JP2000011130A - 記憶装置、カ―ド型記憶装置、および電子装置 - Google Patents

記憶装置、カ―ド型記憶装置、および電子装置

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JP2000011130A
JP2000011130A JP8495799A JP8495799A JP2000011130A JP 2000011130 A JP2000011130 A JP 2000011130A JP 8495799 A JP8495799 A JP 8495799A JP 8495799 A JP8495799 A JP 8495799A JP 2000011130 A JP2000011130 A JP 2000011130A
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card
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semiconductor element
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Hiroshi Iwasaki
博 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小形、薄型で互換性が高く携帯用途に適した
記憶装置およびこれを用いた電子装置を提供する。 【解決手段】 記憶装置10は第1、第2の面を有する
配線基板11と、第1の面に配設した平面型外部接続端
子12aと、第2の面に搭載し平面型外部接続端子と接
続した接続端子を有する半導体素子と、第2の面の半導
体素子を覆うように配設した封止樹脂15と、平面型外
部接続端子を第1の面に露出させて配線基板、半導体素
子及び封止樹脂の部分を凹部又は穴部に嵌合させたカー
ド型の保持枠と、これらを接着する接着樹脂とを有し、
平面型外部接続端子が一方の面に露出するように挿脱可
能に保持するカード型の保持手段と組合わせて、これよ
り大きい寸法のカード型記憶装置として使用でき、一世
代、或いはより前の対応電子機器と互換性を持たせるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置に関し、特
にディジタル情報の携帯、各種電子装置間でのデータの
移動、交換に適したバックワードコンパチブルな記憶装
置に関する。また本発明はカード型記憶装置に関し、特
にディジタル情報の携帯、各種電子装置間でのデータの
移動、交換に適したカード型記憶装置に関する。
【0002】また本発明はパーソナルコンピュータ、携
帯型情報端末、携帯電話やPHSなどの携帯型無線端
末、ディジタルカメラ、ボイスレコーダなどを始めとす
る各種電子装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年では文字、画像、映像、音楽、音声
などさまざまな情報をディジタルデータとして取り扱う
ようになってきている。このようなディジタルデータを
記録するための記憶装置としてもテープ、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光磁気ディスクなどを初めと
して様々なものが用いられている。
【0004】例えばフロッピーディスクは一般に幅広く
普及しているメディアであるが、メディアを回転駆動す
る必要があることからモータと回転機構とを必須の構成
要件とするため、この記憶装置を取り扱う電子機器の小
型化、軽量化には適したメディアとはいえない。
【0005】また最近では、携帯電話、PHSなどの携
帯型無線端末も一般化し、その小型化、軽量化が進んで
いる。ところが、このような無線端末には交換可能な記
憶装置がないので、例えば携帯電話、PHSなどの無線
端末の機種変更を行おうとすると、アドレス帳や各種設
定をその都度入力し直さなければならないという問題が
ある。
【0006】また例えば、内部にフロッピーディスクド
ライブを収容し、撮影した画像をフロッピーディスクに
記憶させるディジタルカメラも提案されている。このよ
うなディジタルカメラは、フロッピーディスクにより撮
影した画像をPCなどで取り扱うことができるという利
点を有するが、ディジタルカメラの大きさがフロッピー
ディスクドライブの大きさ、重量に律速され、携帯用途
には適さないような大きくて重いものになってしまうと
いう問題がある。
【0007】このように携帯型の電子機器が備える記憶
装置としては、他の電子機器、特に一世代前あるいはそ
れよりも前の対応電子機器との互換性の保持と、携帯用
途に適した小型化、軽量化を両立することが困難であ
る。
【0008】したがってこのような各種の電子機器、特
に一世代前あるいはそれよりも前の対応機器と共通に用
いることができる小型、軽量で汎用性の高い記憶装置が
是非とも必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は小型、薄型かつ軽量な記憶装置を提供することを
目的とする。
【0010】また本発明は、他の電子機器、特に一世代
前あるいはそれよりも前の対応電子機器との互換性を保
持するとともに小型、薄型かつ軽量な記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の記憶装置、カード型記憶装置、電子装
置は、以下のような構成を備えている。
【0012】本発明の記憶装置は、第1の面と第2の面
とを有する配線基板と、前記配線基板の前記第1の面に
配設された平面型外部接続端子と、前記配線基板の前記
第2の面に搭載され、前記平面型外部接続端子と接続さ
れた接続端子を有する半導体素子と、前記配線基板の前
記第2の面の前記半導体素子を覆い、かつ前記平面型外
部接続端子の露出面と高さを同じくして取り囲むカード
型に配設された封止樹脂とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明の記憶装置は、第1の面と第
2の面とを有する配線基板と、前記配線基板の前記第1
の面に配設された平面型外部接続端子と、前記配線基板
の前記第2の面に搭載され、前記平面型外部接続端子と
接続された接続端子を有する半導体素子と、前記配線基
板の前記第2の面の前記半導体素子を覆うように配設さ
れた封止樹脂と、少なくとも一方の面に開口する凹部又
は穴部を有し前記平面型外部接続端子を前記第1の面に
露出させて前記配線基板、前記半導体素子および前記封
止樹脂の部分を前記凹部又は穴部に嵌合させたカード型
の保持枠と、前記平面型外部接続端子、前記配線基板、
前記半導体素子および前記封止樹脂の少くとも一つと前
記カード型の保持枠間に充填されこれらを一体に接着さ
せた接着樹脂とを具備したことを特徴とする。
【0014】平面型外部接続端子の縁部には封止樹脂の
存在しない部分が設けられており、カード型の保持枠の
凹部又は穴部は前記平面型外部接続端子の前記封止樹脂
の存在しない部分が嵌合する第1の部分と前記封止樹脂
で封止された部分が嵌合する第2の部分からなる段付き
の凹部又は穴部とすることができる。
【0015】また、記憶装置のカード型に配置された前
記封止樹脂の部分あるいはカード型の保持枠の部分が前
記平面型外部接続端子の部分の面積の半分以下とするこ
とができる。
【0016】また前記封止樹脂は前記配線基板の第2の
面上で1回対称になるように偏在して配設することが好
ましい。本明細書において封止樹脂が1回対称になるよ
う偏在するとは、例えば長方形の基板にあっては、基板
の長辺に平行で、かつ基板の中心を通る線を対称軸とし
て第2の面上に線対称(左右同形)で、この対称軸と直
交しかつ基板の中心を通る直線に対しては線対称ではな
い(左右異形となる)ように存在していることをいう。
前記封止樹脂の表面には、前記1回対称の対称軸と平行
な一方の方向を示すマーク、例えば矢印などを配設する
ようにしてもよい。このようにすることにより記憶装置
の形状に異方性を付与することができ、記憶装置のホス
ト側への装着を確実かつ容易に行うことができる。な
お、前記マークは線状のパターンから形成することが好
