JP3554817B2 - Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. - Google Patents
Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. Download PDFInfo
- Publication number
- JP3554817B2 JP3554817B2 JP2001028621A JP2001028621A JP3554817B2 JP 3554817 B2 JP3554817 B2 JP 3554817B2 JP 2001028621 A JP2001028621 A JP 2001028621A JP 2001028621 A JP2001028621 A JP 2001028621A JP 3554817 B2 JP3554817 B2 JP 3554817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sweet potato
- section
- seedling
- medium
- growing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、甘しょの新規育苗方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
甘しょの栽培は、丸イモから発生させた蔓を用いて苗を調製し、手作業で土中に移植することによって行われてきた。
この方法における苗の調製段階では、通常、甘しょ塊根からの発芽部位はイモ全体ではなく、その上部のしょ梗に近い部分に限定される。従って、このような方法では、新芽数が少なく、十分な量の苗の確保には多数のイモと蔓の多回刈りが必要となるため、多くの種イモと労力が要求される。
また、従来の蔓苗は柔らかく、着葉状態であるため、機械による移植が困難である。従って、蔓苗の移植は手作業に頼らざるを得ず、その移植作業には多大なる労力と時間を要する。
【０００３】
一方、農作業従事者の高齢化に対応するため、及び国際的な競争力を向上させるためには、労力の低減及び生産コストの低減を図る必要があり、そのために機械化に対応できる移植技術が望まれている。
機械化されている甘しょの移植技術としては直播技術があるが、これは丸イモ又は２〜４分割したイモを機械移植に適用するものであり、蔓苗を用いる方法に比べると、甘しょイモの収量及び品質が低くなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、蔓苗の調製及び採取にかかる時間及び労力を軽減し、甘しょイモの収量及び品質を向上させ、また、移植の機械化が可能となる甘しょ苗を低コストで生産することのできる甘しょの育苗方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、甘しょイモを丸イモのまま２０℃〜２５℃の水に浸漬し、これを皮付き切片に分割し、直ちに水洗し、該切片をキュアリング処理し、水分を含ませた保湿性の良い培地上、高湿条件下で該切片を培養することにより、ほぼ全ての切片において不定芽形成が促されることを見出し、本発明に至った。
【０００６】
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
（１）以下の工程：
（ａ）甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程；
（ｂ）該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程；
（ｃ）該切片を、工程（ｂ）の直後に水洗する工程；
（ｄ）該切片をキュアリング処理する工程；及び
（ｅ）該切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程；
を含む、甘しょの不定芽を形成する方法。
【０００７】
（２）前記工程（ａ）における甘しょの生育に適した温度が２０℃〜３０℃である（１）記載の方法。
（３）前記工程（ａ）における浸漬の期間が２〜４日間である（１）記載の方法。
（４）前記工程（ｂ）において、甘しょイモを５ｇ〜２０ｇの皮付き切片に分割する（１）記載の方法。
（５）前記工程（ｅ）における培地が、水分を含ませた保湿性培地である（１）記載の方法。
【０００８】
（６）以下の工程：
（ａ）甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程；
（ｂ）該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程；
（ｃ）該切片を、工程（ｂ）の直後に水洗する工程；
（ｄ）該切片をキュアリング処理する工程；
（ｅ）該切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程；及び
（ｆ）工程（ｅ）により不定芽を形成した切片を、培地を充填した容器中において、該切片を乾燥させない条件下、甘しょの生育に適した温度で培養し、これにより甘しょの苗を生育させる工程；
を含む、甘しょの苗を生産する方法。
【０００９】
（７）前記工程（ａ）における甘しょの生育に適した温度が２０℃〜３０℃である（６）記載の方法。
（８）前記工程（ａ）における浸漬の期間が２〜４日間である（６）記載の方法。
（９）前記工程（ｂ）において、甘しょイモを５ｇ〜２０ｇの皮付き切片に分割する（６）記載の方法。
（１０）前記工程（ｅ）及び（ｆ）における培地が、水分を含ませた保湿性培地である（６）記載の方法。
【００１０】
（１１）前記工程（ｆ）における甘しょの生育に適した温度が２０℃〜３０℃である（６）記載の方法。
（１２）前記工程（ｆ）における培養の期間が１０日間以上である（６）記載の方法。
（１３）（６）〜（１２）のいずれか１つに記載の方法によって得られる甘しょの苗。
（１４）前記苗の芽長が３ｃｍ〜２２ｃｍであり、節数が５〜１５節である（１３）記載の苗。
（１５）（６）〜（１２）のいずれか１つに記載の方法によって得られる甘しょの苗を用いることを特徴とする甘しょの栽培方法。
