JP3559326B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、映像信号及び音声信号を記録した光ディスクを再生する光ディスク再生装置に関し、特にマクロフォン等の音声入力装置より入力した音声と再生音声とを合成して出力可能な光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオデータ及びオーディオデータを記録した光ディスクを再生する光ディスク再生装置が、例えばカラオケ用の再生システム等として汎用化されている。図6は従来のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図である。このカラオケ再生システムにおいて、ピックアップ12によって光ディスク11から読み取られた信号は同期復調部13にてデータの同期がとられ復調される。復調データはデータ分離部14でビデオデータとオーディオデータに分離される。分離出力されたビデオデータはビデオデコード部15にてデコード後、ビデオ出力部16を通して出力される。一方、オーディオデータはオーディオデコード部17にてデコード後、マイクロフォン等の音声入力装置18より入力された音声信号とミキシング出力部19にてミキシングされて出力される。
【0003】
ところで、カラオケディスクに記録されているオーディオデータは、通常、ボーカル音声を除いたカラオケ演奏データのみである。しかし、使用者がある曲をこれからマスターしようとする場合等においては、手本となるボーカル音声も聞きたいという要望がある。そこで、カラオケ演奏データのみからなるオーディオチャネルとボーカル付きカラオケ演奏データからなるオーディオチャネルをディスクに記録しておき、使用者が自由に再生すべきオーディオチャネルを選択できるような方式が考えられる。しかしこの方式では、曲の途中で使用者自身がチャネルを切り換える操作を行わねばならず、操作が面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような課題を解決するためのもので、使用者の歌唱を効果的に補助することのできる光ディスク再生装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)は上記した目的を達成するために、少なくとも映像信号と第1チャネル、第2チャネル及び第3チャネルの各音声信号とが記録され、第1チャネルの音声信号は演奏情報からなり、第2チャネルの音声信号は歌唱情報及び演奏情報からなり、第3チャネルの音声信号はメロディライン情報および演奏情報からなる光ディスクを再生する光ディスク再生装置において、外部から音声信号を入力する音声入力手段と、この音声入力手段より入力された音声信号のレベルと第1のしきい値およびこの第1のしきい値より大きい第2のしきい値との大小関係を判定する音声レベル判定手段と、この音声レベル判定手段によって入力音声信号レベルが第2のしきい値以上であることが判定された期間は第1チャネルを選択し、入力音声信号レベルが第1のしきい値以上でかつ第2のしきい値未満であることが判定された期間は第3チャネルを選択し、入力音声信号レベルが第1のしきい値未満であることが判定された期間は第2チャネルを選択する音声チャネル選択手段と、この音声チャネル選択手段にて選択された音声チャネルの再生信号と音声入力手段より入力された音声信号とを合成して出力する音声合成出力手段とを具備してなる。
【0006】
本発明(請求項2)は上記した目的を達成するために、少なくとも映像信号と第1チャネル、第2チャネル及び第3チャネルの各音声信号とが記録され、第1チャネルの音声信号は演奏情報からなり、第2チャネルの音声信号は歌唱情報及び演奏情報からなり、第3チャネルの音声信号はメロディライン情報および演奏情報からなる光ディスクを再生する光ディスク再生装置において、外部から音声信号を入力する音声入力手段と、この音声入力手段より入力された音声信号のレベルとしきい値との大小関係を判定する音声レベル判定手段と、この音声レベル判定手段によって入力音声信号レベルがしきい値未満であることが判定された期間と歌唱情報に基づく歌唱音声の発生期間との重なり時間と、第1の所定時間およびこの第1の所定時間より長い第2の所定時間との長短関係を判定する時間判定手段と、この時間判定手段により重なり時間が第1の所定時間より短いことが判定された場合は第1チャネルを選択し、重なり時間が第1の所定時間より長くかつ第2の所定時間より短いことが判定された場合は第3チャネルを選択し、重なり時間が第2の所定時間より長いことが判定された場合は第2チャネルを選択する音声チャネル選択手段と、この音声チャネル選択手段にて選択された音声チャネルの再生信号と音声入力手段より入力された音声信号とを合成して出力する音声合成出力手段とを具備してなる。
