JP3548749B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電磁継電器、特に、そのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、電磁継電器としては、例えば、図26に示すようにプリント基板に表面実装して使用するものがある。
すなわち、箱形ベースブロック1に電磁石ブロック2および接極子ブロック3を順次組み込み、ついで、ケース4を嵌合した後、図27に示すように、前記ベースブロック1とケース4との間に形成された間隙にシール材5を注入,固化して形成したものである。
【0003】
しかしながら、従来例にかかる電磁継電器は、端子6a,6b,6cが突出するベースブロック1の外側面に、上下方向に連通する溝部1a,1bが形成され、嵌合面が不連続であるので、注入したシール材5が前記溝部1a,1bに沿ってベースブロック1内に流れ込み、動作不能となることがあるだけでなく、シール材の接着強度にバラツキが生じやすい。
【0004】
そこで、流れ込み少なくするため、粘度の高いシール材5を使用することも提案されているが、粘度の高いシール材5を使用すると、シール材5の流れが悪いので、注入作業に時間がかかり、生産性が低い。
【0005】
また、端子6a,6b,6cを伝って流れ込むシール材5を少なくするため、屈曲後の端子6a,6b,6cの外側面と、ケース4の内側面との間に形成される間隙の寸法精度を厳しく管理する必要があるので、設計,製造に手間がかかる。
【0006】
しかも、前述の電磁継電器では、ベースブロック1の底面とケース4の開口縁部とが略同一平面上にあるので、ベースブロック1とケース4との間に形成された間隙にシール材5を注入する場合には、前記間隙の真上からシール材5を注入しなければならない。このため、注入ノズル7の位置決めが容易でなく、作業性が悪い。
【0007】
さらに、従来例にかかる電磁継電器は、箱形ベースブロック1に別体の電磁石ブロック2,接極子3を順次組み立てるものであり、しかも、電磁石ブロック2と接極子3とが接近しているので、両者の間に所望の絶縁特性が得にくいだけでなく、所望の組立精度,機械的強度が得にくい。
【0008】
また、従来例では、ベースブロック1の底面とケース4の開口縁部とが略同一平面上に位置し、しかも、シール材5をケース4の開口縁部まで充填するので、多量のシール材5を必要とするとともに、ケース4の開口縁部から突出する端子6a,6b,6cの長さ寸法Lが短い(図27)。このため、このような電磁継電器をプリント基板に表面実装すると、プリント基板が膨張,収縮を繰り返して変形した場合に、この変形を各端子6a,6b,6cが吸収できず、プリント基板から剥離するという問題点がある。
【0009】
本発明は、前記問題点のうち、特に、少ないシール材で安定したシール性を確保できるとともに、設計,製造が容易で歩留まりの良い電磁継電器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するため、電磁石ブロックを収納するために上方に向けて開口する箱形ベースブロックの外周面のうち、その上方縁部周辺から水平方向に突出する端子を、その基部から下方側に屈曲するとともに、前記箱形ベースブロックに嵌合した箱形ケースと前記箱形ベースブロックとの間に形成される間隙にシール剤を注入,固化してシールする電磁継電器において、
前記箱形ベースブロックの外周面の上方縁部に連続する環状段部を設け、前記環状段部の外周面を前記箱形ケースの内側面に当接可能な嵌合面とするとともに、前記端子の基部のうち、水平基部に前記環状段部の下方縁部を当接させた構成としてある。
【0011】
【作用】
したがって、本発明にかかる請求項1によれば、箱形ベースブロックの外周面の上方縁部に設けた連続する環状段部の嵌合面が、ケースの内側面に当接してシール材の侵入を防止することになる。
【0012】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図1ないし図25の添付図面に従って説明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、大略、電磁石ブロック10に2次成形を施して形成したベースブロック20と、永久磁石30と、接極子ブロック40と、ケース50とからなるものである。
【0013】
電磁石ブロック10は、図5および図6に示すように、断面略コ字形の鉄芯11をインサート成形したスプール12にコイル16を巻回して形成したものである。なお、説明の便宜上、図5においてはコイル16を省略してある。
【0014】
前記スプール12は、図5に示すように、その両端に形成した鍔部13,14の上端面から前記鉄芯11の両端に位置する磁極面11a,11bがそれぞれ露出している一方、前記鍔部13,14に一組の中継端子17,18がそれぞれインサート成形され、そのからげ部17a,18aが前記鍔部13,14の両側端面からそれぞれ突出している。さらに、前記鍔部13には、その側端面に沿ってガイド溝13aが形成され、その一方の開口部が前記からげ部17aの基部近傍に位置し(図11)、他方の開口部が、鍔部13の内側面のうち、第1胴部12aの外周面近傍に位置している。前記鍔部14にも、ガイド溝13aと同様なガイド溝14aが形成されている。
【0015】
なお、前記中継端子17,18は、図7,図8および図10に示すように、そのアンカー部17b,18bが鍔部13,14にそれぞれ奥深くインサート成形され、抜け止めされている。
【0016】
前記スプール12の中央から偏心した位置に設けられた中央鍔部15には、後述する永久磁石30を挿入するための挿入孔15aが形成され、さらに、この挿入孔15aを挟むように平行なガイド溝15b,15cが設けられている。このガイド溝15bの底面は水平であり(図13)、その両側開口部が前記スプール12の第1,第2胴部12a,12bの外周面近傍にそれぞれ位置している。一方、ガイド溝15cの底面は傾斜しており(図14)、一方の開口部が第1胴部12aの外周面近傍に位置し、他方の開口部が第2胴部12bの外周面から少し離れた高い所に位置している。ただし、第1胴部12aに向けて開口するガイド溝15b,15cの開口部は第1胴部12aの外周面から略同一の距離に位置している。なお、ガイド溝15b,15cの形状は必ずしもこれに限らず、巻回するコイルの巻回数に応じて傾斜角度,設置位置等を適宜選択できる。
【0017】
したがって、鍔部13にインサート成形した中継端子17のからげ部17aにコイル16の一端部をからげた後、このコイル16を鍔部13に設けたガイド溝13aに沿わせてスプール12の第1胴部12aまで引き出し、所望の巻回数の約20%を巻回した後、中央鍔部15に形成したガイド溝15bに沿って第2胴部12bまで引き出し、所望の巻回数(100%)を巻回した後、中央鍔部15のガイド溝15cに沿わせて第1胴部12aまで再び引き出して残る80%の巻回数を巻回し、ついで、コイル16を中継端子18のからげ部18aにからげた後、からげ部17a,18aにハンダ付けすることにより、コイル16の巻回作業が完了する。
【0018】
本実施例によれば、第1胴部12aに対するコイル16の最初の巻回作業における巻回数が約20%と少なく、第2回目の巻回数が残る約80%であるので、コイル16の最終の巻き終わり部分が第1胴部12aにおける最初の巻回作業によるコイル16の巻き終わり部分から所定の距離だけ離れることになる。このため、後述する2次成形の際に最外周面に位置するコイル16の絶縁皮膜が樹脂材の熱によって若干溶融,剥離しても、最外周面に位置するコイル16と、その直下に位置するコイル16との電圧差が小さいので、短絡しにくくなり、歩留まりが良くなるという利点がある。
【0019】
本実施例では、第1胴部12aにおける最初の巻回作業で約20%を巻回し、ついで、第2胴部12bにおいて100%の巻回作業を行った後、再び、第1胴部12aにおいて残る約80%の巻回作業を行ったが、必ずしもこれに限らず、例えば、第1胴部12aにおける最初の巻回作業で所定の巻回数の約50%を巻回するようにしてもよい。
【0020】
ベースブロック20は、前記電磁石ブロック10をリードフレーム60と一体に2次成形して形成したものである。
すなわち、前記リードフレーム60は、図15ないし図18に示すように、フープ材の所定位置に固定接点23a,24aを固着一体化し、打ち抜いてコイル端子21、共通端子22、固定接点端子23,24の一部、および、接続突起62を形成した後、図15の斜線で示した部分を切除し、折り曲げたものである。そして、図19ないし図21に示すように、リードフレーム60を反転し、コイル端子21の自由端部に前記電磁石ブロック10の中継端子17,18をそれぞれ載置して位置決めした後、レーザ溶接で接続一体化する。
【0021】