（１６）前記苗の芽長が３ｃｍ〜２２ｃｍであり、節数が５〜１５節である（１５）記載の栽培方法。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
１．甘しょの不定芽を形成する方法及び甘しょの苗を生産する方法
本発明は、甘しょの不定芽を形成する方法に関し、該方法は、以下の工程：
（ａ）甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程；
（ｂ）該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程；
（ｃ）該切片を、工程（ｂ）の直後に水洗する工程；
（ｄ）該切片をキュアリング処理する工程；及び
（ｅ）該切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程；
を含む。
【００１２】
さらに、本発明は、上記の方法によって不定芽を形成した甘しょイモ切片を用いて甘しょの苗を生産する方法に関し、該方法は、上記工程（ａ）〜（ｅ）に加えて、以下の工程：
（ｆ）工程（ｅ）により不定芽を形成した切片を、培地を充填した容器中において、該切片を乾燥させない条件下、甘しょの生育に適した温度で培養し、これにより甘しょの苗を生育させる工程；
を含む。
【００１３】
本発明の上記方法を適用し得る甘しょの品種は特に制限されない。甘しょの品種としては、例えば、ジェイレッド、高系１４号、ベニアズマ、トサベニ、ベニオトメ、アヤムラサキ、九州１３２号及びコガネセンガンが挙げられる。
本発明の上記方法による処理を開始する時期は特に制限されない。例えば、圃場への移植の時期に合わせて上記方法による処理を行うとよい。
【００１４】
本発明の上記方法は、上述の各工程を順次行うことによって実施することができる。以下、上記各工程について説明する。
（１）工程（ａ）について
工程（ａ）は、甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程である。
【００１５】
甘しょのイモ（種イモ）は、通常、１０月〜１１月頃に収穫された後、畑に植えられる３月頃まで１２℃〜１４℃で貯蔵されており、その間は萌芽、発育等の生物学的活性を十分に発揮できない状態にある。本工程により、その生物学的活性が回復し、その後の萌芽、発育等が促進される。
本明細書において、「イモ」とは、甘しょの塊根を意味し、「丸イモ」とは、１個の塊根の完全体を意味する。本発明の方法において用いるイモは、健全なものであればよく、いかなる大きさ、形状等を有するものであってもよい。
【００１６】
甘しょの浸漬温度（甘しょを浸漬する水の温度）は、甘しょの生育に適した温度であればよく、特に制限されないが、好ましくは２０℃〜３０℃、より好ましくは２０℃〜２５℃である。
浸漬の期間は、貯蔵されていた種イモの生物学的活性を回復させるのに十分な期間であり、かつ、発芽しない程度の期間であればよく、特に制限されないが、好ましくは２〜４日間、より好ましくは３日間である。
【００１７】
（２）工程（ｂ）について
工程（ｂ）は、該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程である。
該工程により得られる切片は、甘しょイモの皮が付着したままの切片である限りにおいていかなるものであってもよく、その大きさについては特に制限されない。ただし、該切片が大きすぎると、１個の甘しょイモから得られる苗の個数が少なくなり、該切片が小さすぎると、不定芽の形成が困難となる。従って、甘しょ苗の生産効率及び生産コスト、並びに該切片からの不定芽形成の促進の観点から、該切片の大きさは５ｇ〜２０ｇとすることが好ましく、より好ましくは８ｇ〜１５ｇ、更に好ましくは１０ｇとする。さらに、該工程により得られる切片に付着したままの皮の大きさは特に制限されないが、好ましくは（１．０ｃｍ〜１．５ｃｍ）×（１．５ｃｍ〜２．０ｃｍ）とする。
【００１８】
（３）工程（ｃ）について
工程（ｃ）は、上記切片を、上記工程（ｂ）の直後に水洗する工程である。
該工程により、該切片における不定芽形成の効率を顕著に向上させることができる。該工程においては、該切片を、洗水が濁らなくなるまで水洗することが好ましい。
【００１９】
（４）工程（ｄ）について
工程（ｄ）は、上記切片をキュアリング処理する工程である。
「キュアリング処理」とは、一般に、甘しょイモの乾燥を防ぎながら、これを３０℃で３日間処理することをいい、これにより、甘しょイモの表面にコルク層を形成して腐敗を防止することができる。本工程のキュアリング処理では、このような効果が得られる限りにおいてその温度及び処理期間は特に制限されないが、好ましくは２８℃〜３２℃、より好ましくは約３０℃、最も好ましくは３０℃で、好ましくは２〜４日間、より好ましくは約３日間、最も好ましくは３日間とするとよい。また、乾燥を防ぐ手段は特に制限されず、いかなる手段を用いてもよい。このような手段としては、例えば、キュアリング処理において、甘しょイモ切片を、多数の穴を空けたビニル袋に入れて処理する方法が挙げられる。
【００２０】
（５）工程（ｅ）について
工程（ｅ）は、上記切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程である。
該工程に用いる培地は、一般に植物の萌芽に用いられる培地であればいかなるものであってもよく、特に制限されないが、好ましくは、水分を含ませた保湿性培地である。本明細書において、「保湿性培地」とは、一旦水分を含ませるとその水分をある程度の期間保持することのできる培地をいう。このような培地は当業者に公知であり、特に制限されないが、好ましくはバーミキュライトが挙げられる。
【００２１】
切片を乾燥させない条件は、該切片の周囲の環境を高湿に保つことにより達成することができる。その手段は特に制限されないが、例えば、バーミキュライト等の上記の水分を含ませた保湿性培地を培地として用いると、このような条件を満たすことができる。
上記培養は２８℃〜３２℃で行うことができるが、好ましくは３０℃で行う。また、培養期間は不定芽形成に十分な期間とすることができ、その具体的期間の長さは特に制限されないが、好ましくは１４〜２２日間、より好ましくは２０日間とする。
【００２２】
