.5%]
Niは、ステンレス鋼外皮、金属Ni及びFe−Ni等から添加され、オーステナイト相を安定化させて耐食性を改善すると共に、溶接金属の靱性や強度を改善する効果を有する。Niが6.5%未満では、オーステナイトの晶出量が減少して成分偏析を招き、耐食性が不良になると共に、溶接金属の靱性が低下する。一方、Niが10.5%を超えると、オーステナイトの晶出量が増加して、フェライトの形態が変化し、溶接金属の強度が低下し、またアークが不安定となる。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でNiは6.5〜10.5%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でCr:20〜24%]
Crは、ステンレス鋼外皮、金属Cr、Fe−Cr及び窒化Cr等から添加され、溶接金属の耐食性を改善する目的で添加する。Crが20%未満では、溶接金属の耐食性を十分に得ることができない。一方、Crが24%を超えると、シグマ相が析出して脆化し、溶接金属の靭性が低下する。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でCrは20〜24%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でMo:1.5〜3.5%]
Moは、ステンレス鋼外皮、金属Mo及びFe−Mo等から添加され、溶接金属の耐食性や靭性を改善する効果を有する。Moが1.5%未満では、溶接金属の靭性が低下すると共に、耐食性を十分に得ることができない。一方、Moが3.5%を超えると、溶接金属中にシグマ相が析出して脆化して靭性が低下する。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でMoは1.5〜3.5%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でTi:0.2〜1.5%]
Tiは、ステンレス鋼外皮、金属Ti及びFe−Ti等から添加され、その殆どがアーク中で酸化反応してTiO2となってスラグとして作用し、スラグ流動性を調整してスラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状を良好にする。また、TiO2の融点が1840℃であるのに対し、Tiの融点は1660℃と融点が低いため、早い時点でスラグ化し、特に立向上進溶接でのメタル垂れを防止する効果がある。Tiが0.2%未満では、その効果が十分に得られず、立向上進溶接でメタル垂れが発生し、スラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状が不良となる。一方、Tiが1.5%を超えると、溶接ビードのなじみが悪くなり、凸状のビード形状となる。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でTiは0.2%〜1.5%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でAl:0.05〜1.0%]
Alは、ステンレス鋼外皮、金属Al及びFe−Al等から添加され、強力な脱酸元素であるので、溶接金属の靭性を高めると共に、耐食性を改善する効果がある。Alが0.05%未満では、溶接金属の靭性が低下し、耐食性も劣化する。一方、Alが1.0%を超えると、析出効果により強度過多となり靭性が低下するとともに、スラグ剥離性が不良になる。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でAlは0.05〜1.0%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でN:0.08〜0.20%]
Nは、ステンレス鋼外皮、窒化Cr及び窒化Mn等から添加され、固溶強化元素であるので、溶接金属の強度を高めると共に、耐食性を改善する効果がある。Nが0.08%未満では、溶接金属の強度が低下し、耐食性も劣化する。一方、Nが0.20%を超えると、ブローホールが発生すると共に、スラグ剥離性が不良になる。従って、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でNは0.08〜0.20%とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でC:0.04%以下]
Cは、ステンレス鋼外皮、Fe−Mn、Fe−Si−Mn及びグラファイト等から添加され、溶接金属の強度を向上する効果があるが、過剰に添加すると、Cr及びMo等と化合して炭化物を生成して靭性を低下させるので、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でCは0.04%以下とし、望ましくは0.02%以下とする。
[ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でCu:0.10%以下]
Cuは、ステンレス鋼用外皮及び金属Cu等から含有され、極微量の添加でオーステナイト組織を安定化させて溶接金属の靭性を改善する効果があるが、Cuが0.10%を超えると、Cuを含む金属間化合物を析出して溶接金属の靭性が低下するので、ステンレス鋼外皮とフラックスの合計でCuは0.10%以下とし、望ましくは0.01%以上含有させる。
[フラックス中のTi酸化物のTiO2換算値の合計:3〜7%]
Ti酸化物は、アークを安定にしてビード形状を良好にする。Ti酸化物のTiO2換算値の合計が3%未満では、アークが不安定になり、ビード形状が不良になる。また、立向上進溶接ではメタル垂れが生じやすくなる。一方、Ti酸化物のTiO2換算値の合計が7%を超えると、母材と溶接ビードとのなじみが悪くなり、凸状のビード形状となる。従って、フラックス中のTi酸化物のTiO2換算値の合計は3〜7%とする。なお、Ti酸化物は、フラックスからのルチール、酸化チタン、チタンスラグ、イルミナイト、チタン酸カリ及びチタン酸ソーダ等から添加できる。
[フラックス中のSi酸化物のSiO2換算値の合計:0.2〜2.5%]
