JP3551255B2 - 光センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
発光器と受光器とを備え、発光器から発せられる光を受光すべく発光器と受光器とを適宜空間を隔てて対向させて配置し、受光器の受光に基づいて、発光器と受光器との間の空間内の物体の侵入、又は前記空間に存在する物体の位置を検出する光センサがある。
【0003】
図36は、従来のこの種の光センサを示す斜視図である。図において、11は発光器であり、12は受光器である。図に示す如く、発光器11,11,11,11は縦方向に並べて配され、受光器12,12,12,12は発光器11,11,11,11と夫々対向するように、発光器11,11,11,11から適宜距離隔てた位置に縦方向に並べて配されている。発光器11,11,11,11からは、受光器12,12,12,12へ向けて夫々光が発せられており、これらの光を受光器12,12,12,12が夫々受光している。
【0004】
このような光センサは、図36に示すように、例えば製品の加工又は組み立てに用いられるロボット13の近傍に配置され、ロボット13の動作範囲を制限することに利用される。ロボット13が発光器11,11,11,11から発せられた光を遮るように動作したとき、受光器12,12,12,12の何れかの受光量が大幅に減少し、このときロボット13の動作を停止するようにロボット13の制御を行うことで、ロボット13に光センサによって規定される範囲を越えて動作させないようにすることができる。
【0005】
また、図37は、従来の他の光センサを示す斜視図である。図37では、縦長の棒状の発光器21と、該発光器21より短い縦長の受光部分を有する受光器22とを対向させて配置させた光センサを示している。このような光センサは、図37に示すように、例えばベルト状の対象物23を一定の張力で巻き取る場合の巻き取り制御に利用される。前記巻き取り時の張力を一定とするために、対象物23の一部をV字状に垂下させ、対象物23の下側に光センサを配置し、この垂下させた部分による発光器21から発せられる光の遮光量を受光器22の受光量から求める。この遮光量に基づいて、前記垂下させた部分が上下するように対象物23の巻き取り速度を制御することにより、対象物23を一定の張力にて巻き取ることができる。
【0006】
また、図38は、従来の更に他の光センサを示す斜視図である。図38では、複数の発光器31,31,31,31を一列に並べて配し、発光器31,31,31,31の発光面と同方向に受光器32,32,32,32の受光面を向けた状態で、発光器31,31,31,31の列と平行に受光器32,32,32,32を一列に並べて配置してある。この光センサは、例えば工場又は倉庫で物品を搬送するために用いられる搬送車(図示せず)に取り付けられて用いられる。このような工場又は倉庫の床面には、搬送車の搬送路に沿って反射テープが貼り付けられており、発光器31,31,31,31の内の反射テープに対向する発光器31から発せられる光が、反射テープによって反射せしめられ、反射された光が受光器32,32,32,32の内の前記発光器31に相隣する受光器32で受光される。この受光器32の受光量は、他の受光器32,32,32の受光量よりも大幅に多いので、何れの受光器32が反射テープに対向しているかを検出することができ、例えば常に同じ受光器32が反射テープに対向するように搬送車を走行制御することにより、搬送車を搬送路から逸脱せずに走行させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図36に示すような従来の光センサでは、発光器11の光軸と、受光器12の光軸とを略一致させる必要がある。また、相隣する発光器11,11の間隔が狭すぎる場合には、一の受光器12の受光に、この受光器12に対向する発光器11から発せられる光だけでなく、前記発光器11に相隣する発光器11,11から発せられる光が含まれ、光センサが正常に動作しない。これに対して相隣する発光器11,11の間隔が広すぎる場合には、物体が両方の発光器11,11から発せられる光の間に侵入したときに、これらの発光器11,11に対向する受光器12,12によってこの物体の侵入を検出することができず、光センサが正常に動作しない。このような理由から、光センサを設置するために多くの手間を必要とするという問題があった。
【0008】
また、経時的に発光器11の光軸と受光器12の光軸との間にずれが生じ、これの調整のために保守管理コストがかかり、また光軸ずれを防止するためには設置の費用がかかるという問題があった。
【0009】
また、一組の発光器11及び受光器12による検出範囲を広くするために、光を発散するように放出する発光器11を用い、発光器11と受光器12との間に凸レンズを介在させて、発光器11から発散されて放出された光を、凸レンズによって収束させ、これを受光器12で受光させる場合もある。しかし、この場合には高価な凸レンズが必要となるためコストが大幅に増加するという問題があった。
【0010】
一方、図37に示すような従来の光センサでは、棒状の発光器21が高価であるため、コストが高くかかるという問題があった。
【0011】
また、発光器21を複数平行に配し、これらと夫々対向するように受光器22を複数平行に配して、検出範囲を広げる場合があるが、この場合には、相隣する発光器21の光の干渉を防ぐために、夫々の発光器21を異なる周波数で点滅させるように発光させるべく制御し、夫々の受光器12を自身に対向する発光器12の発光の周波数の光のみを検出すべく制御する等、複雑な制御を行う必要があるという問題があった。
【0012】
また、図38に示すような従来の光センサでは、発光器31,31,31,31からの発光が夫々反射され、これらを受光器32,32,32,32によって受光した場合に、反射された夫々の光の光軸と受光器32,32,32,32の光軸とを略一致させるように、発光器31,31,31,31及び受光器32,32,32,32を配置する必要があり、光センサの設置に多くの手間を要するという問題があった。
【0013】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する導光体を設け、前記受光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向して配置し、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成することにより、光軸合わせが容易になり、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる光センサを提供することを目的とする。
【0014】
本発明の他の目的は、導光体を設けておくことにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストの低減を可能とする光センサを提供することにある。
【0015】
本発明の更に他の目的は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、光を放出する導光体を設け、該導光体から放出され、反射物によって反射される光を受光器にて受光すべく構成することにより、光軸合わせが容易になり、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難い光センサを提供することにある。
【0016】
本発明の更に他の目的は、導光体を板状にし、一平面に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、導光体の設置スペースが小さくて済み、また他平面から出射する光の強さを、他平面全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0017】
本発明の更に他の目的は、導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、また前記側面から出射する光の強さを、前記側面全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0018】
本発明の更に他の目的は、導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、また前記側部から出射する光の強さを、前記側部全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0019】
本発明の更に他の目的は、反射部を溝状とすることにより、導光体から光を略平行に出射させることができる光センサを提供することにある。
【0020】
本発明の更に他の目的は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する導光体を設け、前記発光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置し、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成することにより、光軸合わせが容易になり、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる光センサを提供することを目的とする。
【0021】
本発明の更に他の目的は、導光体を設けておくことにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、これにより受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストの低減を可能とする光センサを提供することにある。
【0022】
本発明の更に他の目的は、導光体を板状にし、一平面に反射部を設け、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成することにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、受光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、導光体の設置スペースが小さくて済む光センサを提供することにある。
【0023】
本発明の更に他の目的は、反射部を溝状とすることにより、導光体に導入した光の多くを導光体から略平行に出射させることができる光センサを提供することにある。
【0024】
本発明の更に他の目的は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、光を放出する第1導光体と、該第1導光体から放出された光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する第2導光体とを設け、前記第1導光体と前記第2導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置し、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成することにより、光軸合わせが容易になり、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる光センサを提供することにある。
【0025】
本発明の更に他の目的は、第1導光体を設けておくことにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、第2導光体を設けておくことにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器及び受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストの低減を可能とする光センサを提供することにある。
【0026】
本発明の更に他の目的は、第1導光体を板状にし、一平面に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、第1導光体の設置スペースが小さくて済み、また他平面から出射する光の強さを、他平面全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0027】
本発明の更に他の目的は、第1導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、また前記側面から出射する光の強さを、前記側面全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0028】
本発明の更に他の目的は、第1導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設け、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべく構成することにより、一の発光器による検出範囲を広げることができ、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、また前記側部から出射する光の強さを、前記側部全体に亘って略均一にすることができる光センサを提供することにある。
【0029】
本発明の更に他の目的は、反射部を溝状とすることにより、第1導光体から光を略平行に出射させることができる光センサを提供することにある。
【0030】
本発明の更に他の目的は、第2導光体を板状にし、一平面に反射部を設け、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成することにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、導光体の設置スペースが小さくて済む光センサを提供することにある。