該工程においては、上記切片及び形成された不定芽の腐敗を防止するため、殺菌剤を散布することが望ましい。殺菌剤としては、腐敗菌の増殖を防止し、又は腐敗菌を死滅させることのできる薬剤であって、甘しょの生育を妨げないものであればいかなるものを用いてもよい。このような殺菌剤としては、例えば、ストレプトマイシンサルフェイト等のストレプトマイシン系の薬剤を用いることができる。殺菌剤の散布は、１回であってもよいし（例えば、該工程の処理の開始時に１回）、何回かに分けて（例えば、定期的に）行ってもよい。
【００２３】
（６）工程（ｆ）について
工程（ｆ）は、上記工程（ｅ）により不定芽を形成した切片を、培地を充填した容器中において、該切片を乾燥させない条件下、甘しょの生育に適した温度で培養し、これにより甘しょの苗を生育させる工程である。
該工程に用いる培地は、一般に植物の育苗に用いられる培地であればいかなるものであってもよく、特に制限されないが、好ましくは、水分を含ませた保湿性培地である。このような培地は当業者に公知であり、特に制限されないが、好ましくはバーミキュライトが挙げられる。
【００２４】
切片を乾燥させない条件は、該切片の周囲の環境を高湿に保つことにより達成することができる。その手段は特に制限されないが、例えば、バーミキュライト等の上記の水分を含ませた保湿性培地を培地として用いると、このような条件を満たすことができる。
甘しょの培養温度は、甘しょの生育に適した温度であればよく、特に制限されないが、好ましくは２０℃〜３０℃、より好ましくは２５℃〜３０℃である。
【００２５】
上記培養の期間は、苗が圃場又は畑への移植に適した形状となるのに十分な期間とすることができ、その具体的日数は特に制限されないが、好ましくは１０日間以上、より好ましくは３０日間以上、さらに好ましくは５０日間以上である。上記培養においては、必要に応じて、潅水、施肥等を適宜行ってもよい。このような潅水及び施肥は、当業者であれば適切に行うことができるため、その具体的手段については特に制限されない。例えば、ハイポネックス等の液肥を用いて、潅水と施肥を同時に行うことができる。
該工程において得られる甘しょ苗の形状は特に制限されないが、その芽長は、好ましくは３ｃｍ〜２２ｃｍ、より好ましくは６ｃｍ〜２２ｃｍ、最も好ましくは約２０ｃｍであり、その節数は、好ましくは５〜１５節、より好ましくは１０〜１５節である。
【００２６】
２．本発明の方法によって得られる甘しょ苗及び該甘しょ苗を用いる甘しょの栽培方法
本発明は、上記の苗の生産方法によって得られる甘しょの苗に関する。
該甘しょ苗の形状は特に制限されないが、その芽長は、好ましくは３ｃｍ〜２２ｃｍ、より好ましくは６ｃｍ〜２２ｃｍ、最も好ましくは約２０ｃｍであり、その節数は、好ましくは５〜１５節、より好ましくは１０〜１５節である。
【００２７】
本発明の甘しょ苗は、従来の蔓苗とは異なり、硬い蔓を有しているため、その圃場、畑等への移植を機械化することが可能となる。また、本発明の甘しょ苗はその端部に甘しょイモ切片を有しており、該切片から水分及び栄養分を補充することができるため、移植によるストレスを受けないか、又はこれを軽減する。
さらに、本発明は、上記の甘しょ苗を用いることを特徴とする甘しょの栽培方法に関する。
【００２８】
該栽培方法は、甘しょの栽培に常用されている方法、例えば、圃場、畑等に苗を移植し、潅水、施肥、除草剤散布等を適宜行い、収穫する方法において、本発明の甘しょ苗を移植することにより行うことができる。移植の時期は、栽培を行う地域の気候によって異なり、当業者であれば適切に設定することができる。収穫の時期もまた、栽培を行う地域の気候によって異なり、当業者であれば適切に設定することができる。
上記栽培方法によれば、甘しょの旺盛な生育が得られ、収穫される甘しょイモの収量が増加し、その品質（例えば、形状等）の向上が可能となる。
【００２９】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。ただし、これらの実施例は説明のためのものであり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。〔実施例１〕甘しょの塊根小切片からの不定芽形成
本実施例において、甘しょとしてはジェイレッド、高系１４号、ベニアズマ、トサベニ、ベニオトメ、アヤムラサキ、九州１３２号及びコガネセンガンの８品種を用いた。
【００３０】
これら８品種の甘しょイモを丸イモのまま２５℃の水に３日間浸漬した。これらの丸イモを、表面の皮を付けた状態で約１０ｇの切片に切断した。切断後、直ちに該切片を水洗し、水が濁らなくなるまで洗浄を繰り返した。該切片を、多数の穴を空けたビニル袋（縦３８ｃｍ×横２７ｃｍ）に入れ、３０℃で３日間インキュベートすることによりキュアリング処理した。ここまでの処理は、３月〜５月に行った。
【００３１】
以上のようにして得られた各品種の切片を、四角形のプラスチックトレイ（縦４２ｃｍ×横２９ｃｍ×深さ５ｃｍ）中、十分に水分を含ませたバーミキュライト上に置き、３０℃で２０日間培養した。その際に、切片の腐敗を防ぐために、時々、殺菌剤であるストレプトマイシンサルフェイト溶液（３０ｍｇ／Ｌ，シグマ社製）を散布した。その結果、全ての品種において、図１に示すように、不定芽の形成が認められた。また、以下の表１に示すように、全ての品種について供試切片の７０％以上が萌芽し、特に、ベニオトメを除く７品種では８０％以上、アヤムラサキではほぼ１００％の萌芽率を示した。
【００３２】
【表１】
〔実施例２〕不定芽を形成した切片による苗の調製
実施例１で得られたコガネセンガンの萌芽切片を、十分に水分を含ませたバーミキュライト２１０ｍｌ容紙コップ中、十分に水分を含ませたバーミキュライト上に移植し、天然光の下、２５℃で５０日間生育させた。その間、１／１０００ハイポネックス溶液（ハイポネックス・ジャパン社製）を時々与えることにより、潅水及び施肥を行った。その結果、図２に示すように、芽長約２０ｃｍ、節数１４節の苗が得られた。
【００３４】
以上のようにして得られた苗を圃場に移植したところ、該苗の活着が速やかに起こり、その生育は顕著に旺盛であった。その際、従来の方法により調製した蔓苗を対照として用いて、５０日間、３０日間及び１０日間生育させて得られた切片苗の、地上部の生育、上イモ（５０ｇ以上のイモ）の収量及びイモの形状を比較した。その結果を図３及び以下の表２に示した。
