JP3547717B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源が遮断されたときに遊技状態が記憶され、電源が再投入されたときに遊技状態が復元されるバックアップ手段を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、遊技機における遊技制御回路(主基板)および球払出制御回路(賞球制御基板)には、従来からバックアップ手段が設けられ、停電時のように電源が突然遮断されたときに、その遊技機の遊技状態が記憶され、電源が再投入されたときに電源遮断前の遊技状態が復元されることで、未払いの景品球を払出し動作したり、大当たり中であるときはその状態を維持させたり、高確率設定、或いは低確率設定であるときはその状態を維持したりすることで、停電発生に伴う遊技客とのトラブルが生じないようにしている。
【0003】
また、上記基板を基台とケース体とに収容した基板ボックスは様々な係止手段により組付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機は遊技場が一日の営業を終えて電源を遮断したときもこのバックアップ手段が作動するため、次の営業日に電源を入れたときに各遊技機は前の営業日の遊技状態に自動的に復元されてしまうという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、電源が再投入されたときに電源遮断前の遊技状態を復元するかどうかを選択し得るバックアップ要否選択スイッチを設けると共に、基板ボックスの係止部材によってバックアップ要否選択スイッチを切替えることができる機能的な遊技機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電源が遮断されたときに遊技状態が記憶され、電源が再投入されたときに遊技状態が復元されるバックアップ手段を備えた遊技機において、前記バックアップ手段は、基台とケース体とからなる基板ボックスに収容される基板と、前記基板に設けられバックアップの要否を押圧の有無によって選択し得るバックアップ要否選択スイッチと、前記基台と前記ケース体とを組付けると共に前記バックアップ要否選択スイッチを押圧する際に該バックアップ要否選択スイッチ上に位置するようにした係止部材とからなり、
前記係止部材は、前記バックアップ要否選択スイッチを押圧しない第一の係止状態と、前記バックアップ要否選択スイッチを押圧する第二の係止状態とに変更可能としつつ、前記第1・第2のいずれの状態においても前記基台と前記ケース体とを組付け得るようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記係止部材は弾性係止片と係合部とからなり、該弾性係止片に複数の係止部を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記係止部材は弾性係止片と複数の係合部とからなることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記係止部材は可動自在な係合部材を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、前記バックアップ要否選択スイッチが押圧されたことを報知する報知手段を設けるのが好ましい。
【0011】
前記バックアップ要否選択スイッチは電源遮断時から計時開始されるタイマーによって所定時間が経過すると自動的にバックアップ不要に設定されるようにするのが好ましい。
【0012】
さらに、バックアップ要否選択スイッチは毎日夜間の一定時刻に作動するタイマーによって自動的にバックアップ不要に設定されるようにするのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に図面に従い本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の裏面の概略図で、図中、1は遊技盤2の裏面に装着される機構板であり、該機構板1に球タンク3および球払出装置4が装着されている。5は遊技盤2に設けられた図柄変動表示器のカバー体であり、14は発射装置である。また、機構板1および遊技盤2の裏面側に電源基板6,遊技制御回路が構成される主基板7,球払出制御回路が構成される球制御基板8,発射制御基板9,ランプ制御基板10,音声制御基板11,図柄表示制御基板12,信号中継基板13等各種基板が設けられている。
【0014】
図2は上記したパチンコ遊技機の電源系統のブロック図である。同図に示したように、前記電源基板6は、電源スイッチ15と、整流回路16と、直流5V電源を得るためのDC−ACコンバータ17と、直流12V電源を得るためのDC−ACコンバータ18と、直流32V電源を得るための平滑回路19と、例えば入力電圧が20Vを下回る状態が50mS以上続いた場合に作動する停電検出回路20と、バックアップ用電池21と、プッシュボタン型のバックアップ要否選択スイッチ22を具備している。そして、該電源基板6から主基板7,賞球制御基板8,発射制御基板9,ランプ制御基板10,音声制御基板11,図柄表示制御基板12には夫々その作動用電源および動力用電源を供給している。
【0015】
また、主基板7には大当たり発生等の遊技を演出する遊技制御回路が設けられているとともに、バックアップ用RAM23が設けられ、停電検出回路20から停電信号を受けたとき現時点の遊技状況、(即ち、大当たり中であるかどうか、高確率設定中であるかどうか等の遊技情報)を該バックアップ用RAM23に記憶し得るようにしている。また賞球制御基板8には遊技盤2面上の各入賞孔から受ける入賞信号を記憶して球払出装置4に景品球の払出しを指令するとともにその実際の払出しを確認する賞球制御回路が設けられているとともに、バックアップ用RAM24が設けられ、停電検出回路20から停電信号を受けたとき現時点の未払い景品球数等の払出情報を該バックアップ用RAM24に記憶する。なお前記バックアップ用電池21は該バックアップ用RAM23,24に作動用電源を供給している。
【0016】
そして、主基板7は電源が再投入され停電検出回路20からリセット信号を受けると該バックアップ用RAM23に記憶されていた遊技情報に従い該遊技制御回路を継続作動させる。また、賞球制御基板8は電源が再投入され停電検出回路20からリセット信号を受けると該バックアップ用RAM24に記憶されていた払出情報に従い該賞球制御回路を継続作動させる。なお、前記バックアップ要否選択スイッチ22は常態ではプッシュボタン25が突出したOFF状態にありバックアップ用RAM23,24が作動するよう設定されている。
【0017】
また、前記電源基板6は、図3ないし図5に示したように、基台30aとケース体30bとに収容され基板ボックスAとして取着部(本実施の形態において機構板1)に取着される。基台30aの一側に門型に形成された係止受部31および係合部35が設けられ、ケース体30bには係止受部31および係合部35に係止する複数の係止部材を設けている。該係止部材は差込片32および弾性係止片34である。前記弾性係止片34は、図5に示すようにバックアップ要否選択スイッチ22の上方に位置し、該弾性係止片34を押圧することでプッシュボタン25が押圧されるように設けられている。また、弾性係止片34の基部は肉盛して補強されており、先端の上下に係止部としての係止爪33a,33bを有すると共に、プッシュボタン25に対応して該プッシュボタン25より小径の透孔37が穿設されている。38は弾性係止片34の下面に設けられた位置決め突起であり、前記係合部35の凹部39に嵌合し左右の位置ずれを防止する。なお、ケース体30bの開口から電源スイッチ15,バックアップ要否選択スイッチ22および各種コネクタ44が臨んでいる。45はバックアップ要否選択スイッチ22が押圧されバックアップ不要に設定されていることを報知するために報知手段としてランプである。
【0018】
上記構成の基板ボックスAの組付けは、図5および図6に示すように電源基板6をビス着したケース体30bの差込片32を基台30aの係止受部31に差込係止すると共に弾性係止片34を係合部35に係止して組付けられ、さらに他側をビス着することで確実に固着される。この際、図6に示すように該弾性係止片34を係止爪33bにより係合部35の上方で係止した場合は、プッシュボタン25は押圧されることなく、同図鎖線に示すように弾性係止片34を係止爪33aにより係合部35の下方で係止した場合は、プッシュボタン25が押圧された状態となる。
【0019】
上記基板ボックスAはビス着等の適宜手段により機構板1に取着され、コネクタ44に配線を接続することで基板ボックスAが機能する。そして、前記弾性係止片34を係合部35の上方で係止した場合は、電源が再投入された際にバックアップ用RAM23,24が作動するようになり、弾性係止片34を係合部35の下方で係止した場合は、バックアップ要否選択スイッチ22がバックアップ不要に設定され、電源が再投入された際に該スイッチ22からメモリクリア信号が出力されバックアップ用RAM23,24の記憶がクリアされることから、初期状態で遊技が開始できるようになる。
【0020】
このため、遊技場は各パチンコ遊技機の基板ボックスAの弾性係止片34を係合部35の下方で係止しておけば、前の営業日の遊技状態に復元することなく、全ての台が初期状態となってその点での有利,不利が生じることのないようにすることができる。また、必要に応じては弾性係止片34を係合部35の上方で係止しておけば、バックアップが可能となる。そして、弾性係止片34の係止位置によりその設定状況を容易に視認し確かめることができる。
【0021】
さらに確認しやすくするために、例えば係合部35に「赤」、弾性係止片34に「白」というように着色を施すことにより、赤が視認可能であればバックアップが可能であり、白が視認可能であれば初期状態で遊技が可能であることが一目瞭然となる。
【0022】
また、プッシュボタン25が押圧され、該バックアップ要否選択スイッチ22がバックアップ不要に設定されていると、プッシュボタン25が押圧されたことが検知され報知手段としてランプ45が点灯し、バックアップ要否選択スイッチ22がバックアップ不要に設定されていることを報知表示する。そして、このバックアップ不要状態報知信号を制御回路より遊技場の集中管理室に遊技情報とともに発信できるようにしてもよい。
【0023】
なお、このようなバックアップ不要状態報知手段は、スピーカーから「バックアップ不要状態です」と音声を発生させたりしてもよく、さらに報知手段としてランプ44を基板ボックスAに設けることのほか、取着部としての機構板1に設けたり遊技機の前面側の遊技盤上に設けられた装飾ランプや図柄変動表示装置、上皿前面のセグメント表示装置、呼び出しランプ、球貸出機に設けられたメッセージ表示装置等いずれに設けてもよく、また既存のランプ等を利用してその点滅状況等によりバックアップ不要状態が判るようにしてもよい。また、さらに判り易くするため「バックアップ不要状態」などと書かれたシールを張り付けても、前記表示装置に文字表示をさせてもよい。
【0024】
