JP3553396B2 - 半導体素子スタックおよび電力変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、平形パッケージのゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの自己消弧型半導体素子を用いた半導体素子スタックおよび電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力変換装置を構成するための自己消弧型半導体素子としては、ゲートターンオフサイリスタ(以下、GTOという)やゲート転流型ターンオフサイリスタ(以下、GCTという)などが挙げられる。また、特に大容量の電力変換装置としての半導体素子としては平形パッケージの形態が従来から適用されている。そして、平形パッケージのGTOやGCTと、同じく平形パッケージのダイオード、そしてそれら半導体素子を冷却するためのヒートシンクとで構成される圧接構造体はスタックと呼ばれており、特開平8−331835号公報にその一例が示されている。
【0003】
図8は、特開平8−331835号公報に示されている従来の電力変換装置である2レベルインバータの基本回路構成を示す回路図であり、インバータ回路の1相分を示している。図8において、1aおよび1bは自己消弧型半導体素子であるGTO、2aおよび2bがフリーホイールダイオード、5は平滑コンデンサである。
【0004】
また、図9は平形パッケージのGTO1a,GTO1b、フリーホイールダイオード2a,2bを用いたスタック構成を示す構成説明図である。図9において4a〜4eは接続用の導体であり、ブスバーと呼ばれている。
なお、特開平8−331835号公報において各半導体素子と交互に圧接されているヒートシンクは導体であり、電気的な説明においては省略することが可能であるため、ここでは図示していない。
【0005】
次に、この2レベルインバータの回路動作について図10を用いて説明する。
図10は、負荷6として電流源が接続されている1相分のインバータ回路の電気回路図であり、また、負荷電流Iは図中に示す方向に流れており、その電流値は変化しないものと仮定する。
【0006】
先ず、GTO1aのターンオン動作について説明する。
初期状態において、GTO1a,1bはともにオフ状態であり、負荷電流Iは経路R1を流れている。その状態からGTO1aがターンオンすると、負荷電流は経路R1から経路R2へと転流される。
続いて、GTO1aのターンオフ動作について説明する。
初期状態において、負荷電流Iは経路R2を流れている。その状態からGTO1aをターンオフすると、負荷電流Iは今度は経路R2から経路R1へと転流される。
【0007】
なお、図11は、GTOの素子構造を簡略的に示したものである。GTOは通常のサイリスタと同様にpnpnの4層構造の素子であるが、図11に示す素子構造はアノード側のn層をアノード電極へ短絡させたエミッタ短絡型(アノードショート型と呼ばれることもある)という構造の素子である。エミッタ短絡型の構造を採用することによって、オン電圧や漏れ電流が低減され、ターンオフ特性や温度特性を向上できるメリットがある。
【0008】
また、図12は、GTOのゲート駆動回路を簡略的に示した等価回路図である。図12において、1はGTO、10はゲート駆動回路、11はオン回路の直流電源であるコンデンサ、12はオン回路のスイッチ、13はオン電流制限抵抗、14はオフ回路の直流電源であるコンデンサ、15はオフ回路のスイッチである。ゲート駆動回路10のゲート端子Gとカソード端子Kには、GTO1のゲートリード線の終端が接続される。そして、GTO1をオンするときにはスイッチ12を閉じ、オフするときにはスイッチ15を閉じる。また、16と17はGTO1のゲートリード線のインダクタンス成分であり、18と19は図9に示した従来の電力変換装置のスタックにおけるブスバー4aまたはブスバー4bのインダクタンス成分に相当する。
【0009】
ここで、図11に示すスタックをエミッタ短絡型のGTOを用いて構成した場合を考える。図13は、スタックをエミッタ短絡型のGTOを用いて構成した場合の電気的な等価回路図である。次に、図13を用いて再度、GTO1aのスイッチング動作を説明する。
【0010】
先ず、GTO1aのターンオン動作について述べる。