【００３５】
【表２】
図３において、縦軸は１ヘクタールあたりの収量（ｔ）を示す。また、各カラムの上部の縦線は標準誤差を示す。図３によれば、切片苗の地上部の生育は蔓苗区に比べて良好であり、上イモ収量は、３０日苗区及び５０日苗区において、蔓苗区に比べて多収となることがわかる。また、表２によれば、切片苗区では、蔓苗区に比べて良形イモ率、長径比及びイモ重のいずれもが高く、従って品質が良好であることがわかる。
【００３７】
【発明の効果】
本発明により、効率的な増殖が可能であり、良好に生育し、収穫されるイモの収量及び品質が向上する甘しょ苗が提供される。該苗は、機械を用いた移植にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】甘しょイモ（コガネセンガン）の小切片から発生した不定芽を示す写真である。
【図２】発芽後約５０日間生育させた５０日苗の生育状態を示す写真である。
【図３】甘しょイモの小切片から生育させた１０日苗、３０日苗及び５０日苗が地上部生育及びイモ収量に及ぼす影響を示す図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a new method for raising seedlings of sweet potato.
[0002]
[Prior art]
Sweet potato has been cultivated by preparing seedlings using vines generated from round potatoes and manually transplanting them into the soil.
In the preparation stage of the seedling in this method, the germination site from the cane tuber is usually not the whole potato but the upper portion near the stalk. Therefore, in such a method, the number of new shoots is small, and a large number of potatoes and vines are required to secure a sufficient amount of seedlings, so that many seed potatoes and labor are required.
In addition, conventional vine seedlings are soft and leafy, which makes transplanting by a machine difficult. Therefore, transplanting of vine seedlings must rely on manual work, and the transplanting operation requires a great deal of labor and time.
[0003]
On the other hand, it is necessary to reduce labor and production costs in order to cope with the aging of farm workers and to improve international competitiveness. For this reason, transplantation technology that can cope with mechanization is expected. It is rare.
As a technique for transplanting mechanized sweet potatoes, there is a direct sowing technique, which applies a round potato or a 2-4 divided potato to mechanical transplantation. Yield and quality are low.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to reduce the time and labor required for preparing and collecting vine seedlings, improve the yield and quality of sweet potatoes, and produce low-cost sweet potato seedlings that enable mechanization of transplantation. It is an object of the present invention to provide a method for raising sweet potato seedlings.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors immerse the sweet potatoes in the form of whole potatoes in water at 20 ° C. to 25 ° C., divide the cut pieces into skinned sections, immediately wash them with water, cure the sections, and make them moist. The present inventors have found that adventitious bud formation can be promoted in almost all sections by culturing the sections on a medium having good moisturizing properties under high humidity conditions.
