JP3554634B2 - 2方向流を発生可能な水中ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木・建築現場において、各種の溝や穴内に流入する濁水を効果的に処理することができる2方向流を発生可能な水中ポンプに関する。なお、ここで、濁水とは、泥を含む雨水や、土木・建築工事で水を使用することによって発生する泥水や、ベントナイトを含む水等をいう。
【0002】
【従来の技術】
上記した土木・建築現場においては、例えば、コンクリート基礎工事のために予め掘削された溝や穴内に濁水が流入するが、この濁水をそのまま放置したのでは、その後の土木建築工事を円滑に進めることができなくなる。そこで、図6に示すように、水中ポンプ50を濁水51が流入した溝52内に設置し、このような濁水51を溝52から外部に排除するようにしている。
【0003】
即ち、図6に示すように、水中ポンプ50は、内部に回転自在にインペラ53が配設されているインペラケーシング54と、インペラケーシング54の上部に載置され、その出力軸55の先部にインペラ53が固着されている駆動モータ57と、インペラケーシング54の下部に連設され多孔筒部と多孔底板とからなる筒状ストレーナ58と、筒状ストレーナ58の多孔底板の中央部に設けられた貫通孔を通して下方に突出される出力軸55の突出先部に固着される攪拌体60とを具備する。なお、61は駆動モータ57を水密状態に囲繞するモータケーシング、62はインペラケーシング54の周壁の一部に設けられた開口部に連通連結された濁水配管である。
【0004】
そして、駆動モータ57を回転することによって、インペラ53と攪拌体60とを一体的に回転し、攪拌体60の回転によって下方攪拌流を形成して、濁水を攪拌して濁水中の泥等が溝52内に沈殿しないようにすると共に、インペラ53の回転によってインペラケーシング54内に負圧を発生させ、下方攪拌流が筒状ストレーナ58の多孔筒部を通して筒状ストレーナ58内に流入し、その後、インペラケーシング54内に吸引され、濁水配管62を通して外部に排出されるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の水中ポンプ50は、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、図6に示すように、従来の水中ポンプ50において用いられる攪拌体60は、専ら、水底や海底における土砂等の強力な掘削作用を目的とするため、攪拌体60は強力な下方向攪拌流しか発生することができない。
【0006】
従って、このような濁水の排出作業では、濁水中の泥分等が溝52内に沈殿するのを防止することができれば足りるにもかかわらず、攪拌体60は、その強力な下方向攪拌流によって、水中ポンプ50が設置されている場所の土も強力に掘削するおそれがある。また、このように、ポンプ設置場所の土までも掘削された場合は、濁水の濃度が著しく高まり、その結果、インペラ53やインペラケーシング54の摩耗が激しくなり、水中ポンプ50やその部品の寿命を短命化し、メンテナンス費用を高いものとしていた。
【0007】
また、濁水中に木の葉等が混入されている場合は、木の葉等が筒状ストレーナ58の多孔筒部や多孔底板に吸着され、その結果、水中ポンプ50による排水効率を低下したり、あるいは、排水不能とするおそれがあるが、かかる木の葉等の付着に対しては何ら配慮がされていなかった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、土木・建築現場において、各種の溝や穴内に流入する濁水を効果的に処理することができる2方向流を発生可能な水中ポンプに関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の2方向流を発生可能な水中ポンプは、インペラケーシングの下部に多孔筒部と多孔底板とからなる筒状ストレーナを一体的に連設し、前記インペラケーシングの上部に連設された駆動モータの出力軸が、前記多孔底板の中央部に設けられた貫通孔を通して下方に突出され、突出先部に攪拌体が固着された水中ポンプにおいて、前記攪拌体が前記多孔底板の下方に配置され、しかも、前記攪拌体の上部に水平方向流発生羽根を下部に下方向攪拌流発生羽根をそれぞれ設け、前記筒状ストレーナの目詰まりを防止するめための水平方向流発生部と、濁水中の泥の沈殿を防止するための下方向攪拌流発生部とが形成されている。
【0010】
請求項2記載の2方向流を発生可能な水中ポンプは、請求項1記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいて、前記水平方向流発生部は、前記攪拌体の羽根取付軸の上部に形成され全高にわたって同一直径とする直筒部の外周面に複数の前記水平方向流発生羽根を取付けることによって形成されている。
【0011】
請求項3記載の2方向流を発生可能な水中ポンプは、請求項1又は2記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいて、前記下方向攪拌流発生部は、前記攪拌体の羽根取付軸の下部に形成され下方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部の外周面に複数の前記下方向攪拌流発生羽根を取付けることによって形成されている。
【0012】
請求項4記載の2方向流を発生可能な水中ポンプは、請求項1から3のいずれか1項に記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいて、前記水平方向流発生部と前記下方向攪拌流発生部とは仕切板によって仕切られている。
【0013】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した幾つかの実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0014】
図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る2方向流を発生可能な水中ポンプの基本的構成を説明する。
図1に示すように、水中ポンプ10は、溝11内に流入した泥分や木の葉等を混入した濁水12内に投入され、溝11の底面上に設置される。
【0015】
水中ポンプ10は、内部に回転自在にインペラ13が配設されているインペラケーシング14と、インペラケーシング14の上部に載置され、その出力軸15の先部にインペラ13が固着されている駆動モータ17と、インペラケーシング14の下部に連設され多孔筒部18と多孔底板19とからなる筒状ストレーナ20と、筒状ストレーナ20の多孔底板19の中央部に設けられた貫通孔21を通して下方に突出される出力軸15の突出先部に固着される攪拌体22とを具備する。なお、23は駆動モータ17を水密状態に囲繞するモータケーシング、24はインペラケーシング14の周壁の一部に設けられた開口部に連通連結された濁水配管である。
【0016】
本実施の形態に係る水中ポンプ10は、上記した基本構成に、さらに、攪拌体22の上部と下部に、それぞれ、筒状ストレーナ20の目詰まりを防止するための水平方向流発生部25と、濁水12中の泥の沈殿を防止するための下方向攪拌流発生部26とが形成されることを特徴とする。
【0017】
即ち、図1に示すように、攪拌体22の本体を形成する羽根取付軸は、全高にわたって同一直径を有する直筒部27と、この直筒部27の下部に一体的に連設され下方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部28とからなる。そして、直筒部27の外周面には、円周方向に間隔を開けて、矩形板からなる複数の水平方向流発生羽根29が、羽根取付軸の軸線と平行に取付けられており、テーパ部28の外周面には、円周方向に間隔を開けて複数の楕円状の下方向攪拌流発生羽根30が、羽根取付軸の軸線に対して所定のねじり角度をもって取付けられている。
【0018】
上記構成において、直筒部27と水平方向流発生羽根29とによって水平方向流発生部25が形成される。そして、この水平方向流発生部25を回転すると、複数の水平方向流発生羽根29は、直筒部27に、羽根取付軸の軸線と平行に取付けられているので、濁水12は、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れることになる。即ち、水平方向流発生部25の回転によって水平方向流Aを容易に発生させることができる。
【0019】
一方、テーパ部28と下方向攪拌流発生羽根30とによって下方向攪拌流発生部26が形成される。そして、この下方向攪拌流発生部26を回転すると、複数の下方向攪拌流発生羽根30は、テーパ部28に、羽根取付軸の軸線に対して所定のねじり角度をもって取付けられているので、濁水12は、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面に向けて流れることになる。即ち、下方向攪拌流発生部26の回転によって下方向攪拌流Bが容易に発生されることになる。
【0020】
以下、上記した構成を有する水中ポンプ10の作動、特に、攪拌体22の作動について説明する。
【0021】
駆動モータ17を回転することによって、インペラ13と、水平方向流発生部25と下方向攪拌流発生部26とを具備する攪拌体22とが一体的に回転されることになる。
この際、前述したように、下方向攪拌流発生部26の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面に向けて流れる下方向攪拌流Bが発生することになるが、この下方向攪拌流Bは、溝11の設置面上に濁水12中の泥等が沈殿するのを防止するために必要十分な水勢しか生じないようにしている。
【0022】
従って、攪拌体22によって、水中ポンプ10が設置されている場所の土を掘削するおそれがなくなり、ポンプ設置場所の土までも掘削された場合に生じる濁水12の高濃度化に起因するインペラ13やインペラケーシング14の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプ10やその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易にすることができる。
【0023】
また、前述したように、水平方向流発生部25の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れる水平方向流Aが発生されることになるため、濁水12中に木の葉等が混入されている場合であっても、木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔筒部18や多孔底板19に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプ10の良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
【0024】
図2〜図5に、上記した攪拌体22の幾つかの変容例を示す。
図2に示すように、第1の変容例に係る攪拌体22Aは、その水平方向流発生部31が、図1に示す攪拌体22における直筒部27に代えて、上方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部32を具備し、この外周面に、円周方向に間隔を開けて矩形板からなる複数の水平方向流発生羽根33が取付けられていることを特徴とする。また、図2において、αはテーパ部32の傾斜角度であり、濁水12の濃度を考慮して適宜調整することができる。
なお、攪拌体22Aの他の構成要素は、図1に示す攪拌体22の構成要素と同一構成なので、同一符号で示す。
【0025】
この変容例においても、下方向攪拌流発生部26の回転によって生じる下方向攪拌流Bは溝11の設置面上に濁水12中の泥等が沈殿するのを防止することができると共に、水中ポンプ10が設置されている場所の土を掘削することがないので、濁水12の高濃度化によるインペラ13やインペラケーシング14の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプ10やその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易にすることができる。
【0026】
