JPH117524A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH117524A
JPH117524A JP9176474A JP17647497A JPH117524A JP H117524 A JPH117524 A JP H117524A JP 9176474 A JP9176474 A JP 9176474A JP 17647497 A JP17647497 A JP 17647497A JP H117524 A JPH117524 A JP H117524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
image
histogram
signal level
color correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9176474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3222805B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康裕 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP17647497A priority Critical patent/JP3222805B2/ja
Priority to US09/097,706 priority patent/US6069716A/en
Publication of JPH117524A publication Critical patent/JPH117524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222805B2 publication Critical patent/JP3222805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original
    • H04N1/4074Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original using histograms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネガフィルムに記録された画像信号を読み取
る画像信号読取装置において、ネガ/ポジ変換に伴い行
なわれる色補正に先立って精度の高い色補正パラメータ
を求め、高精度の色補正を行うことを目的とする。 【解決手段】 ステップ110において、本スキャンの
露光条件として、最適露光時間を求める。ステップ12
0において、最適露光時間の露光によって、画像信号を
検出した後、ヒストグラムを作成する。ステップ130
において、ヒストグラムの最大有効値を求める。ステッ
プ133において、ヒストグラムの最小有効値を求め
る。ステップ136において、最大有効値と最小有効値
とから色補正パラメータを算出する。ステップ150に
おいて、この色補正パラメータを用い、色補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネガフィル
ムに記録された画像信号をラインセンサで読取る画像読
取装置において、読み取られたR(レッド)、G(グリ
ーン)およびB(ブルー)3原色の画像信号のネガ/ポ
ジ変換において行なわれる、各色のバランスをとる色補
正に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルムに記録された画像信
号を固体撮像素子(CCD)により読み取る画像読取装
置において、読み取られたR(レッド)、G(グリー
ン)およびB(ブルー)3原色の画像信号は、ネガ/ポ
ジ変換される。この時ネガフィルムの地色が有色である
ため、被写体が本来有する自然な色調で再現されるよう
に各色のバランスをとる色補正が行われる。この色補正
のパラメータは、画像信号の各画像信号レベルの度数
(画素数)分布を示すヒストグラム基づいて求められ
る。このヒストグラムは、画像の読取動作(本スキャ
ン)の露光条件である最適露光時間を求める露出測定に
おいて、最適露光時間に比べて極めて短い露光時間の露
光により得られる画像信号から作成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CCDおよび相関二重
サンプリング等の処理を行うアナログ処理回路等の入力
信号に対する出力信号特性すなわち、入出力特性が非線
形であるので、露出測定において作成されたヒストグラ
ムから、本スキャンのヒストグラムを高精度に予測する
ことは困難である。また、露出測定のヒストグラムで
は、分布幅が小さく、画像信号レベルのデータ数が少な
い。これらの理由から、露出測定のヒストグラムに基づ
いて求められる色補正パラメータでは、精度が低くなる
という問題を有している。
【0004】本発明は、ネガフィルムに記録された画像
信号を読み取る画像読取装置において、ネガ/ポジ変換
に伴い行なわれる色補正に先立って精度の高い色補正パ
ラメータを求め、高精度の色補正を行うことを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取装
置は、光学センサを露光することによって、記録媒体に
記録された画像に対応した第1の画像信号を出力する第
1の画像読取手段と、第1の画像信号を所定の階調の画
像信号レベルに変換するとともに、各画像信号レベルを
有する画素の数を示す第1のヒストグラムを作成する第
1のヒストグラム作成手段と、第1のヒストグラムに基
づいて最適露光時間を定める第1の最適露光時間設定手
段と、光学センサを最適露光時間露光することによっ
て、画像に対応した第2の画像信号を出力する第2の画
像読取手段と、第2の画像信号を所定の階調の画像信号
レベルに変換するとともに、各画像信号レベルを有する
画素の数を示す第2のヒストグラムを作成する第2のヒ
ストグラム作成手段と、第2のヒストグラムに基づいて
画像を自然な色調で再現するために行う色補正のパラメ
ータを定める色補正パラメータ設定手段とを備えること
を特徴とする。
【0006】この画像読取装置において、好ましくは、
色補正パラメータ設定手段が、第2のヒストグラムの最
大画像信号レベルより所定量だけ小さい画像信号レベル
を第1の最大有効値として定めるとともに、第2のヒス
トグラムの最小画像信号レベルより所定量だけ大きい画
像信号レベルを第1の最小有効値として定め、これらの
第1の最大有効値と第1の最小有効値とから色補正パラ
メータを定める。
【0007】さらに、好ましくは、第1の最大有効値
が、第2のヒストグラムの最大画像信号レベル側から降
順に画素の数を積算していったとき、その総和が所定数
を超える時の画像信号レベルであり、第1の最小有効値
が、第2のヒストグラムの最小画像信号レベルから昇順
に画素の数を積算していったとき、その総和が所定数を
超える時の画像信号レベルである。
【0008】この画像読取装置において、色補正パラメ
ータ設定手段が、色補正パラメータとして、色補正係数
と各画像信号レベルから減じられるシフト量とを定め、
前記色補正係数αと前記シフト量βとが、第1の最大有
効値をD、第1の最小有効値をd、色補正を行うことに
より得られると予想される最小有効値をL1、色補正を
行うことにより得られると予想される最大有効値をL2
としたとき、次式によって、求められることが好まし
い。 α=(L2−L1)/(D−d) β=d
【0009】この画像読取装置において、好ましくは、
光学センサを第1の露光時間露光することによって、画
像に対応した第3の画像信号を出力し、かつ、光学セン
サを第1の露光時間よりも長い第2の露光時間露光する
ことによって、画像に対応した第4の画像信号を出力す
る第3の画像読取手段と、第3の画像信号を所定の階調
の画像信号レベルに変換するとともに、各画像信号レベ
ルを有する画素の数を示す第3のヒストグラムを作成
し、かつ、第4の画像信号を所定の階調の画像信号レベ
ルに変換するとともに、各画像信号レベルを有する画素
の数を示す第4のヒストグラムを作成する第3のヒスト
グラム作成手段と、第3および第4のヒストグラムに基
づいて最適露光時間を定める第2の最適露光時間設定手
段とを備える。
【0010】この画像読取装置において、好ましくは、
第2の最適露光時間設定手段が、第3のヒストグラムの
