JP3553287B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、あるいは各種の自動販売機に組込まれる紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動券売機は、特急券や長距離乗車券を販売できるように、1万円札の高額紙幣も使用できるようになってきている。また、各種の自動販売機においても、高額商品を販売する自動販売機は、高額紙幣が使用できるように構成されている。
【0003】
1万円札の高額紙幣の使用できる自動券売機等(以下、自動券売機を例に説明する。)は、10円、50円、100円及び500円の硬貨を受入れ、必要に応じて釣銭硬貨を排出できる硬貨処理装置を備えているとともに、千円札、5千円札及び1万円札を受入れ、必要に応じて千円札及び5千円札の釣紙幣を排出できる紙幣処理装置が備えられている。
【0004】
自動券売機に組込まれている紙幣処理装置の集計処理時や回収金庫が満杯等で紙幣処理装置が使用できないとき、硬貨処理装置のみで自動券売機が稼動状態に保たれ、可能な限り自動券売機の稼動状態が維持されるように構成されている。したがって、この場合、紙幣を用いた乗車券の購入は禁止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の紙幣処理装置は、その紙幣処理装置が使用できないとき、その紙幣処理装置を組込んでいる自動券売機等は、一切の紙幣の使用が禁止されるので、稼動効率が低下するだけでなく、利用者に不便を与える欠点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、紙幣の回収中であっても可能な限り稼動できるようにし、もって利用者の利便を向上させることのできる紙幣処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、前記千円金庫及び5千円還流部から前記収納金庫へ千円札及び5千円札をそれぞれ移送し、次いで、その収納金庫から全ての紙幣を回収する間、その千円金庫が空になった時点で、前記挿入口からの千円札の挿入を許可する許可手段を設けたことを特徴としている。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、前記5千円還流部から5千円札を前記収納金庫へ移送したのち、前記挿入口からの千円札の挿入を許可するとともに、その挿入の許可された千円札をその5千円還流部に受入れ、その5千円還流部に受入れられた千円札を交換された別の新たな収納金庫に移送する制御手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)〜(c)は、一実施の形態に係る紙幣処理装置a内の紙幣の流れを示していて、(a)は、紙幣処理装置aの集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は後述する収納金庫の交換完了前の紙幣の流れを示し、(c)は、収納金庫の交換が終了して通常の状態における紙幣の流れを示している。
【0010】
紙幣処理装置aは、挿入口1から挿入された紙幣を検銭部2で真偽と種別とを判定し、正常な紙幣と判定されない紙幣は再び挿入口1に戻して返却し、正常と判定された紙幣は種別毎に分けられて紙幣処理装置a内に受入れられるように構成されている。
【0011】
すなわち、正常な千円札は千円金庫3に受入れられ、正常な5千円札は5千円還流部4に受入れられ、また、正常な1万円札は収納金庫5に受入れられるように構成されている。また、千円金庫3及び5千円金庫5からは、必要に応じて排出口6に千円札又は5千円札の釣銭が排出されるように構成されている。
【0012】
なお、図中、鎖線及び実線で示される線は、紙幣の移動(流れ)のラインであり、周知の紙幣処理装置と同様に、挾持ローラ、搬送ベルト等からなる搬送系により構成され、移動方向の制御は図示しないウィング等からなる方向変換系により行われるように構成されている。そして、これら搬送系及び方向変換系は、紙幣処理装置a全体を統括的に制御し、さらに、この紙幣処理装置aを組込んでいる自動券売機等をも制御するマイクロコンピュータを中心に構成される制御器(図示せず)により駆動制御されるように構成されている。また、この制御器は、本発明の許可手段及び制御手段をも担っている。
【0013】
千円金庫3は、図示しないが、千円札を積層して収納し、必要に応じて1枚ずつ繰出して釣銭として排出できるように構成されている。
【0014】
5千円還流部4は、常時、釣銭として必要な所定の枚数の5千円札を保持し、その枚数を越える5千円札が挿入口1に挿入されたときは、収納金庫5へ移送できるように構成されている。
【0015】
収納金庫5は、挿入口1に挿入された1万円札のみならず、千円金庫3及び5千円還流部4にそれぞれ受入れられている千円札及び5千円札も受入れることができるように構成されている。
【0016】
次に、図1に示される紙幣の流れに従って制御動作を説明する。
【0017】
(a)締切回収動作
集計時刻到来により、係員によって紙幣処理装置aが締切られると、挿入口1からの一切の紙幣の挿入は禁止される。そして、千円金庫3内の千円札及び5千円還流部4内の5千円札は、収納金庫5に移送されて回収される。
【0018】
(b)現金回収前動作
上記(a)の回収動作により、千円金庫3が空になった時点で、挿入口1からの千円札の挿入が許可される。したがって、利用者は、千円札を用いての乗車券の購入等が可能となる。すなわち、利用者は5千円札及び1万円札の使用はできないが、千円札の使用が可能となり、これにより利用者の利便の向上が図られる。