【0031】
本発明の更に他の目的は、第2導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設け、該側面を臨む側面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成することにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、導光体の設置スペースが小さくて済む光センサを提供することにある。
【0032】
本発明の更に他の目的は、第2導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設け、該反射部を臨む側部から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成することにより、一の受光器による検出範囲を広げることができ、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置することで光軸合わせが容易になり、導光体の設置スペースが小さくて済む光センサを提供することにある。
【0033】
本発明の更に他の目的は、反射部を溝状とすることにより、第2導光体に導入した光の多くを第2導光体から略平行に出射させることができる光センサを提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】
第1発明の光センサは、発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記受光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0035】
第1発明の光センサにおいては、発光器から発せられた光を導光体によって光束を発散させるように放光させることにより、導光体の放光する部分に対向させるように受光器を配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0036】
また発光器から発せられた光を導光体によって放光させることにより、一の発光器から発せられた光を広範囲に放出して前記発光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0037】
第2発明の光センサは、発光器と、該発光器から発せられ、反射物によって反射される光を受光する受光器とを備え、該受光器の受光に基づいて、前記反射物の位置を検出する光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記受光器は、前記導光体から放出され、反射物によって反射される光を受光すべくなしてあることを特徴とする。
【0038】
第2発明の光センサにおいては、発光器から発せられた光を導光体によって放光させることにより、導光体を介さずに反射物へ光を照射する場合に比して、光を照射する範囲を広げることができ、このため反射物によって反射された光を受光するように受光器を配置し易く、容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0039】
また発光器から発せられた光を導光体によって光束を発散させるように放光させることにより、一の発光器から発せられた光が反射物を照射する範囲を広げることができ、これにより発光器の設置台数を削減することができる。
【0040】
第3発明の光センサは、第1又は第2発明において、前記導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0041】
第3発明の光センサにおいては、板状をなす導光体の一平面に設けられた反射部によって、導光体の一端面から導入した光を反射させ、他平面から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0042】
第4発明の光センサは、第1又は第2発明において、前記導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0043】
第4発明の光センサにおいては、多角形断面を有する棒状をなす導光体の一又は複数の側面に設けられた反射部によって、導光体の一端面から導入した光を反射させ、前記側面を臨む側面から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0044】
第5発明の光センサは、第1又は第2発明において、前記導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0045】
第5発明の光センサにおいては、丸棒状をなす導光体の側部に設けられた反射部によって、導光体の一端面から導入した光を反射させ、該反射部を臨む側部から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0046】
第6発明の光センサは、第3乃至第5発明の何れかにおいて、前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることを特徴とする。
【0047】
第6発明の光センサにおいては、導光体に導入した光を溝の側面で反射させ、この光を出射するので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、導光体から光を略平行に出射させることができ、また溝部を端面と略直交する方向から所定の角度傾けて設けることによって、導光体から光を略一様に出射することができる。
【0048】
第7発明の光センサは、発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記発光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0049】
第7発明の光センサにおいては、発光器から発せられた光を導光体の内部に導入し、この光を導光体から放出することにより、導光体の光を導入する部分に対向させるように発光器を配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0050】
また発光器から発せられた光を導光体が導入し、導入した光を放出することにより、一又は複数の発光器から広範囲に発せられた光を導光体の内部に導入し、これを反射部によって反射させて、一の受光器へ向けて放出することにより、該受光器による検出範囲を広げることができ、これにより受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0051】
第8発明の光センサは、第7発明において、前記導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0052】
第8発明の光センサにおいては、一又は複数の発光器から広範囲に発せられた光を板状をなす導光体の他平面から導入し、導光体の一平面に設けられた反射部によって、この光を反射させ、一端面から出射させることによって、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0053】
第9発明の光センサは、第7又は第8発明において、前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることを特徴とする。
【0054】
第9発明の光センサにおいては、導光体に導入した光を溝の側面で反射させ、この光を出射するので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、導光体に導入した光の多くを受光器へ向けて出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、導光体から光を略一様に出射することができる。
【0055】
第10発明の光センサは、発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、光を放出する第1導光体と、該第1導光体から放出された光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する第2導光体とを備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記第1導光体と前記第2導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0056】
第10発明の光センサにおいては、発光器から発せられた光を第1導光体によって放光させ、この光を第2導光体によって導入し、導入した光を受光器へ向けて放出することにより、第1導光体の放光する部分と第2導光体の光を導入する部分とを対向させるように配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0057】
また発光器から発せられた光を第1導光体によって放光させることにより、一の発光器から発せられた光を広範囲に放出して前記発光器による検出範囲を広げることができ、このようにして放出された光を第2導光体の内部に導入し、これを第2導光体の反射部によって反射させて、一の受光器へ向けて放出することにより、該受光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器及び受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0058】
第11発明の光センサは、第10発明において、前記第1導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0059】
第11発明の光センサにおいては、板状をなす第1導光体の一平面に設けられた反射部によって、第1導光体の一端面から導入した光を反射させ、他平面から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0060】
第12発明の光センサは、第10発明において、前記第1導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0061】
第12発明の光センサにおいては、多角形断面を有する棒状をなす第1導光体の一又は複数の側面に設けられた反射部によって、第1導光体の一端面から導入した光を反射させ、前記側面を臨む側面から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0062】
第13発明の光センサは、第10発明において、前記第1導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0063】
第13発明の光センサにおいては、丸棒状をなす第1導光体の側部に設けられた反射部によって、第1導光体の一端面から導入した光を反射させ、該反射部を臨む側部から光を出射させることによって、光を発散させるように放出して、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0064】
第14発明の光センサは、第11乃至第13発明の何れかにおいて、前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることを特徴とする。
【0065】
第14発明の光センサにおいては、第1導光体に導入した光を溝の側面で反射させ、この光を出射するので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、第1導光体から光を略平行に出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、第1導光体から光を略一様に出射することができる。
【0066】
第15発明の光センサは、第10乃至第14発明の何れかにおいて、前記第2導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0067】
第15発明の光センサにおいては、第1導光体から広範囲に放出された光を板状をなす第2導光体の他平面から導入し、第2導光体の一平面に設けられた反射部によって、この光を反射させ、一端面から出射させることによって、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0068】
第16発明の光センサは、第10乃至第14発明の何れかにおいて、前記第2導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、該側面を臨む側面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0069】
第16発明の光センサにおいては、第1導光体から広範囲に放出された光を多角形断面を有する棒状をなす第2導光体の一又は複数の側面から導入し、該側面に対向する一又は複数の側面に設けられた反射部によって、この光を反射させ、一端面から出射させることによって、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0070】
第17発明の光センサは、第10乃至第14発明の何れかにおいて、前記第2導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、該反射部を臨む側部から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてあることを特徴とする。
【0071】