初期状態においてスイッチ12a,12bはオフ(開状態)しており、スイッチ15a,15bはオン(閉状態)している。また、負荷電流Iは経路R1を流れている。この状態からスイッチ15aをオフした後、スイッチ12aをオンしてGTO1aをターンオンすると、負荷電流Iは経路R1から経路R2へと転流される。
【0011】
なお、この転流期間中にはブスバー4aの電流は増加し、ブスバー4bの電流は減少するので、それぞれのインダクタンス成分19aと18bには電圧が発生する。そして、インダクタンス成分19aに発生する電圧はフリーホイールダイオード2aの逆方向(カソードとアノード電極間)に印加され、またインダクタンス成分18bに発生する電圧はGTO1bの順方向(アノードとカソード電極間)に印加される。ただし、フリーホイールダイオード2aは充分な逆方向耐圧を有しており、またGTO1bはオフ状態であり、充分な順方向耐圧を有しているため問題はない。
【0012】
続いてGTO1aのターンオフ動作について述べる。
初期状態においてスイッチ15a,12bはオフしており、スイッチ12a,15bはオンしている。また、負荷電流Iは経路R2を流れている。この状態からスイッチ12aをオフした後、スイッチ15aをオンしてGTO1aをターンオフすると、負荷電流Iは経路R2から経路R1へと転流される。なお、この転流期間中にはブスバー4aの電流は減少し、ブスバー4bの電流は増加するので、それぞれのインダクタンス成分19aと18bには電圧が発生する。そして、インダクタンス成分19aに発生する電圧E1はGTO1aの順方向に印加され、インダクタンス成分18bに発生する電圧E2はGTO1bの逆方向に印加される。GTO1aはターンオフしており、充分な順方向耐圧を有しているため問題はない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電力変換装置は以上のように構成されていたので、GTO1bについてエミッタ短絡型のGTOを用いている場合、負荷電流Iの経路R2から経路R1への転流期間中、フリーホイールダイオード2bの電流は図14の破線で示す経路にて増加する。このため、ブスバー4bのインダクタンス成分18bには、実線で示す方向にV1という電圧が誘起される。従って、GTO1bの逆方向(カソードとアノード電極間)にはV1という電圧が印加される。そして、GTO1bの逆方向に印加されるこの電圧V1が、ゲート駆動回路10bのオフ回路の直流電源であるコンデンサ14bの電圧E2よりも高くなると、転流される負荷電流はY→2b→18b→Xという正規の経路とともに、Y→17b→K→14b→15b→G→16b→1b→Xという不正な経路にも流れてしまう。これは、エミッタ短絡型というGTOの素子構造に起因している。
【0014】
すなわち、図11に示すエミッタ短絡型GTOの素子構造によると、ゲート電極からアノード電極に至る経路はpn構造、すなわちダイオードになっている。このため、V1>E2になると、前述した経路に電流が流れてしまうことになる。
【0015】
なお、仮にGTO1bのゲート駆動回路10bのスイッチ12bがオン状態、スイッチ15bがオフ状態である場合にも、基本的に前記現象は発生する。ただし、負荷電流の一部が流れる不正な経路は前述した経路とは異なり、Y→17b→K→11b→13b→12b→G→16b→1b→Xである。
【0016】
また、前述した不正な経路を流れる電流は、自己消弧型半導体素子としてエミッタ短絡型のGCTを適用した場合にはさらに大きくなる。GCTの素子構造は図11に示したGTOのそれと基本的に同様であるが、GCTにはゲートリード線の代わりにリング状の電極が適用されており、そのインダクタンス成分16,17は非常に小さくなる。このため、仮にV1が同じ電圧値であったとしても、前述した不正な経路を流れる電流はGTOの場合よりもGCTの場合の方が大きくなる。
【0017】
以上のように、エミッタ短絡型のGTOの逆方向(カソードとアノード電極間)に電圧が印加されると、ゲート駆動回路を介する不正な経路に負荷電流が流れる可能性がある。そして、Y→17b→K→14b→15b→G→16b→1b→Xという経路に負荷電流の一部が流れると、オフ回路の直流電源であるコンデンサ14bの電流実効値が増加する。また、Y→17b→K→11b→13b→12b→G→16b→1b→Xという経路に負荷電流の一部が流れると、オン回路の直流電源であるコンデンサ11bの電流実効値が増加する。
【0018】