Si酸化物は、アークを安定にすると共に、スラグの流動性を調整してスラグ剥離性及びビード形状を良好にする効果がある。Si酸化物のSiO2換算値の合計が0.2%未満では、アークが不安定となり、スラグ剥離性及びビード形状が不良となる。一方、Si酸化物のSiO2換算値の合計が2.5%を超えると、スラグが流れやすくなり、スラグ被包性が不良となる。従って、フラックス中のSi酸化物のSiO2換算値の合計は0.2〜2.5%とする。なお、Si酸化物は、フラックスからの硅砂、硅石の他、カリ長石、ジルコンサンド、珪酸ソーダ等から添加できる。
[フラックス中の弗素化合物のF換算値の合計:0.1〜0.7%]
弗素化合物は、スラグ融点を調整し、スラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状を良好とする効果がある。弗素化合物のF換算値の合計が0.1%未満では、スラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状が不良になる。一方、弗素化合物のF換算値の合計が0.7%を超えると、スラグの融点が著しく低下し、ビード形状が不良となる。従って、フラックス中の弗素化合物のF換算値の合計は0.1〜0.7%とする。なお、弗素化合物は、フラックスからのNaF、LiF、CaF2、AlF3、K2ZrF6、K2SiF6等から添加でき、F換算値はそれらに含有するFの含有量の合計である。
[フラックス中のBi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計:0.01〜0.05%]
Biは、多層盛溶接において溶接スラグの溶接金属からの剥離を促進して、スラグ剥離性を良好にする。Bi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計が0.01%未満であると、スラグ剥離を促進する効果が不十分である。一方、Bi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計が0.05%を超えると、溶接金属に割れが生じる場合があり、また靭性が低下する。従って、フラックスのBi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計は0.01〜0.05%とする。なお、Bi及びBi酸化物は、金属Bi等の合金粉末や酸化Bi等から添加できる。
[フラックスに含有するNa化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計:0.2〜3.0%]
Na化合物及びK化合物は、アーク安定剤及びスラグ形成剤としてとして作用する。Na化合物及びK化合物のNa2O換算値及びK2O換算値の合計が0.2%未満であると、アークが不安定となりスパッタの発生量が多くなる。また、ビード外観も不良になる。一方、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値及びK2O換算値の合計が3.0%を超えると、ヒュームの発生量が多くなるとともにスラグ剥離性が不良となる。また、立向上進溶接ではメタル垂れが生じやすくなる。従って、フラックスに含有するNa化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計は0.2〜3.0%とする。なお、Na化合物及びK化合物は、珪酸ソーダや珪酸カリ、珪酸リチウムからなる水ガラスの固質成分、カリ長石、弗化ソーダや珪弗化カリ、弗化リチウム等の粉末から添加できる。
[フラックス中のAl酸化物のAl23換算値の合計:0.06%以下]
Al酸化物は、フラックス中のTi酸化物、カリ長石、硅砂等の不純物として不可避に含有され、Al23換算値の合計が0.06%を超えると、母材または溶接金属中のC、N、Sと結合して固いスラグを生成し、ビード表面にスラグが焼付いてスラグ剥離性を不良にするので、フラックス中のAl酸化物のAl23換算値の合計は0.06%以下とする。なお、Al酸化物は、必須の成分ではなく、含有率がAl23換算値の合計で0%とされても良い。
[フラックス中のZr酸化物のZrO2換算値の合計:0.06%以下]
Zr酸化物は、Ti酸化物、カリ長石、硅砂の不純物として不可避に含有され、Nとの親和力が高いので、ZrO2換算値の合計が0.06%超えると、Nと結合して強固なスラグを生成し、ビード表面にスラグが焼付いてスラグ剥離性を不良にする。また、溶接金属中にNと反応して窒化物を生成するので、溶接金属中の固溶Nが減少して耐食性が不良になり、靭性も低下するので、フラックス中のZr酸化物のZrO2換算値の合計は0.06%以下とする。なお、Zr酸化物は、必須の成分ではなく、ZrO2換算値の合計で0%とされても良い。
[A値:30〜37]
前記Cr、Mo及びNの含有量が下記(1)式で求められるA値で30〜37の範囲に限定することにより、安定した不動態被膜が生成され、溶接金属の耐食性を向上できる。A値が30未満では、この効果が十分得られず、溶接金属の耐食性が不良になる。一方、A値が37を超えると、Cr、Moの含有量が増加し、シグマ相が析出して脆化し、溶接金属の靭性が低下する。従って、A値は30〜37とする。
A=[Cr]+3.3[Mo]+16[N]・・・(1)
(但し、[Cr]、[Mo]、[N]はワイヤ全質量に対する質量%)
残部は、Fe分及び不可避不純物である。Fe分はステンレス鋼外皮のFe分、フラックスの鉄粉、鉄合金(Fe−Si、Fe−Mn、Fe−Si−Mn等のフェロアロイ)などからのFe分である。不可避不純物は、P、S等の不可避に混入される不純物であり、耐割れ性の観点から、Pは0.040%以下、Sは0.020%以下が好ましい。
以上、本発明の二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤの成分組成の限定理由を述べたが、二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤの製造方法について、以下説明する。例えば、ステンレス鋼外皮を帯鋼から管状に成形する場合には、配合、混合、撹拌、乾燥した充填フラックスをU形に成形した溝に満たした後に丸形に成形し、所定のワイヤ径まで伸線する。この際、成形したステンレス鋼外皮シームを溶接することで、シームレスタイプの二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤとすることもできる。また、ステンレス鋼外皮がパイプの場合には、パイプを振動させてフラックスを充填し、所定のワイヤ径まで伸線することができる。