【0019】
この千円札の使用可能状態において、収納金庫5から全ての紙幣が回収され、また、必要に応じて千円金庫3に釣銭用の千円札が補給される。
【0020】
(c)通常動作
収納金庫5からの紙幣が回収された後、挿入口1から全ての紙幣の受入れが許可される。
【0021】
図2は、本発明の他の実施の形態に係る紙幣処理装置a′を示すものであって、上記図1に示される紙幣処理装置aと異なる点は、千円金庫3′及び収納金庫5′が交換型に構成されていること、及び回収時の千円札の受入れを5千円還流部4としていることにある。
【0022】
次に、図2に示される紙幣の流れに従って制御動作を説明する。
【0023】
(a)締切回収動作
集計時間到来により、係員によって紙幣処理装置aが締切られると、挿入口1からの一切の紙幣の挿入は禁止される。そして、5千円還流部4内の5千円札は、収納金庫5に移送されて回収される。
【0024】
(b)現金回収前動作
上記(a)の回収動作により、5千円還流部4が空になった時点で、挿入口1からの千円札の挿入が許可される。したがって、利用者は、千円札を用いての乗車券の購入等が可能となる。すなわち、利用者は5千円札及び1万円札の使用はできないが、千円札の使用が可能となり、これにより利用者の利便の向上が図られる。
【0025】
この千円札の使用可能状態において、千円金庫3′は、図2(b)の右側上部に示されている別の新たな千円金庫に、及び収納金庫5′は、同図(b)の右側下部に示されている別の新たな収納金庫にそれぞれ交換される。また、必要に応じて交換された新たな千円金庫3′には、予め、釣銭用の千円札が補給される。
【0026】
(c)金庫交換後動作
収納金庫5′が新たな収納金庫5′と交換された時点で、5千円還流部4に受入れられている千円札がその新たな収納金庫5′に移送される。
【0027】
(d)通常動作
5千円還流部4からの紙幣が収納金庫5′へ移送された後、挿入口1から全ての紙幣の受入れが許可される。
【0028】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る紙幣処理装置は、千円金庫及び5千円還流部から収納金庫へ千円札及び5千円札をそれぞれ移送し、次いで、その収納金庫から全ての紙幣を回収する間、その千円金庫が空になった時点で、挿入口からの千円札の挿入を許可する許可手段を設けたので、紙幣の回収時においても、短時間の内に千円札の使用が可能となり、紙幣処理装置の稼動効率を高めることができるとともに、利用者の利便を向上させることができる。
【0029】
本発明の請求項2に係る紙幣処理装置は、5千円還流部から5千円札を収納金庫へ移送したのち、挿入口からの千円札の挿入を許可するとともに、その挿入の許可された千円札をその5千円還流部に受入れ、その5千円還流部に受入れられた千円札を交換された別の新たな収納金庫に移送する制御手段を設けたので、紙幣の回収時においても、短時間の内に千円札の使用が可能となり、紙幣処理装置の稼動効率を高めることができるとともに、利用者の利便を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は紙幣処理装置の集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は収納金庫からの現金回収前の紙幣の流れを示し、(c)は収納金庫の交換が終了して通常の状態を示している。
【図2】本発明の他の実施の形態を示すものであって、(a)は、紙幣処理装置の集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は収納金庫の交換完了前の紙幣の流れを示し、(c)は収納金庫の交換後の紙幣の流れを示し、(d)は収納金庫の交換が終了して通常の状態を示している。
【符号の説明】
a,a′ 紙幣処理装置
1 挿入口
2 検銭部
3,3′ 千円金庫
4 5千円還流部
5,5′ 収納金庫
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、あるいは各種の自動販売機に組込まれる紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動券売機は、特急券や長距離乗車券を販売できるように、1万円札の高額紙幣も使用できるようになってきている。また、各種の自動販売機においても、高額商品を販売する自動販売機は、高額紙幣が使用できるように構成されている。
【0003】
1万円札の高額紙幣の使用できる自動券売機等(以下、自動券売機を例に説明する。)は、10円、50円、100円及び500円の硬貨を受入れ、必要に応じて釣銭硬貨を排出できる硬貨処理装置を備えているとともに、千円札、5千円札及び1万円札を受入れ、必要に応じて千円札及び5千円札の釣紙幣を排出できる紙幣処理装置が備えられている。
【0004】