これら電流実効値の増加を見込んでコンデンサ11,14を選択すると、本来GTOを駆動するために必要なコンデンサよりもそのコストが増加してしまうという課題がある。そして、前記コンデンサのコストアップはゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを引き起こしてしまう課題となる。
【0019】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、自己消弧型半導体素子を適用した電力変換装置において、自己消弧型半導体素子のスイッチングによって、負荷電流がフリーホイールダイオード側に転流される際に、当該フリーホイールダイオードと逆並列接続されている自己消弧型半導体素子の逆方向に印加される電圧を低減し、コストの上昇を抑制できる電力変換装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体素子スタックは、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの複数の平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成を備えるようにしたものである。
【0021】
この発明に係る半導体素子スタックは、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの複数の平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを備えるようにしたものである。
【0022】
この発明に係る半導体素子スタックは、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーと、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの複数の平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを備えるようにしたものである。
【0023】
この発明に係る電力変換装置は、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを有した3レベル変換器を備えるようにしたものである。
【0024】
この発明に係る電力変換装置は、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを有した3レベル変換器を備えるようにしたものである。
【0025】
この発明に係る電力変換装置は、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーと、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを有した3レベル変換器を備えるようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態について説明するが、自己消弧型半導体素子としてはエミッタ短絡型のGTO、またはGCTの適用を前提に説明する。また、エミッタ短絡型という構造以外については、特に記述しない限り理想スイッチであると仮定する。また、ダイオードについても、特に記述しない限り理想ダイオードであると仮定する。さらに、エミッタ短絡型のGTO、またはGCTを用いた半導体素子スタックおよび、当該半導体素子スタックを含む電力変換装置としてのインバータ回路であって、半導体素子スタックを構成する全ての半導体素子は平形パッケージとする。
【0027】
実施の形態1.
図1は、この実施の形態1の電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を、素子配列とブスバーに注目して示した構成説明図である。図1において、1aと1bはエミッタ短絡型のGTO(第1,第2の自己消弧型半導体素子)、2aと2bはフリーホイールダイオード(第1,第2のフリーホイールダイオード)であり、これらによってインバータ回路の1相分が構成される。5はインバータ回路の直流電源である平滑コンデンサ(直流電圧回路)、そして4a〜4eは接続用のブスバーである。
【0028】
