JP2002032720A - 非接触ｉｃカードを用いた静脈パターン認証装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課 題】 静脈パターン認証装置に非接触ＩＣカード
読取り装置を付設し、静脈パターンの登録番号をキーボ
ードを用いることなく、非接触ＩＣカードより入力させ
ることを可能ならしめる。 【解決手段】非接触ＩＣカードを用いた静脈パターン認
証装置により、静脈パターンの登録番号の入力を非接触
ＩＣカードを用いて行い、さらに静脈パターンデータを
非接触ＩＣカードにメモリーさせることによりホストコ
ンピューターを用いることなく、オフラインシステムの
構築が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、静脈パターン認証
技術を用いた個人認証装置に於いて、非接触ＩＣカード
に登録番号をメモリーさせるか、静脈パターンデータを
メモリーさせることを可能ならしめた静脈パターン認証
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年バイオメトリックスセキュリティ技
術を用いた個人認証システムの普及が拡大している。従
来の個人認証システムに於いては、個人の生体情報を認
証装置にメモリー登録させる方式としては、数字による
暗証コードが用いられていた。

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
式ではキーパットより登録番号を入力するため、暗証コ
ードを忘れることにより使用出来ないと言う利便性の問
題があった。

【０００３】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、静脈パターン認証装置の静脈パターン
の登録データを非接触ＩＣカードにメモリーさせるか、
静脈パターンデータそのものを非接触ＩＣカードにメモ
リーさせることにより登録番号キー入力させる必要がな
くなり、セキュリティ性と利便性に優れた静脈パターン
認証装置を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を解決するためになされたものであり、静脈パター
ン認証装置に非接触ＩＣカードリードライターを付設
し、該静脈パターンデータ又は静脈データの登録番号を
個人が保持する非接触ＩＣカードにメモリーさせる。非
接触ＩＣカードを用いて静脈パターン認証装置を動作さ
せる取扱者は、静脈パターン認証装置に非接触ＩＣカー
ドを用いて、取扱者個人の登録番号又は静脈パターンデ
ータを入力し、静脈パターン認証装置に付設された非接
触ＩＣカードリードライターを用いて、非接触ＩＣカー
ド内のデータを認識することにより静脈パターン認証装
置を動作させ、個人認証を行うもにである。個人の静脈
パターンは、万人不同、終生不変という２大特徴を有し
て居り、バイオメトリックスセキュリティ技術としては
特異なものである。非接触ＩＣカードを用いて静脈パタ
ーンの登録番号を入力することにより、登録番号をテン
キーより入力する必要性がなくなり、さらに静脈パター
ンデータを非接触ＩＣカードにメモリーさせることによ
り静脈パターンの登録データをホストコンピューターを
用いることなく、オフラインシステムの構築が可能とな
る。

【０００５】

【作用】したがって、本発明によれば、静脈パターン認
証システムに於いて、取扱者個人が、非接触ＩＣカード
を用いて静脈パターンの登録番号を入力することによ
り、登録番号をキーボードにより入力する必要がなくな
る。さらに静脈パターンデータを非接触ＩＣカードメモ
リーさせることにより静脈パターン認証装置内部に、取
扱者の静脈パターンデータをメモリーさせる必要がなく
なり、ホストコンピューターを用いることなく静脈パタ
ーン認証装置のオフラインシステムの構築が可能とな
る。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例の構成について、図面と
ともに説明する。図１は、本発明に於ける非接触ＩＣカ
ードを用いた静脈パターン認証装置の概略ブロック図、
図２は、同実施例に於ける概略フローチャートである。

【０００７】図１に於いては、静脈パターン認証装置の
概略ブロック図である。１は静脈パターン認証装置であ
り、２は非接触ＩＣカードリードライターであり、非接
触ＩＣカードにメモリーされた静脈パターンデータを読
み取る、３はコントローラーであり、静脈パターンデー
タ照合結果を出力する。４はディスプレイであり、静脈
パターン認証装置の操作手順を表示する。５は、静脈認
証装置の電源バッテリーである。

【０００８】以上のように構成された非接触ＩＣカード
を用いた静脈パターン認証装置について、図２の概略フ
ローチャート図によって動作を説明する。まず、ステッ
プ８で非接触ＩＣカードを非接触ＩＣカード読取部２へ
置く、ステップ７で静脈認証装置１に手の甲を置く、ス
テップ８で静脈データを読取り、ステップ９で非接触Ｉ
Ｃカード内に、メモリーされている静脈データと静脈パ
ターン認証装置１より入力された静脈データを照合し、
静脈データが一致した場合にはステップ１１に於いて電
気錠等への出力信号をアウトプットする。

【０００９】このように、上記実施例によれば、非接触
ＩＣカードを用いた静脈パターン認証装置により、静脈
パターンの登録番号の入力を非接触ＩＣカードを用いて
行い、さらに静脈パターンを非接触ＩＣカードにメモリ
ーさせることによりホストコンピューターを用いること
なくオフラインシステムの構築が可能となる。

【００１０】

【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、非接触ＩＣカードを付設した静脈パターン認証装置
により、静脈パターンの登録番号の入力を非接触ＩＣカ
ードを用いて入力することを可能ならしめ、さらに非接
触ＩＣカード内に静脈パターンデータをメモリーさせる
ことにより、静脈パターンデータをホストコンピュータ
ーにメモリーさせることなくオフラインシステムの構築
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は非接触ＩＣカードを用いた静脈パターン
認証装置のブロック図である。

【図２】図２は非接触ＩＣカードを用いた静脈パターン
認証装置のフォローチャート図である。

【符号の説明】

１．静脈認証装置 ２．非接触ＩＣカードリードライター ３．メインコントローラー ４．ディスプレィ ５．バッテリーチャージャー ６．非接触ＩＣカードをＩＣカード読取部へ置く ７．静脈認証装置へ手の甲を置く ８．静脈パターンを読取る ９．非接触ＩＣカード内の静脈データと照合 １０．一致か １１．出力信号アウトプット １２．静脈の再読取り指示か、出力信号のアウトプット
拒否

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｌ 9/00 ６７３Ｅ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 静脈パターンの登録番号を非接触ＩＣカ
   ードにメモリーさせることを特徴とした静脈パターン認
   証装置。
2. 【請求項２】 静脈パターンデータを非接触ＩＣカード
   にメモリーさせることを特徴とした静脈パターン認証装
   置。