JP2002074365A - 本人認証システム - Google Patents

本人認証システム

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JP2002074365A
JP2002074365A JP2000264346A JP2000264346A JP2002074365A JP 2002074365 A JP2002074365 A JP 2002074365A JP 2000264346 A JP2000264346 A JP 2000264346A JP 2000264346 A JP2000264346 A JP 2000264346A JP 2002074365 A JP2002074365 A JP 2002074365A
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JP2000264346A
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English (en)
Inventor
謙之 ▲土▼井
Kaneyuki Doi
Masaki Koyama
正樹 小山
Yoshiko Suzuki
佳子 鈴木
Atsuhisa Nishimura
篤久 西村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、人の固有データ照合と生体デ
ータ(指紋データ)照合の両方による本人認証を行うこ
とができる本人認証システムを提供すること。 【解決手段】 記憶部10のIDデータ及び指紋データ
を人の体に面するように配置した2つの電極20,30
を介して送信するデータ通信装置1と、人が触れたとき
にデータ通信装置1からの信号を受信する受信電極70
を介してその受信信号からIDデータ及び指紋データを
取得するとともに、指紋読取部100を有して本人の指
紋データを読み取り、IDデータの照合と指紋データの
照合を行う認証装置2とにより本人認証を行うことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋による生体認
証と、IDデータなど個人の固有データの照合との両方
で本人認証を行う本人認証システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】キャッシュカードに代表されるように、
従来本人認証を行う手段として、磁気カードと暗唱番号
の組み合わせがよく用いられている。しかし磁気カード
に記録されたデータは比較的簡単に読み取りが可能であ
るため、カードの偽造が行われ易く、暗唱番号も入力時
に盗み見られてしまう場合がある。また暗証番号は誕生
日等の本人が覚えやすい数値を使用していることが多い
ため、推測もされやすい。このため組織的なカード偽造
による犯罪被害が大きな問題となっている。
【0003】そこで、データの暗号化やデータへのアク
セス制限が可能なICカードと呼ばれるメモリカードが
登場している。ところが、ICカードの場合でも、本物
のカードが盗難され、他人に使用された場合の所謂「な
りすまし」による被害は防ぐことができない。
【0004】一方、本人認証の全く別の手段として、近
年、指紋や声紋,網膜等、生体毎に固有の特徴を用いて
本人認証を行う生体認証(バイオメトリックス)が実用
されてきている。生体認証では「なりすまし」ができな
いため、本人認証の手段として有効である。特に、その
中でも指紋を用いた本人認証システムは、認証精度が格
段に向上してきており、低価格化も進んでいるため利用
範囲が拡大してきている。
【0005】しかし、生体認証による本人認証システム
には、(1)本人拒否率や他人受入率をゼロにすること
が困難である、(2)データ量が多いため認証処理に時
間がかかる、(3)データのやりとりができない、等の
問題がある。そこで、ICカードを用いたデータ照合と
生体認証の両方を用いることにより、互いの欠点を補い
あう本人認証システムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICカ
ードを用いたデータ照合と生体認証の両方を用いる本人
認証システムでは、認証するために、ICカードを用い
たデータ照合の操作と、生体認証のための操作という全
く異なる操作を別々に行う必要があり、非常に手間がか
かる。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、簡単な操作で、人の固有
データ照合と生体データ照合の両方による本人認証を行
うことができる本人認証システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、人の固有データの照合と前
記人の生体データの照合とにより本人認証を行う本人認
証システムにおいて、前記人の固有データ及び前記人の
生体データとしての指紋データを記憶する記憶部と、前
記人の体に面するように配置した2つの電極と、該2つ
の電極間に電圧を印加する電圧印加部と、前記記憶部の
データの入出力制御を行う制御部と、該制御部からの出
力信号を変調し前記電圧印加部に変調信号を出力する変
調部とを有するデータ通信装置と、前記2つの電極から
の信号を受信する受信電極と、前記人の指紋を読み取る
指紋読取部と、前記受信電極の受信信号を検出する電圧
検出部と、該電圧検出部で検出された受信信号を復調す
る復調部と、該復調部から出力される前記固有データと
登録された固有データとを照合するとともに、該復調部
から出力される前記指紋データと前記指紋読取部から出
力される指紋データとを照合して、前記固有データの照
合結果と前記指紋データの照合結果とにより前記人を認
証する演算部を有する認証装置とを具備することを特徴
とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の本
人認証システムで、前記認証装置において、前記受信電
極と前記認証装置の回路グランドとの間に電圧を印加す
る電圧印加部と、前記演算部からの信号を変調し該電圧
印加部に変調信号を出力する変調部とを付加し、前記デ
ータ通信装置において、前記データ通信装置の前記2つ
の電極間の電圧もしくは、前記2つの電極のいずれかの
一方の電極と前記データ通信装置の回路グランドとの間
の電圧を検出する電圧検出部と、該電圧検出部で検出し
た信号を復調する復調部とを付加するとともに、前記制
御部には該復調部からの復調データを前記記憶部に入力
する機能を付加して、前記認証装置のデータを前記デー
タ通信装置に伝送可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の本人認証システムで、前記データ通信装置に
おいて、前記2つの電極間に流れる電流量を所定の値に
なるように前記電圧印加部を制御する定電流制御部を設
けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の本人認証システムで、前記認証
装置において、前記指紋読取部が光学的手段により指紋
を読み取る光学式指紋読取部であり、前記受信電極が透
明電極であり、該透明電極を介して、前記光学式指紋読
取部で指紋を読み取るようにしたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の本人認証システムで、前記記憶
部における指紋データが圧縮されたデータであることを
特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の本人認証システムで、前記記憶
部における指紋データが指紋の特徴を示す簡易化された
データであることを特徴とするものである。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載の本人認証システムで、前記記憶
部における指紋データが暗号化されたデータであること
を特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
本人認証システムについて図1乃至図5にもとづき説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施の形態の本人
認証システムを示すブロック図であり、図1(a)は本
人認証システムのデータ通信装置を示すブロック図、図
1(b)は本人認証システムの認証装置を示すブロック
図である。
【0017】図1(a)に示すごとく、データ通信装置
1は、使用者の固有データ(IDデータ)及び同使用者
の生体データとしての指紋データを記憶する記憶部10
と、使用者の体に面するように配置した電極20及び電
極30と、この電極20及び電極30の間に電圧を印加
する電圧印加部40と、記憶部10のデータの入出力制
御を行う制御部60と、制御部60からの出力信号を変
調し電圧印加部40に変調信号を出力する変調部50と
を有してなる。また図1(b)に示すごとく、認証装置
2は、データ通信装置1の電極20及び30からの信号
を受信する受信電極70と、使用者の指紋を読み取る指
紋読取部100と、受信電極70の受信信号を検出する
電圧検出部80と、電圧検出部80で検出された受信信
号を復調する復調部90と、復調部90から出力される
前記IDデータ(データ通信装置1の記憶部10に記憶
されていたIDデータ)と予め登録されたIDデータと
を照合するとともに、復調部90から出力される前記指
