JP3551951B2 - テープカセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテープカセットに関する。詳しくは、上シェルと下シェルとが結合されて成るカセットシェルの内部に所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが内蔵されたテープカセットに関し、テープカセットの組み立て作業性を良好にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
テープカセットは、通常、テープ状記録媒体、例えば、磁気テープを巻装したテープリールをカセットシェル内において回転自在に支持して成る。
【0003】
かかるテープカセットには、磁気テープの記録内容等に関する情報や磁気テープの種別などの情報が記録された又は記録されるメモリーチップを設けたものがある。
【0004】
このようなメモリーチップへの情報の記録及び読取は、テープドライブ装置側と非接触で行われるため、テープカセット側にはカセット側アンテナが、また、テープドライブ装置側には機器側アンテナがそれぞれ設けられている。
【0005】
カセット側アンテナは、上記メモリーチップを搭載したメモリー基板に渦巻き状のアンテナパターンを形成することにより構成され、また、機器側アンテナも同様に、機器側基板に上記カセット側アンテナのアンテナパターンに対応した形状の渦巻き状のアンテナパターンを形成することにより構成されている。
【0006】
また、基板は通常、矩形に形成されるため、上記アンテナパターンも矩形の渦巻き状に形成されるのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、メモリー基板が矩形状であるため、メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転させても、メモリー基板をカセットシェルに組み付けることができてしまい、所定の向きでない向きで取り付けられてしまうことがある。
【0008】
このように向きを誤って組み付けられたメモリー基板のアンテナパターンが、上下又は左右においてメモリー基板の中心線に対して線対称でない場合、各線分パターンが上下方向又は左右方向でずれた位置になってしまい、機器側のアンテナパターンの線分パターンと対向しなくなってしまうという問題がある。
【0009】
すなわち、アンテナによる非接触でのデータの受け渡しにおいては、カセット側のアンテナパターンと機器側のアンテナパターンとが、近接配置されることもさることながら、各線分パターンごとに精度良く対応した位置になるようにすることが必要である。
【0010】
特に、テープドライブ装置およびカセットテープが小型化されると、上述のような両アンテナパターン間のずれは、通信効率を悪化させ、通信不能になってしまう。
【0011】
しかも、カセットテープの小型化に際し、メモリー基板も小型化される傾向にあり、かかる小型化されたメモリー基板はカセットシェルへの組み付けにおいてその向きを誤りやすいという問題がある。
【0012】
そして、メモリー基板の向きを誤ってカセットシェルに組み付けると、テープドライブ装置側のアンテナとの位置関係にずれが生じ、通信不良や誤動作を生ずる。
【0013】
そのため、従来は、メモリー基板をカセットシェルに対してその向きを誤って組み付けてしまうと致命的な不良品となってしまい、したがって、組み付け時にその向きを誤らないように注意を払わなければならず、テープカセットの組み立て作業性が悪いという問題があった。
【0014】
そこで、本発明テープカセットは、メモリー基板のカセットシェルに対する組み付けの方向性を2方向とすることで、メモリー基板の組み付けの向きを上下左右において異ならせても、上記テープドライブ装置側との通信において支障を来すことのないようにし、テープカセットの組み立て作業性を良好にすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明テープカセットは、上記した課題を解決するために、カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、該メモリー基板はほぼ矩形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ矩形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心線に対してほぼ線対称の関係に形成され、上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転した状態でも上記カセットシェルに2方向から組付可能にしたものである。
【0016】
したがって、本発明テープカセットにあっては、アンテナパターンの各線分パターンを、上下及び左右においてメモリー基板の中心線に対してほぼ線対称の関係に形成したため、2方向からの組付を可能とし、面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転した状態で組み付けられても、装置側のアンテナパターンの各線分パターンと各別に対向させることができ、通信効率が劣化することはなく、よって、メモリー基板のカセットシェル内への取付作業性を良好にすることができる。特に、組み立て作業性が悪化する小型化のテープカセットの組み立てに貢献する。
【0017】