[0006]
That is, the present invention includes the following inventions.
(1) The following steps:
(A) immersing the sweet potato as it is in a round potato in water at a temperature suitable for growing the sweet potato;
(B) dividing the sweet potato into skinned sections;
(C) washing the section with water immediately after step (b);
(D) a step of curing the section; and (e) arranging the section on a medium and culturing the section at 28 ° C. to 32 ° C. without drying the section, thereby forming adventitious buds The step of causing;
A method for forming adventitious shoots of sweet potato, comprising:
[0007]
(2) The method according to (1), wherein the temperature suitable for growing sweet potato in the step (a) is 20 ° C to 30 ° C.
(3) The method according to (1), wherein the immersion period in the step (a) is 2 to 4 days.
(4) The method according to (1), wherein in the step (b), the sweet potato is divided into 5 g to 20 g of skinned slices.
(5) The method according to (1), wherein the medium in the step (e) is a moisturizing medium containing water.
[0008]
(6) The following steps:
(A) immersing the sweet potato as it is in a round potato in water at a temperature suitable for growing the sweet potato;
(B) dividing the sweet potato into skinned sections;
(C) washing the section with water immediately after step (b);
(D) curing the section;
(E) arranging the slices on a medium and culturing at 28 ° C. to 32 ° C. under conditions that do not dry the slices, thereby forming adventitious buds; Culturing the sprout-formed section in a container filled with a medium at a temperature suitable for the growth of sweet potato under conditions that do not allow the section to dry; and thereby growing a sweet potato seedling;
How to produce sweet potato seedlings.
[0009]
(7) The method according to (6), wherein the temperature suitable for growing sweet potato in the step (a) is 20 ° C to 30 ° C.
(8) The method according to (6), wherein the immersion period in the step (a) is 2 to 4 days.
(9) The method according to (6), wherein in the step (b), the sweet potato is divided into 5 g to 20 g of skinned slices.
(10) The method according to (6), wherein the medium in the steps (e) and (f) is a moisturizing medium containing water.
[0010]
(11) The method according to (6), wherein the temperature suitable for growing sweet potato in the step (f) is 20 ° C to 30 ° C.
(12) The method according to (6), wherein the culture period in the step (f) is 10 days or more.
(13) A sweet potato seedling obtained by the method according to any one of (6) to (12).
(14) The seedling according to (13), wherein the seedling has a bud length of 3 cm to 22 cm and a number of nodes of 5 to 15 nodes.
(15) A method for cultivating sweet potato, characterized by using a sweet potato seedling obtained by the method according to any one of (6) to (12).
(16) The cultivation method according to (15), wherein the bud length of the seedling is 3 cm to 22 cm and the number of nodes is 5 to 15 nodes.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
1. The present invention relates to a method for forming adventitious shoots of sweet potato, comprising the following steps:
(A) immersing the sweet potato as it is in a round potato in water at a temperature suitable for growing the sweet potato;
(B) dividing the sweet potato into skinned sections;
(C) washing the section with water immediately after step (b);
(D) a step of curing the section; and (e) arranging the section on a medium and culturing the section at 28 ° C. to 32 ° C. without drying the section, thereby forming adventitious buds The step of causing;
including.
[0012]
Furthermore, the present invention relates to a method for producing sweet potato seedlings using the sweet potato slices which have formed adventitious buds by the above method, which method comprises the following steps (a) to (e): Steps:
(F) culturing the slices having formed adventitious buds in the step (e) in a container filled with a medium at a temperature suitable for growing sweet potatoes under conditions that do not allow the slices to dry; Growing the;
including.
[0013]
The variety of sweet potatoes to which the above method of the present invention can be applied is not particularly limited. Examples of sweet potato varieties include, for example, J-Red, Kokei 14, Beniazuma, Tosabeni, Beniotome, Ayamurasaki, Kyushu 132 and Koganesengan.
There is no particular limitation on when to start the process according to the method of the present invention. For example, the above-described method may be performed in accordance with the timing of transplantation to a field.
[0014]
The above method of the present invention can be carried out by sequentially performing each of the above steps. Hereinafter, each of the above steps will be described.
(1) Step (a) Step (a) is a step of immersing sweet potatoes as they are in potatoes in water at a temperature suitable for growing sweet potatoes.
[0015]
Cane potatoes (seed potatoes) are usually harvested from October to November, and stored at 12 to 14 ° C until March, when they are planted in the field, during which time sprouting, development and other biology In a state where it is not possible to exert its full activity. This step restores its biological activity and promotes subsequent germination, development, and the like.
As used herein, the term "potato" means a cane tuber, and the term "round potato" means a whole tuber. The potato used in the method of the present invention only needs to be sound and may have any size, shape, and the like.
[0016]
The temperature for immersing the sweet potato (the temperature of the water in which the sweet potato is immersed) may be any temperature suitable for the growth of the sweet potato, and is not particularly limited, but is preferably 20 ° C to 30 ° C, more preferably 20 ° C to 25 ° C. ° C.
The immersion period is a period sufficient to restore the biological activity of the stored seed potatoes, and may be a period that does not germinate, and is not particularly limited, but is preferably 2 to 4 days. , More preferably 3 days.
[0017]
(2) Step (b) Step (b) is a step of dividing the sweet potato into sliced pieces.
The slice obtained by this step may be any slice as long as it is a slice with sweet potato skin still attached, and its size is not particularly limited. However, if the section is too large, the number of seedlings obtained from one sweet potato will decrease, and if the section is too small, it will be difficult to form adventitious buds. Accordingly, the size of the slice is preferably 5 g to 20 g, more preferably 8 g to 15 g, and still more preferably, from the viewpoints of production efficiency and production cost of the sweet potato seedling and promotion of adventitious bud formation from the slice. Is 10 g. Further, the size of the skin that remains attached to the slice obtained by the step is not particularly limited, but is preferably (1.0 cm to 1.5 cm) × (1.5 cm to 2.0 cm).
[0018]
(3) Step (c) Step (c) is a step of washing the slices with water immediately after step (b).
By this step, the efficiency of adventitious bud formation in the section can be significantly improved. In the step, the section is preferably washed with water until the washing water does not become cloudy.
[0019]
(4) Step (d) Step (d) is a step of curing the above section.
"Curing treatment" generally refers to treating sweet potatoes at 30 ° C for 3 days while preventing them from drying, thereby forming a cork layer on the surface of sweet potatoes and preventing rot. can do. In the curing treatment of this step, the temperature and the treatment period are not particularly limited as long as such effects are obtained, but preferably 28 ° C to 32 ° C, more preferably about 30 ° C, and most preferably 30 ° C. Preferably it is 2 to 4 days, more preferably about 3 days, and most preferably 3 days. The means for preventing drying is not particularly limited, and any means may be used. As such a means, for example, a method of treating sweet potato slices in a vinyl bag having a large number of holes in a curing process is used.
[0020]
(5) Step (e) In the step (e), the slice is placed on a medium, and cultured at 28 ° C. to 32 ° C. under a condition that the slice is not dried. Is a step of forming
The medium used in the step may be any medium that is generally used for germination of plants, and is not particularly limited, but is preferably a moisturizing medium containing water. In the present specification, the term “moisturizing medium” refers to a medium that can retain water for a certain period of time once water is contained. Such a medium is known to those skilled in the art and is not particularly limited, but preferably includes vermiculite.
[0021]
The condition in which the section is not dried can be achieved by keeping the environment around the section at high humidity. Although the means is not particularly limited, for example, such a condition can be satisfied by using a moisturizing medium containing the above water such as vermiculite as a medium.
The above culture can be performed at 28 ° C to 32 ° C, but is preferably performed at 30 ° C. Further, the culture period can be a period sufficient for adventitious bud formation, and the specific length of the period is not particularly limited, but is preferably 14 to 22 days, more preferably 20 days.
[0022]
In this step, it is desirable to spray a fungicide in order to prevent the above-mentioned sections and the formed adventitious buds from spoiling. As the fungicide, any agent that can prevent the growth of putrefactive bacteria or kill the putrefactive bacteria and does not hinder the growth of cane sugar may be used. As such a bactericide, for example, a streptomycin-based drug such as streptomycin sulfate can be used. The application of the fungicide may be performed once (for example, once at the start of the treatment in the step) or may be performed in several parts (for example, periodically).
[0023]
(6) Step (f) In the step (f), the section in which the adventitious buds have been formed in the step (e) is subjected to sweetening in a container filled with a medium under the condition that the section is not dried. This is a step of cultivating at a temperature suitable for the growth of S. cerevisiae, thereby growing sweet potato seedlings.
The medium used in the step may be any medium as long as it is generally used for growing plants, and is not particularly limited, but is preferably a moisturizing medium containing water. Such a medium is known to those skilled in the art and is not particularly limited, but preferably includes vermiculite.
[0024]
The condition in which the section is not dried can be achieved by keeping the environment around the section at high humidity. Although the means is not particularly limited, for example, such a condition can be satisfied by using a moisturizing medium containing the above water such as vermiculite as a medium.
The cultivation temperature of sweet potato is not particularly limited as long as it is a temperature suitable for the growth of sweet potato, and is preferably 20 ° C to 30 ° C, more preferably 25 ° C to 30 ° C.
[0025]
The culture period can be a period sufficient for the seedlings to be in a shape suitable for transplantation to a field or a field, the specific number of days is not particularly limited, but is preferably 10 days or more, more preferably It is 30 days or more, more preferably 50 days or more. In the above culture, irrigation, fertilization, and the like may be performed as necessary. Such irrigation and fertilization can be appropriately performed by those skilled in the art, and the specific means is not particularly limited. For example, irrigation and fertilization can be performed simultaneously using a liquid fertilizer such as Hyponex.
