JP3548758B2 - 蛋白繊維品の処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は羊毛などの蛋白繊維製品の処理方法に関する。更に詳しくは蛋白繊維品に防縮性と水系洗濯に対する寸法安定性を付与する処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、工業化されている天然蛋白繊維品の防縮加工法として次の方法が知られている。
▲1▼塩素系酸化剤を用いた獣毛繊維のスケールを除去する方法、▲2▼プロテアーゼ等のタンパク質分解酵素を用いて獣毛繊維のスケールを除去することにより獣毛繊維に防縮性を付与する方法、▲3▼ポリウレタン等を用いた樹脂加工により蛋白繊維表面を被覆して繊維相互の動きを抑止する処理方法、▲4▼獣毛繊維に減圧下でプラズマ処理を施し、獣毛繊維表面を親水化して各種防縮剤との親和性を向上させる方法、▲5▼オゾンを用いて獣毛繊維のスケールを酸化除去する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲1▼の方法は繊維本体に致命的なダメージを与える危険性を伴っており、またオゾン層の破壊やダイオキシンの発生による環境破壊の可能性があり、更に作業者の健康障害を引き起こす可能性が高いため、早急な代替法の開発が要望されている。上記▲2▼の方法は獣毛繊維に対する酵素の反応性が低いために高い減量率が得られず、酵素処理に非常に長い時間を要し、著しい強度低下が生じるなどの問題がある。上記▲3▼の方法で処理した場合には、蛋白繊維品の風合が硬くなり、その色相が変化するという問題がある。また上記▲4▼の方法は減圧下での処理工程を経なければならず、減圧に長時間を要し、しかも減圧処理のための密閉空間が必要となる等の理由により、実用化が困難であるという問題がある。更に上記▲5▼の方法は、上記▲1▼の方法と同様に、繊維本体の損傷・強度低下を招くことが懸念される。
本発明の目的は、塩素系酸化剤、酵素、樹脂を使用せず、羊毛等の獣毛繊維のスケールを除去することなく、またオゾンやプラズマによる処理を行うことなく、低温で蛋白繊維品に防縮性を付与する処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、0.5〜3重量%のアンモニウム塩を含むpH5.0〜8.5の第1水溶液に蛋白繊維品を含浸して30〜60℃で20〜60分処理する工程と、6〜12重量%の形態安定化剤と0.1〜12重量%の第1プロテインを含むpH3〜9の第2水溶液に前記第1水溶液で処理した蛋白繊維品を含浸する工程と、第2水溶液に含浸した蛋白繊維品を100〜130℃で乾燥する工程と、0.5〜2.0重量%の有機酸と0.1〜1.2重量%の第2プロテインを含むpH1〜3の第3水溶液に前記乾燥した蛋白繊維品を含浸して15〜35℃で10〜60分処理する工程と、0.1〜1.5重量%のアルカリ剤を含むpH7.5〜9.5の第4水溶液に前記第3水溶液で処理した蛋白繊維品を含浸して30〜50℃で10〜60分処理する工程とを含む蛋白繊維品の処理方法である。
【0005】
請求項1に係る方法によれば、第1水溶液で処理すると、本来疎水性である蛋白繊維表面のエピクチクルが親水化される。また第2水溶液で処理すると、ジスルフィド結合の開裂と再結合が起こり、続いて第1水溶液でエッチングされたエピクチクルが補修されるとともに、第1プロテインの付与により蛋白繊維品の風合が改善される。また第3水溶液で処理すると、蛋白繊維品にアンチセット性が付与され、第2プロテインで蛋白繊維品のスケールを被覆することにより、チクチク感が減少し、吸湿性が改善される。この結果、第1水溶液から第3水溶液での処理の相乗効果により、蛋白繊維品表面のスケールが立ち上がりにくくなり、蛋白繊維品の防縮性が改善される。最後に第4水溶液で処理すると、第3水溶液による処理で酸性となった蛋白繊維品がアルカリ剤により中性化される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の蛋白繊維品を構成する蛋白繊維は、羊毛、カシミヤ、アルパカ、アンゴラ、モヘヤ等の獣毛繊維、又は家蚕、野蚕等の繭から得られる絹繊維である。蛋白繊維品としては、これらの繊維から作られるバラ毛、トップ、糸、織物、編物、不織布等がある。本発明の蛋白繊維品は蛋白繊維100%である必要はなく、他の繊維、例えば綿繊維、麻繊維等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の化学繊維との混紡、混織、混編を行った繊維品を含む。この場合蛋白繊維を少なくとも10重量%含む。
本発明の第1水溶液は、0.5〜3重量%、好ましくは0.8〜1.5重量%のアンモニウム塩を含むpH5.0〜8.5、好ましくはpH7.5〜8.5の水溶液である。上記アンモニウム塩が0.5重量%未満ではエピクチクル改質の効果が十分に達せされず、3重量%を越えた場合には薬品が過剰となる。アンモニウム塩としては、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、硫酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸一アンモニウム、リン酸二アンモニウム及びリン酸三アンモニウム等が例示される。これらを単独又は組合せて用いる。この第1水溶液に蛋白繊維品を含浸して30〜60℃、好ましくは35〜50℃で20〜60分、好ましくは20〜45分処理する。処理温度及び処理時間が上限値を越えると、処理が不均一になり、下限値未満になると処理不足になる。
【0007】
本発明の第2水溶液は、6〜12重量%、好ましくは6〜10重量%の形態安定化剤と0.1〜12重量%、好ましくは5〜10重量%の第1プロテインを含むpH3〜9、好ましくはpH7.5〜8.5の水溶液である。上記形態安定化剤が6重量%未満では蛋白繊維品の形態が安定化せず、12重量%を越えると蛋白質繊維が脆化する。形態安定化剤としては、亜硫酸水素ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、モノエタノールアミンバイサルファイト、亜リン酸、二酸化チオ尿素等が例示される。これらを単独又は組合せて用いる。上記第1プロテインが0.1重量%未満では補修不良、風合不良の不具合を生じ、12重量%を越えると薬品が過剰になる。第1プロテインとしては、絹フィブロイン、獣毛ケラチン、獣毛ケラトース等が例示される。第1水溶液で処理した蛋白繊維品をこの第2水溶液に含浸した後、100〜130℃、好ましくは110〜130℃で1〜10分、好ましくは3〜10分乾燥する。処理温度及び処理時間が上限値を越えると、蛋白質繊維の風合が不良になり、下限値未満では薬品の反応が不十分になる。
【0008】
本発明の第3水溶液は、0.5〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%の有機酸と0.1〜1.2重量%、好ましくは0.2〜0.8重量%の第2プロテインを含むpH1〜3、好ましくはpH1.8〜2.5の水溶液である。上記有機酸が0.5重量%未満ではセット不良になり、1.2重量%を越えた場合には未反応の薬品が残る。有機酸としては、マレイン酸、無水マレイン酸、テトラチオン酸等が例示される。これらを単独又は組合せて用いる。上記第2プロテインが0.1重量%未満ではピリングが発生し、1.2重量%を越えた場合には未反応の薬品が残る。第2プロテインとしては、絹フィブロイン、獣毛ケラチン、獣毛ケラトース等が例示される。第2プロテインと第1プロテインとが同一でもよい。第2水溶液で処理した蛋白繊維品をこの第3水溶液に含浸して15〜35℃、好ましくは20〜30℃で10〜60分、好ましくは20〜45分処理する。処理温度及び処理時間が上限値を越えると繊維が損傷し、下限値未満では薬品の反応が不十分にになる。
【0009】
本発明の第4水溶液は、0.1〜1.5重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%のアルカリ剤を含むpH7.5〜9.5、好ましくはpH9〜9.5の水溶液である。上記アルカリ剤が0.1重量%未満では中和反応が十分でなく、1.5重量%を越えると蛋白質繊維が脆化する。アルカリ剤としては、アンモニア水、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム等が例示される。これらを単独又は組合せて用いる。この第4水溶液に蛋白繊維品を含浸して30〜50℃、好ましくは35〜45℃で10〜60分、好ましくは10〜30分処理する。処理温度及び処理時間が上限値を越えると蛋白質繊維の風合が不良になり、下限値未満では中和が不十分になる。
【0010】
【実施例】
次に本発明の実施例を比較例とともに説明する。
<実施例1>
梳毛先染シャツ地(羊毛80%、ラム20%)を用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸水素アンモニウム10g/l(1.0重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記シャツ地を含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である亜硫酸水素ナトリウム12重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したシャツ地を拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸である無水マレイン酸6g/l(0.6重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記シャツ地を含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤であるアンモニア水2g/l(0.2重量%)を含む第4水溶液に上記シャツ地を含浸し、40℃で30分間処理した。
【0011】
<実施例2>
実施例1と同じ梳毛先染シャツ地を用意し、実施例1と同じ第1水溶液に実施例1と同様に上記シャツ地を含浸して処理した。
次いで形態安定化剤であるチオグリコール酸アンモニウム10重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したシャツ地を拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に実施例1と同じ第3水溶液に実施例1と同様に上記シャツ地を含浸して処理した。更に実施例1と同じ第4水溶液に実施例1と同様に上記シャツ地を含浸して処理した。
【0012】
<実施例3>
実施例1と同じ梳毛先染シャツ地を用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である硫酸アンモニウム10g/l(1重量%)を含むpH5.4の第1水溶液に上記シャツ地を含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで実施例1と同じ第2水溶液を用意し、上記硫酸アンモニウムを含む第1水溶液で処理したシャツ地を実施例1と同様に上記第2水溶液に含浸した後、脱液し乾燥した。
次に有機酸であるテトラチオン酸5g/l(0.5重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記シャツ地を含浸し、25℃で30分間処理した。更に実施例1と同じ第4水溶液に実施例1と同様に上記シャツ地を含浸して処理した。
【0013】
<実施例4>
実施例1と同じ梳毛先染シャツ地を用意した。第1水溶液の処理を30℃で20分間にした以外は、実施例1と同様に処理した。
【0014】
<比較例1>
実施例1と同じ梳毛先染シャツ地を用意した。実施例1において、第1水溶液による処理を行わない以外、実施例1と同じ第2水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例1と同様に上記シャツ地を処理した。
【0015】
<比較例2>
実施例1と同じ梳毛先染シャツ地を用意した。実施例1において、第2水溶液による処理を行わない以外、実施例1と同じ第1水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例1と同様に上記シャツ地を処理した。
【0016】
<実施例5>
梳毛後染ボタニーサージ(羊毛100%)を用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸水素アンモニウム15g/l(1.5重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である亜リン酸8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したボタニーサージを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸である無水マレイン酸6g/l(0.6重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤であるアンモニア水2g/l(0.2重量%)を含む第4水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0017】
<実施例6>
実施例5と同じ梳毛後染ボタニーサージを用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸アンモニウム10g/l(1.0重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である二酸化チオ尿素10重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したボタニーサージを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸であるマレイン酸8g/l(0.8重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤であるアンモニア水2g/l(0.2重量%)を含む第4水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0018】
<実施例7>
実施例5と同じ梳毛後染ボタニーサージを用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である硫酸アンモニウム15g/l(1.5重量%)を含むpH5.4の第1水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である亜リン酸8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したボタニーサージを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸である無水マレイン酸6g/l(0.6重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤である炭酸水素ナトリウム1g/l(0.1重量%)を含む第4水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0019】
<実施例8>
実施例5と同じ梳毛後染ボタニーサージを用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸水素アンモニウム15g/l(1.5重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤であるチオグリコール酸アンモニウム8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したボタニーサージを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸であるテトラチオン酸6g/l(0.6重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)5ml/l(0.5重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤であるアンモニア水2g/l(0.2重量%)を含む第4水溶液に上記ボタニーサージを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0020】
<比較例3>
実施例5と同じ梳毛後染ボタニーサージを用意した。実施例5において、第1水溶液による処理を行わない以外、実施例5と同じ第2水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例5と同様に上記ボタニーサージを処理した。
【0021】
<比較例4>
実施例5と同じ梳毛後染ボタニーサージを用意した。実施例5において、第2水溶液による処理を行わない以外、実施例5と同じ第1水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例5と同様に上記ボタニーサージを処理した。
【0022】
<実施例9>
紡毛先染ツイード(羊毛82%、ナイロン6%、アクリル10%、ウレタン2%)を用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である硫酸水素アンモニウム10g/l(1.0重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ツイードを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である亜硫酸水素ナトリウム8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、第1水溶液で処理したツイードを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に有機酸であるマレイン酸10g/l(1重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)8ml/l(0.8重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ツイードを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤であるアンモニア水2g/l(0.2重量%)を含む第4水溶液に上記ツイードを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0023】
<実施例10>
実施例9と同じ紡毛先染ツイードを用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸水素アンモニウム10g/l(1.0重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ツイードを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤であるモノエタノールアミンバイサルファイト8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、上記炭酸水素アンモニウムを含む第1水溶液で処理したツイードを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に実施例9と同じ第3水溶液に上記ツイードを含浸し、実施例9と同様に処理した。更に実施例9と同じ第4水溶液に上記ツイードを含浸し、実施例9と同様に処理した。
【0024】
<実施例11>
実施例9と同じ紡毛先染ツイードを用意した。浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%とアンモニウム塩である炭酸アンモニウム10g/l(1.0重量%)を含むpH8.0の第1水溶液に上記ツイードを含浸し、40℃で30分間処理した。
次いで形態安定化剤である二酸化チオ尿素8重量%と第1プロテインである絹フィブロイン(大和化学(株)CS−TC)10重量%と特殊アミノ変性シリコーン(大和化学(株)ST−B)5重量%と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含む20℃でpH8.4の第2水溶液を用意し、炭酸アンモニウム第1水溶液で処理したツイードを拡布した状態で上記第2水溶液に0.2分間含浸した後、マングルで脱液し、110℃で5分間乾燥した。
次に実施例9と同じ第3水溶液に上記ツイードを含浸し、実施例9と同様に処理した。更に実施例9と同じ第4水溶液に上記ツイードを含浸し、実施例9と同様に処理した。
【0025】
<実施例12>
実施例9と同じ紡毛先染ツイードを用意した。実施例10と同じ第1水溶液に上記ツイードを含浸し、実施例10と同様に処理した。次いで実施例10と同じ第2水溶液に上記第1水溶液で処理したツイードを実施例10と同様に含浸した後、脱液して乾燥した。
次に有機酸であるテトラチオン酸10g/l(1重量%)と第2プロテインであるケラトース溶液(中日本繊維工業協同組合 プロティキュートFCL)8ml/l(0.8重量%)と浸透洗浄精練剤(ツヤック(株)21−DF−10)0.5重量%を含むpH1.8の第3水溶液に上記ツイードを含浸し、25℃で30分間処理した。
更にアルカリ剤である炭酸水素ナトリウム1g/l(0.1重量%)を含む第4水溶液に上記ツイードを含浸し、40℃で30分間処理した。
【0026】
<比較例5>
実施例9と同じ紡毛先染ツイードを用意した。実施例9において、第1水溶液による処理を行わない以外、実施例9と同じ第2水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例9と同様に上記ツイードを処理した。
【0027】
<比較例6>
実施例9と同じ紡毛先染ツイードを用意した。実施例9において、第2水溶液による処理を行わない以外、実施例9と同じ第1水溶液、第3水溶液及び第4水溶液を用いて実施例9と同様に上記ツイードを処理した。
【0028】
<評価1>
実施例1〜12で処理した布地と、比較例1〜6で処理した布地について、それぞれ「羊毛繊維製品の洗濯性能」を調べるためのウールマーク試験方法 No.31(WM TM31) により評価した。この試験方法では、大きさ500×500 mmの織物試料を採取し、試料の端にほつれ防止を施し、所定の箇所にマークを付した後、40℃±3℃の温水で洗濯機で洗濯する。洗濯を3サイクル行った後、乾燥し、次式(1)により合計寸法変化率を求めた。この結果を表1に示す。
合計寸法変化率(%)=[(FM−OM)/OM]×100………(1)
ここで、FMはフェルト処理後の測定値、OMは原長である。
【0029】
表1から明らかなように、第1〜第4水溶液のうち、第1水溶液又は第2水溶液で処理しなかった比較例1〜6の布地の収縮率が−32.0%〜−44.0%と大きかったのに対して、第1〜第4水溶液で処理した実施例1〜12の布地の収縮率は−2.6%〜−0.5%と小さかった。
【0030】
【表1】
Figure 0003548758
【0031】
<評価2>
実施例1及び比較例1で処理した布地について、それぞれの吸湿性を次の方法により評価した。即ち、これらの布地を20℃、相対湿度65%の雰囲気下で24時間放置した後、絶乾重量を測定した。次にこれらの布地を20℃、相対湿度90%の雰囲気下で24時間放置して吸湿させた後、吸湿後の重量を測定した。次の式(2)により吸湿後の含水率を求めた。
吸湿後含水率=[((吸湿後重量)−(絶乾重量))/(絶乾重量)]×100……(2)
この結果を表2に示す。
【0032】
表2から明らかなように、第1〜第4水溶液のうち、第1水溶液で処理しなかった比較例1の布地の吸湿後含水率が6.0%と小さかったのに対して、第1〜第4水溶液で処理した実施例1の布地の吸湿後含水率は9.2%と大きく、吸湿性が高いことが判った。
【0033】
【表2】
Figure 0003548758
【0034】
<評価3>
実施例1〜3及び比較例1〜3で処理した布地について、それぞれの乾きやすさ(乾燥性)を次の方法により評価した。即ち、これらの布地を20℃、相対湿度65%の雰囲気下で24時間放置した後、絶乾重量を測定した。次にこれらの布地を40℃の温水に30分間浸漬し、マングル(ニップ圧力4Kg/cm2)で脱水し、脱水直後の重量を測定した。更に20℃、相対湿度65%の雰囲気下に10分間放置した後と30分間放置した後で布地の重量をそれぞれ測定した。この結果を表3に示す。
表3から明らかなように、第1〜第4水溶液のうち、第1水溶液又は第2水溶液で処理しなかった比較例1〜3の布地の脱水直後、10分後、30分後の重量と比較して、第1〜第4水溶液で処理した実施例1〜3の布地の脱水直後、10分後、30分後の重量は、いずれも小さく、換言すれば、重量減少が速く、乾きやすいこと(乾燥性に優れていること)が判った。
【0035】
【表3】
Figure 0003548758
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の処理方法によれば、蛋白繊維のスケールを除去する工程を含まないため蛋白繊維を傷めることなく、また樹脂加工を行うことなく蛋白繊維品に防縮性を付与できることから、蛋白繊維が有する本来の長所を損なわずに、人や環境に優しい蛋白繊維品を得ることができる。
アウターウェア用蛋白繊維品に本発明の処理を施すと、この蛋白繊維品は吸湿性が良くなり、かつ乾きやすい特長が得られる。インナーウェア用蛋白繊維品に本発明の処理を施した場合は、この蛋白繊維品は汗を吸い取りやすく、肌触りがソフトで、従来の羊毛に代表される蛋白繊維品のチクチク感がなくなる。

Claims (7)

  1. 0.5〜3重量%のアンモニウム塩を含むpH5.0〜8.5の第1水溶液に蛋白繊維品を含浸して30〜60℃で20〜60分処理する工程と、
    6〜12重量%の形態安定化剤と0.1〜12重量%の第1プロテインを含むpH3〜9の第2水溶液に前記第1水溶液で処理した蛋白繊維品を含浸する工程と、
    前記第2水溶液に含浸した蛋白繊維品を100〜130℃で乾燥する工程と、
    0.5〜2.0重量%の有機酸と0.1〜1.2重量%の第2プロテインを含むpH1〜3の第3水溶液に前記乾燥した蛋白繊維品を含浸して15〜35℃で10〜60分処理する工程と、
    0.1〜1.5重量%のアルカリ剤を含むpH7.5〜9.5の第4水溶液に前記第3水溶液で処理した蛋白繊維品を含浸して30〜50℃で10〜60分処理する工程と
    を含む蛋白繊維品の処理方法。
  2. アンモニウム塩が炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、硫酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸一アンモニウム、リン酸二アンモニウム及びリン酸三アンモニウムを少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
  3. 形態安定化剤が亜硫酸水素ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、モノエタノールアミンバイサルファイト、亜リン酸及び二酸化チオ尿素を少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
  4. 第1プロテインが絹フィブロイン、獣毛ケラチン及び獣毛ケラトースを少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
  5. 有機酸がマレイン酸、無水マレイン酸及びテトラチオン酸を少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
  6. 第2プロテインが絹フィブロイン、獣毛ケラチン及び獣毛ケラトースを少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
  7. アルカリ剤がアンモニア水、炭酸水素ナトリウム及びリン酸水素二ナトリウムを少なくとも1種含む請求項1記載の処理方法。
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