ましい。これは例えば面状の凹パターンを形成すると、
その領域が薄くなってしまい記憶装置自体の強度が低下
してしまうためである。また凸パターンに形成すると、
記憶装置全体の厚さが厚くなってしまい、小形化、薄型
化の要求と反してしまう。
【0017】さらに、前記封止樹脂の一つ又は複数の角
部を切り欠いた形状とすることにより記憶装置の形状に
異方性を付与したり、電圧表示機能その他の識別機能を
付与することができる。なお、角部の一つを切り欠いた
形状とした場合には一回対称ではなくなる。
【0018】また、前記半導体素子はシリアルアクセス
型の半導体素子を用いるようにしてもよい。シリアルア
クセス型の半導体素子としては、例えばフラッシュメモ
リ、NAND型EEPROMまたはAND型EEPRO
Mなどをあげることができる。 ここでシリアルアクセ
ス型とは、読みだしデータ、書き込みデータなどのデー
タと、コマンドとをどちらも共通のI/Oピンからシー
ケンシャルに入出力するタイプの半導体素子で、アドレ
ス専用の端子は備えていないものをいう。このような構
成を採用することにより、半導体素子の集積度によらず
に、平面型外部接続端子のピン数などの構成を標準化す
ることができる。
【0019】また前記平面型外部接続端子は、前記配線
基板の第1の面に配設され、前記第1の面を複数の領域
に分割するようなスリットを有する導体層から構成する
ようにしてもよい。このようにすることにより、配線基
板のほぼ全面を銅、金などで覆うことができ、記憶装置
全体の強度を向上することができる。さらに、前記導体
層の外周の任意の2点を結ぶ前記スリットのパターンは
曲線または折れ曲がった直線で構成するようにしてもよ
い。このような構成により、記憶装置の曲げ、たわみな
どに対する強度を大きくすることができる。
【0020】また、前記配線基板は、前記第2の面の前
記封止樹脂に被覆されていない領域に露出するように配
設された例えば金などの金属からなるバリア層を有する
ようにしてもよい。このような構成を採用することによ
り、モールド樹脂を例えばトランスファーモールド法に
より形成する際の生産性を向上することができる。すな
わち、未硬化の樹脂を注入するゲートをこのバリア層上
に形成するようにすればよい。配線基板を構成する例え
ばプリプレグなどの樹脂とモールド樹脂とは強固に接合
するが、バリア層では剥離が容易となる。このようなバ
リア層は前記記憶装置の接続端子とは電気的に独立に配
設するようにしてもよい。
【0021】本発明のカード型記憶装置は、第1の面と
第2の面とを有する配線基板と、前記配線基板の前記第
1の面に配設された平面型外部接続端子と、前記配線基
板の前記第2の面に搭載され、前記平面型外部接続端子
と接続された接続端子を有する半導体素子と、前記配線
基板の前記第2の面の前記半導体素子を覆うように配設
された封止樹脂層とを有する記憶装置と、第1の面を有
し、前記平面型外部接続端子がこの第1の面に露出する
ように、かつ挿脱可能に前記記憶装置を保持するカード
型の保持手段とを具備したことを特徴とする。
【0022】また本発明のカード型記憶装置は、上記記
憶装置が、第1の面と第2の面とを有する配線基板と、
前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型外部接
続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載され、前
記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有する半
導体素子と、前記配線基板の前記第2の面の前記半導体
素子を覆うように配設された封止樹脂と、少なくとも一
方の面に開口する凹部又は穴部を有し前記平面型外部接
続端子を前記第1の面に露出させて前記配線基板、前記
半導体素子および前記封止樹脂の部分を前記凹部又は穴
部に嵌合させたカード型の保持枠と、前記平面型外部接
続端子、前記配線基板、前記半導体素子、および前記封
止樹脂の少くとも一つと前記カード型の保持枠間に充填
されてこれらを一体に接着させた接着樹脂とを有するも
のであってもよい。
【0023】このカード型記憶装置は、上述のような本
発明の記憶装置をカード型の保持手段に挿脱可能にはめ
込んだものである。このようにすることにより取り扱い
が容易になる。
【0024】前記保持手段は、この保持手段の第1の面
に配設され、カード型に配設された前記封止樹脂の部分
あるいはカード型の保持枠の部分を前記保持手段の一端
面から挿入できる凹部および挿入方向に沿ってこの凹部
の両端面に形成されたスリットを有し、前記カード型に
配設された前記封止樹脂の部分あるいはカード型の保持
枠の部分を嵌合可能とすることができる。
【0025】さらに、前記保持手段は、前記挿入方向に
沿った凹部の両端面に、前記カード型に配設された前記
封止樹脂の部分あるいはカード型の保持枠の部分を狭持
するテーパー状のオーバーハング部を有することができ
る。
【0026】また前記保持手段は、この保持手段の第1
の面に配設され、前記配線基板の前記第2の面の前記封
止樹脂に被覆された領域と露出した領域とに対応した段
差を有する凹部を有することを特徴とする。すなわち、
本発明の記憶装置は封止樹脂が配線基板の第2の面に対
して等方的に配設されておらず、異方性を有するように
偏在して配設されている。したがってこのような記憶装
置を保持するカードについても、これに対応した凹部を
配設する必要がある。このような構成を採用することに
より、記憶装置を保持手段にはめ込むときの向きが自動
的に定まる。したがって誤ったはめ込みによる誤動作や
記憶装置の破壊などを防止することができる。
【0027】また前記凹部の深さは前記記憶装置の厚さ
よりも大くするようにしてもよい。このようにすること
で、カード型記憶装置の厚さ方向にかかる応力に対し
て、半導体素子を保護することができる。また前記保持
手段は可撓性を有する材料により構成するようにしても
よい。
【0028】また、前記凹部を構成する保持手段の底部
は、補強のためにSUSなどの金属板で構成するように
してもよい。
【0029】また、前記保持手段に保持された前記記憶
装置を固定するための固定手段をさらに具備するように
してもよい。この固定手段は、カードに対して記憶装置
を固定するものであるが、再び外せるような状態で固定
することが好ましい。例えば、前記固定手段は前記保持
手段の段差の部分に配設された粘着テープ等の粘着性を
有する樹脂層などを用いるようにしてもよい。
【0030】さらに、記憶装置と保持装置の一方に凸
部、他方に前記凸部が嵌合する凹部又は穴部を設けて、
記憶装置を保持装置に挿入した際、両者が凹凸部におい
て嵌合するように構成し、嵌合部に分離方向に向けて所
定の力が加えられたときに分離するできるようにしても
よい。
【0031】また本発明のカード型記憶装置は、第1の
面と第2の面とを有する配線基板と、前記配線基板の前
記第1の面に配設された平面型外部接続端子と、前記配
線基板の前記第2の面に搭載され、前記平面型外部接続
端子と接続された接続端子を有する半導体素子と、前記
配線基板の前記第2の面に前記半導体素子を覆うように
配設された封止樹脂層とを有する記憶装置と、第1の面
を有し、前記平面型外部接続端子がこの第1の面に露出
するように前記記憶装置を保持するカード型の保持手段
とを具備したカード型記憶装置において、前記保持手段
は、前記記憶装置を取り囲む第1の部分と、第1の部分
と挿脱可能に接続された第2の部分とからなることを特
徴とする。
【0032】また前記第2の部分は前記第1の部分を挿
入可能なスリットを有するようにしてもよい。また前記
第2の部分は前記第1の部分を嵌合可能な開口部を有す
るようにしてもよい。
【0033】また前記第1の部分の端面はテーパー形状
を有し、前記第2の部分の前記開口部の端縁は前記第1
の部分の端面を挟持するオーバーハングを有するように
してもよい。
【0034】また前記第1の部分と前記第2の部分との
接合面には前記第1の部分と前記第2の部分とを固定す
るための凹凸を形成するようにしてもよい。
【0035】また前記第2の部分は可撓性を有する材料
