JP3558390B2 - カードリーダ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、カードからの情報の読み出しを行うカードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
記憶回路を内蔵したカード、例えばICカードからの情報の読み出しを行うためのICカードリーダでは、情報の読み出し動作(データアクセス動作)中にICカードを所定の位置に固定し、カードの移動により情報の伝達にノイズが混入することを防止する必要がある。このため、データアクセス動作中に定位置にICカードを固定、保持するカード保持機構を備えたICカードリーダが種々考案されている。
【0003】
この種の装置の例としては、例えば特開平1−306977号公報に記載された装置がある。同公報の装置は、ICカードを挿入するカード挿入部と、このカード挿入部上の、ICカードが定位置に挿入されたときにカードの一方の面側になる位置にカード保持機構とデータアクセス用の回路との両方を配置した構成とされている。このカード保持機構は、ICカードの挿入に応じてカードに平行な面内を直線上に摺動するスライダ部と、スライダ部により駆動されて挿入時のカード後端部に当接する位置に回動するストッパアームとを備えており、データアクセス動作中にカードが誤って抜き出されることをストッパアームで防止し、カードを定位置に保持するようにしている。
【0004】
また、特開昭62−163188号公報にも、同様にスライダ部とストッパアームとを備えたカード保持機構と、リードライト回路とを挿入時のICカードに対して同じ面の側になる位置に配置したICカードリーダライタが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のカードリーダ等では、リード回路部分等を外部から充分にシールすることができず、外部からの回路部への水分や塵等の侵入による回路の誤作動を完全に防止することができないという問題が生じる。
すなわち、上記従来技術では、カード保持機構と回路部とを収納するハウジングを設け、一応外部からカード保持機構や回路部とを遮断しているものの、カード保持機構はカード挿入時に回動してカード端部に当接することによりカードを定位置に保持するストッパアームを備えているため、ハウジングのカード挿入口近傍にはストッパアームを外部に突出させるための開口を設ける必要があり、また、この開口はストッパアームの動作を許容するのに充分な大きさとする必要がある。このため、この開口から水分や塵などが侵入し、回路部に到達する問題が生じるのである。
【0006】
また、カード保持機構と回路部とをカード挿入部の同一の側に設けているため、ストッパアームの駆動機構が作動時に回路の電装部品と物理的に干渉することを避ける必要があり、カード保持機構は回路部と干渉しないように直線状に運動するスライダ部と、このスライダ部の直線運動をストッパアームの回動に変換するための機構とを組み合わせた複雑な構成となってしまう問題がある。
【0007】
さらに、上記従来技術では、カード保持機構とリード回路部とをカード挿入部の同一の側に配置しており、保持機構の機械部品とリード回路の電装部品とがカード挿入部の同一の側に混在して配置されることとなる。このため、装置製造時に機械部品組付工程と電装部品組付工程とが錯綜することとなり、組付を効率的に行うことができず工数が増大する問題が生じる。
【0008】
本発明は上記問題に鑑み、リード回路等の電装部品のシールを確実に行うことができ、しかもカード保持機構の構成を簡素化するとともに製造時の部品組付を効率的に行うことが可能なカードリーダを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、情報を記録したカードに対して情報の読み出しを行うカードリーダであって、カードが挿入されるカード挿入部と、挿入されたカードを所定位置に保持するカード保持機構部と、前記所定位置に保持されたカードに対して情報の読み出しを行うリード回路部とを備え、前記カード保持機構部と前記リード回路部とが、前記定位置にあるカードに対してカード面を挟んで互いに反対側の位置に配置されたカードリーダが提供される。
【0010】
また請求項2に記載の発明によれば、前記カード保持機構部は、前記カードの挿入動作に応じてカードに平行な面内を回動する駆動アームと、該駆動アームに押動されてカードに平行な面内を回動し、挿入されたカードを前記定位置に保持する作動位置に移動するストッパと、回動したストッパを前記作動位置に固定する固定装置とを備えた請求項1に記載のカードリーダが提供される。
【0011】
更に、請求項3に記載の発明によれば、前記固定装置は、前記定位置にあるカード外周より外側に配置された、前記ストッパを前記作動位置に吸引固定する磁石を備えた請求項2に記載のカードリーダが提供される。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記カード保持機構部は更に、前記固定装置の磁石に近接して配置され、励磁により前記磁石と逆向きの極性を呈するソレノイドを備え、該ソレノイドを励磁することにより前記磁石の吸引力を低下させて前記固定装置に固定されたストッパを解放する解放装置を備えた請求項3に記載のカードリーダが提供される。
【0012】
【作用】
請求項1に記載の発明によれば、カード保持機構部とリード回路部とはカードを定位置に挿入した際にカード面を挟んで互いに反対側になる位置に配置されている。これにより、カード保持機構部とリード回路部とがカード挿入部の互いに反対側の位置に分離して配置されるため、リード回路部のハウジングにはカード保持機構作動のための開口を設ける必要がなくなる。
【0013】
請求項2に記載の発明ではさらに、カード保持機構は駆動アームとストッパと固定装置とを用いて構成される。駆動アームとストッパとは、カード挿入に伴って平行な平面内を回動し、固定装置はストッパをカードを定位置に保持する位置に固定し、カードの移動を防止する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の固定装置はカードが定位置にあるときに、カード外周部より外側になる位置に配置された磁石を備え、駆動アームにより押動されたストッパが定位置近傍に回動すると、ストッパを吸引し、定位置に固定する。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3においてカード保持機構はストッパを固定装置から解放する解放装置を備えている。該解放装置は固定装置の磁石に近接して配置されたソレノイドを前記磁石と反対の極性に励磁することにより、磁石がストッパを吸引する力を低減させる。従って、ソレノイドの励磁によりストッパが定位置から解放され、カードの固定が解除される。
【0015】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明をICカードからの情報の読み出しを行うICカードリーダに適用した場合の実施例を説明する。
図1は、本発明のカードリーダの平面図、図2は図1のII−II線に沿った断面図を示している。
【0016】
図1、図2において、10で示すのはカードを挿入するカード挿入部である。本実施例では、カード挿入部10は後述するカード保持機構を支承する板状部材10aと、部材10aの下側に部材10aと平行に配置された回路基板10bとにより構成され、部材10aと基板10bとの間に形成される空間にICカードを受承する。なお、後述するように、基板10bの下側には直接リード回路33の電装品が面実装されている。図1に示すように、部材10aのカード挿入口9側には、ICカードの挿入を容易にするために半円状の切欠き13が設けられている。また、図2に示すように、部材10aと基板10b外側には、それぞれカバー11a、11bが設けられており、部材10aとカバー11aとにより後述するカード保持機構を収容する保持機構室12aが形成されている。また、回路基板10bとカバー11bとは電装品室12bを形成しており、回路基板10bに実装された回路部を外部から遮断している。なお、図1はカバー11aを外した状態を図示している。
【0017】
図1において、21はカード挿入部10の部材10a上に配置された駆動アーム、23は保持アーム、25はストッパを示している。また、挿入部10の下側の基板10bは、図1に斜線で示した部分が板状部材10aより外側に延設されており、基板状の外側に延設された部分の上側には後述する固定装置27が配置されている。本実施例では、駆動アーム21、保持アーム23、ストッパ25及び固定装置27とによりカード保持機構が形成される。
【0018】
駆動アーム21は回動軸21a周りに部材10a上を回動可能に取り付けられた略L字形状の板状部材からなり、その一端21bには、部材10aに設けられた円弧状の開口14内に突出するピン21cが固定されている。また、駆動アーム21は付勢スプリング22により、常時図1において反時計方向に付勢されている。また後述のように、駆動アーム21のもう一方の端部21dは回動時に保持アーム23を介してストッパ25を回動させる駆動端を形成している。
【0019】
後述するように、ICカードがカード挿入部10内に挿入されるとカードの前端部にピン21cが当接し、カードの挿入動作に応じてピン21が円弧状の開口14に沿って移動する。このため、駆動アーム21はICカードの挿入動作に応じて図1において時計方向に回動する。
保持アーム23は、回動軸23a周りに部材10a上を回動可能に取り付けられた略L字状の板状部材であり、その一端には後述する固定装置27の永久磁石27aに吸着可能な金属材料で吸着部23bが形成されている。本実施例では、吸着部23bは図1に示したように2つの脚部231を備えている。この脚部231の作用については後述する。また、保持アーム23の他端23cは駆動アーム21の回動時にアーム21の駆動端21dに押動され、ストッパ25を回動させるようになっている。
【0020】
さらに、保持アーム23の吸着部23b側には、保持アーム23がカードを保持する位置に回動したときに後述するセンサ28を作動させるためのピン23dが設けられている。また、図1に29で示すのは保持アーム回動時に位置決めを行うためのストッパピンである。
ストッパ25は、回動軸25a周りに部材10a上を回動可能に取り付けられた板状部材であり、その一端25bは保持アーム23の端部23cに当接する。また、ストッパ25の他端25cは、直角に下方に折り曲げられて係止部25dを形成している。係止部25dは部材10aに設けられた開口15を通って挿入部10のカード挿入口9部分に突出しており、後述するように、ICカードの挿入に応じてストッパ25が反時計方向に回動すると、挿入されたICカードの後端部に係合し、ICカードを固定するようになっている。部材10aの開口15は、ストッパ25の回動動作を妨げないように充分な大きさとされている。また、図1に26で示すのは、ストッパ25を常時時計方向に付勢するスプリングである。また、図1に28で示すのは、ストッパ25がICカードを固定する位置に回動したときに保持アーム23のピン23dを検出し、後述のリード回路33にストッパ25の位置信号を送るセンサである。
【0021】
固定装置27は、図に点線で示す永久磁石27aと、この磁石27aと保持アーム23の吸着部23bとの間に位置する2つのソレノイド27bとを備えている。ソレノイド27bは中空円筒状に形成され、保持アーム23が回動してICカードが定位置近くに位置した状態では、吸着部23bの2つの脚部231がそれぞれソレノイド27bの中空部に挿入されるようになっている。脚部231がソレノイド27bの中空部に挿入され、永久磁石27aに近接すると磁石27aにより脚部231が吸着されるため、保持アーム23はスプリング26に抗してさらに時計方向に回転する。
【0022】
また、ICカードが挿入されていない状態では、ストッパ25は付勢スプリング26により押動されて時計方向に回転し、保持アーム23を反時計方向に回転させる。このため、この状態ではストッパ25は図1に示した非作動位置に保持され、ICカードの挿入を妨げない。
次に、ICカードへのデータアクセスを行うリード回路部について説明する。
【0023】
本実施例では、リード回路部はカード挿入部10の下側部材として機能する基板10bの下側の面に、面実装されている。リード回路部は、電磁波によりICカードからの情報の読み出しを行う非接触の読み取り端子32を備え、この読み取り端子32を介してICカードへのデータアクセスを行う他、前述のソレノイド27bの通電制御等の制御を行う。
【0024】
また、基板10bの端子32の位置にはICカードへの電磁波によるデータアクセスを容易にするために開口34が設けられている。なお、基板10bの上面(ICカードと接触する側)には非導電性のシール被膜が全面にわたって設けられており、開口34はこのシール被膜により完全に閉鎖されているため、開口部34から水分や塵等が電装品室12bへ侵入することが防止される。また、電装品室12bのカバー11bには、保持機構室のカバー11aのように開口を設ける必要はなく、電装品室12bはカバー11bにより完全に密封されているため、外部からの水分や塵等の侵入が完全に防止される。
【0025】
次に、本実施例のICカードリーダの作用について説明する。
