JP7070221B2 - 多光軸光電センサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、投光素子および受光素子を備える投受光ユニットと、上記投光素子からの光を上記受光素子に向けて反射させるミラーユニットとを備える多光軸光電センサユニットに関する。
多光軸光電センサの一種として、複数の投光素子および複数の受光素子が配置された投受光ユニットと、複数の上記投光素子からの光を上記受光素子に向けて反射させるミラーユニットとを備えるものが知られている。
例えば、特許文献1には、2つの反射構造を備えるミラーユニットを有する多光軸光電センサが開示されている。特許文献1の技術では、上記2つの反射構造のうち投光素子からの光が照射される反射構造を、V字形状ミラー構造にしている。
欧州特許出願公開第0967583号明細書
しかしながら、上述の従来技術の場合、1つのV字形状ミラー構造となっているため投光素子から照射された光の一部を利用することができないため(詳細は後述)、受光素子に到達する光量が低下する。そのため、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離を長くすることができないという問題があった。
本発明の一態様は、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離を長くすることが可能な多光軸光電センサユニットを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットは、投光素子および受光素子を備える投受光ユニットと、前記投光素子からの光を反射させる第1ミラー構造、および、前記第1ミラー構造で反射された光を前記受光素子に向けて反射させる第2ミラー構造を備えるミラーユニットとを備え、前記第1ミラー構造は、第1反射面および該第1反射面に垂直に設けられる第2反射面からなるV字形状ミラー部が複数並列された構造となっている。
上記の構成によれば、複数並列されたV字形状ミラー部からの光が集光されて受光素子に照射されるので、受光素子における受光量を上げることができる。よって、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離を長くすることが可能となる。
また、1つのV字形状ミラー部を用いた構成では、反射光の光束領域の角の部分に影になってしまう領域が生じていたが、V字形状ミラー部を複数並列することによって、影になってしまう領域の割合が低減される。よって、光の利用効率を上げることができるので、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離をさらに長くすることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記第2ミラー構造から出射される光束を発散させる光発散構造を有する構成であることが好ましい。
上記の構成によれば、受光素子における光の照射領域が広がるので、第2ミラー構造の配置方向のずれをある程度許容することが可能となる。よって、ミラーユニットの製造時の組立性が向上するとともに、投受光ユニットおよびミラーユニットの設置および調整を容易にすることができる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向に対して垂直な方向において光束を発散させ、前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向において光束を発散させない構造であることが好ましい。
上記の構成によれば、複数並列されたV字形状ミラー部からの光が集光される方向でのみ光発散構造によって光束が発散されるので、必要以上に光束が発散されることがない。よって、受光素子における光量低下を抑えることができるので、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離を長くすることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記第2ミラー構造は、前記V字形状ミラー部におけるV字の谷による直線が伸びる方向、および前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行であり、かつ、前記V字の谷による直線が伸びる方向に平行な断面において凸形状となっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、第2ミラー構造を上記のような凸形状とするという簡易な構造によって、前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向に対して垂直な方向において光束を発散させる構造を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記第2ミラー構造は、さらに、前記V字形状ミラー部におけるV字の谷による直線に平行な方向を含む断面においても凸形状となっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、V字形状ミラー部におけるV字の谷による直線に垂直および平行な方向において光束を発散させることができる。