次に、図22に示すように、リードフレーム60に一体化した電磁石ブロック10を下金型70に組み込み、前記下金型70に上金型73を組み合わせ、上金型73に組み付けた位置決め部材74,74で鉄芯11の角部を係止することにより、電磁石ブロック10の挿入孔15aを下金型70に突設した位置決めピン71に嵌合するとともに、鉄芯11の磁極面11a,11bを突き出しピン72,72に突き合わせ、キャビティ77内に前記電磁石ブロック10を位置決めする。
【0022】
そして、上金型73に設けたランナー75のゲート76から溶融した樹脂材を電磁石ブロック10の注入孔15dに注入し、樹脂圧で電磁石ブロック10を下金型70に押し付けて強固に位置決めするとともに、注入孔15dから溢れ出た樹脂材をキャビティ77内に充填することにより、ベースブロック20を形成する。ついで、下金型70を引き下げた後、突き出しピン72,72で鉄芯11を突き出すことにより、ベースブロック20が得られる(図24)。なお、前述の2次成形により、ベースブロック20の外側面の上方縁部に設けた連続する環状段部25aの表面に、図1においてハッチングで示した嵌合面25が形成されるとともに、その外側面の下方縁部にシール材ガイド用の傾斜面26が形成される。特に、図24に示すように、各端子21〜24は、その基部29を前記環状段部25aの下方縁部に接しつつ、前記ベースブロック20の外側面から水平方向に突出している。
【0023】
前述の実施例では、上金型73に設けた位置決め部材74,74で電磁石ブロック10を下金型70に初期の位置決めをし、ランナー75のゲート76から射出する樹脂材の樹脂圧で強固に位置決めする場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、図23に示すように、上金型73に設けたランナー75のゲート76、および、ランナー77,77のゲート78,78から射出する樹脂材の樹脂圧で電磁石ブロック10を下金型70に押し付けて強固に位置決めするようにしてもよい。
【0024】
次に、図25に示すように、2次成形で得たベースブロック20と一体なリードフレーム60にプレス加工を施し、コイル端子21,共通端子22,固定接点端子23,24を切り出し、各端子の先端部を下方側に折り曲げ、さらに、各端子21〜24を基部29から下方にそれぞれ折り曲げることにより、ベースブロック20が完成する。このため、図4に示すように、前記基部29のうち、環状段部25aの縁部に接する水平基部29aと、前記水平基部29aに連続する垂直基部29bとは、略直角に折れ曲がっている。さらに、前記垂直基部29bと環状段部25aの嵌合面25とは面一になっている。
【0025】
本実施例によれば、リードフレーム60の接続突起62がベースブロック10の外側面にインサート成形されているので、ベースブロック20がリードフレーム60から脱落せず、リードフレーム60と一体に搬送できる。
しかも、共通端子22の略T字形状の接続受け部22aから延在したアンカー用突起22bがベースブロック10の外側壁にインサート成形されているので、ベースブロック10の外側面から突出する共通端子22を、その基部29から屈曲しても、共通端子22にガタツキが生じないという利点がある。
【0026】
前述の実施例では、各端子21,22,23,24の先端部を予め内方に屈曲しておく場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、外方に予め屈曲しておいてもよく、あるいは、後述するシール材80でシールし、予備ハンダ付けした後に内方また外方に屈曲するようにしてもよい。
なお、各端子の先端部を内方に屈曲することにより、床面積が小さくなり、実装密度が高くなるという利点がある一方、各端子の先端部を外方に屈曲することにより、ハンダ付けが容易になり、接着信頼性が高くなるという利点がある。
【0027】
永久磁石30は希土類を焼結して形成した略直方体形状を有するもので、リードフレーム60に支持された電磁石ブロック10の挿入孔15aに上方から挿着し、その下方側の磁極面31を鉄芯11の上面に接触するように組み付けた後、着磁される。
【0028】
接極子ブロック40は、図1に示すように、接極子41の両側に並設した可動接触片42,42を支持部43で一体成形したものである。
【0029】
前記接極子41は磁性材からなる平面長方形の板材であり、その下面中央部に支持突部41cが突き出し加工によって形成されている(図3)。