により構成するようにしてもよい。本発明のカード型記
憶装置は、JEDEC MO−180の規格によってお
り、特にその厚さを所定の範囲に抑えることが非常に重
要である。すなわち、カード型記憶装置全体の厚さは、
0.76mm±0.08mm又は1.4mm±0.1m
mに制限される。また、全体の寸法は、幅37.0m
m、長さ45.0mmとされる。
【0036】本発明の電子装置の一つの実施例形態は、
(a)第1の面と第2の面とを有する配線基板と、前記
配線基板の前記第1の面に配設された平面型外部接続端
子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載され、前記平
面型外部接続端子と接続された接続端子を有する半導体
素子と、前記配線基板の前記第2の面に前記半導体素子
を覆い、かつ前記平面型外部接続端子の露出面と高さを
同じくして取り囲むカード型に配設された封止樹脂層と
を有する記憶装置を保持可能な保持手段と、(b)前記
記憶装置を保持したとき前記平面型接続端子と接触可能
な接続電極と、(c)前記接続電極および前記平面型外
部接続端子を介して前記半導体素子とアクセスする駆動
回路と、を具備したことを特徴とする。
【0037】また、本発明の電子装置の他の実施形態
は、(a)第1の面と第2の面とを有する配線基板と、
前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型外部接
続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載され、前
記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有する半
導体素子と、前記配線基板の前記第2の面の前記半導体
素子を覆うように配設された封止樹脂と、少なくとも一
方の面に開口する凹部又は穴部を有し前記平面型外部接
続端子を前記第1の面に露出させて前記配線基板、前記
半導体素子および前記封止樹脂の部分を前記凹部又は穴
部に嵌合させたカード型の保持枠と、前記平面型外部接
続端子、前記配線基板、前記半導体素子および前記封止
樹脂と前記カード型の保持枠間に充填されこれらを一体
に接着させた接着樹脂とを有する記憶装置を保持可能な
保持手段と、(b)前記記憶装置を保持したとき前記平
面型接続端子と接触可能な接続電極と、(c)前記接続
電極および前記平面型外部接続端子を介して前記半導体
素子とアクセスする駆動回路と、を具備したことを特徴
とする。
【0038】このような駆動回路は前記半導体素子とシ
リアルにアクセスするようにすることが好ましい。
【0039】本発明では記憶装置のホスト側機器への装
着を正しく行うため、封止樹脂を配線基板に対して偏よ
らせて配設することにより記憶装置に異方性をもたせた
ものである。このような構成を採用することにより小
型、薄型、軽量といった特質を損なうことなく、記憶装
置に外観上の異方性を付与することができユーザーが記
憶装置をホスト側装置に装着する際の向きの確認が容易
になる。したがって誤挿入にともなう半導体素子の誤動
作や破壊を防止することができる。
【0040】このように本発明の記憶装置によれば、封
止樹脂を配線基板上に偏在するように配設することによ
り、記憶装置をホスト側の機器にはめ込んで使用すると
きに正しい向きで挿入することができる。したがってユ
ーザーの利便性を向上するとともに、誤挿入による誤動
作、半導体素子の破壊を防止することができる。また本
発明の記憶装置によれば、シリアルアクセス型メモリ素
子と平面型外部接続端子とを組み合わせて用いることに
より、記憶装置の外形サイズをメモリ素子の外形サイズ
に近付けることができる。このため、例えば携帯電話、
PHS、ポケットベル、PDAのような小形化の要求の
大きい移動体通信端末の外部記憶装置として好適に用い
ることができる。さらにシリアルアクセス型メモリ素子
と平面型外部接続端子とを組み合わせて用いることによ
り、記憶装置の平面型外部接続電極、ホスト側電子装置
の接続電極の構成を標準化することができる。
【0041】本発明のカード型記憶装置によれば、記憶
装置の封止樹脂の偏在形状と整合するようにサポートカ
ードの凹部の形状に異方性を持たせることにより、記憶
装置をサポートカードにはめ込んで使用するときに正し
い向きで挿入することができる。したがってユーザーの
利便性を向上するとともに、誤挿入による誤動作、半導
体素子の破壊を防止することができる。
【0042】また本発明のカード型記憶装置によれば、
サポートカードを複数の領域に分割可能に構成すること
により、記憶装置をサポートカードの外形よりも小さな
ホスト側機器と接続して用いることができる。
【0043】また本発明の電子装置によれば、記憶装置
を電子装置にに正しい方向で装着することができる。し
たがって、記憶装置を例えば携帯電話、PHS、ポケッ
トベル、PDA、PC、ディジタルカメラなどをはじめ
とするのホスト側の電子装置に接続する際の誤動作、破
壊等を防止することができる。またユーザーの利便性も
大きく向上することができる。また従来、携帯電話、P
HS、ポケットベル、PDA、ディジタルカメラ、ノー
ト型PC、PCなどにおいて共通して利用することがで
きる外部接続装置の実現は困難であった。本発明の記憶
装置および本発明の電子装置を採用することで、例えば
携帯電話に登録した電話番号等のデータ、インターネッ
ト経由で受信したテキスト、画像などのデータを、他の
情報処理装置へ移動したり、共有したりすることができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に本発明についてさらに詳細
に説明する。
【0045】(実施形態1)図1、図2は本発明の記憶
装置の構成の例を概略的に示す斜視図である。図2は図
1に例示した本発明の記憶装置の裏面の構成を示す図で
ある。また図3(A),図3(B)は、本発明の記憶装
置を側面から見た図であり、図3(A)には短辺方向の
側面を、図3(B)には長辺方向の側面を概略的に示し
ている。また図4は本発明の記憶装置の短辺方向に平行
な断面構造の例を概略的に示す図である。
【0046】この記憶装置10は、第1の面と第2の面
とを有する配線基板11と、配線基板11の第1の面に
配設された平面型外部接続端子12aと、配線基板11
の第2の面に搭載され、平面型外部接続端子12aと接
続された接続端子14aを有する半導体素子14と、配
線基板11の第2の面に偏在して半導体素子14を覆う
ように配設された封止樹脂15とを具備したものであ
る。
【0047】この例では半導体素子14は配線基板11
の上面に形成された凹部に図示を省略した接着剤を介し
て搭載され、半導体素子14の接続端子14aと、配線
基板11の接続端子12bとはボンディングワイヤ16
によりボンディング接続されている。また配線基板の接
続端子12bと平面型外部接続端子12aとはビアホー
ル12hを介して層間接続されている。半導体素子14
を配線基板11の上面に形成された凹部に搭載したので
全体の高さが低くされている。
【0048】またここでは半導体素子14としてシリア
ルアクセス型目盛り素子であるNAND型EEPRPM
を用いているが、AND型EEPROMやその他のメモ
リ素子を用いるようにしてもよい。
【0049】なお、半導体素子14の配線基板11への
実装の手法はワイヤボンディング16に限らず、例えば
導電性バンプを用いたフリップチップボンディング(フ
ェースダウンボンディング)などを採用するようにして
もよい。また配線基板11の層間接続の手法についても
ビアホール12hに限ることはなく、導電性ピラー等を
用いるようにしてもよい。
【0050】そして本発明の記憶装置10においては、
封止樹脂15は、配線基板11の第2の面上に偏在して
配設されており、この例では配線基板11の長辺にそっ
て一方の側へずらせて配設している。このような構成を
採用することにより、本発明の記憶装置では、例えばこ
の記憶装置をホスト側の電子装置30にはめ込んで使用
するときに正しい向きで挿入することができる。したが
って誤挿入による誤動作、半導体素子の破壊を防止する
