JP3548389B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフィルムに記録された画像をラインセンサによって読み取り、コンピュータに転送してディスプレイ装置により表示する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来画像読取装置として、本スキャンに先立ってプリスキャンを行ない、フィルム上の画像を相対的に粗いピッチで読み取って、例えばコンピュータに転送し、ディスプレイ装置の画面上に表示する構成が知られている。すなわちプリスキャンによって得られた画像を見ることにより、本スキャンを実行することの可否が判断される。
【0003】
本スキャンではラインセンサにより、プリスキャンよりも細かいピッチでフィルム上の画像が読み取られ、画素データがコンピュータに転送される。すなわち本スキャンでは、読取ピッチが相対的に細かいことを除いて、プリスキャンと同じ動作が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
画素データのコンピュータへの転送時間はラインセンサによる読取動作以上に長くかかり、この転送中、他の処理の実行が制限され、画像読取装置の稼動効率は十分には高くなかった。
【0005】
本発明は、本スキャンにおいて得られる画素データの一部がプリスキャンにおいて得られた画素データと共通である点に着目し、画素データのコンピュータへの転送時間を短縮することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の画像読取装置は、被読取原稿に記録された画像を第1のピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1の画像読取手段と、被読取原稿に記録された画像を第2のピッチで読み取り可能であり、かつ読み取られた画素データを外部装置に転送可能な第2の画像読取手段と、この第2の画像読取手段によって読み取られた画像に対する所定の補正処理が第1の画像読取手段によって読み取られた画像に対する補正処理と同じであるか否かを判定する補正判定手段とを備え、第2の画像読取手段は、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データと同じ画素データを転送しないことを特徴としている。
【0007】
第2の画像読取手段は例えば、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、画素データを全く転送しない。あるいは第2の画像読取手段は、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、画像の読取動作を行なわない。
【0008】
第2の画像読取手段は例えば、予め設定された第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、画素データを全く転送しない。あるいは第2の画像読取手段は、予め設定された第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、画像の読取動作を行なわない。
【0009】
本発明に係る第2の画像読取装置は、被読取原稿に記録された画像を第1のピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1の画像読取手段と、被読取原稿に記録された画像を第2のピッチで読み取り可能であり、かつ読み取られた画素データを外部装置に転送可能な第2の画像読取手段と、この第2の画像読取手段によって読み取られた画像に対する所定の補正処理が第1の画像読取手段によって読み取られた画像に対する補正処理と同じであるか否かを判定する補正判定手段とを備え、外部装置は、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データを用いて所定の画像処理を行なうことを特徴としている。
【0010】
外部装置は例えば、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データのみを用いて画像処理を行なう。あるいは外部装置は、補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データと、第2の画像読取手段によって転送された画素データとを用いて画像処理を行なう。
【0011】
外部装置は例えば、予め設定された第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データのみを用いて画像処理を行なう。あるいは外部装置は、予め設定された第2のピッチが第1のピッチよりも小さいとき、第1の画像読取手段によって転送された画素データと、第2の画像読取手段によって転送された画素データとを用いて画像処理を行なう。
【0012】
外部装置は例えばディスプレイ装置を有するコンピュータである。この場合、画像処理はディスプレイ装置による画像表示を含むことが好ましい。
【0013】