また、別の本発明テープカセットは、カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、該メモリー基板はほぼ正方形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ正方形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心に対してほぼ点対称の関係に形成され、上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に90°回転した状態でも上記カセットシェルに4方向から組付可能にしたものである。
【0018】
したがって、本発明テープカセットにあっては、アンテナパターンの各線分パターンを、上下及び左右においてメモリー基板の中心に対してほぼ点対称の関係に形成したため、4方向からの組付を可能とし、面方向に対して直交する軸回り方向に90°回転した状態で組み付けられても、装置側のアンテナパターンの各線分パターンと各別に対向させることができ、通信効率が劣化することはなく、よって、メモリー基板のカセットシェル内への取付作業性をさらに良好にすることができる。特に、組み立て作業性が悪化する小型化のテープカセットの組み立てに貢献する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明テープカセットの実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0020】
図1乃至図5は、本発明テープカセットの実施の形態(以下、「第1の実施の形態」という。)にかかるもので、請求項1に記載したものに相当する。
【0021】
テープカセット1は、薄い箱状をしたカセットシェル2内にテープ状記録媒体である磁気テープ3を巻装した1対のテープリール4、4が左右に離間して回転可能に収納され、また、カセットシェル2の背面の内側には、所定の情報が記録された又は記録されるカセット内メモリー(MIC:Memory in cassette)5が配設されている。なお、各図において矢印で示す、U方向、D方向、L方向、R方向、F方向、B方向は、それぞれ、上方、下方、左方、右方、前方、後方を意味するものとする。
【0022】
カセットシェル2の前端部には、該カセットシェル2の前面に沿って位置する磁気テープ3の前面側を覆うフロントリッド6が回動自在に支持されている(図1参照)。そして、カセットシェル2には磁気テープ3の後側を覆うバックリッド7が支持され、該バックリッド7はカセットシェル2に前後方向に移動自在に支持されたスライダー8に一体に形成されている(図1参照)。
【0023】
カセットシェル2は薄い箱状を為し、上シェル9と下シェル10とが上下で結合されて成り、カセットシェル2の前部にはマウス部と称される大きな凹部11が形成されている。該マウス部11は前方並びに上方及び下方に開口されている。そして、磁気テープ3の一部が上記マウス部11の前面に沿って位置している。
【0024】
上記MIC5は、メモリー基板12の内側面のほぼ中央部に実装されたメモリーチップにより構成され、上記メモリー基板12が上記カセットシェル2の背面内側であって左端寄り位置に組み付けられている。
【0025】
メモリー基板12はやや横長な矩形状を呈し(縦長さa<横長さb)、その内側面12iに上記MIC5および他の電子部品13、13が実装され、また、内側面12iおよび外側面12oにはアンテナパターンが形成されている。
【0026】
すなわち、メモリー基板12の内側面12i及び外側面12oにはメモリー基板12の外形に沿うほぼ矩形の渦巻き状のアンテナパターン14、14がそれぞれ形成されているとともに、これら内側面12i及び外側面12oのアンテナパターン14、14がスルーホール15を介して接続され、これにより、カセット側アンテナ16が構成されており、該カセット側アンテナ16が上記MIC5や電子部品13、13と接続されている。
【0027】
そして、アンテナパターン14の各線分パターン14u、14u、・・・、14d、14d、・・・、14l、14l、・・・、14r、14r、・・・は、その幅寸法(w)は一定であり、また、線分パターン間14u、14d、14l、14rのピッチ(c)も一定に形成されている。
【0028】
また、各線分パターン14u、14u、・・・、14d、14d、・・・、14l、14l、・・・、14r、14r、・・・のうち、最も外周側に位置する各線分パターン14u1、14d1、14l1、14r1とこれらに対応するメモリー基板12の各側辺12u、12d、12l、12rとの間の間隔(d)は、同一面(内側面12i又は外側面12o)上においては同じに形成されている。
【0029】
そして、最も外周側に位置する各線分パターン14u1、14d1、14l1、14r1とこれらに対応するメモリー基板12の各側辺12u、12d、12l、12rとの間の間隔(d)は、メモリー基板12の内側面12i側と外側面12o側とでは相違しており、外側面12o側の方がやや大きく形成されている。
【0030】
具体的には、たとえば、メモリー基板12の縦長さ(上下寸法)がa=6.5mm、横長さ(左右寸法)がb=7.5mm、線分パターンの幅寸法w=0.08mm、線分パターンのピッチc=0.2mmで、メモリー基板12の内側面12iの側辺12iu、12id、12il、12irと線分パターン14iu1、14id1、14il1、14ir1との間の間隔di=0.1mm、メモリー基板12の外側面12oの側辺12ou、12od、12ol、12orと線分パターン14ou1、14od1、14ol1、14or1との間の間隔do=0.3mmに形成されている。
【0031】
したがって、アンテナパターン14の各線分パターン14u1、14d1、14l1、14r1は、上下及び左右においてメモリー基板12の中心線CLh、CLvに対して線対称の関係に形成されている。