最大画像信号レベルより所定量だけ小さい画像信号レベ
ルを第2の最大有効値として定めるとともに、第4のヒ
ストグラムの最大画像信号レベルより所定量だけ小さい
画像信号レベルを第3の最大有効値として定めて、これ
らの第2および第3の最大有効値と、第1および第2の
露光時間との相関から最適露光時間を設定する。
【0011】さらに、好ましくは、第2の最大有効値
が、第3のヒストグラムの最大画像信号レベル側から降
順に画素の数を積算していったとき、その総和が所定数
を超える時の画像信号レベルであり、第3の最大有効値
が、第4のヒストグラムの最大画像信号レベル側から降
順に画素の数を積算していったとき、その総和が所定数
を超える時の画像信号レベルである。
【0012】この画像読取装置において、最適露光時間
tは、露光により得られる画像信号の最大値が所定の適
性出力値となるであろうと予想される露光時間であり、
所定の適性出力値をVmax、第2の最大有効値をD
1、第3の最大有効値をD2、第1の露光時間をt1、
第2の露光時間をt2としたとき、次式によって求めら
れることが好ましい。 t=((Vmax−D1)/(D2−D1))×(t2
−t1)+t1
【0013】この画像読取装置において、記録媒体はネ
ガフィルムであることが好ましい。
【0014】この画像読取装置において、好ましくは、
光学センサが最適露光時間露光されることによって、画
像に対応した画像信号を得るとともに、この画像信号を
所定の階調の画像信号レベルに変換し、この各画像信号
レベルに色補正パラメータを用いた色補正とネガ/ポジ
変換とを施した正規化データを得るネガ/ポジ変換手段
を備える。
【0015】さらに、好ましくは、このネガ/ポジ変換
手段において、正規化データnが、画像信号レベルを
N、第1の最大有効値をD、第1の最小有効値をd、色
補正によって得られると予想される最小有効値をL1、
色補正によって得られると予想される最大有効値をL2
としたとき、次式によって求められる。 n=L2−(N−d)×((L2−L1)/(D−
d))
【0016】この画像読取装置において、好ましくは、
正規化データに基づいて画像を再生する画像再生手段を
備え、画像が複数の色成分を有し、第1の画像読取手段
が複数の色成分を有する第1の画像信号を出力し、第1
のヒストグラム作成手段が第1の画像信号の各色成分毎
に独立した第1のヒストグラムを作成し、第1の最適露
光設定手段が、各色成分毎の第1のヒストグラムに基づ
いて、各色成分毎に独立した最適露光時間を定め、第2
の画像読取手段が複数の色成分を有する第2の画像信号
を出力し、色補正パラメータ設定手段が、各色成分毎に
独立した色補正パラメータを定め、ネガ/ポジ変換手段
が、色成分毎に独立した色補正パラメータのそれぞれを
用いて、各色成分毎に独立した正規化データを求め、画
像再生手段が、正規化データの各色成分をすべて用いる
ことにより、自然な色調の画像を再生する。
【0017】この画像読取装置において、好ましくは、
複数の色成分がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブ
ルー)の3原色である。
【0018】本発明に係る原稿読み取り時における画像
データの色補正パラメータ決定方法は、光学センサを露
光することによって、記録媒体に記録された画像に対応
した第1の画像信号を出力する第1の画像読取ステップ
と、第1の画像信号を所定の階調の画像信号レベルに変
換するとともに、各画像信号レベルを有する画素の数を
示す第1のヒストグラムを作成する第1のヒストグラム
作成ステップと、第1のヒストグラムに基づいて最適露
光時間を定める第1の最適露光時間設定ステップと、光
学センサを最適露光時間露光することによって、画像に
対応した第2の画像信号を出力する第2の画像読取ステ
ップと、第2の画像信号を所定の階調の画像信号レベル
に変換するとともに、各画像信号レベルを有する画素の
数を示す第2のヒストグラムを作成する第2のヒストグ
ラム作成ステップと、第2のヒストグラムに基づいて、
画像を自然な色調で再現するために行う色補正のパラメ
ータを定める色補正パラメータ設定ステップとを実行す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
である画像読取装置のフィルムスキャナを示すブロック
図である。
【0020】この画像読取装置において用いられる記録
媒体のネガフィルムMは、原稿移送機構10によって、
矢印A方向に間欠的に移送される。このネガフィルムM
の移送が画像を読み取るための副走査動作となる。ネガ
フィルムMの移送経路の上方には光源20が設けられ、
また下方の、光源20に対応した位置には、固体撮像素
子(CCD)であるラインセンサ30が設置される。光
源20とネガフィルムMとの間には、シリンドリカルレ
ンズ23が設けられ、ラインセンサ30とネガフィルム
Mとの間には、結像レンズ31が設けられる。光源20
の点灯および消灯は光源駆動回路41によって制御され
る。ラインセンサ30の画像の読取は、ラインセンサ駆
動回路42によって制御されて、ラインセンサ30の受
光部により蓄積された電荷をラインセンサ30の転送C
CDにより転送する動作すなわち、主走査動作によって
行なわれる。原稿移送機構10、光源駆動回路41、ラ
インセンサ駆動回路42は、システムコントロール回路
40の指令により作動する。
【0021】画像信号は、ラインセンサ30から読み出
された後、アンプ43により増幅され、A/D変換器4
4によってアナログ信号からデジタル信号に変換され
る。デジタルの画像信号は、画像処理回路45において
シェーディング補正等を施され、一旦メモリ46に格納
される。この画像信号は、メモリ46から読み出され
て、色補正、ガンマ補正等の所定の処理を施される。こ
の後、インターフェース回路47によって、所定のフォ
ーマットの信号に変換され、入出力端子48を介して外
部のコンピュータ等に出力される。画像処理回路45と
インターフェース回路47は、システムコントロール回
路40によって制御される。
【0022】システムコントロール回路40には、スイ
ッチ49が接続されており、このスイッチ49を操作す
ることによって画像読取装置の動作が制御されてもよ
い。
【0023】図2は、原稿移送機構10、光源20およ
びラインセンサ30を示す斜視図である。ネガフィルム
Mは枠体11によって支持され、枠体11は板状のステ
ージ12に留め具13によって固定される。ステージ1
2には、ネガフィルムMに対応した位置に、図示しない
開口が設けられている。ステージ12の側端面にはラッ
ク14が形成され、原稿送りモータ(ステッピングモー
タ)15の出力軸に設けられたピニオン16に噛合して
いる。原稿送りモータ15は、システムコントロール回
路40の制御によって駆動され、ネガフィルムMの移送
方向(すなわち、副走査方向)の位置が制御される。
【0024】光源20はステージ12の上方に位置し
て、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)
の光を出射するLED等の発光素子21R、21G、2
1Bを周期的に配列して構成される。なお、図2におい
ては、発光素子は6個示されているが、さらに多数ある
いは少数の発光素子が設けられてもよい。これらの発光
素子21R、21G、21Bは、ネガフィルムMの副走
査方向と直交する方向に延びる細長い支持部材22に支
持される。支持部材22とネガフィルムMとの間には、
シリンドリカルレンズ23が配設され、このシリンドリ
カルレンズ23は、光源20に平行な細長い形状を有す
る。発光素子21R、21G、21Bから出射された光
は、このシリンドリカルレンズ23を介して、副走査方
向(すなわち、発光素子21R、21G、21Bの配列
方向と直交する方向)のみに集光され、発光素子21
R、21G、21Bの配列方向に延びる帯状光としてネ
ガフィルムM上に照射される。
【0025】ラインセンサ30は、ネガフィルムM及び
ステージ12の下方に位置し、光源20とシリンドリカ
ルレンズ23に平行かつ対応するように設けられる。ラ
インセンサ30の受光部には、フォトダイオードが所定
の方向に配列され、この配列方向は発光素子21R、2
1G、21Bの配列方向と一致している。以下、このラ
インセンサ30のフォトダイオードが配列された方向を
主走査方向と書く。ラインセンサ30とステージ12と
の間には、結像レンズ31が設けられる。結像レンズ3
