JP3550192B2 - 溶接ロボット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、動腕部の先端手首に溶接トーチと共にセンサを配設し、このセンサで溶接予定部位の形状(位置も含む)をセンシングして、そのセンシングデータにより予め教示したデータを補正しながら溶接を行うティーチングプレイバック方式のアーク溶接ロボット(以下、単に溶接ロボットという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の溶接ロボットとしては、例えば、特開平5−212540号公報や特願平6−16293号公報に記載のものが存在する。このような溶接ロボット1では、図5に示すように、台座2上に配設された可動アーム3の先端手首に、レーザセンサ4及び溶接トーチ5が配設されている。上記レーザセンサ4は、溶接部位の近傍において、溶接予定線の方向に直交する方向の検出線に沿ってレーザビームで走査可能に配備され、走査中に被溶接物の表面で乱反射するレーザ拡散光の一部を受光して溶接予定部位の位置等の形状を検出する。
【0003】
この溶接ロボット1では、同図に示すように、まず、教示(ティーチング)モードにして、可動アーム3を被溶接物7と同形同大の教示物7’に向け、ロボット本体(マニピュレータ)を制御するコントローラ6に、溶接を行う溶接基準位置と、レーザセンサ4で走査して計測を行うセンサ計測位置とを予め学習記憶させる。この後、再生(プレイバック)モードにして可動アーム3を送りラインL上の被溶接物7に向け、記憶された溶接基準位置とセンサ計測位置とに基づいて、被溶接物7の溶接予定位置からのずれを検出して位置補正データを作成し、この位置補正データに基づいて、上記記憶された溶接基準位置と検出した溶接予定位置との位置差をコントローラ6で補正して、被溶接物7の溶接予定部位8に対して溶接トーチ5が溶接を行う。
このような構成の溶接ロボットによれば、繰り返し正確な位置に位置決めすることの難しい被溶接物に対して、常に正確な溶接予定位置で、教示内容に忠実な溶接を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レーザセンサで被溶接物の溶接予定部位をセンシングした場合、何らかの原因で誤ったデータがコントローラに送られてしまうことがある。この場合、そのままレーザセンサからのデータに基づいて教示データを補正して溶接を実行してしまうと、溶接不良を起こしたり、被溶接物に溶接トーチをぶつけてしまう可能性がある。
【0005】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、センシングエラーが発生した場合、コントローラ側で即座にそれに対処できるようにした溶接ロボットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、動腕部の先端に溶接トーチと溶接予定部位の表面位置を測定するセンサとを備えたロボット本体と、このロボット本体の動腕部の動作及び溶接動作を制御するロボット制御手段と、上記センサのデータより溶接予定部位の基準位置を解析する解析手段と、教示データを記憶する記憶手段と、上記教示データに含まれる基準位置と上記解析手段が解析した被溶接物の溶接予定部位の基準位置とのずれ量を算出するずれ量算出手段と、このずれ量算出手段の出力に基づいて上記教示データを補正する補正手段とを備え、上記ロボット制御手段がこの補正手段の出力に応じて上記ロボット本体を制御する溶接ロボットにおいて、前記ずれ量が所定以上となった場合エラー信号を前記ロボット制御手段に送出するエラー信号発生手段とを設けたことを特徴としている。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の溶接ロボットであって、前記教示データに含まれる基準位置が、前記センサを教示物の溶接予定部位に走査させ前記解析手段で解析して得た位置であることを特徴としている。
【0008】
【作用】
請求項1記載の発明では、センサからのデータにより被溶接物の溶接予定部位の基準位置を解析し、予め教示された教示データの基準位置と、センサで検知した基準位置とのずれ量を算出し、そのずれ量に応じて教示データを補正し、その補正した教示データに基づいてロボット制御手段がロボット本体を制御して溶接を行う。
この際、ずれ量算出手段のデータが、予め定めたエラー条件に合致する場合(例えば、ずれ量が極端に大きかったりする場合)、つまりセンシングエラーが発生した場合、エラー信号発生手段からエラー信号がロボット制御手段に送られる。
【0009】
また、請求項2記載の発明では、センサを教示物の溶接予定部位で走査させることにより教示データの基準位置を決める。そして、その教示データと実際の被溶接物の基準位置とのずれを算出して、その結果に基づき教示データを補正して溶接ロボットを制御する。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。
図1は、この発明の一実施例である溶接ロボットのシステム全体の構成を示す概略図、また、図2は、同システムに適用されるセンサコントローラの電気的構成を示すブロック図である。
この例の溶接ロボットは、鉄骨系の建物ユニットの組立工場に配備され、送りライン上で仮組立された構造体の鋼製の梁と柱とをジョイントピースを介してアーク溶接する作業を行うもので、図1に示すように、ロボット本体11と、ロボットコントローラ12と、センサコントローラ13と、表示装置(モニタ)14と、教示ボックス15とからなり、必要に応じて、パソコンやホストコンピュータが接続されるようになっている。
【0011】
ロボット本体11は、モータと減速機が直接各関節に取り付けられた多関節構造のもので、台座2の上に3次元的に駆動すると共に所望の姿勢をとり得る動腕部16が設けられている。
動腕部16は、2つのアーム(第1アーム17aと第2アーム17bと)で構成され、所定方向に駆動可能な可動アーム17と、この可動アーム17の先端に設けられた手首部18と、可動アーム17の基端部を台座2上で回動自在に軸支して、可動アーム17を被溶接物と教示物との間で往復駆動する基動部19とからなっている。上記手首部18には、溶接トーチ20及び溶接予定部位の形状や溶接予定線の位置を検出するためのレーザセンサ21が配設されている。
【0012】
図3は、構造体である被溶接物50の一例を示す部分斜視図である。
この例において、被溶接物50は、建物ユニットの鉄骨躯体の一部分であって、角にR部がついた角形鋼管からなる柱51と、柱51の上端部又は下端部に接近して配置されたジョイントピース52とからなり、ジョイントピース52のエッジ部52aが、柱51の角部に数mm程度のギャップを持って予め仮付けされている。そして、このジョイントピース52のエッジ部52aと柱51の角部とを接合すべく、エッジ部52aに沿ってアーク溶接のための溶接予定線Pが設定されている。
ジョイントピース52は、梁を柱51に接合して架設するための断面コ字型の接合用部材であり、ジョイントピース52と柱51とをアーク溶接する際には、既に、ジョイントピースのコ字型の凹部に梁が挿入され、2重構造部分となった所がスポット溶接されて両者は互いに固定されている。つまり、建物ユニットの鉄骨躯体が送りライン上で仮組立された後、当該鉄骨躯体の隅部(柱51の上下端部とジョイントピース51との接合部位)がこの例の溶接ロボットによって本溶接されることとなる。
【0013】
上記レーザセンサ21は、半導体レーザや投光レンズ等からなる発光部と、結像レンズや位置検出素子(PSD)等からなる受光部とを備え、半導体レーザからの射出光が、投光レンズで絞られ、被測定物上にビームスポットを作ると、このビームスポットが、被測定物の表面で乱反射(拡散反射)し、その一部が戻ってきて結像レンズによって位置検出素子上に像となって結ばれることで、スポット光の位置やレーザセンサ21の前面から被測定物の表面までの距離が計測されるようになっている。このレーザセンサ21は、溶接予定線Pの近傍において、検出線Sの方向に走査可能に備えられ、検出線Sに沿う被溶接物50の表面位置を検出する。
なお、レーザセンサ21の走査機構としては、レーザセンサ21自体を全体的に駆動するものであっても良いし、レーザセンサ21の内部においてミラー等を用いて発光部からの光の照射方向を変更するものであっても良い。
【0014】
このレーザセンサ21には、センサコントローラ13が接続されている。このセンサコントローラ13は、図2に示すように、形状解析部13aと、記憶部13bと、ずれ量算出部13cと、補正部13dと、エラー判定部13eと、エラー信号発生部13fと、制御部13gと、さらには、センシング駆動回路、教示データ作成部、最適条件選択部、及び送信回路(いずれも図示略)とから電気的に構成されている。
【0015】
センサコントローラ13において、上記センシング駆動回路は、センシング位置に位置決めされたレーザセンサ21を上述のように走査させるための回路であり、形状解析部13aは、レーザセンサ21から送出されてくる検出信号に基づいて、かつ、所定のアルゴリズムに従って、被溶接物50の溶接部位のギャップ、段差等の寸法やエッジ部52aの位置(この例では、このエッジ部の位置が溶接予定位置となる)等の形状データを算出する。教示データ作成部(図示略)は、教示モードのとき、レーザセンサ21を走査させて、模擬溶接部位の形状データを含む教示データを作成して、RAMやEEPROM等からなる記憶部13bに格納する。
【0016】
記憶部13bは、上記教示データを格納する他、レーザセンサ21を走査して、各計測点毎に測定された受光量を記憶する。また、ずれ量算出部13cは、教示データに含まれる基準位置(教示物50’で教示したエッジ部52a’の位置)と形状解析部13aが解析した被溶接物50の溶接予定部位の基準位置(エッジ部52aの位置)とのずれ量を算出する。補正部13dは、ずれ量算出部13cの出力に基づいて、教示データを補正する。最適条件選択部(図示略)は、ロボットコントローラ12が予め保管している最適溶接条件データベースからこの補正した教示データに応じた最適な溶接条件を選択する。
また、エラー判定部13eは、レーザセンサ21又はずれ量算出部13cからの信号が予め定められたエラー条件に該当するか否かを判定する。エラー信号発生部13fは、エラー判定部13eが、エラーと判定した場合エラー信号を発生する。また、送信回路(図示略)は、ロボットコントローラ12へ溶接予定部位の座標値(補正された教示データ)、最適溶接条件信号、及びエラー信号を送信する。
制御部13gは、CPU(中央処理装置)及びROMやRAM等の内部メモリを備え、ROMに記憶された処理プログラムを、RAMを用いて実行することによりセンサコントローラ13の構成各部を制御する。
【0017】
なお、この例のエラー判定部13eは、予め与えられた複数のエラー条件のいずれのエラー条件に該当するかを判定できるようになっている。そして、エラー信号発生部13fは、該当するエラー条件に対応するエラー番号(エラー条件毎に異なる)を発生する。特に、エラー判定部13eが複数のエラー条件に該当すると判定した場合、エラー信号発生部13fは、予め定めた優先順位の上位のエラー条件に応じたエラー番号のみを発生するようになっている。具体的なエラー条件とエラー番号の関係については、作用の説明のところで述べる。
【0018】
このセンサコントローラ13は、ロボットコントローラ12に接続されており、ロボットコントローラ12はセンサコントローラ13から送られてきた補正された教示データ(溶接予定部位の補正された座標値)、最適溶接条件信号等に基づいて、ロボット本体11の動作制御を行い、溶接を実行する。また、エラー信号が送られてきたときには、そのエラー信号を表示装置14に表示させ、必要に応じてロボット本体11の動作を停止する。
なお、このロボットコントローラ12内の最適溶接条件データベースには、熟練工の知識や経験に基づいて、溶接条件決定のための電流、電圧、速度、トーチ角度、狙い角度等の情報が記憶されている。
【0019】
次に、この例の作用について説明する。
建物ユニットの組立工場において、この溶接ロボットにより、構造体である被溶接物50の溶接予定部位(柱51とジョイントピース52との間)に対して溶接を実行するには、まず、ロボット本体11に対する相対位置が送りライン上の被溶接物と同じ関係になるように送りライン外に教示物を配置する。教示物は被溶接物と同じもの、あるいはモデル化したものである。そして、この教示物にロボット本体11を向けて教示を行う。
すなわち、まず、教示物の基準座標を、可動アーム17の先端を動かすことで溶接ロボット10に教示する。ついで、教示物の模擬溶接予定線に沿って溶接トーチ20の先端を手動で動かすことにより、動腕部16の座標値を検出して溶接基準線を算出させる。
【0020】
次に、センシング位置(レーザセンサ21の測定位置)を定め、その位置でレーザセンサ21を走査させて、その計測データにより模擬溶接部位の形状を解析させる。この解析データの中には教示物のエッジ部(溶接基準位置)の座標値や溶接基準線の座標値が含まれている。センシング位置は、この例の場合、上下に間隔をおいた2点である(3点以上でも勿論良い)。
【0021】
次に、ロボット本体11の可動アーム17を送りライン上の被溶接物50に戻して再生モードとする。このとき、教示物に向けて教示を行った際の座標値のうち、可動アーム18及び手首部19の座標値のみを用いて、ワーク空間上の座標値を算出するようにしているので、教示物と被溶接物50との間の往復動に用いられる基動部20の座標値は除かれて、そのまま、送りライン上の被溶接物50の溶接予定部位の走査が行われる。すなわち、図3に示すように、上下2つのセンシング位置SP1、SP2でレーザセンサ21を走査させて(図中hが走査範囲を示す)、被溶接物50のエッジ部(溶接予定位置)52aの位置S1、S2を解析させる。ついで、図4に示すように、教示物50’で解析したエッジ部52a’の位置と、被溶接物50で解析したエッジ部52aの位置とのずれ量δを算出させ、上下のセンシング位置SP1、SP2でのずれ量δの大きい方を選択して、そのずれ量δに応じて教示データの内容を補正し、補正したデータを正式な溶接予定部位の座標データとする。そして、このデータに対応した溶接条件を選択し、それらをロボットコントローラ12に送信する。
【0022】
このセンシング動作の際、センサコントローラ13にはエラー診断機能が備わっており、下記のエラー条件(診断条件)に合致するか否かを判断する。
(1)センシング位置SP1でのエッジ部の位置S1が計測不可能である。
(2)センシング位置SP2でのエッジ部の位置S2が計測不可能である。
(3)教示データのエッジ部の位置と被溶接物のエッジ部の位置S1との差
(ずれ量δ)が所定値L1以上である。
(4)教示データのエッジ部の位置と被溶接物のエッジ部の位置S2との差
(ずれ量δ)が所定値L1以上である。
(5)S1とS2の差が所定値L2を超えている。
【0023】
そして、以上のエラー条件に該当する場合は、該当したエラー条件に対応したエラー番号をロボットコントローラ12に送信する。この場合、エラー番号とエラー条件は一対一の対応関係にあり、各エラー条件毎に異なるエラー番号が下記のように対応付けされている。
【0024】
エラー番号 … エラー内容
31 … (1)
32 … (2)
33(※) … (3)
34(※) … (4)
35(※) … (5)
【0025】
したがって、上記の(2)の条件に該当するエラーが発生した場合は、エラー番号「32」がロボットコントローラ12に送信される。また、複数のエラーが同時に起こった場合は、同時にエラー番号が送信される。但し、優先順位のあるものの場合は、優先順位の上位のエラー番号のみが送信される。ここでは、※印の番号のエラーに対して、※印のない番号のエラーが優先順位の上位にある。したがって、※印のエラーが検出されても、エラー番号「31」又は「32」が発生した場合には、※印の番号は送信されない。
【0026】
ロボットコントローラ12は、エラー番号「32」が送信されてきた場合は、その番号を表示装置に表示させると共に、エラー番号(文番号)「32」の命令語に飛んで、この命令を実行する。すなわち、ロボット本体の運転を停止させる。一方、エラー番号が送信されて来ない場合は、補正された教示データ及び選択された溶接条件に従い、溶接トーチ20を動かして溶接を実行する。
【0027】
このように、センシングエラーが発生した場合、即座にロボットコントローラ12にエラー信号が送られてくるので、ロボットコントローラ12側ですぐそれに対処することができる。したがって、誤ったセンシングデータにより溶接を実行してしまう心配がなく、溶接不良を生じたり、被溶接物50に溶接トーチ20をぶつけたりするおそれがない。また、表示画面を見ることで、何のエラーが発生したかが分かる。したがって、即座にそのエラーに対処することができる。特に、優先順位の上位のエラーのみが表示されるので、表示内容に沿って対処すれば、効率良くエラーを解消できる。
【0028】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、エラー条件は上記の例に限らず、種々設定することができる。エラー番号も任意の文番号に設定し得る。
また、センサコントローラは、ソフトウェア構成であるとハードウェア構成であるとを問わない。また、上述の実施例では、センサコントローラとロボットコントローラとが互いに別体である場合について述べたが、例えば、ロボットコントローラがセンサコントローラの機能を兼ね備えるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ずれ量が所定値以上になった場合、エラー信号がロボット制御手段に送られてくるので、ロボット制御手段側でエラーに対処することができる。したがって、誤ったデータにより溶接を実行してしまうおそれがなく、溶接不良を生じたり、被溶接物に溶接トーチをぶつけてしまったりする等の心配がない。
【0030】
また、請求項2記載の発明によれば、教示物で教示した教示データ(基準位置)とセンシングデータ(溶接予定位置)とのずれに応じて教示データを補正するので、被溶接物の位置が教示した位置と微妙にずれていても、正確な溶接予定位置で溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である溶接ロボットのシステム全体の構成を示す概略図である。
【図2】同システムに適用されるセンサコントローラの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】同溶接ロボットに搭載されるレーザセンサで被溶接物の溶接予定部位をセンシングする様子を説明するための図である。
【図4】同実施例による教示物と被溶接物とのエッジ部の位置のずれを説明するための平面図である。
【図5】従来の溶接ロボットの概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 溶接ロボット
11 ロボット本体
12 ロボットコントローラ(ロボット制御手段)
13 センサコントローラ
13a 形状解析部
13b 記憶部
13c ずれ量算出部
13d 補正部
13e エラー判定部
13f エラー信号発生部
13g 制御部
16 動腕部
20 溶接トーチ
21 レーザセンサ
50 被溶接物
52a エッジ部(基準位置)
δ ずれ量
Claims (2)
- 動腕部の先端に溶接トーチと溶接予定部位の表面位置を測定するセンサとを備えたロボット本体と、このロボット本体の動腕部の動作及び溶接動作を制御するロボット制御手段と、前記センサのデータより溶接予定部位の基準位置を解析する解析手段と、教示データを記憶する記憶手段と、前記教示データに含まれる基準位置と前記解析手段が解析した被溶接物の溶接予定部位の基準位置とのずれ量を算出するずれ量算出手段と、このずれ量算出手段の出力に基づいて前記教示データを補正する補正手段とを備え、前記ロボット制御手段がこの補正手段の出力に応じて前記ロボット本体を制御する溶接ロボットにおいて、
前記ずれ量が所定以上となった場合エラー信号を前記ロボット制御手段に送出するエラー信号発生手段とを設けたことを特徴とする溶接ロボット。 - 請求項1記載の溶接ロボットであって、
前記教示データに含まれる基準位置が、前記センサを教示物の溶接予定部位に走査させ前記解析手段で解析して得た位置であることを特徴とする溶接ロボット。
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JP23998094A JP3550192B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 溶接ロボット |
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