第17発明の光センサにおいては、第1導光体から広範囲に放出された光を丸棒状をなす第2導光体の側部から導入し、該側部に対向する側部に設けられた反射部によって、この光を反射させ、一端面から出射させることによって、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0072】
第18発明の光センサは、第15乃至第17発明の何れかにおいて、前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることを特徴とする。
【0073】
第18発明の光センサにおいては、第2導光体に導入した光を溝の側面で反射させ、この光を出射するので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、第2導光体に導入した光の多くを受光器へ向けて出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、導光体から光を略一様に出射することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光センサの構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
図において、1は発光器であり、2,2,…は受光器であり、3は角板状の導光体である。発光器1及び導光体3は、直方体箱状をなすケーシング4内に、発光器1の発光面と導光体3の一端面とを対向させた状態で配置してある。また、ケーシング4の一側面の中央部には、導光体3の平面と略同寸の四角形状の光透過窓41が設けられており、導光体3は、その一平面が前記光透過窓41を臨むように配置してある。
【0075】
また、受光器2,2,…は、ケーシング4と略同一形状のケーシング5の内部に配置されている。ケーシング5にも、前記光透過窓41と略同寸の光透過窓51が、一側面に設けられており、ケーシング5は、光透過窓51が設けられた側面を、ケーシング4の光透過窓41が設けられた側面と対向する状態で、ケーシング4から適宜距離離隔した位置に配置されている。また受光器2,2,…は、夫々の受光面が光透過窓51を臨むように、光透過窓51と平行な角板状の台座に取り付けられ、ケーシング5の内部に配されている。したがって、導光体3の一平面(以下、放光面という)と、受光器2,2,…の受光面とが、光透過窓41,51を介して対向した状態とされている。
【0076】
図1に示すように、ケーシング5の内部には、MPU、ROM、及びRAM等が内蔵された制御部52が配されている。制御部52には受光器2,2,…から夫々延設されたケーブル(図示せず)が接続されており、制御部52は、このケーブルを通じて、受光器2,2,…から出力された電気信号を入力することができる。
【0077】
受光器2,2,…は、受光量に応じた出力電圧(電気信号)を発生する。即ち、受光器2の受光量が0の場合には、出力電圧が0であり、受光器2の受光量が増加するにしたがって、受光器2の出力電圧が増加するような出力特性を有している。
【0078】
制御部52は、予め設定された閾値をROM又はRAMに記憶しており、また制御部52のROMには、プログラムが記憶されている。このプログラムをMPUが実行することにより、受光器2,2,…夫々の出力電圧が、前記閾値より大きいか否かをMPUが判定するようになっており、全ての受光器2,2,…の出力電圧が夫々前記閾値より大きい場合には、受光器2,2,…と導光体3との間の空間(検出範囲)内に物体が侵入していないとみなし、受光器2,2,…の内の一又は複数からの出力電圧が、前記閾値以下である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなすようになっている。そして、制御部52からは、このような判定に応じた電気信号が、例えばロボット等を制御するための外部の装置(図示せず)へ出力される。
【0079】
なお、本実施の形態1においては、予め閾値を設定しておき、受光器2,2,…の出力電圧と前記閾値とを比較して、検出範囲への物体の侵入を検出する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記閾値とは別の閾値をROM又はRAMに記憶しておき、受光器2,2,…の夫々の出力電圧の微分値をMPUによって演算し、これらの微分値と前記閾値とを比較し、全ての微分値が前記閾値より小さいときは、検出範囲内に物体が侵入していないとみなし、一又は複数の微分値が前記閾値以上である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなす構成としてもよい。
【0080】
透明のガラス等の無機材料又はアクリル若しくはポリカーボネート等の有機材料からなる導光体3は、放光面と反対側の平面に、所定の傾斜角度を有し、端面に平行であるV溝からなる反射部3aが、端面と直交する方向に複数、連続させて設けてある。
【0081】
この導光体3においては、発光器1に対向する端面から導入した光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、放光面から出射される。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光面からこの放光面に対し略垂直に出射する角度にしてある。導光体3から出射された光は、受光器2,2,…にて受光される。
【0082】
この実施の形態1の光センサにおいては、一の発光器1から発せられた光を受光器2,2,…が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0083】
また、発光器1の発光面と導光体3の端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体3が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0084】
なお、導光体3は、発光器1から受光する側と反対側の端面及び側面を、白テープ等で覆い、放光面からのみ光を出射させるようにしてもよい。
また、本実施の形態1においては、反射部3aを導光体3の端面に平行なV溝から構成し、端面と直交する方向に複数、連続させて設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、反射部3aの形状はU溝等の他の形状でもよい。そして、各反射部3aを所定間隔を隔てて設けることにしてもよく、各反射部3aを端面と直交する方向から所定角度傾けた方向に設けることにしてもよい。
発光器1から導光体3の端面に入射させる光の角度、反射部3aの傾斜角度、各反射部3aの間隔及び各反射部3aの導光体3の端面に対する角度等を変更することにより、発光器1、受光器2,2,…、及び導光体3の位置関係に対応させて、導光体3の放光面から出射する光の角度を任意に変更させることができる。
【0085】
また、本実施の形態1においては、各反射部3aを、導光体3の平面の対向辺間を結ぶように設けたV溝とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記対向辺間にこれより短い複数のV溝を所定間隔毎に直線状に並べるように設ける構成としてもよい。
【0086】
また、反射部3aの表面に、例えば白色のシートを貼着して、この部分から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよいし、反射部3aの表面に、例えばアルミニウム合金を蒸着し、反射部3aの反射率を更に向上させるように構成してもよい。
【0087】
また、本実施の形態1においては、相隣する反射部3aの間で距離を隔てず、反射部3aを連続して設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、相隣する反射部3aの間隔を狭くして、前記端面から離れるほど反射部3aの数を増加させるようにしてもよい。このようにすることにより、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、導光体3の内部を通過する光量が少なくなるので、前記導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0088】
また、導光体3の入射側の端面に対向する端面に、例えば白テープを貼着して、前記端面で受けた光を導光体の内側へ反射するようにし、導光体3の中間部では、相隣する反射部3aの間隔を狭くし、導光体3の両端部では、相隣する反射部3aの間隔を広くしてもよい。このようにすることにより、通過する光量が多い導光体3の両端部では、反射部3aの数が少なくなり、通過する光量が少ない導光体3の中間部では、反射部3aの数が多くなるので、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0089】
図3は、他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の平面には、導光体3の端面に対して所定角度傾斜したV溝と、該V溝とは反対側へ傾斜したV溝とによってなる反射部3aが、このような2種類のV溝が交互に並べられた状態で設けてある。この導光体3においては、一端面に、図中、矢印で示した方向に光が入射され、この光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、他平面(放光面)から出射する。また、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aを縦方向に近づけるとともに、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0090】
図4は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の平面には、複数の四角錐状の突出部からなる反射部3aが設けてある。この導光体3においては、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0091】
また図5は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の平面には、複数の円錐状の穴からなる反射部3aが設けられてある。この導光体3においても、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0092】
図6は、更に他の導光体を示す斜視図であり、図7は、この導光体内の光の経路を模式的に示す断面図である。
この導光体3の平面には、複数の帯状の反射部3aが設けられている。該反射部3aは、例えば白色の光拡散剤を前記平面に印刷するか、又は白色の光拡散シートを前記平面に貼着することによって構成される。導光体3に導入された光が反射部3aに当たったとき、前記光が拡散されて反射され、反射された光の一部が、放光面から出射される。また、この導光体3にあっては、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすべく、入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの幅を太くなしてあるとともに、相隣する反射部3aの間隔を狭くしてあるが、例えば反射部3aが導光体3の平面全体を覆うようにしてもよい。
【0093】
図8は、更に他の導光体を示す斜視図であり、図9は、この導光体内の光の経路を模式的に示す断面図である。
この導光体3の内部には、導光体3の材料とは異なる屈折率を有する透光性材料からなる粒子3bが散在せしめられており、導光体3の平面に、例えば白色の反射剤を塗布するか、又は白色の反射シートを貼着して構成される反射部3dが形成されている。導光体3に導入された光が粒子3bに当たったとき、この光が拡散される。これが更に他の粒子3bによって拡散され、このような拡散を繰り返しながら光が伝播して、放光面から光が出射される。
【0094】
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図であり、図11はその断面図である。
この光センサの導光体3は、断面がC字形の湾曲した板状をなし、外側面にはねじ山状の反射部3aが、端面と直交する方向に複数設けられている。発光器1も断面がC字形の湾曲した板状をなしており、導光体3と発光器1とは、端面同士を対向させて配置されている。また導光体3の内側面とその受光面とが対向するように、受光器2,2,…が、断面がC字型の湾曲した板状をなす台座に、受光面を円弧の外側へ向けた状態で取り付けられて配置されている。
【0095】
この光センサにおいては、発光器1の発光面から出射された光は、導光体3の端面に入射し、入射した光は反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、内側面から出射する。反射部3aの傾斜角度は、反射された光が、内側面からその接線に対して略垂直に出射する角度にしてある。
【0096】
この光センサによる場合は、一の発光器1から発せられた光を受光器2,2,…が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができるとともに、導光体3を湾曲させることによって、光センサの検出範囲を湾曲したものとすることができる。
【0097】
また、発光器1の発光面と導光体3の端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
【0098】
