JP3550112B2 - 掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、家庭用掃除機の吸い込みノズル部に組み込まれる回転ブラシ用シャフトを製造するシャフト成型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、家庭用掃除機の吸い込みノズル部には、塵埃等の除去に威力を発揮する回転ブラシが組み込まれている。この回転ブラシは、螺旋溝が形成されたシャフトと、このシャフトの螺旋溝に装着されたブレードとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記シャフトは、合成樹脂やアルミニウムで形成されている。前者の合成樹脂のシャフトは、射出成型装置で成形された後、その成型装置か断面丸型・固定式突出し棒で突き出す手段を用いているため、シャフトの長さが50mm〜60mmぐらいのものしか製作できない。このため、上記回転ブラシ用シャフトとして使用するには、50mm〜60mmのシャフトを3本ぐらい金属のピン等で結合させて150mmぐらいの長さにして使用する手段が採られている。このような手段を採らずに、いきなり、例えば長さが150mm以上の長尺のシャフトを突出し棒により製作すると、収縮や離型の悪いシャフトの場合には、突き出し加工が不可能になることが極めて多くなる傾向があった。また、収縮の悪いシャフトの場合には、シャフトに反りが発生しまう問題がある。
【0004】
このため、後者のアルミニウム製のシャフトが使用されるようになって来た。このアルミニウム製のシャフトは、アルミニウムを押し出した後に、捩り加工を施したものであるが、高価で捩り加工を施すために、品質の均一性を得ることができない等の製造加工が難しい問題がある。
【0005】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、家庭用掃除機の回転ブラシ用長尺シャフトを合成樹脂でかつ収縮により反りが生じないように成形することができる掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を達成するために、第1発明は、掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、螺旋溝を有する駒の金型が可動側に設けられ、固定側から駒に樹脂を注入し、その樹脂注入の充填が完了したなら可動側を一定位置まで移動させて駒を取り出すように構成した射出成型装置において、
前記取り出した駒が装着される案内ブロックと、
この案内ブロックを挟んで上部に設けられ、駒内のシャフトを突き出し体により回転させながら駒内から突き出す突き出し装置と、
前記案内ブロックの下部に設けられ、前記突き出し装置により突き出されたシャフトを冷却するために押し込まれる冷却機構と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
第2発明は、前記冷却機構が、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とするものである。
【0008】
第3発明は、掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、二方向に螺旋溝が形成され、中央部で横断分離される射出成型装置の駒と、
この駒が装着される第1案内ブロックを有し、この第1案内ブロックを挟んで上部に前記シャフトの突き出し装置が、下部に分離する駒の一方を受ける受け部材が設けられた第1装置と、
この第1装置で分離された駒の一方が装着される第2案内ブロックを有し、この第2案内ブロックを挟んで上部にシャフトの突き出し装置が、下部に駒から押し出されるシャフトを冷却する冷却機構が設けられた第2装置と、
からなることを特徴とするものである。
【0009】
第4発明は、前記冷却機構が、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
[実施の第1形態]
図1はこの発明の実施の第1形態を示す一部を断面した側断面図で、図1において、11は第1基台で、この第1基台11には、図示しない冷却水で冷却される冷却機構12が設けられる。冷却機構12は、3つの第1〜第3冷却筒12a〜12cからなり、これら第1〜第3冷却筒12a〜12cは、軸方向を一致させて直列に連結構成されている。
【0012】
前記第1基台11の上に一定の間隔を隔てて第2基台13を設ける。第2基台13には、突き出し装置14を固定する取付部材15が設けられる。突き出し装置14は、ガイドを兼ねた支柱16、突き出し体17を有する押し出し体18、押し出し体18を上下動させる例えば油圧シリンダ19から構成されている。
【0013】
前記支柱16の下端は、取付部材15に植立させ、その上端には支柱16を保持する保持体20が設けられ、保持体20には、油圧シリンダ19が取り付けられている。なお、油圧シリンダに代えて水圧シリンダなど油圧シリンダと同等の機能を有するものを使用することができる。
【0014】
前記取付部材15の下部と冷却機構12との間には、後述する射出成型装置で使用する金型より所謂駒21(図2に示す)を嵌め込む略コ字状のガイドブッロク22が介挿される。この駒21内のシャフト形成用の螺旋溝の軸方向と、上記突き出し体17の軸方向および冷却機構12を構成する第1〜第3冷却筒12a〜12cの孔の軸方向を一致(一直線上に配置)させる。
【0015】
図3は上述した突き出し体17の詳細を示すもので、この突き出し体17は、螺旋溝に形成され、ピン23を突き出し体取り付け部17aと取り外し自在にすることにより、螺旋溝が異なる突き出し体との交換を容易とするように構成したものである。突き出し体取り付け部17aは、押し出し体18にベアリング24により回転自在に構成されている。25は取付部材15に設けられる案内キーで、この案内キー25は突き出し体17の螺旋溝に沿うに構成されているため、突き出し体17は、直線運動が回転運動に変換されるようになる。
【0016】
図4は、合成樹脂射出成形装置を一部断面して示す側断面図で、図4において、射出成型装置本体31の樹脂注入口32から合成樹脂が駒21のシャフト形成孔内に充填される。駒21のシャフト形成孔は、家庭用掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されていて、その型には螺旋溝が形成されている。
【0017】
33、34は、固定側となる第1、第2部材で、この第1、第2部材は、図示しない装置に固定されている。35、36は、可動側となる第3、第4部材で、この第3、第4部材35、36は、図示右側に設けられる移動機構(図示せず)により移動できるように構成されている。37は、金型より駒21を取り出す取り出し機構部材である。
【0018】
図4Aに示すように構成された合成樹脂射出成形装置において、駒21への合成樹脂の充填が完了した後、移動機構により第3、第4部材35、36が、図4Bに示すように図示右側方向に移動させる。その後、図4Cに示すように駒21の取り出し機構部材37を駆動させて駒21を射出成形装置から取り出す。
【0019】
取り出した駒21を、図1Aに示すガイドブロック22に図2のように嵌め込む。駒21がガイドブロック22にセットされたなら、油圧シリンダ19を駆動させる。これにより、押し出し体18は下方に押し下げられるため、突き出し体17も下方に移動を始める。このとき、突き出し体17の螺旋溝には、取付部材15に設けられている案内キー25があるために、突き出し体17は直線運動が回転運動に変換されて駒21に充填されているシャフトを回転させながら下方に押し出して行く。
【0020】
押し出されたシャフト38は、第1冷却筒12a内に押し込まれてここでシャフト38は冷却される。この動作が終了した後は、油圧シリンダ19を作動させて押し出し体18を上方に揚げれば、突き出し体17は、図1Aの状態に戻る。
【0021】
次に、ガイドブロック22に別の駒21をセットし、上記と同様に油圧シリンダ19を動作させて、駒21内のシャフト38を押し出せば、最初のシャフト38は第2冷却筒12bに押し込まれ、第1冷却筒12aに新しいシャフトが押し込まれることになる。以下順次上記の動作を継続することにより、冷却機構12から十分冷却されたシャフト38が得られる。このように冷却筒の長さをシャフト38の約3倍にして十分にシャフトを冷却することにより、シャフト38の反りを防止することができるようになるとともに、長尺のシャフト38が得られるようになる。図5は、上記実施の第1形態を用いて製造されたシャフト38の斜視図である。図中39は一方向に形成された螺旋溝である。
【0022】
次にこの発明の実施の第2形態を図6、図7により説明するに当たり、第1形態と同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。この第2形態では、図8に示すような螺旋溝が中央部を境にして異なる方向となる二方向の螺旋溝を有するシャフトを形成できるようにしたものである。なお、図6、図7において、第1形態で示した突き出し装置14が並設されたものとして述べる。
【0023】
まず、図6Aにおいて、第2基台13に第1、第2突き出し装置141、142を取付部材151、152に設ける。取付部材151、152の下部と第1基台11との間には、図6Bおよび図10に示すガイドブロック61を介挿する。ガイドブロック61は、長方形状の平板61aの一方の平面に案内体61b,61cの取り付け用の部材61dを介して取り付けられ、部材61d、案内体61b,61cとで略コ字状となるように形成するように構成したものである。このガイドブロック61に、図4に示した合成樹脂射出成形装置で使用する金型から取り出した図9に示す駒62を嵌め込むとともに駒62の上部に形成された係止部62aをガイドブロック61の案内体61b,61cにて係止させる。
【0024】
駒62は図9に示すように、中央部62cの位置から上下に分離可能のように構成されたもので、その上下の駒62d,62eには、二方向の螺旋溝が形成されている。
【0025】
上記のように構成されたガイドブロック61に駒62を嵌め込み、油圧シリンダ19を作動させて突き出し体17を押し下げて行くと、突き出し体17は直線運動が回転運動に変換されて駒62内のシャフトを回転させながら下方に押し下げて行く。
【0026】
すると、駒62の下の駒62eも回転しながら下方に降下し、図8に示すシャフト381が上の駒62dから外れる(すなわち、シャフトの半分が駒62dから外れる)と、第1基台11に穿設された孔を通って第1基台11の下面に形成された駒受け部材411に落ちる。
【0027】
駒受け部材411に落ちた下の駒62eを、その部材411から取り出して、図7Aに示す冷却機構12を備えた突き出し装置143のガイドブロック61に嵌め込む。図7Bがガイドブロック61に駒62eを嵌め込んだ状態を示す。その後、図7Cに示すように油圧シリンダ19を作動させて、突き出し体17により残り半分のシャフトを駒62e内から図7Dに示すように下方に押し下げて、冷却機構12を構成する第1冷却筒12aに挿入させてシャフトを冷却する。以下、順次駒を変えて上記動作を行うことにより、シャフトは冷却機構で十分に冷却されるので、反りの発生を防止することができるようになるとともに、螺旋溝が二方向のシャフトが得られるようになる。
【0028】
上記図6、図7においては、突き出し装置を並設する場合について述べて来たが、並設する突き出し装置の一方に設けられる駒受け部材に代えて、図7に示した冷却機構を装着するようにすれば、1つの装置で二方向の螺旋溝を有するシャフトを製造することができるようになる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、家庭用掃除機の回転ブラシ用長尺シャフトを合成樹脂でかつ収縮により反りが生じないように成形することができるとともに、螺旋溝が一方向のシャフトのみならず、螺旋溝が二方向のシャフトをも形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す一部を断面した側断面図。
【図2】駒とガイドブロックの斜視図。
【図3】(a)は突き出し体と案内キーの関係を示す説明図、(b)は突き出し体の下面図、(c)はベアリングの構成図、(d)突き出し体の詳細図、(e)は案内キーの説明図。
【図4】合成樹脂射出成形装置を一部断面して示す側断面図。
【図5】螺旋溝が一方向のシャフトの斜視図。
【図6】この発明の実施の第2形態を示す第1段階を説明するための一部を断面した側断面図および要部の斜視図。
【図7】この発明の実施の第2形態を示す第2段階を説明するための一部を断面した側断面図および要部の斜視図。
【図8】第2形態で製造された螺旋溝が二方向のシャフトの斜視図。
【図9】第2形態で使用する金型の駒を示す斜視図。
【図10】第2形態で使用する駒を嵌め込むガイドブロックの斜視図。
【符号の説明】
11…第1基台
12…冷却機構
13…第2基台
14…突き出し装置
15…取付部材
16…支柱
17…突き出し体
18…押し出し体
19…油圧シリンダ
20…保持体
21…駒
22…ガイドブロック
38…シャフト
39…螺旋溝
【発明の属する技術分野】
この発明は、家庭用掃除機の吸い込みノズル部に組み込まれる回転ブラシ用シャフトを製造するシャフト成型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、家庭用掃除機の吸い込みノズル部には、塵埃等の除去に威力を発揮する回転ブラシが組み込まれている。この回転ブラシは、螺旋溝が形成されたシャフトと、このシャフトの螺旋溝に装着されたブレードとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記シャフトは、合成樹脂やアルミニウムで形成されている。前者の合成樹脂のシャフトは、射出成型装置で成形された後、その成型装置か断面丸型・固定式突出し棒で突き出す手段を用いているため、シャフトの長さが50mm〜60mmぐらいのものしか製作できない。このため、上記回転ブラシ用シャフトとして使用するには、50mm〜60mmのシャフトを3本ぐらい金属のピン等で結合させて150mmぐらいの長さにして使用する手段が採られている。このような手段を採らずに、いきなり、例えば長さが150mm以上の長尺のシャフトを突出し棒により製作すると、収縮や離型の悪いシャフトの場合には、突き出し加工が不可能になることが極めて多くなる傾向があった。また、収縮の悪いシャフトの場合には、シャフトに反りが発生しまう問題がある。
【0004】
このため、後者のアルミニウム製のシャフトが使用されるようになって来た。このアルミニウム製のシャフトは、アルミニウムを押し出した後に、捩り加工を施したものであるが、高価で捩り加工を施すために、品質の均一性を得ることができない等の製造加工が難しい問題がある。
【0005】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、家庭用掃除機の回転ブラシ用長尺シャフトを合成樹脂でかつ収縮により反りが生じないように成形することができる掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を達成するために、第1発明は、掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、螺旋溝を有する駒の金型が可動側に設けられ、固定側から駒に樹脂を注入し、その樹脂注入の充填が完了したなら可動側を一定位置まで移動させて駒を取り出すように構成した射出成型装置において、
前記取り出した駒が装着される案内ブロックと、
この案内ブロックを挟んで上部に設けられ、駒内のシャフトを突き出し体により回転させながら駒内から突き出す突き出し装置と、
前記案内ブロックの下部に設けられ、前記突き出し装置により突き出されたシャフトを冷却するために押し込まれる冷却機構と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
第2発明は、前記冷却機構が、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とするものである。
【0008】
第3発明は、掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、二方向に螺旋溝が形成され、中央部で横断分離される射出成型装置の駒と、
この駒が装着される第1案内ブロックを有し、この第1案内ブロックを挟んで上部に前記シャフトの突き出し装置が、下部に分離する駒の一方を受ける受け部材が設けられた第1装置と、
この第1装置で分離された駒の一方が装着される第2案内ブロックを有し、この第2案内ブロックを挟んで上部にシャフトの突き出し装置が、下部に駒から押し出されるシャフトを冷却する冷却機構が設けられた第2装置と、
からなることを特徴とするものである。
【0009】
第4発明は、前記冷却機構が、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
[実施の第1形態]
図1はこの発明の実施の第1形態を示す一部を断面した側断面図で、図1において、11は第1基台で、この第1基台11には、図示しない冷却水で冷却される冷却機構12が設けられる。冷却機構12は、3つの第1〜第3冷却筒12a〜12cからなり、これら第1〜第3冷却筒12a〜12cは、軸方向を一致させて直列に連結構成されている。
【0012】
前記第1基台11の上に一定の間隔を隔てて第2基台13を設ける。第2基台13には、突き出し装置14を固定する取付部材15が設けられる。突き出し装置14は、ガイドを兼ねた支柱16、突き出し体17を有する押し出し体18、押し出し体18を上下動させる例えば油圧シリンダ19から構成されている。
【0013】
前記支柱16の下端は、取付部材15に植立させ、その上端には支柱16を保持する保持体20が設けられ、保持体20には、油圧シリンダ19が取り付けられている。なお、油圧シリンダに代えて水圧シリンダなど油圧シリンダと同等の機能を有するものを使用することができる。
【0014】
前記取付部材15の下部と冷却機構12との間には、後述する射出成型装置で使用する金型より所謂駒21(図2に示す)を嵌め込む略コ字状のガイドブッロク22が介挿される。この駒21内のシャフト形成用の螺旋溝の軸方向と、上記突き出し体17の軸方向および冷却機構12を構成する第1〜第3冷却筒12a〜12cの孔の軸方向を一致(一直線上に配置)させる。
【0015】
図3は上述した突き出し体17の詳細を示すもので、この突き出し体17は、螺旋溝に形成され、ピン23を突き出し体取り付け部17aと取り外し自在にすることにより、螺旋溝が異なる突き出し体との交換を容易とするように構成したものである。突き出し体取り付け部17aは、押し出し体18にベアリング24により回転自在に構成されている。25は取付部材15に設けられる案内キーで、この案内キー25は突き出し体17の螺旋溝に沿うに構成されているため、突き出し体17は、直線運動が回転運動に変換されるようになる。
【0016】
図4は、合成樹脂射出成形装置を一部断面して示す側断面図で、図4において、射出成型装置本体31の樹脂注入口32から合成樹脂が駒21のシャフト形成孔内に充填される。駒21のシャフト形成孔は、家庭用掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されていて、その型には螺旋溝が形成されている。
【0017】
33、34は、固定側となる第1、第2部材で、この第1、第2部材は、図示しない装置に固定されている。35、36は、可動側となる第3、第4部材で、この第3、第4部材35、36は、図示右側に設けられる移動機構(図示せず)により移動できるように構成されている。37は、金型より駒21を取り出す取り出し機構部材である。
【0018】
図4Aに示すように構成された合成樹脂射出成形装置において、駒21への合成樹脂の充填が完了した後、移動機構により第3、第4部材35、36が、図4Bに示すように図示右側方向に移動させる。その後、図4Cに示すように駒21の取り出し機構部材37を駆動させて駒21を射出成形装置から取り出す。
【0019】
取り出した駒21を、図1Aに示すガイドブロック22に図2のように嵌め込む。駒21がガイドブロック22にセットされたなら、油圧シリンダ19を駆動させる。これにより、押し出し体18は下方に押し下げられるため、突き出し体17も下方に移動を始める。このとき、突き出し体17の螺旋溝には、取付部材15に設けられている案内キー25があるために、突き出し体17は直線運動が回転運動に変換されて駒21に充填されているシャフトを回転させながら下方に押し出して行く。
【0020】
押し出されたシャフト38は、第1冷却筒12a内に押し込まれてここでシャフト38は冷却される。この動作が終了した後は、油圧シリンダ19を作動させて押し出し体18を上方に揚げれば、突き出し体17は、図1Aの状態に戻る。
【0021】
次に、ガイドブロック22に別の駒21をセットし、上記と同様に油圧シリンダ19を動作させて、駒21内のシャフト38を押し出せば、最初のシャフト38は第2冷却筒12bに押し込まれ、第1冷却筒12aに新しいシャフトが押し込まれることになる。以下順次上記の動作を継続することにより、冷却機構12から十分冷却されたシャフト38が得られる。このように冷却筒の長さをシャフト38の約3倍にして十分にシャフトを冷却することにより、シャフト38の反りを防止することができるようになるとともに、長尺のシャフト38が得られるようになる。図5は、上記実施の第1形態を用いて製造されたシャフト38の斜視図である。図中39は一方向に形成された螺旋溝である。
【0022】
次にこの発明の実施の第2形態を図6、図7により説明するに当たり、第1形態と同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。この第2形態では、図8に示すような螺旋溝が中央部を境にして異なる方向となる二方向の螺旋溝を有するシャフトを形成できるようにしたものである。なお、図6、図7において、第1形態で示した突き出し装置14が並設されたものとして述べる。
【0023】
まず、図6Aにおいて、第2基台13に第1、第2突き出し装置141、142を取付部材151、152に設ける。取付部材151、152の下部と第1基台11との間には、図6Bおよび図10に示すガイドブロック61を介挿する。ガイドブロック61は、長方形状の平板61aの一方の平面に案内体61b,61cの取り付け用の部材61dを介して取り付けられ、部材61d、案内体61b,61cとで略コ字状となるように形成するように構成したものである。このガイドブロック61に、図4に示した合成樹脂射出成形装置で使用する金型から取り出した図9に示す駒62を嵌め込むとともに駒62の上部に形成された係止部62aをガイドブロック61の案内体61b,61cにて係止させる。
【0024】
駒62は図9に示すように、中央部62cの位置から上下に分離可能のように構成されたもので、その上下の駒62d,62eには、二方向の螺旋溝が形成されている。
【0025】
上記のように構成されたガイドブロック61に駒62を嵌め込み、油圧シリンダ19を作動させて突き出し体17を押し下げて行くと、突き出し体17は直線運動が回転運動に変換されて駒62内のシャフトを回転させながら下方に押し下げて行く。
【0026】
すると、駒62の下の駒62eも回転しながら下方に降下し、図8に示すシャフト381が上の駒62dから外れる(すなわち、シャフトの半分が駒62dから外れる)と、第1基台11に穿設された孔を通って第1基台11の下面に形成された駒受け部材411に落ちる。
【0027】
駒受け部材411に落ちた下の駒62eを、その部材411から取り出して、図7Aに示す冷却機構12を備えた突き出し装置143のガイドブロック61に嵌め込む。図7Bがガイドブロック61に駒62eを嵌め込んだ状態を示す。その後、図7Cに示すように油圧シリンダ19を作動させて、突き出し体17により残り半分のシャフトを駒62e内から図7Dに示すように下方に押し下げて、冷却機構12を構成する第1冷却筒12aに挿入させてシャフトを冷却する。以下、順次駒を変えて上記動作を行うことにより、シャフトは冷却機構で十分に冷却されるので、反りの発生を防止することができるようになるとともに、螺旋溝が二方向のシャフトが得られるようになる。
【0028】
上記図6、図7においては、突き出し装置を並設する場合について述べて来たが、並設する突き出し装置の一方に設けられる駒受け部材に代えて、図7に示した冷却機構を装着するようにすれば、1つの装置で二方向の螺旋溝を有するシャフトを製造することができるようになる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、家庭用掃除機の回転ブラシ用長尺シャフトを合成樹脂でかつ収縮により反りが生じないように成形することができるとともに、螺旋溝が一方向のシャフトのみならず、螺旋溝が二方向のシャフトをも形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す一部を断面した側断面図。
【図2】駒とガイドブロックの斜視図。
【図3】(a)は突き出し体と案内キーの関係を示す説明図、(b)は突き出し体の下面図、(c)はベアリングの構成図、(d)突き出し体の詳細図、(e)は案内キーの説明図。
【図4】合成樹脂射出成形装置を一部断面して示す側断面図。
【図5】螺旋溝が一方向のシャフトの斜視図。
【図6】この発明の実施の第2形態を示す第1段階を説明するための一部を断面した側断面図および要部の斜視図。
【図7】この発明の実施の第2形態を示す第2段階を説明するための一部を断面した側断面図および要部の斜視図。
【図8】第2形態で製造された螺旋溝が二方向のシャフトの斜視図。
【図9】第2形態で使用する金型の駒を示す斜視図。
【図10】第2形態で使用する駒を嵌め込むガイドブロックの斜視図。
【符号の説明】
11…第1基台
12…冷却機構
13…第2基台
14…突き出し装置
15…取付部材
16…支柱
17…突き出し体
18…押し出し体
19…油圧シリンダ
20…保持体
21…駒
22…ガイドブロック
38…シャフト
39…螺旋溝
Claims (4)
- 掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、螺旋溝を有する駒の金型が可動側に設けられ、固定側から駒に樹脂を注入し、その樹脂注入の充填が完了したなら可動側を一定位置まで移動させて駒を取り出すように構成した射出成型装置において、
前記取り出した駒が装着される案内ブロックと、
この案内ブロックを挟んで上部に設けられ、駒内のシャフトを突き出し体により回転させながら駒内から突き出す突き出し装置と、
前記案内ブロックの下部に設けられ、前記突き出し装置により突き出されたシャフトを冷却するために押し込まれる冷却機構と、
を備えたことを特徴とする掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置。 - 前記冷却機構は、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とする請求項1記載の掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置。
- 掃除機の回転ブラシ用シャフトの型に形成されるとともに、二方向に螺旋溝が形成され、中央部で横断分離される射出成型装置の駒と、
この駒が装着される第1案内ブロックを有し、この第1案内ブロックを挟んで上部に前記シャフトの突き出し装置が、下部に分離する駒の一方を受ける受け部材が設けられた第1装置と、
この第1装置で分離された駒の一方が装着される第2案内ブロックを有し、この第2案内ブロックを挟んで上部にシャフトの突き出し装置が、下部に駒から押し出されるシャフトを冷却する冷却機構が設けられた第2装置と、
からなることを特徴とする掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置。 - 前記冷却機構は、冷却水によりシャフトを冷却する冷却筒からなることを特徴とする請求項3記載の掃除機の回転ブラシ用シャフト成型装置。
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