JP2603820Y2 - 樹脂チューブ - Google Patents

樹脂チューブ

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JP2603820Y2
JP2603820Y2 JP1993055337U JP5533793U JP2603820Y2 JP 2603820 Y2 JP2603820 Y2 JP 2603820Y2 JP 1993055337 U JP1993055337 U JP 1993055337U JP 5533793 U JP5533793 U JP 5533793U JP 2603820 Y2 JP2603820 Y2 JP 2603820Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は樹脂チューブに係り、さ
らに詳しくはワンタッチキャップを採用する樹脂チュー
ブにおいて、樹脂チューブのチューブ口部の内径寸法を
変更した場合でも、それに取付けられるワンタッチキャ
ップは従来のものをそのまま使用することができる樹脂
チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】ワンタッチキャップをチューブ口部に取
り外し自在に嵌合取付けしてなる樹脂チューブは、容器
自体が軽量で可撓性、保型性に優れかつ成型も容易であ
ることより、メーク落とし材や髪用保湿材等に代表され
るジェル状又はクリーム状の化粧品の収納容器として従
来より広く利用されている。
【0003】このような樹脂チューブにあっては、収納
する内容物の硬度特性や粘度特性等の諸条件に鑑み、予
め当該内容物の取り出しに最適となるようにチューブ口
部の内径、及びこれに取付けられるワンタッチキャップ
のノズル内径を計算し、それに基づき各部の型成形がな
されている。
【0004】したがって、樹脂チューブに収納する内容
物の硬度特性や粘度特性等の諸条件が他のものに変わる
場合には、その諸条件に合わせてチューブ口部の内径寸
法も変えられる必要がある。チューブ口部の内径寸法が
変わることに伴い、チューブ口部の外径寸法も変化する
ため、従来の樹脂チューブではチューブ口部に嵌合対応
可能に形成されるワンタッチキャップの形状も当然のこ
とながら別の形状に変更されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、樹脂チュ
ーブのチューブ口部の内径寸法を変化させるということ
は、チューブ口部の内径寸法のみならず外径寸法にも変
化を及ぼすため、寸法変更されたチューブ口部に対して
は、これに嵌合対応可能となる別のワンタッチキャップ
の作成が新たに必要となり、その製造コスト並びに手間
は無視できない負担となり、経済的に大変不利となる等
の問題点があった。
【0006】本考案は樹脂チューブのチューブ口部の内
径寸法の変化を、チューブ口部の内側面に係止する邪魔
板の小孔の内径寸法の変化によって行い、その結果チュ
ーブ口部の内径寸法はもとより、外径寸法をも全く変化
させないため、この樹脂チューブに取付けられるワンタ
ッチキャップの方も従来のものをそのまま使用すること
が可能となり、これにより上記の問題点を解決できる樹
脂チューブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案に係る樹脂チューブでは、チューブ本体の先
端に位置するチューブ口部にワンタッチキャップを取付
ける樹脂チューブにおいて、ワンタッチキャップを変更
することなく、チューブ口部の内側面に口部流路をふさ
ぐための邪魔板をチューブ口部と別体に形成し、該邪魔
板がチューブ口部の内側面に係止自在となるようにし、
該邪魔板に適宜内径寸法からなる小孔を穿設したものを
複数種用意し、この邪魔板を交換することにより、ワン
タッチキャップの形状を変えることなく内容物の取り出
し量調整を行えるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本考案では、邪魔板の小孔の内径寸法を収納す
べき内容物の特性に合わせて予め自由に成型することが
でき、かつ内容物の変更に際しては邪魔板の小孔内径寸
法の変更のみにて対処できるため、他への影響は全く起
こらない。小孔の内径寸法の変更は、金型の変更により
行うのが一般的である。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例について図面とともに説
明する。
【0010】図1乃至図3は本考案の一実施例である樹
脂チューブを示し、チューブ本体1の先端のチューブ口
部2にはワンタッチキャップ10が嵌合対応自在に取付
けられる。
【0011】チューブ口部2は、チューブ本体を押圧し
て中の内容物3を押し出す際の取り出し口になり、この
チューブ口部2の内側面2aには邪魔板4が係止され、
その邪魔板4の中央付近には内容物の流出スピードを絞
り込み調整する小孔5が穿設され、その小孔5の内径寸
法は内容物3の硬度特性、粘度特性等の諸条件から最適
のものが選択形成されている。
【0012】チューブ本体1内から押し出された内容物
3は、ワンタッチキャップ10のノズル11を通過して
使用者の掌等に取り出される。
【0013】したがって内容物3は、小孔5の内径寸法
によって適度に絞り込まれて流出スピードの調整が行わ
れる。小孔位置を通過した内容物3は、邪魔板4の先端
とワンタッチキャップ10のノズル11の後端位置との
間に用意される待機室6内に溜められ、内容物がこの待