【0032】
これにより、メモリー基板12をその面方向に直交する軸回り方向に180°回転させても、上下、左右においてメモリー基板12の中心Oと各線分パターン14u、14d、14l、14rとの位置関係が変わらず、よって、2方向(下側辺12dおよび上側辺12u)からの組み付けを可能とし、いずれかの方向から組み付けられたメモリー基板12であっても、各線分パターン14u1、14d1、14l1、14r1の位置関係が変わることはない。
【0033】
一方、テープドライブ装置100には、上記テープカセット1が装填されたときにそのメモリー基板12に対向する位置にアンテナ基板101が配設され、該アンテナ基板101の両面にそれぞれアンテナパターン102、102が形成されて機器側アンテナ103が構成されており、該アンテナパターン102、102は上記カセット側アンテナ16のアンテナパターン14、14とほぼ同一形状にそれぞれ形成されている(図6、図7参照)。
【0034】
また、テープカセット1がテープドライブ装置100に装填されたとき、該テープドライブ装置1の所定の位置に装填されるようになっており、メモリー基板12とアンテナ基板101とは精度良く対向するようになっている。
【0035】
したがって、上記メモリー基板12をその面方向に直交する軸回り方向に180°回転させた向きでカセットシェル2に組み付けても、メモリー基板12の各線分パターン14u、14d、14l、14rは、機器側アンテナ103の各線分パターン102u、102d、102l、102rと1対1で各別に対応するため、メモリー基板12の向きを変えてもその通信効率が変わることはない。
【0036】
このことは、メモリー基板12のカセットシェル2に対する組み付け方向性を2方向にすることができることであり、メモリー基板12のカセットシェル2への組み付け作業性を容易にする。
【0037】
なお、テープドライブ装置100側のアンテナ基板101の大きさは上記メモリー基板12の大きさとは同じ必要はなく、機器側アンテナ103の各線分パターン102u、102d、102l、102rとカセット側アンテナ16の各線分パターン14u、14d、14l、14rとがほぼ同じ関係になっていれば良い。
【0038】
次に、MIC5とテープドライブ装置100側との通信について簡単に説明する。
【0039】
上記MIC5は電波を受信後、制御処理を行う受動的な装置であり、電源を有しないいわゆる電池レスで構成される。そのため、電磁誘導により電力を得る電源回路、制御回路、メモリー等を備える。
【0040】
これに対応して、テープドライブ装置100に設けられ、カセット側アンテナ16を介してMIC5と通信をするための機器側アンテナ103は、アンテナ基板101の両面に渦巻き状のアンテナパターン102、102が形成され、これらアンテナパターン102、102がスルーホール104によって接続されると共に、一方のアンテナパターン102は直接に、また、他方のアンテナパターン102は別のスルーホール105を介して端子106、106に各別に接続されて成る。
【0041】
機器側アンテナ103が形成されたアンテナ基板101のアンテナパターン102、102は上記カセット側アンテナ16のアンテナパターン14、14とほぼ同一に形成されており、各線分パターン102u、102d、102l、102rは上記カセット側アンテナ16のアンテナパターン14の各線分パターン14u、14d、14l、14rと1対1で対応している。
【0042】
そして、テープドライブ装置100は、上記機器側アンテナ103及びカセット側アンテナ16を介してMIC5に対する情報の記録及び読取を行うための通信回路200を有し、該通信回路200は、変復調アンテナドライバー201、ロジックIC部202及び制御マイコン部203を備える(図8参照)。
【0043】
変復調アンテナドライバー201は、機器側アンテナ103を制御し、MIC5に記憶された情報を読み書きする。すなわち、機器側アンテナ103に供給する信号の変調、増幅及び機器側アンテナ103から得た信号の復調等を行う。
【0044】
ロジックIC部202は、変復調アンテナドライバー201で読み出されたデータを変復調して符号変換し、制御マイコン部203と通信を行う。すなわち、変復調アンテナドライバー201に送る信号の符号化、変復調アンテナドライバー201から受領した信号の復号化乃至CRC等のデータ処理を行う。
【0045】
制御マイコン部203は、例えばマイクロコンピュータで構成され、上記通信の制御及びテープドライブ装置100の動作並びに表示等の全般の制御を行う。すなわち、ユーザーの操作を受け付け、テープドライブ装置100のメカデッキ部の制御、信号制御、LCD表示パネル204に必要は情報の表示などの処理を行う。
【0046】
このような通信回路200によって、MIC5に対する情報の記録及びMIC5に記録されている情報の読取が行われる。そして、上記機器側アンテナ103は端子を介して通信回路200の変復調アンテナドライバー201と接続される。
【0047】
また、操作デバイス部205はキー操作やリモコン操作などのユーザーの操作を受け付ける部分であり、ユーザーの操作を受け付けるとその情報を制御マイコン部203に伝える働きを有する。
【0048】
キャラクター発生部206は、上記制御マイコン部203からの情報を文字出力してLCD表示パネル204上に表示させる働きを有する。
【0049】
LCD表示パネル204は制御マイコン部203で作成した状態のその他の情報を映像として表示する働きを有する。
【0050】