ことができる。ホスト側の電子装置としては、例えば携
帯電話、PHS、ポケットベル、PDA、PC、ディジ
タルカメラ等をあげることができる。
【0051】またこの例では、封止樹脂15の表面に例
えばこの記憶装置の挿入時の方向を示すマーク17を配
設している。このマーク17は、全体を凹型、あるいは
凸型に形成するよりは線状のパターンにより構成するこ
とが好ましい。
【0052】さらに配線基板11の半導体素子14搭載
面には、配線基板11の配線パターンとは独立にメタル
バリア18が配設されている。このようなメタルバリア
18を備えることにより、例えば封止樹脂15をトラン
スファーモールド等により形成する際に、配線基板11
の強度を保持するとともに、樹脂の金型からの剥離を容
易にすることができる。このような本発明の記憶装置に
よりテキストデータ、画像データ、音楽データ、医療用
データ、ファイナンシャルデータ、各種認証用データ等
を扱うことにより、複数のホスト側電子装置間でのデー
タ交換を可能にするとともに、高度な互換性を維持する
ことができる。
【0053】(実施形態2)図5(A)は本発明のカー
ド型記憶装置の構成の例を概略的に示す斜視図、図5
(B)はこのカード型記憶装置のサポートカードを概略
的に示す斜視図である。このカード型記憶装置は、実施
形態1で説明したような本発明の記憶装置をサポートカ
ードにより保持したものである。
【0054】このカード型記憶装置20は、前述した本
発明の記憶装置10と、この記憶装置10の平面型外部
接続端子12aが露出するようにかつ挿脱可能に保持す
るサポートカード21とを具備したものである。サポー
トカード21は記憶装置10を保持するための凹部22
を備えており、この凹部22は記憶装置10の封止樹脂
15配設面の形状と整合するように形成されている。す
なわち、本発明の記憶装置10は封止樹脂15が配線基
板11に対して異方的に配設されているため、サポート
カード21の凹部22もこれに併せて形成されている。
この凹部22は記憶装置10の配線基板11の半導体素
子14搭載面側の封止樹脂15が配設されていない額縁
状の領域に対応した段差を有しており、この段差により
記憶装置を保持する構成となっている。例えば段差の幅
d1,d2を、封止樹脂15の偏在の程度に対応してd
1>d2となるようにしてもよい。このような構成を採
用することにより、記憶装置10をサポートカード21
に正しい方向で装着することができる。したがって、こ
のカード型記憶装置を例えばディジタルカメラ、PC
(PCMCIAカードを介する場合を含む)等のホスト
側の電子機器に接続する際の誤動作、破壊等を防止する
ことができる。またユーザーの利便性も大きく向上する
ことができる。
【0055】また凹部の深さは記憶装置の厚さよりもわ
ずかに大きく形成されている。このようにすることによ
り、記憶装置10を保持したときや、ホスト側の電極が
平面型外部接続端子12aにアクセスする際に、記憶装
置の厚さ方向に印加される応力等を緩和することがで
き、信頼性を向上することができる。
【0056】また、例えばこの凹部22の段差の部分
に、接着テープなどを配設して記憶装置10を固定する
ようにしてもよい。配線基板11と、サポートカード2
1と、接着テープなどとの接着強度を調節することによ
り、必要に応じて記憶装置11をサポートカード21か
ら着脱することができる。
【0057】なおこのサポートカード21は、記憶装置
10の半導体素子14の動作電圧を判別するための切欠
部23と、記憶装置10へのデータ書込みの可否を判別
するためのライトプロテクト領域24を備えている。例
えばこのライトプロテクト領域24にシールを張り付け
ることにより、記憶装置10へのデータの書込みを禁止
することができる。
【0058】本発明のカード型記憶装置のサポートカー
ド(ベースカード)21の外形を、例えばスマートメデ
ィアと共通の大きさに配設することにより、スマートメ
ディアの有する各種電子機器との電気的、機械的インタ
ーフェースを継承しながら、従来スマートメディアでは
対応することができなかったより小形の電子機器とのデ
ータ交換を実現することもできる。
【0059】(実施形態3)図6、図7は本発明の電子
装置の構成の例を概略的に示す図である。図6は本発明
の電子装置30へ本発明の記憶装置10を挿入する様子
を示しており、図7は本発明の電子装置30へ本発明の
記憶装置10を挿入した様子を示している。
【0060】この電子装置30は、前述した本発明の記
憶装置を保持する凹部31と、記憶装置10を凹部31
に保持したときに記憶装置10の平面型接続端子12a
と接触可能な接続電極32と、接続電極32および平面
型外部接続端子12aを介して半導体素子14を駆動す
る図示しない例えばドライバICなどの駆動回路とを具
備している。このような電子装置としては、例えば携帯
電話、PHS、ポケットベル、PDA、ディジタルカメ
ラ、ノート型PC、PC、ボイスレコーダー、電子ブッ
ク等を例としてあげることができる。
【0061】この電子装置30が備える凹部30の構造
は、例えば前述したサポートカード21が備える凹部2
2と同等である。すなわちこの凹部31は記憶装置10
の配線基板11の半導体素子14搭載面側の封止樹脂1
5が配設されていない額縁状の領域に対応した段差を有
しており、この段差により記憶装置を保持する構成とな
っている。例えば段差の幅dを、封止樹脂15の偏在の
程度に対応してd1>d2となるようにするようにして
もよい。このような構成を採用することにより、記憶装
置10を電子装置30にに正しい方向で装着することが
できる。したがって、この記憶装置10を例えば携帯電
話、PHS、ポケットベル、PDA、PC、ディジタル
カメラなどをはじめとするのホスト側の電子装置30に
接続する際の誤動作、破壊等を防止することができる。
またユーザーの利便性も大きく向上することができる。
【0062】図8は本発明の電子装置30が備える接続
電極32の構成の例を概略的に示す図である。この接続
電極32は、本発明の記憶装置10が備える平面型外部
接続端子12aに対応した複数のピン32aを備えてお
り、このピン32aおよび平面型外部接続端子12aを
介してホスト側の駆動回路は半導体素子14へアクセス
するものである。本発明の記憶装置10では、封止樹脂
15を偏在させて配設することにより異方性をもたせ、
またホスト側の電子装置30の凹部にも段差の幅を異な
らせることにより異方性を持たせることにより、電子装
置30が備える接続電極32と、記憶装置10が備える
平面型外部接続端子12aとを正しく対応させることが
できる。したがって、システムの信頼性を向上すること
ができると同時に、ユーザーの利便性を向上することが
できる。
【0063】また従来、携帯電話、PHS、ポケットベ
ル、PDA、ディジタルカメラ、ノート型PC、PCな
どにおいて共通して利用することができる外部接続装置
の実現は困難であった。本発明の記憶装置および本発明
の電子装置を採用することで、例えば携帯電話に登録し
た電話番号等のデータ、インターネット経由で受信した
テキスト、画像などのデータを、他の情報処理装置へ移
動したり、共有したりすることができる。送信の際にも
同様に用いることができる。例えば本発明の記憶装置に
アクセス可能な本発明のディジタルカメラ、携帯電話を
用いることによりディジタルカメラで撮影した画像を携
帯電話で容易に送信することができるようになる。
【0064】(実施形態4)図9、図10、図11、図
12、図13、図14、図15、図16、図17、図1
8、図19、図20、図21は本発明のカード型記憶装
置の構成の別の例を概略的に示す図である。
【0065】図9の例は前述のカード型記憶装置20と
同様の構成を備えており、記憶装置10と、この記憶装
置10を保持するサポートカード21とから構成されて
いる。 この記憶装置10は、図19に示す構成を備え
ている。図19(A)はこの記憶装置の短辺に平行な断
面図、図19(B)は長辺に平行な断面図である。
【0066】すなわち、記憶装置10が合成樹脂からな
る枠体10aに嵌合され、記憶装置10と枠体10aの
