JP3555238B2 - 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置 - Google Patents

高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3555238B2
JP3555238B2 JP10587695A JP10587695A JP3555238B2 JP 3555238 B2 JP3555238 B2 JP 3555238B2 JP 10587695 A JP10587695 A JP 10587695A JP 10587695 A JP10587695 A JP 10587695A JP 3555238 B2 JP3555238 B2 JP 3555238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
peaks
wave
regulator device
valleys
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10587695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0874469A (ja
Inventor
本 博 之 山
本 浩 一 藤
田 祐 一 麻
村 幸 夫 磯
垣 和 秀 板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP10587695A priority Critical patent/JP3555238B2/ja
Priority to DE19524168A priority patent/DE19524168C2/de
Publication of JPH0874469A publication Critical patent/JPH0874469A/ja
Priority to US08/813,673 priority patent/US6052945A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3555238B2 publication Critical patent/JP3555238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/38Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement
    • E05F11/44Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by one or more lifting arms
    • E05F11/445Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement operated by one or more lifting arms for vehicle windows
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/55Windows

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、高強度低剛性金属板に関するもので、ウインドレギュレータ用のアームに利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来、高強度金属板としては、実開平1−172421号公報に示されるものが知られている。このものは、金属板の表面に多数の山部が形成されたもので、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の第1波部と、各々が各第1波部間に位置し且つ第1波部と同方向に延在する第2波部とを備えている。
【0003】
第1波部は、複数の第1山部と、複数の第1平坦部とを有している。第1山部は、金属板から突出するように等間隔に配置されている。第1平坦部は、隣合う各第1山部に連続するように等間隔に配置され、その表面は成形前の金属板の表面と同一である。
【0004】
第2波部は、複数の第2山部と、複数の第2平坦部とを有している。第2山部は、第1波部の延在方向に対して垂直な直線上に位置する隣合う各第1波部の各第1平坦部間に、金属板から第1山部と同方向に突出するように第1山部と同間隔で配置されている。第2平坦部は、隣合う各第2山部に連続するように第1平坦部と同間隔で配置され、その表面は成形前の金属板の表面と同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このものでは、金属板に同方向に突出する複数の第1及び第2山部(即ち凸部)が形成されているに過ぎないので、リブ成形品と同様な構成となることから、高強度になるものの、高剛性になり、その結果、撓み量が少なくなる。
【0006】
従って、この金属板を例えばウインドレギュレータ装置のリフトアーム(平面内での回動のみ自在であって三次元的に動作するウインドガラスに連係されるもの)に適用すると、リフトアームがウインドガラスの昇降時におけるウインドガラスの三次元的な動きに追従できず、昇降動作が重くなったり、昇降時に異音が生じたりする恐れがある。
【0007】
故に、本発明は、高強度及び低剛性の金属板から成るウインドレギュレータ装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために請求項1に記載の発明において講じた技術的手段は、ウインドガラスを三次元的に昇降させるための駆動手段と、ドアに内蔵され、前記ウインドガラス及び前記駆動手段に連係され、前記ドアに平面内で回動自在に枢支されたリフトアームとを備えたウインドレギュレータ装置において、前記リフトアームは、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の第1波部と、各々が前記各第1波部間に位置するように前記第1波部と同方向に延在する複数の第2波部とを備え、前記第1波部は、金属板から突出するように配置された複数の第1山部と、隣合う前記各第1山部間に位置し且つ前記金属板から前記第1山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第1谷部とを有し、前記第2波部は、前記第1波部の形状と同一形状を呈し、前記第1波部に対して前記第2波部の延在方向に半波長ずれており、前記第2波部は、前記金属板から前記第1山部と同方向に突出するように配置された複数の第2山部と、隣合う前記各第2山部に連続し且つ前記金属板から前記第2山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第2谷部とを有する高強度低剛性金属板から成るようにしたことである。