また、充填するフラックスは、供給、充填が円滑に行えるように、固着剤(珪酸カリ及び珪酸ソーダの水溶液)を添加、造粒して用いることもできる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
表1に示す化学成分のステンレス鋼外皮を用い、ステンレス鋼外皮の帯鋼をU字型に成形してフラックスを充填し、ステンレス鋼外皮の合わせ目を溶接して縮径、焼鈍し、表2に示す各種組成の二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤを試作した。ワイヤ径は1.2mm、フラックス充填率は18〜28%とした。
Figure 2018130762
Figure 2018130762
これら試作ワイヤを用いて、溶接作業性、溶着金属性能、耐気孔欠陥性及び耐食性について調査を行った。
溶着金属試験は、表3に示す板厚20mmの二相ステンレス鋼板を用い、JIS Z 3111に準拠して開先角度20°、ルート間隔16mmの試験体に、表4に示す溶接条件で試験を行った。
Figure 2018130762
Figure 2018130762
溶接作業性の評価は、表3に示す板厚20mmの二相ステンレス鋼板をT字に組み、表4に示す溶接条件で立向上進すみ肉溶接を行い、アーク安定性、メタル垂れの有無、スラグ被包性、スラグ剥離性、ビード形状及びビード外観について目視で調査した。
溶着金属性能の評価は、JIS Z 3111に準じて溶着金属試験を行い、溶着金属の厚板方向の中心部から引張試験片(A0号)及び衝撃試験片(Vノッチ試験片)を採取し、引張試験及び衝撃試験を実施した。引張強さの評価は、690MPa以上を良好とした。靭性の評価は、試験温度−20℃でシャルピー衝撃試験を行い、吸収エネルギーが3本の平均値で35J以上を良好とした。
耐欠陥性及び耐割れ性の評価は、溶着金属試験後の溶接試験体を、JIS Z 3106に準拠してX線透過試験を実施し、ブローホール及び溶接割れの有無を調査した。
耐食性の評価は、溶着金属試験後の溶接試験体に、ASTM G48 METHOD Eに準拠して腐食試験を行い、臨界孔食発生温度(以下、CPTという。)が25℃以上を良好とした。それらの結果を表5にまとめて示す。
Figure 2018130762
表2及び表5中のワイヤNo.1〜14が本発明例、ワイヤNo.15〜30は比較例である。本発明であるワイヤNo.1〜14は、ステンレス鋼外皮とフラックスとの合計のC、Si、Mn、Ni、Cr、Mo、Ti、Al、N、C、Cu及びフラックス中のTiO2換算値の合計、SiO2換算値の合計、F換算値の合計、Bi換算値の合計、Na2O換算値及びK2O換算値の合計、Al23換算値の合計、ZrO2換算値の合計及び前記Cr、Mo、Nから求められるA値が適正であるので、溶接作業性が良好で、ブローホールは無く、CPTも25℃以上であった。また、溶着金属の引張強さ及び吸収エネルギーも良好であり、極めて満足な結果であった。
ワイヤNo.15は、Siが少ないので、スラグ被包性、ビード形状及びビード外観が不良であった。また、Cuが多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低かった。
ワイヤNo.16は、Siが多いので、ビード形状が不良であった。また、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計が少ないので、アークが不安定でスパッタ発生量も多く、ビード外観も不良であった。
ワイヤNo.17は、Mnが少ないので、溶着金属の引張強さが低かった。また、Al23換算値の合計が多いので、スラグ剥離性が不良であった。さらに、Bi換算値が多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低く、溶着金属に割れも生じた。
ワイヤNo.18は、Niが少ないので、CPTが低く、溶着金属の靭性も低かった。また、Mnが多いので、ブローホールが発生した。さらに、SiO2換算値の合計が多いので、スラグ被包性が不良であった。
ワイヤNo.19は、Crが少ないので、CPTが低かった。また、Niが多いので、アークが不安定で、溶着金属の引張強さが低かった。さらに、TiO2換算値の合計が多いので、ビード形状が不良であった。
ワイヤNo.20は、Nが多いので、スラグ剥離性が不良で、ブローホールが発生した。また、TiO2換算値の合計が少ないので、アークが不安定で、ビード形状が不良となるとともにメタル垂れが生じた。
ワイヤNo.21は、Moが少ないので、溶着金属の吸収エネルギーが低く、CPTも低かった。また、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計が多いので、ヒュームの発生量が多くなるとともにスラグ剥離性が不良となり、メタル垂れも生じた。
ワイヤNo.22は、Moが多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低かった。また、SiO2換算値の合計が少ないので、アークが不安定で、スラグ剥離性及びビード形状が不良であった。
ワイヤNo.23は、Crが多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低かった。また、Tiが少ないので、メタル垂れが発生し、スラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状が不良であった。
ワイヤNo.24は、Tiが多いので、ビード形状が不良であった。また、ZrO2換算値の合計が多いので、スラグ剥離性が不良で、溶着金属の吸収エネルギーが低く、CPTが低かった。
ワイヤNo.25は、Nが少ないので、溶着金属の引張強さが低く、CPTが低かった。
ワイヤNo.26は、Alが少ないので、溶着金属の吸収エネルギーが低く、CPTが低かった。また、F換算値の合計が少ないので、スラグ被包性、スラグ剥離性及びビード形状が不良であった。
ワイヤNo.27は、Alが多いので、スラグ剥離性が不良で、溶着金属の吸収エネルギーが低くかった。また、F換算値の合計が多いので、ビード形状が不良であった。