接合部が接着樹脂aにより一体に接着された構造とされ
ている。
【0067】枠体10aには、基板11が嵌合する段部
bと封止樹脂部15が嵌合する穴部cが形成されてお
り、記憶装置10がこの段付き穴部に嵌合されて全体と
してカード状をなしている。
【0068】なお、図20に示すように、記憶装置10
は、封止樹脂部15を配線基板11に対して偏在させず
に、配線基板11の中央に位置させるようにしてもよ
い。さらに、図21に示されるように、枠体10aの部
分を封止樹脂部15で置き換えてもよい。
【0069】この例ではサポートカード21の長辺の長
さLが約45.0mmであり、短辺の長さSは約37.
0mmである。前述のように記憶装置10をサポートカ
ード21からはずして、記憶装置10のみの状態でホス
ト側の電子装置30へ装着することにより電子装置30
のサイズをコンパクトにすることができる。
【0070】これに対して図10乃至図18に例示した
構成の本発明のカード型記憶装置は、サポートカード2
1が記憶装置10を含む枠体10aあるいは樹脂封止部
15とが分割可能に構成されたものである。
【0071】図10に例示した本発明のカード型記憶装
置は、サポートカード21は記憶装置を取り囲む額縁状
の第1の領域21aと、そのさらに外側の第2の領域2
1bとを備えている。そしてこのカード型記憶装置で
は、サポートカード21の第1の領域21aと第2の領
域21bとが着脱可能に構成されている。
【0072】なお、この額縁状の第1の領域21aは、
枠体10aを封止樹脂部15で置き換えた図21あるい
は記憶装置10が合成樹脂からなる枠体10aに嵌合さ
れ、記憶装置10と枠体10aの接合部が接着樹脂aに
より一体に接着された図19、および図20のタイプの
ものである。
【0073】この例では、サポートカードの第1の領域
21aを、長辺Ls が30.0mm、短辺Ss が19.
0mmの矩形に構成している。
【0074】図11に例示した本発明のカード型記憶装
置も、サポートカード21は記憶装置を取り囲む額縁状
の第1の領域21aと、そのさらに外側の第2の領域2
1bとを備えている。そしてこのカード型記憶装置で
は、サポートカード21の第1の領域21aと第2の領
域21bとが着脱可能に構成されている。この例では、
サポートカードの第1の領域21aを、長辺Ls が3
0.0mm、短辺Ss が23.0mmの矩形に構成して
いる。
【0075】図12に例示した本発明のカード型記憶装
置も、サポートカード21は記憶装置を取り囲む額縁状
の第1の領域21aと、そのさらに外側の第2の領域2
1bとを備えている。そしてこのカード型記憶装置で
は、サポートカード21の第1の領域21aと第2の領
域21bとが着脱可能に構成されている。この例では、
サポートカードの第1の領域21aを、長辺Ls が3
5.5mm、短辺Ss が19.0mmの矩形に構成して
いる。
【0076】図13に例示した本発明のカード型記憶装
置も、サポートカード21は記憶装置を取り囲む額縁状
の第1の領域21aと、そのさらに外側の第2の領域2
1bとを備えている。そしてこのカード型記憶装置で
は、サポートカード21の第1の領域21aと第2の領
域21bとが着脱可能に構成されている。この例では、
サポートカードの第1の領域21aを、長辺Ls が3
0.0mm、短辺Ss が23.0mmの矩形に構成して
いる。
【0077】図14に例示した本発明のカード型記憶装
置も、サポートカード21は記憶装置を取り囲む額縁状
の第1の領域21aと、それに隣接した第2の領域21
bとを備えている。そしてこのカード型記憶装置では、
サポートカード21の第1の領域21aと第2の領域2
1bとが着脱可能に構成されている。この例では、サポ
ートカードの第1の領域21aを、長辺Ls が37.0
mm、短辺Ss が25.0mmの矩形に構成している。
【0078】図15、図16、図17、図18は、それ
ぞれ図10、図12、図13、図14に例示した本発明
のカード型記憶装置を第1の領域21aと第2の領域2
1bとで分離した様子を説明するための図である。
【0079】このように本発明のカード型記憶装置で
は、第1の領域21aと第2の領域21bとを分離可能
に構成することにより、サポートカード21全体の大き
さよりも小さなホスト側電子装置に装着して用いること
ができる。
【0080】なおこれらのカード型記憶装置においてそ
の厚さは0.76±0.08mmとして構成した。本発
明のカード型記憶装置においては、その大きさ、厚さは
必要に応じて調節して用いるようにすればよい。
【0081】(実施形態5)図22は分割機能を有する
本発明のカード型記憶装置の構成の例を概略的に示す図
である。
【0082】サポートカードの第1の領域21aおよび
第2の領域21bの挿入方向に平行な端面には段差が形
成されており、この段差は互いに整合するように形成さ
れている。そして第2の領域21bの段差のステップ上
には、突起41aが配設されている。この突起41aを
1の領域21aのステップ上に配設された穴41bに嵌
合することにより、第1の領域21aおよび第2の領域
21bとを一体的に固定することができる。
【0083】(実施形態6)図23は分割機能を有する
本発明のカード型記憶装置の構成の例を概略的に示す図
である。
【0084】サポートカードの第1の領域21aおよび
第2の領域21bの挿入方向に平行な端面が曲面形状に
形成されており、この曲面は互いに整合するように形成
されている。すなわち第1の領域21aの側面21tと
第2の領域21bの側面21sとを嵌合させながら図中
の矢印方向に挿入することにより、第1の領域21aお
よび第2の領域21bとを一体的に固定することができ
る。
【0085】(実施形態7)図24は本発明のカード型
記憶装置の構成の別の例を概略的に示す図である。
(A)は平面構成を、(B)は(A)のAA方向の断面
構造を、(C)は第1の領域21aを第2の領域21b
へ装着する様子を、(D)は(A)のBB方向の断面構
造を、それぞれ示している。
【0086】このカード型記憶装置も前述同様第1の領
域21aと第2の領域21bとを分離可能に構成したも
のである。そしてこの例では第1の領域21aの端面2
1tがテーパー状に形成されており、第2の領域21b
の端面21sは第1の領域21aと整合するような逆テ
ーパーに形成されている。そして第1の領域21aの端
面のうち、一部領域43だけは、他の領域とは逆テーパ
ーに形成されている。サポートカードの第2の領域21
bのうち、領域43に対応した部分には、爪状のヒンジ
44が形成されている。このヒンジ44は、領域43と
整合するようにテーパーが切られている。すなわち、第
2の領域21bの側面21sのテーパーの向きはこの部
分のみ逆転している。
【0087】このような構成を採用することにより、カ
ード型記憶装置の第1の領域21aと第2の領域21b
とを固定することができる。
【0088】このような構成を採用することにより、本
発明のカード型記憶装置では第1の領域21aと第2の
領域21bとを分離可能に構成することにより、サポー
トカード21全体の大きさよりも小さなホスト側電子装
置に装着して用いることができる。
【0089】(実施形態8)図25(A)−図25
(C)は本発明のカード型記憶装置におけるサポートカ
ードを概略的に示す図、図26(A)−図26(C)
は、図25(A)−図25(C)のサポートカードに挿
入される記憶装置を概略的に示す図である。
【0090】図25(A)は平面構成を、図25(B)
は図25(A)のAA方向の断面構造を、図25(C)
は他の実施形態におけるサポートカードの図25(B)
と対応する部分の断面構造を示す。図26(A)は平面
構成を、図26(B)はB−B方向の断面構造を、図2
6(C)はC−C方向の断面構造を示す。
【0091】このカード型記憶装置のサポートカード5
0は爪かけ用の切欠き51を設けるとともに、記憶装置
が挿着される底部はSUS板52によるインサート成形
によりモールド樹脂と一体化されている。このSUS板
52の縁部はほぼ60°内側に傾斜したスライド溝状に
形成され、このSUS板52の縁部に続く樹脂モールド