【0009】
上記技術的課題を解決するために請求項2に記載の発明において講じた技術的手段は、ウインドガラスを三次元的に昇降させるための駆動手段と、ドアに内蔵され、前記ウインドガラス及び前記駆動手段に連係され、前記ドアに平面内で回動自在に枢支されたリフトアームと、前記ドアに内蔵され、一端が前記ドアに連係されると共に他端がウインドガラスに連係され、前記ウインドガラスの昇降時のガタ付きを吸収するためのイコライザーアームとを備えたウインドレギュレータ装置において、前記イコライザーアームは、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の第1波部と、各々が前記各第1波部間に位置するように前記第1波部と同方向に延在する複数の第2波部とを備え、前記第1波部は、金属板から突出するように配置された複数の第1山部と、隣合う前記各第1山部間に位置し且つ前記金属板から前記第1山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第1谷部とを有し、前記第2波部は、前記第1波部の形状と同一形状を呈し、前記第1波部に対して前記第2波部の延在方向に半波長ずれており、前記第2波部は、前記金属板から前記第1山部と同方向に突出するように配置された複数の第2山部と、隣合う前記各第2山部に連続し且つ前記金属板から前記第2山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第2谷部とを有する高強度低剛性金属板から成るようにしたことである。
【0010】
上記技術的手段において、第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を90■以下にすると好ましい。ここで、鈍角にすると、加工硬化が促進され難く、金属板の強度が確保され難くなる。更に、第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を45■以上にすると好ましい。ここで、45■未満であると、成形時に各山部の頂部又は各谷部の底部が折損する恐れがある。
【0011】
又、第1山部の頂部及び第2谷部の底部間の距離又は第2山部の頂部及び第1谷部の底部間の距離を、成形前の金属板の厚さの3〜4倍にすると好ましい。ここで、3倍未満であると、強度が低下する恐れがあり、4倍を超えると、剛性が高くなる恐れがある。
【0012】
又、成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用した場合において、第1波部の隣合う各第1山部間の距離又は各第1谷部間の距離を、2.0〜6.0mmにすると好ましい。ここで、2.0mm未満であると、強度が低下する恐れがあり、6.0mmを超えると、剛性が高くなる恐れがある。更に、成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用した場合において、第2波部の隣合う各第2山部間の距離又は各第2谷部間の距離を、2.0〜6.0mmにすると好ましい。ここで、2.0mm未満であると、強度が低下する恐れがあり、6.0mmを超えると、剛性が高くなる恐れがある。
【0014】
【作用】
上記技術的手段によれば、金属板に互いに半波長位相の異なる2種類の複数の第1及び第2波部を交互に且つ同方向に延在するように形成し、第1波部を金属板から突出する第1山部と金属板から第1山部と逆方向に突出する第1谷部とから構成し、第2波部を金属板から第1山部と同方向に突出する第2山部と金属板から第2山部と逆方向に突出する第2谷部とから構成したので、以下の作用を有する。
【0015】
その形状効果及び成形時における加工硬化により、平板に比べて高強度となる。更に、各第1及び第2波部間の中間部の断面形状は平板と略同形状となると共に、第1及び第2波部の成形時に前記中間部も加工硬化して成形前の金属板の厚さよりも薄くなるため、従来技術及び平板に比べて低剛性になる。
【0016】
又、上記技術的手段において、第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を90°以下にすると、加工硬化を促進でき、金属板の強度を一層確保できる。
【0017】
又、第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を45°以上にすると、成形時に各山部の頂部又は各谷部の底部が折損するのを回避できる。
【0018】
又、第1山部の頂部及び第2谷部の底部間の距離又は第2山部の頂部及び第1谷部の底部間の距離を、成形前の金属板の厚さの3〜4倍にすると、金属板を一層高強度になると共に、一層低剛性になる。
【0019】
又、成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用した場合において、第1波部の隣合う各第1山部間の距離又は各第1谷部間の距離を、2.0〜6.0mmにすると、一層高強度になると共に一層低剛性になる。
【0020】
又、成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用した場合において、第2波部の隣合う各第2山部間の距離又は各第2谷部間の距離を、2.0〜6.0mmにすると、一層高強度になると共に一層低剛性になる。
【0021】
又、上記技術的手段の金属板を、ウインドレギュレータ装置のリフトアーム(平面内での回動のみ自在であって三次元的に動作するウインドガラスに連係されるもの)に適用した場合においては、リフトアームの撓み量が確保されることから、リフトアームがウインドガラスの昇降時におけるウインドガラスの三次元的な動きにも追従することができ、昇降動作がスムーズになり、昇降時における異音の発生を低減できる。更に、リフトアームの強度も確保されることから、ウインドガラスを昇降させる際やウインドガラスに負荷が加わった際等に、リフトアームが変形したり損傷したりするのを回避できる。