上記したように、MIC5は電池レスで構成されるため、カセット側アンテナ16と機器側アンテナ103との間にはデータ伝送と電力伝送を賄うのに足る程度の電磁結合が必要であるとともに、カセット側アンテナ16と機器側アンテナ103とをできるだけ近接させ、かつ、カセット側アンテナ16の各線分パターン14u、14d、14l、14rと機器側アンテナ103の各線分パターン102u、102d、102l、102rとが位置精度良く対向するように配設する必要がある。
【0051】
そのため、メモリー基板12のカセットシェル2に対する組み付け向きが異なることにより、カセット側アンテナ16の各線分パターン14u、14d、14l、14rの位置が機器側アンテナ103の各線分パターン102u、102d、102l、102rとずれてしまうと通信不能になってしまうことがあるが、上述のようなテープカセット1にあっては、メモリー基板12の向きが異なっても、メモリー基板12の各線分パターン14u、14d、14l、14rとカセット側アンテナ16の各線分パターン102u、102d、102l、102rとの位置関係にずれが生じないので、このようなテープドライブ装置100においてはきわめて有効である。
【0052】
なお、上記第1の実施の形態にあっては、上側辺12uと下側辺12dとおよび左側辺12lと右側辺12rとの2対の側辺において上記間隔(最も外周側に位置する各線分パターン14u1、14d1、14l1、14r1とこれらに対応するメモリー基板12の各側辺12u、12d、12l、12rとの間の間隔d)をほぼ同一にしたが、これに限らず、いずれか1対の側辺12u、12d又は12l、12rにおいて上記間隔dをほぼ同一にしておけば、少なくとも、その1対の側辺12u、12d又は12l、12rに対応する線分パターン同士が機器側アンテナ103のアンテナパターン102の線分パターン102u、102d、102l、102rと対向させることができ、通信効率は劣化するものの、通信が全く不能になるようなことはない。
【0053】
図9及び図10は、別の本発明テープカセット(請求項2に記載したもの)の実施の形態(以下、「第2の実施の形態」という。)にかかるもので、上記第1の実施の形態にかかるテープカセット1と相違するのは、メモリー基板12の形状であり、この第2の実施の形態にかかるテープカセット1Aの用いられるメモリー基板20はほぼ正方形に形成されている。
【0054】
具体的には、正方形をしたメモリー基板20には、上記第1の実施の形態にかかるメモリー基板12と同様に、その内側面20iおよび外側面20oに、メモリー基板20の外形に沿うほぼ正方形の渦巻き状のアンテナパターン21がそれぞれ形成されているとともに、これら内側面20i及び外側面20oのアンテナパターン21がスルーホール22を介して接続され、これにより、カセット側アンテナ23が構成されており、該カセット側アンテナ23がMIC5や電子部品13、13と接続されている。
【0055】
そして、アンテナパターン21の各線分パターン21u、21d、21l、21rは、その幅寸法(w)は一定であり、また、線分パターン間のピッチ(c)も一定に形成されている。
【0056】
また、各線分パターン21u、21d、21l、21rのうち、最も外周側に位置する各線分パターン21u1、21d1、21l1、21r1とこれらに対応するメモリー基板20の各側辺20u、20d、20l、20rとの間の間隔(d)は、同一面(内側面20i又は外側面20o)上においては同じに形成されている。
【0057】
したがって、アンテナパターン21の各線分パターン21u、21d、21l、21rは、上下及び左右においてメモリー基板20の中心Oに対して点対称の関係に形成されている。
【0058】
しかして、このようなメモリー基板20はその外形が正方形であるため、4側辺のうちいずれの側辺(上側辺20u、下側辺20d、左側辺20lおよび右側辺20r)からでもカセットシェル2に嵌合することができ、しかも、各線分パターン21u、21d、21l、21rが点対称の関係があるため、いずれの側辺(上側辺20u、下側辺20d、左側辺20lおよび右側辺20r)から嵌合しても、各線分パターン21u、21d、21l、21rの位置関係にずれが生ずることはなく、よって、4方向(上側辺20u、下側辺20d、左側辺20lおよび右側辺20r)からの組み付けを可能とする。
【0059】
したがって、メモリー基板20のカセットシェル2に対する組み付けをさらに容易にすることができる。
【0060】
なお、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0061】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明テープカセットは、カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、該メモリー基板はほぼ矩形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ矩形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心線に対してほぼ線対称の関係に形成され、上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転した状態でも上記カセットシェルに2方向から組付可能にしたことを特徴とする。
【0062】