また、水平方向流発生部31の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れる水平方向流Aが発生されることになるため、濁水12中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔筒部18や多孔底板19に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプ10の良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
さらに、この場合、水平方向流Aが若干上方に向くので、濁水12中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔底板19に吸着されるのをより確実に防止することができる。
【0027】
図3に示すように、第2の変容例に係る攪拌体22Bは、その水平方向流発生部34が、図1に示す攪拌体22における直筒部27に代えて、下方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部35を具備し、この外周面に、円周方向に間隔を開けて矩形板からなる複数の水平方向流発生羽根36が取付けられていることを特徴とする。また、図3において、βはテーパ部35の傾斜角度であり、濁水12の濃度を考慮して適宜調整することができる。
なお、攪拌体22Bの他の構成要素は、図1に示す攪拌体22の構成要素と同一構成なので、同一符号で示す。
【0028】
この変容例においても、下方向攪拌流発生部26の回転によって生じる下方向攪拌流Bは溝11の設置面上に濁水12中の泥等が沈殿するのを防止することができると共に、水中ポンプ10が設置されている場所の土を掘削することがないので、濁水12の高濃度化によるインペラ13やインペラケーシング14の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプ10やその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易にすることができる。
【0029】
また、水平方向流発生部34の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れる水平方向流Aが発生されることになるため、濁水12中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔筒部18や多孔底板19に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプ10の良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
さらに、この場合、水平方向流Aが若干下方に向くので、水平方向流Aの一部を沈殿防止に用いることができる。
【0030】
図4に示すように、第3の変容例に係る攪拌体22Cにおいては、その水平方向流発生部37の直筒部38の外周面に、螺旋状の水平方向流発生羽根39が取付けられると共に、下方向攪拌流発生部40のテーパ部41の外周面に、螺旋状の下方向攪拌流発生羽根42が取付けられることを特徴とする。
【0031】
この変容例においても、下方向攪拌流発生部40の回転によって生じる下方向攪拌流Bは溝11の設置面上に濁水12中の泥等が沈殿するのを防止することができると共に、水中ポンプ10が設置されている場所の土を掘削することがないので、濁水12の高濃度化によるインペラ13やインペラケーシング14の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプ10やその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易にすることができる。
【0032】
また、水平方向流発生部37の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れる水平方向流Aが発生されることになるため、濁水12中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔筒部18や多孔底板19に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプ10の良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
さらに、この場合、所定方向の回転によって、水平方向流Aが若干下方に向くので、水平方向流Aの一部を沈殿防止に用いることができると共に、下方向攪拌流Bにねじりを加えて旋回流とすることができるので、沈殿防止を促進することができる。
【0033】
図5に示すように、第4の変容例に係る攪拌体22Dにおいては、直筒部43の外周面に水平方向流発生羽根44が取付けられた水平方向流発生部45と、テーパ部46の外周面に下方向攪拌流発生羽根47が取付けられた下方向攪拌流発生部48とが、円板からなる仕切板49によって仕切られていることを特徴とする。
【0034】
この変容例においても、下方向攪拌流発生部48の回転によって生じる下方向攪拌流Bは溝11の設置面上に濁水12中の泥等が沈殿するのを防止することができると共に、水中ポンプ10が設置されている場所の土を掘削することがないので、濁水12の高濃度化によるインペラ13やインペラケーシング14の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプ10やその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易にすることができる。
【0035】
また、水平方向流発生部45の回転によって、水中ポンプ10が設置されている溝11の設置面と略平行に流れる水平方向流Aが発生されることになるため、濁水12中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナ20の多孔筒部18や多孔底板19に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプ10の良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
さらに、この場合、水平方向流発生部45と下方向攪拌流発生部48とが完全に仕切られているので、水平方向流Aと下方向攪拌流Bとの干渉を防止することができるので、水平方向流発生部45と下方向攪拌流発生部48とは、それぞれの機能を最大限に果たすことができる。
【0036】
以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変容例も含むものである。
【0037】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいては、インペラケーシングの下部に取付けられた筒状ストレーナを貫通して下方に突出する駆動モータの出力軸に固着された攪拌体の上部と下部に、それぞれ、筒状ストレーナの目詰まりを防止するための水平方向流発生部と、濁水中の泥の沈殿を防止するための下方向攪拌流発生部とが形成されている。
【0038】
従って、下方向攪拌流発生部の回転によって生じる下方向攪拌流は濁水中の泥等が沈殿するのを防止することができると共に、水中ポンプが設置されている場所の土を掘削することがないので、濁水の高濃度化によるインペラやインペラケーシング等の摩耗を可及的に防止することができ、水中ポンプやその部品の長寿命化を図ることができると共に、メンテナンスも容易に行うことができる。
また、水平方向流発生部の回転によって、水中ポンプが設置されている溝の設置面と略平行に流れる水平方向流が発生されることになるため、濁水中に混入されている木の葉等が筒状ストレーナの多孔筒部や多孔底板に吸着されるのを効果的に防止することができ、常時、水中ポンプの良好な排水効率を維持することができ、安定した排水作業を行うことができる。
【0039】
特に、請求項2記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいては、水平方向流発生部が、羽根取付軸の上部に形成され全高にわたって同一直径とする直筒部の外周面に複数の水平方向流発生羽根を取付けることによって形成されているので、水平方向流を容易に形成することができる。
【0040】
請求項3記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいては、下方向攪拌流発生部が、羽根取付軸の下部に形成され下方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部の外周面に複数の下方向攪拌流発生羽根を取付けることによって形成されているので、下方向攪拌流発生部を容易に形成することができる。
【0041】
請求項4記載の2方向流を発生可能な水中ポンプにおいては、攪拌体の水平方向流発生部と下方向攪拌流発生部とは仕切板によって仕切られているので、水平方向流と下方向攪拌流との干渉を防止することができ、水平方向流発生部と下方向攪拌流発生部とは、それぞれの機能を最大限に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る2方向流を発生可能な水中ポンプの一部切欠正面図である。
【図2】同攪拌体の第1の変容例の説明図である。
【図3】同攪拌体の第2の変容例の説明図である。
【図4】同攪拌体の第3の変容例の説明図である。
【図5】同攪拌体の第4の変容例の説明図である。
【図6】従来の水中ポンプの使用状態の説明図である。
【符号の説明】
A 水平方向流 B 下方向攪拌流
α 傾斜角度 β 傾斜角度
10 水中ポンプ 11 溝
12 濁水 13 インペラ
14 インペラケーシング 15 出力軸
17 駆動モータ 18 多孔筒部
19 多孔底板 20 筒状ストレーナ
21 貫通孔 22 攪拌体
22A 攪拌体 22B 攪拌体
22C 攪拌体 22D 攪拌体
23 モータケーシング 24 濁水配管
25 水平方向流発生部 26 下方向攪拌流発生部
27 直筒部 28 テーパ部
29 水平方向流発生羽根 30 下方向攪拌流発生羽根
31 水平方向流発生部 32 テーパ部
33 水平方向流発生羽根 34 水平方向流発生
35 テーパ部 36 水平方向流発生羽根
37 水平方向流発生部 38 直筒部
39 水平方向流発生羽根 40 下方向攪拌流発生部
41 テーパ部 42 下方向攪拌流発生羽根
43 直筒部 44 水平方向流発生羽根
45 水平方向流発生部 46 テーパ部
47 下方向攪拌流発生羽根 48 下方向攪拌流発生部
49 仕切板

Claims (4)

  1. インペラケーシングの下部に多孔筒部と多孔底板とからなる筒状ストレーナを一体的に連設し、前記インペラケーシングの上部に連設された駆動モータの出力軸が、前記多孔底板の中央部に設けられた貫通孔を通して下方に突出され、突出先部に攪拌体が固着された水中ポンプにおいて、
    前記攪拌体が前記多孔底板の下方に配置され、しかも、前記攪拌体の上部に水平方向流発生羽根を下部に下方向攪拌流発生羽根をそれぞれ設け、前記筒状ストレーナの目詰まりを防止するめための水平方向流発生部と、濁水中の泥の沈殿を防止するための下方向攪拌流発生部とが形成されることを特徴とする2方向流を発生可能な水中ポンプ。
  2. 前記水平方向流発生部は、前記攪拌体の羽根取付軸の上部に形成され全高にわたって同一直径とする直筒部の外周面に複数の前記水平方向流発生羽根を取付けることによって形成されることを特徴とする請求項1記載の2方向流を発生可能な水中ポンプ。
  3. 前記下方向攪拌流発生部は、前記攪拌体の羽根取付軸の下部に形成され下方に向けて漸次直径を小さくするテーパ部の外周面に複数の前記下方向攪拌流発生羽根を取付けることによって形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の2方向流を発生可能な水中ポンプ。
  4. 前記水平方向流発生部と前記下方向攪拌流発生部とは仕切板によって仕切られていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の2方向流を発生可能な水中ポンプ。
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