紋データ(データ通信装置1の記憶部10に記憶されて
いた指紋データ)と指紋読取部100から出力される指
紋データとを照合して、IDデータの照合結果と指紋デ
ータの照合結果とにより使用者を認証する演算部110
を有してなる。
【0018】ここで、データ通信装置1は使用者の体の
任意の箇所に装着されるものであり、前述のとおり電極
20及び30は使用者の体に面するように設置される。
認証装置2は使用者の主に手に触れられるもので、受信
電極70には手の一部又は指が接触し、指紋読取部10
0には使用者の指が接触する。
【0019】次に本人認証の動作について説明する。使
用者が認証装置2の受信電極70及び指紋読取部100
に触れると、データ通信装置1において、記憶部10に
記憶されている使用者のIDデータ及び指紋データが、
制御部60により出力されこの出力信号が変調部50で
変調され、この変調信号が電圧印加部40と電極20及
び電極30を介して送信される。認証装置2では、デー
タ通信装置1からの送信信号が受信電極70で受信さ
れ、この受信信号は電圧検出部80で電圧信号として検
出され、この電圧信号は復調部90で復調され演算部1
10に入力される。一方、指紋読取部100では使用者
の指紋データが読み取られ、この指紋データも演算部1
10に入力される。
【0020】演算部110では、データ通信装置1から
の送信信号に含まれるIDデータ(データ通信装置1の
記憶部10に記憶されていたIDデータ)と、演算部1
10に予め登録されたIDデータとを照合するととも
に、同送信信号に含まれる指紋データ(データ通信装置
1の記憶部10に記憶されていた指紋データ)と指紋読
取部100から出力され、演算部110に入力されたた
指紋データとを照合して、IDデータの照合結果と指紋
データの照合結果とにより使用者を認証する動作が行わ
れる。
【0021】このように、第1の実施の形態において
は、IDデータの照合と指紋データの照合とにより両者
照合手段の互いの欠点を補い合い、本人拒否率や他人受
入率の低減と「なりすまし」を防止することができると
ともに、データ通信装置1から認証装置2へのIDデー
タ、指紋データの伝送を、人体を伝送路とした通信によ
り行っているため、使用者が認証装置2の受信電極70
に触れるだけでデータ伝送を行うことができるという効
果を奏する。特に、図2に示すように、認証装置2にお
いて、指紋読取部100と受信電極70とを互いに近接
するように配置すれば、使用者は指紋読取部100と受
信電極70とに同時に触れて、IDデータによる照合と
指紋データによる照合とを同時に行うことができる。よ
って、非常に簡単な操作で、IDデータによる照合と指
紋データによる照合とにより本人認証を行うことができ
る。
【0022】尚、データ通信装置1から認証装置2へ人
体を伝送路としてデータを伝送を行う基本原理について
は、本願出願人による特願平11−186005号に記
載されているものと同じである。
【0023】また、この第1の実施の形態の本人認証シ
ステムは、キャッシュカードやクレジットカードの代替
ばかりでなく、入退室管理システム、各種キーレスエン
トリー、コンピュータや携帯端末(携帯電話を含む)の
セキュリティ等にも用いることができる。
【0024】図3は、本発明の第2の実施の形態の本人
認証システムを示すのブロック図であり、図3(a)は
本人認証システムのデータ通信装置を示すブロック図、
図3(b)は本人認証システムの認証装置を示すブロッ
ク図である。
【0025】図3(a)に示すごとく、データ通信装置
1は、第1の実施の形態(図1(a))の構成に、デー
タ通信装置1の電極20及び電極30の間の電圧もしく
は、電極20及び電極30のいずれかの一方の電極とデ
ータ通信装置1の回路グランドとの間の電圧を検出する
電圧検出部45と、電圧検出部45で検出した信号を復
調する復調部55とを付加するとともに、制御部60に
は復調部55からの復調データを記憶部に入力する機能
を付加して、認証装置2からの送信データを受信できる
ようにしている。また図3(b)に示すごとく、前記認
証装置2は、第1の実施の形態(図1(b))の構成
に、受信電極70と認証装置2の回路グランドとの間に
電圧を印加する電圧印加部85と、演算部110からの
信号を変調し電圧印加部85に変調信号を出力する変調
部95とを付加して、認証装置2からデータを送信でき
るようにしている。
【0026】この第2の実施の形態の構成によれば、使
用者が認証装置2の受信電極70に触れると、認証装置
2の演算部110において保有もしくは登録されている
各種のデータが変調部95で変調され、この変調信号が
電圧印加部85と受信電極70(ここでは送信に使用す
る)を介して送信される。データ通信装置1では、認証
