JP3550982B2 - 入退室管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、原子力発電所、研究所、大学等の高い安全性を確保する必要がある領域への入退室時の不正侵入や不用意な入室を防止するような入退室管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入退室管理システムにおいては、特定領域に入室する場合、自己の所有するカード(記憶媒体)を使用することなくカード等の記憶媒体をもった他人と一緒に通過、入室することが可能であるため、複数の扉(ゲート)を通過する必要がある場合においても、そのうちの何箇所かは自己のカードを使用することなく通過、入室することができ、安全性が低下する問題点があった。
【0003】
また入室時のチェックは入室する扉に対しての有効性のみが判定されるに過ぎないので、複数領域に順番に通過、入室する必要がある場合においても、所定順序と異なる順序の条件下にあっても不用意に入室が許容され、この結果、充分な安全性を確保することができない問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の請求項1及び2記載の発明は、予め事前領域入口において通過時間情報を記憶し、特定領域入口ではこの通過時間情報から起算した制限時間に基づいて制限時間内であることを検出判定して、特定領域への侵入を許可すべく構成することで、事前に通過、入室すべき箇所(扉、ゲート等)を通過した時間から制限時間内でない限り、特定領域への侵入を禁止して、充分な安全性を確保することができ、特に原子力発電所その他における不正侵入や不用意な入室を確実に防止することができる入退室管理装置の提供を目的とする。
【0005】
この発明の請求項3及び4記載の発明は、予め事前領域入口において通過時間から起算した制限時間情報を記憶し、特定領域入口ではこの制限時間情報に基づいて制限時間内であることを検出判定して、特定領域への侵入を許可すべく構成することで、事前に通過、入室すべき箇所(扉、ゲート等)を通過した時間から制限時間内でない限り、特定領域への侵入を禁止して、充分な安全性を確保することができ、特に原子力発電所その他における不正侵入や不用意な入室を確実に防止することができる入退室管理装置の提供を目的とする。
【0006】
この発明の請求項5記載の発明は、上記請求項1から4のいずれか1に記載の発明の目的と併せて、事前領域入口に相当する媒体情報を記憶し、前記所定の事前領域入口に相当する媒体情報が記憶されていることを前記検出手段で検出したことを条件として、特定領域への侵入を許可することで、安全性をより一層向上させることができる入退室管理システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、予め事前領域入口にて少なくとも上記記憶媒体に事前領域入口の通過時間情報を書込んで記憶する書込手段と、上記記憶媒体に予め記憶されている事前領域入口の通過時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、上記検出手段により通過時間情報から起算した制限時間に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた入退室管理装置であることを特徴とする。
【0008】
この発明の請求項2記載の発明は、特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、予め事前領域入口にて少なくとも上記入退室管理装置に事前領域入口の通過時間情報を記憶する記憶手段と、上記入退室管理装置に予め記憶されている事前領域入口の通過時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、上記検出手段により通過時間情報から起算した制限時間に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた入退室管理装置であることを特徴とする。
【0009】
この発明の請求項3記載の発明は、特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、予め事前領域入口にて少なくとも上記記憶媒体に事前領域入口の通過時間から起算した制限時間情報を書込んで記憶する書込手段と、上記記憶媒体に予め記憶されている制限時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、上記検出手段により制限時間情報に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた入退室管理装置であることを特徴とする。
【0010】
この発明の請求項4記載の発明は、特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、予め事前領域入口にて少なくとも上記入退室管理装置に事前領域入口の通過時間から起算した制限時間情報を記憶する記憶手段と、上記入退室管理装置に予め記憶されている制限時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、上記検出手段により制限時間情報に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた入退室管理装置であることを特徴とする。
【0011】
この発明の請求項5記載の発明は、上記請求項1から4のいずれか1に記載の発明の構成と併せて、事前領域入口に相当する媒体情報を、前記書込手段で前記記録媒体に記憶し、又は前記記憶手段で前記入退室管理装置に記憶し、該記録媒体又は該入退室管理装置に、所定の前記事前領域入口に相当する媒体情報が記憶されていることを前記検出手段で検出したことを条件として、特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】
この発明の請求項1又は2記載の発明によれば、上述の書込手段又は上述の記憶手段は事前領域入口において少なくとも記憶媒体もしくは少なくとも入退室管理装置に通過時間情報を予め記憶する。上述の検出手段は特定領域入口において上記通過時間情報を検出し、許可手段は検出手段により検出した通過時間情報から起算した制限時間に基づいて制限時間内であることを検出した時、媒体所有者の特定領域への侵入を許可する。
このため、事前に通過、入出すべき箇所(事前領域)を通過した時間から制限時間内でない限り、特定領域への侵入が禁止され、充分な安全性を確保することができる効果がある。したがって、特に原子力発電所、研究所、大学等の高セキュリティが要請される領域(特定領域)への不正侵入や不用意な入室を確実に防止することができる効果がある。
【0013】
この発明の請求項3又は4記載の発明によれば、上述の書込手段又は上述の記憶手段は事前領域入口において少なくとも記憶媒体もしくは少なくとも入退室管理装置に通過時間から起算した制限時間情報を予め記憶する。上述の検出手段は特定領域入口において上記制限時間情を検出し、許可手段は検出手段により検出した制限時間情報に基づいて制限時間内であることを検出した時、媒体所有者の特定領域への侵入を許可する。
このため、事前に通過、入出すべき箇所(事前領域)を通過した時間から制限時間内でない限り、特定領域への侵入が禁止され、充分な安全性を確保することができる効果がある。したがって、特に原子力発電所、研究所、大学等の高セキュリティが要請される領域(特定領域)への不正侵入や不用意な入室を確実に防止することができる効果がある。
【0014】
この発明の請求項5記載の発明によれば、上記請求項1から4のいずれか1に記載の発明の効果と併せて、事前領域入口に相当する媒体情報を記憶し、所定の前記事前領域入口に相当する媒体情報が記憶されていることを前記検出手段で検出したことを条件として、特定領域への侵入を許可する。
このように媒体情報と制限時間情報との両情報に基づいてセキュリティチェックが実行されるので安全性をより一層高めることができる効果がある。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は入退室管理システムおよび記憶媒体を示すが、まず図1、図2を参照して事前領域および特定領域の構成の一例について述べる。
【0016】
縦壁1,2間に通路3を形成すると共に、通路3の手前側(図示左側)において縦壁1,2間に横架した仕切壁4を設け、この仕切壁4には電気錠にてロック、アンロック可能なドア5を設けている。
また上述の縦壁1の一側には特定室構成用の囲繞壁6を設けて、特定室7を形成すると共に、この特定室7と対応する仕切壁8には電気錠9(図2参照)にてロック、アンロック可能なドア10を設けている。
【0017】
而してドア5,10間を事前領域Aに設定し、特定室7内部を特定領域Bに設定している。なお、図1において11,12は各ドア5,10に設けられたドアノブ、13はドアヒンジである。
【0018】
上述の事前領域Aへの入口に相当するドア5の手前側の仕切壁4には記憶媒体としてのカード14(図3参照)に対して読取り、書込みを実行するカードリーダ15を設けられる一方、事前領域A側の仕切壁4にはカードリーダ制御部16が設けられている。
【0019】
同様に、上述の特定領域Bへの入口に相当するドア10の手前側の仕切壁8にはカード14(図3参照)に対して読取り、書込みを実行するカードリーダ17が設けられる一方、特定領域B側の仕切壁8にはカードリーダ制御部18が設けられている。
【0020】
ここで、事前領域A側のカードリーダ15は、図1に仮想線矢印aで示すように各領域A,Bの順に侵入する場合、予め事前領域A手前にて上述のカード14もしくはカードリーダ制御部16内のRAMまたは双方に媒体情報(たとえばドア5に相当するゲートNo. )と、制限時間情報(または通過時間情報)とを書込んで記憶するための記憶手段である。
【0021】
この実施例ではRAM25(図3参照)のエリアe1(図4参照)と、カード14のエリアe13(図5参照)との双方にドア5に相当するゲートNo. を記憶する一方、カード14のエリアe14(図5参照)にはドア5を通過した通過時間を記憶し、RAM25のエリアe2には通過時間から起算した制限時間を何時何分迄と記憶し、CPU20(図3参照)の内蔵タイマの時間データと比較して制限時間以内か否かを判定すべく構成している。
【0022】
図3は入退室管理システムの制御回路ブロック図を示し、カードリーダ17はインタフェース19を介してCPU20に接続され、CPU20には別のインタフェース21を介して電気錠9、OKランプ22、NGランプ23が接続され、上述のインタフェース21は上位インタフェースに接続されている。
【0023】
而して、CPU20はカードリーダ17に挿入されたカード14からの読出し信号入力に基づいて、ROM24に格納されたプログラムに従って、カードリーダ17、電気錠9、OKランプ22、NGランプ23を駆動制御し、またRAM25はその所定エリアに図4に示す如きデータを記憶している。
【0024】
つまり、図4に示す如くRAM25の1つのエリアe1には先に通過すべきドア5に相当するゲートNo. を記憶し、別の1つのエリアe2には先に通過したドア5から今通過しようとしているドア10までの制限時間を、それぞれチェックデータとして記憶している。
【0025】
図5はカード14の磁気記録部に記録されるカードデータ記録フォーマットを示し、この実施例ではエリアe11にユーザ固有データを、エリアe12にID番号(特定領域への侵入を許可する既登録情報)を、エリアe13にゲートNo. を、エリアe14に通過時間を、エリアe15に過去に侵入してきた領域(図1の各領域A,Bを含む多数の領域)の履歴データを、それぞれ記録すべく構成している。
上述の各エリアe13,e14のデータ内容はホストコンピュータ(上位コンピュータ)で管理するように構成してもよい。
【0026】
ここで、図3においては特定領域Bの入口に設けられたドア10側の制御回路ブロック図を示したが、事前領域Aの入口に設けられたドア5側の制御回路についても、図3と同様に構成されている。また必要に応じて各領域A,B内のCPU20はデータバスを介してホストコンピュータに接続される。
【0027】
しかも、ドア5側の制御回路中のCPUおよび図3に示すCPU20は、予め事前領域Aにてカード14もしくはRAM25または双方14,25に媒体情報(ゲートNo. 、制限時間参照)を記憶する記憶手段(図6に示すフローチャートの第7ステップS7参照)と、
この記憶手段による媒体情報が予め記憶されているか否かを特定領域Bにて検出する検出手段(図7に示すフローチャートの各ステップS24,S25参照)と、
この検出手段により媒体情報が記憶されていることを検出した時、特定領域Bへの侵入を許可する許可手段(図7に示すフローチャートの第8ステップS28参照)と、
を兼ねる。
【0028】
このように構成した入退室管理システムの作用を、図6および図7に示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
まず、図6のフローチャートを参照してドア5側における処理について説明する。
【0029】
第1ステップS1で、カード14をカードリーダ15に挿入すると、次の第2ステップS2で、CPU(図示せず)はカードリーダ15を読取り制御して、カード14のデータを読取る。
次に第3ステップS3で、CPUは読取ったカードデータのうちエリアe12に相当するID番号が予め登録されているものであるか否かを照合し、OK時(登録一致時)には次の第4ステップS4に移行する一方、NG時には(未登録時および不一致時)には別の第9ステップS9に移行する。
【0030】
上述の第4ステップS4で、CPUはエリアe13に相当するゲートNo. データがOKが否かを判定する。この場合は事前領域Aのもう一つ手前側のゲートNo. データがOKか否かを判定することになり、OK時には次の第5ステップS5に移行する一方、NGには別の第9ステップS9に移行する。
【0031】
上述の第5ステップS5で、CPUは制限時間内か否かを判定する。この場合は図1に示すドア5に対してもう一つ手前側のドア(図示せず)から該ドア5を介して事前領域Aへ侵入するまでの制限時間以内か否かが判定され、OK時には次の第6ステップS6に移行する一方、NG時には別の第9ステップS9に移行する。
【0032】
上述の第6ステップS6で、CPUはカード判定OKと成して、次の第7ステップS7に移行し、この第7ステップS7で、CPUはカードリーダ15を書込み制御し、カード14のエリアe13にドア5のゲートNo. を、エリアe14にドア5通過時間をそれぞれ書込むと共に、データバスを介して次領域(つまり特定領域B)のRAM25のエリアe1にドア5に相当するゲートNo. を、エリアe2に制限時間をそれぞれ書込む。
【0033】
