JP3554988B2 - ワンタッチキャップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、チューブ容器等の容器本体と別成形されたキャップを、容器本体の口部に摺動自在に嵌合したワンタッチキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のワンタッチキャップとしては、図7および図8に示すようなものがある。50は容器本体であり、容器本体50の口部51外周には、雄ネジが形成されている。そして、この雄ネジにはキャップ本体52の嵌合筒53内側に螺設された雌ネジが螺合されることにより、キャップ本体52は容器本体50の口部51に確実に固定される。
【0003】
キャップ本体52は、内側に雌ネジが螺設されている嵌合筒53と、口部51の開口を閉鎖する頂壁体54とから構成され、頂壁体54の中心位置には注出孔55が形成されると共に、この注出孔55を閉鎖する棒栓56が、嵌合筒53に連結片57によって連結されている蓋体58の内側に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のワンタッチキャップにあっては、容器本体50の口部51に螺合するキャップ本体52の構造が頗る複雑であると共に、容器本体50の口部51とキャップ本体52との嵌合部が著しく多くなると共に使用材料の量が多く、かつ金型製作費が高くなるという欠点があった。
【0005】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、容器本体およびキャップ本体の嵌合部の構造が簡単かつ少なく、さらには使用材料の量が少ないので軽量であると共に、金型製作費が安価なワンタッチキャップを提供することを目的とする。
【0006】
この課題を解決するため、この発明は容器本体と、この容器本体と別成形され、容器本体の口部に嵌合されかつ固定されるキャップ本体とから成るワンタッチキャップにおいて、容器本体の肩部上端に口部基台を形成し、その口部基台の後端に横断面がT字形状を呈する嵌合凸部を両側に縦溝を形成するように設け、前記口部基台の上端に内容物の注出口となる口部を形成すると共に、前記キャップ本体を、前記口部を閉鎖する蓋体と、その蓋体に一体に設けられたキャップ基部の後端と連結部で屈曲自在に連結されると共に、前記縦溝に嵌入される左右の嵌入片を備え、嵌合凸部の外周に嵌合する、横断面が弓形を呈する嵌合凹部と、上端が蓋体と上ヒンジで屈曲自在に連結され、下端が嵌合基部と下ヒンジで屈曲自在に連結される連結帯とで構成したことを特徴とするものである。
このようなワンタッチキャップにおいては、前記キャップ基部を、口部基台、口部および嵌合凸部を覆う筒状に形成したものが好ましい。さらに前記口部を口部基台の前端に設けたものが好ましい。
【0007】
【作用】
以上のような構成をもった、この発明の作用について説明する。この発明に係るワンタッチキャップは、容器本体とキャップ本体とが別々に成形される。まず、容器本体の口部にキャップ本体を取付ける場合、キャップ本体の連結帯の先端部に形成された嵌合凹部を、容器本体の口部近傍に形成された嵌合凸部に嵌合することにより可能となる。嵌合方法は、図2に示すように嵌合凹部に形成された左右1対の嵌入片を、嵌合凸部の両側の縦溝に上方からスライドして嵌合する。同時に、嵌合凹部の溝部と、嵌合凸部の頭部とは密接して嵌合する。そして、キャップ本体は容器本体の口部に確実に固定される。
【0008】
次に、キャップ本体を容器本体の口部から離脱する場合には、嵌合凹部に形成された左右1対の嵌入片を、嵌合凸部の縦溝から上方にスライドさせて嵌合を解除して各々を離脱することできる。しかし、一旦嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合した後は、キャップ本体を容器本体の口部から離脱する必要がなく、このため相互の嵌合公差は厳格にされている。
【0009】
【実施例】
次に、この発明を図面に基づいて説明する。この発明に係るワンタッチキャップの特徴は、容器本体1と、この容器本体1の口部2近傍に嵌合されるキャップ本体3とが別々に成形される点が特徴である。
【0010】
容器本体1の構成について説明すると、容器本体1の肩部4上方には口部2が形成され、この口部2と並列している口部基台5には、嵌合凸部6が形成されている。嵌合凸部6は、容器本体1の中心軸に平行に形成される縦溝7と、横断面がT字形状を形成するように、縦溝7から半径方向外側には、横断面が三日月形の頭部8が形成されている。なお、縦溝7の上端部には、嵌合凹部15と嵌合凸部6との嵌合を厳格にするために、1対の突起9が形成されている。
【0011】
一方、キャップ本体3は、口部2を閉鎖する蓋体11と、この蓋体11に連結された、上ヒンジ部12および下ヒンジ部13を有する連結帯14を介して連結されている嵌合凹部15とから構成されている。係合凹部15は、左右に1対の嵌入片16が形成され、かつ横断面が円弧状に形成された弓形溝部17を有している。また、蓋体11は上ヒンジ部12で連結帯14と屈曲自在に連結され、かつ係合凹部15は下ヒンジ部13およびキャップ基部10の連結部18とで屈曲自在に連結されている。そして、このように本発明にあっては、嵌合凸部6および嵌合凹部15は共に嵌合部が少なく、かつ使用材料が少ないので軽量である。
【0012】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば容器本体およびキャップ本体の嵌合部の構造が簡単かつ少なく、さらには軽量であると共に、金型の製作費が安価である効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るワンタッチキャップの縦断面図。
【図2】この発明に係るワンタッチキャップのキャップ本体の平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】この発明に係るワンタッチキャップを開口した状態を示した斜視図。
【図5】この発明に係るワンタッチキャップの容器本体の口部を示した斜視図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】従来のワンタッチキャップを示した斜視図。
【図8】従来のワンタッチキャップを示した縦断面図。
【符号の説明】
1 容器本体
2 口部
3 キャップ本体
4 肩部
6 嵌合凸部
14 連結帯
15 嵌合凹部
Claims (3)
- 容器本体と、該容器本体と別成形され、容器本体の口部に嵌合され、かつ固定されるキャップ本体とから成るワンタッチキャップにおいて、
容器本体の肩部上端に口部基台を形成し、
その口部基台の後端に横断面がT字形状を呈する嵌合凸部を両側に縦溝を形成するように設け、
前記口部基台の上端に内容物の注出口となる口部を形成すると共に、
前記キャップ本体を、前記口部を閉鎖する蓋体と、その蓋体のキャップ基部の後端と連結部で屈曲自在に連結されると共に、前記縦溝に嵌入される左右の嵌入片を備え、前記嵌合凸部の外周に嵌合する、横断面が弓形を呈する嵌合凹部と、上端が蓋体と上ヒンジで屈曲自在に連結され、下端が嵌合凹部と下ヒンジで屈曲自在に連結される連結帯とで構成したことを特徴とするワンタッチキャップ。 - 前記キャップ基部を、口部基台、口部および嵌合凸部を覆う筒状に形成したことを特徴とする請求項1記載のワンタッチキャップ。
- 前記口部を口部基台の前端に設けたことを特徴とする請求項1記載のワンタッチキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22405094A JP3554988B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ワンタッチキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22405094A JP3554988B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ワンタッチキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858821A JPH0858821A (ja) | 1996-03-05 |
JP3554988B2 true JP3554988B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=16807811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22405094A Expired - Fee Related JP3554988B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ワンタッチキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3554988B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP22405094A patent/JP3554988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0858821A (ja) | 1996-03-05 |
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