1はラインセンサ30と平行に延び配置され、ロッドレ
ンズアレイ32によって構成される。したがって、ネガ
フィルムMに対して光源20から光が照射されると、ネ
ガフィルムMに記録された画像が、結像レンズ31を介
してラインセンサ30の受光面に結像される。
【0026】図3から図12を参照して、第1の実施形
態における色補正およびネガ/ポジ変換について説明す
る。
【0027】図3は、第1の実施形態において色補正を
行うプログラムのフローチャートである。画像の読取動
作である本スキャンに先立って、露出測定、粗スキャ
ン、およびプリスキャンが行なわれる。
【0028】ステップ110において、露出測定が行わ
れる。この露出測定は、最適露光時間を求める処理であ
って、ネガフィルムMの1画像毎に行なわれる。最適露
光時間は、最適なコントラストの画像信号を得るための
露光時間である。すなわち、この最適露光時間の露光に
より、画像信号はラインセンサ30の適性出力を上限と
する範囲をできるかぎり利用して出力される。ラインセ
ンサ30の適性出力は、ラインセンサ30の後段にある
A/D変換器44の入力信号の限界範囲によって定めら
れる。なお、ここに述べる露光時間は、ラインセンサ3
0の受光部に電荷を蓄積する時間である。
【0029】露出測定において、ネガフィルムMは、原
稿移送機構10により本スキャンよりも粗いピッチで間
欠的に移送される。この間欠移送の間にラインセンサ3
0が最適露光時間より極めて短い時間で露光されること
によって、画像信号が検出される。この画像信号から最
適露光時間は求められる。最適露光時間は、R、G、B
各色毎に求められて、本スキャン時の露光時間となる。
【0030】次にステップ120からステップ136に
おいて、色補正パラメータを算出するために必要な処理
が行われる。ネガフィルムMから読み取られた画像信号
は、ネガ/ポジ変換を施される。この時、ネガフィルム
Mの地色が有色であるため、色補正が必要となる。すな
わち、色補正パラメータは、画像信号をネガ/ポジ変換
する際に行なわれる色補正に用いられる。
【0031】ステップ120において、図4に示される
粗スキャンのサブルーチンが実行される。この粗スキャ
ンにおいて、色補正のパラメータを算出するために画像
信号が粗く読み取られ、画像信号のヒストグラムが作成
される。この粗スキャンにおいて1画像の副走査ピッチ
は、処理速度を向上させるため本スキャン時より粗い。
【0032】図4を参照して、粗スキャンの詳細を説明
する。ステップ200において、それまでメモリ46に
格納されていたヒストグラムのデータがクリアされる。
ステップ210において、パラメータYの初期値が0に
設定されるとともに、ステージ12が移送され、ネガフ
ィルムMの端部が光源20に対応した初期位置に設定さ
れる。すなわち、パラメータYは、ネガフィルムMの副
走査方向の位置に対応している。
【0033】ステップ220において、光源20の発光
素子21Rが点灯してネガフィルムMを照射する。この
ネガフィルムMを透過した光によって、Rの最適露光時
間だけラインセンサ30が露光される。これによって、
画像信号が画像の1ライン分検出される。この画像信号
は、A/D変換器44においてデジタルの画像信号レベ
ルに変換されて、メモリ46に一旦格納される。
【0034】ステップ230において、図5に示される
サブルーチンが実行される。図5は、ヒストグラムの作
成を行うサブルーチンのフローチャートである。
【0035】ステップ340において、パラメータXの
初期値が0に設定される。パラメータXは、ラインセン
サ30の主走査方向に配列される画素の位置に対応して
いる。すなわち、初期値0は、1ライン上の端部にある
画素の位置を示す。
【0036】ステップ350において、メモリ46から
1画素の画像信号レベルNが読み取られる。ステップ3
60において、ヒストグラムの画像信号レベルNの度数
CK[N]がカウントされる。すなわち画像信号レベル
Nとしてnが読み取られたならば、nの度数CK[n]
が1だけ加算される。
【0037】ステップ370において、パラメータXが
1だけ加算される。ステップ380において、パラメー
タXが終了値(すなわちラインセンサ30の主走査方向
に配列される画素数)以上であるか否かが判定される。
パラメータXが終了値以上であるならば、ヒストグラム
作成のサブルーチンは終了し、図4に示される粗スキャ
ンのサブルーチンへと戻り、ステップ240の処理が実
行される。
【0038】一方、ステップ380において、パラメー
タXが終了値より小さければ、ステップ350が再び実
行され、画像信号レベルNがメモリ46から読み取られ
る。この画像信号レベルNは、パラメータXに対応する
位置にある画素の画像信号レベルである。
【0039】ステップ380において、パラメータXが
終了値以上になったと判定されるまで、ステップ350
からステップ380の処理が繰り返される。すなわち、
このヒストグラム作成のサブルーチンを実行することに
よって、ヒストグラムが画像の1ライン分作成されて、
メモリ46の所定のアドレスに格納される。
【0040】Rのヒストグラムが1ライン分作成される
と、図4に示される粗スキャンのサブルーチンにおい
て、ステップ240が実行される。Rの最適露光時間の
露光およびRのヒストグラムの作成と同様に、G、Bの
色についても、露光とヒストグラムの作成とメモリ46
への格納とがステップ240からステップ270におい
て行われる。
【0041】ステップ240において、光源20の発光
素子21Gが点灯し、Gの最適露光時間の露光によって
Gの画像信号が1ライン分検出される。ステップ250
において、Gのヒストグラムが1ライン分作成される。
ステップ260において、光源20の発光素子21Bが
点灯し、Bの最適露光時間の露光によってBの画像信号
が1ライン分検出される。ステップ270において、B
のヒストグラムが1ライン分作成される。
【0042】以上のようにステップ220からステップ
270において、1ライン分のヒストグラムがR、G、
B各色について作成される。
【0043】ステップ280において、原稿送りモータ
15が駆動し、ステージ12が副走査方向に所定ピッチ
だけ送られ、ネガフィルムMは移動する。ステップ29
0において、パラメータYが1だけ加算される。パラメ
ータYは、副走査方向の位置に対応する。
【0044】ステップ300において、パラメータYが
終了値(すなわち、粗スキャンの副走査ライン数)以上
であるか否かを判定する。パラメータYが終了値以上で
あるならば、1画像分のヒストグラムはR、G、B各色
について完成しており、粗スキャンのサブルーチンは終
了する。
【0045】これに対し、ステップ300において、パ
ラメータYが終了値より小さければ、ステップ220か
らステップ300までの処理が再度実行され、次のライ
ンのヒストグラムが作成される。ステップ300におい
て、パラメータYが終了値以上になったと判定されるま
で、ステップ220からステップ300までの処理が繰
り返される。
【0046】再び、図3を参照する。ステップ130に
おいて、R、G、B各色毎に、ヒストグラムの最大有効
値が求められる。この最大有効値は、最大画像信号レベ
ルから所定量だけ小さい画像信号レベルである。
【0047】図6を参照して、最大有効値の求め方を説
明する。図6は、ヒストグラムから最大有効値を算出す
るサブルーチンのフローチャートである。
【0048】ステップ510において、ヒストグラムの
画像信号レベルDが初期値すなわち、最大画像信号レベ
ルに設定される。例えば画像信号レベルが10ビットデ
ータであるとき、最大画像信号レベルは1023であ
る。
【0049】ステップ520において、度数の総和Lが
初期値0に設定され、それまでの度数の総和Lがクリア
される。この度数の総和Lは、最大画像信号レベル10
23から降順に各画像信号レベルの度数を積算すること
によって求められる。
【0050】ステップ530において、閾値THが、例
えば、粗スキャンされる全画素数の0.5%の度数に設
定される。この閾値THによって、最大有効値Dが決定
される。最大有効値Dは、度数の総和Lが閾値TH以上
となる時の最大の画像信号レベルである。
【0051】ステップ540において、ヒストグラムに
基づいて度数の総和Lが求められる。画像信号レベルD
の度数CK[D]がメモリ46から読み出されて、それ
までの度数の総和Lに加算される。すなわち、最大画像
信号レベル1023から画像信号レベルDまでの度数の
総和Lが求められる。
【0052】ステップ550において、度数の総和Lが
閾値TH以上であるか否かが判定される。度数の総和L
が閾値TH以上であるならば、この時の画像信号レベル
Dが最大有効値Dとして出力され、最大有効値算出のサ
ブルーチンは終了する。
【0053】これに対しステップ550において、度数
の総和Lが閾値THより小さければ、ステップ560の
処理が実行され、画像信号レベルDが1だけ減算され
る。
【0054】ステップ570において、画像信号レベル
Dが終了値0(すなわち、最小画像信号レベル)以上で
あるか否かが判定される。画像信号レベルDが最小画像
信号レベル0より小さいとき、閾値THを超える度数の
総和Lが存在しない。すなわち、最大有効値が存在しな
い。この場合、このサブルーチンを終了し、以下に述べ
るエラー処理等が行われる。すなわち、閾値THの値が
総画素数に比して大きければ、閾値THが設定し直され
る。あるいは、ヒストグラムに異常があれば、再度図3
に示されるステップ110において、露出測定が行われ
る。
【0055】ステップ570において、画像信号レベル
Dが最小画像信号レベル0以上であれば、ステップ54
0の処理が再び実行される。ステップ550において、
度数の総和Lが閾値TH以上になったと判定されるか、
ステップ570において、レベルDが最小画像信号レベ
ル0より小さくなったと判定されるまで、ステップ54
0からステップ570の処理が繰り返される。
【0056】再び図3を参照する。上述のように、ステ
ップ130において最大有効値Dが算出されるとステッ
プ133へと進む。ステップ133において、R、G、
B各色毎に、ヒストグラムの最小有効値が求められる。
この最小有効値は、最小画像信号レベルから所定量だけ
大きい画像信号レベルである。
【0057】図7を参照して、最小有効値の求め方を説
明する。図7は、ヒストグラムから最小有効値を求める
サブルーチンのフローチャートである。
【0058】ステップ610において、ヒストグラムの
画像信号レベルdが初期値すなわち、最小画像信号レベ
ル0に設定される。
【0059】ステップ620において、度数の総和Lが
初期値0に設定され、それまでの度数の総和Lがクリア
される。この度数の総和Lは、最小画像信号レベル0か
ら昇順に各画像信号レベルの度数を積算することによっ
て求められる。
【0060】ステップ630において、閾値THが、例
えば、粗スキャンされる全画素数の0.5%の度数に設
定される。この閾値THによって、最小有効値dが決定
される。すなわち、最小有効値dは、度数の総和Lが閾
値TH以上となる時の最小の画像信号レベルである。
【0061】ステップ640では、ヒストグラムに基づ
いて、度数の総和Lが求められる。画像信号レベルdの
度数CK[d]がメモリ46から読み出され、それまで
の度数の総和Lに加算される。すなわち、最小画像信号
レベル0から画像信号レベルdまでの度数の総和Lが求
められる。
【0062】ステップ650において、度数の総和Lが
閾値TH以上であるか否かが判定される。度数の総和L
が閾値TH以上であるならば、この時の画像信号レベル
dが最小有効値dとして出力され、最小有効値算出のサ
ブルーチンは終了する。
【0063】ステップ650において、度数の総和Lが
閾値THより小さければ、ステップ660において、レ
ベルdが1だけ加算される。ステップ670において、
画像信号レベルdが終了値(すなわち、最大画像信号レ
ベル)以下であるか否かが判定される。例えば、画像信
号レベルが10ビットデータであるとき、最大画像信号
レベルは1023である。画像信号レベルdが最大画像
信号レベル1023より大きければ、閾値TH以上であ
る度数の総和Lが存在しない。すなわち、最小有効値が
存在しない。この場合、このサブルーチンを終了し、以
下に述べるエラー処理等が行われる。すなわち、閾値T
Hの値が総画素数に比して大きければ、閾値THの値が
設定し直される。あるいは、ヒストグラムに異常があれ
ば、図3に示されるステップ110の露出測定が再度行
われる。
【0064】ステップ670において、画像信号レベル
dが最大画像信号レベル1023より小さければ、ステ
ップ640の処理が再度実行される。ステップ650に
おいて、度数の総和Lが閾値TH以上になったと判定さ
れるか、ステップ670において、画像信号レベルdが
最大画像信号レベル1023より大きくなったと判定さ
れるまで、ステップ640からステップ670の処理が
繰り返される。
【0065】最小有効値dが算出されると、図3に示さ
れるステップ136が実行される。ステップ136にお
いて、最大有効値Dと最小有効値dとを用いて色補正パ
ラメータが算出される。
【0066】以下、色補正パラメータ、色補正パラメー
タによる色補正およびネガ/ポジ変換について、図8か
ら図11のヒストグラムを参照して説明する。各画像信
号レベルに色補正およびネガ/ポジ変換を施すことによ
って正規化データが得られる。すなわち、この正規化デ
ータは、色補正およびネガ/ポジ変換を施す(1)式に
よって求められる。
【0067】
【数1】
【数2】
【数3】
【0068】(1)から(3)式において、Dは、ヒス
トグラムの最大有効値であり、dはヒストグラムの最小
有効値である。また、L1、L2は、ガンマ補正等を行
うために画像処理回路45に設けられるルックアップテ
ーブル(LUT)の下側基準値と上側基準値である。す
なわち、下側基準値L1は、LUTによって参照可能な
画像信号レベルの最小値であり、上側基準値L2は、L
UTによって参照可能な画像信号レベルの最大値であ
る。ここで、入力値は、ラインセンサ30により検出さ
れてA/D変換された後、シェーディング補正を施され
た画像信号レベルである。
【0069】図8は、ラインセンサ30によって検出さ
れてA/D変換された後、シェーディング補正を施され
た画像信号レベルのヒストグラムH1である。
【0070】ここで、X1はヒストグラムH2(図9参
照)を形成する各画素の画像信号レベルである。(2)
式の(入力値−d)の項によって、入力値である画像信
号レベルが最小有効値dだけ減算され、ヒストグラムH
1は図8の左側にシフトする。さらに、L1を加算する
ことによって、図9に示されるヒストグラムH2とな
る。
【0071】ここで、X2はヒストグラムH3(図10
参照)を形成する各画素の画像信号レベルである。
(3)式によって、ヒストグラムH2の分布範囲がL1
からL2の分布範囲に変換される。(X1−L1)の項
により、ヒストグラムH2のオフセットL1が減じら
れ、ヒストグラムH2は図9の左側にシフトする。さら
に、(L2−L1)/(D−d)を乗じることにより、
分布幅W1(図9参照)が分布幅W2(図10参照)に
拡大する。これに、L1を加算することによって、ヒス
トグラムH2は図10に示されるヒトグラムH3に変換
される。
【0072】(1)式によって、図11に示される正規
化データのヒストグラムH4が得られる。(L2−X
2)の項によって、すなわちL2からヒストグラムH3
を減じることによって、ヒストグラムの階調は反転され
る。さらに、L1を加算することによって、ヒトグラム
H3は、ヒストグラムH4に変換される。
【0073】上述のように、ヒストグラムH1はヒスト
グラムH4に変換される。すなわち、(1)式におい
て、(入力値−d)×(L2−L1)/(D−d)の項
により色補正が行なわれ、この項をL2から減じること
によりネガ/ポジ変換が行なわれる。
【0074】ヒストグラムの最小有効値dから最大有効
値Dの分布範囲が下側基準値L1から上側基準値L2の
分布範囲へと変換される。分布範囲の変換が、R、Gお
よびBの各色成分についてそれぞれ独立に行なわれるこ
とによって、各色のバランスがとられ、読み取られた画
像が本来有する自然な色調で再現され得る。すなわち、
各色のヒストグラムが分布範囲を揃えられることによっ
て、画像信号は色補正される。また、R、G、B各色毎
にヒストグラムの階調を反転させることによって、画像
信号は、ネガ/ポジ変換される。
【0075】色補正パラメータとして、入力値から減じ
られるシフト量dと乗算係数(L2−L1)/(D−
d)が算出される。この色補正パラメータは、R、G、
B各色毎に独立して求められる。以下に述べるプリスキ
ャンおよび本スキャンでは、この色補正パラメータを用
いて、(1)式により色補正とネガ/ポジ変換とが行な
われる。
【0076】色補正パラメータが算出されると図3に示
されるステップ140が実行され、プリスキャンが行な
われる。このプリスキャンにおいて、本スキャンより粗
いピッチで画像が読み取られる。
【0077】このプリスキャンでは、R、G、B各色毎
に、ラインセンサ30が最適露光時間の露光されること
によって画像信号を検出する。この画像信号は、A/D
変換器44において、デジタルの画像信号に変換され、
例えば、10ビットの階調の画像信号レベルとなる。
【0078】各色の画像信号レベルは、画像処理回路4
5において色補正パラメータを用いて色補正とネガ/ポ
ジ変換とを施される。この色補正パラメータは、ステッ
プ136で求められたパラメータであり、上述のように
(1)式によって色補正とネガ/ポジ変換とが施され
る。すなわち正規化データが得られる。
【0079】正規化データは、LUTを参照してガンマ
補正等の補正を施される。このガンマ補正された正規化
データは、入出力端子48を介して外部のディスプレイ
装置等へと出力され、プリスキャンにより読み取られた
画像が表示される。なおガンマ補正された正規化データ
のヒストグラムは、図12に示されるヒストグラムH5
となる。
【0080】ステップ140においてプリスキャンが終
了すると、ステップ150の処理が実行される。この画
像読取装置の操作者は、ディスプレイ装置等に表示され
た画像を見ることによって、本スキャンを開始するか否
かを判断することができる。
【0081】ステップ150において、本スキャンを開
始するか否かが判定される。本スキャンを開始しないと
きは、ステップ155において、プリスキャンを開始す
るか否かが判定される。プリスキャンを開始しないと
き、再度ステップ150が実行される。これに対し、ス
テップ155において、プリスキャンを開始するとき、
再度ステップ136において色補正パラメータを算出し
直す等の処理が行なわれる。ステップ150において、
本スキャンを開始すると判断されるまで、ステップ13
6からステップ150の処理が繰り返される。
【0082】ステップ150において、本スキャンを開
始するときは、ステップ160において、本スキャンが
行なわれる。本スキャンでは、上述のプリスキャンと同
様に、画像信号が検出されて、デジタルの画像信号レベ
ルとなる。この画像信号レベルが色補正およびネガ/ポ
ジ変換されることによって正規化データが得られる。
【0083】さらに、正規化データは、LUTを参照し
てガンマ補正等の補正を施される。このガンマ補正され
たデータは、インターフェース回路47を介して、入出
力端子48から外部のディスプレイ装置等へと出力さ
れ、このプログラムは終了する。
【0084】以上の第1の実施形態によれば、露出測定
において最適露光時間が求められた後に、この最適露光
時間の露光により得られる画像信号のヒストグラムが作
成される。色補正パラメータは、このヒストグラムの最
大有効値と最小有効値より算出され、この色補正パラメ
ータによる色補正によって、このヒストグラムの分布幅
が拡大される。一方、最適露光時間のヒストグラムは、
ステップ110における露出測定において作成されるヒ
ストグラムより広い分布幅を有しており、すなわち多く
の画像信号レベルのデータを有する。このため、色補正
パラメータの精度が高くなり、高精度の色補正が可能と
なる。
【0085】次に第2の実施形態について説明する。第
2の実施形態において、露出測定により高精度の最適露
光時間が求められ、この最適露光時間の露光により得ら
れたヒストグラムに基づいて色補正パラメータが算出さ
れる
【0086】電気的および機械的構成は、図1から図2
に示される第1の実施形態と同様である。
【0087】図3に示される色補正を行うプログラムの
フローチャートにおいて、ステップ110の露出測定が
以下に説明するように行なわれる。他のステップについ
ては、第1の実施形態と同様である。
【0088】ステップ110において、露出測定の粗ス
キャン、最大有効値の算出、および最適露光時間の算出
の3つのサブルーチンが実行される。図5、図6、図1
3から図15を参照して、露出測定について詳述する。
【0089】図13、図14は、第2の実施形態の画像
読取装置において露出測定の粗スキャンを行うサブルー
チンのフローチャートである。この露出測定の粗スキャ
ンのサブルーチンにおいて、各画像信号レベルの度数
(画素の数)分布であるヒストグラムが作成される。
【0090】図13、図14を参照して、露出測定の粗
スキャンについて説明する。ステップ700において、
それまでメモリ46に格納されていたヒストグラムのデ
ータがクリアされ、今回の露出測定における画像の読み
取り動作に備える。ヒストグラムは各露光時間につい
て、R、G、B3原色の各色別に作成される。
【0091】ステップ710において、パラメータYの
初期値が0に設定されるとともに、原稿送りモータ15
が駆動し、ステージ12が移送されて、ネガフィルムM
の端部が光源20に対応した初期位置に設定される。す
なわち、パラメータYは、ネガフィルムMの副走査方向
の位置に対応している。
【0092】まず、ステップ720からステップ770
において、各色毎に第1の露光時間の露光とヒストグラ
ムの作成とが行われる。ラインセンサ30の入射光量に
対する出力信号を示す特性、すなわち入出力特性とアン
プ43の入出力特性に基づいて、Rの第1の露光時間、
Gの第1の露光時間、Bの第1の露光時間が予め設定さ
れる。
【0093】ステップ720では、光源20の発光素子
21Rが点灯されて、ネガフィルムMの透過光によりラ
インセンサ30が露光される。Rの第1の露光時間だけ
ラインセンサ30が露光される。その後、1ライン分の
Rの画像信号がラインセンサ30から出力され、A/D
変換器44を介してデジタルの画像信号レベルに変換さ
れる。この画像信号レベルが、シェーディング補正後に
メモリ46に一旦格納される。
【0094】ステップ730において、図5のサブルー
チンが実行される。図5は、ヒストグラムの作成を行う
サブルーチンのフローチャートである。
【0095】このヒストグラム作成のサブルーチンにお
いて、1ライン分のヒストグラムが作成され、このサブ
ルーチンは終了する。このヒストグラムの作成は、上述
の粗スキャンにおけるヒストグラムの作成と同様である
ので、説明は省略する。
【0096】ステップ730において、ヒストグラムが
1ライン分作成されると、ステップ740からステップ
770において、G、Bの色についてもRと同様に露光
とヒストグラムの作成とが行なわれる。
【0097】ステップ740において、光源20の発光
素子21Gが点灯し、ラインセンサ30がGの第1の露
光時間だけ露光され、ステップ750において、Gのヒ
ストグラムが作成される。
【0098】また、ステップ760において、光源20
の発光素子21Bが点灯し、ラインセンサ30がBの第
1の露光時間だけ露光され、ステップ770において、
Bのヒストグラムが作成される。なお発光素子21R、
21G、21Bはいづれかが点灯しており、同時に2色
以上が点灯することはない。
【0099】この様にして、画像の1ライン分だけヒス
トグラムが作成される。このヒストグラムは、R、G、
B各色の第1の露光時間に対応している。
【0100】次に、ステップ780からステップ830
において、第1の露光時間と同様に、第2の露光時間に
よる各色の露光とヒストグラムの作成が行われる。ライ
ンセンサ30の入出力特性とアンプ43の入出力特性に
基づいて、Rの第2の露光時間、Gの第2の露光時間、
およびBの第2の露光時間は予め設定される。これらの
第2の露光時間は、第1の露光時間よりも長く設定され
る。
【0101】ステップ780において、再び、光源20
の発光素子21Rが点灯され、ラインセンサ30がRの
第2の露光時間だけ露光される。ステップ790におい
て、Rのヒストグラムが作成される。
【0102】ステップ800において、光源20の発光
素子21Gが点灯し、ラインセンサ30がGの第2の露
光時間だけ露光され、ステップ810において、Gのヒ
ストグラムが作成される。
【0103】ステップ820において、光源20の発光
素子21Bが点灯して、ラインセンサ30がBの第2の
露光時間だけ露光され、ステップ830において、Bの
ヒストグラムが作成される。
【0104】ステップ720からステップ830の処理
によって、R、G、B各色の第1、第2の露光時間につ
いて、1ライン分だけヒストグラムが作成される。
【0105】ステップ840において、原稿送りモータ
15が駆動し、ステージ12が副走査方向に所定ピッチ
だけ送られ、ネガフィルムMは移動する。ステップ85
0において、パラメータYが1だけ加算される。このパ
ラメータYは、ネガフィルムMの副走査方向の位置に対
応する。
【0106】ステップ860において、パラメータYが
終了値(すなわち露出測定の副走査ライン数)であるか
否かが判定される。この露出測定の副走査ピッチは、本
スキャンの副走査ピッチより粗い。
【0107】ステップ860において、パラメータYが
終了値以上であるとき、図13、図14に示されるサブ
ルーチンは終了する。このサブルーチンによって、R、
G、B色毎に第1、第2の露光時間についてヒストグラ
ムが1画像分作成される。
【0108】ステップ860において、パラメータYが
終了値より小さければ、再びステップ720からステッ
プ860までの処理が繰り返される。ステップ860に
おいて、パラメータYが終了値以上になったと判定され
るまで、所定ライン毎に、露光とヒストグラムの作成と
が行なわれる。
【0109】作成されたヒストグラムは、各色について
各露光時間別にメモリ46に格納される。
【0110】次に、図6に示される最大有効値算出のサ
ブルーチンが実行される。このサブルーチンにおいて、
R、G、B色別の第1、第2の露光時間についてそれぞ
れ作成されたヒストグラムに基づいて、最大画像信号レ
ベルから所定量だけ小さな画像信号レベルすなわち最大
有効値が求められる。
【0111】この最大有効値の算出は、上述の図3に示
されるステップ130の処理と同様に行なわれるので、
説明は省略する。
【0112】最大有効値算出のサブルーチンによって、
R、G、B各色について第1の露光時間の最大有効値と
第2の露光時間の最大有効値とが求められる。この後、
最適露光時間算出のサブルーチンが実行され、最大有効
値と第1および第2の露光時間とをパラメーターとし
て、各色毎に最適露光時間が算出される。この最適露光
時間を算出する方法について説明する。
【0113】最適露光時間tは、(4)式によって求め
られる。
【0114】
【数4】
【0115】ここで、図15を参照して、第1および第
2の露光時間t1、t2のヒストグラムと各パラメータ
との関係を説明し、(4)式について述べる。図10に
は、ヒストグラムH6、ヒストグラムH7、ヒストグラ
ムH6の最大有効値D1、およびヒストグラムH7の最
大有効値D2が示される。ヒストグラムH6は、第1の
露光時間t1の露光によって得られる画像信号のヒスト
グラムである。ヒストグラムH7は、第2の露光時間t
2の露光によって得られる画像信号のヒストグラムであ
る。上側基準値Vmaxは、ラインセンサ30の適正出
力、すなわち出力可能な上限であり、特にA/D変換器
44の入力信号の限界範囲によって定まる。
【0116】ここで、最適露光時間は、ラインセンサ3
0の入出力特性とアンプ43の入出力特性を考慮して算
出される。入射光量に対する出力信号の特性において、
入射光量が相対的に小さい範囲では、出力信号は非線形
性を有する。
【0117】第1の露光時間t1の間ラインセンサ30
の入出力特性とアンプ43の入出力特性が非線形である
のに対し、第1の露光時間t1より長い露光時間、すな
わちラインセンサ30の出力である画像信号レベルの範
囲(Vmax−D1)において、ラインセンサ30の入
出力特性とアンプ43の入出力特性が略線形であって、
ラインセンサ30の出力は露光時間(t2−t1)に比
例する。従って、露光時間(t2−t1)に(Vmax
−D1)/(D2−D1)を乗ずることによって、ライ
ンセンサ30の出力範囲を(D2−D1)から(Vma
x−D1)に拡大し、これに第1の露光時間t1を加算
することによって最適露光時間tが求められる。すなわ
ち、最適露光時間tは、(4)式に従って算出される。
【0118】最適露光時間tの露光によって、最適な出
力信号が得られる。すなわち、最適な出力信号は、出力
範囲として上側基準値Vmaxを上限とする範囲を有し
て、さらにこの出力範囲をできるだけ利用した信号とし
て得られる。
【0119】(4)式は、ラインセンサ30の入出力特
性とアンプ43の入出力特性が略線形である範囲の2つ
の時間すなわち、第1および第2の露光時間に対応する
最大有効値D1、D2によって比例係数(Vmax−D
1)/(D2−D1)が定められるため、最適露光時間
は、(4)式によって高精度に算出される。
【0120】再び、図3を参照する。ステップ110に
おいて、この最適露光時間が求められた後、ステップ1
20では、この高精度の最適露光時間の間、露光が行な
われる。ステップ130からステップ136において、
最適露光時間の露光によって得られたヒストグラムから
色補正パラメータを算出することによって、高精度の色
補正パラメータが算出される。
【0121】プリスキャンを行う前に、高精度の最適露
光時間の露光が行なわれ、高精度の色補正パラメータが
算出される。
【0122】以上の第2の実施形態において、ラインセ
ンサ30の入出力特性とアンプ43の入出力特性が略線
形である範囲において比例計算を行うことにより高精度
の最適露光時間が求められる。この最適露光時間の露光
により得られる画像信号からヒストグラムが作成され
る。すなわちこのヒストグラムは、高精度のデータから
成り広い分布幅(すなわち、多くの画像信号レベルのデ
ータ)を有する。このヒストグラムに基づいて色補正パ
ラメータが算出されるので、入出力特性が非線形であっ
ても、色補正パラメータの精度は高くなり、高精度の色
補正が行われ得る。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネガフィ
ルムに記録された画像信号を読み取る画像読取装置にお
いて、ネガ/ポジ変換に伴い行なわれる色補正に先立っ
て精度の高い色補正パラメータが求められ、高精度の色
補正が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像読取装置の
ネガフィルムスキャナを示すブロック図である。
【図2】ネガネガフィルムが用いられる場合の原稿移送
機構と光源およびラインセンサを示す斜視図である。
【図3】第1および第2の実施形態において色補正を行
うプログラムのフローチャートである。
【図4】第1の実施形態において粗スキャンを行うサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図5】第1および第2の実施形態においてヒストグラ
ム作成を行うサブルーチンのフローチャートである。
【図6】第1および第2の実施形態において最大有効値
を算出するサブルーチンのフローチャートである。
【図7】第1および第2の実施形態において最小有効値
を算出するサブルーチンのフローチャートである。
【図8】画像信号レベルの度数分布を示すヒストグラム
である。
【図9】画像信号レベルの度数分布を示すヒストグラム
である。
【図10】画像信号レベルの度数分布を示すヒストグラ
ムである。
【図11】画像信号レベルの度数分布を示すヒストグラ
ムである。
【図12】画像信号レベルの度数分布を示すヒストグラ
ムである。
【図13】第2実施形態において露出測定を行うプログ
ラムのフローチャートである。
【図14】第2実施形態において露出測定を行うプログ
ラムのフローチャートである。
【図15】第1および第2の露光時間の露光によるヒス
トグラムと最大有効値の相関図である。
【符号の説明】
30 ラインセンサ(光学センサ) M ネガフィルム(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/028 H04N 1/387 1/387 G06F 15/70 325 1/405 H04N 1/40 B 1/60 D 1/48 1/46 A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学センサを露光することによって、記
    録媒体に記録された画像に対応した第1の画像信号を出
    力する第1の画像読取手段と、 前記第1の画像信号を所定の階調の画像信号レベルに変
    換するとともに、各画像信号レベルを有する画素の数を
    示す第1のヒストグラムを作成する第1のヒストグラム
    作成手段と、 前記第1のヒストグラムに基づいて最適露光時間を定め
    る第1の最適露光時間設定手段と、 前記光学センサを前記最適露光時間露光することによっ
    て、前記画像に対応した第2の画像信号を出力する第2
    の画像読取手段と、 前記第2の画像信号を所定の階調の画像信号レベルに変
    換するとともに、各画像信号レベルを有する画素の数を
    示す第2のヒストグラムを作成する第2のヒストグラム
    作成手段と、 前記第2のヒストグラムに基づいて、前記画像を自然な
    色調で再現するために行う色補正のパラメータを定める
    色補正パラメータ設定手段とを備えることを特徴とする
    画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記色補正パラメータ設定手段が、前記
    第2のヒストグラムの最大画像信号レベルより所定量だ
    け小さい画像信号レベルを第1の最大有効値として定め
    るとともに、前記第2のヒストグラムの最小画像信号レ
    ベルより所定量だけ大きい画像信号レベルを第1の最小
    有効値として定め、これらの第1の最大有効値と第1の
    最小有効値とから前記色補正パラメータを定めることを
    特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の最大有効値が、前記第2のヒ
    ストグラムの最大画像信号レベル側から降順に画素の数
    を積算していったとき、その総和が所定数を超える時の
    画像信号レベルであり、前記第1の最小有効値が、前記
    第2のヒストグラムの最小画像信号レベルから昇順に画
    素の数を積算していったとき、その総和が所定数を超え
    る時の画像信号レベルであることを特徴とする請求項2
    に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記色補正パラメータ設定手段が、前記
    色補正パラメータとして、色補正係数と各画像信号レベ
    ルから減じられるシフト量とを定め、前記色補正係数α
    と前記シフト量βとが、第1の最大有効値をD、第1の
    最小有効値をd、色補正を行うことにより得られると予
    想される最小有効値をL1、色補正を行うことにより得
    られると予想される最大有効値をL2としたとき、次式
    によって求められることを特徴とする請求項2に記載の
    画像読取装置。 α=(L2−L1)/(D−d) β=d
  5. 【請求項5】 前記光学センサを第1の露光時間露光す
    ることによって、前記画像に対応した第3の画像信号を
    出力し、かつ、前記光学センサを前記第1の露光時間よ
    りも長い第2の露光時間露光することによって、前記画
    像に対応した第4の画像信号を出力する第3の画像読取
    手段と、 前記第3の画像信号を所定の階調の画像信号レベルに変
    換するとともに、各画像信号レベルを有する画素の数を
    示す第3のヒストグラムを作成し、かつ、前記第4の画
    像信号を前記所定の階調の画像信号レベルに変換すると
    ともに、各画像信号レベルを有する画素の数を示す第4
    のヒストグラムを作成する第3のヒストグラム作成手段
    と、 前記第3および第4のヒストグラムに基づいて最適露光
    時間を定める第2の最適露光時間設定手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の最適露光時間設定手段が、前
    記第3のヒストグラムの最大画像信号レベルより所定量
    だけ小さい画像信号レベルを第2の最大有効値として定
    めるとともに、前記第4のヒストグラムの最大画像信号
    レベルより所定量だけ小さい画像信号レベルを第3の最
    大有効値として定めて、これらの第2および第3の最大
    有効値と、前記第1および第2の露光時間との相関から
    前記最適露光時間を設定することを特徴とする請求項5
    に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の最大有効値が、前記第3のヒ
    ストグラムの最大画像信号レベル側から降順に画素の数
    を積算していったとき、その総和が所定数を超える時の
    画像信号レベルであり、前記第3の最大有効値が、前記
    第4のヒストグラムの最大画像信号レベル側から降順に
    画素の数を積算していったとき、その総和が所定数を超
    える時の画像信号レベルであることを特徴とする請求項
    6に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記最適露光時間tは、露光により得ら
    れる画像信号の最大値が所定の適性出力値となるであろ
    うと予想される露光時間であり、所定の適性出力値をV
    max、第2の最大有効値をD1、第3の最大有効値を
    D2、第1の露光時間をt1、第2の露光時間をt2と
    したとき、次式によって求められることを特徴とする請
    求項6に記載の画像読取装置。 t=((Vmax−D1)/(D2−D1))×(t2
    −t1)+t1
  9. 【請求項9】 前記記録媒体がネガフィルムであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記光学センサが前記最適露光時間露
    光されることによって、前記画像に対応した画像信号を
    得るとともに、この画像信号を所定の階調の画像信号レ
    ベルに変換し、この各画像信号レベルに前記色補正パラ
    メータを用いた色補正とネガ/ポジ変換とを施した正規
    化データを得るネガ/ポジ変換手段を備えることを特徴
    とする請求項1に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記ネガ/ポジ変換手段において、正
    規化データnが、画像信号レベルをN、第1の最大有効
    値をD、第1の最小有効値をd、色補正によって得られ
    ると予想される最小有効値をL1、色補正によって得ら
    れると予想される最大有効値をL2としたとき、次式に
    よって求められることを特徴とする請求項10に記載の
    画像読取装置。 n=L2−(N−d)×((L2−L1)/(D−
    d))
  12. 【請求項12】 前記正規化データに基づいて画像を再
    生する画像再生手段を備え、前記画像が複数の色成分を
    有し、前記第1の画像読取手段が前記複数の色成分を有
    する第1の画像信号を出力し、前記第1のヒストグラム
    作成手段が前記第1の画像信号の各色成分毎に独立した
    前記第1のヒストグラムを作成し、前記第1の最適露光
    設定手段が、前記各色成分毎の前記第1のヒストグラム
    に基づいて、前記各色成分毎に独立した最適露光時間を
    定め、前記第2の画像読取手段が前記複数の色成分を有
    する前記第2の画像信号を出力し、前記色補正パラメー
    タ設定手段が、前記各色成分毎に独立した色補正パラメ
    ータを定め、前記ネガ/ポジ変換手段が、前記色成分毎
    に独立した色補正パラメータのそれぞれを用いて、前記
    各色成分毎に独立した正規化データを求め、前記画像再
    生手段が、前記正規化データの各色成分をすべて用いる
    ことにより、自然な色調の画像を再生することを特徴と
    する請求項10に記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の色成分がR(レッド)、G
    (グリーン)、B(ブルー)の3原色であることを特徴
    とする請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 光学センサを露光することによって、
    記録媒体に記録された画像に対応した第1の画像信号を
    出力する第1の画像読取ステップと、前記第1の画像信
    号を所定の階調の画像信号レベルに変換するとともに、
    各画像信号レベルを有する画素の数を示す第1のヒスト
    グラムを作成する第1のヒストグラム作成ステップと、
    前記第1のヒストグラムに基づいて最適露光時間を定め
    る第1の最適露光時間設定ステップと、前記光学センサ
    を前記最適露光時間露光することによって、前記画像に
    対応した第2の画像信号を出力する第2の画像読取ステ
    ップと、前記第2の画像信号を所定の階調の画像信号レ
    ベルに変換するとともに、各画像信号レベルを有する画
    素の数を示す第2のヒストグラムを作成する第2のヒス
    トグラム作成ステップと、前記第2のヒストグラムに基
    づいて、前記画像を自然な色調で再現するために行う色
    補正のパラメータを定める色補正パラメータ設定ステッ
    プとを実行する画像読み取り時における画像データの色
    補正パラメータ決定方法。
JP17647497A 1997-06-17 1997-06-17 画像読取装置 Expired - Fee Related JP3222805B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17647497A JP3222805B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 画像読取装置
US09/097,706 US6069716A (en) 1997-06-17 1998-06-16 Color-image reader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17647497A JP3222805B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH117524A true JPH117524A (ja) 1999-01-12
JP3222805B2 JP3222805B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=16014314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17647497A Expired - Fee Related JP3222805B2 (ja) 1997-06-17 1997-06-17 画像読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6069716A (ja)
JP (1) JP3222805B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3670850B2 (ja) * 1998-07-17 2005-07-13 ペンタックス株式会社 画像読取装置
WO2007062679A1 (en) * 2005-11-29 2007-06-07 Ocè-Technologies B.V. Scanner and method of scanning
JP5483796B2 (ja) * 2006-08-31 2014-05-07 キヤノン株式会社 画像表示装置および画像表示システム
TWI319676B (en) * 2006-10-18 2010-01-11 Quanta Comp Inc Image processing apparatus and method
WO2008069224A1 (ja) * 2006-12-06 2008-06-12 Nec Corporation 情報秘匿装置、方法およびプログラム
JP4525808B2 (ja) * 2008-07-28 2010-08-18 ソニー株式会社 立体画像表示装置およびその製造方法
JP2010032675A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sony Corp 立体画像表示装置の製造方法および立体画像表示装置
JP4582218B2 (ja) * 2008-07-28 2010-11-17 ソニー株式会社 立体画像表示装置およびその製造方法
JP4582219B2 (ja) * 2008-07-28 2010-11-17 ソニー株式会社 立体画像表示装置およびその製造方法
US20100033557A1 (en) * 2008-07-28 2010-02-11 Sony Corporation Stereoscopic image display and method for producing the same

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4827109A (en) * 1987-02-18 1989-05-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic printing system
JPS63286131A (ja) * 1987-05-18 1988-11-22 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の色調調整装置
US5132825A (en) * 1989-10-18 1992-07-21 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having control means for adjusting the color temperature of the displayed image
US5122831A (en) * 1990-06-25 1992-06-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic printer
US5488492A (en) * 1993-06-04 1996-01-30 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for adjusting color tone of image to be recorded
US5751451A (en) * 1995-05-26 1998-05-12 Minolta Co., Ltd. Film image reading system

Also Published As

Publication number Publication date
US6069716A (en) 2000-05-30
JP3222805B2 (ja) 2001-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1137255B1 (en) Correction method and apparatus for image signals obtained by an image sensor having a multiple output channels
JP2007158663A (ja) アナログ画像信号のオフセット調整方法
JP3222805B2 (ja) 画像読取装置
EP0868072A3 (en) Shading correction for an image scanner
JP3222803B2 (ja) 画像読取装置
JP3501960B2 (ja) 画像表示制御装置及び方法
US6750994B1 (en) Exposure control device of image reading device
US5055944A (en) Image signal processing apparatus
US6212293B1 (en) Image reading device
JP3262609B2 (ja) 画像読取装置
JPH10327328A (ja) 画像読取装置
JP3411821B2 (ja) 画像読取装置
KR100242025B1 (ko) 쉐이딩 보정을 이용한 칼라 화상 스캐닝 장치 및 방법
JP3563996B2 (ja) 画像読取装置の露光制御装置
JP3615961B2 (ja) 画像読取装置の露光制御装置
JP3105936B2 (ja) 画像読取装置
JP3441629B2 (ja) 画像読取装置
JP3184684B2 (ja) 画像読み取り装置
KR100338073B1 (ko) 단색 이미지 센서를 이용한 칼라 화상 스캐닝 장치
JP3441626B2 (ja) 画像読取装置
JP2855012B2 (ja) シェーディング補正およびフォトマルチプライヤ感度調整方法
KR100248751B1 (ko) 화상 입력장치의 전처리기 및 이를 이용한 화상왜곡보정방법
JPS58212257A (ja) 固体走査素子の感度ばらつき補正方式
JPS6346058A (ja) 光センサの感度補正方法
JP2002158838A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees