JP3551711B2 - 電磁駆動弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動弁に係り、特に、内燃機関の吸気弁または排気弁として好適な電磁駆動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平7−305612号に開示される如く、内燃機関の吸気弁または排気弁を構成する電磁駆動弁が知られている。上記従来の電磁駆動弁は、弁体と一体に構成された弁軸と、弁軸を摺動可能に保持するバルブガイドとを備えている。また、上記従来の電磁駆動弁は、弁軸に電磁力を伝達するアーマチャおよびアーマチャ軸と、アーマチャ軸を摺動可能に保持する軸受けとを備えている。
【0003】
上記従来の電磁駆動弁によれば、アーマチャに対して弁体を開弁方向に付勢する電磁力と、弁体を閉弁方向に付勢する電磁力とを交互に作用させることにより、弁体を繰り返し開閉させることができる。従って、上記従来の電磁駆動弁によれば、内燃機関の運動状態に応じて電磁力を制御することで、吸気弁としての機能、および、排気弁としての機能を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の電磁駆動弁の作動時には、弁軸とバルブガイドとの間、および、アーマチャ軸とその軸受けとの間に摺動摩擦が生ずる。従って、内燃機関を円滑に作動させるためには、その摺動摩擦を小さく抑制することが重要である。しかし、上記従来の電磁駆動弁においては、摺動摩擦を抑制する手だてが何ら施されていない。この点、従来の電磁駆動弁の構造は、内燃機関の吸気弁または排気弁を構成する構造として、必ずしも最適なものではなかった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、弁体の開閉動作に伴って摺動する摺動部に潤滑油を供給する電磁駆動弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、弁体に電磁力を伝達する軸方向に摺動可能な軸部材と、前記軸部材を軸方向に摺動可能に保持する第1及び第2の軸受け部とを備え、前記弁体を電磁力を用いて駆動する電磁駆動弁において、
前記軸部材が、その内部に軸方向に沿って形成される油路と、前記軸部材の外周面に形成され、前記油路に連通する吸入孔及び放出孔とを備え、かつ、
前記第1の軸受け部の前記軸部材との摺動部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構を備え、
前記軸部材の吸入孔は、前記軸部材の軸方向の位置に応じて、前記第1の軸受け部の前記軸部材との摺動部に対向し、前記第1の軸受け部に供給された潤滑油を前記油路内に吸入する機能を有し、
前記軸部材の放出孔は、前記軸部材の軸方向の位置に応じて、前記第2の軸受け部の前記軸部材との摺動部に前記油路内の潤滑油を放出する第1の機能と、前記軸部材の外部に前記油路内の潤滑油を放出する第2の機能とを有することを特徴とする電磁駆動弁により達成される。
【0007】
本発明において、弁体が開閉動作を繰り返す際には、軸部材と、第1及び第2の軸受け部との間に摺動が生ずる。軸部材には油路と第1及び第2の貫通孔とが形成されている。油路には、潤滑油供給機構から潤滑油が供給される。また、油路に供給された潤滑油は、第1及び第2の貫通孔から第1及び第2の軸受け部にそれぞれ供給される。上記の如く第1及び第2の軸受け部に潤滑油が供給されると、弁体の開閉動作に伴う摺動摩擦が低減される。
【0008】
上記の目的は、請求項2に記載する如く、上記請求項1記載の電磁駆動弁において、
前記潤滑油供給機構が、前記軸部材の油路に、間欠的に潤滑油を供給する電磁駆動弁により達成される。
本発明において、弁体の開閉動作に伴う摺動摩擦を低減させるための潤滑油は、間欠的に供給される。潤滑油を間欠的に供給すると、電磁駆動弁の内部に過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
【0009】
また、上記の目的は、請求項3に記載する如く、上記請求項1および請求項2の何れか一項記載の電磁駆動弁において、
前記潤滑油供給機構が、ミスト状の潤滑油を供給する電磁駆動弁によっても達成される。
本発明において、電磁駆動弁には、ミスト状の潤滑油が供給される。潤滑油をミスト状にして供給することによれば、電磁駆動弁の内部に過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である内燃機関10の要部の断面図を示す。内燃機関10は、シリンダヘッド12を備えている。シリンダヘッド12には、吸気ポート14および排気ポート16が形成されている。吸気ポート14および排気ポート16は、燃焼室18に連通している。
【0011】
シリンダヘッド12には、電磁駆動弁20および22が収納されている。電磁駆動弁20は、吸気ポート14と燃焼室18とを導通または遮断する吸気弁24を備えている。一方、電磁駆動弁22は、排気ポート16と燃焼室18とを導通または遮断する排気弁26を備えている。電磁駆動弁20および22は、吸気弁24および排気弁26が異なる径を有していることを除き、同様の構成を有している。以下、それらの代表例として、電磁駆動弁20の構造および動作について説明する。
【0012】
電磁駆動弁20は弁軸28を備えている。弁軸28は吸気弁24と一体に設けられている。シリンダヘッド12の内部には、弁軸28を摺動可能に把持するバルブガイド30が固定されている。バルブガイド30の上端部には、バルブステムオイルシール31が配設されている。バルブステムオイルシール31は、バルブガイド30の内部に潤滑油が過度に流入するのを防止する。弁軸28の上端部には、ロアリテーナ32が固定されている。
【0013】
ロアリテーナ32の下部にはロアスプリング33が配設されている。ロアスプリング33は、ロアリテーナ32を、図1に於ける上方に向けて付勢している。以下、ロアスプリング33の配設される空間をロアスプリング室34と称す。シリンダヘッド12には、ロアスプリング室34と、図示しないオイル溜まりとを連通する潤滑油通路35が形成されている。
【0014】
弁軸28の上端部は、アーマチャ軸36に当接している。アーマチャ軸36は、非磁性材料で構成された部材である。アーマチャ軸36の中央部には、油路37が形成されている。アーマチャ軸36の上部には、油路37を閉塞するためのプラグ38が圧入されている。アーマチャ軸36には、アーマチャ39が固定されている。アーマチャ39は、磁性材料で構成された環状の部材である。以下、アーマチャ39が配設される空間をアーマチャ室40と称す。
【0015】
アーマチャ39の上方には、第1電磁コア41が配設されている。第1電磁コア41は、アッパコイル42及びアッパコア43を備えている。アッパコア43は、磁性材料で構成された環状の部材である。アッパコア43の中央部にはコア内筒44が設けられている。また、第1電磁コア41の上方には、アッパプレート45が配設されている。アッパプレート45の中央部には軸受け46が配設されている。アーマチャ軸36は、コア内筒44の上方において、軸受け46によって摺動可能に保持されている。また、コア内筒44とアーマチャ軸36との隙間の設定は、上下の軸受け46,6の間でアーマチャ軸が摺動するうえで接触しないように決められている。
【0016】
図2は、軸受け46およびアーマチャ軸36の拡大図を示す。図2に示す如く、軸受け46は、環状溝47と油路48とを備えている。環状溝47は、アーマチャ軸36を取り巻くように軸受け46の内周面に形成されている。油路48は、環状溝47と軸受け46の側面とを導通させるように形成されている。また、アーマチャ軸36には、油路37に連通する吸入孔49が設けられている。吸入孔49は、アーマチャ軸36が下方側の変位端近傍に位置する場合に、すなわち、電磁駆動弁20によって吸気弁24がほぼ全開状態に達した際に、環状溝47と導通するように構成されている。
【0017】
図1に示す如く、アッパプレート45には、油路48に連通する分配路50が形成されている。分配路50の端部には、分配路50を閉塞するためのプラグ51が圧入されている。アッパプレート45には、ピンリング52の一端が挿入されている。ピンリング52の他端は、シリンダヘッド12に圧入されている。シリンダヘッド12の内部には、ピンリング52を介して分配路50に連通する油路53が形成されている。油路53は、内燃機関10が備える全ての電磁駆動弁20のそれぞれに対応して設けられている。シリンダヘッド12の内部には、全ての油路53に連通するオイルギャラリ54が形成されている。
【0018】
アーマチャ39の下方には、第2電磁コア55が配設されている。第2電磁コア55は、ロアコイル56及びロアコア57を備えている。ロアコア57は、磁性材料で構成された環状の部材である。ロアコア57の中央部にはコア内筒58が設けられている。また、第2電磁コア55の下方には、ロアプレート59が配設されている。ロアプレート59の中央部には軸受け60が配設されている。アーマチャ軸36は、コア内筒58の下方において、軸受け60によって摺動可能に保持されている。
【0019】
アーマチャ軸36には、油路37に連通する放出孔62が設けられている。図1において、吸気弁24は、電磁駆動弁20によって中立状態に維持されている。図1に示す如く、放出孔62は、吸気弁24が中立状態とされる場合に、軸受け60の僅かに下方側でロアスプリング室34に開放されるように構成されている。
【0020】
アッパコア43およびロアコア57の外周には、コアガイド64が配設されている。アッパコア43とロアコア57との相対位置は、コアガイド64によって適正な関係に維持されている。コアガイド64の側面には、貫通孔66が設けられている。貫通孔66の位置は、その一部が僅かにロアコア57と重なる位置に定められている。
【0021】
本実施例において、電磁駆動弁20および吸気弁24は、それらの軸方向が垂直方向から所定角θだけ傾斜するように配設されている。このため、ロアコア57の上端面には、内燃機関10の中央側を最も高くし、内燃機関10の側面側を最も低くする傾斜が形成されている。本実施例において、上述した貫通孔66は、ロアコア57の上端面が最も低くなる内燃機関10の側面側に設けられている。
【0022】
シリンダヘッド12には、コアガイド64の側面に沿って延在する油路68が設けられている。油路68の一端は、シリンダヘッド12の上端面に開口している。一方、油路68の他端は、ロアスプリング室34に連通している。油路68は、貫通孔66に開口するように、内燃機関10の側面側に設けられている。アッパプレート45には、分配路50と交叉しないように貫通孔70が形成されている。シリンダヘッド12の油路68は、その上端部においてアッパプレート45の貫通孔70に連通している。
【0023】
アッパプレート45の上部には、アッパキャップ72が配設されている。アッパキャップ72の上端には、アジャスタボルト74およびロックナット76が配設されている。アジャスタボルト74の下部には、アーマチャ軸36に連結されたアッパリテーナ78が配設されている。また、アジャスタボルト74とアッパリテーナ78との間には、アッパスプリング80が配設されている。以下、アッパスプリング80が配設される空間をアッパスプリング室81と称す。
【0024】
アッパスプリング80は、アッパリテーナ78およびアーマチャ軸36を、図1における下方へ向けて付勢している。アーマチャ39の中立位置は、アジャスタボルト74により調整される。本実施例において、アーマチャ39の中立位置は、第1電磁コア41と第2電磁コア55の中央部となるように調整されている。
【0025】
以下、電磁駆動弁20の動作について説明する。アッパコイル42およびロアコイル56に励磁電流が供給されていない場合は、アーマチャ39がその中立位置、すなわち、第1電磁コア41と第2電磁コア55の中央に維持される。アーマチャ39が中立位置に維持された状態で、アッパコイル42に励磁電流が供給され始めると、アーマチャ39と第1電磁コア41との間に、アーマチャ39を第1電磁コア41側へ引き寄せる電磁力が発生する。
【0026】
このため、電磁駆動弁20によれば、アッパコイル42に適当な励磁電流を供給することで、アーマチャ39、アーマチャ軸36、および、吸気弁24等を第1電磁コア41側へ変位させることができる。アーマチャ軸36は、アーマチャ39がアッパコア43と当接するまで第1電磁コア41側へ変位することができる。吸気弁24は、アーマチャ39がアッパコア43と当接する状況下では吸気ポート14を閉塞する。従って、電磁駆動弁20によれば、アッパコイル42に適当な励磁電流を供給することで、吸気弁24を全閉状態とすることができる。
【0027】
吸気弁24が全閉状態に維持されている場合、アッパスプリング80およびロアスプリング33は、アーマチャ軸36を中立位置に向けて付勢する。このような状況下でアッパコイル42への励磁電流の供給が停止されると、アーマチャ軸36は、以後、アッパスプリング80とロアスプリング33のバネ力に従って単振動の動作を開始する。
【0028】
アーマチャ軸36が、単振動の動作に従って第1電磁コア41側から第2電磁コア55側へ変位する過程では、アーマチャ軸36と軸受け46,60との間、および、弁軸28とバルブガイド30との間に摺動が生ずる。電磁駆動弁20によれば、第2電磁コア55に電磁力を発生させることで、上記の摺動に伴うエネルギの損失を補って、アーマチャ39が第2電磁コア55に当接するまでアーマチャ軸36を変位させることができる。
【0029】
吸気弁24は、アーマチャ39が第2電磁コア55とが当接する際に全開状態となる。従って、電磁駆動弁20によれば、アッパコイル42への励磁電流の供給を停止した後、所定のタイミングでロアコイル56への励磁電流の供給を開始することで、少ない消費電力で吸気弁24を全閉状態から全開状態に変化させることができる。
【0030】
吸気弁24が全開状態に変化した後、ロアコイル56への励磁電流の供給が停止されると、吸気弁24は、単振動の動作に従って全閉位置に向けて変位し始める。以後、適当なタイミングで、アッパコイル42およびロアコイル56に繰り返し励磁電流を供給すると、少ない消費電力で吸気弁24を開閉動作させることができる。
【0031】
上述の如く、電磁駆動弁20の作動中は、アーマチャ36と軸受け46,60との間、および、弁軸28とバルブガイド30との間に摺動が生ずる。従って、電磁駆動弁20を円滑に作動させるためには、それらの摺動部における摺動摩擦を小さく抑制することが重要である。本実施例の電磁駆動弁20は、上記の要求を充たすべく、アーマチャ36と軸受け46,60との間、および、弁軸28とバルブガイド30との間に潤滑油を供給する点に特徴を有している。
【0032】
図3は、電磁駆動弁20の摺動部に潤滑油を供給する潤滑油供給経路を示す。本実施例において、内燃機関10は、エアポンプ82およびオイル霧化器84を備えている。エアポンプ82は、オイル霧化器84に対して高圧エアを供給する。オイル霧化器82は、吸入孔から吸入した潤滑油をエアポンプ82から供給される高圧エアで霧化し、その吐出孔からミスト状の潤滑油を吐出する。オイル霧化器84から吐出されるミスト状の潤滑油は、シリンダヘッド12のオイルギャラリ30に供給される。
【0033】
オイルギャラリ30に供給された潤滑油は、油路53および分配路50を介して電磁駆動弁20の軸受け46に到達する。軸受け46に到達した潤滑油は、油路48および環状溝47を通って軸受け46の内周面に到達する。軸受け46の内周面に到達した潤滑油は、環状溝47と吸入孔49とが導通していない場合には軸受け46とアーマチャ軸36との間に供給される。上記の如く軸受け46とアーマチャ軸36との間に供給される潤滑油は、軸受け46とアーマチャ軸36との摺動摩擦を抑制する機能を果たした後、軸受け46の上下から漏出してアッパスプリング室81およびアーマチャ室40に進入する(図3における経路▲1▼および▲2▼)。
【0034】
アッパスプリング室81に進入した潤滑油は、貫通孔70および油路68を通ってロアスプリング室34に到達する(図3に示す経路▲3▼)。一方、アーマチャ室40に進入した潤滑油は、貫通孔66を通って油路68に進入し、その後ロアスプリング室34に到達する(図3に示す経路▲4▼)。
軸受け46の内周面に到達した潤滑油は、環状溝47と吸入孔49とが導通している場合は、吸入孔49からアーマチャ軸36内部の油路37に流入し、アーマチャ軸36の下端部において放出孔62に到達する(図3における経路▲5▼)。このため、電磁駆動弁20においては、放出孔62にもミスト状の潤滑油が供給される。
【0035】
放出孔62に到達した潤滑油は、放出孔62が軸受け60により閉塞されている場合は、アーマチャ軸36と軸受け60との間に供給される(図3における経路▲6▼)。上記の如くアーマチャ軸36と軸受け60との間に供給される潤滑油は、両者の摺動摩擦を抑制する機能を果たした後、軸受け60の下部から漏出してロアスプリング室34に進入する(図3における経路▲7▼)。また、放出孔62に到達した潤滑油は、放出孔62が軸受け60の下方でロアスプリング室34に開放されている場合は、放出孔62から直接ロアスプリング室34に吐出される(図3における経路▲8▼)。
【0036】
電磁駆動弁20においては、上記の如く、種々の経路を介してロアスプリング室34に潤滑油が供給される。ロアスプリング室34に供給された潤滑油の一部は、弁軸28の周囲に付着して、弁軸28とバルブガイド30との間に供給される。この際、バルブステムオイルシール31は、燃焼室18に潤滑油が過度に浸入するのを防ぐため、弁軸28とバルブガイド30との間に潤滑油が過度に供給されるのを防止する。
【0037】
弁軸28とバルブガイド30との間に供給される潤滑油は、両者の摺動摩擦を抑制する機能を果たした後、残りの潤滑油と共に潤滑油通路35に流入する。潤滑油通路35に流入した潤滑油は、内燃機関10のオイル溜まり86に流入した後再び循環系に供給される。
上記の如く、電磁駆動弁20によれば、軸受け46とアーマチャ軸36との摺動部、軸受け60とアーマチャ軸36との摺動部、および、弁軸28とバルブガイド30との摺動部に適宜潤滑油が供給されるように潤滑油を循環させることができる。
【0038】
図4は、電磁駆動弁20の動作と、潤滑油の流通状態との関係を表すタイムチャートを示す。図4(A)は、吸気弁24の開閉動作を示す。図4(A)に示す如く、吸気弁24は、所定機関毎に全開状態と全閉状態とを繰り返す。内燃機関10において、吸気弁24の開閉は、720°CA毎に2回行われる。
図4(B)は、アーマチャ軸36の吸入孔49と軸受け46の環状溝47との導通状態を示す。上述の如く、吸入孔49は、吸気弁24がほぼ全開状態に達した際に環状溝47と導通するように構成されている。このため、吸入孔49と環状溝47とは、図4(B)に示す如く、吸気弁24が全開状態となる時期とほぼ同期して導通状態となる。
【0039】
図4(C)は、軸受け46とアーマチャ軸36との間に潤滑油が供給される時期を示す。電磁駆動弁20において、軸受け46とアーマチャ36との間には、吸入孔49と環状溝47とが遮断されている場合に潤滑油が供給される。従って、潤滑油は、図4(C)に示す如く、 (i)吸気弁24が全閉状態である時期、および、(ii)吸気弁24が全閉状態から全開状態へ、または、全開状態から全閉状態に変位する時期、すなわち、電磁駆動弁20の摺動部に摺動が生ずる時期において、軸受け46とアーマチャ36との間に供給される。
【0040】
図4(D)は、アーマチャ軸36の放出孔62の開放状態を示す。上述の如く、放出孔62は、吸気弁24が中立位置に維持される場合に、軸受け60の僅か下方に位置するように設けられている。このため、放出孔62は、図4(D)に示す如く、吸気弁24が中立位置近傍の所定位置から全開側にかたよった位置に存在する場合に開放状態となる。
【0041】
図4(E)は、軸受け60とアーマチャ軸36との間に潤滑油が供給される時期を示す。電磁駆動弁20において、軸受け60とアーマチャ36との間には、放出孔62が軸受け60に閉塞されている場合に潤滑油が供給される。従って、潤滑油は、図4(E)に示す如く、 (i)吸気弁24が全閉状態である時期、および、(ii)吸気弁24が全閉状態から中立位置近傍の所定位置に向かって、または、中立位置近傍の所定位置から全閉状態に向かって変位する過程において、軸受け60とアーマチャ36との間に供給される。
【0042】
図4(F)は、弁軸28とバルブガイド30との間に潤滑油が供給される時期を示す。電磁駆動弁20において、弁軸28とバルブガイド30との間には、放出孔62からロアスプリング室34に直接的に供給された潤滑油の一部、および、油路68を介して間接的に供給された潤滑油の一部が供給される。放出孔62がロアスプリング室34に直接的に潤滑油を供給する時期は、放出孔62がロアスプリング室34に開放される時期に限定される。一方、油路68からロアスプリング室34へは、常時潤滑油が流入する。このため、図4(F)に示す如く、弁軸28とバルブガイド30との間には、ほぼ常に直接的または間接的に潤滑油が供給されている。
【0043】
上述の如く、電磁駆動弁20によれば、吸気弁24が開閉動作を繰り返す過程で、アーマチャ軸36と軸受け46,60との摺動部、および、弁軸28とバルブガイド30との摺動部に適宜潤滑油を供給することができる。従って、電磁駆動弁20によれば、大きな摺動損失を発生させることなく、少ない電力消費で、吸気弁24を円滑に開閉させることができる。
【0044】
電磁駆動弁20において、オイルギャラリ54から油路53に潤滑油が過剰に供給されると、軸受け46,60から漏出した潤滑油がアーマチャ室40に多量に滞留することがある。アーマチャ室40に、多量の潤滑油が滞留すると、アーマチャ39の変位が妨げられて、電磁駆動弁20が円滑に作動しない事態が生じ得る。従って、電磁駆動弁20においては、その内部に過剰な潤滑油が供給されるのを防止することが必要である。
【0045】
電磁駆動弁20において、油路53や分配路50の径を十分に小さくすれば、軸受け46に到達する潤滑油の量を抑制することができる。しかし、油路53や分配路50を小径とするためには、例えば放電加工等の微細加工が必要となる。また、油路53や分配路50を小径とすると、それらの内部に異物等がつまり易くなる。このため、電磁駆動弁20において、油路53や分配路50には、ある程度の径を確保することが望ましい。
【0046】
上述の如く、本実施例においては、電磁駆動弁20にミスト状の潤滑油を供給することとしている。潤滑油をミスト状にして供給する手法によれば、油路53や分配路50にある程度の径を確保しつつ、軸受け46に到達する潤滑油の量を適量に抑制することができる。このため、電磁駆動弁20によれば、コストアップや信頼性の低下等の不都合を引き起こすことなく、アーマチャ室40に潤滑油が滞留するのを防ぐうえで有利な状況を形成することができる。
【0047】
上述の如く、電磁駆動弁20を円滑に作動させるうえでは、アーマチャ軸36と軸受け46,60との摺動部、および、弁軸28とバルブガイド30との摺動部に潤滑油を供給することが有効である。しかし、電磁駆動弁20を円滑に作動させるうえでは、上記の摺動部に常に潤滑油を供給する必要はない。換言すれば、アーマチャ室40に潤滑油が滞留するのを防ぎつつ、摺動部の摺動摩擦を抑制するうえでは、電磁駆動弁20に対して間欠的に潤滑油を供給することが有利な場合がある。上記の観点より、本実施例においては、電磁駆動弁20を円滑に作動させるうえで必要な時期にのみ、電磁駆動弁20に間欠的に潤滑油を供給することとしている。
【0048】
図5は、上記の機能を実現すべく電磁駆動弁20において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図5に示すルーチンは、所定時間毎に起動される定時割り込みルーチンである。図5に示すルーチンが起動されると、先ずステップ100の処理が実行される。
ステップ100では、前回の処理サイクル時から今回の処理サイクル時にかけて内燃機関10の始動が開始されたか否かが判別される。電磁駆動弁20を円滑に作動させるためには、内燃機関10の始動時に、アーマチャ軸36と軸受け46,60との摺動部、および、弁軸28とバルブガイド30との摺動部に潤滑油を供給することが適切である。このため、本ステップ100で内燃機関10の始動が開始されたと判別される場合は、潤滑油の供給を開始すべきであると判断できる。この場合、次にステップ102の処理が実行される。一方、本ステップ100で内燃機関10の始動が開始されていないと判別される場合は、ステップ102がジャンプされ、次にステップ104の処理が実行される。
【0049】
ステップ102では、潤滑油供給時間タイマTが“0”にリセットされる。潤滑油供給時間タイマTは、電磁駆動弁20に対する潤滑油の供給が開始された後の経過時間を計数するためのタイマである。
ステップ104では、潤滑油供給時間タイマTの計数値が所定のオン時間TON以下であるか否かが判別される。その結果、T≦TONが成立すると判別される場合は、潤滑油供給時間タイマTが“0”にリセットされた後、未だオン時間TONが経過していないと判断することができる。この場合、次にステップ106の処理が実行される。
【0050】
ステップ106では、エアポンプ82をオン状態とする処理が実行される。本ステップ106の処理が実行されると、以後、オイル霧化器84は、オイルギャラリ54にミスト状の潤滑油を供給し始める。
ステップ108では、潤滑油供給時間タイマTがインクリメントされる。本ステップ108の処理が終了すると、今回のルーチンが終了される。上記の処理によれば、内燃機関10の始動が開始された後、潤滑油供給時間タイマTに所定のオン時間T0Nが計数されるまで、電磁駆動弁20にミスト状の潤滑油を供給することができる。
【0051】
本ルーチン中、上記ステップ104で、潤滑油供給時間タイマTの計数値が所定のオン時間TONを超えていると判別される場合、すなわち、T≦T0Nが成立しないと判別される場合は、次にステップ110の処理が実行される。
ステップ110では、エアポンプ110をオフ状態とする処理が実行される。本ステップ110の処理が実行されると、以後、オイル霧化器84から電磁駆動弁20への潤滑油の供給が停止される。
【0052】
ステップ112では、内燃機関10の機関回転数NEが読み込まれる。
ステップ114では、内燃機関10に吸入される空気量Gが読み込まれる。
ステップ116では、機関回転数NEと吸入空気量Gとに基づいて、所定値αが演算される。所定値αは、機関回転数NEが高いほど、すなわち、電磁駆動弁20の摺動部が高速で摺動するほど、また、吸入空気量Gが多量であるほど、すなわち、電磁駆動弁20の摺動部が高温となり易いほど大きな値とされる。
【0053】
ステップ118では、潤滑油供給時間タイマTを、所定値αだけインクリメントする処理が実行される。上記の処理によれば、電磁駆動弁20の摺動部が高速で摺動するほど、また、その摺動部が高温となり易いほど潤滑油供給時間タイマTを急な勾配で増加させることができる。
ステップ120では、潤滑油供給時間タイマTの計数値が所定のオフ時間T0FF に到達しているか否かが判別される。その結果、未だT≧T0FF が成立しないと判別される場合は、以後、何ら処理が進められることなく今回のルーチンが終了される。一方、T≧TOFF が成立すると判別される場合は、次にステップ122の処理が実行される。
【0054】
ステップ122では、潤滑油供給時間タイマTの計数値が“0”にリセットされる。本ステップ122の処理が実行されると今回のルーチンが終了される。
上記ステップ122の処理が実行された後再び本ルーチンが起動されると、ステップ100およびステップ104を経由して、ステップ106の処理、すなわち、潤滑油の供給を開始するための処理が実行される。以後、電磁駆動弁20には、所定のオフ時間TOFF を一周期として、所定のオン時間TONだけ継続して間欠的に潤滑油が供給される。
【0055】
上記の処理によれば、内燃機関10の始動が開始された後、電磁駆動弁20に対して間欠的に潤滑油を供給することができると共に、内燃機関10の運動状態に応じて、潤滑油の供給が停止される期間を伸縮させることができる。このため、電磁駆動弁20によれば、アーマチャ室40に潤滑油を過剰に滞留させることなく、アーマチャ軸36と軸受け46,60との摺動部、および、弁軸28とバルブガイド30との摺動部に、適量の潤滑油を供給することができる。
【0056】
尚、上記の実施例においては、アーマチャ軸36および弁軸28が前記請求項1記載の「軸部材」に、軸受け46,60が前記請求項1記載の「第1及び第2の軸受け部」に、アーマチャ軸36の油路37が前記請求項1記載の「油路」に、エアポンプ82およびオイル霧化器84が前記請求項1記載の「潤滑油供給機構」に、それぞれ相当している。
【0057】
次に、図6を参照して、本発明の第2実施例である電磁駆動弁について説明する。
図6は、本実施例の電磁駆動弁に用いられる軸受け130およびアーマチャ軸36の拡大図を示す。本実施例の電磁駆動弁は、上記図1に示す電磁駆動弁20において、軸受け46を軸受け130に交換することで実現される。
【0058】
軸受け130は、環状溝132と油路134とを備えている。油路134は、第1実施例における軸受け46の油路48と同様に分配路50に連通している。環状溝132は、アーマチャ軸36の周囲を取り巻くように、かつ、軸受け130の上方に開口するように設けられている。すなわち、本実施例の電磁駆動弁において、軸受け130の環状溝132は、図1に示すアッパスプリング室81に開口している。
【0059】
本実施例の構成によれば、アーマチャ軸36の吸入孔49と環状溝132とが連通状態となった際に、油路37のミスト状の潤滑油が高い圧力を保持したまま供給されるのを防止することができる。このため、本実施例の電磁駆動弁によれば、第1実施例の電磁駆動弁20に比して、潤滑油が過剰に供給されるのを防止するうえで更に有利な状況を形成することができる。
【0060】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、弁体の開閉動作に伴って摺動の生ずる部位に、潤滑油を供給することができる。
また、請求項2および請求項3記載の発明によれば、電磁駆動弁の内部に潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁駆動弁を搭載する内燃機関の要部の断面図である。
【図2】図1に示す電磁駆動弁が備える軸受けおよびアーマチャ軸の拡大図である。
【図3】図1に示す電磁駆動弁の摺動部に潤滑油を導く経路を表す図である。
【図4】図1に示す電磁駆動弁の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】図1に示す電磁駆動弁において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例である電磁駆動弁が備える軸受けおよびアーマチャ軸の拡大図である。
【符号の説明】
10 内燃機関
12 シリンダヘッド
20,22 電磁駆動弁
24 吸気弁
26 排気弁
28 弁軸
30 バルブガイド
36 アーマチャ軸
37,48,53,68 油路
41 第1電磁コア
46,60 軸受け
47,132 環状溝
49 吸入孔
50 分配路
55 第2電磁コア
62 放出孔
66,70 貫通孔
82 エアポンプ
84 オイル霧化器

Claims (3)

  1. 弁体に電磁力を伝達する軸方向に摺動可能な軸部材と、前記軸部材を軸方向に摺動可能に保持する第1及び第2の軸受け部とを備え、前記弁体を電磁力を用いて駆動する電磁駆動弁において、
    前記軸部材が、その内部に軸方向に沿って形成される油路と、前記軸部材の外周面に形成され、前記油路に連通する吸入孔及び放出孔とを備え、かつ、
    前記第1の軸受け部の前記軸部材との摺動部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構を備え、
    前記軸部材の吸入孔は、前記軸部材の軸方向の位置に応じて、前記第1の軸受け部の前記軸部材との摺動部に対向し、前記第1の軸受け部に供給された潤滑油を前記油路内に吸入する機能を有し、
    前記軸部材の放出孔は、前記軸部材の軸方向の位置に応じて、前記第2の軸受け部の前記軸部材との摺動部に前記油路内の潤滑油を放出する第1の機能と、前記軸部材の外部に前記油路内の潤滑油を放出する第2の機能とを有することを特徴とする電磁駆動弁。
  2. 請求項1記載の電磁駆動弁において、
    前記潤滑油供給機構が、前記軸部材の油路に、間欠的に潤滑油を供給することを特徴とする電磁駆動弁。
  3. 請求項1および請求項2の何れか一項記載の電磁駆動弁において、
    前記潤滑油供給機構が、ミスト状の潤滑油を供給することを特徴とする電磁駆動弁。
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