The shape of the sweet potato seedling obtained in the step is not particularly limited, but the bud length is preferably 3 cm to 22 cm, more preferably 6 cm to 22 cm, most preferably about 20 cm, and the number of nodes is preferably 5 to 5 cm. １５15, more preferably １５10-15.
[0026]
2. Canopy seedlings obtained by the method of the present invention and a method for cultivating candies using said cane seedlings The present invention relates to canopy seedlings obtained by the above-described method for producing seedlings.
Although the shape of the sweet potato seedling is not particularly limited, the bud length is preferably 3 cm to 22 cm, more preferably 6 cm to 22 cm, most preferably about 20 cm, and the number of nodes is preferably 5 to 15 nodes, More preferably, it is from
[0027]
Unlike the conventional vine seedlings, the sweet potato seedlings of the present invention have hard vines, so that their transplantation to a field, a field or the like can be automated. In addition, the sweet potato seedling of the present invention has a sweet potato section at its end, and can replenish water and nutrients from the section, so that it does not receive or reduce stress caused by transplantation. .
Furthermore, the present invention relates to a method for cultivating sweet potato, comprising using the above sweet potato seedling.
[0028]
The cultivation method is a method commonly used for cultivation of sweet potato, for example, transplanting a seedling to a field, a field, etc., appropriately performing irrigation, fertilization, spraying with a herbicide, and harvesting, the method of harvesting the sweet potato of the present invention. It can be performed by transplanting seedlings. The time of transplantation varies depending on the climate of the area where the cultivation is performed, and can be appropriately set by those skilled in the art. The time of harvest also depends on the climate of the area where the cultivation is taking place and can be set appropriately by a person skilled in the art.
According to the above-mentioned cultivation method, vigorous growth of sweet potato is obtained, the yield of harvested sweet potato is increased, and its quality (eg, shape, etc.) can be improved.
[0029]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. However, these examples are for explanation, and do not limit the technical scope of the present invention. [Example 1] Adventitious bud formation from tuberous root small slices of sweet potato In this example, eight kinds of sweet potatoes were used: Jay red, Kokei No. 14, Beniazuma, Tosabeni, Beniotome, Ayamurasaki, Kyushu 132 and Koganesengan. Using.
[0030]
The sweet potatoes of these eight varieties were immersed in water at 25 ° C. for 3 days as they were. These round potatoes were cut into sections of about 10 g with the skin on the surface. Immediately after cutting, the section was washed with water, and the washing was repeated until the water did not become cloudy. The section was cured by placing it in a plastic bag (length 38 cm × width 27 cm) with a number of holes and incubating at 30 ° C. for 3 days. The processing so far was performed from March to May.
[0031]
The slices of each variety obtained as described above were placed on a sufficiently moistened vermiculite in a square plastic tray (42 cm long × 29 cm wide × 5 cm deep) and cultured at 30 ° C. for 20 days. . At that time, a streptomycin sulfate solution (30 mg / L, Sigma) was sprayed from time to time to prevent decay of the sections. As a result, adventitious bud formation was observed in all varieties as shown in FIG. In addition, as shown in Table 1 below, 70% or more of the test pieces of all the varieties sprouted, and in particular, seven varieties excluding Beniotome showed a sprouting rate of 80% or more, and Ayamurasaki showed almost 100% sprouting rate.
[0032]
[Table 1]
[Example 2] Preparation of seedlings from slices with adventitious buds The sprout sections of Koganesengan obtained in Example 1 were vermiculite sufficiently moistened in a vermiculite 210 ml paper cup sufficiently moistened. The seedlings were grown on them and grown under natural light at 25 ° C. for 50 days. During this period, irrigation and fertilization were performed by occasionally applying a 1/1000 Hyponex solution (manufactured by Hyponex Japan). As a result, as shown in FIG. 2, seedlings having a bud length of about 20 cm and 14 nodes were obtained.
[0034]
When the seedlings obtained as described above were transplanted to a field, the seedlings took root immediately, and their growth was remarkably vigorous. At that time, using the vine seedlings prepared by the conventional method as a control, the growth of the above-ground part, the yield of upper potatoes (50 g or more potatoes) of the sectioned seedlings grown for 50 days, 30 days and 10 days And the shapes of potatoes were compared. The results are shown in FIG. 3 and Table 2 below.
[0035]
[Table 2]
In FIG. 3, the vertical axis indicates the yield (t) per hectare. The vertical line at the top of each column indicates the standard error. According to FIG. 3, the growth of the above-ground section of the section seedlings is better than that of the vine seedlings, and the upper potato yield is higher in the 30-day seedlings and the 50-day seedlings than in the vines. You can see that. Further, according to Table 2, it can be seen that the good seedling rate, the ratio of long diameter and the weight of potato are higher in the section nursery section than in the vine seedling section, and therefore the quality is good.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, there is provided a sweet potato seedling that is capable of efficient propagation, grows well, and improves the yield and quality of harvested potatoes. The seedling is also applicable to transplantation using a machine.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a photograph showing adventitious buds generated from a small section of sweet potato (Koganesengan).