本発明に係る第3の画像読取装置は、被読取原稿に記録された画像を所定の読取ピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1および第2の画像読取手段と、第1および第2の画像読取手段における読取ピッチをそれぞれ設定する読取ピッチ設定手段とを備え、第2の画像読取手段における読取ピッチが第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、第2の画像読取手段は、第1の読取手段によって転送された画素データと同じ画素データを転送しないことを特徴としている。
【0014】
第2の画像読取手段は例えば、この第2の画像読取手段における読取ピッチが第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、画素データを全く転送しない。あるいは第2の画像読取手段は、この第2の画像読取手段における読取ピッチが第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、画像の読取動作を行なわない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像読取装置を示すブロック図である。
【0016】
この画像読取装置において用いられる被読取原稿Mは透過原稿(フィルム)であり、このフィルムにはカラー画像が記録されている。被読取原稿Mは原稿移送機構10によって矢印A方向に間欠的に移送される。被読取原稿Mの通過経路の上方には光源20が配設され、また下方には結像レンズ31とラインセンサ30が設けられている。光源20の点灯と消灯は光源駆動回路41によって、またラインセンサ30による画像の検出動作はラインセンサ駆動回路42によって制御される。原稿移送機構10、光源駆動回路41およびラインセンサ駆動回路42はシステムコントロール回路40から出力される指令信号に従って動作する。
【0017】
ラインセンサ30から読み出された画像データはアンプ43により増幅され、A/D変換器44によってデジタル信号に変換される。デジタルの画像データは、画像処理回路45においてシェーディング補正を施された後、メモリ46に一旦格納される。この画像データはメモリ46から読み出され、色補正、ガンマ補正等の所定の演算処理を施される。そして画像データは、インターフェース回路47において所定のフォーマットに従った信号に変換され、出力端子48を介して、この画像読取装置の外部に設けられたコンピュータ60に出力される。画像処理回路45とインターフェース回路47は、システムコントロール回路40により制御される。
【0018】
本実施形態において、画像読取装置の全ての動作はコンピュータ60によって制御されるが、スイッチ49をシステムコントロール回路40に接続して、このスイッチ49を操作することによって画像読取装置の動作を制御するように構成してもよい。
【0019】
図2は原稿移送機構10、光源20およびラインセンサ30を示している。被読取原稿Mは枠体11によって支持されたフィルム状の透過原稿であり、枠体11は板状のステージ12に止め具13によって固定される。ステージ12には、被読取原稿Mに対応した位置に、図示しない開口が形成されている。ステージ12の側端面にはラック14が形成され、このラック14には原稿送りモータ15の出力軸に設けられたピニオン16に噛合している。原稿送りモータ15はシステムコントロール回路40の制御に基づいて駆動され、被読取原稿Mの位置が制御される。
【0020】
光源20はステージ12の上方に位置し、ブルー(B)、グリーン(G)およびレッド(R)の光を出射する発光素子21R、21G、21Bを、この順序で周期的に配列して構成されているが、この配列は目的に応じて変更可能である。なお、図2では発光素子は6個だけ示されているが、さらに多くの発光素子を設けてもよく、あるいは少なくてもよい。これらの発光素子21R、21G、21Bはステージ12の幅方向に延びる細長い支持部材22に支持され、支持部材22とステージ12の間には、支持部材22と平行に延びるシリンドリカルレンズ23が配設されている。すなわち発光素子21から出射された光はシリンドリカルレンズ23によって集光され、被読取原稿Mの上にライン状に照射される。
【0021】
ラインセンサ30はステージ12を挟んで光源20の下方に位置し、光源20とシリンドリカルレンズ23に平行に設けられている。すなわちラインセンサ30は、被読取原稿Mが移送される方向に略直交する方向に延びている。ラインセンサ30とステージ12の間には結像レンズ31が設けられている。結像レンズ31はラインセンサ30と平行に延び、ロッドレンズアレイによって構成される。したがって、被読取原稿Mに対して光源20によって光が照射されると、この被読取原稿Mに記録された画像が、結像レンズ31を介してラインセンサ30の受光面に結像される。
【0022】
図3は、被読取原稿Mとして反射原稿が用いられる場合の光源20およびラインセンサ30等の構成を示している。この構成では、光源20とシリンドリカルレンズ23は、ラインセンサ30および結像レンズ31とともに被読取原稿Mの下方に配設される。すなわち、光源20から出射された光はシリンドリカルレンズ23を介して被読取原稿Mの下面に照射され、この原稿Mによって反射された光が結像レンズ31を介してラインセンサ30に結像される。
【0023】
図4は画像読取装置において実行される画像読取ルーチンを示すフローチャートである。図5はコンピュータ60のディスプレイ装置の画面の一例を示す。これらの図を参照して画像読取装置の動作を説明する。なおこの画像読取装置の動作は、ディスプレイ装置の画面に表示された所定のマークを、例えばマウスを使ってクリックすることによって制御される。
【0024】
ステップ101では、プリスキャンを開始するか否かが判定される。ディスプレイ装置の画面上の「プリスキャン」のマークMPがクリックされるとステップ101からステップ102へ進み、露出測定が実行される。すなわち光源20が点灯された状態で、被読取原稿Mが原稿移送機構10により、ステップ108において実行される「通常の本スキャン」よりも粗いピッチで間欠的に移送される。この間欠移送の間に、ラインセンサ30を一定の露光時間だけ露光することにより、1画面分の画素データが検出される。なお露出測定において、光源20は、ステージ12が停止する度に発光素子21R、21G、21Bが所定の順序で点灯されるように制御される。露出測定ではラインセンサ30の出力信号に基いて、従来公知の手法により、ラインセンサ30の出力信号のレベルが最適になるような露光時間、すなわち最適露光時間が求められる。
【0025】
ステップ103では、ステップ102において求められた最適露光時間に従ってプリスキャンが行なわれる。プリスキャンにおいて被読取原稿Mは、例えばその端部が光源20に対向した初期位置に定められ、ステップ108において実行される通常の本スキャンよりも粗いピッチで画像が読み取られる。プリスキャンにおける読取ピッチは、被読取原稿Mの移送方向に関して粗いだけでなく、ラインセンサ30の長手方向に関しても粗い。プリスキャンにおける読取ピッチが例えば10画素であるとき、通常の本スキャンと比較して、被読取原稿Mの移送ピッチが10倍になるだけでなく、ラインセンサ30によって読み出される1ラインの画素データの画素ピッチも10倍になる。すなわち読取ピッチの大小は、ラインセンサ30の送り量およびラインセンサ30から読み出される画素信号の間引き等により決定される、有効な画素データの総数(1枚の画像を構成するデータ数)を意味する。
【0026】
プリスキャンでは、ステージ12が停止する度に発光素子21R、21G、21Bが所定の順序で点灯され、1ライン毎にR、G、Bの画素データが検出される。ラインセンサ30から出力された全ての画素データは、シェーディング補正されていったんメモリ46に格納される。なおメモリ46には、この画像読取装置における最小ピッチで画像を読み取った場合に得られる1ライン分の全ての画素データを格納するのに十分な領域が確保されている。
【0027】
メモリ46に格納された画素データは1ライン毎に読み出される。このとき、1ラインの画素データの全てが読み出されるのではなく、画素データは所定の画素ピッチ毎(例えば10画素毎)に読み出される。読み出された画素データは、色補正、ガンマ補正等の処理を施され、コンピュータ60に転送される。これによりコンピュータ60のディスプレイ装置の画面には、プリスキャンにより得られた画像PIが、他のマーク等とともに表示される。
【0028】
ステップ104では、本スキャンを開始するか否かが判定される。この画像読取装置の操作者はディスプレイ装置の画面に表示されたプリスキャン画像PIを見ることによって、本スキャンを開始するか否かを判断することができる。コンピュータ60のディスプレイ装置の画面上の「スキャン」のマークMSがクリックされないとき、ステップ105において、プリスキャンを再び行なうか否かが判定される。「プリスキャン」のマークMPがクリックされたときはステップ103へ戻るが、「プリスキャン」のマークMPがクリックされないときは、ステップ104へ戻る。すなわちマークMS、MPのいずれもクリックされない間、ステップ104、105が繰り返し実行される。
【0029】
「スキャン」のマークMSがクリックされるとステップ104からステップ106へ進み、本スキャンの準備が行われる。まずステップ106では、簡易スキャンモードの「切」と「入」のボタンBF、BNの設定状態に基いて、簡易スキャンモードが選択されているか否かが判定される。ここで簡易スキャンモードとは、コンピュータ60において、プリスキャンにおいて得られた画素データを本スキャンにおいて得られた画素データと見做して取り扱うモードをいう。
【0030】
「切」のボタンBFが黒(オフ状態)に定められているとき、すなわち簡易スキャンモードが選択されていないとき、ステップ108において通常の本スキャンが実行される。通常の本スキャンはプリスキャンと比較して、ラインセンサ30による読取ピッチが相対的に細かいことを除いて、基本的に同じ動作である。すなわち通常の本スキャンによって読み取られた画素データは色補正とガンマ補正を施された後、コンピュータ60へ転送されて、コンピュータ60のディスプレイ装置の画面上に表示される。本スキャンが終了すると、ステップ104が再び実行される。
【0031】
これに対し、ステップ106において簡易スキャンモードの「入」のボタンBNが黒(オン状態)に定められているとき、すなわち簡易スキャンモードが選択されているとき、ステップ107において、色補正のパラメータが変更されているか否かが判定される。色補正のパラメータは、R、G、Bのゲイン設定のボタンBR、BG、BBを左右方向に移動させることによって変更される。R、G、Bのゲインは、ボタンBR、BG、BBを画面の右側に変位させると大きくなり、左側に変位させると小さくなる。例えば、RのボタンBRを画面の右側に変位させると、Rのゲインが大きくなる。
【0032】
ステップ107において色補正のパラメータが変更されたと判定されたとき、本スキャンにより得られる画素データはプリスキャンにより得られた画素データとは異なるので、プリスキャンの画素データをディスプレイ装置の画面表示に利用することはできない。したがってこの場合、ステップ108へ進み、通常の本スキャンが実行される。
【0033】
ステップ107において色補正のパラメータが変更されていないと判定されたとき、プリスキャンにより得られた画素データを本スキャンにより得られる画素データの一部として利用することができる。したがってこの場合、簡易スキャンモードを実行すべく、ステップ109へ進む。ステップ109では、簡易スキャンモードの本スキャンにおける読取ピッチが所定値、すなわちプリスキャンにおける読取ピッチ以上であるか否かが判定される。この本スキャンにおける読取ピッチは、ディスプレイ装置の画面に表示された「読取ピッチ」の数値VXに対応し、これは例えばキーボードあるいはマウスを用いて設定可能である。
【0034】
本スキャンにおける読取ピッチが所定値以上であるとき、すなわち本スキャンがプリスキャンよりも粗いピッチで行われるとき、本スキャンにより得られる画素データはプリスキャンによって得られた画素データに含まれている。したがってこの場合、ステップ110が実行され、プリスキャンにおいてコンピュータ60に転送された画素データのみを用いて、ディスプレイ装置の画面上に表示されるべき画像が形成される。そしてステップ104へ戻り、上述した処理が繰り返される。
【0035】
これに対し、ステップ109において本スキャンにおける読取ピッチが所定値よりも小さいと判定されたとき、すなわち本スキャンがプリスキャンよりも細かいピッチで行われるとき、ステップ111が実行される。すなわち、本スキャンが実行されて画素データが検出され、これらの画素データのうち、プリスキャンにおいて転送された画素データ以外の画素データがコンピュータ60に転送される。そしてコンピュータ60では、この本スキャンにおいて転送された画素データと、プリスキャンにおいて転送された画素データとを用いて、ディスプレイ装置の画面上に表示されるべき画像が形成される。ステップ111の後、ステップ104へ戻り、上述した処理が再び実行される。
【0036】
なお、図4の画像読取ルーチンの途中において、ディスプレイ装置の画面上の「イジェクト」のマークMEがクリックされると、割り込み処理によってこの画像読取ルーチンは終了し、また被読取原稿Mが画像読取装置から排出される。
【0037】
図6は、コンピュータ60において、プリスキャンにより得られた画素データから、ディスプレイ装置の画面上に表示される画像を構成する画素データを得る手法の一例を示している。
【0038】
この例では、プリスキャンにおける読取ピッチは10画素であり、本スキャンにおける読取ピッチは15画素である。すなわち本スキャンの読取ピッチはプリスキャンの読取ピッチよりも大きく、図6の画素データの形成方法は図4のステップ110に相当する。
【0039】
ディスプレイ装置の画面上に表示される画像において、画素A1の値はプリスキャンにより得られた第1の画素Pn−1 とこれに隣接する第2の画素Pから、
(2(Pn−1 )+P)/3
により求められる。すなわち画素A1は図6において、第1の画素Pn−1 と第2の画素Pの左半分とに対応している。
【0040】
同様に、画素A1に隣接する画素A2はプリスキャンにより得られた第2の画素Pとこれに隣接する第3の画素Pn+1 から、
(2(Pn+1 )+P)/3
により求められる。すなわち画素A2は図6において、第2の画素Pの右半分と第3の画素Pn+1 とに対応している。
【0041】
図7は、メモリ46に格納された画素データと、本スキャンにおいてメモリ46から読み出されてコンピュータ60に転送される画素データとの関係を示している。なお図7において、D,D,D,...はメモリのアドレスを示し、丸で囲まれたアドレスに格納された画素データはプリスキャンにおいてコンピュータ60に転送されることを示す。すなわちプリスキャンにおけるラインセンサ30の長手方向の読取ピッチは10画素である。
【0042】
本スキャンにおける間引きが1/1であるとき、すなわち読取ピッチが1画素であるとき、メモリ46のアドレスD〜D10に関し、アドレスD,D,D,...Dに格納された画素データのみがコンピュータ60に転送される。本スキャンにおける間引きが1/2であるとき、すなわち読取ピッチが2画素であるとき、メモリ46のアドレスD〜D10に関し、アドレスD,D,D,Dに格納された画素データのみがコンピュータ60に転送される。本スキャンにおける間引きが1/5であるとき、すなわち読取ピッチが5画素であるとき、メモリ46のアドレスD〜D10に関し、アドレスDに格納された画素データのみがコンピュータ60に転送される。
【0043】
これに対し、本スキャンにおける間引きが1/3、1/4、1/6、1/7、1/8、1/9であるときは、ステップ108において実行される通常の本スキャンと同様に、メモリ46に格納された全ての画素データがコンピュータ60に転送される。
【0044】
以上のように本実施形態は、本スキャンにおける色補正等の補正処理の内容ががプリスキャンと同じである場合、コンピュータ60では、プリスキャンにおいてメモリ46から転送された画素データをそのまま用いて、ディスプレイ装置の画面に表示される画像を形成している。そして特に、本スキャンのために予め設定された読取ピッチがプリスキャンの読取ピッチ以上のとき、本スキャンによる読取動作は行なわれず、画素データは全く転送されない。
【0045】
したがって、本スキャンによって得られた画像をディスプレイ装置の画面上に表示するために画像読取装置から外部装置へ転送される画素データの数を減らすことができる。すなわち本実施形態によれば、転送動作以外の種々の処理を実行するための時間を確保することができ、画像読取装置の稼動効率が高められる。
【0046】
図8は本発明の他の実施形態における画像読取ルーチンを示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、図4のフローチャートのステップに対応するステップには、「100」の数値を加算して示している。例えばステップ201は図4のフローチャートのステップ101に対応する。
【0047】
図8の画像読取ルーチンは、プリスキャンにより得られた画素データに対してローパスフィルタ等のフィルタ処理(演算処理)を施す場合に適用される。このような構成では、簡易スキャンモードにおける読取ピッチがプリスキャンの読取ピッチよりも小さいとき、プリスキャンにより得られた画素データ(フィルタ処理済み)をそのまま用いることはできない。したがってこの場合は、ステップ209からステップ208へ進み、通常の本スキャンが行なわれ、本スキャンによって得られた画素データに対してフィルタ処理が施される。すなわち図8の画像読取ルーチンでは、図4のフローチャートと比較すると明らかなように、ステップ111に相当する処理が省略されている。
【0048】
図8の実施形態において、その他の処理は第1の実施形態と同様であり、例えば図6を参照して説明した画素データの演算、および図7を参照して説明した画素データの転送処理も同様に適用される。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、画素データのコンピュータへの転送時間を短縮し、画像読取装置の稼動効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像読取装置を示すブロック図である。
【図2】被読取原稿として透過原稿が用いられる場合の、原稿移送機構、光源およびラインセンサを示す斜視図である。
【図3】被読取原稿として反射原稿が用いられる場合の光源およびラインセンサ等の配置を示す図である。
【図4】画像読取ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】コンピュータのディスプレイ装置の画面の一例を示す図である。
【図6】コンピュータにおいて、プリスキャンにより得られた画素データから、ディスプレイ装置の画面上に表示される画像を構成する画素データを得る手法の一例を示す図である。
【図7】メモリに格納された画素データと、本スキャンにおいてメモリから読み出されてコンピュータに転送される画素データとの関係を示す図である。
【図8】他の実施形態における画像読取ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 移送機構
20 光源
30 ラインセンサ
60 コンピュータ
M 被読取原稿

Claims (15)

  1. 被読取原稿に記録された画像を第1のピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1の画像読取手段と、前記被読取原稿に記録された画像を第2のピッチで読み取り可能であり、かつ読み取られた画素データを前記外部装置に転送可能な第2の画像読取手段と、この第2の画像読取手段によって読み取られた画像に対する所定の補正処理が前記第1の画像読取手段によって読み取られた画像に対する補正処理と同じであるか否かを判定する補正判定手段とを備え、前記第2の画像読取手段は、前記補正判定手段が前記各補正処理が同じであると判定したとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データと同じ画素データを転送しないことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2の画像読取手段は、前記補正判定手段が前記各補正処理が同じであると判定したとき、画素データを全く転送しないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2の画像読取手段は、前記補正判定手段が前記各補正処理が同じであると判定したとき、前記画像の読取動作を行なわないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2の画像読取手段は、予め設定された前記第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、画素データを全く転送しないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2の画像読取手段は、予め設定された前記第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、前記画像の読取動作を行なわないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 被読取原稿に記録された画像を第1のピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1の画像読取手段と、前記被読取原稿に記録された画像を第2のピッチで読み取り可能であり、かつ読み取られた画素データを前記外部装置に転送可能な第2の画像読取手段と、この第2の画像読取手段によって読み取られた画像に対する所定の補正処理が前記第1の画像読取手段によって読み取られた画像に対する補正処理と同じであるか否かを判定する補正判定手段とを備え、前記外部装置は、前記補正判定手段が各補正処理が同じであると判定したとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データを用いて所定の画像処理を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  7. 前記外部装置は、前記補正判定手段が前記各補正処理が同じであると判定したとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データのみを用いて前記画像処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記外部装置は、前記補正判定手段が前記各補正処理が同じであると判定したとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データと、前記第2の画像読取手段によって転送された画素データとを用いて前記画像処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  9. 前記外部装置は、予め設定された前記第2のピッチが第1のピッチ以上のとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データのみを用いて前記画像処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  10. 前記外部装置は、予め設定された前記第2のピッチが第1のピッチよりも小さいとき、前記第1の画像読取手段によって転送された画素データと、前記第2の画像読取手段によって転送された画素データとを用いて前記画像処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  11. 前記外部装置がディスプレイ装置を有するコンピュータであることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  12. 前記画像処理がディスプレイ装置による画像表示を含むことを特徴とする請求項11に記載の画像読取装置。
  13. 被読取原稿に記録された画像を所定の読取ピッチで読み取り、読み取られた画素データを外部装置に転送する第1および第2の画像読取手段と、前記第1および第2の画像読取手段における読取ピッチをそれぞれ設定する読取ピッチ設定手段とを備え、前記第2の画像読取手段における読取ピッチが前記第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、前記第2の画像読取手段は、前記第1の読取手段によって転送された画素データと同じ画素データを転送しないことを特徴とする画像読取装置。
  14. 前記第2の画像読取手段は、この第2の画像読取手段における読取ピッチが前記第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、画素データを全く転送しないことを特徴とする請求項13に記載の画像読取装置。
  15. 前記第2の画像読取手段は、この第2の画像読取手段における読取ピッチが前記第1の画像読取手段における読取ピッチ以上のとき、前記画像の読取動作を行なわないことを特徴とする請求項13に記載の画像読取装置。
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