なお、導光体3は、発光器1から受光する側の端面、内側面、及び外側面を除く面を白テープ等で覆い、放光面からのみ光を出射させるようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、反射部3aを導光体3の端面に平行なV溝から構成し、端面と直交する方向に複数、連続させて設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、反射部3aの形状はU溝等の他の形状でもよい。そして、各反射部3aを所定間隔を隔てて設けることにしてもよく、各反射部3aを端面と直交する方向から所定角度傾けた方向に設けることにしてもよい。
発光器1から導光体3の端面に入射させる光の角度、反射部3aの傾斜角度、各反射部3aの間隔及び各反射部3aの導光体3の端面に対する角度等を変更することにより、発光器1、受光器2,2,…、及び導光体3の位置関係に対応させて、導光体3の放光面から出射する光の角度を任意に変更させることができる。
【0099】
また、本実施の形態2においては、各反射部3aを互いに平行に設けた構成について述べたが、これに限定されるものではなく、互いに平行でない複数の反射部3aを、前記端面と直交する方向へ並設する構成としてもよい。
【0100】
また、本実施の形態2においては、各反射部3aを、導光体3の外側面の円弧に沿って、導光体3の2端面間を結ぶように設けたV溝とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記2端面間に、前記円弧より短い複数のV溝を前記円弧に沿って所定間隔毎に並べるように設ける構成としてもよい。
【0101】
また、反射部3aの表面に、例えば白色のシートを貼着して、この部分から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよいし、反射部3aの表面に、例えばアルミニウム合金を蒸着し、反射部3aの反射率を更に向上させるように構成してもよい。
【0102】
また、本実施の形態2においては、相隣する反射部3aの間で距離を隔てず、反射部3aを連続して設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、相隣する反射部3aの間隔を狭くして、前記端面から離れるほど反射部3aの数を増加させるようにしてもよい。このようにすることにより、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、導光体3の内部を通過する光量が少なくなるので、前記導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0103】
また、導光体3の入射側の端面に対向する端面に、例えば白テープを貼着して、前記端面で受けた光を導光体の内側へ反射するようにし、導光体3の中間部では、相隣する反射部3aの間隔を狭くし、導光体3の両端部では、相隣する反射部3aの間隔を広くしてもよい。このようにすることにより、通過する光量が多い導光体3の両端部では、反射部3aの数が少なくなり、通過する光量が少ない導光体3の中間部では、反射部3aの数が多くなるので、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0104】
図12は、他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の外側面には、複数の四角錐状の突出部からなる反射部3aが設けてある。この導光体3においては、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0105】
また図13は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の外側面には、複数の円錐状の穴からなる反射部3bが設けられてある。この導光体3においても、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0106】
図14は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の外側面には、複数の帯状の反射部3aが設けられている。該反射部3aは、例えば白色の光拡散剤を前記外側面に印刷するか、又は白色の光拡散シートを前記外側面に貼着することによって構成される。また、この導光体3にあっては、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすべく、入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの幅を太くなしてあるとともに、相隣する反射部3aの間隔を狭くしてあるが、例えば反射部3aが導光体3の外側面全体を覆うようにしてもよい。
【0107】
図15は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の内部には、導光体3の材料とは異なる屈折率を有する透光性材料からなる粒子3bが散在せしめられており、導光体3の外側面に、例えば白色の反射剤を塗布するか、又は白色の反射シートを貼着して構成される反射部3cが形成されている。
【0108】
実施の形態3.
図16は、本発明の実施の形態3に係る光センサの構成を示す斜視図であり、図17は、本発明の実施の形態3に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
この光センサの導光体3は、四角形断面を有する縦長の棒状をなしている。発光器1は、発光面が導光体3の下面と接する状態で、導光体3の下方に配されている。このような発光器1及び導光体3は、縦長の直方体箱状をなすケーシング4に収納されている。また、ケーシング4の一側面には、導光体3の側面と略同寸の四角形状の光透過窓41が設けられており、導光体3は、その一側面(以下、放光面という)が前記光透過窓41を臨むように配置してある。
【0109】
ケーシング4と略同寸のケーシング5が、ケーシング4の光透過窓41に対向するように、ケーシング4から適宜距離離隔した位置に配置されている。ケーシング5の内部は、複数の仕切り板53,53,…によって縦方向に仕切られることによって、複数の収納室54,54,…が構成されている。各収納室54,54,…には、受光器2,2,…が夫々配置されており、ケーシング5のケーシング4に対向する側面には、複数の丸穴の光透過窓51,51,…が設けられていて、各受光器2,2,…の受光面が前記光透過窓51,51,…を介して、導光体3を臨むようになしてある。
【0110】
また、ケーシング5の内部の下端部には、MPU、ROM、及びRAM等が内蔵された制御部52が配されている。制御部52には受光器2,2,…から夫々延設されたケーブル(図示せず)が接続されており、制御部52は、このケーブルを通じて、受光器2,2,…から出力された電気信号を入力することができる。
【0111】
なお、本実施の形態3においては、収納室54,54,…をケーシング5内に縦方向に一列に並べて設け、夫々の収納室54,54,…の中に受光器2,2,…を配置する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば収納室54,54,…を設けず、縦長の角箱状のケーシング5内に受光器2,2,…を縦方向に並べて配置する構成としてもよく、またケーシング5内に収納室54,54,…を縦方向に2列に並べて設け、夫々の収納室54,54,…の中に受光器2,2,…を配置する構成としてもよい。
【0112】
透明のガラス等の無機材料又はアクリル若しくはポリカーボネート等の有機材料からなる導光体3は、放光面と反対側の側面に、所定の傾斜角度を有し、端面に平行であるV溝からなる反射部3aが、長手方向にに複数、連続させて設けてある。
【0113】
この導光体3においては、発光器1に接する下面(端面)から導入した光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、放光面から出射される。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光面からこの放光面に対し略垂直に出射する角度にしてある。導光体3から出射された光は、受光器2,2,…にて受光される。
【0114】
本実施の形態3に係る光センサのその他の構成は、実施の形態1に係る光センサの構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0115】
この実施の形態3の光センサにおいては、一の発光器1から発せられた光を受光器2,2,…が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0116】
また、発光器1の発光面と導光体3の端面(下面)とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体3が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0117】
なお、導光体3は、発光器1から受光する側と反対側の端面及び側面を、白テープ等で覆い、放光面からのみ光を出射させるようにしてもよい。
また、本実施の形態3においては、反射部3aを導光体3の端面に平行なV溝から構成し、導光体3の長手方向に複数、連続させて設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、反射部3aの形状はU溝等の他の形状でもよい。そして、各反射部3aを所定間隔を隔てて設けることにしてもよく、各反射部3aを端面に対して所定角度傾けた方向に設けることにしてもよい。
発光器1から導光体3の端面に入射させる光の角度、反射部3aの傾斜角度、各反射部3aの間隔及び各反射部3aの導光体3の端面に対する角度等を変更することにより、発光器1、受光器2,2,…、及び導光体3の位置関係に対応させて、導光体3の放光面から出射する光の角度を任意に変更させることができる。
【0118】
また、本実施の形態3においては、各反射部3aを、導光体3の一側面の対向辺間を結ぶように設けたV溝とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記対向辺間にこれより短い複数のV溝を所定間隔毎に直線状に並べるように設ける構成としてもよい。
【0119】
また、反射部3aの表面に、例えば白色のシートを貼着して、この部分から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよいし、反射部3aの表面に、例えばアルミニウム合金を蒸着し、反射部3aの反射率を更に向上させるように構成してもよい。
【0120】
また、本実施の形態3においては、相隣する反射部3aの間で距離を隔てず、反射部3aを連続して設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、相隣する反射部3aの間隔を狭くして、前記端面から離れるほど反射部3aの数を増加させるようにしてもよい。このようにすることにより、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、導光体3の内部を通過する光量が少なくなるので、前記導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0121】
また、導光体3の入射側の端面に対向する端面に、例えば白テープを貼着して、前記端面で受けた光を導光体の内側へ反射するようにし、導光体3の中間部では、相隣する反射部3aの間隔を狭くし、導光体3の両端部では、相隣する反射部3aの間隔を広くしてもよい。このようにすることにより、通過する光量が多い導光体3の両端部では、反射部3aの数が少なくなり、通過する光量が少ない導光体3の中間部では、反射部3aの数が多くなるので、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0122】
図18は、他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と反対側の側面には、複数の四角錐状の突出部からなる反射部3aが設けてある。この導光体3においては、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0123】
また図19は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と反対側の側面には、複数の円錐状の穴からなる反射部3aが設けられてある。この導光体3においても、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0124】
図20は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と反対側の側面には、複数の帯状の反射部3aが設けられている。該反射部3aは、例えば白色の光拡散剤を前記側面に印刷するか、又は白色の光拡散シートを前記側面に貼着することによって構成される。また、この導光体3にあっては、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすべく、入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの幅を太くなしてあるとともに、相隣する反射部3aの間隔を狭くしてあるが、例えば反射部3aが導光体3の放光面と反対側の側面全体を覆うようにしてもよい。
【0125】
図21は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の内部には、導光体3の材料とは異なる屈折率を有する透光性材料からなる粒子3bが散在せしめられており、導光体3の放光面と反対側の側面に、例えば白色の反射剤を塗布するか、又は白色の反射シートを貼着して構成される反射部3cが形成されている。
【0126】
実施の形態4.