したがって、本発明テープカセットにあっては、アンテナパターンの各線分パターンを、上下及び左右においてメモリー基板の中心線に対してほぼ線対称の関係に形成したため、2方向からの組付を可能とし、面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転した状態で組み付けられても、装置側のアンテナパターンの各線分パターンと各別に対向させることができ、通信効率が劣化することはなく、よって、メモリー基板のカセットシェル内への取付作業性を良好にすることができる。特に、組み立て作業性が悪化する小型化のテープカセットの組み立てに貢献する。
【0063】
また、別の本発明テープカセットは、カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、該メモリー基板はほぼ正方形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ正方形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心に対してほぼ点対称の関係に形成され、上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に90°回転した状態でも上記カセットシェルに4方向から組付可能にしたものである。
【0064】
したがって、別の本発明テープカセットにあっては、アンテナパターンの各線分パターンを、上下及び左右においてメモリー基板の中心に対してほぼ点対称の関係に形成したため、4方向からの組付を可能とし、面方向に対して直交する軸回り方向に90°回転した状態で組み付けられても、装置側のアンテナパターンの各線分パターンと各別に対向させることができ、通信効率が劣化することはなく、よって、メモリー基板のカセットシェル内への取付作業性をさらに良好にすることができる。特に、組み立て作業性が悪化する小型化のテープカセットの組み立てに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5とともに、本発明テープカセットの第1の実施の形態を示すものであり、本図はリッドが閉塞位置にある状態を示す斜視図である。
【図2】リッドが開放位置にある状態を示す斜視図である。
【図3】リッドが閉塞位置にある状態を後方から見た斜視図である。
【図4】図5とともに、メモリー基板を拡大して示す図であり、本図は外側(後方)から見た図である。
【図5】内側(前方)から見た図である。
【図6】図7とともに、機器側のアンテナ基板を拡大して示す図であり、本図は外側(後方)から見た図である。
【図7】内側(前方)から見た図である。
【図8】通信回路を示すブロック図である。
【図9】図10とともに、第2の実施の形態にかかるテープカセットのメモリー基板を拡大して示すものであり、本図は外側(後方)から見た図である。
【図10】内側(前方)から見た図である。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…カセットシェル、5…MIC(メモリーチップ)、12…メモリー基板、14…アンテナパターン、14l…線分パターン(左側)、14r…線分パターン(右側)、14u…線分パターン(上側)、14d…線分パターン(下側)、15…スルーホール、CLh…メモリー基板の中心線、CLv…メモリー基板の中心線、1A…テープカセット、20…メモリー基板、O…メモリー基板の中心、21…アンテナパターン、21l…線分パターン(左側)、21r…線分パターン(右側)、21u…線分パターン(上側)、21d…線分パターン(下側)
Claims (2)
- カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、
該メモリー基板はほぼ矩形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ矩形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、
該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心線に対してほぼ線対称の関係に形成され、
上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、
上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、
上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に180°回転した状態でも上記カセットシェルに2方向から組付可能にした
ことを特徴とするテープカセット。 - カセットシェル内に、所定の情報が記録された又は記録されるメモリーチップが一の側面に実装されたメモリー基板を備えたテープカセットであって、
該メモリー基板はほぼ正方形を呈するとともに、該メモリー基板の外形に沿うほぼ正方形の渦巻き状をした回路パターン(以下、「アンテナパターン」という。)が該メモリー基板の一の側面及び他の側面にそれぞれ1つ形成されており、
該アンテナパターンの各線分パターンが、上下及び左右においてメモリー基板の中心に対してほぼ点対称の関係に形成され、
上記メモリー基板の一の角部には上記メモリー基板の一の側面及び他の側面の上記アンテナパターンを接続可能にするスルーホールが設けられ、
上記スルーホールが設けられた角部にあるアンテナパターンの角部は上記スルーホールを避けるように内側に折り曲げられ、
上記メモリー基板の面方向に対して直交する軸回り方向に90°回転した状態でも上記カセットシェルに4方向から組付可能にした
ことを特徴とするテープカセット。
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