された部分もほぼ60°内側に傾斜されている。
【0092】このサポートカード50の長辺の長さLが
約45.0mmであり、短辺の長さSは約37.0mm
である。スライド溝状のSUS板52の内底面の幅は1
9.0mmである。また、このカード型記憶装置の記憶
装置53には、後端に爪掛け54が形成されており、サ
ポートカード50のスライド溝状の凹部に挿入可能なよ
うに、両側縁がほぼ60°のテーパー状に形成されてい
る。この記憶装置53の長辺の長さLは約33.5mm
であり、短辺の長さSは約19.0mmである。 記憶
装置53はサポートカード50からはずして、記憶装置
53のみの状態でホスト側の電子装置へ装着することに
より電子装置のサイズをコンパクトにすることができ
る。
【0093】図27(A)−27(B)は本発明のカー
ド型記憶装置に用いられる記憶装置55の他の例を概略
的に示す図である。
【0094】図27(A)は記憶装置の斜視図、図27
(B)は図27(A)のAA方向の断面図である。 こ
の記憶装置55は、合成樹脂からなる枠体56に嵌合さ
れ、記憶装置55と枠体56の接合部が接着樹脂により
一体に接着され、全体としてカードとしてカード状をな
している。
【0095】枠体56には、基板55aが嵌合する段部
bと封止樹脂部55bが嵌合する穴部cが形成されてお
り、記憶装置55がこの段付き穴部に嵌合されて全体と
してカード状をなしている。
【0096】この枠体56の挿入方向の後部には上下に
爪掛け用の凹凸57が形成され、全部上方には、サポー
トカード側の突起に嵌合して記憶装置55をサポートカ
ードに対して固定するための穴58が形成されている。
枠体56の穴58の周辺部分は、この穴がサポートカー
ド側の突起に嵌合する際、および離脱する際に、クリッ
ク機能をもつようにされている。
【0097】なお、図28は図27(A)に示す記憶装
置55をサポートカード50に挿入する状態を示してい
る。
【0098】(実施形態9)図29は本発明のカード型
記憶装置をデジタル オーディオ システムにおける映
像・音声記憶媒体に適用したときの概念図である。
【0099】本発明のカード型記憶装置(スマートメデ
ィア)は、コネクターを介してスマートメディアコント
ローラに接続され、スマートメディアコントローラはイ
ンターフェイスを介してCPUに制御されて映像・音声
情報の入出力を行う。
【0100】スマートメディアから読み出されたデジタ
ル情報は、CPUを介してデコーダにより映像信号ある
いは音声信号とされ、映像信号はLCDで再生され、音
声情報は同様にオーディオインターフェイスを介して図
示を省略したオーディオ機器により再生される。また、
入力信号はエンコーダにより2値化されて、インターフ
ェイスを介してスマートメディアに記録される。信号の
入出力にあたっては必要に応じて暗号化および復号化が
行われる。
【0101】これらの操作は、例えばキースイッチによ
り行われる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記憶装置に
よれば、封止樹脂を配線基板上に偏在するように配設す
ることにより、記憶装置をホスト側の機器にはめ込んで
使用するときに正しい向きで挿入することができる。し
たがってユーザーの利便性を向上するとともに、誤挿入
による誤動作、半導体素子の破壊を防止することができ
る。また本発明の記憶装置によれば、シリアルアクセス
型メモリ素子と平面型外部接続端子とを組み合わせて用
いることにより、記憶装置の外形サイズをメモリ素子の
外形サイズに近付けることができる。このため、例えば
携帯電話、PHS、ポケットベル、PDAのような小形
化の要求の大きい移動体通信端末の外部記憶装置として
好適に用いることができる。さらにシリアルアクセス型
メモリ素子と平面型外部接続端子とを組み合わせて用い
ることにより、記憶装置の平面型外部接続電極、ホスト
側電子装置の接続電極の構成を標準化することができ
る。
【0103】本発明のカード型記憶装置によれば、記憶
装置の封止樹脂の偏在形状と整合するようにサポートカ
ードの凹部の形状に異方性を持たせることにより、記憶
装置をサポートカードにはめ込んで使用するときに正し
い向きで挿入することができる。したがってユーザーの
利便性を向上するとともに、誤挿入による誤動作、半導
体素子の破壊を防止することができる。
【0104】また本発明のカード型記憶装置によれば、
サポートカードを複数の領域に分割可能に構成すること
により、記憶装置をサポートカードの外形よりも小さな
ホスト側機器と接続して用いることができる。
【0105】また本発明の電子装置によれば、記憶装置
を電子装置にに正しい方向で装着することができる。し
たがって、記憶装置を例えば携帯電話、PHS、ポケッ
トベル、PDA、PC、ディジタルカメラなどをはじめ
とするのホスト側の電子装置に接続する際の誤動作、破
壊等を防止することができる。またユーザーの利便性も
大きく向上することができる。また従来、携帯電話、P
HS、ポケットベル、PDA、ディジタルカメラ、ノー
ト型PC、PCなどにおいて共通して利用することがで
きる外部接続装置の実現は困難であった。本発明の記憶
装置および本発明の電子装置を採用することで、例えば
携帯電話に登録した電話番号等のデータ、インターネッ
ト経由で受信したテキスト、画像などのデータを、他の
情報処理装置へ移動したり、共有したりすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記憶装置の構成の例を概略的に示す斜
視図。
【図2】本発明の記憶装置の構成の例を概略的に示す斜
視図。
【図3】(A)は本発明の記憶装置を短辺方向からみた
側面図、(B)は本発明の記憶装置を長辺方向に平行な
断面図。
【図4】本発明の記憶装置の断面構造の例を概略的に示
す図。
【図5】(A)は本発明のカード型記憶装置の構成の例
を概略的に示す斜視図、(B)は本発明のカード型記憶
装置のサポートカードの構成の例を概略的に示す図。
【図6】本発明の電子装置の構成の例を概略的に示す
図。
【図7】本発明の電子装置の構成の例を概略的に示す
図。
【図8】本発明の電子装置が備える接続電極の構成の例
を概略的に示す図。
【図9】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を概
略的に示す図。
【図10】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図11】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図12】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図13】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図14】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図15】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図16】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図17】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図18】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図19】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図20】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図21】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図22】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図23】本発明のカード型記憶装置の構成の別の例を
概略的に示す図。
【図24】(A)は本発明のカード型記憶装置の構成の
