JP2553870Y2

JP2553870Y2 - 電話機

Info

Publication number: JP2553870Y2
Application number: JP1990037361U
Authority: JP
Inventors: 吉則森本
Original assignee: Kenwood KK
Current assignee: Kenwood KK
Priority date: 1990-04-09
Filing date: 1990-04-09
Publication date: 1997-11-12
Anticipated expiration: 2005-04-09
Also published as: JPH03128349U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この考案は電話機に係り、特に、１つのキーに２つの
機能を持たせた電話機に関する。

（ロ）従来技術・考案が解決しようとする問題点従来の多機能電話機では機能が多いため、スイッチの
数も増え、このためパネル上に全てのスイッチを配置で
きないという問題があった。

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、１つのスイッチに２つの機能
を持たせてスイッチの数を減らし、且つ、通話中に使用
する機能及び非通話中に使用する機能の２つの機能を組
合せることにより操作性を向上させた電話機を提供する
ことにある。

（ハ）問題を解決するための手段この考案の電話機は、スイッチ（７）と、機能切換回
路（８）と、通話検出回路（９）とを備えた電話機であ
って、スイッチ（７）は、キャッチホン用キーのように
通話中に使用する機能とリダイアルキーのように非通話
中に使用する機能との２つの機能を兼用し、通話検出回
路（９）は、電話機が通話状態又は非通話状態であるか
を検出し、機能切換回路（８）は、スイッチ（７）の機
能を、通話中であるときは、通話中に使用する機能にな
るように切換え、非通話中であるときは、非通話中に使
用する機能になるように切換えるように構成したもので
ある。

（ニ）作用この考案によれば、通話中には、通話検出回路はキー
の機能が通話中に使用する機能になるように機能切換回
路を制御する。

また、非通話中には、キーの機能が非通話中に使用す
る機能になるように機能切換回路を制御する。

（ホ）実施例この考案に係る電話機の実施例を第１図に基づいて説
明する。

図中、1,1Aはこの考案の電話機の端子、２はダイオー
ドブリッジ、３はダイオードブリッジ２の出力端子2a,2
bに接続されているダイアル発振器、４は端子１とダイ
オードブリッジ２との間に直列に設けたフックスイッ
チ、５は端子１とフックスイッチ４との間に直列に設け
られたキャッチホン用のスイッチ、６は端子１とスイッ
チ５との間に直列に設けられ、且つ、電話回線の電流の
方向を検出する電流方向検出器、７はスイッチ、８は通
話中、スイッチ７をキャッチホン用のスイッチとして機
能させ、非通話中はスイッチ７をリダイアル用のスイッ
チとして機能させるためスイッチ７の接続を切換える機
能切換回路の切換器、９は通話検出回路であり、通話検
出回路９はダイオードブリッジ２の出力端子2a,2bに得
られる直流電圧を検出すると共に電流方向検出器６の検
出信号6a及びリンガ検出回路10の検出信号10aに基づき
通話中か非通話中かを識別し、機能切換回路の切換器８
を制御している。

なお、通話中には切換器８はａ側に接続しているか
ら、通話中に他の呼出しがあった場合、スイッチ７を操
作すると、切断回路11を介してスイッチ５を約0.5秒切
断しキャッチホンとして機能する様になっている。

また、非通話中はスイッチ７は切換器８を介してメモ
リ12内のデータを制御するようになるから、スイッチ７
を操作するとメモリ12内の電話番号データがリダイアル
用のデータとしてダイアル発振器３を介して電話回線に
送出されリダイアル用のスイッチとして機能するように
なっている。

この様に構成した電話機において、この考案の電話機
に電話がかけられると、リンガ検出回路10は呼出し音を
検出する。

そして、フックスイッチ４がオンフック状態になって
通話中になると通話検出回路９はダイオードブリッジ２
の出力である直流電圧と、リンガ検出回路10の検出信号
10aとに基づき機能切換回路の切換器８をａ側に切り換
える。

また、発呼時に着信側の電話機が応答し通話中になる
と、端子1,1Aの極性が反転するから電流方向検出器６は
検出信号6aを出力する。

通話検出回路９はダイオードブリッジ２の出力である
直流電圧と、電流方向検出器６の検出信号6aとに基づき
機能切換回路の切換器８をａ側に切換える。

なお、単に、送話器（図示してない）をあげたオフフ
ック状態では通話検出回路９はダイオードブリッジ２の
出力である直流電圧を検出するものの、電流方向検出器
６の検出信号6aまたはリンガ検出回路10の検出信号10a
のいづれの検出信号をも検出しないから切換器８はｂ側
に接続するように制御される。

この考案では通話中に使用する機能としてキャッチホ
ンを例に説明したが、通話中に使用するものであれば他
の機能に代えてもよい。

同様に、この考案では非通話中に使用する機能として
リダイアルキーを例に説明したが非通話中に使用するも
のであれば他の機能に代えてもよい。

このようにこの考案の電話機は、発呼時には被発呼側
の電話機のオフフック状態を検出すると共に、被発呼時
にはこの電話機のオフフック状態を検出する通話検出回
路と、キャッチホン用のキーのように通話中に使用する
機能とリダイアルキーのように非通話中に使用する機能
との２つの機能を有するスイッチと、前記スイッチの機
能を切り換える機能切換回路とを設け、通話検出回路が
通話中であることを検出した時には、通話検出回路は前
記スイッチの機能が通話中に使用する機能になるように
前記機能切換回路を制御し、然らざる時、通話検出回路
は前記スイッチの機能が非通話中に使用する機能になる
ように前記機能切換回路を制御するように構成したもの
である。

（ヘ）考案の効果この考案に係る電話機によれば、上述のように構成し
たので、スイッチの数は減る。

また、１つのスイッチに、通話中に使用する機能（キ
ャッチホン）及び非通話中に使用する機能（リダイヤ
ル）の２つの機能を持たせ、予め非通話中／通話中の検
出がなされ、前記スイッチの機能が自動的に非通話中／
通話中に必要な機能に設定されているので、前記スイッ
チによる誤動作を生じることなく電話機のスイッチに確
実な機能を持たせることができ、操作性が向上すると共
に迅速に前記機能を動作させることができる。

しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成する
ことができるため実施も容易である等の優れた特長を有
している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る電話機の実施例を示すブロック
図である。主な符号の説明 7:スイッチ 8:切換器 9:通話検出回路

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】スイッチ（７）と、機能切換回路（８）
と、通話検出回路（９）とを備えた電話機であって、スイッチ（７）は、キャッチホン用キーのように通話中
に使用する機能とリダイアルキーのように非通話中に使
用する機能との２つの機能を兼用し、通話検出回路（９）は、電話機が通話状態又は非通話状
態であるかを検出し、機能切換回路（８）は、スイッチ（７）の機能を、通話
中であるときは、通話中に使用する機能になるように切
換え、非通話中であるときは、非通話中に使用する機能
になるように切換える電話機。