機室6からあふれ出てノズル11内に到達し、このノズ
ル11から極めて使い勝手の良い適量の内容物の取り出
しが可能となる。
【0014】ワンタッチキャップ10の下面には、外壁
リブ12と内壁リブ13とが所定間隔を存して垂設され
ており、この両リブ間にチューブ口部2の先端を挾み込
み、前記外壁リブ12の内側面に凹設した係合凹部14
に、前記チューブ口部2の外側面2bに形成した帯状突
部7をパチンと嵌合させてワンタッチキャップ10とチ
ューブ本体1との一体結合が図られる。
【0015】本考案における、樹脂チューブの素材は従
来より一般的に使用されているものが使用され、またワ
ンタッチキャップ10の下部周辺には美観を向上させる
ための、目隠し用のスカート部材15が垂設されてい
る。
【0016】またワンタッチキャップ10の頂部には、
スカート部材15とヒンジ16を介して開閉自在となる
カバー17が取付けられ、このカバー17の内面には係
止具18が一体形成されており、さらにこの係止具18
はノズル11の首段部19と嵌合自在となる構成であ
る。
【0017】さらにノズル11の中心軸8bは、邪魔板
4の中央付近に穿設される小孔5の中心軸8aに対し、
前記ヒンジ17の形成位置とは反対側の方向に、偏芯寸
法L1を存して偏芯する状態に形成しておくことが好ま
しい。
【0018】即ち、上記の如くノズル11の中心軸8b
を偏芯させると、使用者がチューブ本体1を手に取って
チューブ口部2を掌に向ける際、ヒンジ17の存在によ
りヒンジ側が必ず上側に向けられ、その反対側は下側に
向けられるように保持されるため、待機室6内の内容物
3は樹脂チューブの中心から見てヒンジ17の反対側に
多く溜ることになる。このことから、内容物の溜り易い
位置のすぐ直上方にノズル11を偏芯的に存在させてお
くと、待機室6からノズル11への内容物の移動が円滑
となると共に、不必要に内容物の溜りを待機室6中に残
さないという効果がある。
【0019】また邪魔板4をチューブ口部2と別体に形
成し、チューブ口部2の内側面2aに凹溝9を形成し、
この凹溝9にパチンと嵌合するような円板型の邪魔板4
を形成しておけば、小孔5の内径寸法を種々変えた邪魔
板4を複数用意するだけで、口部流路断面積が異なる樹
脂チューブが簡単に得られることとなる。
【0020】さらに邪魔板4は、通常の場合チューブ口
部の先端から、チューブ本体側に数mm陥没した状態で
取付けられるが、このようにしてチューブ口部がワンタ
ッチキャップの外壁リブ12と内壁リブ13とに確実に
保持され、かつチューブ口部の先端付近に内容物の溜り
場となる待機室6を確実に確保することができる特徴が
ある。
【0021】
【考案の効果】上述の如く本考案によれば、樹脂チュー
ブの内容物が別のものに変わる場合、その内容物の各種
特性に応じてチューブ口部の邪魔板に穿設した小孔の内
径寸法を所望の状態に変えるだけで簡単に対応すること
ができ、チューブ口部の内外径寸法には全く変化が認め
られないため、ワンタッチキャップは従来のものをその
まま使用することができるという優れた効果がある。
【0022】即ち本考案によりチューブ口部の設計を変
更して新たな樹脂チューブの設計をするとしても、本考
案ではこのチューブに対応するワンタッチキャップの新
設計に伴うコストは全くかからないという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である樹脂チューブにワンタ
ッチキャップを取付けた状態の正面図である。
【図2】前図において、樹脂チューブからワンタッチキ
ャップを取り外した状態の正面図である。
【図3】本考案のチューブ口部付近の縦断面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】他の実施例のチューブ口部付近の縦断面図であ
る。
【図6】図3にワンタッチキャップを取付けた状態の縦
断面図である。
【図7】ノズルと小孔の偏芯状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 チューブ本体 2 チューブ口部 2a チューブ口部の内側面 2b チューブ口部の外側面 3 内容物 4 邪魔板 5 小孔 6 待機室 7 帯状突起 8a 小孔の中心軸 8b ノズルの中心軸 9 凹溝 10 ワンタッチキャップ 11 ノズル 12 外壁リブ 13 内壁リブ 14 係合凹部 15 スカート部材 16 ヒンジ 17 カバー 18 係止具 19 ノズルの首段部 L1 偏芯寸法

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ本体の先端に位置するチューブ
    口部にワンタッチキャップを取付ける樹脂チューブにお
    いて、ワンタッチキャップを変更することなく、チュー
    ブ口部の内側面に口部流路をふさぐための邪魔板をチュ
    ーブ口部と別体に形成し、該邪魔板がチューブ口部の内
    側面に係止自在となるようにし、該邪魔板に適宜内径寸
    法からなる小孔を穿設したものを複数種用意し、この邪
    魔板を交換することにより、ワンタッチキャップの形状
    を変えることなく内容物の取り出し量調整を行えるよう
    にしたことを特徴とする樹脂チューブ。
JP1993055337U 1993-09-20 1993-09-20 樹脂チューブ Expired - Fee Related JP2603820Y2 (ja)

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