自動券売機に組込まれている紙幣処理装置の集計処理時や回収金庫が満杯等で紙幣処理装置が使用できないとき、硬貨処理装置のみで自動券売機が稼動状態に保たれ、可能な限り自動券売機の稼動状態が維持されるように構成されている。したがって、この場合、紙幣を用いた乗車券の購入は禁止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の紙幣処理装置は、その紙幣処理装置が使用できないとき、その紙幣処理装置を組込んでいる自動券売機等は、一切の紙幣の使用が禁止されるので、稼動効率が低下するだけでなく、利用者に不便を与える欠点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、紙幣の回収中であっても可能な限り稼動できるようにし、もって利用者の利便を向上させることのできる紙幣処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、前記千円金庫及び5千円還流部から前記収納金庫へ千円札及び5千円札をそれぞれ移送し、次いで、その収納金庫から全ての紙幣を回収する間、その千円金庫が空になった時点で、前記挿入口からの千円札の挿入を許可する許可手段を設けたことを特徴としている。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、前記5千円還流部から5千円札を前記収納金庫へ移送したのち、前記挿入口からの千円札の挿入を許可するとともに、その挿入の許可された千円札をその5千円還流部に受入れ、その5千円還流部に受入れられた千円札を交換された別の新たな収納金庫に移送する制御手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)〜(c)は、一実施の形態に係る紙幣処理装置a内の紙幣の流れを示していて、(a)は、紙幣処理装置aの集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は後述する収納金庫の交換完了前の紙幣の流れを示し、(c)は、収納金庫の交換が終了して通常の状態における紙幣の流れを示している。
【0010】
紙幣処理装置aは、挿入口1から挿入された紙幣を検銭部2で真偽と種別とを判定し、正常な紙幣と判定されない紙幣は再び挿入口1に戻して返却し、正常と判定された紙幣は種別毎に分けられて紙幣処理装置a内に受入れられるように構成されている。
【0011】
すなわち、正常な千円札は千円金庫3に受入れられ、正常な5千円札は5千円還流部4に受入れられ、また、正常な1万円札は収納金庫5に受入れられるように構成されている。また、千円金庫3及び5千円金庫5からは、必要に応じて排出口6に千円札又は5千円札の釣銭が排出されるように構成されている。
【0012】
なお、図中、鎖線及び実線で示される線は、紙幣の移動(流れ)のラインであり、周知の紙幣処理装置と同様に、挾持ローラ、搬送ベルト等からなる搬送系により構成され、移動方向の制御は図示しないウィング等からなる方向変換系により行われるように構成されている。そして、これら搬送系及び方向変換系は、紙幣処理装置a全体を統括的に制御し、さらに、この紙幣処理装置aを組込んでいる自動券売機等をも制御するマイクロコンピュータを中心に構成される制御器(図示せず)により駆動制御されるように構成されている。また、この制御器は、本発明の許可手段及び制御手段をも担っている。
【0013】
千円金庫3は、図示しないが、千円札を積層して収納し、必要に応じて1枚ずつ繰出して釣銭として排出できるように構成されている。
【0014】
5千円還流部4は、常時、釣銭として必要な所定の枚数の5千円札を保持し、その枚数を越える5千円札が挿入口1に挿入されたときは、収納金庫5へ移送できるように構成されている。
【0015】
収納金庫5は、挿入口1に挿入された1万円札のみならず、千円金庫3及び5千円還流部4にそれぞれ受入れられている千円札及び5千円札も受入れることができるように構成されている。
【0016】
次に、図1に示される紙幣の流れに従って制御動作を説明する。
【0017】
(a)締切回収動作
集計時刻到来により、係員によって紙幣処理装置aが締切られると、挿入口1からの一切の紙幣の挿入は禁止される。そして、千円金庫3内の千円札及び5千円還流部4内の5千円札は、収納金庫5に移送されて回収される。
【0018】
(b)現金回収前動作
上記(a)の回収動作により、千円金庫3が空になった時点で、挿入口1からの千円札の挿入が許可される。したがって、利用者は、千円札を用いての乗車券の購入等が可能となる。すなわち、利用者は5千円札及び1万円札の使用はできないが、千円札の使用が可能となり、これにより利用者の利便の向上が図られる。
【0019】
この千円札の使用可能状態において、収納金庫5から全ての紙幣が回収され、また、必要に応じて千円金庫3に釣銭用の千円札が補給される。
【0020】
(c)通常動作
収納金庫5からの紙幣が回収された後、挿入口1から全ての紙幣の受入れが許可される。
【0021】
図2は、本発明の他の実施の形態に係る紙幣処理装置a′を示すものであって、上記図1に示される紙幣処理装置aと異なる点は、千円金庫3′及び収納金庫5′が交換型に構成されていること、及び回収時の千円札の受入れを5千円還流部4としていることにある。
【0022】
次に、図2に示される紙幣の流れに従って制御動作を説明する。
【0023】
(a)締切回収動作
集計時間到来により、係員によって紙幣処理装置aが締切られると、挿入口1からの一切の紙幣の挿入は禁止される。そして、5千円還流部4内の5千円札は、収納金庫5に移送されて回収される。
【0024】
(b)現金回収前動作
上記(a)の回収動作により、5千円還流部4が空になった時点で、挿入口1からの千円札の挿入が許可される。したがって、利用者は、千円札を用いての乗車券の購入等が可能となる。すなわち、利用者は5千円札及び1万円札の使用はできないが、千円札の使用が可能となり、これにより利用者の利便の向上が図られる。
【0025】
この千円札の使用可能状態において、千円金庫3′は、図2(b)の右側上部に示されている別の新たな千円金庫に、及び収納金庫5′は、同図(b)の右側下部に示されている別の新たな収納金庫にそれぞれ交換される。また、必要に応じて交換された新たな千円金庫3′には、予め、釣銭用の千円札が補給される。