図2は、図1に示した構成の半導体素子スタックを用いた電力変換装置の電気的な等価回路図であり、GTO1a,1bを駆動するためのゲート駆動回路10a,10bも併せて示している。ゲート駆動回路10a,10bにおいて、11aと11bはオン回路の直流電源であるコンデンサ、12aと12bはオン回路のスイッチ、13aと13bはオン電流制限抵抗、14aと14bはオフ回路の直流電源であるコンデンサ、15aと15bはオフ回路のスイッチである。さらに、図2において16aと17a,16bと17bはそれぞれGTO1a,GTO1bのゲートリード線のインダクタンス成分、19aはブスバー4aのインダクタンス成分、18bはブスバー4bのインダクタンス成分、そして20,21,22はそれぞれブスバー4c,4d,4eのインダクタンス成分である。
【0029】
次に、このインバータ回路の動作を図2を用いて説明する。なお、出力端子に接続される負荷としては電流源を想定する。
先ず、図2において実線で示す経路に負荷6aが接続されている場合の、GTO1aのターンオン/オフ時の回路動作について説明する。
GTO1aがターンオンする直前、GTO1aとGTO1bはともにオフ状態、つまりスイッチ12aと12bはオフ(開状態)状態、スイッチ15aと15bはオン(閉状態)状態であり、負荷電流Iは経路R1(負荷6a→符号Nで示す電位点→インダクタンス成分21→フリーホイールダイオード2b→インダクタンス成分22→出力端子→負荷6a)を流れている。
【0030】
この状態からスイッチ15aをオフした後、スイッチ12aをオンしてGTO1aをターンオンすると、負荷電流Iは前記経路R1から経路R2(負荷6a→符号Nで示す電位点→平滑コンデンサ5→符号Pで示す電位点→インダクタンス成分20→GTO1a→インダクタンス成分19a→インダクタンス成分22→出力端子→負荷6a)へと転流される。この転流期間中にはブスバー4aの電流が増加するので、そのインダクタンス成分19aには電圧が発生する。その電圧はフリーホイールダイオード2aに印加されるが、このフリーホイールダイオード2aの逆方向耐圧以下であるため問題はない。
【0031】
次に、GTO1aのターンオフ動作について説明する。
GTO1aがターンオフする直前、スイッチ12aとスイッチ15bはオン状態、スイッチ15aとスイッチ12bはオフ状態であり、負荷電流Iは経路R2を流れている。この状態からスイッチ12aをオフした後、スイッチ15bをオンしてGTO1aをターンオフすると、負荷電流Iは今度は経路R2から経路R1へと転流される。この転流期間中にはフリーホイールダイオード2bの電流が増加するが、その電流はブスバー4bつまりインダクタンス成分18bを流れないため、GTO1bに対し逆方向(カソードとアノード電極間)には電圧は印加されない。
【0032】
従って、GTO1bとしてエミッタ短絡型のGTOを適用している場合にも、ゲート駆動回路10bのオフ回路を介した経路に負荷電流が流れるという現象は起こらない。また、ブスバー4aの電流が減少するため、そのインダクタンス成分19aに電圧が発生するが、その電圧はGTO1aの順方向(アノードとカソード電極間)に印加されるので問題はない。
【0033】
以上、負荷6aを出力端子と符号Nで示す電位点間に接続し、また負荷電流としては出力端子から負荷側へ流れ出す方向を想定してGTO1aのターンオン/オフ動作について説明した。
【0034】
一方、GTO1bのターンオン/オフ動作を扱う場合には、図2に破線で示すように、負荷6bを出力端子と符号Pで示す電位点間に接続し、また負荷電流としては負荷側から出力端子へ流れ込む方向を想定する。ただし、その場合の回路動作は、前述したGTO1aのターンオン/オフ動作に伴う回路動作と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
なお、この回路動作の対称性を考慮すれば、スタック構成は必然的に図1に示したものとなる。
【0035】
以上のように、この実施の形態1によれば、自己消弧型半導体素子としてエミッタ短絡型のGTOを用いた場合に、ブスバー4a,4bのインダクタンス成分によるGTO1a,1bに対する逆方向印加電圧をなくし、前記ブスバーのインダクタンス成分による前記GTOに対する逆方向印加電圧を抑制することができるため、従来のように本来GTOを駆動するために必要なコンデンサよりもコストの高いコンデンサをゲート駆動回路に用いる必要がなくなり、装置コストの上昇を抑制できる電力変換装置が得られる効果がある。
【0036】
実施の形態2.