【0022】
又、上記技術的手段の金属板を、ウインドレギュレータ装置のイコライザーアーム(平面内での回動のみ自在であって三次元的に動作するウインドガラスに連係されるもの)に適用した場合においても、イコライザーアームの撓み量が確保されることから、イコライザーアームがウインドガラスの昇降時におけるウインドガラスの三次元的な動きにも追従することができ、昇降動作がスムーズになり、昇降時における異音の発生を低減できる。更に、イコライザーアームの強度も確保されることから、ウインドガラスを昇降させる際やウインドガラスに負荷が加わった際等に、イコラーザーアームが変形したり損傷したりするのを回避できる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0024】
図1に示すように、高強度低剛性金属板10は、図示左右方向に交互に配列された複数の第1及び第2波部11,12と、図示上下方向に交互に配列された複数の第3及び第4波部13,14とを備えている。ここでは、金属板10として、冷間圧延鋼板(SCP440)を用いる。尚、金属板10として、熱間圧延鋼板,アルミニウム板,銅板等を用いても良い。
【0025】
各第1波部11は、図示上下方向に延在しており、各第2波部12は、各第1波部11間に位置するように第1波部11の延在方向と同方向に延在している。
【0026】
各第3波部13は、各第1波部11の延在方向に対して垂直な方向(図示左右方向)に延在しており、各第4波部14は、各第3波部13間に位置するように第3波部13の延在方向と同方向に延在している。
【0027】
図2に示すように、第1波部11は、複数の第1山部11aと、第1山部11aと同数の第1谷部11bとを有している。各第1山部11aは、金属板(成形前)の表面から突出し、等間隔に配置されている。各第1谷部11bは、各第1山部11a間に配置され、隣接する2つの第1山部11a,11aに連続している。各第1谷部11bは、金属板(成形前)の裏面から第1山部11aの突出方向とは逆方向に突出し、第1山部11aと同間隔に配置されている。尚、図6に示すように、各第1山部11aの頂部裏面並びに各第2谷部11bの谷部表面には、所定幅の面取りが施されている。
【0028】
第2波部12は、第1波部11に対して第2波部12の延在方向に半ピッチ即ち半波長(一山部ぶん又は一谷部ぶん)だけずれており、複数の第2山部12aと、第2山部12aと同数の第2谷部12bとを有している。第2山部12aは、第1山部11aと同一形状を呈し、金属板(成形前)の表面から第1山部11aと同方向に突出している。隣合う2つの第2山部12a,12a間の間隔は、隣合う2つの第1山部11a間の間隔と同じである。第2谷部12aは、第1谷部11bと同一形状を呈し、金属板(成形前)の裏面から第1谷部11bと同方向に突出している。隣合う2つの第2谷部12b,12b間の間隔は、隣合う第1谷部11b間の間隔と同じである。尚、図示しないが、各第2山部12aの頂部裏面並びに各第2谷部12bの谷部表面にも、所定幅の面取りが施されている。
【0029】
図3に示すように、隣合う第1及び第2波部11,12間の中間部分の断面形状は、平板形状を呈し、加工硬化して成形前の金属板の厚さよりも薄くなっている。
【0030】
図4に示すように、第3波部13は第1波部11と同一形状を呈し、第4波部14も第1波部11と同一形状を呈している。第4波部14は、第3波部13に対して第4波部14の延在方向に半ピッチ即ち半波長(一山部ぶん又は一谷部ぶん)だけずれている。
【0031】
図5を参照して、前述の高強度低剛性金属板10の成形方法を説明する。ここで、この成形には、高強度低剛性金属板10の第1及び第2山部11a,12aを形成するための下型21と、高強度低剛性金属板10の第1及び第2谷部11b,12bを形成するための上型22とを用いる。ここで、下型21の成形部21aの山部21bの頂部及び上型22の成形部22aの山部22bの頂部には、面取りが施されている。
【0032】
厚さ0.8mmの金属製平板(ここでは冷間圧延鋼板:SCP440)23を下型21上に載置した状態で、上型22を金属製平板23に向けて移動させ、80トンの圧力で1回プレス成形する。その後、金属板を型21,22から取り出すことにより、高強度低剛性金属板10を得る。
【0033】
以下、第1及び第2波部11,12の具体的形状を示す実施例を説明する。ここで、第2波部12の形状は、第1波部11の形状と同一であるため、その説明は省略する。
【0034】
(実施例1)
図6に示すように、実施例1のものは、成形後の金属板10の厚さ0.37mm、隣合う2つの第1山部11a,11a間の間隔(以下ピッチと称する)が4mm、第1山部11aのなす角度が60°、第1谷部11bのなす角度が60°、第1山部11aの頂部及び第1谷部の底部間の距離(以下金属板10の高さと称する)が2.7mm、下型21の成形部21aの山部21bの頂部により成形される第1山部11aの頂部裏面の面取り幅(以下第1山部11aの面取り幅と称する)が0.46mm、上型22の成形部22aの山部22bの頂部により成形される第1谷部11bの底部表面の面取り幅(以下第1谷部11bの面取り幅と称する)が0.46mmである。尚、成形前の金属製平板23の厚さは0.8mmである。
【0035】
(実施例2)
図7に示すように、実施例2のものは、成形後の金属板10の厚さ0.27mm、ピッチが4mm、第1山部11aのなす角度が60°、第1谷部11bのなす角度が60°、金属板10の高さが2.8mm、第1山部11a及び第1谷部11bの面取り幅が0.23mmである。尚、成形前の金属製平板23の厚さは0.8mmである。
【0036】
(実施例3)
図8に示すように、実施例3のものは、成形後の金属板10の厚さ0.58mm、ピッチが3mm、第1山部11aのなす角度が60°、第1谷部11bのなす角度が60°、金属板10の高さが2.0mm、第1山部11a及び第1谷部11bの面取り幅が0.23mmである。尚、成形前の金属製平板23の厚さは0.8mmである。
【0037】
(実施例4)
図9に示すように、実施例4のものは、成形後の金属板10の厚さ0.66mm、ピッチが4mm、第1山部11aのなす角度が90°、第1谷部11bのなす角度が90°、金属板10の高さが2.0mm、第1山部11a及び第1谷部11bの面取り幅が0.80mmである。尚、成形前の金属製平板23の厚さは0.8mmである。
【0038】
(実施例5)
図10に示すように、実施例5のものは、成形後の金属板10の厚さ0.74mm、ピッチが4mm、第1山部11aのなす角度が90°、第1谷部11bのなす角度が90°、金属板10の高さが2.0mm、第1山部11a及び第1谷部11bの面取り幅が0.40mmである。尚、成形前の金属製平板23の厚さは0.8mmである。
【0039】
実施例1〜5の金属板10の硬度をマイクロビッカース試験機を用いて測定した。又、これらの金属板10の曲げ荷重(曲げ強度)及び撓み量(剛性の尺度)を図11に示す方法で測定した。即ち、曲げ荷重は、支点24,24上の金属板10上に重り25を載せたときの、金属板10の弾性限界における重り25の重量に相当する。撓み量は、金属板10の弾性限界における金属板10の撓み量に相当する。ここで、実施例1〜5の荷重の作用線は、第1及び第2波部11,12の延在方向に引いた線とする。実施例1〜5の金属板10の硬度、曲げ荷重及び撓み量の測定結果を表1に示し、曲げ荷重及び撓み量の測定結果を図12に示す。
【0040】
次に、比較例の金属板を説明する。
【0041】
(比較例1)
図13に示すように、比較例1の金属板30は、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の波部31を有している。図14に示すように、各波部31は、金属板から突出し且つ互いに同間隔で離間している複数の山部31aと、隣合う山部31a間に位置する平坦部31bとを有している。平坦部31bは、成形前の金属板(平板)と同一の高さ及び同一の厚さである。図15に示すように、隣合う2つの波部31間の中間部の断面形状は、平板形状である。
【0042】
ここで、金属板30は、厚さ0.7mm、ピッチが4mm、山部31aのなす角度が90°、金属板30の高さが1.2mm、山部31aの面取り幅が0.40mmである。尚、成形前の金属板の厚さは0.8mmである。
【0043】
(比較例2)
図16及び図17に示すように、比較例2の金属板40は、一定断面形状を呈する波板である。金属板40は、各々が平行するように一方向に延在する複数の山部41と、各々が隣合う山部41間に位置し且つ山部41と同方向に延在する複数の谷部42とを有している。各山部41は金属板から突出し、各谷部42は金属板から山部41とは逆方向に突出している。
【0044】
ここで、金属板30は、厚さ0.8mm、ピッチが4mm、山部31aのなす角度が90°、金属板30の高さが2.35mm、山部41及び谷部42の面取り幅が0.40mmである。尚、成形前の金属板の厚さは0.8mmである。
【0045】
(比較例3)
比較例3のものは、成形前の金属製平板であり、その厚さは0.8mmである。
【0046】
比較例1〜3の金属板の硬度、曲げ荷重及び撓み量を実施例1〜5と同様な方法で測定し、その結果を表1に示した。又、比較例1〜3の曲げ荷重及び撓み量の測定結果を図12に示す。尚、比較例1の荷重の作用線は、波部31の延在方向に引いた線とし、比較例2の荷重の作用線は、山部41の延在方向に対して垂直な直線とする。
【0047】
【表1】
Figure 0003555238
【0048】
表1及び図12から明らかなように、本実施例1〜5の金属板は、比較例3に示す成形前の金属平板と比較して、曲げ荷重が大きくなると共に、撓み量が多くなる。つまり、本実施例1〜5の金属板は、比較例3のものと比較して、高強度且つ低剛性になる。これは、形状効果及び成形時の加工硬化によるものと考えられる。又、本実施例1〜5の金属板は、比較例1〜3のものと比較して、撓み量が多くなり、低剛性になる。これは、第1及び第2波部11,12間の中間部の断面形状が平板状になっていると共に、第1及び第2波部11,12の成形時に前記中間部が加工硬化して薄くなるためと考えられる。
【0049】
又、実施例1,2のものは、実施例3のものと比較して、高強度且つ低剛性になる。これは、実施例1,2のものの成形高さがより高いためと考えられる。
【0050】
又、実施例3のものは、実施例4,5のものと比較して、高強度且つ低剛性になる。これは、実施例3においては、第1及び第2山部11a,12aのなす角度がより小さく、ピッチもより小さいためと考えられる。
【0051】
又、実施例1のものは、実施例2のものと比較して、高強度且つ低剛性になる。更に、実施例4の金属板は、実施例5の金属板と比較して、高強度且つ低剛性になる。これは、実施例1,4の面取り幅がより長いためと考えられる。
【0052】
(適用例)
以下、実施例1の金属板10が適用されたウインドレギュレータ装置50について説明する。
【0053】
図18に示されるように、ウインドレギュレータ装置50は、ドア(図示せず)に形成された窓(図示せず)を開閉するためにウインドガラス(図示せず)をドアに対して昇降させるもので、ドア内部に配設されている。ウインドレギュレータ装置50は、ベースプレート51と、リフトアーム52と、ドリブンギヤ53と、一対のイコライザーアーム54,55と、駆動機構56と、一対のガイド機構57,58とを備えている。
【0054】
ベースプレート51は、ドアを構成するパネル(図示せず)に固定されている。ベースプレート51には、車両横方向に延在するピン51aが固定されている。
【0055】
リフトアーム52は、ピン51aに平面内での回動のみ自在とされて支持されている。このリフトアーム52の一端部は、ドリブンギヤ53に固定され、他端部は、ガイド機構57を介してウインドガラスに連係されている。ドリブンギヤ53は、ピン58に回転自在に枢支され、円弧状を呈している。ドリブンギヤ53の外周部は、駆動機構56に連結されている。
【0056】
イコライザーアーム54,55(イコライザーアーム54の基端部は符号541を付し後述詳しく説明する)は、リフトアーム52に固定され且つ車両横方向に延在するピン52aに夫々回動自在に枢支されている。これにより、リフトアーム52に対してイコライザーアーム54,55が平面内での回動のみ自在になる。イコライザーアーム54の先端部は、ガイド機構57を介してウインドガラスに連係され、イコライザーアーム55の先端部は、ガイド機構58を介してドアに連係されている。