ワイヤNo.28は、Cが多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低かった。また、Bi換算値の合計が少ないので、スラグ剥離性が不良であった。
ワイヤNo.29は、A値が低いので、CPTが低かった。
ワイヤNo.30は、A値が高いので、溶着金属の吸収エネルギーが低かった。

Claims (1)

  1. ステンレス鋼外皮内にフラックスが充填された二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤにおいて、
    ワイヤ全質量に対する質量%で、ステンレス鋼外皮とフラックスとの合計で、
    Si:0.10〜1.0%、
    Mn:1.5〜3.5%、
    Ni:6.5〜10.5%、
    Cr:20〜24%、
    Mo:1.5〜3.5%、
    Ti:0.2〜1.5%、
    Al:0.05〜1.0%、
    N:0.08〜0.20%を含有し、
    C:0.04%以下、
    Cu:0.10%以下であり、
    さらに、ワイヤ全質量に対して質量%で、フラックス中に、
    Ti酸化物のTiO2換算値の合計:3〜7%、
    Si酸化物のSiO2換算値の合計:0.2〜2.5%、
    弗素化合物のF換算値の合計:0.1〜0.7%、
    Bi及びBi酸化物の一方または両方のBi換算値の合計:0.01〜0.05%、
    Na化合物及びK化合物のNa2O換算値及びK2O換算値の合計:0.2〜3.0%を含有し、
    Al酸化物のAl23換算値の合計:0.06%以下、
    Zr酸化物のZrO2換算値の合計:0.06%以下であり、
    前記Cr、Mo、Nの含有量が下記(1)式から求められるA値が30〜37であり、残部はステンレス鋼外皮のFe分、フラックスの鉄粉、鉄合金からのFe分及び不可避不純物であることを特徴とする二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ。
    A=[Cr]+3.3[Mo]+16[N]・・・(1)
    (但し、[Cr]、[Mo]、[N]はワイヤ全質量に対する質量%)
JP2017248305A 2017-02-14 2017-12-25 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ Active JP6786472B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024723 2017-02-14
JP2017024723 2017-02-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018130762A true JP2018130762A (ja) 2018-08-23
JP6786472B2 JP6786472B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=63247874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017248305A Active JP6786472B2 (ja) 2017-02-14 2017-12-25 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6786472B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110170770A (zh) * 2019-07-03 2019-08-27 南京工业大学 一种双相不锈钢焊接活性剂及焊接方法
CN110842394A (zh) * 2019-11-12 2020-02-28 北京金威焊材有限公司 高抗裂和抗气孔性的酸性红药皮不锈钢焊条
JP2020131234A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 日鉄溶接工業株式会社 セルフシールドアーク溶接用ステンレス鋼フラックス入りワイヤ
CN116372417A (zh) * 2023-02-07 2023-07-04 中国机械总院集团哈尔滨焊接研究所有限公司 一种配套使用的高耐应力腐蚀双相不锈钢埋弧药芯焊带和焊剂及其制备和应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221292A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
WO2009145347A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 新日鐵住金ステンレス株式会社 凝固結晶粒を微細にする二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2015036151A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 日鐵住金溶接工業株式会社 2電極水平すみ肉co2ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2017131912A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 日鐵住金溶接工業株式会社 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2017148821A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社神戸製鋼所 2相ステンレス鋼向けアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび溶接金属

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221292A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