図22は、本発明の実施の形態4に係る光センサに使用する導光体を示す斜視図である。導光体3は、三角形断面を有する棒状をなしており、縦長に配置されている。導光体3の2つの側面には、導光体3の長手方向に対して垂直な方向へ長いV溝状の反射部3aが、導光体3の長手方向へ複数設けられている。導光体3の下面は、導光体3の下方に配された発光器1の発光面と対向せしめられている。また導光体3の前記2つの側面と別の側面は放光面であり、該放光面は受光器2,2,…の受光面と対向せしめられている。本実施の形態4に係る光センサのその他の構成は、実施の形態3に係る光センサの構成と同様であるので、同符号を付し、説明を省略する。
【0127】
この導光体3においては、発光器1の発光面に対向する下面(端面)から導入した光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、放光面から出射される。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光面からこの放光面に対し略垂直に出射する角度にしてある。
【0128】
この実施の形態4の光センサにおいては、一の発光器1から発せられた光を受光器2,2,…が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0129】
また、発光器1の発光面と導光体3の端面(下面)とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体3が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0130】
なお、導光体3は、発光器1から受光する側と反対側の端面を、白テープ等で覆い、放光面からのみ光を出射させるようにしてもよい。
また、本実施の形態4においては、反射部3aを導光体3の端面に平行なV溝から構成し、導光体3の長手方向に複数、連続させて設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、反射部3aの形状はU溝等の他の形状でもよい。そして、各反射部3aを所定間隔を隔てて設けることにしてもよく、各反射部3aを端面に対して所定角度傾けた方向に設けることにしてもよい。
発光器1から導光体3の端面に入射させる光の角度、反射部3aの傾斜角度、各反射部3aの間隔及び各反射部3aの導光体3の端面に対する角度等を変更することにより、発光器1、受光器2,2,…、及び導光体3の位置関係に対応させて、導光体3の放光面から出射する光の角度を任意に変更させることができる。
【0131】
また、本実施の形態4においては、各反射部3aを、導光体3の一側面の対向辺間を結ぶように設けたV溝とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記対向辺間にこれより短い複数のV溝を所定間隔毎に直線状に並べるように設ける構成としてもよい。
【0132】
また、反射部3aの表面に、例えば白色のシートを貼着して、この部分から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよいし、反射部3aの表面に、例えばアルミニウム合金を蒸着し、反射部3aの反射率を更に向上させるように構成してもよい。
【0133】
また、本実施の形態4においては、相隣する反射部3aの間で距離を隔てず、反射部3aを連続して設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、相隣する反射部3aの間隔を狭くして、前記端面から離れるほど反射部3aの数を増加させるようにしてもよい。このようにすることにより、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、導光体3の内部を通過する光量が少なくなるので、前記導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0134】
また、導光体3の入射側の端面に対向する端面に、例えば白テープを貼着して、前記端面で受けた光を導光体の内側へ反射するようにし、導光体3の中間部では、相隣する反射部3aの間隔を狭くし、導光体3の両端部では、相隣する反射部3aの間隔を広くしてもよい。このようにすることにより、通過する光量が多い導光体3の両端部では、反射部3aの数が少なくなり、通過する光量が少ない導光体3の中間部では、反射部3aの数が多くなるので、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0135】
図23は、他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と別の2側面には、複数の四角錐状の突出部からなる反射部3aが設けてある。この導光体3においては、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0136】
また図24は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と別の2側面には、夫々複数の円錐状の穴からなる反射部3aが設けられてある。この導光体3においても、例えば入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの数を増加させることにより、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0137】
図25は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の放光面と別の2側面には、夫々複数の帯状の反射部3aが設けられている。該反射部3aは、例えば白色の光拡散剤を前記外側面に印刷するか、又は白色の光拡散シートを前記外側面に貼着することによって構成される。また、この導光体3にあっては、導光体3の放光面全体に亘って、出射する光の量を略均一にすべく、入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aの幅を太くなしてあるとともに、相隣する反射部3aの間隔を狭くしてあるが、例えば反射部3aが導光体3の放光面と別の2側面全体を覆うようにしてもよい。
【0138】
図26は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3の内部には、導光体3の材料とは異なる屈折率を有する透光性材料からなる粒子3bが散在せしめられており、導光体3の放光面と別の2側面に、例えば白色の反射剤を塗布するか、又は白色の反射シートを貼着して構成される反射部3cが形成されている。
【0139】
なお、実施の形態3,4においては、導光体3の形状が四角形断面及び三角形断面を有する棒状をなす場合について述べたが、これに限定されるものではなく、導光体を六角形断面を有する棒状とし、導光体の3側面(放光面)が受光器2,2,…と対向するように導光体を配し、導光体の放光面と別の3側面に反射部を設けるように構成する等、導光体を他の多角形断面を有する棒状としてもよいことはいうまでもない。
【0140】
実施の形態5.
図27は、本発明の実施の形態5に係る光センサに使用する導光体を示す斜視図である。導光体3は、丸棒状をなしており、縦長に配置されている。導光体3の一側部には、導光体3の長手方向に対して垂直な方向へ長いV溝状の反射部3aが、導光体3の長手方向へ複数設けられている。導光体3の下面は、導光体3の下方に配された発光器1の発光面と対向せしめられている。また導光体3の前記一側部に対向する側部は放光部であり、該放光部は受光器2,2,…の受光面と対向せしめられている。本実施の形態5に係る光センサのその他の構成は、実施の形態3に係る光センサの構成と同様であるので、同符号を付し、説明を省略する。
【0141】
この導光体3においては、発光器1の発光面に対向する下面(端面)から導入した光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、放光部から出射される。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光部から受光器2,2,…へ向けて略平行に出射する角度にしてある。
【0142】
この実施の形態5の光センサにおいては、一の発光器1から発せられた光を受光器2,2,…が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0143】
また、発光器1の発光面と導光体3の端面(下面)とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体3が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0144】
なお、導光体3は、発光器1から受光する側と反対側の端面を、白テープ等で覆い、放光部からのみ光を出射させるようにしてもよい。
また、本実施の形態5においては、反射部3aを導光体3の端面に平行なV溝から構成し、導光体3の長手方向に複数、連続させて設けた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、反射部3aの形状はU溝等の他の形状でもよい。そして、各反射部3aを所定間隔を隔てて設けることにしてもよく、各反射部3aを端面に対して所定角度傾けた方向に設けることにしてもよい。
発光器1から導光体3の端面に入射させる光の角度、反射部3aの傾斜角度、各反射部3aの間隔及び各反射部3aの導光体3の端面に対する角度等を変更することにより、発光器1、受光器2,2,…、及び導光体3の位置関係に対応させて、導光体3の放光部から出射する光の角度を任意に変更させることができる。
【0145】
また、本実施の形態5においては、各反射部3aを、各々一本の長いV溝とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、反射部3a夫々を、複数の短いV溝を一本に連ねて並べたものとしてもよい。
【0146】
また、反射部3aの表面に、例えば白色のシートを貼着して、この部分から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよいし、反射部3aの表面に、例えばアルミニウム合金を蒸着し、反射部3aの反射率を更に向上させるように構成してもよい。
【0147】
また、放光部のみを残して導光体3の外周に、例えば白色のテープを貼着して、外周から外部への光の漏れを防ぐように構成してもよい。
【0148】
また、本実施の形態5においては、相隣する反射部3aの間で距離を隔てず、反射部3aを連続して設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、相隣する反射部3aの間隔を狭くして、前記端面から離れるほど反射部3aの数を増加させるようにしてもよい。このようにすることにより、導光体3の入射側の端面から離れるにしたがって、導光体3の内部を通過する光量が少なくなるので、前記導光体3の放光部全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0149】
また、導光体3の入射側の端面に対向する端面に、例えば白テープを貼着して、前記端面で受けた光を導光体の内側へ反射するようにし、導光体3の中間部では、相隣する反射部3aの間隔を狭くし、導光体3の両端部では、相隣する反射部3aの間隔を広くしてもよい。このようにすることにより、通過する光量が多い導光体3の両端部では、反射部3aの数が少なくなり、通過する光量が少ない導光体3の中間部では、反射部3aの数が多くなるので、導光体3の放光部全体に亘って、出射する光の量を略均一にすることができる。
【0150】
図28は、他の導光体の構成を示す断面図である。
この導光体3は、丸棒状の透光性材料からなる第1透光性部材3dの外側を、第1透光性部材3dとは異なる屈折率を有する透光性材料からなる筒状の第2透光性部材3eで覆って構成されており、導光体3の一側部の第1透光性部材3dと第2透光性部材3eとの間に、横断面視が略D字状をなす白色の合成樹脂からなる反射部3aが設けられている。
【0151】
この導光体3内に導入された光は、第1透光性部材3dと第2透光性部材3eとの境界部に当たった場合、反対側へ全反射され、反射部3aに当たった場合、散乱されて反射され、導光体3aの前記反射部3aを臨む側部(放光部)から出射される。
【0152】
また、この導光体3の反射部3aは、横断面視が円弧状をなすものとすることもできる。
【0153】
図29は、更に他の導光体を示す斜視図である。
この導光体3は、丸棒状をなす透光性材料からなり、一側部に、複数の四角状の反射部3aが設けられている。該反射部3aは、例えば白色の光拡散剤を前記側部に塗布するか、又は白色の光拡散シートを前記側部に貼着することによって構成される。また、この導光体3にあっては、導光体3の放光部全体に亘って、出射する光の量を略均一にすべく、入射側の端面から離れるにしたがって、反射部3aを大きくなしてあるとともに、相隣する反射部3aの間隔を狭くしてあるが、例えば反射部3aが導光体3の前記側部を覆うようにしてもよい。
【0154】
実施の形態6.
図30は、本発明の実施の形態6に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。四角断面を有する棒状の導光体3が、横長に、下面が水平面に対して所定角度傾斜するように配されており、該導光体3の一端面と、発光器1の発光面とが対向するように、発光器1が配されている。また、導光体3の横には、複数の受光器2,2,…が導光体3と平行となるように、一列に並べて配されている。受光器2,2,…は、夫々の受光面を下方へ向けて、しかも前記受光面を水平よりもやや導光体3側へ傾斜させて、配置されている。
【0155】
また、受光器2,2,…の近傍には、MPU、ROM、及びRAM等が内蔵された制御部52が配されている。制御部52には受光器2,2,…から夫々延設されたケーブルが接続されており、制御部52は、このケーブルを通じて、受光器2,2,…から出力された電気信号を入力することができる。
【0156】
受光器2,2,…は、受光量に応じた出力電圧(電気信号)を発生する。即ち、受光器2の受光量が0の場合には、出力電圧が0であり、受光器2の受光量が増加するにしたがって、受光器2の出力電圧が増加するような出力特性を有している。
【0157】
制御部52は、予め設定された閾値をROM又はRAMに記憶しており、また制御部52のROMには、プログラムが記憶されている。このプログラムをMPUが実行することにより、受光器2,2,…夫々の出力電圧が、前記閾値より大きいか否かをMPUが判定するようになっており、一又は複数の受光器2の出力電圧が夫々前記閾値より大きい場合には、この受光器2の下方に光を反射する物体(反射物)があるとみなし、一又は複数の受光器2の出力電圧が、前記閾値以下である場合には、この受光器2の下方に反射物がないとみなすようになっている。そして、制御部52からは、このような判定に応じた電気信号が、例えば搬送車を制御するための外部の装置(図示せず)へ出力される。
【0158】
透明のガラス等の無機材料又はアクリル若しくはポリカーボネート等の有機材料からなる導光体3は、上面に、所定の傾斜角度を有し、端面に平行であるV溝からなる反射部3aが、端面と直交する方向に複数、連続させて設けてある。
【0159】
このような光センサは、例えば工場又は倉庫等で物品を搬送する搬送車(図示せず)に取り付けて使用される。この場合、工場又は倉庫の床面に、前記搬送車の搬送路に沿って、例えば白色の反射テープが貼着される。但し、工場又は倉庫の床面の色は白色とは異なるものとする。
【0160】
図31は、本発明の実施の形態6の光センサの動作を説明する模式図である。光センサは、床面から所定距離隔てるように搬送車に取り付けられる。発光器1から発せられた光は、導光体3の端面から導光体3の内部に導入され、この光が反射部3aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、下面(放光面)から出射する。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光面からこの放光面に対し略垂直に出射する角度にしてある。
【0161】
このように導光体3から出射された光は、床面へ照射される。床面へ照射された光の内、反射テープが貼り付けられた部分へ照射された光の多くは、この反射テープによって鏡面反射され、反射テープに対向する一又は複数の受光器2によって受光される。一方、床面の反射テープが貼り付けられていない部分へ照射された光の多くは、床面にて乱反射されるため、床面の反射テープが貼り付けられていない部分に対向する受光器2は殆ど受光しない。
【0162】
なお、本実施の形態6においては、溝状の反射部3aを有し、四角断面を有する棒状の導光体3を用いる構成について述べたが、これに限定されるものではなく、図2〜6、図8、図10、図12〜15、及び図18〜29に示した導光体3を用いる構成であってもよいことはいうまでもない。
【0163】
実施の形態7.
図32は、本発明の実施の形態7に係る光センサの構成を示す斜視図であり、図33は、本発明の実施の形態7に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
図32に示すように、直方体箱状をなすケーシング4内に、発光器1が、ケーシング4の一側面の中央部に設けられた四角形状の光透過窓41に発光面を対向させるように配置されている。
【0164】
また、前記ケーシング4よりも大きい直方体箱状のケーシング5が、ケーシング4の光透過窓41に対向するように、ケーシング4から適宜距離離隔した位置に配置されている。ケーシング5の前記光透過窓41に対向する面には、光透過窓41よりも大きい四角形状の光透過窓51が設けられている。
【0165】
ケーシング5の内部には、前記光透過窓51に一平面(以下、受光面という)が臨むように導光体3が配されている。該導光体3の平面は、前記光透過窓51と略同寸とされている。したがって、発光器1の発光面と、導光体3の受光面とが、光透過窓41,51を介して対向した状態とされている。また、導光体3の横には、導光体3の端面とその受光面とが対向するように受光器2が配されている。
【0166】
またケーシング5の内部には、MPU、ROM、及びRAM等が内蔵された制御部52が配されている。制御部52には受光器2から延設されたケーブル(図示せず)が接続されており、制御部52は、このケーブルを通じて、受光器2から出力された電気信号を入力することができる。
【0167】
受光器2は、受光量に応じた出力電圧(電気信号)を発生する。即ち、受光器2の受光量が0の場合には、出力電圧が0であり、受光器2の受光量が増加するにしたがって、受光器2の出力電圧が増加するような出力特性を有している。
【0168】
制御部52は、予め設定された閾値をROM又はRAMに記憶しており、また制御部52のROMには、プログラムが記憶されている。このプログラムをMPUが実行することにより、受光器2の出力電圧が、前記閾値より大きいか否かをMPUが判定するようになっており、受光器2の出力電圧が前記閾値より大きい場合には、発光器1と導光体3との間の空間(検出範囲)内に物体が侵入していないとみなし、受光器2の出力電圧が前記閾値以下である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなすようになっている。そして、制御部52からは、このような判定に応じた電気信号が、例えばロボット等を制御するための外部の装置(図示せず)へ出力される。
【0169】
なお、本実施の形態7においては、予め閾値を設定しておき、受光器2の出力電圧と前記閾値とを比較して、検出範囲への物体の侵入を検出する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記閾値とは別の閾値をROM又はRAMに記憶しておき、受光器2の出力電圧の微分値をMPUによって演算し、この微分値と前記閾値とを比較し、前記微分値が前記閾値より小さいときは、検出範囲内に物体が侵入していないとみなし、前記微分値が前記閾値以上である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなす構成としてもよい。
【0170】
本実施の形態7に係る導光体3の構成は、実施の形態1に係る導光体3の放光面を受光面とした場合の構成と同様であるので、同符号を付し、その説明を省略する。
【0171】
図33に示すように、発光器1の発光面からは、発光器1から離れるにしたがって広がるように光が発せられ、この光の殆どが導光体3の受光面から導光体3の内部に導入される。この光が、導光体3の反射部3aを含む各部で反射され、受光器2側の端面から出射される。反射部3aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、前記端面からこの端面に対し略垂直に出射する角度にしてある。導光体3から出射された光は、受光器2にて受光される。
【0172】
この実施の形態7の光センサにおいては、一の受光器2が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0173】
また、受光器2の受光面と導光体3の端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体3が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0174】
なお、本実施の形態7においては、溝状の反射部3aを有する板状の導光体3を用いる構成について述べたが、これに限定されるものではなく、図3〜6、図8、図10、及び図12〜15に示した導光体3を、放光面を受光面とし、一端面を受光器2に対向させて用いる構成としてもよいことはいうまでもない。
【0175】
実施の形態8.
図34は、本発明の実施の形態8に係る光センサの構成を示す斜視図であり、図35は、本発明の実施の形態8に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
図において、6は角板状の第1導光体であり、7は角板状の第2導光体である。図34に示すように、ケーシング4は直方体形状をなす箱であり、一側面に第1導光体6の平面と略同寸の四角形状の光透過窓41が設けられている。ケーシング4の内部には、第1導光体6が前記光透過窓41に一平面(放光面)を対向させた状態で配置してあり、発光器1が、発光器1の発光面と第1導光体6の一端面とを対向させた状態で配置してある。
【0176】
また、受光器2及び第2導光体7が、ケーシング4と略同一形状のケーシング5の内部に配置されている。ケーシング5にも、前記光透過窓41と略同寸の光透過窓51が、一側面に設けられており、ケーシング5は、光透過窓51が設けられた側面を、ケーシング4の光透過窓41が設けられた側面と対向する状態で、ケーシング4から適宜距離離隔した位置に配置されている。第2導光体7は、前記光透過窓51に一平面(受光面)を対向させた状態で配置してあり、受光器2は、受光器2の受光面と第2導光体7の一端面とを対向させた状態で配置してある。
【0177】
またケーシング5の内部には、MPU、ROM、及びRAM等が内蔵された制御部52が配されている。制御部52には受光器2から延設されたケーブル(図示せず)が接続されており、制御部52は、このケーブルを通じて、受光器2から出力された電気信号を入力することができる。
【0178】
受光器2は、受光量に応じた出力電圧(電気信号)を発生する。即ち、受光器2の受光量が0の場合には、出力電圧が0であり、受光器2の受光量が増加するにしたがって、受光器2の出力電圧が増加するような出力特性を有している。
【0179】
制御部52は、予め設定された閾値をROM又はRAMに記憶しており、また制御部52のROMには、プログラムが記憶されている。このプログラムをMPUが実行することにより、受光器2の出力電圧が、前記閾値より大きいか否かをMPUが判定するようになっており、受光器2の出力電圧が前記閾値より大きい場合には、発光器1と導光体3との間の空間(検出範囲)内に物体が侵入していないとみなし、受光器2の出力電圧が前記閾値以下である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなすようになっている。そして、制御部52からは、このような判定に応じた電気信号が、例えばロボット等を制御するための外部の装置(図示せず)へ出力される。
【0180】
なお、本実施の形態8においては、予め閾値を設定しておき、受光器2の出力電圧と前記閾値とを比較して、検出範囲への物体の侵入を検出する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記閾値とは別の閾値をROM又はRAMに記憶しておき、受光器2の出力電圧の微分値をMPUによって演算し、この微分値と前記閾値とを比較し、前記微分値が前記閾値より小さいときは、検出範囲内に物体が侵入していないとみなし、前記微分値が前記閾値以上である場合には、検出範囲内に物体が侵入したとみなす構成としてもよい。
【0181】
本実施の形態8に係る第1導光体6の構成は、実施の形態1に係る導光体3の構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0182】
また、本実施の形態8に係る第2導光体7の構成は、実施の形態1に係る導光体3の放光面を受光面とした場合の構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0183】
図35に示すように、発光器1から発せられた光は、第1導光体6の端面から第1導光体6の内部に導入され、この光が第1導光体6の反射部6aを含む各部で反射され、光束が発散した状態で、第1導光体6の放光面から出射される。反射部6aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、放光面からこの放光面に対し略垂直に出射する角度にしてある。
【0184】
第1導光体6から出射された光の多くは、第2導光体7の受光面から第2導光体7の内部に導入され、この光が、第2導光体7の反射部7aを含む各部で反射され、第2導光体7の受光器2を臨む端面から出射される。反射部7aの斜面の傾斜角度は、この斜面において反射した光が、前記端面からこの端面に対し略垂直に出射する角度にしてある。第2導光体7から出射された光は、受光器2にて受光される。
【0185】
この実施の形態8の光センサにおいては、一の発光器1から発せられた光を、一の受光器2が受光できる範囲が広くなり、光センサの物体の侵入を検出する検出範囲を広くすることができる。
【0186】
また、発光器1の発光面と第1導光体6の端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させ、受光器2の受光面と第2導光体7の端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体6及び第2導光体7が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0187】
なお、本実施の形態8においては、溝状の反射部6aを有する板状の第1導光体6を用いる構成について述べたが、これに限定されるものではなく、図3〜6、図8、図10、図12〜15、及び図17〜30に示した導光体3を、第1導光体6として用いる構成としてもよいことはいうまでもない。
【0188】
また、本実施の形態8においては、溝状の反射部7aを有する板状の第2導光体7を用いる構成について述べたが、これに限定されるものではなく、図3〜6、図8、図10、図12〜15、及び図17〜30に示した導光体3を、放光面(放光部)を受光面(受光部)とし、一端面を受光器2に対向させて、第2導光体7として用いる構成としてもよいことはいうまでもない。
【0189】
また、上記実施の形態1乃至8において、導光体3及び第1導光体6の放光面(放光部)に、例えば住友スリーエム株式会社からビキュイティなる商品名にて販売されている輝度上昇フィルムを貼着してもよい。このようにすることによって、放光面(放光部)から、略平行に出射する光の量を更に増加することができる。
【0190】
【発明の効果】
以上、詳述したように、第1発明の光センサによる場合は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する導光体を設けてあり、前記受光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向して配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成してあるので、導光体の放光する部分に対向させるように受光器を配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0191】
また発光器から発せられた光を導光体によって放光させるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に放出して前記発光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0192】
第2発明の光センサによる場合は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、光を放出する導光体を設けてあり、該導光体から放出され、反射物によって反射される光を受光器にて受光すべく構成してあるので、導光体を介さずに反射物へ光を照射する場合に比して、光を照射する範囲を広げることができ、このため反射物によって反射された光を受光するように受光器を配置し易く、容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0193】
また発光器から発せられた光を導光体によって放光させるので、一の発光器から発せられた光が反射物を照射する範囲を広げることができ、これにより発光器の設置台数を削減することができる。
【0194】
第3発明の光センサによる場合は、導光体を板状にし、一平面に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0195】
第4発明の光センサによる場合は、導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0196】
第5発明の光センサによる場合は、導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0197】
第6発明の光センサによる場合は、反射部を溝状としてあるので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、導光体から光を略平行に出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、導光体から光を略一様に出射することができる。
【0198】
第7発明の光センサによる場合は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する導光体を設けてあり、前記発光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成してあるので、導光体の光を導入する部分に対向させるように発光器を配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0199】
また一又は複数の発光器から広範囲に発せられた光を導光体の内部に導入し、これを反射部によって反射させて、一の受光器へ向けて放出するので、該受光器による検出範囲を広げることができ、これにより受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0200】