別の例を概略的に示す図、(B)は(A)のAA方向の
断面構造を示す図、(C)は(A)に示した本発明のカ
ード型記憶装置の第1の領域21aを第2の領域21b
へ装着する様子を示す図、(D)は(A)のBB方向の
断面構造を示す図。
【図25】(A)は本発明のカード型記憶装置の構成の
別の例を概略的に示す平面図、(B)は(A)のAA方
向の断面図、(C)は他の実施形態におけるサポートカ
ードの(B)と対応する部分の断面図。
【図26】(A)は本発明のカード型記憶装置の構成の
さらに別の例を概略的に示す平面図、(B)は(A)の
B−B方向の断面図、(C)は(A)のC−C方向の断
面図。
【図27】(A)は本発明のカード型記憶装置の構成の
さらに別の例を概略的に示す斜視図、(B)は(A)の
B−B方向の断面図。
【図28】図27(A)に示す記憶装置55をサポート
カード50に挿入する状態を示す図。
【図29】本発明のカード型記憶装置をデジタル オー
ディオ システムにおける映像・音声記憶媒体に適用し
たときの構成図。
【符号の説明】
10…………記憶装置 11…………配線基板 12a………平面型外部接続端子 12b………接続端子 12h………ビアホール 14…………半導体素子 14a………接続端子 15…………封止樹脂 16…………ボンディングワイヤ 20…………カード型記憶装置 21…………サポートカード 21a………第1の領域 21b………第2の領域 22…………凹部 23…………切欠部 24…………ライトプロテクト領域 30…………電子装置 31…………凹部 32…………接続電極 32a………ピン 50…………サポートカード 51…………爪掛け用の切欠き 52…………SUS板 53…………記憶装置 55…………記憶装置 56…………枠体

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面と第2の面とを有する配線基板
    と、 前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型外部接
    続端子と、 前記配線基板の前記第2の面に搭載され、前記平面型外
    部接続端子と接続された接続端子を有する半導体素子
    と、 前記配線基板の前記第2の面の前記半導体素子を覆い、
    かつ前記平面型外部接続端子の露出面と高さを同じくし
    て取り囲むカード型に配設された封止樹脂とを具備した
    ことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 カード型に配置された前記封止樹脂の部
    分が前記平面型外部接続端子の部分の面積の半分以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】前記半導体素子はシリアルアクセス型の半
    導体素子であることを特徴とする請求項1記載の記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子はフラッシュメモリであ
    ることを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体素子はNAND型EEPRO
    MまたはAND型EEPROMであることを特徴とする
    請求項1記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記平面型外部接続端子は、前記配線基
    板の第1の面に配設され、前記第1の面を複数の領域に
    分割するようなスリットを有する導体層からなることを
    特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記導体層の外周の任意の2点を結ぶ前
    記スリットのパターンは曲線または折れ曲がった直線で
    あることを特徴とする請求項6記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 第1の面と第2の面とを有する配線基板
    と、 前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型外部接
    続端子と、 前記配線基板の前記第2の面に搭載され、前記平面型外
    部接続端子と接続された接続端子を有する半導体素子
    と、 前記配線基板の前記第2の面の前記半導体素子を覆うよ
    うに配設された封止樹脂と、 少なくとも一方の面に開口する凹部又は穴部を有し前記
    平面型外部接続端子を前記第1の面に露出させて前記配
    線基板、前記半導体素子および前記封止樹脂の部分を前
    記凹部又は穴部に嵌合させたカード型の保持枠と、 前記平面型外部接続端子、前記配線基板、前記半導体素
    子および前記封止樹脂の少くとも一つと前記カード型の
    保持枠間に充填されこれらを一体に接着させた接着樹脂
    とを具備したことを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】前記平面型外部接続端子の縁部には前記封
    止樹脂の存在しない部分が設けられており、前記カード
    型の保持枠の凹部又は穴部は前記平面型外部接続端子の
    前記封止樹脂の存在しない部分が嵌合する第1の部分と
    前記封止樹脂で封止された部分が嵌合する第2の部分か
    らなる段付きの凹部又は穴部であることを特徴とする請
    求項8記載の記憶装置。
  10. 【請求項10】 カード型の保持枠の部分が前記平面型
    外部接続端子の部分の面積の半分以下であることを特徴
    とする請求項8記載の記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記半導体素子はシリアルアクセス型
    の半導体素子であることを特徴とする請求項8記載の記
    憶装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体素子はフラッシュメモリで
    あることを特徴とする請求項8記載の記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記半導体素子はNAND型EEPR
    OMまたはAND型EEPROMであることを特徴とす
    る請求項8記載の記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記平面型外部接続端子は、前記配線
    基板の第1の面に配設され、前記第1の面を複数の領域
    に分割するようなスリットを有する導体層からなること
    を特徴とする請求項8記載の記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記導体層の外周の任意の2点を結ぶ
    前記スリットのパターンは曲線または折れ曲がった直線
    であることを特徴とする請求項14記載の記憶装置。
  16. 【請求項16】 第1の面と第2の面とを有する配線基
    板と、前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型
    外部接続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載さ
    れ、前記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有
    する半導体素子と、前記配線基板の前記第2の面の前記
    半導体素子を覆い、かつ前記平面型外部接続端子の露出
    面と高さを同じくして取り囲むカード型に配設された封
    止樹脂とを有する記憶装置と、 第1の面を有し、前記平面型外部接続端子がこの第1の
    面に露出するように、かつ挿脱可能に前記記憶装置を保
    持するカード型の保持手段とを具備したことを特徴とす
    るカード型記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記保持手段は、この保持手段の第1
