JP3554093B2 - データ通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外付けの電話機を接続し、1回線をファクシミリと電話機の2端末で使用する機能(F/T切り替え機能)を有するファクシミリ装置等のデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、F/T切り替え機能を有するファクシミリ装置が増えている。ここで、F/T切り替えとは、ファクシミリと電話とを切り替える機能のことであり、1回線にファクシミリを接続し、ファクシミリに設けられた外付け電話機用の端子に電話機を接続する。
【0003】
ファクシミリと電話機の切り替えは、ファクシミリ自体が行い、発呼側がファクシミリの場合、自動でファクシミリ受信を行い、発呼側が通常の電話の場合、接続されている電話機を鳴動させ、オペレータに受話器を取るように促す。
【0004】
これにより、ファクシミリ用の回線と電話機の回線とを別々に設ける必要がなく、経済的で非常に有用な機能である。
【0005】
図3は、このような従来のファクシミリ装置を示すブロック図である。
【0006】
図3において、メイン制御部1は、ファクシミリ装置全体の制御を司るものであり、回線制御部2は、回線10の接続を切り替え制御するものである。回線制御部2には、回線10が接続され、外付けの電話機6もここに接続される。
【0007】
オペレーションパネル(オペパネ)部3は、オペレータが各種キー入力を行うためのものである。原稿読み取り部5は、原稿を読み取るためのイメージセンサを含むものである。
【0008】
このファクシミリ装置では、送信時に、原稿を原稿読み取り部5で読み取り、メイン制御部1で読み取った画像を圧縮し、回線制御部2を介して相手局に伝送する。ここで、伝送する相手局は、オペレーションパネル部3から入力する。
【0009】
また、受信時は、回線からの呼出信号(CI信号)を検出し、回線制御部2は回線を相手機に接続させ、相手機からの画像情報を取り込む。
【0010】
次に、図4は、従来の回線制御部2の構成例を示すブロック図である。
【0011】
回線制御部2には、回線10からの呼出信号(CI信号)を検出する着信検出手段11と、回線10とファクシミリ(FAX)制御部13の接続を制御する第1の回線切り替え手段12と、回線と外付け電話機6の接続を制御する第2の回線切り替え手段14と、外付け電話機6がフックアップされたかどうかを検出するフックアップ検出手段15と、外付け電話機6を鳴動させるため、また、フックアップを検出するための電圧を供給する電圧発生手段16とを有する。
【0012】
前記フックアップ検出手段15および着信検出手段11は、メイン制御部1に接続され、ソフトウェアにより監視される。また、前記電圧発生手段16も、メイン制御部1に接続され、ソフトウェアによって制御される。
【0013】
電圧発生手段16は、図5に示すように、メイン制御部1の制御によって2電圧を出力することができる。
【0014】
この例では、制御信号が“H”の場合+12Vを、“L”の場合−120Vを出力する。
【0015】
メイン制御部1によるソフトウェアの制御では、通常は、制御信号を“H”とし、+12Vを出力している。そして、フックアップ検出手段15は、通常この電圧により駆動されている。
【0016】
また、外付け電話機6を鳴動させたい場合には、制御信号の“H”、“L”のトグル動作を行い、電話機6を鳴動させる。
【0017】
図7は、発呼側が電話である場合のF/T切り替え時のシーケンスを示す説明図である。
【0018】
着信前に、被呼側の回線制御部2の回線切り替え手段12は1側に、回線切り替え手段14はOFFの状態となっている。
【0019】
そして、発呼側が発信を行うと、被呼側に呼出信号が送出される。被呼側は、これを着信検出手段11で検出し、これにより回線切り替え手段14をONとし、回線10はFAX制御部13と接続される。
【0020】
ここでFAX制御部13は、この着信がファクシミリ送信が電話なのかを判断する。
【0021】
そして、発呼側が電話と判断すると、FAX制御部13より回線10上にリングバックトーンを疑似的に送出し、発呼側を待たせておきながら、前記電圧発生手段16を制御することにより、外付け電話機6を鳴動させ、被呼側のオペレータに受話器を取るように促す。
【0022】
ここで、被呼側が受話器を取ると、これが前記フックアップ検出手段15により検出され、これにより回線制御部2の回線切り替え手段14をOFFとして回線10をFAX制御部13より切り離し、回線切り替え手段12を2側に倒して回線と外付け電話機6を接続する。これにより、発呼側と被呼側は通話可能となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた従来例では、前述のとおり、1回線をファクシミリ側と電話機側の2端末で使用することが可能となる。
【0024】
しかし、従来の制御では、フックアップ検出手段15および電圧発生手段16の制御をソフトウェアで行っていたため、図6に示すように、F/T切り替えの外付け電話機6の鳴動時に、実際に外付け電話機6がフックアップされた時点から、それをFAX制御部13が認識するまで、かなりの時間がかかり、そのために電圧発生手段16への制御が遅れ、外付けの電話機6がフックアップされているにもかかわらず、高電圧がかかることとなる。
【0025】
この状態は、フックアップした低インピーダンスの電話機に高電圧をかけることとなり、非常に危険で、電圧発生手段16の破損や外付け電話機6の破損につながる恐れがある。
【0026】
また、これを従来例において防止しようとすると、ソフトウェアの厳密な設計が必要となり、効率的でない。
【0027】
そこで、本発明は、外付け電話機の鳴動用の電圧発生手段をソフトウェアのみで制御するのではなく、ハードウェアでも制御可能とし、フックアップした外付け電話機に高電圧をかける危険な状態を防止できるデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、回線制御部のフックアップ検出手段の出力を利用し、電圧発生手段へのソフトウェアの制御が遅れたとしても、その制御線をディスエイブルとすることができるゲート手段を設ける。
【0029】
これにより、F/T切り替えの外付け電話機の鳴動時に、外付けの電話機がフックアップされると、同時に電圧発生手段からの高電圧出力は遮断され、電圧発生手段の破損、外付け電話機の破損を防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例における回線制御部2の構成例を示すブロック図である。なお、ファクシミリ装置の全体構成は、上記図3に示したものと共通であるので、説明は省略する。
【0031】
図1に示すように、本実施例の回線制御部2では、電圧発生手段16の制御信号入力端にゲート回路17を設けたものである。このゲート回路17は、2入力NAND回路の一方の入力端をインバータ入力端としたものであり、このインバータ入力端に、上記従来と同様のFAX制御部13からの制御信号を入力し、他方の入力端に、フックアップ検出手段15の検出信号を入力している。
【0032】
なお、その他の構成は、上記従来例(図4)と同様であるので、説明は省略する。
【0033】
図2は、上記のような構成における電圧発生手段16の動作を示すタイミングチャートである。
【0034】
図2に示すように、外付け電話機6の鳴動時に、実際に外付け電話機6がフックアップされた時点から、それをFAX制御部13がソフトウェアで認識するまでかなりの時間がかかり、そのために電圧発生手段16への制御が遅れる。
【0035】
したがって、従来の動作であれば、外付けの電話機6がフックアップされているにもかかわらず、高電圧がかかることとなる。
【0036】
しかし、前記ゲート回路17により、電話機6のフックアップと同時に電圧発生手段16の入力には“H”が入力され、電話機6に高電圧がかかるのを防止することができる。
【0037】
また、被呼側が受話器を取ると、これが前記フックアップ検出手段15により検出され、これにより回線制御部2の回線切り替え手段14をOFFとして回線10をFAX制御部13より切り離し、回線切り替え手段12を2側に倒して回線10と外付け電話機6を接続する。これにより発呼側と被呼側は通話可能となる。
【0038】
なお、以上の実施例では、ファクシミリ装置について説明したが、本発明は、F/T切り替え機能を有する他のデータ通信装置についても同様に適用できるものである。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、ハードウェア制御によって、外部電話機のオフフックに応答して電話機鳴動用電圧の発生を速やかに停止するので、フックアップしている外部電話機に高電圧をかける危険な状態を防止することができ、しかも、電話機鳴動用電圧の発生自体を停止するので、電圧発生手段と外部電話機との間に信号路を遮断するスイッチを新たに設ける必要がないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回線制御部の構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来例による回線制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】上記従来例の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】上記従来例の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】ファクシミリ装置におけるF/T切り替えシーケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
1…メイン制御部、
2…回線制御部、
3…オペレーションパネル部、
5…原稿読み取り部、
6…外付けの電話機、
10…回線、
11…着信検出手段、
12、14…回線切り替え手段、
13…FAX制御部、
15…フックアップ検出手段、
16…電圧発生手段、
17…ゲート回路。
Claims (2)
- 電話機を外部に接続可能なデータ通信装置において、
外部に接続されている電話機を鳴動させるための電話機鳴動用電圧を発生する電圧発生手段と;
上記電話機のオフフック状態を検出すると、第1の信号を出力するフック状態検出手段と;
上記フック状態検出手段から上記第1の信号を入力すると、上記電圧発生手段による電話機鳴動用電圧の発生を停止させる第2の信号を出力する制御を、ソフトウェア制御によって実行する制御手段と;
上記制御手段からの上記第2の信号と、上記フック状態検出手段からの上記第1の信号とを入力とし、上記第1の信号と上記第2の信号のいずれかが入力すると、上記電圧発生手段による電話機鳴動用電圧の発生を停止させる第3の信号を、上記電圧発生手段に出力するゲート手段と;
を有し、上記電圧発生手段は、上記第3の信号を入力すると、上記電話機鳴動用電圧の発生を停止することを特徴とするデータ通信装置。 - 電話機を外部に接続可能なデータ通信装置において、
外部に接続されている電話機を鳴動させるために、周期的に変動する電圧を発生する電圧発生手段と;
上記電話機を上記電圧発生手段側と回線側とに切り替える切替手段と;
上記電話機のオフフック状態を検出するフック状態検出手段と;
上記フック状態検出手段によるオフフック検出に応答して上記切替手段を制御し、上記電圧発生手段側に接続されている上記電話機を、上記回線側に切り替える制御手段と;
上記制御手段を介さずに、上記フック状態検出手段と上記電圧手段とを接続する信号路と;
を有し、周期的に変動する電圧を発生している上記電圧発生手段に上記電話機が接続されている最中に、上記信号路を介して、上記電話機のオフフック検出信号を上記電圧発生手段が入力すると、上記電圧発生手段は、上記電圧の変動を停止することを特徴とするデータ通信装置。
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JP29051995A JP3554093B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ通信装置 |
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JP29051995A JP3554093B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ通信装置 |
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JPH09107414A JPH09107414A (ja) | 1997-04-22 |
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JP29051995A Expired - Fee Related JP3554093B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | データ通信装置 |
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JP (1) | JP3554093B2 (ja) |
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1995
- 1995-10-12 JP JP29051995A patent/JP3554093B2/ja not_active Expired - Fee Related
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