JP3557750B2 - 磁電変換素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁電変換素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、InSbなどの膜からなる磁気抵抗効果膜を有する磁電変換素子を用いて、磁場の変化を電気信号に変換することにより位置や角度を検出するための検出装置が実用化されている。
【0003】
従来の磁電変換素子の構造を図3の断面図を用いて説明する。
【0004】
従来の磁電変換素子30は、図示するように、InSbからなる磁気抵抗効果を呈する磁気抵抗効果膜1を有しており、磁気抵抗効果膜1の一方の面には断続的に複数個の短絡膜2、2...2が電気伝導性の高い金属材料により形成され、両端に電気抵抗値の変化を入力あるいは出力するための端部電極3、3が、短絡膜と同一の材料により形成されている。磁気抵抗効果膜1の一方の面は、樹脂層4により磁性体からなる第一の基板5aに接着されている。さらに、磁気抵抗効果膜1の他方の面には磁気抵抗効果膜1を保護するための保護膜6が形成され、磁性体からなる第二の基板5bが、樹脂層4により保護膜6に接着されている。さらに磁電変換素子30の端面には端部電極3、3に接続する入出力部7、7が形成されている。上述した磁電変換素子30は、直方体形状を有している。
【0005】
なお図示はしないが、磁電変換素子は検出装置の所定の位置に正確に取り付けられて、検出装置が構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した従来の磁電変換素子は、小型であるために、正確に検出装置に取り付けることが困難であり、素子がずれたり傾いて取り付けられた場合には、検出装置の精度が悪くなるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、磁電変換素子を検出装置に組み立てる際に、素子が保持できるように、磁電変換素子の端面に段部を設けたものである。
【0008】
本発明の磁電変換素子は、一方の面の、両端にそれぞれ端部電極が形成され、かつ中央部に断続的に複数個の短絡膜が形成され、他方の面に保護膜が形成された磁気抵抗効果膜と、前記磁気抵抗効果膜の、一方の面に樹脂層により接着された第一の基板と、他方の面に樹脂層により接着された第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板の端面に形成され、前記端部電極と電気的に接続する入出力部とを有する磁電変換素子において、前記第一の基板と第二の基板の少なくとも一方の基板の側面に、段部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1、2を用いて説明する。図1は磁電変換素子の斜視図、図2は磁電変換素子の製造工程を示す図である。なお従来例と同一の部分については同一の符号を用いその説明を省略する。
【0010】
本発明の一実施例磁電変換素子20は、図1に示すように、第一の基板5aと、本発明の特徴である段部8、8を有する第二の基板5bと、第一の基板5aと第二の基板5bとの間に形成された磁気抵抗効果膜(図示せず)と、入出力部7、7とを有している。なお磁気抵抗効果膜1の構成は従来例と同一であるため、その説明を省略する。
【0011】
本発明の磁電変換素子の製造方法を、図2を用いて説明する。なお複数個の磁電変換素子が基板に形成された多数個取りの場合について説明する。
【0012】
まず図2(1)に示す第1工程で磁気抵抗効果を有するInSbからなるバルク9を準備し、電気伝導性の高い金属からなる金属膜10を真空蒸着法により形成する。次に図2(2)に示す第2工程で、金属膜10をフォトリソグラフィ−法により複数個の短絡膜2、2...2と、端部電極3、3とに形成する。次に図2(3)に示す第3工程で、バルク9を磁気抵抗効果膜1、端部電極3、3の形状にフォトリソグラフィ−法により形成する。次に図2(4)に示す第4工程で、バルク9の磁気抵抗効果膜1が形成された面を樹脂層4により、磁性体からなる第一の基板5aに接着する。次に図2(5)に示す第5工程で、バルク9を、研磨により薄膜化して、磁気抵抗効果膜1、端部電極3、3に形成する。次に図2(6)に示す第6工程で、磁気抵抗効果膜1を保護するためのシリカなどの金属酸化物からなる保護膜6を形成する。次に図2(7)に示す第7工程で、第二の基板5bを樹脂層4により保護膜6に接着する。次に図2(8)に示す第8工程で、多数個の磁電変換素子の側面となる部分に、図1に示す段部8、8をダイシングソ−により形成し、続いて個々の磁電変換素子20に切断する。なお段部8、8は図2における断面と平行に形成される。次に図2(9)に示す第9工程で、磁電変換素子20の端面であって、切断面に露出した端部電極3、3に電気的に接続するように、入力電極あるいは出力電極としてはたらく入出力部7、7を、Ag、Cu−NiあるいはNi−Crなどの金属材料を三元マグネトロンスパッタリング法を用いて形成する。以上の工程により磁電変換素子20が得られる。
【0013】
なお段部8、8は、段付きの切断刃を有するダイシングソ−を用いて、個々の磁電変換素子に切断分離する工程と同一の工程で形成してもよい。
【0014】
さらに段部8、8は上述したように、第二の基板5bのみに形成されてもよいが、第二の基板5bと第一の基板5aとにわたって形成されてもよい。
【0015】
さらにまた段部8,8が、第一の基板5aおよび第二の基板5bの両方に、両面から樹脂層4に向かって形成されてもよい。
【0016】
さらにまた本実施例の磁電変換素子20は、入出力部7、7としてはたらく入力電極と出力電極を有する場合について述べたが、入出力部7、7として作用する接続端子(図示せず)が端部電極3、3に接続されてもよい。
【0017】
さらにまた磁気抵抗効果膜1をスパッタリング法およびフォトリソグラフィ−法などの薄膜形成技術により形成してもよい。
【0018】
本実施例で説明した磁電変換素子を用いて検出装置を組み立てるには、検出装置の磁電変換素子を載置する位置に、段部を用いて固定するので、精度よく位置決めができる。したがって検出精度が高い検出装置を製造することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、磁電変換素子に段部が形成されているので、検知装置を構成するときに、検知装置の構成部品に精度よく取り付けることができる。したがって精度のよい検知装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例磁電変換素子の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例磁電変換素子の製造工程を示す図である。
【図3】従来の磁電変換素子の断面図である。
【符号の説明】
1 磁気抵抗効果膜
2 短絡膜
3 端部電極
4 樹脂層
5a、5b 基板
6 保護膜
7 入出力部
8 段部
9 バルク
10 金属膜
20、30 磁電変換素子

Claims (1)

  1. 一方の面の、両端にそれぞれ端部電極が形成され、かつ中央部に断続的に複数個の短絡膜が形成され、他方の面に保護膜が形成された磁気抵抗効果膜と、
    前記磁気抵抗効果膜の、一方の面に樹脂層により接着された第一の基板と、他方の面に樹脂層により接着された第二の基板と、
    前記第一の基板と第二の基板の端面に形成され、前記端部電極と電気的に接続する入出力部とを有する磁電変換素子において、
    前記第一の基板と第二の基板の少なくとも一方の基板の側面に、段部が形成されていることを特徴とする磁電変換素子。
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