【0057】
駆動機構56は、スプリングカツプラ等のブレーキ機構56a及びドリブンギヤ53に噛み合うピニオンギヤ(図示せず)から構成され、ピニオンギヤはブレーキ機構56aの出力軸に固着されている。又、ブレーキ機構56aの入力軸には操作ハンドル(図示せず)が固着されている。尚、駆動機構56の操作ハンドル及びブレーキ機構56aに代えてモータ及び減速機構を用いてもよい。
【0058】
ガイド機構57は、第1ガイドレール57aと、第1ガイドローラ57bと、第2ガイドローラ57cとを備えている。ガイド機構58は、第2ガイドレール58aと、第3ガイドローラ58bとを備えている。
【0059】
第1及び第2ガイドレール57a,58aは、夫々、両端に内方に向かつて折り曲げられたフランジが形成され、断面U字形状を呈している。第1及び第2ガイドレール57a,58aは、車両の長手方向即ちウインドガラスの昇降方向(図1示上下方向)とは直交する方向に延在している。第1ガイドレール57aはウインドガラスの下部に固定され、第2ガイドレール58aはドアを構成するパネルに固定されている。
【0060】
第1及び第2ガイドローラ57b,57cは、第1ガイドレール57a内にその長手方向(水平方向)に沿つて移動自在に案内されている。第1ガイドローラ57bは、リフトアーム52の先端部に固定された球状ピン52bに回動自在に且つ揺動自在に支持されている。第2ガイドローラ57cは、イコライザーアーム54の先端部に固定された球状ピン54aに回動自在に且つ揺動自在に支持されている。第3ガイドローラ58bは、第2ガイドレール58a内にその長手方向(水平方向)に沿つて移動自在に案内されている。第3ガイドローラ58bは、イコライザーアーム55の先端部に固定された球状ピン55aに回動自在に且つ揺動自在に支持されている。尚、球状ピン52b,54a,55aは、ガイドローラ57b,57c,58bを回動自在に支持するだけのストレートなものでもよい。
【0061】
前述したリフトアーム52及びイコライザーアーム54,55は、前述した実施例1の高強度低剛性金属板10から形成されている。以下、イコライザーアーム54の具体的形状について説明する。尚、リフトアーム52及びイコライザーアーム55の具体的形状は、イコライザーアーム54の具体的形状と基本的には同一であるので、その説明は省略する。
【0062】
図19及び図20に示すように、イコライザーアーム54は薄板よりなる。ピン52aが固定されるイコライザーアーム54の基端部541の裏面には、複数の環状リブ542が形成されており、これにより基端部541は高強度高剛性となる。基端部541及び先端部543間の中間部544には、前述した第1及び第2波部11,12が交互に形成されており、これにより中間部544は高強度低剛性となる。イコライザーアーム54の各側縁部には、所定の高さのフランジ部545が形成されており、これにより低剛性を維持しつつ高強度化を図ることができる。
【0063】
尚、基端部541にリブ542を形成せずに、各フランジ部541を基端部541まで延在させ、その高さを中間部544の側縁部にあるフランジ部よりも高くしても良い。又、基端部541と同様に先端部543にリブを形成しても良い次に上記の如く構成されたウインドレギュレータ装置50の作動について説明する。
【0064】
図18に示される状態において、操作ハンドルを一方向に回転操作すると、ピニオンギヤとドリブンギヤ53との噛合によりリフトアーム52がピン51aを中心に図18示時計方向に平面内で回動する。すると、ウインドガラスが昇降案内機構(図示せず)により案内されながらドアの形状に沿つて三次元的に第1ガイドレール57と共に下降する。これにより、ドアに形成された窓が開状態となる。
【0065】
一方、操作ハンドルを前述とは逆方向に回転操作すると、ピニオンギヤとドリブンギヤ53との噛合によりリフトアーム52がピン51aを中心に図18示反時計方向に平面内で回動する。すると、ウインドガラスが昇降案内機構により案内されながらドアの形状に沿つて三次元的に第1ガイドレール57と共に上昇する。これにより、ドアに形成された窓が閉状態となる。
【0066】
ここで、イコライザーアーム54,55はガイドレール57の昇降に合わせてピン52aを中心に平面内で回動してウインドガラスのがたつきを防止している。又、上記した窓の開閉動作中、リフトアーム11の回動がガイドレール57の昇降動作に変換される際、その動作軌跡の違いは第1ガイドローラ57bがガイドレール57aに沿つてガイドレール57aの長手方向に回転しながら移動することで吸収される。これは、イコライザーアーム54と第1ガイドレール57aとの間でも同様である。
【0067】
ところで、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55の平面内での回動と第1ガイドレール57a(ウインドガラス)の三次元的な昇降とのドア厚方向(車両横方向)のずれは、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55がドア厚方向にたわむことで吸収される。
【0068】
以上示したように、本実施例では、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55に、前述した高強度低剛性金属板10を適用したので、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55の撓み量が確保されることから、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55がウインドガラスの三次元的な昇降動作に追従することができる。その結果、昇降動作がスムーズになり、昇降時における異音の発生を低減できる。
【0069】
又、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55の強度も確保されることから、ウインドガラスを昇降させる際やウインドガラスに負荷が加わった際等に、リフトアーム52及びイコライザーアーム54,55が変形したり損傷したりするのを回避できる。