この実施の形態2では、3レベルインバータ回路について説明する。
図3は、この実施の形態2の電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図であり、3レベルインバータ回路の1相分について、そのスタック構成を素子配列とブスバーに注目して示したものである。図3において1a〜1dはエミッタ短絡型のGTO(第1〜第4の自己消弧型半導体素子)、2a〜2dはフリーホイールダイオード(第1〜第4のフリーホイールダイオード)、3aと3bは結合ダイオード(第1,第2の結合ダイオード)、4a〜4iは接続用のブスバー、5aと5bは直流電源である平滑コンデンサ(直流電圧回路)である。
【0037】
図4は、図3に示したスタック構成の半導体素子スタックを用いた電力変換装置の電気的な等価回路図である。図4において、19aはブスバー4aのインダクタンス成分、18bはブスバー4bのインダクタンス成分、19cはブスバー4cのインダクタンス成分、18dはブスバー4dのインダクタンス成分、20はブスバー4eのインダクタンス成分、21はブスバー4gのインダクタンス成分、22はブスバー4iのインダクタンス成分、23はブスバー4fのインダクタンス成分、24aと24bはブスバー4hのインダクタンス成分である。また、16a〜16dと17a〜17dはGTO1a〜1dのゲートリード線のインダクタンス成分である。なお、GTO1a〜1dのゲート駆動回路10a〜10dについては、その内部回路は図2で示したものと同様であるため、ここでは回路構成は図示しない。
【0038】
次に、この3レベルインバータ回路の回路動作について説明する。
なお、出力端子に接続される負荷としては電流源を想定する。そして、図4において実線で示す経路、すなわち出力端子と符号Cで示す電位点との間に負荷6aが接続されている場合の、GTO1a,1bのターンオン/オフ時の回路動作について説明する。
【0039】
先ず、GTO1aのターンオン時の回路動作を説明する。
GTO1aがターンオンする直前、GTO1aはオフ状態、GTO1bはオン状態、GTO1cはオフ状態、GTO1dはオフ状態であり、負荷電流は経路R1(負荷6a→符号Cで示す電位点→インダクタンス成分23→結合ダイオード3a→GTO1b→インダクタンス成分24a→インダクタンス成分22→出力端子→負荷6a)を流れている。この状態からGTO1aをターンオンすると、負荷電流Iは経路R1から経路R2(負荷6a→符号Cで示す電位点→平滑コンデンサ5a→符号Pで示す電位点→インダクタンス成分20→GTO1a→インダクタンス成分19a→インダクタンス成分18b→GTO1b→インダクタンス成分24a→インダクタンス成分22→出力端子→負荷6a)へと転流される。この転流期間中にはブスバー4a,4bの電流が増加するので、そのインダクタンス成分である19a,18bには電圧が発生する。これらの電圧はフリーホイールダイオード2a,2bに印加されるが、これらフリーホイールダイオード2a,2bの逆方向耐圧以下であるため問題はない。
【0040】
次に、GTO1aのターンオフ時の回路動作を説明する。
GTO1aがターンオフする直前、GTO1aはオン状態、GTO1bはオン状態、GTO1cはオフ状態、GTO1dはオフ状態であり、負荷電流Iは経路R2を流れている。この状態からGTO1aをターンオフすると、負荷電流Iは経路R2から経路R1へと転流される。この転流期間中にはブスバー4a,4bの電流が減少するので、そのインダクタンス成分である19a,18bには電圧が発生する。インダクタンス成分19aに発生する電圧については、GTO1aの順方向に印加されるので問題はない。また、インダクタンス成分18bに電圧が発生しても、その電圧はオン状態にあるGTO1bとフリーホイールダイオード2bに対して順方向となる。従って、インダクタンス成分18bに発生する電圧はGTO1bとフリーホイールダイオード2bの順方向電圧の和になる。
【0041】
続いて、GTO1bのターンオフ時の回路動作を説明する。
GTO1bがターンオフする直前、GTO1aはオフ状態、GTO1bはオン状態、GTO1cはオン状態、GTO1dはオフ状態であり、負荷電流Iは経路R1を流れている。この状態からGTO1bをターンオフすると、負荷電流Iは経路R1から経路R3(負荷6a→符号Cで示す電位点→平滑コンデンサ5b→符号Nで示す電位点→インダクタンス成分21→フリーホイールダイオード2d→フリーホイールダイオード2c→インダクタンス成分24b→インダクタンス成分22→出力端子→負荷6a)へと転流される。この転流期間中にはフリーホイールダイオード2c,2dの電流は増加するが、この電流はブスバー4c,4dには流れないので、GTO1cとGTO1dの逆方向への電圧印加は起こらない。