そのため、受光素子における光の照射領域をさらに広げることができるので、第2ミラー構造の配置方向のずれの許容範囲を大きくすることができる。これにより、ミラーユニットの製造時の組立性をさらに向上させることができるとともに、投受光ユニットおよびミラーユニットの設置および調整をさらに容易にすることができる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記光発散構造は、前記第2ミラー構造により反射された光を発散させるレンズであってもよい。
上記の構成によれば、第2ミラー構造により反射された光をレンズによって発散させることができる。
また、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニットにおいて、前記投光素子、前記第1ミラー構造、前記第2ミラー構造、および前記受光素子からなる投受光セットが複数設けられている構成であってもよい。
上記の構成によれば、投受光ユニットとミラーユニットとの間に4つ以上の光路を設けることができるので、より大きなサイズの検知対象に適用することが可能となる。
本発明の一態様によれば、投受光ユニットとミラーユニットとの間の距離を長くすることが可能となる。
本発明の実施形態1に係る多光軸光電センサユニットの構成を示す概略図である。 上記多光軸光電センサユニットが備えるミラーユニットの側面図である。 上記ミラーユニットの分解斜視図である。 上記多光軸光電センサユニットが備える第1ミラー構造の構成を示すものであり、(a)は、上記第1ミラー構造の斜視図であり、(b)は、上記第1ミラー構造の側面図である。上記多光軸光電センサユニットが備える第1ミラー構造の構成を示す斜視図である。 上記多光軸光電センサユニットが備える第2ミラー構造の構成を示すものであり、(a)は、上記第2ミラー構造の斜視図であり、(b)は、上記第2ミラー構造の側面図である。 上記多光軸光電センサユニットが備える受光素子における光の照射領域を説明するものであり、(a)は、第1ミラー構造が1つのV字形状ミラー部からなっている従来の多光軸センサユニットにおける受光素子での光束領域を示す図であり、(b)は、実施形態1に係る多光軸光電センサユニットにおける受光素子での光束領域を示す図である。 上記第2ミラー構造が備える第3反射面が平面である場合におけるにおける受光素子での光束領域を示す図である。 上記多光軸光電センサユニットの変形例としての多光軸光電センサユニットの構成を示す概略図である。 上記ミラーユニットの変形例としてのミラーユニットの側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
まず、図1、図4および図6を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本実施形態における多光軸光電センサユニット1Aの構成を示す概略図である。図4は、第1ミラー構造21の構成を示すものであり、(a)は、第1ミラー構造21の斜視図であり、(b)は、第1ミラー構造21の側面図である。図6は、本発明の一態様に係る多光軸光電センサユニット1Aが備える受光素子12における光の照射領域を説明するものであり、(a)は、第1ミラー構造が1つのV字形状ミラー部30からなっている従来の多光軸センサユニットにおける受光素子での光束領域を示す図であり、(b)は、多光軸光電センサユニット1Aにおける受光素子での光束領域を示す図である。
多光軸光電センサユニット1Aは、投受光ユニット10と、ミラーユニット20とを備えている。投受光ユニット10は、投光素子11と、受光素子12、第1筐体13とを備えている。ミラーユニット20は、第1ミラー構造21と、第2ミラー構造22と、第2筐体23とを備える。
第1ミラー構造21は、投受光ユニット10の投光素子11から出射され、カバー24を介して第2筐体23に照射された光を反射して後述する第2ミラー構造22へ向けて反射するための部材である第1ミラー構造21は、V字形状ミラー部30が複数並列された構造となっている。また、各V字形状ミラー部30における直線Lが、投光素子11から出射し、第1ミラー構造21において反射され、第2ミラー構造22に至る光路を含む平面に平行となっている。
第2ミラー構造22は、投受光ユニット10の投光素子11から投射され第1ミラー構造21によって反射された光を投受光ユニット10の受光素子12に向けて反射させる部材である。