図3は、カード挿入部にICカードが挿入されたときのカード保持機構の各要素の位置を示している。図3において、挿入部10にICカードが挿入されると、駆動アーム21のピン21cはICカードの前端に当接し、駆動アーム21はICカードの挿入動作に応じてスプリング22の付勢力に抗して時計方向に回転する。このため、ICカードがカード挿入部10内に充分深く挿入されると、駆動アーム21の駆動端21dが保持アーム23の端部23cに当接して保持アーム23を時計方向に回転させる。これにより、保持アーム23に当接しているストッパ25はICカードの挿入につれて反時計方向に回転する。カードの挿入動作に応じて保持アーム23が回転し、保持アームの吸着部23bに形成された脚部231が、固定装置27の中空ソレノイド27b内に進入して磁石27aに近接すると、脚部231は磁石27aに吸引され、保持アーム23は更に時計方向に回転し、ストッパピン29に当接し、保持アーム23、及びストッパ25とが、図3に示した作動位置に固定される。
【0026】
このとき、センサ28は保持アーム23のピン23dを検出し、リード回路33に保持アーム23とストッパ25が作動位置にあることを示す信号を送信する。この状態でICカードから手を離すと、カードを挿入方向に押す力が無くなるため、スプリング22により反時計回転方向に付勢されている駆動アーム21は、ピン21cを介してICカードを挿入口側に向けて押し戻す。これにより、ストッパ25の係止部25dはICカードの後端部に当接する。すなわち、ICカードは駆動アーム21のピン21cとストッパ25の係止部25dとに挟持され、図3に点線40で示した定位置に固定、保持される。
【0027】
図3から判るように、本実施例では固定装置27はICカードが定位置に挿入されたときにカード外周(図3、点線40)より外側になる位置に配置されている。固定装置27の磁石27aはストッパ25に作用する付勢スプリング26の付勢力に抗して保持アーム23とストッパ25とを図3の位置に固定するための吸引力を供給する必要があるが、本実施例では固定装置27を、定位置にあるICカード外周部より外側に配置したことにより、保持アーム23の回動軸23aから吸着部23bまでのアーム長を大きく設定することができるため、比較的吸引力の小さい小型の磁石を使用することが可能となっている。
【0028】
リード回路33の非接触読み取り端子32は、ICカードが定位置40にあるときにカード上のデータアクセス用の非接触端子部に対向する位置に配置されており、リード回路33はセンサ28からの信号によりICカードが定位置40に固定、保持されたことを検出すると、非接触読み取り端子32を介してICカードへのデータアクセスを開始する。
【0029】
また、リード回路33はICカードへのデータアクセスが終了すると(あるいは、センサ28からの信号入力後所定の時間が経過すると)、固定装置27のソレノイド27bを励磁する。本実施例では、ソレノイド27bは、励磁されたときに磁石27aの極性と反対の極性を呈するように巻線方向が設定されている。
従って、ソレノイド27bが励磁されると磁石27aの保持アーム23の吸着部23bを吸引する力が弱められるため、固定装置27は付勢スプリング26の付勢力に抗して保持アーム23を定位置に保持することができなくなる。
【0030】
これにより、ストッパ25は固定装置27から解放され、付勢スプリング26の付勢力により反時計方向に回転して図1に示した非作動位置に移動する。このため、ストッパ25の係止部25dとICカード後端との係合が解除される。
すなわち、データアクセス操作が終了すると、ICカードは定位置40から解放され、スプリング22の付勢力により駆動アーム21のピン21cに押動されてカード挿入部10から外部に排出される。
【0031】
上述したように、本実施例ではカード保持機構とリード回路部とを分離してカード挿入部の互いに反対側の位置に配置したため、リード回路部にはストッパの係止部25dの動作のための開口15を設ける必要がなくなり、回路部をハウジングで完全にシールすることが可能となっている。さらに、リード回路部を保持機構部から分離したため、回路基板を、直接カード挿入部を構成する部材として使用することができるようになり、装置全体の構成を簡素化することができる。また、機械的部品からなるカード保持機構と、電装品からなるリード回路部とが分離配置されているため、これらのの組付けを別々に行うことができ、製造時の組付け工程が効率化される利点がある。
【0032】
また、上記のようにカード保持機構とリード回路部とを分離したため、カード保持機構の動作における回路部との干渉を考慮する必要がなく、カード保持機構を比較的大きな動作半径でICカードに平行な平面内を回動する回動アームのみで構成することが可能となり、カード保持機構の構成が極めて簡単になっている。
【0033】
さらに、固定装置27を、定位置にあるICカードの外周より外側に配置しているため、保持アームのアーム長を長く設定することができるため、固定装置27の磁石27aに比較的吸引力の小さい磁石を使用することが可能となる。このため、磁石を小型することができるのみならず、解放用のソレノイド27bにも小型ソレノイドを使用することが可能となる。また、固定装置27はカード外周より外側に配置して回路基板10b上に設置しているため、ソレノイド27bとリード回路33とを接続する配線が不要となり、装置が簡略化される。
【0034】
なお、上記実施例では、保持アーム23を介してストッパ25を押動するようにしているが、保持アーム23を設けずに直接駆動アームでストッパを押動し、さらに、固定装置27もストッパ25を直接吸引固定するようにすれば、更に簡単な装置構成とすることができる。
また、上記実施例では、ICカードからデータを読みだすICカードリーダを例にとって説明したが、本発明はICカードにデータを送信する書き込み装置、または読み出し、書き込みの両方を行うリードライト装置にも適用できることはいうまでもない。また、上記実施例では、本発明をICカード用のカードリーダに適用した場合について例をとって説明したが、本発明はICカード用カードリーダに制限されるものではなく、情報を記録した他の種類のカード、例えば磁気カード、光カード、RFカード等のカードリーダにも適用することがかのうである。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、カード保持機構とリード回路部とを、定位置に挿入された面を挟んで互いに反対側に分離配置したため、リード回路部の外部からのシールを完全に行うことが可能となるとともに、製造時に機械部品の組付け工程と電装部品の組付け工程とが錯綜することがなくなるので、組付け工程を効率化することができるという効果を奏する。
【0036】
また、請求項2に記載の発明では、カード保持機構は、カード面に平行な平面上を回動する回動アームで構成されるため、上記効果に加え、カード保持機構を極めて簡単な構成とすることができるという効果を奏する。
さらに、請求項3に記載の発明では、請求項2の固定装置は、定位置に挿入されたの外周より外側に配置した磁石により回動アームを定位置に固定するようにしたため、請求項2の効果に加え、固定装置に比較的吸引力の弱い磁石を使用することができ、しかも固定装置とリード回路部との電気的接続を簡易に行うことが可能となる効果が得られる。
【0037】
また、請求項4に記載の発明では、請求項3において、ソレノイドを用いた解放装置を設け、固定装置からストッパを解放するようにしたことにより、請求項3の効果に加えて、ストッパの解放を簡易な機構で行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーダの実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1のリーダにを挿入したときのカード保持機構の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10…カード挿入部
11a、11b…カバー
12a…保持機構室
12b…電装品室
21…駆動アーム
23…保持アーム
25…ストッパ
25d…係止部
27…固定装置
32…非接触読み取り端子
33…リード回路
Claims (4)
- 情報を記録したカードに対して情報の読み出しを行うカードリーダであって、
カードが挿入されるカード挿入部と、
挿入されたカードを所定位置に保持するカード保持機構部と、
前記所定位置に保持されたカードに対して情報の読み出しを行うリード回路部とを備え、
前記カード保持機構部と前記リード回路部とが、前記定位置にあるカードに対してカード面を挟んで互いに反対側の位置に配置されたカードリーダ。 - 前記カード保持機構部は、前記カードの挿入動作に応じてカードに平行な面内を回動する駆動アームと、該駆動アームに押動されてカードに平行な面内を回動し、挿入されたカードを前記定位置に保持する作動位置に移動するストッパと、回動したストッパを前記作動位置に固定する固定装置とを備えた請求項1に記載のカードリーダ。
- 前記固定装置は、前記定位置にあるカード外周より外側に配置された、前記ストッパを前記作動位置に吸引固定する磁石を備えた請求項2に記載のカードリーダ。
- 前記カード保持機構部は更に、
前記固定装置の磁石に近接して配置され、励磁により前記磁石と逆向きの極性を呈するソレノイドを備え、該ソレノイドを励磁することにより前記磁石の吸引力を低下させて前記固定装置に固定されたストッパを解放する解放装置を備えた請求項3に記載のカードリーダ。
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