次に第8ステップS8で、CPUはOKランプを点灯すると共に、電気錠を解錠(アンロック)制御する。一方、前述の第9ステップS9ではカード判定NGと成して、次の第10ステップS10に移行し、この第10ステップS10で、CPUはNGランプを点灯する。なお、この第10ステップS10で必要に応じてブザー等の警報を発するように構成してもよい。
【0034】
次に第11ステップS11で、CPUはカード14を返却する。したがってカード判定OK時には電気錠が解錠されることにより、ドア5を開成して事前領域Aに入ることができ、カード判定NG時には電気錠が施錠状態を維持しているので、事前領域Aへの侵入が禁止される。以上がドア5側における処理であるが、次に図7に示すフローチャートを参照してドア10側における処理について説明する。
【0035】
第1ステップS21で、カード14をカードリーダ17に挿入すると、次の第2ステップS22で、CPU20(図3参照)はカードリーダ17を読取り制御して、カード14のデータを読取る。
次に第3ステップS23で、CPU20は読取ったカードデータのうちエリアe12に相当するID番号が予め登録されているものであるか否かを照合し、OK時(登録しているID番号と一致した時)には次の第4ステップS24に移行する一方、NG時には(未登録時およびID番号の不一致時)には別の第9ステップS29に移行する。
【0036】
上述の第4ステップS24で、CPU20はエリアe13に相当するゲートNo. データがOKが否かを判定する。この場合は事前領域A(ドア5に相当)のゲートNo. データがOKか否かを判定することになり、OK時には次の第5ステップS25に移行する一方、NGには別の第9ステップS29に移行する。
【0037】
上述の第5ステップS25で、CPU20は制限時間内か否かを判定する。この場合は図1に示すドア5から該ドア10を介して特定領域Bへ侵入するまでの制限時間以内か否かが判定され、OK時には次の第6ステップS26に移行する一方、NG時には別の第9ステップS29に移行する。
【0038】
上述の第6ステップS26で、CPU20はカード判定OKと成して、次の第7ステップS27に移行し、この第7ステップS27で、CPU20はカードリーダ17を書込み制御し、カード14のエリアe13にドア10のゲートNo. を、エリアe14にドア10通過時間をそれぞれ書込むと共に、データバスを介して次領域(図示せず)のRAMのエリアe1にドア10に相当するゲートNo. を、エリアe2に制限時間をそれぞれ書込む。
【0039】
次に第8ステップS28で、CPU20はOKランプ22を点灯すると共に、電気錠9を解錠(アンロック)制御する。一方、前述の第9ステップS29ではカード判定NGと成して、次の第10ステップS30に移行し、この第10ステップS30で、CPU20はNGランプ23を点灯する。なお、この第10ステップS30で必要に応じてブザー等の警報を発するように構成してもよい。
【0040】
次に第11ステップS31で、CPU20はカード14を返却する。したがってカード判定OK時には電気錠9が解錠されることにより、ドア10を開成して特定領域Bに入ることができ、カード判定NG時には電気錠9が施錠状態を維持しているので、特定領域Bへの侵入が禁止される。
【0041】
以上要するに上記実施例の入退室管理システムによれば、上述の記憶手段(図6の第7ステップS7参照)は事前領域Aにおいて媒体(カード14参照)もしくは媒体処理装置(RAM25参照)または双方に媒体情報(ゲートNo. 参照)を予め記憶する。上述の検出手段(図7の各ステップS24,S25参照)は特定領域Bにおいて上記媒体情報(ゲートNo. 参照)が記憶されているか否かを検出し、許可手段(図7の第8ステップS28参照)は検出手段(ステップS24,S25参照)により媒体情報(ゲートNo. 参照)が記憶されていることを検出した時、媒体所有者の特定領域Bへの侵入を許可する。
【0042】
このため、事前に通過、入出すべき箇所(事前領域A)を通過しない限り、特定領域Bへの侵入が禁止され、充分な安全性を確保することができる効果がある。したがって、特に原子力発電所、研究所、大学等の高セキュリティが要請される領域(特定領域B)への不正侵入や不用意な入室を確実に防止することができる効果がある。
【0043】
また、上記記憶手段(図6の第7ステップS7参照)は事前領域Aにて媒体(カード14参照)もしくは媒体処理装置(RAM25参照)または双方に事前領域Aから特定領域Bに移行して侵入を許可するまでの制限時間情報を記憶し、上述の検出手段(図7の各ステップS24,S25参照)は特定領域Bで検出した制限時間情報が予め設定された制限時間内である時に特定領域Bへの侵入を許可する。
このように媒体情報(ゲートNo. 参照)と制限時間情報との両情報に基づいてセキュリティチェックが実行されるので安全性をより一層高めることができる効果がある。
【0044】
さらに上述例の記憶媒体によれば、上述の入退室管理システムに用いられるカード14には過去に侵入してきた領域の履歴(図5のエリアe15参照)が記憶されているので、不正時(但し、不正と見なした場合を含む)においては記憶媒体(カード14参照)の履歴から不正者の行動パターンを認識検知することができ、またシステム側の故障、たとえばカードリーダ側の故障発見も可能となる効果がある。