上記の構成を有することにより、多光軸光電センサユニット1Aでは、複数並列されたV字形状ミラー部30からの光が第1ミラー構造21によって集光されて受光素子12に照射される。その結果、受光素子12における受光量を上げることができる。よって、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離を長くすることが可能となる。
また、多光軸光電センサユニット1Aでは、V字形状ミラー部30を複数並列することによって、図6の(b)に示すように、反射光の光束領域において影になってしまう領域の割合を低減することができる。これにより、光の利用効率を上げることができるので、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離をさらに長くすることが可能となる。
§2 構成例
以下、本発明の多光軸光電センサユニット1Aの構成例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における多光軸光電センサユニット1Aの構成を示す概略図である。図1に示すように、多光軸光電センサユニット1Aは、投受光ユニット10と、ミラーユニット20とを備える。
投受光ユニット10は、投光素子11と、受光素子12、第1筐体13とを備えている。また、投受光ユニット10は、投光素子11および受光素子12への電力の供給、投光素子11および受光素子12の制御、および受光素子12からの信号の取り出しなどを行うためのコネクタ(不図示)を備えている。
投光素子11は、ミラーユニット20へ向けて光を出射する素子である。受光素子12は、投光素子11から投光され、ミラーユニット20によって反射された光を受光する素子である。第1筐体13は、投光素子11および受光素子12を内部に収納する筐体である。第1筐体13は、略直方体形状となっている。
ミラーユニット20は、投受光ユニット10(より詳細には、投光素子11)から照射された光を、投受光ユニット10(より詳細には、受光素子12)へ向けて返すためのユニットである。ミラーユニット20には、ケーブルなどの配線が不要である。そのため、投光素子を有する投光ユニットと、受光素子を有する受光ユニットとが分離している構成の多光軸光電センサユニットと比較して、多光軸光電センサユニット1Aの設置の自由度を向上させることができる。
図2は、ミラーユニット20の側面図である。図3は、ミラーユニット20の分解斜視図である。図1~図3に示すように、ミラーユニット20は、第1ミラー構造21と、第2ミラー構造22と、第2筐体23と、カバー24とを備える。
なお、多光軸光電センサユニット1Aでは、第1筐体13と、第2筐体23とは略同様の大きさとなっており、第1筐体13および第2筐体23は、それぞれの長手方向が平行となるように設置される。投光素子11は、第1筐体13において第2筐体23と対向する対向面に垂直な方向に光を投光する。なお、図示していないが、第1筐体13における上記対向面には透光性を有するカバーが配置されており、投光素子11から投射された光がミラーユニット20へ向けて照射できるようになっている。同様に、第2筐体23における第1筐体13に対向する対向面には透光性を有するカバー24が設置されており、投光素子11から投射された光が第2筐体23の内部に透過できるようになっている。
第1ミラー構造21は、投受光ユニット10の投光素子11から出射され、カバー24を介して第2筐体23に照射された光を反射して後述する第2ミラー構造22へ向けて反射するための部材である。
図4は、第1ミラー構造21の構成を示すものであり、(a)は、第1ミラー構造21の斜視図であり、(b)は、第1ミラー構造21の側面図である。図4の(a)および(b)に示すように、第1ミラー構造21は、複数のV字形状ミラー部30が複数並列された構造となっている。
V字形状ミラー部30は、第1反射面31と第2反射面32とからなる。第1反射面31と第2反射面32とは、互いに垂直となるように(すなわち、挟角が90°のV字形状となるように)形成されている。
第1反射面31と第2反射面32とが接合されることにより形成される直線L(すなわち、上記V字形状におけるV字の谷による直線L)は、投受光ユニット10の投光素子11から出射し、第1ミラー構造21において反射され、後述する第2ミラー構造22に至る光路を含む平面(図1における紙面に平行な平面)に平行となっている。
第1ミラー構造21は、直線Lが、図1における紙面に平行な平面において、投光素子11から出射された光が進む方向に対して45°傾いた方向となるように設置されている。
これにより、投光素子11から出射され第1ミラー構造21によって反射された光は、第2筐体23の長手方向に平行な方向に反射される。
第1ミラー構造21は、第1反射面31と第2反射面32とは、互いに垂直となるように形成されている。よって、回帰反射により、第1ミラー構造21に照射される光の角度が多少ずれても、投光素子11から照射された光の反射方向を一定方向にすることができる。これにより、第2筐体23における第1ミラー構造21に設置誤差の許容範囲を大きくすることができるので、ミラーユニット20の製造時の組立容易性をより向上させることができる。また、投受光ユニット10とミラーユニット20との配置位置誤差にも余裕を持たせることができる。
また、第1ミラー構造21は、V字形状ミラー部30が複数並列された構造となっている。ここで、上記のように、V字形状ミラー部30において回帰反射が行われるため、複数のV字形状ミラー部30で反射された光は、直線Lに垂直な面において一点に集光する方向に進むことになる。よって、投光素子11から照射された光を効率良く利用することができる。
第2ミラー構造22は、投受光ユニット10の投光素子11から投射され第1ミラー構造21によって反射された光を投受光ユニット10の受光素子12に向けて反射させる部材である。
図5は、第2ミラー構造22の構成を示すものであり、(a)は、第2ミラー構造22の斜視図であり、(b)は、第2ミラー構造22の側面図である。図5の(a)および(b)に示すように、第2ミラー構造22は、第1ミラー構造21によって反射された光を反射する第3反射面22Aを備えている。第3反射面22Aは、直線Lが伸びる方向、および第1ミラー構造21および第2ミラー構造22が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行であり、かつ、直線Lが伸びる方向に平行な断面において凸形状となっている。また、第3反射面22Aは、直線Lが伸びる方向、および第1ミラー構造21および第2ミラー構造22が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行であり、かつ、直線Lが伸びる方向に平行な断面の形状が、直線Lに垂直な方向の任意の箇所において同一となっている。
第2ミラー構造22は、第3反射面22Aの長軸方向(図5の(b)における紙面に垂直な方向)が、投受光ユニット10の投光素子11から出射し、第1ミラー構造21において反射され、後述する第2ミラー構造22に至る光路を含む平面(図1における紙面に平行な平面)において、第1ミラー構造21によって反射された光が進む方向に対して45°傾いた方向となるように設置されている。
§3 動作例
多光軸光電センサユニット1Aでは、投受光ユニット10とミラーユニット20との間に、物体(例えば、人)が存在した場合、投受光ユニット10からミラーユニット20へ向かう光、および、ミラーユニット20から投受光ユニット10へ向かう光の少なくとも一方が物体によって遮られる。そのため、受光素子12が光を受光しなくなる。これにより、多光軸光電センサユニット1Aは、投受光ユニット10とミラーユニット20との間に、物体(例えば、人)が存在することを検知する。
ここで、上述したように、多光軸光電センサユニット1Aでは、第1ミラー構造21が、V字形状ミラー部30が複数並列された構造となっている。また、各V字形状ミラー部30における直線Lが、投光素子11から出射し、第1ミラー構造21において反射され、第2ミラー構造22に至る光路を含む平面に平行となっている。
これにより、複数並列されたV字形状ミラー部30からの光が第1ミラー構造21によって集光されて受光素子12に照射される。その結果、受光素子12における受光量を上げることができる。よって、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離を長くすることが可能となる。
図6は、多光軸光電センサユニット1Aに係る受光素子12における光の照射領域を説明するものであり、(a)は、第1ミラー構造が1つのV字形状ミラー部30からなっている従来の多光軸センサユニットにおける受光素子での光束領域を示す図であり、(b)は、多光軸光電センサユニット1Aにおける受光素子での光束領域を示す図である。
図6の(a)に示すように、従来のように第1ミラー構造が1つのV字形状ミラー部30からなる場合には、V字形状ミラー部30が大きくなるため、反射光の光束領域の角の部分に影になってしまう領域が生じてしまう。したがって、受光素子12への光の照射面積が小さくなってしまう。その結果、多光軸光電センサの製造時の組立性が低下し、さらに、投受光ユニットおよびミラーユニットの設置および調整が困難となる。
これに対して、多光軸光電センサユニット1Aでは、V字形状ミラー部30を複数並列することによって、図6の(b)に示すように、反射光の光束領域において影になってしまう領域の割合を低減することができる。これにより、光の利用効率を上げることができるので、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離をさらに長くすることが可能となる。
また、多光軸光電センサユニット1Aでは、上述したように、第2ミラー構造22は、直線Lが伸びる方向、および第1ミラー構造21および第2ミラー構造22が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行であり、かつ、直線Lが伸びる方向に平行な断面において凸形状となっている。これにより、第1ミラー構造21および前記第2ミラー構造22が並ぶ方向に対して垂直な方向において光束を発散させる構造(光発散構造)とすることができる。そのため、受光素子12における光の照射領域を広げることができるので、第2ミラー構造22の配置方向のずれをある程度許容することが可能となる。よって、ミラーユニット20の製造時の組立性が向上するとともに、投受光ユニット10およびミラーユニット20の設置および調整を容易にすることができる。
さらに、第2ミラー構造22は、直線Lが伸びる方向、および第1ミラー構造21および第2ミラー構造22が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行であり、かつ、直線Lが伸びる方向に平行な断面の形状が、直線Lに垂直な方向の任意の箇所において同一となっている。これにより、第1ミラー構造21および前記第2ミラー構造22が並ぶ方向において光束を発散させない構造となっている。そのため、複数並列されたV字形状ミラー部30からの光が集光される方向でのみ第2ミラー構造22によって光束が発散されるので、必要以上に光束が発散されることがない。よって、受光素子12における光量低下を抑えることができるので、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離を長くすることが可能となる。
ここで、第1反射面31および第2反射面32は、樹脂などの基材の表面に金属を蒸着させることにより製造され、これにより、光反射性を付与する。しかしながら、第1ミラー構造21が、V字形状ミラー部30が複数並列された構造となっている。そのため、互いに隣接するV字形状ミラー部30間の距離(換言すれば、互いに隣接する直線L間の距離)が小さすぎると、V字形状においてより奥側(深い側)の領域への蒸着が困難になってしまう。そのため、互いに隣接するV字形状ミラー部30間の距離(換言すれば、互いに隣接する直線L間の距離)を、0.5mm以上とすることが好ましい。
また、V字形状ミラー部30を大きくしすぎると、反射光の光束領域において影になってしまう領域が大きくなってしまうため、互いに隣接するV字形状ミラー部30間の距離を5.0mm以下にすることが好ましい。
なお、本発明の一態様の第1ミラー構造21では、各V字形状の山側の頂点が平面、すなわち、直線Lに垂直な断面における形状が台形形状となっている構成であってもよい。
また、本実施形態における第2ミラー構造22では、第3反射面22Aが直線Lに垂直な方向を含む断面において凸形状となっていたが、本発明の多光軸光電センサユニットは、これに限られない。本発明の一態様における多光軸光電センサユニットでは、第3反射面22Aが平面であってもよい。
図7は、第3反射面22Aが平面である場合におけるにおける受光素子での光束領域を示す図である。図7に示すように、第3反射面22Aが平面である場合では、図6の(b)に比べて、左右方向の幅が細くなっている。当該構成では、投光素子11から照射された光を細長く集光しているので、照射される光の光量を多くすることができる。その結果、多光軸光電センサユニット1Aに比べて、投受光ユニット10とミラーユニット20との間の距離を長くすることが可能となる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
実施形態1における第2ミラー構造22では、第3反射面22Aが直線Lに垂直な方向を含む断面において凸形状となっているとともに、直線Lに平行な方向においては、同一の形状となっていたが、本発明の第2ミラー構造22は、これに限られない。
本発明の一態様の第2ミラー構造22は、第3反射面22Aが直線Lに垂直な方向を含む断面において凸形状となっているとともに、直線Lに平行な方向を含む断面においても凸形状となっている形状(換言すれば、トーリック形状、円環形状)であってもよい。
上記の構成によれば、直線Lに垂直な方向および直線Lに平行な方向において光束を発散させる構造(光発散構造)とすることができる。そのため、受光素子12における光の照射領域をさらに広げることができるので、第2ミラー構造22の配置方向のずれの許容範囲を大きくすることができる。これにより、ミラーユニット20の製造時の組立性をさらに向上させることができるとともに、投受光ユニット10およびミラーユニット20の設置および調整をさらに容易にすることができる。
<4.2>
次に、実施形態1における多光軸光電センサユニット1Aの変形例としての多光軸光電センサユニット1Bについて説明する。
図8は、本変形例における多光軸光電センサユニット1Bの構成を示す概略図である。図8に示すように、多光軸光電センサユニット1Bは、投受光ユニット10Aと、ミラーユニット20Aとを備える。
投受光ユニット10Aは、投光素子11および受光素子12をそれぞれ2つずつ備えている点以外は、実施形態1における投受光ユニット10と同じ構成である。
ミラーユニット20Aは、第1ミラー構造21および第2ミラー構造22をそれぞれ2つずつ備えている点以外は、実施形態1におけるミラーユニット20と同じ構成である。
なお、本発明の多光軸光電センサユニットは、図8に例示したような、投光素子11、第1ミラー構造21、第2ミラー構造22、および受光素子12からなる投受光セットが2つの構成に限られない。本発明の多光軸光電センサユニットでは、上記投受光セットが3つ以上設けられていてもよい。すなわち、多光軸光電センサユニット1Bは、投光素子11、第1ミラー構造21、第2ミラー構造22、および受光素子12からなる投受光セットが複数設けられている構成であればよい。
上記の構成によれば、投受光ユニット10Aとミラーユニット20Aとの間に4つ以上の光路を設けることができるので、より大きなサイズの検知対象に適用することが可能となる。
<4.3>
次に、実施形態1におけるミラーユニット20の変形例としてのミラーユニット20Bについて説明する。
実施形態1におけるミラーユニット20では、直線Lに垂直な方向を含む断面において凸形状となるように第2ミラー構造22を形成することにより、直線Lに垂直な方向において光束を発散させる構造としていたが、本発明の多光軸光電センサユニットはこれに限られない。
図9は、本変形例におけるミラーユニット20Bの側面図である。図9に示すように、ミラーユニット20Bは、実施形態1における第2ミラー構造22の代わりに、第2ミラー構造40を備えている。また、ミラーユニット20Bは、実施形態1における第2ミラー構造22の構成に加えて、シリンドリカルレンズ41(光発散構造)を備えている。
第2ミラー構造40は、第1ミラー構造21によって反射された光を反射する反射面を備えている。当該反射面は、平面となっている。
シリンドリカルレンズ41は、第2ミラー構造40と投受光ユニット10との間に配置されている。シリンドリカルレンズ41は、直線Lに垂直な方向を含む断面において凸形状となっている。なお、シリンドリカルレンズ41は、第2筐体23の内部に設置されてもよいし、第2筐体23の外部に取り付けられてもよい。
上記の構成によれば、第2ミラー構造40によって反射された光をシリンドリカルレンズ41によって直線Lに垂直な方向において光束を発散させることができる。
なお、発明の一態様のミラーユニットでは、シリンドリカルレンズ41の代わりに光発散構造としてトーリックレンズを用いてもよい。この場合には、直線Lに垂直な方向および直線Lに平行な方向において光束を発散させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1A、1B 多光軸光電センサユニット
10、10A 投受光ユニット
11 投光素子
12 受光素子
20、20A、20B ミラーユニット
21 第1ミラー構造
22、40 第2ミラー構造
30 V字形状ミラー部
31 第1反射面
32 第2反射面
41 シリンドリカルレンズ(光発散構造)

Claims (3)

  1. 投光素子および受光素子を備える投受光ユニットと、
    前記投光素子からの光を反射させる第1ミラー構造、および、前記第1ミラー構造で反射された光を前記受光素子に向けて反射させる第2ミラー構造を備えるミラーユニットとを備え、
    前記第1ミラー構造は、
    第1反射面および該第1反射面に垂直に設けられる第2反射面からなるV字形状ミラー部が複数並列された構造となっており、
    前記第2ミラー構造は、第1ミラー構造によって反射された光を反射する第3反射面を備え、
    前記V字形状ミラー部におけるV字の谷による直線が伸びる方向、および前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向のいずれにも垂直な方向に対して平行な断面であって、前記V字の谷による直線が伸びる方向に平行な前記断面において、前記第3反射面は光束を発散させる凸形状となっている多光軸光電センサユニット。
  2. 前記第3反射面は、前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向に対して垂直な方向において光束を発散させ、前記第1ミラー構造および前記第2ミラー構造が並ぶ方向において光束を発散させない構造である請求項に記載の多光軸光電センサユニット。
  3. 前記投光素子、前記第1ミラー構造、前記第2ミラー構造、および前記受光素子からなる投受光セットが複数設けられている請求項1または2に記載の多光軸光電センサユニット。
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