【0070】
更に、材料を変更することなくリフトアーム52及びイコライザーアーム54,55を高強度且つ低剛性にすることができ、ウインドレギユレータ装置50の低コスト化及び軽量化が図られる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1の発明は、以下の如く効果を有する。
【0072】
本発明によれば、金属板に互いに半波長位相の異なる2種類の複数の第1及び第2波部を交互に且つ同方向に延在するように形成し、第1波部を金属板から突出する第1山部と金属板から第1山部と逆方向に突出する第1谷部とから構成し、第2波部を金属板から第1山部と同方向に突出する第2山部と金属板から第2山部と逆方向に突出する第2谷部とから構成した高強度且つ低剛性の金属板を、ウインドレギュレータ装置のリフトアームに適用したので、リフトアームの撓み量が確保されることから、リフトアームがウインドガラスの昇降時におけるウインドガラスの三次元的な動きにも追従することができ、昇降動作がスムーズになり、昇降時における異音の発生を低減できる。更に、リフトアームの強度も確保されることから、ウインドガラスを昇降させる際やウインドガラスに負荷が加わった際等に、リフトアームが変形したり損傷したりするのを回避できる。
【0073】
請求項2の発明は、以下の如く効果を有する。
【0074】
また、金属板に互いに半波長位相の異なる2種類の複数の第1及び第2波部を交互に且つ同方向に延在するように形成し、第1波部を金属板から突出する第1山部と金属板から第1山部と逆方向に突出する第1谷部とから構成し、第2波部を金属板から第1山部と同方向に突出する第2山部と金属板から第2山部と逆方向に突出する第2谷部とから構成した高強度且つ低剛性の金属板を、ウインドレギュレータ装置のイコライザーアームに適用したので、イコライザーアームの撓み量が確保されることから、イコライザーアームがウインドガラスの昇降時におけるウインドガラスの三次元的な動きにも追従することができ、昇降動作がスムーズになり、昇降時における異音の発生を低減できる。更に、イコライザーアームの強度も確保されることから、ウインドガラスを昇降させる際やウインドガラスに負荷が加わった際等に、イコラーザーアームが変形したり損傷したりするのを回避できる。
【0075】
請求項3の発明は、以下の如く効果を有する。
【0076】
第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を90■以下にしたので、加工硬化を促進でき、金属板の強度を一層確保できる。
【0077】
請求項4の発明は、以下の如く効果を有する。
【0078】
第1及び第2山部又は第1及び第2谷部のなす角度を45■以上にしたので、成形時に各山部の頂部又は各谷部の底部が折損するのを回避できる。
【0079】
請求項5の発明は、以下の如く効果を有する。
【0080】
第1山部の頂部及び第2谷部の底部間の距離又は第2山部の頂部及び第1谷部の底部間の距離を、成形前の金属板の厚さの3〜4倍にしたので、金属板が一層高強度になると共に、一層低剛性になる。
【0081】
請求項6の発明は、以下の如く効果を有する。
【0082】
成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用し、第1波部の隣合う各第1山部間の距離又は各第1谷部間の距離を2.0〜6.0mmにしたので、一層高強度になると共に一層低剛性になる。
【0083】
請求項7の発明は、以下の如く効果を有する。
【0084】
成形前の厚さが0.6〜1.2mmである金属板を採用し、第2波部の隣合う各第2山部間の距離又は各第2谷部間の距離を2.0〜6.0mmにしたので、一層高強度になると共に一層低剛性になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る高強度低剛性金属板の平面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】図1におけるC−C断面図である。
【図5】本実施例に係る高強度低剛性金属板を成形する成形装置の正面図である。
【図6】実施例1に係る高強度低剛性金属板の具体的形状を示す説明図である。
【図7】実施例2に係る高強度低剛性金属板の具体的形状を示す説明図である。
【図8】実施例3に係る高強度低剛性金属板の具体的形状を示す説明図である。
【図9】実施例4に係る高強度低剛性金属板の具体的形状を示す説明図である。
【図10】実施例5に係る高強度低剛性金属板の具体的形状を示す説明図である。
【図11】本実施例に係る高強度低剛性金属板の曲げ荷重及び撓み量の測定方法を説明した説明図である。
【図12】実施例1〜5,比較例1〜3に係る高強度低剛性金属板の撓み量と曲げ荷重との関係を示すグラフである。
【図13】比較例1に係る金属板の平面図である。
【図14】図13におけるD−D断面図である。
【図15】図13におけるE−E断面図である。
【図16】比較例2に係る金属板の斜視図である。
【図17】図16における断面図である。
【図18】高強度低剛性金属板を適用したウインドレギュレータ装置の正面図である。
【図19】図18におけるイコライザーアームの平面図である。
【図20】図19における横断面図である。
【符号の説明】
10 高強度低剛性金属板
11 第1波部
11a 第1山部
11b 第1谷部
12 第2波部
12a 第2山部
12b 第2谷部
50 ウインドレギュレータ装置
52 リフトアーム
54,55 イコライザーアーム
56 駆動機構

Claims (7)

  1. ウインドガラスを三次元的に昇降させるための駆動手段と、
    ドアに内蔵され、前記ウインドガラス及び前記駆動手段に連係され、前記ドアに平面内で回動自在に枢支されたリフトアームとを備えたウインドレギュレータ装置において、