【0042】
最後に、GTO1bのターンオン時の回路動作を説明する。
GTO1bがターンオンする直前、GTO1aはオフ状態、GTO1bはオフ状態、GTO1cはオン状態、GTO1dはオフ状態であり、負荷電流Iは経路R3を流れている。この状態からGTO1bをターンオンすると、負荷電流Iは経路R3から経路R1へと転流される。なお、この転流期間中もブスバー4c,4dには電流は流れないので、GTO1c,1dの逆方向への電圧印加は起こらない。
【0043】
以上、負荷6aを出力端子と符号Cで示す電位点間に接続し、また負荷電流Iとしては出力端子から負荷側へ流れ出す方向を想定してGTO1aとGTO1bのターンオン/オフ動作について説明した。
一方、GTO1cとGTO1dのターンオン/オフ動作を扱う場合には、図4に破線で示すように、負荷6bを出力端子と符号Cで示す電位点間に接続し、また負荷電流Iとしては負荷側から出力端子へ流れ込む方向を想定する。ただし、その場合の回路動作は、前述したGTO1aとGTO1bのターンオン/オフ動作に伴う回路動作と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
なお、この回路動作の対称性を考慮すれば、この実施の形態の電力変換装置に用いられる半導体素子スタックは必然的に図3に示す構成となる。
【0044】
以上のように、この実施の形態2によれば、3レベルインバータ回路の自己消弧型半導体素子としてエミッタ短絡型のGTOを用いた場合に、ブスバー4b,4c,4dのインダクタンス成分によるGTO1c,1dに対する逆方向印加電圧をなくし、前記ブスバーのインダクタンス成分による前記GTOに対する逆方向印加電圧を抑制することができるため、従来のように本来GTOを駆動するために必要なコンデンサよりもコストの高いコンデンサをゲート駆動回路に用いる必要がなくなり、装置コストの上昇を抑制できる電力変換装置が得られる効果がある。
【0045】
実施の形態3.
図5は、この実施の形態3の電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図であり、1相分について、そのスタック構成を素子配列とブスバーに注目して示したものである。また、図6は図5に示した半導体素子スタックを用いた電力変換装置の電気的な等価回路図である。図5において図3と同等の部分、および図6において図4と同等の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0046】
図5と前記実施の形態2で示した図3との素子配列を比較すると、GTO1b,1cおよび結合ダイオード3a,3bの配置が異なっていることが判る。また、その配置に合わせて、ブスバー4b,4cも変更されている。
【0047】
なお、回路動作については、前記実施の形態2で説明したのと同様であるため説明しないが、図4と図6にそれぞれ示す.経路R1、経路R2、経路R3を比較すると、その電流経路もほぼ同じであることが分かる。そして、GTO1bターンオフ動作、つまり経路R1から経路R3への転流についても、その転流経路にブスバー4c,4dのインダクタンス成分19c,18dは含まれていないので、GTO1cとGTO1dの逆方向に電圧が印加されるという現象は起こらない。
【0048】
実施の形態4.
以上説明した前記実施の形態1と実施の形態2、および実施の形態3における電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す図1、図3、および図5では、半導体素子を冷却するための冷却フィンを示していないが、実際の電力変換装置においては必要である。
【0049】
図7は、前記実施の形態1で示した図1に冷却フィンを適用した場合の半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。図7において図1と同等の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図7において、30a〜30eは冷却フィン(冷却体)であり、導体であるとする。なお、冷却フィン30a〜30eにはインダクタンス成分があるので、詳細な回路動作を検討する際には考慮する必要がある。ただし、これまで説明したような素子配列、ブスバー配線を採用しておけば、GTOの逆方向に印加される電圧は最小限に抑えることができる。
【0050】
実施の形態5.