【0010】
【作用】
本発明(請求項1)においては、入力音声信号のレベルが最も低い範囲(第1のしきい値未満)にある場合には、歌唱情報+演奏情報(第2チャネル)を選択し、音声信号のレベルが次に低い範囲(第1のしきい値以上かつ第2のしきい値未満)である場合には、メロディライン情報+演奏情報(第3チャネル)を選択することで、使用者の歌唱を二種類の方法で効果的に補助することができる。
【0011】
本発明(請求項2)においては、入力音声信号レベルがしきい値未満であることが判定された期間と歌唱情報に基づく歌唱音声の発生期間との重なり時間が最も長い範囲(第2の所定時間より長い)にある場合には演奏情報(第1チャネル)を選択し、重なり時間が次に長い範囲(第1の所定時間より長くかつ第2の所定時間より短い)である場合には、メロディライン情報+演奏情報(第3チャネル)を選択することで、使用者の歌唱を二段階のレベルで効果的に補助することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の第1実施例の光ディスク再生装置としてのカラオケ再生システムの構成を示すブロック図である。
【0016】
このカラオケ再生システムによって再生される光ディスク21には複数(この例では2つ)チャネルのオーディオデータが記録されている。例えば、第1のオーディオチャネルデータは通常のカラオケ演奏データであり、第2のオーディオチャネルデータはボーカル付きカラオケ演奏データ(ボーカル音声データ+カラオケ演奏データ)である。
【0017】
本実施例のカラオケ再生システムは、ピックアップ22、同期復調部23、データ分離部24、ビデオデコード部25、ビデオ出力部26、オーディオデコード部27、オーディオチャネル選択部28、オーディオミキシング出力部29、音声入力装置30、スイッチON/OFF判別部31、及びレベル判定部32を有して構成される。
【0018】
以上の構成において、スイッチON/OFF判別部31は、マイクロフォン等の音声入力装置30における入力スイッチのON/OFF状態を判別するものであり、その判別結果はオーディオチャネル選択部28に出力される。レベル判定部32は、音声入力装置30より入力された音声信号のレベルをしきい値と比較し、入力音声信号レベルがしきい値以上であるか否かを示す信号をオーディオチャネル選択部28に出力する。オーディオチャネル選択部28は、スイッチON/OFF判別部31及びレベル判定部32の出力信号に基づき再生オーディオチャネルを選択する処理を行う部分である。
【0019】
次にこのシステムの動作を説明する。
【0020】
ピックアップ22によって光ディスク21から読み取られた信号は同期復調部23にてデータの同期がとられ復調される。復調データはデータ分離部24でビデオデータとオーディオデータに分離される。データ分離部24より分離出力されたビデオデータはビデオデコード部25にてデコード後、ビデオ出力部26を通して出力される。一方、データ分離部24より分離出力された複数チャネル分のオーディオデータ(カラオケ演奏データA,ボーカル付きカラオケ演奏データB)は、オーディオデコード部27にてそれぞれデコード後、オーディオチャネル選択部28を介してオーディオミキシング出力部29に供給され、このミキシングオーディオ出力部29にて、音声入力装置30より入力された使用者の音声信号とミキシングして出力される。
【0021】
スイッチON/OFF判別部31は、音声入力装置30に設けられた、使用者によって切替可能なON/OFFスイッチの状態を判別し、その結果をオーディオチャネル選択部28に出力する。使用者は、カラオケを楽しむ際に上記ON/OFFスイッチをON状態にして音声入力装置30より音声を入力する。音声入力装置30より入力された音声信号は上記オーディオミキシング出力部29に出力されると共にレベル判定部32に送られる。レベル判定部32は、入力音声信号のレベルがしきい値以上であるかどうかを判定し、その結果をオーディオチャネル選択部28に出力する。