    前記リフトアームは、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の第1波部と、各々が前記各第1波部間に位置するように前記第1波部と同方向に延在する複数の第2波部とを備え、前記第1波部は、金属板から突出するように配置された複数の第1山部と、隣合う前記各第1山部間に位置し且つ前記金属板から前記第1山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第1谷部とを有し、前記第2波部は、前記第1波部の形状と同一形状を呈し、前記第1波部に対して前記第2波部の延在方向に半波長ずれており、前記第2波部は、前記金属板から前記第1山部と同方向に突出するように配置された複数の第2山部と、隣合う前記各第2山部に連続し且つ前記金属板から前記第2山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第2谷部とを有する高強度低剛性金属板から成るウインドレギュレータ装置。
  2. ウインドガラスを三次元的に昇降させるための駆動手段と、
    ドアに内蔵され、前記ウインドガラス及び前記駆動手段に連係され、前記ドアに平面内で回動自在に枢支されたリフトアームと、
    前記ドアに内蔵され、一端が前記ドアに連係されると共に他端がウインドガラスに連係され、前記ウインドガラスの昇降時のガタ付きを吸収するためのイコライザーアームとを備えたウインドレギュレータ装置において、
    前記イコライザーアームは、各々が互いに平行するように一方向に延在する複数の第1波部と、各々が前記各第1波部間に位置するように前記第1波部と同方向に延在する複数の第2波部とを備え、前記第1波部は、金属板から突出するように配置された複数の第1山部と、隣合う前記各第1山部間に位置し且つ前記金属板から前記第1山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第1谷部とを有し、前記第2波部は、前記第1波部の形状と同一形状を呈し、前記第1波部に対して前記第2波部の延在方向に半波長ずれており、前記第2波部は、前記金属板から前記第1山部と同方向に突出するように配置された複数の第2山部と、隣合う前記各第2山部に連続し且つ前記金属板から前記第2山部とは逆方向に突出するように配置された複数の第2谷部とを有する高強度低剛性金属板から成るウインドレギュレータ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1及び第2山部又は前記第1及び第2谷部のなす角度は90■以下であるウインドレギュレータ装置。
  4. 請求項1または請求項2において、
    前記第1及び第2山部又は前記第1及び第2谷部のなす角度は45■以上であるウインドレギュレータ装置。
  5. 請求項1または請求項2において、
    前記第1山部の頂部及び前記第2谷部の底部間の距離又は前記第2山部の頂部及び前記第1谷部の底部間の距離は、前記金属板の成形前の厚さの3〜4倍であるウインドレギュレータ装置。
  6. 請求項1または請求項2において、
    前記金属板の成形前の厚さが0.6〜1.2mmであり、前記第1波部の隣合う前記各第1山部間の距離又は前記各第1谷部間の距離は、2.0〜6.0mmであるウインドレギュレータ装置。
  7. 請求項1または請求項2において、
    前記金属板の成形前の厚さが0.6〜1.2mmであり、前記第2波部の隣合う前記各第2山部間の距離又は前記各第2谷部間の距離は、2.0〜6.0mmであるウインドレギュレータ装置。
JP10587695A 1994-07-04 1995-04-28 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置 Expired - Fee Related JP3555238B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10587695A JP3555238B2 (ja) 1994-07-04 1995-04-28 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置
DE19524168A DE19524168C2 (de) 1994-07-04 1995-07-03 Flachmetallelement mit hoher Festigkeit und geringer Steifigkeit
US08/813,673 US6052945A (en) 1994-07-04 1997-03-07 Metal plate of high strength and flexibility

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-151939 1994-07-04
JP15193994 1994-07-04
JP10587695A JP3555238B2 (ja) 1994-07-04 1995-04-28 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0874469A JPH0874469A (ja) 1996-03-19
JP3555238B2 true JP3555238B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=26446093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10587695A Expired - Fee Related JP3555238B2 (ja) 1994-07-04 1995-04-28 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6052945A (ja)
JP (1) JP3555238B2 (ja)
DE (1) DE19524168C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069569A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19541597A1 (de) * 1995-11-08 1997-05-15 Manfred Wanzke Belagplatte zur Verkleidung von Decken und Wänden
JP3402231B2 (ja) * 1998-12-25 2003-05-06 アイシン精機株式会社 ウインドレギュレータ装置