なお、以上、説明した電力変換装置には、必要に応じてリアクトルやコンデンサで構成される回路が追加的に接続される場合がある。ただし、本発明の主題はエミッタ短絡型のGTOもしくはGCTを適用した電力変換装置における半導体素子スタックの素子配列であり、また前記追加的な回路が接続された場合においても、前述した回路動作は基本的に同様であるので、具体例を用いた説明は行わない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体を、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子とを備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置の3レベル変換器に用いた場合のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【0052】
この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体素子を、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子とを備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置の3レベル変換器に用いた場合のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【0053】
この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーと、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体素子を、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子とを備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置の3レベル変換器に用いた場合のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【0054】
この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成とを3レベル変換器が備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【0055】
この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成とを3レベル変換器が備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【0056】
この発明によれば、直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーと、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどの平型半導体素子と、前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子と、前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接した構成とを3レベル変換器が備えるようにしたので、前記平型半導体素子の逆方向に印加される電圧を最小限に抑えることができ、前記平型半導体素子のカソード電極からアノード電極へ、ゲート駆動回路を介して流れる負荷電流も最小限に抑えることができ、ゲート駆動回路のオン/オフ回路の直流電源であるコンデンサの電流実効値の上昇が抑制され、前記コンデンサとして過剰な電流実効値のものを適用する必要がなくなり、電力変換装置のゲート駆動回路のコストアップ、ひいては電力変換装置のコストアップを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。
【図2】この発明の実施の形態1における電力変換装置の等価回路図である。
【図3】この発明の実施の形態2における電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。
【図4】この発明の実施の形態2における電力変換装置の等価回路図である。
【図5】この発明の実施の形態3における電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。
【図6】この発明の実施の形態3における電力変換装置の等価回路図である。
【図7】この発明の実施の形態4における電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。
【図8】従来の電力変換装置である2レベルインバータの基本回路構成を示す回路図である。
【図9】従来の電力変換装置に用いられる半導体素子スタックのスタック構成を示す構成説明図である。
【図10】従来の電力変換装置である2レベルインバータの回路動作の説明に用いる回路図である。
【図11】電力変換装置に用いられるエミッタ短絡型のGTOやGCTの素子構造を簡略的に示した構造図である。
【図12】従来の電力変換装置におけるGTOのゲート駆動回路を簡略的に示した等価回路図である。
【図13】従来の電力変換装置におけるスタックをエミッタ短絡型のGTOを用いて構成した場合の電気的な等価回路図である。
【図14】従来の電力変換装置である2レベルインバータの回路動作の説明に用いる等価回路図である。
【符号の説明】
1a GTO(第1の自己消弧型半導体素子)、1b GTO(第2の自己消弧型半導体素子)、1c GTO(第3の自己消弧型半導体素子)、1d GTO(第4の自己消弧型半導体素子)、2a フリーホイールダイオード(第1のフリーホイールダイオード)、2b フリーホイールダイオード(第2のフリーホイールダイオード)、2c フリーホイールダイオード(第3のフリーホイールダイオード)、2d フリーホイールダイオード(第4のフリーホイールダイオード)、3a 結合ダイオード(第1の結合ダイオード)、3b 結合ダイオード(第2の結合ダイオード)、4a,4b ブスバー、5,5a,5b 平滑コンデンサ(直流電圧回路)、10a,10b,10c,10d ゲート駆動回路、30a,30b,30c,30d,30e 冷却フィン(冷却体)。
Claims (6)
- 複数個の平型半導体素子と、これら平型半導体素子を冷却する複数個の冷却体とが積層されるとともに、適所に主回路接続用の端子を備えた半導体素子スタックにおいて、
前記平型半導体素子は、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどであり、