【0022】
そしてオーディオチャネル選択部28は、スイッチON/OFF判別部31及びレベル判定部32の各出力に基づき次のように再生オーディオチャネルの選択を行う。
【0023】
スイッチON/OFF判別部31によってスイッチOFF状態が判別された場合、オーディオチャネル選択部28はオーディオデータB(ボーカル付きカラオケ演奏データ)を選択する。この時、当然ながら使用者から音声入力はなく、オーディオミキシング出力部29からはディスク21から再生されたボーカル付きカラオケ演奏のみが音声出力される。
【0024】
スイッチON/OFF判別部31によってスイッチON状態が判別された場合、オーディオチャネル選択部28はレベル判定部32の判定結果に基づき次のように再生オーディオチャネルを選択する。即ち、オーディオチャネル選択部28は、入力音声信号レベルがしきい値以上である場合にオーディオデータA(カラオケ演奏データ)を選択し、通常のカラオケ再生動作、つまりカラオケ演奏データと入力音声信号とをオーディオミキシング出力部29にてミキシングして出力せしめる。また、入力音声信号レベルがしきい値未満である場合はスイッチOFF時と同様、オーディオチャネル選択部28はオーディオデータBを選択し、オーディオミキシング出力部29よりボーカル付きカラオケ演奏を音声出力させる。
【0025】
ここで、上記のしきい値を、使用者が歌うことを実質的に断念してしまったような場合(小声で歌い始めたり、沈黙してしまった場合等)にオーディオチャネル選択部28にてオーディオデータB(ボーカル付きカラオケ演奏データ)が選択されるような値に設定しておけば、使用者に対しその手本となるボーカル音声を最適なタイミングで聴取せしめて使用者の歌唱を補助することができる。
【0026】
上記の動作では、光ディスクに第1のオーディオチャネルデータとしてカラオケ演奏データを記録し、第2のオーディオチャネルデータとしてボーカル付きカラオケ演奏データを記録したものについて説明したが、本発明は、3つ以上のオーディオチャネルを記録した光ディスクから1つのオーディオチャネルを選択し、そのオーディオデータを再生出力するように構成したものである。
【0027】
その例として、第1のオーディオチャネル及び第2のオーディオチャネルとして先の実施例と同様にカラオケ演奏データA及びボーカル付きカラオケ演奏データBを記録し、第3のオーディオチャネルとしてメロディライン付きのカラオケ演奏データCを記録した光ディスクを再生するシステムについて説明する。メロディライン付きのカラオケ演奏データCとは、肉声のボーカル音声ではないが、ボーカルパートのメロディラインを肉声以外の音で奏でたものである。
【0028】
この場合、レベル判定部32の音声信号レベルのしきい値を2つ以上設定することで対応することができる。2つのしきい値をp,q(但しp<q)とすると、例えば、音声入力装置30の入力スイッチがONで入力音声信号レベルがq以上の時はカラオケ演奏データAを出力し、上記入力スイッチがONで入力音声信号レベルがp以上q未満の時はメロディライン付きカラオケ演奏データCを出力し、上記入力スイッチがONで入力音声信号レベルがp未満の時はボーカル付きカラオケ演奏データBを出力するように構成する。
【0029】
図2は本発明の参考例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図である。本参考例システムの特徴は、レベル判定部32とオーディオチャネル選択部28との間にカウンタ33を介在された点にある。このカウンタ33は、レベル判定部32にて入力音声信号レベルがしきい値未満になったことを示すレベル判定信号を入力した回数をカウントし、一定時間内にそのカウント値が所定の値に達してから、例えば、レベル判定部32より入力音声信号レベルがしきい値以上になったことを示すレベル判定信号を入力するまでの間はオーディオチャネル選択部28に対してオーディオデータB(ボーカル付きカラオケ演奏データ)の選択を指示する信号を出力し、その他の期間はオーディオデータA(カラオケ演奏データ)を選択する信号を出力する。
【0030】
また、変形例として、一定時間内にカウント値が所定の値に達してから、所定時間が経過するまで、或いは、曲の最後まで、オーディオデータBを選択し続けるように構成してもよい。
【0031】