【0045】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の記憶媒体は、カード14に対応し、
以下同様に、
記憶手段及び書込手段は、CPU制御される第7ステップS7(図6参照)に対応し、
媒体情報は、ゲートNo. に対応し、
検出手段は、CPU制御される各ステップS24,S25(図7参照)に対応し、
許可手段は、CPU制御される第8ステップS28(図7参照)に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0046】
例えば、上述の記憶媒体としては磁気カードを例示したが、これは非接触式のIDカードであってもよく、カード以外の記憶媒体(フロッピーディスクやコンパクト磁気ディスクMDその他)であってもよい。
また上記実施例においてはスタンドアロンの端末にて対応すべく構成したが、これはホストコンピュータとネットワークにて接続された端末での実施も可能であり、この場合は、ホストコンピュータが通過ゲート番号(ゲートNo. )、通過時間を管理するので、カード14への媒体情報の記録は省略でき、カード14からはID番号(図5のエリアe12参照)のみのチェックを実行すればよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入退室管理システムの一例を示す平面図。
【図2】図1のC−C線矢視図。
【図3】制御回路ブロック図。
【図4】RAMに記憶される情報の説明図。
【図5】記憶媒体に記憶される情報の説明図。
【図6】事前領域側での処理を示すフローチャート。
【図7】特定領域側での処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
A…事前領域
B…特定領域
14…カード(記憶媒体)
S7…記憶手段
S24,S25…検出手段
S28…許可手段
Claims (5)
- 特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、
予め事前領域入口にて少なくとも上記記憶媒体に事前領域入口の通過時間情報を書込んで記憶する書込手段と、
上記記憶媒体に予め記憶されている事前領域入口の通過時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、
上記検出手段により通過時間情報から起算した制限時間に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた
入退室管理装置。 - 特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、
予め事前領域入口にて少なくとも上記入退室管理装置に事前領域入口の通過時間情報を記憶する記憶手段と、
上記入退室管理装置に予め記憶されている事前領域入口の通過時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、
上記検出手段により通過時間情報から起算した制限時間に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた
入退室管理装置。 - 特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、
予め事前領域入口にて少なくとも上記記憶媒体に事前領域入口の通過時間から起算した制限時間情報を書込んで記憶する書込手段と、
上記記憶媒体に予め記憶されている制限時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、
上記検出手段により制限時間情報に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた
入退室管理装置。 - 特定領域への侵入を許可する情報を記憶した記憶媒体から情報を読取って特定領域への侵入を許可する入退室管理装置であって、
予め事前領域入口にて少なくとも上記入退室管理装置に事前領域入口の通過時間から起算した制限時間情報を記憶する記憶手段と、
上記入退室管理装置に予め記憶されている制限時間情報を特定領域入口にて検出する検出手段と、
上記検出手段により制限時間情報に基づいて、特定領域入口到達の時間が制限時間内であることを検出した時、特定領域への侵入を許可する許可手段とを備えた
入退室管理装置。 - 事前領域入口に相当する媒体情報を、前記書込手段で前記記録媒体に記憶し、又は前記記憶手段で前記入退室管理装置に記憶し、
該記録媒体又は該入退室管理装置に、所定の前記事前領域入口に相当する媒体情報が記憶されていることを前記検出手段で検出したことを条件として、特定領域への侵入を許可する
請求項1から4のいずれか1に記載の入退室管理装置。
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