WO2009145347A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 新日鐵住金ステンレス株式会社 凝固結晶粒を微細にする二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2015036151A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 日鐵住金溶接工業株式会社 2電極水平すみ肉co2ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2017131912A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 日鐵住金溶接工業株式会社 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2017148821A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社神戸製鋼所 2相ステンレス鋼向けアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび溶接金属

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020131234A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 日鉄溶接工業株式会社 セルフシールドアーク溶接用ステンレス鋼フラックス入りワイヤ
CN110170770A (zh) * 2019-07-03 2019-08-27 南京工业大学 一种双相不锈钢焊接活性剂及焊接方法
CN110842394A (zh) * 2019-11-12 2020-02-28 北京金威焊材有限公司 高抗裂和抗气孔性的酸性红药皮不锈钢焊条
CN116372417A (zh) * 2023-02-07 2023-07-04 中国机械总院集团哈尔滨焊接研究所有限公司 一种配套使用的高耐应力腐蚀双相不锈钢埋弧药芯焊带和焊剂及其制备和应用
CN116372417B (zh) * 2023-02-07 2023-11-03 中国机械总院集团哈尔滨焊接研究所有限公司 一种配套使用的双相不锈钢埋弧药芯焊带和焊剂及其制备和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP6786472B2 (ja) 2020-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6599781B2 (ja) 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP5138242B2 (ja) 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP5289999B2 (ja) 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2014113615A (ja) 炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP6786472B2 (ja) 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP6322093B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2015217393A (ja) 炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP6566928B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP5706354B2 (ja) 二相ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒
JP6434381B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP6017406B2 (ja) セルフシールドアーク溶接用ステンレス鋼フラックス入りワイヤ
JP6110800B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP6140069B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP6794295B2 (ja) 9%Ni鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP5409459B2 (ja) オーステナイト系ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP5417098B2 (ja) 低温用鋼のサブマージアーク溶接方法
JP5431373B2 (ja) 二相ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2020168651A (ja) 9%Ni鋼溶接用被覆アーク溶接棒
JP2020131234A (ja) セルフシールドアーク溶接用ステンレス鋼フラックス入りワイヤ
JP2017170515A (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP6786431B2 (ja) 炭酸ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ
JP2021115596A (ja) 亜鉛めっき鋼板溶接用フラックス入りワイヤ
JP2020142277A (ja) 耐候性鋼のAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP7323497B2 (ja) フラックス入りワイヤ
JP7175784B2 (ja) 高張力鋼の炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6786472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250