前記端子は、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子とを備え、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成を備えていることを特徴とする半導体素子スタック。 - 複数個の平型半導体素子と、これら平型半導体素子を冷却する複数個の冷却体とが積層されるとともに、適所に主回路接続用の端子を備えた半導体素子スタックにおいて、
前記平型半導体素子は、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどであり、
前記端子は、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子とを備え、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成を備えていることを特徴とする半導体素子スタック。 - 複数個の平型半導体素子と、これら平型半導体素子を冷却する複数個の冷却体とが積層されるとともに、適所に主回路接続用の端子を備えた半導体素子スタックにおいて、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーを有し、
前記平型半導体素子は、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、
前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、
前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードなどであり、
前記端子は、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを、前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子とを備え、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成を備えていることを特徴とする半導体素子スタック。 - 2つの電位P、電位Nおよびその中間の電位Cを有する直流電圧回路と、ゲート駆動回路により制御されて前記電位P、電位Cまたは電位Nを出力する3レベル変換器を有する電力変換装置において、
前記3レベル変換器は、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第1の結合ダイオード、前記第2の結合ダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを備えていることを特徴とする電力変換装置。 - 2つの電位P、電位Nおよびその中間の電位Cを有する直流電圧回路と、ゲート駆動回路により制御されて前記電位P、電位Cまたは電位Nを出力する3レベル変換器を有する電力変換装置において、
前記3レベル変換器は、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオード、および前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子との接続点に設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に、前記直列接続された第1の自己消弧型半導体素子、第2の自己消弧型半導体素子、第3の自己消弧型半導体素子、第4の自己消弧型半導体素子を接続するための端子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを備えていることを特徴とする電力変換装置。 - 2つの電位P、電位Nおよびその中間の電位Cを有する直流電圧回路と、ゲート駆動回路により制御されて前記電位P、電位Cまたは電位Nを出力する3レベル変換器を有する電力変換装置において、
前記3レベル変換器は、
直列接続されたエミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第1の自己消弧型半導体素子と第2の自己消弧型半導体素子の直列回路に、エミッタ短絡型のゲートターンオフサイリスタやゲート転流型ターンオフサイリスタなどの第3の自己消弧型半導体素子と第4の自己消弧型半導体素子の直列回路を直列接続するブスバーと、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3の自己消弧型半導体素子、および前記第4の自己消弧型半導体素子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第1のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された前記第2のフリーホイールダイオードと、
前記第3の自己消弧型半導体素子に、前記ブスバーを介して逆並列に接続された第3のフリーホイールダイオードと、
前記第4の自己消弧型半導体素子に逆並列に接続された第4のフリーホイールダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極と前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に、直列に接続されて挿入された第1の結合ダイオードと第2の結合ダイオードと、
前記第2の自己消弧型半導体素子と前記第3の自己消弧型半導体素子とを接続する前記ブスバーを介して設けられた出力端子と、
前記第1の結合ダイオードを直流電圧回路の電位Cと前記第2の自己消弧型半導体素子のアノード電極との間に接続するとともに、前記第2の結合ダイオードを前記直流電圧回路の電位Cと前記第3の自己消弧型半導体素子のカソード電極との間に接続するための、前記第1の結合ダイオードと前記第2の結合ダイオードとの接続点に設けられた端子と、
前記ブスバーを介して接続された、前記第1の自己消弧型半導体素子と前記第2の自己消弧型半導体素子との直列回路と、前記第3の自己消弧型半導体素子と前記第4の自己消弧型半導体素子との直列回路とを前記直流電圧回路の電位Pと電位Nの間に接続するための端子と、
前記第1の自己消弧型半導体素子、前記第1のフリーホイールダイオード、前記第2のフリーホイールダイオード、前記第3の自己消弧型半導体素子、前記第2の結合ダイオード、前記第1の結合ダイオード、前記第2の自己消弧型半導体素子、前記第3のフリーホイールダイオード、前記第4のフリーホイールダイオード、前記第4の自己消弧型半導体素子の順序で、かつ非導電体を介さずに圧接された構成とを備えていることを特徴とする電力変換装置。
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