【0030】
前記可動接触片42,42は、巾方向に2分割された両側端部に可動接点42a,42bをそれぞれ設けたツイン接点構造を有する。そして、可動接触片42,42は、その中央部から平面略T字形状の接続部42cを側方に延在し、この接続部42cは前記支持部43の側面から突出している。
【0031】
前記支持部43は、並設した前記接極子41および可動接触片42,42をインサート成形して一体化する樹脂成形品であり、その下面中央部から前記鉄芯41の支持突部41cが露出している。
【0032】
したがって、リードフレーム60に支持されたベースブロック20の上方から接極子ブロック40を組み付け、永久磁石30の磁極面32に接極子41の支持突部41cを載置し、接続部42cを共通端子22の接続受け部22aに位置決めしてレーザ溶接することにより、接極子41の両側端部41a,41bが鉄芯11の磁極面11a,11bに交互に接離するとともに、可動接点42a,42bが固定接点23a,24aに交互に接離する。
【0033】
なお、本実施例では、接極子41の支持突部41cが永久磁石30の磁極面32の中央から偏心した所に位置決めされているので、左右の磁気バランスが崩れており、自己復帰型となっている。
【0034】
ケース50は、接極子ブロック40を組み込んだベースブロック20に嵌合できる箱形状の樹脂成形品であり、その開口縁部には前記コイル端子21,21、共通端子22および固定接点端子23,24に嵌合する切り欠き部51,51,52,53,54が形成され、その天井面隅部にはガス抜き孔55が形成されている。
【0035】
そして、リードフレーム60に支持されたベースブロック20に前記ケース50を部分的に嵌合して押し下げると、前記ベースブロック20がリードフレーム60の接続突起62,62から脱落し、ついで、ケース50がベースブロック20に完全に嵌合し、ケース50の切り欠き部51〜54に端子21〜24の中間部が嵌合し、各端子21〜24の中間部の外側面が前記ケース50の外側面と面一になる。ただし、前記ケース50の高さ寸法はベースブロック20の高さ寸法よりも小さいので、ベースブロック20の底部がケース50の開口部から突出し、ベースブロック20の底面近傍の側面縁部に設けた傾斜面26が露出する。
【0036】
本実施例では接続突起62を切断しないので、切断によって生じた切り粉がベースブロック20内に混入しないという利点がある。
【0037】
なお、前述の実施例では、接続突起62からベースブロック20を脱落させて分離する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、前記接続突起62をベースブロック20に深くインサート成形し、接続突起62を切断してベースブロック20を分離するようにしてもよい。
【0038】
次に、図4に示すように、ベースブロック20の底面近傍に形成した傾斜面26に向けてシール材80を注入すると、この傾斜面26に沿ってシール材80が流れ落ち、ベースブロック20とケース50との間隙をシールする。ただし、ベースブロック20の外側面に設けた連続する環状段部25aの嵌合面25がケース50の内側面隅部に当接し、シール材80がベースブロック20内に侵入するのを防止する。
【0039】
そして、ケース50のガス抜き孔55から内部ガスを吸引した後、熱封止することにより、組立作業が完了する。
【0040】
次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について説明する。
まず、無励磁の場合、左右の磁気バランスが崩れているので、接極子41の一端部41aが鉄芯11の磁極面11aに吸着しているとともに、可動接触片42の可動接点42aが固定接点23aに当接している一方、可動接点42bが固定接点24aから開離している。
【0041】
そして、永久磁石30の磁力を打ち消す方向に磁束が生じるようにコイル16に電圧を印加して電磁石ブロック10を励磁すると、永久磁石30の磁力に抗して接極子41が支持突部41cを支点として回動し、接極子41の一端部41aが鉄芯11の磁極面11aから開離し、ついで、可動接点42aが固定接点23aから開離し、可動接点42bが固定接点24aに接触した後、接極子41の他端部41bが鉄芯11の磁極面11bに吸着する。
【0042】
さらに、前記コイル16の励磁を解くと、左右の磁気バランスが崩れているので、永久磁石30の磁力によって接極子41が前述と逆の動作を行い、接極子ブロック40が回動して元の状態に復帰する。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1にかかる電磁継電器によれば、ベースブロックの外側面の上方縁部に設けた連続する環状段部の嵌合面がケースの内側面に当接する。このため、シール材がベースブロック内に侵入できず、動作不能となることがないので、歩留まりが向上する。
しかも、前記嵌合面ベースブロックの外周面に連続して形成されているので、接着強度にバラツキが生ぜず、安定したシール性が得られる。
さらに、前記嵌合面でシール材の侵入を防止できるため、従来例のように屈曲後における端子の外側面とケースの内側面との間隙に高い寸法精度を必要とせず、設計,製造が容易となる。
また、前記嵌合面周辺にシール材を注入,固化するだけでシールできるので、従来例のようにベースブロックとケースとが嵌合する部分全体にシール材を充填する必要がなく、シール材を節約できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電磁継電器の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した電磁継電器の平面部分断面図である。
【図3】図1に示した電磁継電器の正面部分断面図である。
【図4】図1に示した電磁継電器のシール作業を説明するための左側面部分断面図である。
【図5】本発明にかかる電磁継電器の電磁石ブロックを示す斜視図である。
【図6】図5に示した電磁石ブロックの断面図である。
【図7】図5に示した電磁石ブロックの平面図である。
【図8】図5に示した電磁石ブロックの正面図である。
【図9】図5に示した電磁石ブロックの底面図である。
【図10】図5に示した電磁石ブロックの左側面図である。
【図11】図5に示した電磁石ブロックの横断面図である。
【図12】図5に示した電磁石ブロックの中央横断面図である。
【図13】図5に示した電磁石ブロックの部分断面図である。
【図14】図5に示した電磁石ブロックの部分断面図である。
【図15】本発明にかかる電磁継電器の製造に使用するリードフレームの平面図である。
【図16】図15のリードフレームに曲げ加工を施した状態を示す平面図である。
【図17】図16に示したリードフレームの正面図である。
【図18】図15に示したリードフレームの右側面図である。
【図19】本発明にかかる電磁継電器の製造に使用するリードフレームに電磁石ブロックを載置した状態を示す平面図である。
【図20】図19に示したリードフレームの正面図である。
【図21】図19に示したリードフレームの左側面図である。
【図22】本発明にかかる電磁継電器を製造する際に行う2次成形の方法を示す断面図である。
【図23】図22に示した2次成形とは別の方法を示す断面図である。
【図24】本発明にかかる2次成形で形成したベースブロックを示す斜視図である。
【図25】本発明にかかる2次成形で形成したベースブロックにプレス加工を施した状態を示す斜視図である。
【図26】従来例にかかる電磁継電器の実施例を示す分解斜視図である。
【図27】図26に示した電磁継電器のシール作業を説明するための側面部分断面図である。
【符号の説明】
10…電磁石ブロック、20…ベースブロック、21…コイル端子、22…共通端子、22a…接続部、22b…アンカー用突起、23,24…固定接点端子、25…嵌合面、25a…環状段部、26…傾斜面、29…基部、29a…水平基部、29b…垂直基部、30…永久磁石、40…接極子ブロック、50…ケース、51〜54…切り欠き部、60…リードフレーム、62…支持突起。

Claims (1)

  1. 電磁石ブロックを収納するために上方に向けて開口する箱形ベースブロックの外周面のうち、その上方縁部周辺から水平方向に突出する端子を、その基部から下方側に屈曲するとともに、前記箱形ベースブロックに嵌合した箱形ケースと前記箱形ベースブロックとの間に形成される間隙にシール剤を注入,固化してシールする電磁継電器において、
    前記箱形ベースブロックの外周面の上方縁部に連続する環状段部を設け、前記環状段部の外周面を前記箱形ケースの内側面に当接可能な嵌合面とするとともに、前記端子の基部のうち、水平基部に前記環状段部の下方縁部を当接させたことを特徴とする電磁継電器。
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