JP4663090B2 - 認証装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード等の携帯可能な記憶媒体を用いた認証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、個人を認証する認証装置として、個人を特徴づける指紋、虹彩、顔画像、筆跡、静脈パターン、声紋、DNAパターン等の情報(個人の特徴情報)を撮像手段やマイクロフォン等を用いて入力し、前記認証装置のメモリ内に予め記憶している個人の特徴情報と照合することによって認証を行う認証装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の認証装置は、各個人の特徴情報を電子化し、認証装置内のメモリに記憶しておく必要がある。しかしながら、指紋や顔画像などの個人の特徴情報は、電子化すると膨大な情報量となることがあり、認証装置内のメモリ資源を大量に消費してしまうという問題がある。また、入力された個人の特徴情報と、メモリに記憶されている個人の特徴情報との照合処理は、記憶されている個人の特徴情報の情報量が膨大であるために、負荷が過大になるという問題がある。
本発明は、上記に示したような問題点を解決するために創案されたものであり、メモリ資源を大量に消費することがなく、また、処理負担が少ない認証装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、個人を特定する個人識別情報及び個人の特徴情報を記憶しており、履歴情報を記憶することが可能な携帯可能な記憶媒体と、個人識別情報と対応させた履歴情報を記憶することが可能な履歴情報記憶装置と、個人の特徴情報を入力する特徴情報入力装置と、記憶媒体に記憶されている個人識別情報、特徴情報及び履歴情報を読み取り及び書き込み可能な読取書込装置と、処理装置とを備え、
処理装置は、特徴情報入力装置により入力された個人の特徴情報と読取書込装置により読み取った個人の特徴情報とを照合するとともに、履歴情報記憶装置に記憶された履歴情報のうち読取書込装置で読み取った個人識別情報に対応する履歴情報と読取書込装置で記憶媒体から読み取った履歴情報とを照合し、この照合が一致していると判断すると、この照合が行われた時間及び/又は場所を履歴情報記憶装置及び記憶媒体に履歴情報としてそれぞれ記憶させ、
記憶媒体を再発行するとき、履歴情報記憶装置に記憶されている履歴情報のうち、再発行する記憶媒体の個人識別情報に対応した履歴情報に任意の変更を加え、この任意の変更を加えた履歴情報および、この履歴情報に対応する個人識別情報と個人の特徴情報を再発行した記憶媒体に記憶させることを特徴とする認証装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。本実施の形態では、個人の特徴情報を記憶する記憶媒体として、携帯可能なICカードを用いている。
第1の実施の形態では、図1に示すように、個人の特徴情報を入力する特徴情報入力装置2aと、ICカード10に記憶されている個人の特徴情報を読み取るICカード読取装置3a(例えば、ICカードリーダ等)と、読み取った個人の特徴情報と入力された個人の特徴情報の照合等の処理を行う処理装置4aと、信号を外部へ出力する外部出力装置5aによって認証装置1aが構成されている。
個人の特徴情報とは、指紋、虹彩、顔画像、筆跡、静脈パターン、声紋、DNAの配列パターン等の、個人に特有であって、個人を識別するために利用できる情報である。本実施の形態では、個人の特徴情報として指紋情報を用いている。
また、個人が所持しているICカード10には、個人の特徴情報を例えばデジタル化等の処理をしてから予め記憶している。本実施の形態では、指紋情報をICカード10に記憶している。
特徴情報入力装置2aは、例えば、スキャナ、デジタルカメラ、温度センサ、感圧センサ、光センサ、マイクロフォン等の、個人の特徴情報を電気信号に変換できる装置であればよい。本実施の形態では、特徴情報入力装置2aとして、指紋情報を読み取って電気信号に変換する指紋読取スキャナを用いている。
処理装置4aには、特徴情報入力装置2aと、ICカード読取装置3aと、外部出力装置5aが接続されている。
【0006】
ここで、認証装置1aをある施設A(図示していない)の入場者を制限するために用いる場合を想定し、本実施の形態における認証装置1aの動作の一態様を詳細に説明する。
施設Aへの入場者を制限するために、施設Aへの入場権限を有する者に対してあらかじめICカード10を発行しておく。ICカード10は、施設Aに入場するためのいわば許可証であって、発行された者が携帯する。
ICカード10には、該ICカード10の所持者の指紋データが記憶されている。指紋情報は、例えば指紋情報をスキャナによって電子情報に変換し、デジタル化してコンピュータに取り込み、必要な場合にはパターン認識等の画像処理技術によってデータの照合処理を行うのに都合のよい形式の情報に加工してから、ICカード10に記憶される。
ICカード10には、指紋情報以外にも、例えば該ICカード10の所持者を特定する社員番号、パスワード、印鑑の印影の情報等、該ICカード10の正当な所持者であることの間接的な証拠となる情報を記憶しておくこともできる。
【0007】
施設Aに入場する個人は、所持しているICカード10をICカード読取装置3aに挿入する。ICカード読取装置3aは、ICカード10に記憶されている指紋情報を読み取る。次に、ICカード読取装置3aは、読み取った指紋情報を処理装置4aに出力する。
尚、ICカード読取装置3aは、ICカード10に記憶されている情報を、例えば光学的手段を用いて非接触的に読み取る装置であってもよい。
【0008】
施設Aに入場する個人は、所持しているICカード10をICカード読取装置3aに挿入した後、特徴情報入力装置2aに自分の指を押し当てる。特徴情報入力装置2aは押し当てられた指の指紋情報を読み取り、電子情報に変換し、デジタル化して処理装置4aに出力する。指紋情報のデジタル化の処理は、特徴情報入力装置2aで行ってもよいし、処理装置4aで行ってもよい。また、特徴情報入力装置2aに指を押し当ててから、ICカード10をICカード読取装置3aに挿入してもよく、どちらの順番でもよい。
デジタル化された指紋情報は、必要な場合には処理装置4aにおいて、パターン認識等の画像処理技術によってデータの照合処理を行うのに都合のよい形式の情報に加工することもできる。
【0009】
処理装置4aは、ICカード読取装置3aから出力された指紋情報と、特徴情報入力装置2aから出力された指紋情報を照合し、両者が一致しているか否かを判別する。読み取った指紋情報とICカードに記憶されている指紋情報が一致しているか否かの判断は、例えばデータのマッチング処理等を行い、所定の確率以上でデータが一致しているか否かを判別する。処理装置4aは、ICカード10に記憶された指紋情報と、特徴情報入力装置2aで読み取った指紋情報が一致していないと判断した場合には、一致していない旨を示す電気信号を外部出力装置5aに出力するか、もしくは電気信号の出力を行わない。一方、一致していると判断した場合には、一致している旨を示す電気信号を外部出力装置5aに出力する。そして、外部出力装置5aから出力される信号に応じて、認証装置1aの外部に設置された装置によって種々の処理が行われる。例えば、一致していない旨の信号が出力された場合には警報を発生させる。一致している旨の信号が出力された場合には、ゲートを開けて入場を許可する。
【0010】
図2は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。
第2の実施の形態では、図2に示すように、個人の特徴情報を入力する特徴情報入力装置2b〜2dと、ICカード読取/書込装置3b〜3dと、処理装置4b〜4dと、外部出力装置5b〜5dと、場所履歴情報記憶装置6によって認証装置1eが構成されている。
処理装置4b〜4dには、特徴情報入力装置2b〜2dと、ICカード読取/書込装置3b〜3dと、外部出力装置5b〜5dがそれぞれ接続されている。さらに、処理装置4b〜4dは、それぞれ場所履歴情報記憶装置6に接続されており、場所履歴情報の読み出しと書き込みを行うことができる。
第2の実施の形態においても、個人の特徴情報として指紋情報を用い、特徴情報入力装置2b〜2dとして指紋読取スキャナを用いている。また、ICカード読取/書込装置3b〜3dは、ICカードの場所履歴情報の読み出しと書き込みを行うことができる。
【0011】
第2の実施の形態では、認証手段1bが施設Bの入口に設置されており、さらに認証手段1bと同様な構成の認証手段1c及び1dが、施設C、Dの入口にそれぞれ設置されている。
本実施の形態では、施設B、C、Dに共通のICカード10を発行する。施設B、C、Dへの入場権限を有する者に対してあらかじめ共通のICカード10を発行し、前記ICカード10により、認証手段1b、1c、1dで認証を受ければ、施設B、C、Dにそれぞれ入場することができる。施設B、C、Dは、例えば同一の会社の敷地内に存在する複数の施設であったり、同一の施設の中に存在する複数の会議室や実験室等であり、それらへの入場者を制限する場合に用いられる。
【0012】
第2の実施の形態では、各認証手段1b〜1dで個人の認証を行う際に、該個人の認証を行った時間及び場所を示す情報を、場所履歴情報記憶装置6に記録し、保持する。
例えば、ある個人が所持するICカード10がICカード読取/書込装置3dに挿入されたとき、処理装置4dはICカード10に記憶された社員番号等の個人識別情報から、ICカード10の所持者を特定する。処理装置4dは、ICカード10の所持者が、ICカード読取/書込装置3dにICカード10を挿入したときの時間(月日、時間、分、秒)及び当該認証処理を行った処理装置4dの場所を示す情報を、場所履歴情報記憶装置6に記録する。すなわち、ICカード10を所持している個人が、いつ、どこで認証を行ったかを、場所履歴情報として、場所履歴情報記憶装置6に蓄積する。同時に、処理装置4dは、ICカード読取/書込装置3dに挿入されたICカード10に場所履歴情報(月日、時間、分、秒)を書き込む。場所履歴情報の場所履歴情報記憶装置6及びICカード10への書き込みは認証処理のどの時点で行ってもよいが、本実施の形態では、認証処理が終了した時点で行う。
【0013】
ここで、ある個人が、施設Dに7月4日の8時20分に入場するものとする。
処理装置4dは、個人の認証をするときに、場所履歴情報記憶装置6にアクセスして該個人の場所履歴情報を読み出す。また、ICカード10に記録されている場所履歴情報を、ICカード読取/書込装置3dによって読み出す。
例えば、処理装置4dは、ある個人が施設Dに入場するためICカード10をICカード読取/書込装置3dに挿入したときに、前回までに該個人が該ICカード10を使って認証処理を行った時間及び場所を、場所履歴情報記憶装置6及びICカード10から読み出す。
ここで、場所履歴情報記憶装置6から読み出した場所履歴情報が以下のようであったとする。
(場所履歴情報記憶装置6)
NO. 時間 場所
1 7/3 08:25 B
2 7/2 08:19 C
3 7/1 08:27 B
4 6/30 08:10 D
また、ICカード10から読み出した場所履歴情報が以下のようであったとする。
(ICカード10)
NO. 時間 場所
1 7/3 08:25 B
2 7/2 08:19 C
3 7/1 08:27 B
4 6/30 08:10 D
上記において、NO.の列に示されている数字は、場所履歴情報として4つの情報が新しい順に並んでいることを示す。また、ICカードの所持者は、時間の列に示された時刻に、場所の列に示された場所で認証を行ったことを示しており、時間の列に示された情報は時間情報に対応し、場所の列に示された情報は場所情報に対応する。
上記では、場所履歴情報記憶装置6から読み出した場所履歴情報と、ICカード10から読み出した場所履歴情報が一致しているので、認証を行っている該個人がICカード10の正当な所持者であると処理装置4dは判別し、その旨を示す信号を外部出力装置5dに出力する。
上記の認証処理が終了後、処理装置4dは認証を行った時間及び場所を場所履歴情報記憶装置6及びICカード10に記録し、場所履歴情報は以下の通り更新される。
(場所履歴情報記憶装置6)
NO. 時間 場所
1 7/4 08:20 D
2 7/3 08:25 B
3 7/2 08:19 C
4 7/1 08:27 B
(ICカード10)
NO. 時間 場所
1 7/4 08:20 D
2 7/3 08:25 B
3 7/2 08:19 C
4 7/1 08:27 B
【0014】
ここで、前記個人が所持するICカード10が、第3者によって盗難されたとする。該個人は、ICカード10が盗難されたことに気付き、別にICカード11を再発行されたとする。ここで、ICカード11には、社員番号等の個人識別情報以外に、ICカード10にそれまで記録されていた場所履歴情報も、場所履歴情報記憶装置6から読み出す等により復元されて記録されている。該個人は、再発行されたICカード11によって、7月5日の8時30分に、認証手段1dを使って認証を終え、施設Dに入場したとすると、場所履歴情報記憶装置6及びICカード11には、それぞれ以下の通り場所履歴情報が記録される。
(場所履歴情報記憶装置6)
NO. 時間 場所
1 7/5 08:30 D
2 7/4 08:20 D
3 7/3 08:25 B
4 7/2 08:19 C
(ICカード11)
NO. 時間 場所
1 7/5 08:30 D
2 7/4 08:20 D
3 7/3 08:25 B
4 7/2 08:19 C
ここで、前記ICカード10を盗難した者が、例えば認証手段1cによって施設Cに侵入することを試み、ICカード読取/書込装置3cにICカード10を挿入したとする。すると、処理装置4cによって、場所履歴情報記憶装置6及びICカード10から、以下の通り場所履歴情報が読み出される。
(場所履歴情報記憶装置6)
NO. 時間 場所
1 7/5 08:30 D
2 7/4 08:20 D
3 7/3 08:25 B
4 7/2 08:19 C
(ICカード10)
NO. 時間 場所
1 7/4 08:20 D
2 7/3 08:25 B
3 7/2 08:19 C
4 7/1 08:27 B
上記では、場所履歴情報記憶装置6から読み出した場所履歴情報と、ICカード10から読み出した場所履歴情報が不一致であるので、認証を行っている者がICカード10の正当な所持者ではないと処理装置4cは判別し、その旨を示す信号を外部出力装置5cに出力する。そして、認証手段1cの外部に設置された装置によって、例えば警報を発生させる等の動作を行わせることができる。
【0015】
尚、第2の実施において、ICカード10の所持者がそのICカード10を第3者によって盗難されたときから、ICカード11の再発行を受けるまでの間に、その盗難した第3者がICカード10を悪用する場合もありうる。そのため、ICカード10を盗まれた者は、盗まれたことに気がついた直後に例えば認証装置1eを管理する管理センター等に電話連絡をし、認証手段1b、1c、1dによるICカード10の認証を行わないようにさせると、認証装置1eの信頼性はより向上する。
また、ICカード11を再発行する際には、盗難されるまでICカード10に記憶されていた場所履歴情報に変更を加えて、場所履歴情報記憶装置6及びICカード11に記憶させることもできる。例えば、ICカード11を再発行した場所及び時間を場所履歴情報として追加して記憶させたり、あるいは、場所履歴情報記憶装置6に記憶されていた場所履歴情報をすべて消去して、ICカード11及び場所履歴情報記憶装置6に以後の場所履歴情報をはじめから記憶させていくなどの方法がある。そのようにすれば、ICカード10を盗難した第3者が認証手段1b〜1dによって認証を試みた場合には、ICカード10及び場所履歴情報記憶装置6に記憶されている場所履歴情報はもはや互いに一致せず、盗難されたICカード10の不正利用を防止することができる。
【0016】
第2の実施の形態では、処理装置4b〜4dは一つの場所履歴情報記憶装置6に接続しているが、図3に示すように、それぞれに場所履歴情報記憶装置6b〜6dを設けて接続してもよい。その場合には、処理装置4b〜4dを通信回線7によって接続し、処理装置4b〜4dのそれぞれに設けられた場所履歴情報記憶装置6b〜6dに記憶されている場所履歴情報を、互いに交換することが可能な構成にする。例えば、ある個人の施設Bへの入場履歴を示す場所履歴情報は場所履歴情報記憶装置6bに記憶されているが、施設Cに備えられた処理装置4cは通信回線7を介して処理装置4bからその場所履歴情報を受け取ることができる。
また、第2の実施の形態では、場所履歴情報の照合において、場所履歴情報に含まれる時間情報の照合のみ行ってもよく、また、場所情報の照合のみ行ってもよい。
第2の実施の形態において、ICカードに個人の指紋情報(個人の特徴情報)を記憶させて、第1の実施の形態で示した個人の指紋情報(個人の特徴情報)の照合による認証処理を組み合わせることもできる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、個人の特徴情報を記憶媒体に記憶させるため、従来技術で説明したように、個人の特徴情報を認証装置内の記憶装置に記憶させる必要がない。したがって、認証装置内の記憶装置の容量を抑え処理負荷の少ない認証装置を実現できる。この個人の特徴情報が、例えば、指紋情報のように、情報量が膨大なものであれば、この効果が顕著に現れる。
また、遺失により記憶媒体の再発行を受けるときには、この再発行を受ける記憶媒体の個人履歴情報に対応した履歴情報を変更するため、この再発行の時以降では、遺失した記憶媒体を拾得した者が照合時に何らかの方法で個人の特徴情報による照合を突破したとしても、拾得した記憶媒体内の履歴情報と履歴情報記憶装置内の履歴情報とがもはや一致しないため不正な利用が阻止できる。
また、再発行前までに使用していた個人識別情報を変更する必要がないため、再発行時に、個人識別情報の増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における認証装置の構成図である。
【図2】第2の実施の形態における認証装置の構成図である。
【図3】通信回線によって接続された認証装置の構成図である。
【符号の説明】
1a、1e … 認証装置
1b、1c、1d … 認証手段
2a、2b、2c、2d … 特徴情報入力装置
3a … ICカード読取装置
3b、3c、3d … ICカード読取/書込装置
4a、4b、4c、4d … 処理装置
5a、5b、5c、5d … 外部出力装置
6、6b、6c、6d … 場所履歴情報記憶装置
7 … 通信回線
10、11 … ICカード

Claims (1)

  1. 個人を特定する個人識別情報及び個人の特徴情報を記憶しており、履歴情報を記憶することが可能な携帯可能な記憶媒体と、個人識別情報と対応させた履歴情報を記憶することが可能な履歴情報記憶装置と、個人の特徴情報を入力する特徴情報入力装置と、記憶媒体に記憶されている個人識別情報、特徴情報及び履歴情報を読み取り及び書き込み可能な読取書込装置と、処理装置とを備え、
    処理装置は、特徴情報入力装置により入力された個人の特徴情報と読取書込装置により読み取った個人の特徴情報とを照合するとともに、履歴情報記憶装置に記憶された履歴情報のうち読取書込装置で読み取った個人識別情報に対応する履歴情報と読取書込装置で記憶媒体から読み取った履歴情報とを照合し、この照合が一致していると判断すると、この照合が行われた時間及び/又は場所を履歴情報記憶装置及び記憶媒体に履歴情報としてそれぞれ記憶させ、
    記憶媒体を再発行するとき、履歴情報記憶装置に記憶されている履歴情報のうち、再発行する記憶媒体の個人識別情報に対応した履歴情報に任意の変更を加え、この任意の変更を加えた履歴情報および、この履歴情報に対応する個人識別情報と個人の特徴情報を再発行した記憶媒体に記憶させることを特徴とする認証装置。
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