装置2からの送信信号が電極20及び電極30で受信さ
れ(ここでは受信に使用する)、この受信信号が電圧検
出部45で電圧信号として検出され、この電圧信号は復
調部55で復調され制御部60により記憶部10に入力
される。つまり、第1の実施の形態の動作に加え、認証
装置2からデータ通信装置1へのデータ伝送も行うこと
ができる。言い換えれば、データ通信装置1と認証装置
2とにおいてデータの双方向通信を行うことができる。
【0027】このようにデータの双方向通信ができるの
で、本人認証を行った後、データ通信装置1と認証装置
2との間で、様々なデータのやり取りを行うことができ
るという効果を奏する。これにより、電子マネーのやり
取りや機密情報のやり取り等、重要な情報のやり取り
を、確実に本人認証を行った上でできるようになり、使
用者にとっては安心である。また、データ通信装置1
(記憶部10)における指紋データの初期登録を、認証
装置2(指紋読取部100)で読み取った指紋データを
データ通信装置1に送信することで行うことができる。
【0028】尚、本実施形態では、データ通信装置1の
電極20及び電極30との間の電圧を電圧検出部45で
検出するようにしているが、電極20及び電極30のい
ずれか一方の電極とデータ通信装置1の回路グランドと
の間の電圧を検出するようにしてもよい。また、認証装
置2からデータ通信装置1へ人体を伝送路としてデータ
を伝送を行う基本原理については、本願出願人による特
願平11−339131号に記載されているものと同じ
である。
【0029】さらに、この双方向のデータ伝送が可能な
第2の実施の形態の本人認証システムは、電子マネーに
よる決済システム、電子化免許証、電子化健康保険証
等、ICカードで想定されている各種用途に用いること
ができる。
【0030】図4は、本発明の第3の実施の形態の本人
認証システムのデータ通信装置を示すブロック図であ
る。本実施形態では、データ通信装置1の電極20及び
電極30の間を流れる電流量がある定められた値となる
ように、電極20及び電極30に印加する電圧値を制御
する定電流制御部120を設けている。人体や、人体と
電極との界面のインピーダンス成分は、個人毎や部位に
よって異なり、また同一人物の同一部位でもその時々の
皮膚の状態によって異なる。すなわち、同じ電圧印加を
行っていても、流れる電流量が変わってしまうことにな
り、その電流量があまりに少ない場合には、データ通信
ができなくなることがある。そこで、電圧印加部40に
電極20と電極30との間を流れる電流量がある定めら
れた値となるように電圧値を制御する定電流制御部12
0を設けることによって、個人や部位や皮膚状態等によ
る差が吸収できるようになり、より安定したデータ通信
が可能となる。また、このような印加電圧値の制御は、
安全性の観点からも重要である。つまり、あまり多くの
電流が人体を流れると危険であるため、ここで、定電流
制御部120において電流値を安全な範囲内に設定して
おくことにより、人体に対する安全性を確保することが
できる。
【0031】尚、ここでは、定電流制御部120を第2
の実施の形態のデータ通信装置1に適用しているが、第
1の実施の形態のデータ通信装置1に適用してもよい。
【0032】図5は、本発明の第4の実施の形態の本人
認証システムの認証装置の外形図である。本実施形態で
は、指紋読取部100を光学的手段により指紋を読み取
るものとし、認証装置2の受信電極70にITO(Indi
um Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等の透明電極を用
い、指紋読取部100の上に受信電極70を重ね合わせ
るように配置して、受信電極70(透明電極)を介し
て、指紋読取部100で指紋を読み取るようにしてい
る。このようにすることにより、使用者が指紋読取部1
00に指を置くだけで、IDデータの照合と指紋データ
の照合との両方が同時になされて本人認証を行うことが
できる。
【0033】さらに、本発明の各実施の形態において、
データ通信装置1の記憶部10に記憶させておく指紋デ
ータを圧縮したデータ、あるいは、指紋の特徴(分岐や
途切れ等)を示す簡易化されたデータとしてもよい。こ
のようにすることにより、指紋データのデータ量が少な
くなり、メモリ容量が少なくなるばかりでなく、データ
通信にかかる時間も短縮することができるようになる。
また、指紋データを暗号化したデータとしてもよい。こ
のようにすることにより、よりセキュリティ性を高くす
ることができる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の発
明によれば、人の固有データの照合と前記人の生体デー
タの照合とにより本人認証を行う本人認証システムにお
いて、前記人の固有データ及び前記人の生体データとし
ての指紋データを記憶する記憶部と、前記人の体に面す
るように配置した2つの電極と、該2つの電極間に電圧
を印加する電圧印加部と、前記記憶部のデータの入出力
制御を行う制御部と、該制御部からの出力信号を変調し
前記電圧印加部に変調信号を出力する変調部とを有する
データ通信装置と、前記2つの電極からの信号を受信す
る受信電極と、前記人の指紋を読み取る指紋読取部と、
前記受信電極の受信信号を検出する電圧検出部と、該電
圧検出部で検出された受信信号を復調する復調部と、該
復調部から出力される前記固有データと登録された固有
データとを照合するとともに、該復調部から出力される
前記指紋データと前記指紋読取部から出力される指紋デ
ータとを照合して、前記固有データの照合結果と前記指
紋データの照合結果とにより前記人を認証する演算部を
有する認証装置とを具備するようにしたので、簡単な操
作で、データ照合と生体認証の両方による本人認証を行
うことができる本人認証システムを提供することができ
た。
【0035】請求項2記載の発明では、前記認証装置に
おいて、前記受信電極と前記認証装置の回路グランドと
の間に電圧を印加する電圧印加部と、前記演算部からの
信号を変調し該電圧印加部に変調信号を出力する変調部
とを付加し、前記データ通信装置において、前記データ
通信装置の前記2つの電極間の電圧もしくは、前記2つ
の電極のいずれかの一方の電極と前記データ通信装置の
回路グランドとの間の電圧を検出する電圧検出部と、該
電圧検出部で検出した信号を復調する復調部とを付加す
るとともに、前記制御部には該復調部からの復調データ
を前記記憶部に入力する機能を付加して、前記認証装置
のデータを前記データ通信装置に伝送可能としたので、
データ通信装置と認証装置間でデータの双方向通信がで
き、本人認証を行った後、データ通信装置と認証装置と
の間で、様々なデータのやり取りを行うことができると
いう効果を奏する。
【0036】請求項3記載の発明では、前記データ通信
装置において、前記2つの電極間に流れる電流量を所定
の値になるように前記電圧印加部を制御する定電流制御
部を設けたので、個人や部位や皮膚状態等による差が吸
収できるようになり、より安定したデータ通信が可能と
なるとなるとともに、人体に対する安全性を確保するこ
とができるという効果を奏する。
【0037】請求項4記載の発明では、前記認証装置に
おいて、前記指紋読取部が光学的手段により指紋を読み
取る光学式指紋読取部であり、前記受信電極が透明電極
であり、該透明電極を介して、前記光学式指紋読取部で
指紋を読み取るようにしたので、使用者が指紋読取部に
指を置くだけで、IDデータの照合と指紋データの照合
との両方が同時になされて本人認証を行うことができる
という効果を奏する。
【0038】請求項5記載の発明では、前記記憶部にお
ける指紋データが圧縮されたデータであるので、指紋デ
ータのデータ量が少なくなり、メモリ容量が少なくなる
ばかりでなく、データ通信にかかる時間も短縮すること
ができるという効果を奏する。
【0039】請求項6記載の発明では、前記記憶部にお
ける指紋データが指紋の特徴を示す簡易化されたデータ
であるので、指紋データのデータ量が少なくなり、メモ
リ容量が少なくなるばかりでなく、データ通信にかかる
時間も短縮することができるという効果を奏する。
【0040】請求項7記載の発明では、前記記憶部にお
ける指紋データが暗号化されたデータであるので、より
セキュリティ性を高くすることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の本人認証システム
を示すブロック図であり、(a)はデータ通信装置を示
すブロック図であり、(b)は認証装置を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる認証装置の外形図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の本人認証システム
を示すブロック図であり、(a)はデータ通信装置を示
すブロック図であり、(b)は認証装置を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の本人認証システム
のデータ通信装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の本人認証システム
の認証装置の外形図である。
【符号の説明】
1 データ通信装置 2 認証 10 記憶部 20 電極 30 電極 40 電圧印加部 45 電圧検出部 50 変調部 55 復調部 60 制御部 70 (受信)電極 80 電圧検出部 85 電圧印加部 90 復調部 95 変調部 100 指紋読取部 110 演算部 120 定電流制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 673D (72)発明者 鈴木 佳子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西村 篤久 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG00 5B043 AA09 BA02 CA08 FA04 GA01 GA18 5B047 AA25 5B085 AE02 AE26 AE29 5J104 AA07 KA01 KA17 PA02 PA12 PA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の固有データの照合と前記人の生体デ
    ータの照合とにより本人認証を行う本人認証システムに
    おいて、前記人の固有データ及び前記人の生体データと
    しての指紋データを記憶する記憶部と、前記人の体に面
    するように配置した2つの電極と、該2つの電極間に電
    圧を印加する電圧印加部と、前記記憶部のデータの入出
    力制御を行う制御部と、該制御部からの出力信号を変調
    し前記電圧印加部に変調信号を出力する変調部とを有す
    るデータ通信装置と、前記2つの電極からの信号を受信
    する受信電極と、前記人の指紋を読み取る指紋読取部
    と、前記受信電極の受信信号を検出する電圧検出部と、
    該電圧検出部で検出された受信信号を復調する復調部
    と、該復調部から出力される前記固有データと登録され
    た固有データとを照合するとともに、該復調部から出力
    される前記指紋データと前記指紋読取部から出力される
    指紋データとを照合して、前記固有データの照合結果と
    前記指紋データの照合結果とにより前記人を認証する演
    算部を有する認証装置とを具備することを特徴とする本
    人認証システム。
  2. 【請求項2】前記認証装置において、前記受信電極と前
    記認証装置の回路グランドとの間に電圧を印加する電圧
    印加部と、前記演算部からの信号を変調し該電圧印加部
    に変調信号を出力する変調部とを付加し、前記データ通
    信装置において、前記データ通信装置の前記2つの電極
    間の電圧もしくは、前記2つの電極のいずれかの一方の
    電極と前記データ通信装置の回路グランドとの間の電圧
    を検出する電圧検出部と、該電圧検出部で検出した信号
    を復調する復調部とを付加するとともに、前記制御部に
    は該復調部からの復調データを前記記憶部に入力する機
    能を付加して、前記認証装置のデータを前記データ通信
    装置に伝送可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    本人認証システム。
  3. 【請求項3】前記データ通信装置において、前記2つの
    電極間に流れる電流量を所定の値になるように前記電圧
    印加部を制御する定電流制御部を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の本人認証システム。
  4. 【請求項4】前記認証装置において、前記指紋読取部が
    光学的手段により指紋を読み取る光学式指紋読取部であ
    り、前記受信電極が透明電極であり、該透明電極を介し
    て、前記光学式指紋読取部で指紋を読み取るようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の本人認証システム。
  5. 【請求項5】前記記憶部における指紋データが圧縮され
    たデータであることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の本人認証システム。
  6. 【請求項6】前記記憶部における指紋データが指紋の特
    徴を示す簡易化されたデータであることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の本人認証システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記記憶部における指紋データが暗号化さ
    れたデータであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の本人認証システム。
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