第8発明の光センサによる場合は、導光体を板状にし、一平面に反射部を設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成してあるので、発光器から広範囲に発せられた光を導光体内に導入し、この光を受光器へ出射することができ、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0201】
第9発明の光センサによる場合は、反射部を溝状としてあるので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、導光体に導入した光の多くを受光器へ向けて出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、導光体から光を略一様に出射することができる。
【0202】
第10発明の光センサによる場合は、発光器から発せられた光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、光を放出する第1導光体と、該第1導光体から放出された光を導入し、導入した光を反射部により反射させ、受光器へ向けて光を放出する第2導光体とを設けてあり、前記第1導光体と前記第2導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべく構成してあるので、第1導光体の放光する部分と第2導光体の光を導入する部分とを対向させるように配置するだけで容易に光軸合わせを行うことができ、経時的に発光器又は受光器の配置位置がずれた場合であっても光軸ずれが発生し難く、また設置の手間を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0203】
また発光器から発せられた光を第1導光体内に導入し、この光を第1導光体から放光させるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に放出して前記発光器による検出範囲を広げることができ、このようにして放出された光を第2導光体の内部に導入し、これを第2導光体の反射部によって反射させて、一の受光器へ向けて放出することにより、前記発光器及び前記受光器による検出範囲を広げることができ、これにより発光器及び受光器の設置台数を削減することができるとともに、凸レンズを必要とせず、従来に比してコストを低減することが可能となる。
【0204】
第11発明の光センサによる場合は、第1導光体を板状にし、一平面に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0205】
第12発明の光センサによる場合は、第1導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0206】
第13発明の光センサによる場合は、第1導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべく構成してあるので、一の発光器から発せられた光を広範囲に出射することができ、一の発光器による検出範囲を広げることができる。
また、発光器と第1導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第1導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0207】
第14発明の光センサによる場合は、第1導光体の反射部を溝状としてあるので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、第1導光体から光を略平行に出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、第1導光体から光を略一様に出射することができる。
【0208】
第15発明の光センサによる場合は、第2導光体を板状にし、一平面に反射部を設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成してあるので、第1導光体から広範囲に放出された光を導光体内に導入し、この光を受光器へ出射することができ、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が平板状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0209】
第16発明の光センサによる場合は、第2導光体を多角形断面を有する棒状にし、一又は複数の側面に反射部を設けてあり、該側面を臨む側面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成してあるので、第1導光体から広範囲に放出された光を導光体内に導入し、この光を受光器へ出射することができ、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0210】
第17発明の光センサによる場合は、第2導光体を丸棒状にし、側部に反射部を設けてあり、該反射部を臨む側部から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべく構成してあるので、第1導光体から広範囲に放出された光を導光体内に導入し、この光を受光器へ出射することができ、一の受光器による検出範囲を広げることができる。
また、受光器と第2導光体の前記一端面とを対向させて配置するか、又は両者を接合させることにより光軸合わせが容易になり、光軸調整の保守管理コストを削減することができる。
そして、第2導光体が棒状であるので、設置スペースが小さくて済む。
【0211】
第18発明の光センサによる場合は、第2導光体の反射部を溝状としてあるので、溝の側面を適宜の角度で傾斜させることによって、第2導光体に導入した光の多くを受光器へ向けて出射させることができ、また端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてあることによって、導光体から光を略一様に出射することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光センサの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図3】他の導光体を示す斜視図である。
【図4】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図5】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図6】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図7】導光体内の光の経路を模式的に示す断面図である。
【図8】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図9】導光体内の光の経路を模式的に示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る光センサの構成の概略を模式的に示す断面図である。
【図12】他の導光体を示す斜視図である。
【図13】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図14】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図15】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係る光センサの構成を示す斜視図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図18】他の導光体を示す斜視図である。
【図19】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図20】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図21】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図22】本発明の実施の形態4に係る光センサに使用する導光体を示す斜視図である。
【図23】他の導光体を示す斜視図である。
【図24】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図25】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図26】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図27】本発明の実施の形態5に係る光センサに使用する導光体を示す斜視図である。
【図28】他の導光体の構成を示す断面図である。
【図29】更に他の導光体を示す斜視図である。
【図30】本発明の実施の形態6に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図31】本発明の実施の形態6の光センサの動作を説明する模式図である。
【図32】本発明の実施の形態7に係る光センサの構成を示す斜視図である。
【図33】本発明の実施の形態7に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図34】本発明の実施の形態8に係る光センサの構成を示す斜視図である。
【図35】本発明の実施の形態8に係る光センサの構成の概略を模式的に示す斜視図である。
【図36】従来の光センサを示す斜視図である。
【図37】従来の他の光センサを示す斜視図である。
【図38】従来の更に他の光センサを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 発光器
2 受光器
3 導光体
3a 反射部
4,5 ケーシング
41,51 光透過窓
52 制御部
6 第1導光体
7 第2導光体
Claims (18)
- 発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記受光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする光センサ。
- 発光器と、該発光器から発せられ、反射物によって反射される光を受光する受光器とを備え、該受光器の受光に基づいて、前記反射物の位置を検出する光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記受光器は、前記導光体から放出され、反射物によって反射される光を受光すべくなしてあることを特徴とする光センサ。
- 前記導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべくなしてある請求項1又は2に記載の光センサ。
- 前記導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべくなしてある請求項1又は2に記載の光センサ。
- 前記導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべくなしてある請求項1又は2に記載の光センサ。
- 前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてある請求項3乃至5の何れかに記載の光センサ。
- 発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する導光体を備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記発光器と前記導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする光センサ。
- 前記導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてある請求項7に記載の光センサ。
- 前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてある請求項7又は8に記載の光センサ。
- 発光器と、該発光器から発せられた光を受光する受光器とを備える光センサにおいて、前記発光器から発せられた光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、光を放出する第1導光体と、該第1導光体から放出された光を導入し、導入した光を一部に設けた反射部により反射させ、前記受光器へ向けて光を放出する第2導光体とを備え、前記反射部は、端面から離れるに従い間隔を狭くなしてある溝部であり、前記第1導光体と前記第2導光体とを適宜の空間を隔てて対向させて配置してあり、前記受光器の受光に基づいて、前記空間への物体の侵入を検出すべくなしてあることを特徴とする光センサ。
- 前記第1導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を他平面から出射すべくなしてある請求項10に記載の光センサ。
- 前記第1導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記側面を臨む側面から出射すべくなしてある請求項10に記載の光センサ。
- 前記第1導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、一端面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を前記反射部を臨む側部から出射すべくなしてある請求項10に記載の光センサ。
- 前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてある請求項11乃至13の何れかに記載の光センサ。
- 前記第2導光体は、板状をなし、一平面に前記反射部が設けてあり、他平面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてある請求項10乃至14の何れかに記載の光センサ。
- 前記第2導光体は、多角形断面を有する棒状をなし、一又は複数の側面に前記反射部が設けてあり、該側面を臨む側面から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてある請求項10乃至14の何れかに記載の光センサ。
- 前記第2導光体は、丸棒状をなし、側部に前記反射部が設けてあり、該反射部を臨む側部から光を導入し、導入した光を前記反射部により反射させ、反射させた光を一端面から出射すべくなしてある請求項10乃至14の何れかに記載の光センサ。
- 前記反射部は、端面と略直交する方向から所定の角度傾けた溝部と、該溝部と反対側へ所定の角度傾けた溝部とを交互に設けてある請求項15乃至17の何れかに記載の光センサ。
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