図3は本発明の第2実施例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図である。このシステムにおいて再生の対象となる光ディスク41には、複数チャネルのオーディオデータとして、前述したカラオケ演奏データA、ボーカル付きカラオケ演奏データB及びメロディライン付きカラオケ演奏データCが記録されているものとする。
【0032】
このシステムは、マイクロフォン等の音声入力装置50における入力スイッチのON/OFF状態を判別するスイッチON/OFF判別部51と、上記音声入力装置50より入力された音声信号のレベルをしきい値と比較して入力音声信号レベルがしきい値以上であるか否かを示す信号を出力するレベル判定部52と、レベル判定部52で入力音声レベルがしきい値未満であることが判定された期間と本来ボーカルが挿入される期間との重なり時間を求め、その重なり時間の長さの程度を2つのしきい値を基に判定する時間判定部53と、スイッチON/OFF判別部51及び時間判定部53の出力信号に基づき再生オーディオチャネルを選択するオーディオチャネル選択部48とを具備して構成される。その他の構成は図1に示した第1実施例と同じである。
【0033】
次に、このカラオケ再生システムの動作を説明する。
【0034】
ピックアップ42によって光ディスク41から読み取られた信号は同期復調部43にてデータの同期がとられ復調される。復調データはデータ分離部44でビデオデータとオーディオデータに分離される。データ分離部44より分離出力されたビデオデータはビデオデコード部45にてデコード後、ビデオ出力部46を通して出力される。一方、データ分離部44より分離出力された複数チャネル分のオーディオデータ(カラオケ演奏データA,ボーカル付きカラオケ演奏データB,メロディライン付きカラオケ演奏データC)は、オーディオデコード部47にてそれぞれデコード後、オーディオチャネル選択部48を介してオーディオミキシング出力部49に供給され、このミキシングオーディオ出力部49にて、音声入力装置50より入力された使用者の音声信号とミキシングして出力される。スイッチON/OFF判別部51は、音声入力装置50に設けられた、使用者によって切替可能なON/OFFスイッチの状態を判別し、その結果をオーディオチャネル選択部48に出力する。使用者は、カラオケを楽しむ際に上記ON/OFFスイッチをON状態にして音声入力装置50より音声を入力する。音声入力装置50より入力された音声信号は上記オーディオミキシング出力部49に出力されると共にレベル判定部52に送られる。レベル判定部52は、入力音声信号のレベルがしきい値以上であるかどうかを判定し、その結果を時間判定部53に出力する。時間判定部53はレベル判定部52で入力音声信号レベルがしきい値未満であることが判定された期間と本来ボーカル音声が発生すべき期間とが重なる時間を求め、その重なり時間の程度をしきい値を基に次のようにして判定する。
【0035】
図4はこの時間判定部53の動作を説明するためのタイミングチャートである。同図において、(a)は本来のボーカル音声の発生有無期間、(b)は使用者からの音声入力の有無期間、(c)はレベル判定部52の出力信号波形であり、入力音声レベルがしきい値未満である時“L”レベルとなる。
【0036】
ここで、本来ボーカル音声が発生すべき期間に入力音声信号のレベル不足が判定された場合、時間判定部53はタイマーを起動してその継続時間(重なり時間)Δtを計時する。そしてこの継続時間Δtと2つのしきい値t1 、t2 (但しt1 <t2 )とを比較する。この比較の結果、Δt<t1 の場合、時間判定部53はオーディオチャネル選択部48に対しカラオケ演奏データAの選択を指示するための信号を出力する。またt1 <Δt<t2 の場合、時間判定部53はオーディオチャネル選択部48に対しメロディライン付きカラオケ演奏データCの選択を指示するための信号を出力する。さらにt2 <Δtの場合、時間判定部53はオーディオチャネル選択部48に対しボーカル付きカラオケ演奏データBの選択を指示するための信号を出力する。
【0037】
ボーカル付きカラオケ演奏データBまたはメロディライン付きカラオケ演奏データCが選択された場合、所定時間が経過するまで、或いは、曲の最後まで、そのチャネルデータが再生出力される。
【0038】