DE10360588B4 (de) * 2003-12-19 2011-01-20 Wilhelm Karmann Gmbh Bauteil eines Verstellmechanismus für ein Fahrzeugdach eines Cabriolets
JP5743504B2 (ja) * 2010-11-30 2015-07-01 シロキ工業株式会社 ウインドレギュレータ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198A (en) * 1850-03-19 Wited itateb batemp okfxoe
US2441476A (en) * 1944-08-10 1948-05-11 Glenn L Martin Co Reinforced structural sheet
DE871958C (de) * 1951-07-15 1953-03-26 Karl Josef Fischer Licht- und schallreflektierende Belagplatte
US4044186A (en) * 1974-09-11 1977-08-23 Rockwell International Corporation Shear flexibility for structures
DE2739633A1 (de) * 1977-09-02 1979-03-08 Brose & Co Metallwerk Max Vorrichtung zum anheben und absenken einer scheibe, insbesondere fuer kraftfahrzeuge
US5008140A (en) * 1989-06-01 1991-04-16 Schmertz John C Biaxially corrugated flexible sheet material
US5101596A (en) * 1991-04-18 1992-04-07 General Motors Corporation Downstop for window regulator
US5255470A (en) * 1992-06-23 1993-10-26 Gencorp Inc. Vehicle door glass regulator
JPH06146708A (ja) * 1992-11-05 1994-05-27 Aisin Seiki Co Ltd ウインドレギユレータ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069569A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ
JPWO2014069569A1 (ja) * 2012-10-31 2016-09-08 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ

Also Published As

Publication number Publication date
DE19524168A1 (de) 1996-01-11
US6052945A (en) 2000-04-25
JPH0874469A (ja) 1996-03-19
DE19524168C2 (de) 2000-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1031111C (zh) 制造热交换器的方法和设备以及所制成的热交换器
US11712729B2 (en) Production method for pressed components, press forming device, and metal sheet for press forming
US11383286B2 (en) Metal sheet for press forming, press forming device, and production method for pressed component
JP3555238B2 (ja) 高強度低剛性金属板及び該板を用いたウインドレギュレータ装置
CN102307683A (zh) 弯曲建筑面板、建筑结构、面板弯曲系统以及用于制造弯曲建筑面板的方法
US20130227896A1 (en) Building Panels Having Hook and Loop Seams, Building Structures, and Systems and Methods for Making Building Panels
JP6551637B1 (ja) プレス部品の製造方法、プレス成形装置、及びプレス成形用の金属板
HU225605B1 (en) A method of bending metal roofing sheets and a bending apparatus
WO2013051353A1 (ja) ラック歯を一体形成した部品及び該部品の成形方法
CN110935746A (zh) 一种铝板收卷装置
JP4157955B2 (ja) 金属板パネルの折曲げ加工方法および折曲げ加工用治具
CN211247821U (zh) 一种h型钢用矫直机
CN213441133U (zh) 一种电视机边框热塑折弯机构
CN218903190U (zh) 卷箍装置
CN217518584U (zh) 一种分段悬臂门结构
CN221581572U (zh) 一种屋顶型板的成型装置
CN114850880B (zh) 一种镀锌镁铝新能源光伏板固定型材的成型装置
JPS6332861Y2 (ja)
KR101115595B1 (ko) 밴딩장치
KR102613753B1 (ko) 초고장력 강판 및 알루미늄 고장력 판재의 직각도 형성을 위한 금형장치
KR102205303B1 (ko) 벨 마우스를 위한 절곡된 부분 강판의 제조방법 및 제조설비
CN212945056U (zh) 一种板材折弯前托随动装置
CN217891007U (zh) 一种可伸缩的多级机械臂
JPH0220330B2 (ja)
CN214360058U (zh) 装配式构件转移装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040503

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees