JPH113419A - 色調調整装置および画像読取装置 - Google Patents

色調調整装置および画像読取装置

Info

Publication number
JPH113419A
JPH113419A JP9170970A JP17097097A JPH113419A JP H113419 A JPH113419 A JP H113419A JP 9170970 A JP9170970 A JP 9170970A JP 17097097 A JP17097097 A JP 17097097A JP H113419 A JPH113419 A JP H113419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
color tone
image
signal
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9170970A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康裕 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9170970A priority Critical patent/JPH113419A/ja
Priority to US09/095,839 priority patent/US6091848A/en
Publication of JPH113419A publication Critical patent/JPH113419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練を要することなく簡単に色調調整を行な
う。 【解決手段】 ディスプレイ装置の画面に表示された簡
易トリミングのボタンBTを、マウスをドラッグさせて
左右方向に移動させる。ボタンBTに連動して、グリー
ン(G)とブルー(B)のゲインが変化する。ボタンB
Tが中央部よりも右側に定められると「風景モード」が
設定され、再生画像の青味が強調される。ボタンBTが
中央部よりも左側に定められると「人物モード」が設定
され、再生画像の青味が弱められる。ボタンBTを移動
させるだけで色味を調整することができ、操作は簡単で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフィルムに
記録された画像に光を照射し、ラインセンサを用いてそ
の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像読取装置として、読取
対象であるフィルムを、ラインセンサの長手方向と直交
する方向に沿って間欠的に移送することにより、カラー
画像を1ラインずつ読み取るものが知られている。すな
わちフィルムが停止している間に、光源から出力された
光がフィルムに照射され、1ラインの画像が光源に対向
したラインセンサによって検出され、この検出動作の
後、フィルムは移送機構によって所定量だけ移送され
る。このような画像の検出と移送が繰り返し実行され、
1画面分の画像が読み取られる。
【0003】このようなラインセンサによる読取動作に
おいて、まず画像は粗いピッチでプリスキャンされ、こ
のプリスキャンにより得られたカラー画像がディスプレ
イ装置の画面上に表示される。ユーザは、この画面上の
カラー画像を見ることによって、好みに応じて色調を変
化させるべく、レッド(R)、グリーン(G)およびブ
ルー(B)に関するゲインを調整することができる。す
なわち、この調整後のゲインに従って再びスキャンが行
なわれ、色調調整後のカラー画像が画面上に表示され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
色調調整はある程度の熟練を要し、簡単な調整によって
所望の色合いの画像を得ることは困難である。このため
従来、簡単に色調調整を行なうことができる装置の開発
が望まれていた。
【0005】本発明は、熟練を要することなく簡単に色
調調整を行なうことができる色調調整装置、およびこの
ような色調調整装置を備えた画像読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の色調
調整装置は、少なくとも第1および第2の色成分の信号
を合成して得られるカラー画像の色調を調整する色調調
整装置であって、第1および第2の色成分の信号の大き
さをそれぞれ調整する色成分調整手段と、この色成分調
整手段を制御し、第1の色成分の信号を第2の色成分の
信号よりも相対的に増加させる第1の色調モードと、第
1の色成分の信号を第2の色成分の信号よりも相対的に
減少させる第2の色調モードとの一方を実行する制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0007】第1および第2の色成分は例えば、レッド
(R)、グリーン(G)およびブルー(B)のいずれか
である。第1の色成分は例えばBであり、第2の色成分
は例えばGである。
【0008】第1および第2の色調モードにおいて、第
1および第2の色成分を相互に異なる割合だけ同時に増
減させることが好ましい。
【0009】カラー画像は例えばディスプレイ装置の画
面に表示される。第1および第2の色調モードは、例え
ばディスプレイ装置の画面上の表示を操作することによ
って選択される。
【0010】また本発明の色調調整装置は、色成分調整
手段による各色成分毎の増減の度合いおよび制御手段に
より実行される色調モードを表示する表示手段と、色成
分調整手段による調整と制御手段により実行される色調
モードの選択とを行なう操作手段とを備え、表示手段
が、操作手段による色調モードの選択動作に連動して、
選択された色調モードに対応して変更される第1および
第2の色成分の信号の増減の度合いを表示することが好
ましい。
【0011】また本発明に係る第2の色調調整装置は、
カラー画像の色調を調整する色調調整装置であって、第
1の色調を相対的に強調させるとともに第2の色調を相
対的に弱める第1の色調モードと、第1の色調を相対的
に弱めるとともに第2の色調を相対的に強調する第2の
色調モードとの一方を選択可能としたことを特徴として
いる。
【0012】本発明に係る画像読取装置は、被読取原稿
に記録されたカラー画像を読み取り、少なくとも第1お
よび第2の色成分の画像データを出力する光学センサ
と、第1および第2の色成分の画像データをそれぞれ修
正することによって色調調整を行なう色調調整手段と、
この色調調整手段から出力された画像データに基いて、
カラー画像に対応した画像をディスプレイ装置の画面に
表示する画像表示手段とを備え、色調調整手段は、第1
の色成分の信号を前記第2の色成分の信号よりも相対的
に増加させる第1の色調モードと、第1の色成分の信号
を前記第2の色成分の信号よりも相対的に減少させる第
2の色調モードとの一方を選択可能であることを特徴と
している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る色調調整装置を備えた画像読取装置を示すブロック図
である。
【0014】読取対象であるフィルムMは、この例では
ネガフィルムすなわち透過原稿であり、このフィルムM
には1つのカラー画像が記録されている。フィルムMは
原稿移送機構10によって矢印A方向に間欠的に移送さ
れる。フィルムMの通過経路の上方には光源20が配設
され、また下方には結像レンズ31とラインセンサ30
が設けられている。光源20の点灯と消灯は光源駆動回
路41によって、またラインセンサ30による画像の検
出動作はラインセンサ駆動回路42によって制御され
る。原稿移送機構10、光源駆動回路41およびライン
センサ駆動回路42はシステムコントロール回路40か
ら出力される指令信号に従って動作する。
【0015】ラインセンサ30は、1列に配置された多
数のフォトダイオードを有し、各フォトダイオードでは
受光量に応じた電気信号が発生する。ラインセンサ30
から読み出された電気信号すなわち画像データはアンプ
43により増幅され、A/D変換器44によってデジタ
ル信号に変換される。デジタルの画像データは、画像処
理回路45においてシェーディング補正等の処理を施さ
れた後、メモリ46に一旦格納される。この画像データ
はメモリ46から読み出され、色補正、ガンマ補正等の
所定の演算処理を施される。そして画像データは、イン
ターフェース回路47において所定のフォーマットに従
った信号に変換され、入出力端子48を介してコンピュ
ータ(画像処理装置)60に出力される。画像処理回路
45とインターフェース回路47はシステムコントロー
ル回路40により制御される。
【0016】本実施形態において、画像読取装置の全て
の動作はコンピュータ60によって制御されるが、スイ
ッチ49をシステムコントロール回路40に接続して、
このスイッチ49を操作することによって画像読取装置
の動作を制御するように構成してもよい。
【0017】図2は原稿移送機構10、光源20および
ラインセンサ30を示している。フィルムMは枠体11
によって支持され、枠体11は板状のステージ12に止
め具13によって固定される。ステージ12には、フィ
ルムMに対応した位置に、図示しない開口が形成されて
いる。ステージ12の側端面にはラック14が形成さ
れ、このラック14には原稿送りモータ15の出力軸に
設けられたピニオン16に噛合している。原稿送りモー
タ15はシステムコントロール回路40の制御に基づい
て駆動され、フィルムMの位置が制御される。
【0018】光源20はステージ12の上方に位置し、
ブルー(B)、グリーン(G)およびレッド(R)の光
を出射する発光素子21R、21G、21Bを、この順
序で周期的に配列して構成されているが、この配列は目
的に応じて変更可能である。なお、図2では発光素子は
6個だけ示されているが、さらに多くの発光素子を設け
てもよく、あるいは少なくてもよい。これらの発光素子
21R、21G、21Bはステージ12の幅方向に延び
る細長い支持部材22に支持され、支持部材22とステ
ージ12の間には、支持部材22と平行に延びるシリン
ドリカルレンズ23が配設されている。すなわち発光素
子21から出射された光はシリンドリカルレンズ23に
よって集光され、フィルムMの上にライン状に照射され
る。
【0019】ラインセンサ30はステージ12を挟んで
光源20の下方に位置し、光源20とシリンドリカルレ
ンズ23に平行に設けられている。すなわちラインセン
サ30は、フィルムMが移送される方向に略直交する方
向に延びている。ラインセンサ30とステージ12の間
には結像レンズ31が設けられている。結像レンズ31
はラインセンサ30と平行に延び、ロッドレンズアレイ
32によって構成される。したがって、フィルムMに対
して光源20によって光が照射されると、このフィルム
Mに記録された画像が、結像レンズ31を介してライン
センサ30の受光面に結像される。
【0020】図3は画像読取装置において実行される画
像読取ルーチンを示すフローチャートである。図4はコ
ンピュータ60のディスプレイ装置の画面の一例を示
す。図5および図6は、それぞれステップ102、10
6の粗スキャンによって得られる画像データに基いて作
成されるヒストグラムを示す。これらの図を参照して画
像読取装置の動作を説明する。なおこの画像読取装置の
動作は、ディスプレイ装置の画面に表示された所定のマ
ークを、例えばマウスを使ってクリックすることによっ
て制御される。
【0021】ステップ101では、プリスキャンを開始
するか否かが判定される。ディスプレイ装置の画面上の
「プリスキャン」のマークMPがクリックされるとステ
ップ101からステップ102へ進み、粗スキャンすな
わち露出測定が実行される。すなわち光源20が点灯さ
れた状態で、フィルムMが原稿移送機構10により、ス
テップ111によって実行される本スキャンよりも粗い
ピッチで間欠的に移送される。この間欠移送の間に、ラ
インセンサ30を一定の露光時間tだけ露光することに
より、1画面分の画像データが検出される。なお粗スキ
ャンにおいて、光源20は、ステージ12が停止する度
に発光素子21R、21G、21Bが所定の順序で点灯
されるように制御される。
【0022】ステップ103では、ステップ102にお
いて得られたR、G、Bの画像データに関し、信号レベ
ルの分布を示すヒストグラムが作成され、図5に示すよ
うに、RのヒストグラムHR1と、GのヒストグラムH
G1と、BのヒストグラムHB1とが得られる。ステッ
プ104では、各色成分R、G、B毎に、ヒストグラム
の最大値から所定量だけ小さい値、すなわち上側有効レ
ベルDR1、DG1、DB1が抽出される。この上側有
効レベルは、ヒストグラムにおいて信号レベルの高い方
からその度数の累計を求め、この累計が全度数の例えば
0.5%に達したときの信号レベルである。
【0023】ステップ105では、ステップ102にお
いて実行された露光時間tと、ステップ104において
求められた上側有効レベルDR1、DG1、DB1と、
所定値(例えば1023)とに基づいて、各色成分毎に
最適露光時間が算出される。Rに関する最適露光時間T
Rは TR=(所定値/DR1)×t である。Gに関する最適露光時間TGは TG=(所定値/DG1)×t である。Bに関する最適露光時間TBは TB=(所定値/DB1)×t である。
【0024】図5の右側に示される第2のヒストグラム
HR2、HG2、HB2は、それぞれ最適露光時間T
R、TG、TBを用いて画像を検出したときに得られる
であろうと予測されるR、GおよびBに関するヒストグ
ラムである。しかし実際には若干異なるヒストグラムが
得られる。すなわちステップ106において、最適露光
時間TR、TG、TBを用いて再度粗スキャンを実行す
ると、図6の左側に示されるように、第3のヒストグラ
ムHR3、HG3、HB3が得られる。
【0025】ステップ107では、第3のヒストグラム
HR3に関し、上側有効レベルDR2と下側有効レベル
dR2が求められる。上側有効レベルDR2の求め方は
ステップ104と同じであり、ヒストグラムの最大値か
ら所定量だけ小さい値が上側有効レベルDR2として定
められる。下側有効レベルdR2はヒストグラムの最小
値から所定量だけ大きい値である。そして、このヒスト
グラムHR3は、左右を反転させ、上側有効レベルDR
2がルックアップテーブルの下側基準値LR1に合致す
るとともに、下側有効レベルdR2がルックアップテー
ブルの上側基準値LR2に合致するように変換される。
これにより線形反転階調補正が行なわれ、第4のヒスト
グラムHR4が得られる。なお、このルックアップテー
ブルは後述するプリスキャンと本スキャンにおいて、画
像データにガンマ補正等を施すために参照される。
【0026】第3のヒストグラムHG3についても同様
に、上側有効レベルDG2と下側有効レベルdG2が求
められるとともに、上側有効レベルDG2と下側有効レ
ベルdG2がそれぞれルックアップテーブルの下側基準
値LG1と上側基準値LG2に合致するように線形反転
階調補正が行われ、第4のヒストグラムHG4が得られ
る。また、第3のヒストグラムHB3についても同様
に、上側有効レベルDB2と下側有効レベルdB2が求
められるとともに、上側有効レベルDB2と下側有効レ
ベルdB2がそれぞれルックアップテーブルの下側基準
値LB1と上側基準値LB2に合致するように線形反転
階調補正が行われ、第4のヒストグラムHB4が得られ
る。
【0027】Rの画像に関し、第3のヒストグラムHR
3に対応する画像データを第4のヒストグラムHR4に
対応する画像データに変換するための式は、 R正規化データ =LR2−(入力値−dR2)×(LR2−LR1)/(DR2−dR2) ・・・(1) となる。ここで、正規化データは第4のヒストグラムH
R4に対応する画像データであり、入力値は第3のヒス
トグラムHR3に対応する画像データである。
【0028】Gの画像についても同様に、第3のヒスト
グラムHG3に対応する画像データを第4のヒストグラ
ムHG4に対応する画像データに変換するための式は、 G正規化データ =LG2−(入力値−dG2)×(LG2−LG1)/(DG2−dG2) ・・・(2) となる。またBの画像については、第3のヒストグラム
HB3に対応する画像データを第4のヒストグラムHB
4に対応する画像データに変換するための式は、 B正規化データ =LB2−(入力値−dB2)×(LB2−LB1)/(DB2−dB2) ・・・(3) となる。
【0029】このようにしてステップ107では、R、
G、Bの画像データに関し、個々に線形反転階調補正を
行なうための変換式(1)〜(3)を決定する色補正パ
ラメータが算出される。
【0030】ステップ108では、ステップ105にお
いて求められた最適露光時間に従ってプリスキャンが行
なわれる。プリスキャンにおいてフィルムMは、例えば
その端部が光源20に対向した初期位置に定められ、ス
テップ111において実行される本スキャンよりも粗い
ピッチで画像が読み取られる。この読み取りにおいて、
ステージ12が停止する度に発光素子21R、21G、
21Bが所定の順序で点灯され、1ライン毎にR、G、
Bの画像データが検出される。そして、これらの画像デ
ータに対して色補正パラメータを用いた補正処理が施さ
れ、コンピュータ60に転送される。すなわち(1)、
(2)、(3)式に従って画像データに補正処理が施さ
れ、その後ガンマ補正が施される。これにより得られた
画像PIはコンピュータ60のディスプレイ装置の画面
の一部に他のマーク等とともに表示される。
【0031】ステップ109では、本スキャンを開始す
るか否かが判定される。この画像読取装置の操作者はデ
ィスプレイ装置の画面に表示されたプリスキャン画像P
Iを見ることによって、本スキャンを開始するか否かを
判断することができる。コンピュータ60のディスプレ
イ装置の画面上の「スキャン」のマークMSがクリック
されるとステップ109からステップ111へ進み、本
スキャンが行われる。本スキャンはプリスキャンと比較
して、ラインセンサ30による読取ピッチが相対的に細
かいことを除いて、基本的に同じ動作である。すなわち
本スキャンによって読み取られた画像データは、
(1)、(2)、(3)式に従った補正処理を施され、
さらにガンマ補正を施された後、コンピュータ60のデ
ィスプレイ装置の画面上に表示される。本スキャンが終
了すると、ステップ109が再び実行される。
【0032】これに対し、「スキャン」のマークMSが
クリックされないとき、ステップ110において、プリ
スキャンを再び行なうか否かが判定される。「プリスキ
ャン」のマークMPがクリックされたときはステップ1
20へ進み、後述する簡易トリミングのパラメータチェ
ックルーチンが実行された後、ステップ107へ戻る
が、「プリスキャン」のマークMPがクリックされない
ときは、ステップ109へ戻る。すなわちマークMS、
MPのいずれもクリックされない間、ステップ109、
110が繰り返し実行される。
【0033】なお、図3の画像読取ルーチンの途中にお
いて、ディスプレイ装置の画面上の「イジェクト」のマ
ークMEがクリックされると、割り込み処理によってこ
の画像読取ルーチンは終了し、またフィルムMが画像読
取装置から排出される。
【0034】図7は、図3のステップ120において実
行される簡易トリミングのパラメータをチェックするサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。図8お
よび図9は、簡易トリミングにおいてコンピュータ60
のディスプレイ装置の画面の表示例を示す。これらの図
を参照して簡易トリミングの動作を説明する。
【0035】簡易トリミングは操作者によって、通常ス
テップ107〜111の実行の間に行われる。簡易トリ
ミングは、フィルムMから読み取ったカラー画像をディ
スプレイ装置の画面上に表示するとき、あるいはプリン
トするときに、その色合いを補正するための簡便な手法
であり、ディスプレイ装置の画面に表示された簡易トリ
ミングのボタンBT(図4参照)を移動させる動作であ
る。この動作によって簡易トリミングのパラメータkが
変化し、ステップ120では、このパラメータkがチェ
ックされ、修正係数gk、bk等が算出される。
【0036】ステップ201では、簡易トリミングのパ
ラメータkが変化したか否かが判定される。このパラメ
ータkは、簡易トリミングのボタンBTの位置に応じて
定められ、このボタンBTの位置はマウスをドラッグさ
せて左右方向に移動させることにより変化する。ボタン
BTが右端位置に定められると「風景モード」が設定さ
れ、パラメータkは同モードの最大値、例えば25に設
定される。またボタンBTが左端位置に定められると
「人物モード」が設定され、パラメータkは同モードの
最大値、例えば−25に設定される。ボタンBTが例え
ば中央部と右端位置の間に定められると、パラメータk
は0と25の間の値に定められる。「風景モード」で
は、再生画像の青味が相対的に強調され、「人物モー
ド」では、再生画像の青味が相対的に弱くなる。このよ
うにボタンBTを中央部から左右のいずれかに変位させ
ることにより、例えば「風景モード」のような第1の色
調モードと、例えば「人物モード」のような第2の色調
モードとの一方が選択される。
【0037】ステップ201においてパラメータkが変
化しなかったと判定された場合、すなわちボタンBTが
操作されなかった場合、ステップ202〜204はスキ
ップされ、このサブルーチンは実質的に何もせずに終了
する。これに対し、ステップ201においてパラメータ
kが変化したと判定された場合、ステップ202が実行
され、ディスプレイ装置の画面のボタンBTによって定
められた入力値がパラメータkとして設定される。ステ
ップ203では、 gk=1+0.02k ・・・(4) に従ってグリーンの修正係数gkが求められる。ステッ
プ204では、 bk=1+0.05k ・・・(5) に従ってブルーの修正係数bkが求められる。
【0038】したがって例えば、パラメータkが10の
とき(ボタンBTが「風景モード」側に定められたと
き)、gk=1.2、bk=1.5となり、相対的にブ
ルーが強められる。すなわち図8に示すように、ボタン
BTの「風景モード」側への移動に連動して、Gの色成
分の信号の増減(修正係数gk)の度合いを示すボタン
BGと、Bの色成分の信号の増減(修正係数bk)の度
合いを示すボタンBBとが、それぞれ値が大きくなる方
向に移動し、その移動量はBの色成分のボタンBBの方
が大きい。
【0039】これに対し、パラメータkが−10のとき
(ボタンBTが「人物モード」側に定められたとき)、
gk=0.8、bk=0.5となり、相対的にブルーが
弱められる。すなわち図9に示すように、ボタンBTの
「人物モード」側への移動に連動して、Gの色成分の信
号の増減(修正係数gk)の度合いを示すボタンBG
と、Bの色成分の信号の増減(修正係数bk)の度合い
を示すボタンBBとが、それぞれ値が小さくなる方向に
移動し、その移動量はBの色成分のボタンBBの方が大
きい。
【0040】このように「風景モード」と「人物モー
ド」において、修正係数gk、bkは相互に異なる割合
だけ同時に増減せしめられ、簡易トリミングのボタンB
Tを移動させることにより、GおよびBの色成分の信号
の増減の度合い(すなわちゲイン設定)を示すボタンB
G、BBが連動して左右方向に変位する。なお、Rのゲ
イン設定のボタンBRは簡易トリミングのボタンBTの
移動には連動しない。
【0041】一方、簡易トリミングのボタンBTを移動
させることによりGおよびBのゲイン設定のボタンB
G、BBが変位した状態において、ユーザはGおよびB
のゲイン設定のボタンBG、BBあるいはRのゲイン設
定のボタンBRを別個に移動させることができる。これ
により各色の修正係数(gk、bk)すなわち画像の色
調をさらに細かく調整することができる。
【0042】このようにして求められた修正係数gk、
bkを用いたカラー画像の色調の調整としては、いくつ
かの方法がある。第1の例では、修正係数gkが(2)
式の計算結果に乗じられ、修正係数bkが(3)式の計
算結果に乗じられる。これは図3のフローチャートのス
テップ108、111において実行される。第2の例で
は、次の(6)および(7)式によって上側基準値が修
正される。 LG2' =LG2+(gk−1)×H ・・・(6) LB2' =LB2+(bk−1)×H ・・・(7) ただし、Hは所定の係数である。これはステップ107
において実行される。第3の例では、修正係数gk、b
kがルックアップテーブルの出力値に乗じられ、これは
ステップ108、111において実行される。ポジフィ
ルムの場合第4の例として、修正係数gk、bkが露光
時間の値に乗じられて、露光時間が調整されてもよい。
これもステップ108、111において実行される。
【0043】以上のように本実施形態によれば、ディス
プレイ装置の画面上におけるボタンBTを移動させる簡
単な操作によって、画面に表示される画像の色調を調整
することができ、すなわち所望の色合いの画像を得るた
めの操作が簡単になる。
【0044】図10は、簡易トリミングを実行するプロ
グラムの一例を示すフローチャートである。この簡易ト
リミングによれば、再度プリスキャンあるいは本スキャ
ンすることなく、色調を変化させた画像をディスプレイ
装置の画面上に表示することができる。したがって図1
0の簡易トリミングのプログラムを採用する場合、簡易
トリミングのプログラムはステップ108の実行の後、
一定時間毎に割り込み処理され、色調を変化させた画像
がリアルタイムで表示される。
【0045】ステップ301では、簡易トリミングのパ
ラメータkが変化したか否かが判定される。ステップ3
01においてパラメータkが変化しなかったと判定され
た場合、ステップ302〜309はスキップされ、この
サブルーチンは実質的に何もせずに終了する。
【0046】これに対し、ステップ301においてパラ
メータkが変化したと判定された場合、ステップ302
において、前回ボタンBTによって定められた入力値が
パラメータk’として設定される。初めてこのステップ
302が実行されるとき、パラメータk’は0である。
ステップ303では、今回ボタンBTによって定められ
た入力値がパラメータkとして設定される。ステップ3
04では、上記(4)式に従ってグリーンの修正係数g
kが求められ、ステップ305では、上記(5)式に従
ってブルーの修正係数bkが求められる。
【0047】ステップ306では、 gk’=(1+0.02k)/(1+0.02k' ) ・・・(8) によって変化率gk’が求められる。すなわち変化率g
k’は前回と今回におけるグリーンの修正係数gkの比
である。ステップ307では、グリーンの各画素データ
に変化率gk’が乗じられる。ステップ308では、 bk’=(1+0.05k)/(1+0.05k' ) ・・・(9) によって変化率bk’が求められる。すなわち変化率b
k’は前回と今回におけるブルーの修正係数bkの比で
ある。ステップ309では、ブルーの各画素データに変
化率bk’が乗じられる。
【0048】このようにステップ307、309におい
て得られた画素データは、今までディスプレイ装置の画
面に表示されていた画像に関する画素データに、修正係
数gk、bkの変化率gk’、bk’を乗じたものであ
る。したがって、ディスプレイ装置の画面には、ボタン
BTを移動させることによって色調が調整された画像が
リアルタイムで表示される。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熟練を要
することなく簡単に色調調整を行なうことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像読取装置を示す
ブロック図である。
【図2】フィルムとして透過原稿が用いられる場合の、
原稿移送機構、光源およびラインセンサを示す斜視図で
ある。
【図3】画像読取装置において実行される画像読取ルー
チンを示すフローチャートである。
【図4】コンピュータのディスプレイ装置の画面の一例
を示す図である。
【図5】図3のフローチャートのステップ102の粗ス
キャンによって得られる画像データに基いて作成される
ヒストグラムを示す図である。
【図6】図3のフローチャートのステップ106の粗ス
キャンによって得られる画像データに基いて作成される
ヒストグラムを示す図である。
【図7】簡易トリミングのパラメータをチェックするサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図8】簡易トリミングにおいて風景モードを設定した
ときのコンピュータのディスプレイ装置の画面を示す図
である。
【図9】簡易トリミングにおいて人物モードを設定した
ときのコンピュータのディスプレイ装置の画面を示す図
である。
【図10】簡易トリミングのパラメータをチェックする
サブルーチンの他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 原稿移送機構 20 光源 30 ラインセンサ(光学センサ) BT ボタン M フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/48 H04N 1/40 D 1/46 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1および第2の色成分の信
    号を合成して得られるカラー画像の色調を調整する色調
    調整装置であって、 前記第1および第2の色成分の信号の大きさをそれぞれ
    調整する色成分調整手段と、 この色成分調整手段を制御し、前記第1の色成分の信号
    を前記第2の色成分の信号よりも相対的に増加させる第
    1の色調モードと、前記第1の色成分の信号を前記第2
    の色成分の信号よりも相対的に減少させる第2の色調モ
    ードとの一方を実行する制御手段とを備えたことを特徴
    とする色調調整装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の色成分がレッド
    (R)、グリーン(G)およびブルー(B)のいずれか
    であることを特徴とする請求項1に記載の色調調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の色成分がBであり、前記第2
    の色成分がGであることを特徴とする請求項2に記載の
    色調調整装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の色調モードにおい
    て、前記第1および第2の色成分を相互に異なる割合だ
    け同時に増減させることを特徴とする請求項1に記載の
    色調調整装置。
  5. 【請求項5】 前記カラー画像がディスプレイ装置の画
    面に表示されることを特徴とする請求項1に記載の色調
    調整装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の色調モードが、デ
    ィスプレイ装置の画面上の表示を操作することによって
    選択されることを特徴とする請求項1に記載の色調調整
    装置。
  7. 【請求項7】 前記色成分調整手段による各色成分毎の
    増減の度合いおよび前記制御手段により実行される色調
    モードを表示する表示手段と、 前記色成分調整手段による調整と前記制御手段により実
    行される色調モードの選択とを行なう操作手段とを備
    え、 前記表示手段は、前記操作手段による色調モードの選択
    動作に連動して、選択された色調モードに対応して変更
    される第1および第2の色成分の信号の増減の度合いを
    表示することを特徴とする請求項1に記載の色調調整装
    置。
  8. 【請求項8】 カラー画像の色調を調整する色調調整装
    置であって、第1の色調を相対的に強調させるとともに
    第2の色調を相対的に弱める第1の色調モードと、前記
    第1の色調を相対的に弱めるとともに前記第2の色調を
    相対的に強調する第2の色調モードとの一方を選択可能
    としたことを特徴とする色調調整装置。
  9. 【請求項9】 被読取原稿に記録されたカラー画像を読
    み取り、少なくとも第1および第2の色成分の画像デー
    タを出力する光学センサと、前記第1および第2の色成
    分の画像データをそれぞれ修正することによって色調調
    整を行なう色調調整手段と、この色調調整手段から出力
    された画像データに基いて、前記カラー画像に対応した
    画像をディスプレイ装置の画面に表示する画像表示手段
    とを備え、前記色調調整手段は、前記第1の色成分の信
    号を前記第2の色成分の信号よりも相対的に増加させる
    第1の色調モードと、前記第1の色成分の信号を前記第
    2の色成分の信号よりも相対的に減少させる第2の色調
    モードとの一方を選択可能であることを特徴とする画像
    読取装置。
JP9170970A 1997-06-12 1997-06-12 色調調整装置および画像読取装置 Pending JPH113419A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9170970A JPH113419A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 色調調整装置および画像読取装置
US09/095,839 US6091848A (en) 1997-06-12 1998-06-11 Color balance adjusting device and image reading device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9170970A JPH113419A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 色調調整装置および画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113419A true JPH113419A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15914749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9170970A Pending JPH113419A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 色調調整装置および画像読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6091848A (ja)
JP (1) JPH113419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007029377A1 (ja) * 2005-09-08 2009-03-26 三菱電機株式会社 画像読取装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69819269T2 (de) * 1997-08-29 2004-07-29 Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara Bildverarbeitungssystem
WO2000010331A1 (en) * 1998-08-14 2000-02-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Color signal matrix adjustment
US6278512B1 (en) * 1998-11-20 2001-08-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Original reading device and method
DE10219919A1 (de) * 2002-05-03 2003-11-20 Siemens Ag Verfahren zur Verbesserung der Qualität eines Bildes
CN102104705B (zh) * 2009-12-21 2013-01-23 致伸科技股份有限公司 扫描装置及其发光结构
EP2524509B1 (en) * 2010-01-12 2018-02-28 Nokia Technologies Oy Reduction of noise by capturing images with different exposure times

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4410908A (en) * 1981-02-06 1983-10-18 Corporate Communications Consultants Luminance signal generator for color film scanner
DE3220622A1 (de) * 1982-06-01 1983-12-15 M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach Dateneingabeeinrichtung an druckmaschinen
JPS63286131A (ja) * 1987-05-18 1988-11-22 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の色調調整装置
US5132825A (en) * 1989-10-18 1992-07-21 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having control means for adjusting the color temperature of the displayed image
US5488492A (en) * 1993-06-04 1996-01-30 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for adjusting color tone of image to be recorded
US5801773A (en) * 1993-10-29 1998-09-01 Canon Kabushiki Kaisha Image data processing apparatus for processing combined image signals in order to extend dynamic range

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007029377A1 (ja) * 2005-09-08 2009-03-26 三菱電機株式会社 画像読取装置
JP4767964B2 (ja) * 2005-09-08 2011-09-07 三菱電機株式会社 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6091848A (en) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6535245B1 (en) Color balance adjusting device
US7414758B2 (en) Four-way calibration of a digital camera using patch information acquired from a scene
JPH113419A (ja) 色調調整装置および画像読取装置
JP2004032167A (ja) 画像読取システムおよび画像読取処理プログラム
JP3851448B2 (ja) 色調調整装置
JP3467171B2 (ja) 画像読取装置
JPH117524A (ja) 画像読取装置
JP2000069251A (ja) 画像読取装置の露光制御装置
EP1578109B1 (en) Imaging apparatus, image processing apparatus, image processing system and image processing method
JP3262609B2 (ja) 画像読取装置
US20020044304A1 (en) Image reading device and method
US7436557B2 (en) Image reading system, image reading method and program for implementing the method
JPH11194866A (ja) 画像処理装置
JPH0879461A (ja) 画像読取装置
US6246433B1 (en) Film image capturing method
JP3569450B2 (ja) ネガ・ポジ判別装置
JP2000236452A (ja) 画像読取装置
JP3441626B2 (ja) 画像読取装置
JP4385410B2 (ja) 画像読取装置
JP3411821B2 (ja) 画像読取装置
JP2000209381A (ja) 画像読取装置および画像読取システム
JPH1141461A (ja) 画像読取装置
JP4134368B2 (ja) 画像読取装置
JPH10336386A (ja) 画像読取装置
JP2000078420A (ja) 画像読取装置