JP3548861B2 - 節度感を持たせた手動利器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、刃部を柄内に折り畳み可能とした、ナイフ、包丁、あるいはネジを回す先端部を柄内に折り畳むようにしたドライバ等の手動利器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、折り畳みナイフのように、作用部である刃部(ドライバであればネジを回す先端部)を柄の中に折り畳むようにして、刃部の安全性を高めるとともに、収納スペースを小さなものにできるようにしたものが既に種々提案されている。このように、作用部を柄に対して折り畳み可能としたものは、包丁やドライバ等の他の手動利器についても種々提案されてきている。
【0003】
そして、例えば、折り畳みナイフについてみてみると、刃部と一体的なタング部を柄の中に納めるようにしておいて、このタング部の端部を板バネで押さえるようにして、ナイフの開放時や収納時の収まりを確実にするようにすることがなされている。このような板バネとタング部を使用した折り畳み構造では、刃部とタング部とを一体成形しなければならないこと、板バネを「柄」という非常に狭い空間内に納めなければならないこと等から、柄や刃部等を金属材料によって形成しなければならず、製造工程を多くし、しかも技術的にも注意を要する部分が多くなって、結局全体の製造コストを高めてしまっていたものである。
【0004】
また、この板バネとタング部を利用した折り畳み構造では、その収納時及び開放時の収まりが非常にしっかりしているものの、刃部等の作用部の柄からの取り出しや納めに力がいるものとなっていて、力の弱い幼児やお年寄りが使用するには、少し難のあるものとなっていたのである。
【0005】
さらに、近年においては、種々な物品について、これがゴミとなったときの処理が簡単に行えるようにしておく要望が高まっており、そのことはこの種の手動利器についても同様である。つまり、この種の手動利器を開発するのにあたって、これを構成している樹脂部分と金属部分との分離が簡単に行えるようにしておいて、その分別が容易に行えるようにしておく必要がある。
【0006】
そこで、本発明者は、作用部を柄に対して折り畳み可能とするに際して、もっと製造コストを低減できるような構造とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種の折畳式の手動利器についての上記実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、その折り畳み操作が簡単に行えて、しかも製造コストを低減できるようにすることである。
【0008】
すなわち、本発明の目的とするところは、作用部の柄に対する納めや引き出しを軽い力でも節度感をもって行うことができて、しかも全体の組付けを簡単に行えるようにすることのできる折畳式手動利器を、簡単な構成によって提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明において使用する符号を付して説明すると、
「作用部を柄に対して1つの枢軸22について折畳み可能に組付けた手動利器100であって、
前記作用部の後端側に一体化されて枢軸22が通される回動部材30と、この回動部材30を前端にて包み込みながら枢軸22を有する二分割された柄部材21a、21bと、これらの柄部材21a、21bの一方の前端内面に形成した円形凹所24と、この円形凹所24に嵌合すべく回動部材30側に形成した円形突条32と、円形凹所24内に収納されて円形突条32に形成した窓34から各端部41が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリング40と、このスプリング40の窓34から突出した端部41を係止すべく、円形凹所24の内面に形成した凹み25とにより構成したことを特徴とする手動利器100」
であり、請求項2に係る発明の採った手段は、同様に、
「作用部を柄に対して1つの枢軸22について折畳み可能に組付けた手動利器100であって、
前記作用部の後端側に一体化されて枢軸22が通される回動部材30と、この回動部材30を前端にて包み込みながら枢軸22を有する二分割された柄部材21a、21bと、これらの柄部材21a、21bの一方の前端内面に形成した円形突条32と、この円形突条32が嵌合すべく回動部材30側に形成した円形凹所24と、この円形凹所24内に収納されて円形突条32に形成した窓34から各端部41が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリング40と、このスプリング40の窓34から突出した端部41を係止すべく、円形凹所24の内面に形成した凹み25とにより構成したことを特徴とする手動利器100」である。
【0010】
すなわち、本発明に係る手動利器100は、その作用部である例えばナイフの刃部10の軸支側の内側を、図4に示すように、回動部材30を構成している右半身体31aと左半身体31bとによって挟み込んで、図2及び図3に示すように、この刃部10の内側に回動部材30を一体化するとともに、この回動部材30を、図4に示すように、例えば右柄部材21a側に形成した枢軸22にその挿通孔33を利用して回動可能に組付け、その後、回動部材30を挟み込むようにしながら、右柄部材21aに左柄部材21bを嵌合するようにしたものである。
【0011】
そして、後述する実施形態の手動利器100では、図2及び図4に示すように、左半身体31bの外側面に円形突条32を一体的に形成しておいて、この円形突条32の内側にスプリング40を収納するとともに、円形突条32に形成してある窓34から、スプリング40の各端部41が出入可能としてある。この円形突条32の外側には、図2に示した左柄部材21b側の円形凹所24が配置されることになるのであり、この円形凹所24の内面に形成した各凹み25には、スプリング40側の端部41が、図5または図7に示すように、係合することになるのである。
【0012】
以上のように構成した手動利器100が、図1に示すように、その刃部10を柄20から取り出して完全に解放したものである場合には、図5に示すように、スプリング40の各端部41は、回動部材30側の円形突条32に形成した各窓34から柄20側の円形凹所24の内面側に向けて突出しており、この円形凹所24に形成してある各凹み25内に係合しているのである。これら各端部41と円形凹所24側の凹み25との係合によって、刃部10は柄20に対してその開放位置が保持されているのである。何故なら、スプリング40は、その各端部41が回動部材30側の円形突条32に形成してある各窓34内に挿入されていることによって回動部材30に対して一体化され、この回動部材30は刃部10に対して一体化されていて、一方各端部41を停止している凹み25は、柄20と一体的な円形凹所24に形成したものだからである。
【0013】
ここで、柄20内に収納するために、刃部10に少し力を加えてこれを折ると、柄20側の凹み25に対するスプリング40側の各端部41の係合が外される。何故なら、スプリング40は、図2及び図5に示すように、平面的にみたときの形状がΩ字状に形成されていて、柄20側と一体的な枢軸22と回動部材30側の円形突条32との間の空間内に収納されているため、刃部10に力が加えられたときこの空間内で縮径され、スプリング40の各端部41が円形突条32の窓34内に引込むからである。
【0014】
このように、刃部10は、これに少し力を入れて折らなければならないということは、その図5に示すような開放状態がスプリング40によって維持されていることを意味している。また、この刃部10に少し力を入れて折らなければならないということは、その時の節度感を使用者に与えるものとなっていることを意味している。
【0015】
さて、刃部10が一旦折られれば、スプリング40は図6に示すような状態となる。すなわち、このスプリング40の各端部41は、円形突条32の各窓34内に埋設したままの状態となり、その各外端面は、刃部10のさらなる折り畳み操作に従って、次の凹み25がくるまで、円形凹所24の内面を摺接することになるのである。各端部41の外端面が円形凹所24の内面を摺接するということは、刃部10側と柄20側との間にある程度の摩擦力を発生することを意味しており、刃部10が不用意に柄20に対して回動することがないことを意味している。勿論、スプリング40は文字通りスプリング機能、つまり縮径されたときには各端部41が外方へ突出しようとする弾発力を有しているため、図6に示した状態の各端部41は円形凹所24の内面に弾発的に当接しており、これによって両者間の摩擦力が強められている。
【0016】
以上のような刃部10の折り畳みが終了すれば、図7に示すように、各端部41は別の凹み25内に係合する。つまり、各端部41と凹み25との関係は図5にも示したようになり、折り畳み状態はスプリング40の弾性力によって維持されるのである。
【0017】
勿論、この図7の折り畳み状態から、刃部10を起こすには、例えば刃部10の取出しつまみ11を利用して行うのであるが、その場合にも節度感が発生することは、開放された刃部10の折り畳み時と同様であり、刃部10を完成に起す、つまり図5に示した状態になるまでは、前述の図6に示した場合の作用と同じ作用を発揮することは言うまでもない。
【0018】
そして、この手動利器100の刃部10や枢支ネジ50等のような金属によって形成するのがよい部分以外の構成部材については、合成樹脂を材料として形成できるものとなっており、形状も「円」を基調とするものであるから、その製造を容易に行うことができるものであり、結果として、全体の製造コストを低減することができるものとなっているのである。
【0019】
勿論、枢支ネジ50を取り外せば、当該手動利器100は、その分解を簡単に行えるだけでなく、金属刃部10や枢支ネジ50等のような金属部分と、その他の合成樹脂からなる部分とを簡単に分けることができるから、ゴミとなった場合の資源の分別を簡単に行うことができるものである。
【0020】
上の説明では、柄20側に円形凹所24を形成するとともに、この円形凹所24内に収納される円形突条32を回動部材30側に形成した例(これが請求項 1に係る発明に関する)について行っているが、本発明は、柄20側に円形突条32を、また回動部材30側に円形凹所24を形成して実施(これが請求項2に係る発明に関する)することができる。また、全体の一体化を一本の枢支ネジ50によって行うようにしているが、この枢支ネジ50に代えて樹脂ピンを採用して、この樹脂ピンのウエルダ(溶着)によって一体化を行うか、右柄部材21aと左柄部材21bとの間のウエルダを行うことによって一体化するように実施してもよい。
【0021】
以上のことは、作用部である刃部10がナイフのものでなく包丁のものであっても、またドライバーの先端部のような工具等であっても、同様に言えることである。
【0022】
従って、本発明に係る手動利器100によれば、刃部10等の作用部の開放操作や収納操作を節度感をもって行えるだけでなく、収納時及び開放時の、刃部10等の作用部の柄20に対する保持を確実に行え、操作途中においても不用意に開放や収納がなされないようにすることができるのである。また、この手動利器100は、その各部を合成樹脂を材料として製造することができて、全体のコスト低減を図ることができるだけでなく、資源の分別をも簡単に行えるものとなっているのである。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態である手動利器100について説明するが、この手動利器100は、作用部として刃部10を採用したナイフである。勿論、本発明は、このようなナイフに限らず、包丁やドライバーといった他の手動利器についても適用できることは、前述した通りである。また、以下の説明では、柄20側に円形凹所24を形成するとともに、この円形凹所24内に収納される円形突条32を回動部材30側に形成した例(これが請求項1に係る発明に関する)について行っているが、本発明は、柄20側に円形突条32を、また回動部材30側に円形凹所24を形成して実施(これが請 求項2に係る発明に関する)することができる。
【0024】
さて、図1には、作用部である刃部10を柄20から完全に開放した状態の手動利器100が示してある。すなわち、この手動利器100は、図1中に図示している枢支ネジ50を柄20側に形成した後述する枢軸22に螺着することにより、刃部10を柄20に対して開放及び収納可能に連結したものである。
【0025】
本実施形態の刃部10は、金属やセラミックスを材料として形成したものであり、その背部には、当該刃部10の柄20内からの取り出し(開放)を簡単に行えるようにするための取出しつまみ11が形成してある。また、この刃部10には、図1にも示すような開口12が形成してあり、切ったものが簡単に離れるようにしてある。
【0026】
この刃部10の内端(刃先と反対側の端部)には、図2に示したように、回動部材30が一体化してあり、この回動部材30は、刃部10の内端とともに、柄20を構成している右柄部材21a及び左柄部材21bの端部によって挟み込まれるものである。勿論、刃部10は柄20内に収納されるものであるため、柄20の両右柄部材21a及び左柄部材21bの内面には、図2に示したように、刃収納凹所23が形成してある。
【0027】
本実施形態の柄20を構成している右柄部材21aの、刃部10側端部には、図3にて示したように、枢軸22が一体的に形成してあり、この枢軸22に対しては、回動部材30側の挿通孔33や左柄部材21bの枢支穴が挿通されるとともに、これらの挿通が完了した後に、図1に示すように、枢支ネジ50が螺着されるものである。この右柄部材21aの、枢軸22とは反対側の端部には連結ピン27が取り付けられ、この連結ピン27は左柄部材21b側の取付穴内に挿入されて右柄部材21aと左柄部材21bとの一体化を図るものである。
【0028】
左柄部材21bの刃部10側端部には、図2にて示したように、円形凹所24が形成してあり、この円形凹所24の外側内面には、枢軸22を中心にした点対称位置に2個の凹み25が形成してある。この左柄部材21b側の円形凹所24内には、当該左柄部材21bに右柄部材21aを嵌合したときに、回動部材30側に一体的に設けてある円形突条32が収納されることになり、また、各凹み25内には、後述するスプリング40の端部41がそれぞれ係合することになるものである。また、左柄部材21bには、図2に示したように、前述した右柄部材21a側の枢軸22の端部が挿入される枢支穴が設けてある。
【0029】
なお、各右柄部材21a及び左柄部材21bの、枢軸22に近接する外側部分には、図2に示したように、ストッパ係合部26が一体的に形成してあり、このストッパ係合部26に対しては、刃部10の内端側に一体化される回動部材30側のストッパ35が当接することになるものである。すなわち、回動部材30側のストッパ35がこれらのストッパ係合部26に当接することにより、刃部10は柄20に対して、図1に示したような開放状態を維持することになり、刃部10のこれ以上の開放をしないようにするものである。
【0030】
回動部材30は、刃部10の内端側部分を挟み込む右半身体31a及び左半身体31bからなるもので、これらの右半身体31a及び左半身体31bの中心には、図2及び図3に示したように、柄20側の枢軸22が挿通されることになる挿通孔33がそれぞれ形成してある。また、これらの右半身体31a及び左半身体31bには、図3等に示したように、円形の凹所が形成してあり、この凹所内には、略円形に形成した刃部10の内端部が納められる。つまり、各右半身体31a及び左半身体31bは、その円形凹所を利用して刃部10の内端部に嵌合されて、この刃部10を挟み込むものであり、これらの所定位置に形成してある2つの挿通穴に各固定ピン36を嵌入することにより、刃部10に対する一体化が完了する。
【0031】
そして、本実施形態の回動部材30においては、その左半身体31bの外側面に、図2〜図4に示したように、左柄部材21b側の円形凹所24の内径と略同じ外形を有する円形突条32が形成してあり、この円形突条32の、枢軸22を中心とする点対称位置に2つの窓34が形成してある。これらの窓34は、刃部10を柄20内に収納したとき(図7に示した状態のとき)、及び刃部10を柄20から完全に解放したとき(図5に示した状態のとき)には、柄20側の円形凹所24内に形成した各凹み25に対向することになる位置に形成したものである。また、この円形突条32の内径は、これと枢軸22との間に挿入されるスプリング40が撓み得る空間を形成する程度にしてある。
【0032】
なお、これらの右半身体31a及び左半身体31bには、刃部10を柄20に対して完全解放したときに、柄20側に設けてあるストッパ係合部26に当接し得るストッパ35が形成してあることは、前述した通りである。
【0033】
以上の回動部材30側の円形突条32と、柄20側の枢軸22との間に形成されることになる空間内には、図2〜図4に示したように、平面形状がΩ字状となるスプリング40が収納されるものであり、このとき、このスプリング40の各端部41は、円形突条32に形成してある各窓34内に挿通される。これら各端部41は、スプリング40自体の弾性力によって生じている拡開力によって、円形突条32の窓34内に弾発的に収納されている。つまり、各端部41の先に、円形凹所24の各凹み25が存在していれば、各端部41の外端が各凹み25内に係合するのであり、各凹み25が存在していなければ、図6に示したように、各端部41の外端は円形凹所24の内面に当接していて、スプリング40全体はそれ自体の弾性力に抗して僅かに縮径することになるものである。
【0034】
本実施形態の手動利器100では、柄20を構成している両右柄部材21a及び左柄部材21b、回動部材30を構成している両右半身体31a及び左半身体31b、そしてスプリング40自体を合成樹脂によって一体成形したものであり、これによっても、その全体の製造コストを低減させているのである。
【0035】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「作用部を柄に対して1つの枢軸22について折畳み可能に組付けた手動利器100であって、
前記作用部の後端側に一体化されて枢軸22が通される回動部材30と、この回動部材30を前端にて包み込みながら枢軸22を有する二分割された柄部材21a、21bと、これらの柄部材21a、21bの一方の前端内面に形成した円形凹所24と、この円形凹所24に嵌合すべく回動部材30側に形成した円形突条32と、円形凹所24内に収納されて円形突条32に形成した窓34から各端部41が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリング40と、このスプリング40の窓34から突出した端部41を係止すべく、円形凹所24の内面に形成した凹み25とにより構成したこと」
または、
「作用部を柄に対して1つの枢軸22について折畳み可能に組付けた手動利器100であって、
前記作用部の後端側に一体化されて枢軸22が通される回動部材30と、この回動部材30を前端にて包み込みながら枢軸22を有する二分割された柄部材21a、21bと、これらの柄部材21a、21bの一方の前端内面に形成した円形突条32と、この円形突条32が嵌合すべく回動部材30側に形成した円形凹所24と、この円形凹所24内に収納されて円形突条32に形成した窓34から各端部41が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリング40と、このスプリング40の窓34から突出した端部41を係止すべく、円形凹所24の内面に形成した凹み25とにより構成したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、作用部の柄に対する納めや引き出しを軽い力でも節度感をもって行うことができて、全体の組付けを簡単に行えるようにすることができ、しかも金属部分と樹脂部分との分別を簡単に行うことのできる折畳式手動利器を、簡単な構成によって提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手動利器を示すもので、その作用部である刃部を完全に解放したときの平面図である。
【図2】同手動利器の、左柄部材を外して、刃部を少し折り曲げたときの状態を示す平面図である。
【図3】同手動利器の、右柄部材から刃部を外し、この刃部を挟み込んでいた右半身体をも外した平面図である。
【図4】同手動利器の刃部の内端に納付けられる回動部材と、この回動部材の左半身体に組み付けられるスプリングとを示す平面図である。
【図5】同手動利器の刃部が柄に対して完全解放されたときの、枢軸を中心にしてみた部分拡大横断面図である。
【図6】同刃部を柄に対して少し折り曲げたときの、枢軸を中心にしてみた部分拡大横断面図である。
【図7】同刃部を柄内に収納したときの、枢軸を中心にしてみた部分拡大横断面図である。
【符号の説明】
100 手動利器
10 刃部
11 取出しつまみ
12 開口
20 柄
21a 右柄部材
21b 左柄部材
22 枢軸
23 刃収納凹所
24 円形凹所
25 凹み
26 ストッパ係合部
27 連結ピン
30 回動部材
31a 右半身体
31b 左半身体
32 円形突条
33 挿通孔
34 窓
35 ストッパ
36 固定ピン
40 スプリング
41 端部
50 枢支ネジ

Claims (2)

  1. 作用部を柄に対して1つの枢軸について折畳み可能に組付けた手動利器であって、
    前記作用部の後端側に一体化されて前記枢軸が通される回動部材と、この回動部材を前端にて包み込みながら前記枢軸を有する二分割された柄部材と、これらの柄部材の一方の前端内面に形成した円形凹所と、この円形凹所に嵌合すべく前記回動部材側に形成した円形突条と、前記円形凹所内に収納されて前記円形突条に形成した窓から各端部が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリングと、このスプリングの前記窓から突出した端部を係止すべく、前記円形凹所の内面に形成した凹みとにより構成したことを特徴とする手動利器。
  2. 作用部を柄に対して1つの枢軸について折畳み可能に組付けた手動利器であって、
    前記作用部の後端側に一体化されて前記枢軸が通される回動部材と、この回動部材を前端にて包み込みながら前記枢軸を有する二分割された柄部材と、これらの柄部材の一方の前端内面に形成した円形突条と、この円形突条が嵌合すべく前記回動部材側に形成した円形凹所と、この円形凹所内に収納されて前記円形突条に形成した窓から各端部が出入されるべく平面でみた形状がΩ字状のスプリングと、このスプリングの前記窓から突出した端部を係止すべく、前記円形凹所の内面に形成した凹みとにより構成したことを特徴とする手動利器。
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