    の面に配設され、カード型に配設された前記封止樹脂の
    部分に対応した段差を有する凹部を有することを特徴と
    する請求項16記載のカード型記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記保持手段は、この保持手段の第1
    の面に配設され、カード型に配設された前記封止樹脂の
    部分を前記保持手段の一端面から挿入できる凹部および
    挿入方向に沿ってこの凹部の両端面に形成されたスリッ
    トを有し、前記カード型に配設された前記封止樹脂の部
    分を嵌合可能とされていることを特徴とする請求項17
    記載のカード型記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記保持手段は、前記挿入方向に沿っ
    た凹部の両端面に、前記カード型に配設された前記封止
    樹脂の部分を狭持するテーパー状のオーバーハング部を
    有する請求項17記載のカード型記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記凹部の底板は金属板からなること
    を特徴とする請求項17記載の記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記保持手段に保持された前記記憶装
    置を固定するための固定手段をさらに具備したことを特
    徴とする請求項17記載のカード型記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記保持手段は、前記記憶装置を取り
    囲む第1の部分と、第1の部分と挿脱可能に接続された
    第2の部分とからなることを特徴とする請求項17記載
    のカード型記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記保持手段は可撓性を有することを
    特徴とする請求項16記載のカード型記憶装置。
  24. 【請求項24】 第1の面と第2の面とを有する配線基
    板と、前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型
    外部接続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載さ
    れ、前記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有
    する半導体素子と、前記配線基板の前記第2の面の前記
    半導体素子を覆うように配設された封止樹脂と、少なく
    とも一方の面に開口する凹部又は穴部を有し前記平面型
    外部接続端子を前記第1の面に露出させて前記配線基
    板、前記半導体素子および前記封止樹脂の部分を前記凹
    部又は穴部に嵌合させたカード型の保持枠と、前記平面
    型外部接続端子を前記第1の面に露出させて前記配線基
    板、前記半導体素子および封止樹脂の少くとも一つと前
    記カード型の保持枠間に充填されてこれらを一体に接着
    させた接着樹脂とを有する記憶装置と、 第1の面を有し、前記平面型外部接続端子がこの第1の
    面に露出するように、かつ挿脱可能に前記記憶装置を保
    持するカード型の保持手段とを具備したことを特徴とす
    るカード型記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記保持手段は、この保持手段の第1
    の面に配設され、カード型の保持枠の部分に対応した段
    差を有する凹部を有することを特徴とする請求項24記
    載のカード型記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記保持手段は、この保持手段の第1
    の面に配設され、[カード型の]保持枠の部分を前記保
    持手段の一端面から挿入できる凹部および挿入方向に沿
    ってこの凹部の両端面に形成されたスリットを有し、前
    記カード型の保持枠の部分を嵌合可能とされていること
    を特徴とする請求項25記載のカード型記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記保持手段は、前記挿入方向に沿っ
    た凹部の両端面に、前記[カード型の]保持枠の部分を
    狭持するテーパー状のオーバーハング部を有する請求項
    25記載のカード型記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記凹部の底板は金属板からなること
    を特徴とする請求項24記載の記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記保持手段に保持された前記記憶装
    置を固定するための固定手段をさらに具備したことを特
    徴とする請求項25記載のカード型記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記保持手段は、前記記憶装置を取り
    囲む第1の部分と、第1の部分と挿脱可能に接続された
    第2の部分とからなることを特徴とする請求項25記載
    のカード型記憶装置。
  31. 【請求項31】 前記保持手段は可撓性を有することを
    特徴とする請求項24記載のカード型記憶装置。
  32. 【請求項32】 第1の面と第2の面とを有する配線基
    板と、前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型
    外部接続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載さ
    れ、前記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有
    する半導体素子と、前記配線基板の前記第2の面に前記
    半導体素子を覆い、かつ前記平面型外部接続端子の露出
    面と高さを同じくして取り囲むカード型に配設された封
    止樹脂層とを有する記憶装置を保持可能な保持手段と、 前記記憶装置を保持したとき前記平面型接続端子と接触
    可能な接続電極と、 前記接続電極および前記平面型外部接続端子を介して前
    記半導体素子とアクセスする駆動回路と、 を具備したことを特徴とする電子装置。
  33. 【請求項33】 前記駆動回路は前記半導体素子とシリ
    アルにアクセスすることを特徴とする請求項32記載の
    電子装置。
  34. 【請求項34】 第1の面と第2の面とを有する配線基
    板と、前記配線基板の前記第1の面に配設された平面型
    外部接続端子と、前記配線基板の前記第2の面に搭載さ
    れ、前記平面型外部接続端子と接続された接続端子を有
    する半導体素子と、前記配線基板の前記第2の面の前記
    半導体素子を覆うように配設された封止樹脂と、少なく
    とも一方の面に開口する凹部又は穴部を有し前記平面型
    外部接続端子を前記第1の面に露出させて前記配線基
    板、前記半導体素子および前記封止樹脂の部分を前記凹
    部又は穴部に嵌合させたカード型の保持枠と、前記平面
    型外部接続端子、前記配線基板、前記半導体素子および
    前記封止樹脂と前記カード型の保持枠間に充填されこれ
    らを一体に接着させた接着樹脂とを有する記憶装置を保
    持可能な保持手段と、 前記記憶装置を保持したとき前記平面型接続端子と接触
    可能な接続電極と、前記接続電極および前記平面型外部
    接続端子を介して前記半導体素子とアクセスする駆動回
    路と、 を具備したことを特徴とする電子装置。
  35. 【請求項35】 前記駆動回路は前記半導体素子とシリ
    アルにアクセスすることを特徴とする請求項34記載の
    電子装置。
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