なお、本実施例において、本来のボーカル音声の発生有無期間の検出は、例えば、デコード後のカラオケ演奏データAとボーカル付きカラオケ演奏データBとを比較してボーカル音声成分に相当する差分が両データ間に発生した期間を検出することによって可能である。
【0039】
図5は本発明の他の参考例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図である。
【0040】
このカラオケ再生システムによって再生される光ディスク61には複数(この例では2つ)のオーディオチャネルデータが記録されており、例えば第1のオーディオチャネルデータは通常のカラオケ演奏データAであり、第2のオーディオチャネルデータはボーカル音声データ(演奏データなし)Bである。
【0041】
本参考例のカラオケ再生システムは、マイクロフォン等の音声入力装置70における入力スイッチのON/OFF状態を判別するスイッチON/OFF判別部71と、上記音声入力装置70より入力された音声信号のレベルをしきい値と比較して入力音声レベルがしきい値以上であるか否かを示す信号を出力するレベル判定部72と、スイッチON/OFF判別部71及びレベル判定部72の出力信号に基づき第2のオーディオチャネルデータ(ボーカル音声データB)の再生出力レベルを制御する音声レベル制御部73と、音声レベル制御部73によって再生出力レベルが制御されたボーカル音声データBとカラオケ演奏データAとをミキシングするミキシング部74とを具備して構成されている。その他の構成は図1に示した第1実施例と同じである。
【0042】
次に、このカラオケ再生システムの動作を説明する。
【0043】
ピックアップ62によって光ディスク61から読み取られた信号は同期復調部63にてデータの同期がとられ復調される。復調データはデータ分離部64でビデオデータとオーディオデータに分離される。データ分離部64より分離出力されたビデオデータはビデオデコード部65にてデコード後、ビデオ出力部66を通して出力される。一方、データ分離部64より分離出力された複数チャネル分のオーディオデータ(カラオケ演奏データA,ボーカル音声データB)は、オーディオデコード部27にてそれぞれデコードされる。デコーダ後のカラオケ演奏データAはミキシング部74に、デコード後のボーカル音声データBは音声レベル制御部73を介してミキシング部74にそれぞれ供給されミキシングされてオーディオミキシング出力部69に供給される。そしてこのミキシングオーディオ出力部69にて、音声入力装置70より入力された使用者の音声信号とミキシングして出力される。
【0044】
ここで、音声レベル制御部73は、スイッチON/OFF判別部71及びレベル判定部72の出力信号に基づき第2のオーディオチャネルデータ(ボーカル音声データB)の再生出力レベルを制御する動作を次のように行う。
【0045】
スイッチON/OFF判別部71によってスイッチOFF状態が判別された場合、音声レベル制御部73はボーカル音声データBの再生出力レベルを100%に設定し、ミキシング部74よりカラオケ演奏データAとボーカル音声データBのミキシング音声を出力せしめるように制御する。
【0046】
スイッチON/OFF判別部71によってスイッチON状態が判別された場合、音声レベル制御部73はレベル判定部72の判定結果に基づき次のように制御を行う。即ち、音声レベル制御部73は、入力音声信号レベルがしきい値以上である場合にボーカル音声データBの再生出力レベルを0%に設定し、ミキシング部74からカラオケ演奏データAのみを出力せしめるように制御する。また、入力音声信号レベルがしきい値未満である場合、音声レベル制御部73はボーカル音声データBの再生出力レベルを50%に設定し、ミキシング部74からカラオケ演奏データAとこのカラオケ演奏より音の大きさが半分のボーカル音声データBのミキシング音声を出力せしめるように制御する。
【0048】
また、前記実施例では、光ディスクに第1のオーディオチャネルとして通常のカラオケ演奏データAを、第2のオーディオチャネルとしてボーカル音声データBを記録したものについて説明したが、第2のオーディオチャネルとしてコーラスやある楽器のパートのみのデータを記録したものについても同様に適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の光ディスク再生装置によれば、使用者の歌唱を効果的に補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光ディスク再生装置としてのカラオケ再生システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の参考例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2実施例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図
【図4】図3のシステムにおける時間判定部の動作を説明するためのタイミングチャート
【図5】本発明の他の参考例のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図
【図6】従来のカラオケ再生システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
21,41,61…光ディスク、22,42,62…ピックアップ、23,43,63…同期復調部、24,44,64…データ分離部、25,45,65…ビデオデコード部、26,46,66…ビデオ出力部、27,47,67…オーディオデコード部、28,48…オーディオチャネル選択部、29,49,69…オーディオミキシング出力部、30,50,70…音声入力装置、31,51,71…スイッチON/OFF判別部、32,52,72…レベル判定部、33…カウンタ、53…時間判定部、73…音声レベル制御部、74…ミキシング部。
Claims (2)
- 少なくとも映像信号と第1チャネル、第2チャネル及び第3チャネルの各音声信号とが記録され、前記第1チャネルの音声信号は演奏情報からなり、前記第2チャネルの音声信号は歌唱情報及び演奏情報からなり、前記第3チャネルの音声信号はメロディライン情報および演奏情報からなる光ディスクを再生する光ディスク再生装置において、
外部から音声信号を入力する音声入力手段と、
この音声入力手段より入力された音声信号のレベルと第1のしきい値およびこの第1のしきい値より大きい第2のしきい値との大小関係を判定する音声レベル判定手段と、
この音声レベル判定手段によって前記入力音声信号レベルが前記第2のしきい値以上であることが判定された期間は前記第1チャネルを選択し、前記入力音声信号レベルが前記第1のしきい値以上でかつ前記第2のしきい値未満であることが判定された期間は前記第3チャネルを選択し、前記入力音声信号レベルが前記第1のしきい値未満であることが判定された期間は前記第2チャネルを選択する音声チャネル選択手段と、
この音声チャネル選択手段にて選択された音声チャネルの再生信号と前記音声入力手段より入力された音声信号とを合成して出力する音声合成出力手段とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 少なくとも映像信号と第1チャネル、第2チャネル及び第3チャネルの各音声信号とが記録され、前記第1チャネルの音声信号は演奏情報からなり、前記第2チャネルの音声信号は歌唱情報及び演奏情報からなり、前記第3チャネルの音声信号はメロディライン情報および演奏情報からなる光ディスクを再生する光ディスク再生装置において、
外部から音声信号を入力する音声入力手段と、
この音声入力手段より入力された音声信号のレベルとしきい値との大小関係を判定する音声レベル判定手段と、
この音声レベル判定手段によって前記入力音声信号レベルが前記しきい値未満であることが判定された期間と前記歌唱情報に基づく歌唱音声の発生期間との重なり時間と、第1の所定時間およびこの第1の所定時間より長い第2の所定時間との長短関係を判定する時間判定手段と、
この時間判定手段により前記重なり時間が前記第1の所定時間より短いことが判定された場合は前記第1チャネルを選択し、前記重なり時間が前記第1の所定時間より長くかつ前記第2の所定時間より短いことが判定された場合は前記第3チャネルを選択し、前記重なり時間が前記第2の所定時間より長いことが判定された場合は前記第2チャネルを選択する音声チャネル選択手段と、
この音声チャネル選択手段にて選択された音声チャネルの再生信号と前記音声入力手段より入力された音声信号とを合成して出力する音声合成出力手段とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
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