FIG. 2 is a photograph showing a growth state of a 50-day seedling grown for about 50 days after germination.
FIG. 3 is a view showing the effects of 10-day, 30-day and 50-day seedlings grown from small pieces of sweet potato on the above-ground growth and potato yield.
Claims (16)
（ａ）甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程；
（ｂ）該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程；
（ｃ）該切片を、工程（ｂ）の直後に水洗する工程；
（ｄ）該切片をキュアリング処理する工程；及び
（ｅ）該切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程；
を含む、甘しょの不定芽を形成する方法。The following steps:
(A) a step of immersing the sweet potato as it is in a potato in water at a temperature suitable for growing the sweet potato;
(B) dividing the sweet potato into skinned sections;
(C) washing the section with water immediately after step (b);
(D) a step of curing the section; and (e) arranging the section on a medium and culturing at 28 ° C. to 32 ° C. under conditions that do not dry the section, thereby forming adventitious buds The step of causing;
A method for forming adventitious shoots of sweet potato, comprising:
（ａ）甘しょイモを丸イモのまま、甘しょの生育に適した温度の水に浸漬する工程；
（ｂ）該甘しょイモを皮付き切片に分割する工程；
（ｃ）該切片を、工程（ｂ）の直後に水洗する工程；
（ｄ）該切片をキュアリング処理する工程；
（ｅ）該切片を、培地上に配置して、該切片を乾燥させない条件下、２８℃〜３２℃で培養し、これにより不定芽を形成させる工程；及び
（ｆ）工程（ｅ）により不定芽を形成した切片を、培地を充填した容器中において、該切片を乾燥させない条件下、甘しょの生育に適した温度で培養し、これにより甘しょの苗を生育させる工程；
を含む、甘しょの苗を生産する方法。The following steps:
(A) a step of immersing the sweet potato as it is in a potato in water at a temperature suitable for growing the sweet potato;
(B) dividing the sweet potato into skinned sections;
(C) washing the section with water immediately after step (b);
(D) curing the section;
(E) arranging the section on a medium and culturing at 28 ° C. to 32 ° C. under a condition that the section is not dried, thereby forming adventitious buds; Culturing the sprout-formed section in a container filled with a medium at a temperature suitable for the growth of a cane under the condition that the section is not dried; and thereby growing a cane seedling.
How to produce sweet potato seedlings.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001028621A JP3554817B2 (en) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001028621A JP3554817B2 (en) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002233236A JP2002233236A (en) | 2002-08-20 |
| JP3554817B2 true JP3554817B2 (en) | 2004-08-18 |
Family
ID=18893091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001028621A Expired - Lifetime JP3554817B2 (en) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3554817B2 (en) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5483091B2 (en) * | 2010-04-02 | 2014-05-07 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | Sweet potato cultivation method |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001028621A patent/JP3554817B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002233236A (en) | 2002-08-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2475016C2 (en) | Method of propagation by herbaceous cuttings of japanese camelia (camellia japonica l) | |
| CN104186190B (en) | Fruit tree hybrid seed sprouting and rooting method | |
| JP6359439B2 (en) | Two tomato seedlings and method for producing them | |
| CN110915447A (en) | Method for growing seedlings of muskmelon stocks by cotyledon-free grafting | |
| CN113994843A (en) | Germination accelerating method and rapid breeding method for eggfruit seedlings | |
| Schrader | Using transplants in vegetable production | |
| JP4022219B2 (en) | High quality cultivation method of dragon fruit (pitaya) | |
| CN108207513A (en) | A kind of removable dragon fruit preserving seed cultivation case and store method | |
| CN109983934B (en) | Walnut grafting and breeding method | |
| Ahloowalia | Production of min-seed tubers using a modular system of plant micropropagation | |
| CN110367105A (en) | Root leek nutrient film water planting integrated production method | |
| CN109197196A (en) | A kind of method of pachydermia netted melon cuttage and seedling culture | |
| JP2000350525A (en) | Growth and rearing of taro seedling for setting | |
| JP3554817B2 (en) | Cane-raising seedling method using tuberous root small slices. | |
| CN108718739A (en) | Golden Chinese scholartree cuttage and seedling culture method | |
| CN111201934B (en) | Intermediate stock rooting cultivation method for avocados | |
| Mauromicale et al. | Planning of globe artichoke plantlets production in nursery | |
| CN109197314B (en) | Method for constructing and maintaining scion orchard of dalbergia odorifera | |
| CN112806175A (en) | Improved method for grafting pear trees | |
| CN110583267A (en) | Bread fruit bud grafting seedling method | |
| Gregorio et al. | Guide to quality seedling production in smallholder nurseries | |
| CN111972274A (en) | Breeding method for muskmelon hybridization | |
| CN110214563A (en) | It is a kind of to promote Crassulaceae succulent leaf to insert rooting method using IBA processing | |
| CN113100005B (en) | Potted plant method of cocoa tree | |
| CN112385462B (en) | Method for culturing young branch grafted seedlings by using premature macadimia nuts |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3554817 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |