JP3567777B2 - 電磁駆動弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動弁に係り、特に、弁体とアーマチャとの間に介装された油圧式ゼロラッシュアジャスタを備える電磁駆動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平10−252426号公報に開示される電磁駆動弁が公知である。この電磁駆動弁は、内燃機関の吸気弁又は排気弁として機能する弁体と、弁体に連結されたアーマチャと、アーマチャに弁体の開弁方向及び閉弁方向の電磁力をそれぞれ付与する開弁用及び閉弁用の電磁石とを備えている。弁体及びアーマチャは、アーマチャが閉弁用電磁石に吸引された状態で、弁体がシリンダヘッドに設けられたバルブシートに着座するように構成されている。従って、上記従来の電磁駆動弁によれば、各電磁石を交互に励磁することにより弁体を全閉位置と全開位置との間で往復移動させることができる。
【0003】
ところで、内燃機関のシリンダヘッドは燃焼室での燃焼により高温となり、その熱が弁体に伝達されることで弁体も高温となる。この場合、シリンダヘッドと弁体との熱容量の相違等により、両部材には熱膨張差が発生する。このため、弁体とアーマチャとが互いに固定されていると、上記した熱膨張差の影響により、アーマチャが閉弁用電磁石に吸引された状態で弁体がバルブシートに完全に着座せず、弁体とバルブシートとの間に隙間が生ずることがある。また、弁体とバルブシートとの着座面に摩耗が生じた場合にも、同様に、弁体とバルブシートとの間に隙間が生ずることになる。
【0004】
かかる不都合を防止するため、上記従来の電磁駆動弁では、アーマチャが閉弁用電磁石に吸引され、かつ、弁体がバルブシートに着座した状態で、アーマチャと弁体との間に隙間が形成されるように弁体及びアーマチャを構成している。かかる構成によれば、上記の熱膨張差又は摩耗が生じた場合にも、弁体は、その変位がアーマチャによって規制されることなく、バルブシートに着座するまで変位することができる。しかし、弁体とアーマチャとの間に隙間が形成されると、弁体を開弁させる際にアーマチャが弁体に衝突することにより衝突音が発生し、電磁駆動弁の作動音が増大してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる作動音の増大を防止するため、弁体とアーマチャとの間に油圧式ゼロラッシュアジャスタを設けることが考えられる。ゼロラッシュアジャスタは、弁体とアーマチャとの相対変位に応じて伸縮する機構である。かかるゼロラッシュアジャスタを設けることで、上記の熱膨張差又は摩耗を吸収しつつ、弁体とアーマチャとの間に隙間が生ずるのを防止して作動音を低減することができる。
【0006】
ところで、油圧式ゼロラッシュアジャスタとして、外部から油圧を供給されることにより伸長する構成のものがある。かかる構成の油圧式ゼロラッシュアジャスタでは、弁体が所定位置(例えば閉弁位置)に達した際に、外部の油圧ポンプから油圧配管を経由して油圧が供給される。このため、弁体が開閉動作する毎にゼロラッシュアジャスタにより油圧が消費されることにより、油圧配管に油圧の脈動が発生する。従って、連続して作動する電磁駆動弁のゼロラッシュアジャスタに対して共通の油圧配管から油圧を供給するものとすると、電磁駆動弁の作動に伴って発生した脈動が十分に収束しないうちに、次の電磁駆動弁が作動することが起こり得る。この場合、後に作動する電磁駆動弁のゼロラッシュアジャスタには脈動を伴う油圧が供給されることとなり、ゼロラッシュアジャスタによる所期の性能が発揮されなくなってしまう。すなわち、ゼロラッシュアジャスタに供給される油圧が不足することでアーマチャと弁体との間に隙間が生じ、作動音が増大してしまう。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、油圧式ゼロラッシュアジャスタへの油圧供給に伴う脈動が、他の油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に影響を及ぼすのを防止することが可能な電磁駆動弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1に記載する如く
直列4気筒型又は直列6気筒型内燃機関の排気弁又は吸気弁としてそれぞれ機能する複数の弁体と、各弁体と連動するアーマチャと、前記弁体と前記アーマチャとの間に介装され、油圧が供給されることにより前記弁体と前記アーマチャとの間隔変化に追従して伸長する油圧式ゼロラッシュアジャスタと、該油圧式ゼロラッシュアジャスタに油圧を供給する油圧供給機構とを備える電磁駆動弁において、
前記内燃機関の気筒は、点火順序が同一群内で非連続となるように複数の気筒群に群化されていると共に、
前記油圧供給機構は、油圧発生源と、該油圧発生源から前記油圧式ゼロラッシュアジャスタへ油圧を導く油圧供給路とを備え、該油圧供給路は、前記複数の気筒群にそれぞれ対応して異なりかつ該気筒群内の吸気弁及び排気弁にそれぞれ対応して異なる複数の分岐路に分岐されている電磁駆動弁により達成される。
【0009】
請求項1記載の発明において、油圧式ゼロラッシュアジャスタは、油圧供給機構から油圧が供給されることにより弁体とアーマチャとの間隔変化に追従して伸長する。かかる油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作が弁体の開閉動作の都度行われることで、弁体とアーマチャとの間に隙間が生ずることが防止される。従って、弁体が開閉動作する毎に、油圧供給機構から油圧式ゼロラッシュアジャスタに油圧が供給されることになる。油圧供給機構は、油圧発生源の油圧を油圧供給路により油圧式ゼロラッシュアジャスタへ導く。このため、弁体の開閉動作に伴ってゼロラッシュアジャスタに油圧が供給されると、油圧供給路内の油圧に脈動が発生する。本発明では、内燃機関の直列4気筒又は直列6気筒は、点火順序が同一群内で非連続となるように複数の気筒群に群化されており、油圧供給路は、複数の気筒群にそれぞれ対応して異なる複数の分岐路に分岐されている。また、各気筒の吸気弁の開弁順序、及び、各気筒の排気弁の開弁順序は、それぞれ、点火順序に一致する。従って、上記の如く油圧供給路が分岐されることで、連続して開閉動作する別の気筒の弁体に対して同一の分岐路から油圧が供給されることはない。このため、一の弁体の開閉動作時に生じた油圧の脈動が、その次に開閉動作する弁体に対応する油圧式ゼロラッシュアジャスタに到達するまでに複数の分岐路を経由することとなり、その間に脈動は減衰する。従って、本発明によれば、油圧式ゼロラッシュアジャスタの作動により生じた脈動が、他の気筒の油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に影響を与えることが防止される。
また、本発明では、油圧供給路は、更に、気筒群内の吸気弁及び排気弁にそれぞれ対応して異なる複数の分岐路に分岐されている。同一気筒内においては、排気弁に続いて吸気弁が動作する。従って、複数の分岐路が、気筒群内の吸気弁及び排気弁にそれぞれ対応して設けられることで、排気弁の動作により生じた脈動が吸気弁に対応する油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に影響を与えることが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例である電磁駆動弁10の構成を示す。本実施例の電磁駆動弁10は4気筒内燃機関の各排気弁及び各吸気弁に対応して設けられている。図1に示す如く、電磁駆動弁10は、吸気弁又は排気弁として機能する弁体12を備えている。弁体12は、内燃機関の燃焼室14内に露出するようにロアヘッド16に配設されている。ロアヘッド16にはポート18が形成されている。ポート18の燃焼室14への開口部には、弁体12に対する弁座20が形成されている。ポート18は、弁体12が弁座20から離座することにより導通状態となり、また、弁体12が弁座20に着座することにより遮断状態となる。
【0012】
ロアヘッド16の上部には、断熱プレート22を介してシリンダヘッドスペーサ24が配設されている。断熱プレート22は、例えばベークライト等の断熱材料から構成されたシート状の部材であり、燃焼室14で発生した高熱がロアヘッド16からシリンダヘッドスペーサ24へ伝達されるのを抑制する機能を有している。シリンダヘッドスペーサ24の更に上部には、アッパヘッド25が固定されている。
【0013】
弁体12は上方に伸びる弁軸26を備えている。弁軸26はバルブガイド28により軸方向に摺動可能に保持されている。バルブガイド28はロアヘッド16に保持されている。ロアヘッド16の弁軸26の略上半分を囲む部位には、円筒状に形成されたスプリング保持空間30が設けられている。バルブガイド28の上端部はスプリング保持空間30の内部に露出している。スプリング保持空間30内のバルブガイド28の上端部近傍の周囲には、バルブステムシール31が装着されている。
【0014】
弁軸26の上端部近傍には、コッタ32が装着されている。コッタ32は図1中上方ほど大径となるくさび状の外周面を有し、内周面には内向きの突起が設けられた略円筒状の部材である。コッタ32内周面の突起は、弁軸26の外周面に設けられた凹部に嵌合されている。また、コッタ32の外周にはロアリテーナ34が嵌着されている。
【0015】
スプリング保持空間30の底面にはスプリングシート36が配設されている。スプリングシート36とロアリテーナ34との間には、両者を離間させる向きの付勢力を発生するロアスプリング38が配設されている。ロアスプリング38はロアリテーナ34を介して弁体12を上向き、即ち、弁座20に向かう方向に付勢している。以下、弁体12が弁座20に向かう方向を閉弁方向と称し、また、弁体12が弁座20から離れる方向を開弁方向と称する。
【0016】
弁軸26の上方には、ゼロラッシュアジャスタ40を隔てて、アーマチャシャフト42が弁軸26と同軸に配設されている。ゼロラッシュアジャスタ40の構成については後に詳細に説明する。アーマチャシャフト42の上端部には、上記コッタ31と上下対称の構成を有するコッタ44が装着されている。コッタ44の周囲には、アッパリテーナ46が嵌着されている。アッパリテーナ46の上面には、アッパスプリング48の下端部が当接している。アッパスプリング48の周囲には、円筒状のアッパケース50が配設されている。アッパケース50の上部にはアジャスタボルト52が螺着されている。アッパスプリング48の上端部はスプリングガイド54を介してアジャスタボルト52に当接している。アッパスプリング48はアッパリテーナ46を介してアーマチャシャフト42を下向きに付勢している。
【0017】
アーマチャシャフト42の軸方向中央部の外周にはアーマチャ56が接合されている。アーマチャ56は軟磁性材料により構成された円盤状の部材である。アーマチャ56の上方にはアッパコイル58及びアッパコア60が配設されている。また、アーマチャ56の下方にはロアコイル62及びロアコア64が配設されている。アッパコイル58及びロアコイル62はそれぞれ、アッパコア60及びロアコア64に形成された環状溝60a及び64aに収容されている。
【0018】
アッパコア60及びロアコア64はそれぞれ、その中央部を貫通する貫通穴60b及び64bを備えている。アッパコア60の貫通穴60bの上端にはアッパブッシュ66が配設されている。また、ロアコア64の貫通穴64bの下端にはロアブッシュ68が配設されている。アーマチャシャフト42はアッパブッシュ66及びロアブッシュ68により軸方向に摺動可能に保持されている。また、アッパコア60の上端部及びロアコア64の下端部には、それぞれ、フランジ部60c及び64cが設けられている。
【0019】
シリンダヘッドスペーサ24には、その上下を貫通する円筒状のラッシュアジャスタ保持空間24aが、上記スプリング保持空間30と同軸に形成されている。ラッシュアジャスタ保持空間24aの内部には、上記したゼロラッシュアジャスタ40が保持されている。シリンダヘッドスペーサ24の上面のラッシュアジャスタ保持空間24aの開口部近傍には、上向きに隆起した隆起部24bが設けられており、更に、隆起部24bの頂部には円筒部24cが形成されている。
【0020】
アッパヘッド25には、その上下を貫通する円筒状のコア保持空間25aが、上記スプリング保持空間30及びラッシュアジャスタ保持空間24aと同軸に形成されている。アッパコア60はそのフランジ部60cがシム70を介してアッパヘッド25に当接し、また、ロアコア64はそのフランジ部64cがアッパヘッド25に当接するように、それぞれコア保持空間25aに挿入されている。アッパコア60のフランジ部60cは、アッパヘッド25と、アッパケース50の下端部に形成されたフランジ部50aとの間に挟持されている。また、ロアコア64のフランジ部64cは、アッパヘッド25とロアブラケット72との間に挟持されている。そして、アッパケース50及びロアブラケット72が固定ボルト74、76によりアッパヘッド25に固定されることで、アッパコア60とロアコア64とは所定の間隔を隔てて固定されている。なお、アッパコア60及びロアコア64が上記の如く固定された状態で、シリンダヘッドスペーサ24の隆起部24bとロアコア64の下面との間には所定の隙間が形成されている。また、上記したアジャスタボルト52は、アーマチャ56の中立位置がアッパコア60とロアコア64との中間点となるように調整されている。
【0021】
シリンダヘッドスペーサ24には、互いに連通する油供給路80及び82が設けられている。油供給路80には、油圧ポンプ(図1には示さず)より油が供給される。また、油供給路82はラッシュアジャスタ保持空間24aの内壁面の所定位置に開口している。なお、油圧ポンプと各気筒の油供給路80、82との接続関係については後述する。
【0022】
シリンダヘッドスペーサ24には、更に、油回収穴84が設けられている。油回収穴84は、その上端がシリンダヘッド24の隆起部24bの周囲近傍に開口し、下端がスプリング保持空間30内へ開口するように、シリンダヘッドスペーサ24を上下に貫通している。なお、油回収穴84の上部は、加工穴84a、84bにより構成されることで、シリンダヘッドスペーサ24上面への開口面積が大きく確保されている。油回収穴84は、ゼロラッシュアジャスタ40から上方へ漏出した油を集めてスプリング保持空間30へ流入させ、この油をアーマチャシャフト42及び弁軸26の潤滑油として供する役割を有している。
【0023】
次に、電磁駆動弁10の動作について説明する。アッパコイル58に励磁電流が供給されると、アッパコイル58が発生する磁束によってアーマチャ56にはアッパコア60に向かう方向の電磁力が作用する。このため、図1に示されている如く、アーマチャ56はアッパスプリング48による付勢力に抗してアッパコア60に当接するまで変位する。以下、アーマチャ56がアッパコア60に当接する位置を、アーマチャ56、アーマチャシャフト42、又は弁体12の全閉位置と称する。この状態では、弁体12がバルブシート20に着座することで、弁体12は閉弁状態となる。
【0024】
このように弁体12が閉弁された状態で、アッパコイル58への励磁電流の供給が停止されると、アーマチャ56を全閉位置に保持するのに必要な電磁力は消滅する。このため、アッパコイル58への励磁電流の供給が停止されると、アーマチャシャフト42は弁体12と共に、アッパスプリング48に付勢されることにより下方へ向けて変位を開始する。このため、弁体12が弁座20から離座することで弁体12は開弁される。アーマチャシャフト42の変位量が所定値に達した時点でロアコイル62に励磁電流が供給されると、アーマチャ56をロアコア64に向けて付勢する電磁力が発生する。
【0025】
アーマチャ56に対して上記電磁力が作用すると、アーマチャ56はロアスプリング38の発する付勢力に抗してロアコア64に当接するまで変位し、弁体12の開弁方向への変位量は最大となる。以下、アーマチャ56がロアコア64に当接した位置を、アーマチャ56、アーマチャシャフト42、又は弁体12の全開位置と称す。
【0026】
かかる状態で、ロアコイル62への励磁電流の供給が停止されると、アーマチャ56を全開位置に保持するのに必要な電磁力が消滅する。このため、弁体12及びアーマチャシャフト42はロアスプリング38の発する付勢力により上方へ変位を開始する。これらの変位量が所定値に達した時点でアッパコイル58に励磁電流が供給されると、アッパコイル58が発する電磁力によりアーマチャ56はアッパコア60へ向けて、アッパコア60に当接するまで変位する。アーマチャ56がアッパコア60に当接した状態では、弁体12が弁座20に着座することで、弁体12は再び閉弁状態となる。
【0027】
このように、本実施例によれば、アッパコイル58とロアコイル62とに、交互に適当なタイミングで励磁電流を供給することにより、弁体12を全閉位置と全開位置との間で繰り返し往復運動させることができる。
本実施例において、上記したゼロラッシュアジャスタ40は、弁体12とロアヘッド16との間の熱膨張差や弁体12とバルブシート20との着座面の摩耗による弁体12とアーマチャシャフト42との相対変位を吸収することにより、両部材間に隙間が生ずるのを防止する機能を有している。以下、ゼロラッシュアジャスタ40の構成及び動作について説明する。
【0028】
図2は、ゼロラッシュアジャスタ40及びその周辺部分を示す拡大断面図である。なお、図2は、アーマチャ56及び弁体12が全閉位置にある状況下で実現される状態を示す。
図2に示す如く、ゼロラッシュアジャスタ40は、プランジャボディ100を備えている。プランジャボデイ100は、ラッシュアジャスタ保持空間24a内に軸方向に摺動可能に配設されている。プランジャボディ100は一端(図2においては下端)が閉じた略円筒状の部材である。プランジャボディ100は、その内部に、下端部に設けられたスプリング保持部100aと、スプリング保持部100aに比して大径に形成されたプランジャ保持部100bとを備えている。
【0029】
プランジャボディ100のプランジャ保持部100bには、プランジャ102が軸方向に摺動可能に配設されている。プランジャ102の図2における下底面と、スプリング保持部100aの下底面との間には、油圧室104が画成されている。
プランジャ102は、その外周面に、プランジャ保持部100bの内周面に対して摺動する大径部102aと、図2における上端部に設けられた小径部102bとを備えている。一方、プランジャ収容部100bの内周面の上端には、ストッパリング106が圧入されている。ストッパリング106は、プランジャ102の大径部102aの外径に比して小さな内径を有している。従って、プランジャ102のプランジャ保持部100b内部における上向きの変位は、大径部102aと小径部102bとの間の段差と、ストッパリング106とが当接することにより規制される。プランジャ102は、また、上方に向けて開口するリザーバ室108、及び、リザーバ室108と油圧室104とを連通する連通路110を備えている。
【0030】
油圧室104には、リテーナ112及びプランジャスプリング114が配設されている。プランジャスプリング114は、リテーナ112を介してプランジャ102を上向きに付勢している。リテーナ112の内側にはチェックボール116及びチェックボールスプリング118が配設されている。チェックボールスプリング118は、チェックボール116を連通路110の開口部に向けて付勢している。チェックボール116及びチェックボールスプリング118は、油圧室104側がリザーバ室108側に比して低圧になった場合にのみ開弁するチェックバルブとして機能する。
【0031】
ゼロラッシュアジャスタ40は、また、リザーバキャップ120を備えている。リザーバキャップ120は一端(図1における下端)が閉じた円筒状の部材である。リザーバキャップ120は、その底面がプランジャ102の上端面に当接するように、ラッシュアジャスタ保持空間24a内に摺動可能に配設されている。リザーバキャップ120の下底面には、その一部が切り欠かれてなるオーバフローリセス122が設けられている。オーバーフローリセス122は、リザーバ室108と常時連通している。
【0032】
プランジャシャフト42の下端面は、リザーバキャップ120の内側底面に当接している。一方、弁軸26の上端面は、プランジャボディ100の外側底面に当接している。また、油供給路82は、図2に示す状態(すなわち、アーマチャ56及び弁体12が全閉位置にある状態)で、オーバフローリセス122と連通するように、ラッシュアジャスタ保持空間24aの内周面に開口している。
【0033】
図2に示す状態から、アッパコイル58への通電が遮断されると、上記の如く、アーマチャシャフト42には開弁方向の付勢力が作用する。この開弁方向の力はリザーバキャップ120からプランジャ102に伝達される。プランジャ102に伝達される力がプランジャスプリング114の付勢力を越えると、プランジャ102が下向きに押圧されることで、油圧室104内の油が加圧される。このため、油圧室104の油圧がリザーバ室108の油圧に比して高圧となり、連通路110はチェックボール116により閉塞される。連通路110が閉塞されると、油圧室104とリザーバ室108との間の油の授受は禁止される。このため、プランジャ102に伝達された駆動力は油圧室104を介してプランジャボディ100に伝達され、ゼロラッシュアジャスタ40は実質的に剛体となって、プランジャシャフト42及び弁体12と共に開弁方向に変位する。ゼロラッシュアジャスタ40が開弁方向に変位する過程では、油圧室104の油が加圧されることで、プランジャ102とプランジャボディ100との摺動面を介して油圧室104から油が徐々に漏出し、ラッシュアジャスタ40は油の漏出分に相当する僅かな量だけ収縮する。
【0034】
アーマチャ56がロアコア64に当接するまで変位し、ロアコイル62への通電が停止されると、アーマチャ56は閉弁方向に変位する。そして、弁体12がバルブシート20に着座すると、プランジャボディ100にロアスプリング38の付勢力は作用しなくなる。一方、弁体12がバルブシート20に着座した後も、アーマチャ56は、弁体12が開弁方向に変位する過程でのラッシュアジャスタ40の収縮分に相当する微小量だけ更に閉弁方向に変位する。この場合、プランジャ102は、プランジャスプリング114の付勢力により、リザーバキャップ120に追従して、プランジャボディ100に対して上向きに摺動しようとし、油圧室104内の油圧は低下する。そして、油圧室104がリザーバ室108よりも低圧になると、チェックボール116が連通路110の開口部から離座することで、油圧室104とリザーバ室108とが連通する。上述の如く、弁体12がバルブシート20に着座した状態では、油供給路82とオーバーフローリセス122とが連通する。このため、油圧室104とリザーバ室108とが連通すると、油供給路82からリザーバ室108を経て油圧室104に油が供給されることで、プランジャ102はリザーバキャップ120に当接した状態を維持しながら上向きに摺動する。
【0035】
このように、ゼロラッシュアジャスタ40は、弁体12が開弁し、ロアスプリング38の付勢力に対する反力としてリザーバキャップ120からプランジャボディ100に開弁方向の力が作用する状態では、実質的に剛体となってアーマチャシャフト42及び弁体12と共に変位し、一方、弁体12がバルブシート20に着座し、プランジャボディ100に閉弁方向の力が付与されない状態では、プランジャ102がプランジャボディ100に対して摺動するのを許容する。かかるゼロラッシュアジャスタ40の機能により、弁体12とロアヘッド16との間の熱膨張差や弁体12とバルブシート20との着座面の摩耗に起因して、リザーバキャップ120とプランジャボディ100との間に相対位置変化が生じた場合にも、プランジャ102がプランジャボディ100に対して摺動することで、アーマチャシャフト42とリザーバキャップ120とが当接した状態が維持される。従って、本実施例の電磁駆動弁10によれば、アーマチャシャフト42と弁体12との間に隙間を生じさせることなく、弁体12を全閉位置と全開位置との間で確実に閉弁させることができる。
【0036】
上述の如く、ゼロラッシュアジャスタ40は、弁体12が全閉位置近傍に達した際に、油供給路80、82から油が供給されることで、その機能を発揮する。かかる油の供給に伴って、油供給路80、82の油圧が一時的に低下し、油圧に脈動が発生する。かかる脈動が収束しないうちに、同じ油供給路80、82から他の電磁駆動弁10のゼロラッシュアジャスタ40に油圧が供給されるものとすると、そのゼロラッシュアジャスタ40に供給される油圧が不足する事態が生じ得る。この場合、ゼロラッシュアジャスタ40が十分に伸長することができず、アーマチャシャフト42とリザーバキャップ120との間に隙間が生ずることで、両部材間の衝突音が発生してしまう。
【0037】
これに対して、本実施例の電磁駆動弁10は、同一の油供給路80、82から、互いに連続して動作する電磁駆動弁10のラッシュアジャスタ40へ油圧が供給されることがないように各電磁駆動弁10の油供給路80、82を構成することにより、上記の問題を回避し得る点に特徴を有している。
図3は、本実施例における各電磁駆動弁10のラッシュアジャスタ40への油圧供給路の配置図を示す。本実施例では、油圧ポンプ150を油圧源としてラッシュアジャスタ40への油圧供給が行われる。図3に示す如く、油圧ポンプ150の吐出側には配管152の一端が接続されている。配管152の他端部は、4本の分岐管152−1〜152−4に分岐されている。後述する如く、分岐管152−1〜152−4は、それぞれ、上記油供給路80に接続されている。油圧ポンプ150はオイルタンク154から汲み上げた油を、配管152を介して油供給路80へ圧送する。
【0038】
油供給路80は、#1気筒及び#4気筒の吸気弁156に対応する油路80−1と、#2気筒及び#3気筒の吸気弁156に対応する油路80−2と、#1気筒及び#4気筒の排気弁158に対応する油路80−3と、#2気筒及び#3気筒の排気弁158に対応する油路80−4との4系統の油路より構成されている。これに対応して、上記した油供給路82も、油路82−1〜82−4の4系統の油路より構成されている。すなわち、油路80−1〜80−4は、それぞれ、油路82−1〜82−4を介して、各電磁駆動弁10のラッシュアジャスタ40に接続されている。
【0039】
油路80−1〜80−4は、それぞれ、アッパヘッド25の外表面に設けられた油圧供給ポート160−1〜160−4に接続されている。油圧供給ポート160−1〜160−4には、それぞれ、上記した分岐管152−1〜152−4が接続されている。従って、油路80−1〜80−4には、それぞれ、分岐管152−1〜152−4を経由して、油圧ポンプ150により吐出された油が供給される。
【0040】
ところで、内燃機関において、各気筒の点火順序は、クランクシャフトの軸受けに作用する荷重が過大になるのを防止すべく隣接する気筒が連続して爆発しないように、また、吸気管及び排気管において各気筒のガスが相互に干渉しないように定められる。かかる観点より、例えば4気筒型内燃機関では、#1気筒→ #3気筒→#4気筒→#2気筒の順序で点火が行われる。そして、この点火順序に対応して、各気筒の排気弁及び吸気弁の動作順序が定められる。
【0041】
図4は、4気筒型内燃機関のクランク角と各気筒の排気弁及び吸気弁の開弁時期との関係を示す図である。上記の如く、#1気筒→#3気筒→#4気筒→#2気筒の順序で点火が行われるのに対応して、吸気弁156及び排気弁158も、それぞれ、#1気筒→#3気筒→#4気筒→#2気筒の順序で開弁動作することになる。また、同一気筒内では、排気弁158の開弁動作に続いて吸気弁156の開弁動作が行われる。かかる動作順序において、開弁動作が連続する2つの弁(例えば、#1気筒の吸気弁156と#3気筒の吸気弁156、あるいは、同一気筒内の吸気弁156と排気弁158)に対応するラッシュアジャスタ40に対して共通の油供給路80から油を供給すると、先に動作した電磁駆動弁10の閉弁時に生ずる油圧の脈動が収束しないうちに次の電磁駆動弁10が作動することとなり、油圧の脈動に伴う上記の不都合が生じてしまう。
【0042】
これに対して、本実施例では、図3に示す如く、点火順序が連続しない気筒群(すなわち、#1気筒と#4気筒とからなる気筒群、及び、#2気筒と#3気筒とからなる気筒群)について、それぞれ、共通の油路80−1、82−1、80−3、82−3、及び、油路80−2、82−2、80−4、82−4が設けられることにより、気筒群間で油供給路80、82がそれぞれ分離されている。このため、連続して動作する吸気弁156、及び、連続して動作する排気弁158に対応するゼロラッシュアジャスタ40に同一の油路から油圧が供給されることはない。また、同一気筒内において、油供給路80、82は、油路80−1、82−1と油路80−3、82−3、及び、油路80−2、82−2と油路80−4、82−4に分離されている。このため、同一気筒内で連続動作する排気弁158と吸気弁156に対応するゼロラッシュアジャスタ40に対しても、同一の油路から油圧が供給されることはない。
【0043】
上述の如く、本実施例によれば、連続動作する電磁駆動弁10のラッシュアジャスタ40には異なる油路から油圧が供給される。従って、例えば#1気筒の吸気弁156に対応する電磁駆動弁10の閉弁に伴って生じた油圧の脈動は、油路82−1、80−1、分岐管152−1、152−2、油路80−2、82−2を経由して、次に開弁する#3気筒のゼロラッシュアジャスタ40に伝達される。このように複数の油路を経由する長い経路を伝達する過程で脈動は減衰し、後に作動する電磁駆動弁10のラッシュアジャスタ40に対してほとんど脈動を伴わない油圧を供給することができる。従って、本実施例によれば、ラッシュアジャスタ40の所期の性能を得ること、すなわち、アーマチャシャフト42と弁体12との間の隙間を防止して電磁駆動弁10の作動音を低減することができる。
【0044】
なお、上記実施例においては、配管152、及び油供給路80、82が特許請求の範囲に記載した油圧供給路に、油圧ポンプ150が特許請求の範囲に記載した油圧供給源に、それぞれ対応している。
ところで、上記実施例では、4系統に分離した油路82−1〜82−4に、配管152の分岐管152−1〜152−4を接続するものとしたが、油路を各系統に分岐させる構成はこれに限らない。例えば、油供給路80をロアヘッド24の内部で4系統に分岐させることとしてもよく、あるいは、配管152を2本に分岐させ、各分岐管に接続する油供給路80をロアヘッド24内でそれぞれ2本に分岐させることとしてもよい。
【0045】
図5は、電磁駆動弁10が直列6気筒内燃機関に搭載された場合のラッシュアジャスタ40への油圧供給路の構成を示す。直列6気筒型内燃機関では、点火順序は#1→#5→#3→#6→#2→#4気筒となる。従って、図5に示す如く、油供給路80を、#1気筒、#2気筒、#3気筒の吸気弁156に対応する油路80a、#4気筒、#5気筒、#6気筒の吸気弁156に対応する油路80b、#1気筒、#2気筒、#3気筒の排気弁158に対応する油路80c、及び、#4気筒、#5気筒、#6気筒の吸気弁156に対応する油路80dに分離することとすればよい。
【0046】
図6は、電磁駆動弁10がV型6気筒内燃機関に搭載された場合のラッシュアジャスタ40への油圧供給系の構成を示す。直列6気筒型内燃機関では、点火順序は#1→#2→#3→#4→#5→#6気筒となる。従って、図6に示す如く、油供給路80を、#1気筒、#3気筒、#5気筒の吸気弁156に対応する油路80A、#2気筒、#4気筒、#6気筒の吸気弁156に対応する油路80B、#1気筒、#3気筒、#5気筒の排気弁158に対応する油路80C、及び#2気筒、#4気筒、#6気筒の排気弁158に対応する油路80Dに分離することとすればよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電磁駆動弁が備える油圧式ゼロラッシュアジャスタの作動により生じた脈動が、他の気筒の電磁駆動弁が備える油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に影響を与えるのを防止することができると共に、更に、同一気筒内において排気弁に対応する油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に伴って生じた油圧が、吸気弁に対応する油圧式ゼロラッシュアジャスタの動作に影響を与えるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁駆動弁の軸方向断面図である。
【図2】本実施例の電磁駆動弁が備えるゼロラッシュアジャスタ及びその周辺部分の拡大断面図である。
【図3】各気筒の電磁駆動弁のゼロラッシュアジャスタへ油圧を供給する油圧供給路の構成図である。
【図4】4気筒内燃機関の内燃機関の各気筒の吸気弁及び排気弁の開弁タイミングを示す図である。
【図5】本発明の電磁駆動弁が直列6気筒内燃機関に適用された場合に各気筒の電磁駆動弁のゼロラッシュアジャスタへ油圧を供給する油圧供給路の構成図である。
【図6】本発明の電磁駆動弁がV型6気筒内燃機関に適用された場合に各気筒の電磁駆動弁のゼロラッシュアジャスタへ油圧を供給する油圧供給路の構成図である。
【符号の説明】
10 電磁駆動弁
12 弁体
40 ゼロラッシュアジャスタ
42 アーマチャシャフト
56 アーマチャ
58 アッパコイル
60 アッパコア
62 ロアコイル
64 ロアコア
80、82 油供給路
150 油圧ポンプ
152 配管
156 吸気弁
158 排気弁

Claims (1)

  1. 直列4気筒型又は直列6気筒型内燃機関の排気弁又は吸気弁としてそれぞれ機能する複数の弁体と、各弁体と連動するアーマチャと、前記弁体と前記アーマチャとの間に介装され、油圧が供給されることにより前記弁体と前記アーマチャとの間隔変化に追従して伸長する油圧式ゼロラッシュアジャスタと、該油圧式ゼロラッシュアジャスタに油圧を供給する油圧供給機構とを備える電磁駆動弁において、
    前記内燃機関の気筒は、点火順序が同一群内で非連続となるように複数の気筒群に群化されていると共に、
    前記油圧供給機構は、油圧発生源と、該油圧発生源から前記油圧式ゼロラッシュアジャスタへ油圧を導く油圧供給路とを備え、該油圧供給路は、前記複数の気筒群にそれぞれ対応して異なりかつ該気筒群内の吸気弁及び排気弁にそれぞれ対応して異なる複数の分岐路に分岐されていることを特徴とする電磁駆動弁。
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