【0026】
(c)金庫交換後動作
収納金庫5′が新たな収納金庫5′と交換された時点で、5千円還流部4に受入れられている千円札がその新たな収納金庫5′に移送される。
【0027】
(d)通常動作
5千円還流部4からの紙幣が収納金庫5′へ移送された後、挿入口1から全ての紙幣の受入れが許可される。
【0028】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る紙幣処理装置は、千円金庫及び5千円還流部から収納金庫へ千円札及び5千円札をそれぞれ移送し、次いで、その収納金庫から全ての紙幣を回収する間、その千円金庫が空になった時点で、挿入口からの千円札の挿入を許可する許可手段を設けたので、紙幣の回収時においても、短時間の内に千円札の使用が可能となり、紙幣処理装置の稼動効率を高めることができるとともに、利用者の利便を向上させることができる。
【0029】
本発明の請求項2に係る紙幣処理装置は、5千円還流部から5千円札を収納金庫へ移送したのち、挿入口からの千円札の挿入を許可するとともに、その挿入の許可された千円札をその5千円還流部に受入れ、その5千円還流部に受入れられた千円札を交換された別の新たな収納金庫に移送する制御手段を設けたので、紙幣の回収時においても、短時間の内に千円札の使用が可能となり、紙幣処理装置の稼動効率を高めることができるとともに、利用者の利便を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は紙幣処理装置の集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は収納金庫からの現金回収前の紙幣の流れを示し、(c)は収納金庫の交換が終了して通常の状態を示している。
【図2】本発明の他の実施の形態を示すものであって、(a)は、紙幣処理装置の集計時における締切回収動作時の紙幣の流れを示し、(b)は収納金庫の交換完了前の紙幣の流れを示し、(c)は収納金庫の交換後の紙幣の流れを示し、(d)は収納金庫の交換が終了して通常の状態を示している。
【符号の説明】
a,a′ 紙幣処理装置
1 挿入口
2 検銭部
3,3′ 千円金庫
4 5千円還流部
5,5′ 収納金庫
Claims (2)
- 挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、
前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、
前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、
前記千円金庫及び5千円還流部から前記収納金庫へ千円札及び5千円札をそれぞれ移送し、次いで、その収納金庫から全ての紙幣を回収する間、その千円金庫が空になった時点で、前記挿入口からの千円札の挿入を許可する許可手段を設けたことを特徴とする紙幣処理装置。 - 挿入口から挿入された千円札を千円金庫に受入れ、必要に応じてその千円金庫から釣銭として千円札を排出口に排出し、
前記挿入口から挿入された5千円札を5千円還流部に受入れ、必要に応じてその5千円還流部から釣銭として5千円札を排出口に排出し、
前記挿入口から挿入された1万円札を収納金庫に受入れる紙幣処理装置において、
前記5千円還流部から5千円札を前記収納金庫へ移送したのち、前記挿入口からの千円札の挿入を許可するとともに、その挿入の許可された千円札をその5千円還流部に受入れ、その5千円還流部に受入れられた千円札を交換された別の新たな収納金庫に移送する制御手段を設けたことを特徴とする紙幣処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24410896A JP3553287B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 紙幣処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24410896A JP3553287B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 紙幣処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069560A JPH1069560A (ja) | 1998-03-10 |
JP3553287B2 true JP3553287B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=17113883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24410896A Expired - Fee Related JP3553287B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 紙幣処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3553287B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24410896A patent/JP3553287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1069560A (ja) | 1998-03-10 |
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