このように遊技機の前面側に報知手段を設けることで、遊技店の従業員はどの遊技台がバックアップ不要状態かが知り易くなりなり、従って、このランプの点灯状況を知ってセットし忘れ等をなくすことができる。また、バックアップ不要状態を一定時間(例えば1分間)報知した後にバックアップ不要状態報知手段がOFFするようにタイマーを設けてもよい。
【0025】
また、前記弾性係止片34がバックアップ要否選択スイッチ22の上方に位置して設けられるため、バックアップ要否選択スイッチ22を保護することができ、無用にプッシュボタン25が押されることがない。また、弾性係止片34を係合部35の上方で係止してバックアップ可能状態であっても、透孔37からピン等によりプッシュボタン25を押圧してバックアップ不要に設定することが可能である。なお、基板ボックスAの組付けに際し他側をビス止めとしたが係止片等により係止するようにしてもよい。
【0026】
また、上記実施の形態において係止部材として差込片32および弾性係止片34を設けるようにしたが、図7に示すように弾性係止片34に対する係合部35に上下に高さを違えて複数の係合部35a,35bを設けるようにしてもよく、同図実線に示すように上係合部35aに係止爪33を係止することでプッシュボタン25を押圧することなくバックアップ可能状態とし、同図鎖線に示すように下係合部35bに係止爪33を係止することでプッシュボタン25を押圧してバックアップ不要に設定できる。
【0027】
また、図8に示すように基台30aにバックアップ要否選択スイッチ22上面に臨む弾性係止片34を設け、ケース体30bに係合部35を設けるようにして、該係合部35の上面側と下面側で係止することによりバックアップの要否を設定するようにしてもよい。さらに、図9に示すように弾性係止片34に対応してケース体30bに複数の係合部35a,35bを上下に位置して設けるようにして、弾性係止片34を係合部35aに係止してバックアップ要否選択スイッチ22がバックアップ要に設定される第一の係止状態(同図実線)と弾性係止片34を係合部35bに係止して前記バックアップ要否選択スイッチ22が押圧されバックアップ不要に設定される第二の係止状態(同図鎖線)とに係止変更できるようにしてもよい。
【0028】
また、本実施の形態においては、バックアップ要否の設定の切替えは基板ボックスAのケース体30bを取外して弾性係止片34を係止しなおさなければならないが、図10に示すように弾性係止片34の基部全体に弾性を付与することにより係止爪33bで係止した第一係止状態を同図二点鎖線に示すように弾性係止片34の基部全体の弾性により係合部35との係合を外し、同図一点鎖線に示す係止爪33aを係合部35に係止してバックアップ要否選択スイッチ22が押圧されバックアップ不要に設定される第二の係止状態に切替えることができる。
【0029】
図11は弾性係止片34に対応する係合部35の係止板35cを可動自在とした実施の形態を示し、設定の切替え時にケース体30bを取着した図11(イ)に示す状態で、弾性係止片34の弾性付勢に抗して係止爪33b(係止爪33a)の係合を外し、図11(ロ)に示すように係止板35cを回動して弾性係止片34を切替えたい方向に撓ませ、図11(ハ)に示すように再度係止板35cを回動して係止爪33a(係止爪33b)を係合させることでケース体30bを取外すことなくバックアップ要否の設定切替え作業を簡単に行うことができる。なお、係止板35cの先端には係合部35の基台に係止するようにフック状になっている。
【0030】
また、図12および図13は弾性係止片34の上面に高さを違えて複数の係止爪33a,33bを設けた実施の形態を示し、係合部材40を支軸42に水平状に可動自在に設けている。この実施の形態は、図12および図13実線に示すように係合部材40が係止爪33aに係止した第一の係止状態のときバックアップ要否選択スイッチ22は押圧されず基板ボックスAが組付けられ、操作摘み41を操作して係合部材40を図12および図13鎖線位置に回動して係止爪33bに係止した第二の係止状態のときバックアップ要否選択スイッチ22が弾性係止片34により押圧された状態で基板ボックスAが組付けられるようになる。
【0031】
図14はさらに他の実施の形態を示し、前記係合部材40に高さを違えて複数の係合部43a,43bを設けている。この実施の形態は、図14実線に示すように係合部材40の第一係合部43aが係止部としての係止爪33に係止した第一の係止状態のときバックアップ要否選択スイッチ22は押圧されず、操作摘み41を操作して係合部材40を図14鎖線位置に回動してテーパー面により弾性係止片34を押圧しながら第二係合部43bが係止爪33に係止した第二の係止状態のときバックアップ要否選択スイッチ22が押圧されるようになる。
【0032】
また、図15および図16に示すように係合部材40で直接バックアップ要否選択スイッチ22を押圧するようにしてもよく、係合部材40は下面に位置を違えて複数の係合部43a,43bを設け、係合部材40下面始端をテーパー状にしてバックアップ要否選択スイッチ22を押圧しやすいようにしている。そして、係合部材40を図15二点鎖線位置から同図実線位置に移動して図16実線に示すように第一係合部43aがケース体30bの係合部35に係止してバックアップ要否選択スイッチ22を押圧することなく覆い保護してケース体30bを固着し、係合部材40を図15実線位置から同図一点鎖線位置に移動して図16鎖線に示すように第二係合部43bが係合部35に係止して係合部材40が直接バックアップ要否選択スイッチ22を押圧するようにしている。このとき、係合部35に弾性を付与するのが好ましい。なお、複数の係合部43a,43bは係合部材40上面に設けるようにしてもよい。
【0033】
また、図17に示すように可動自在に設けた係合部材40にスリットSを設けて係合部43に弾性を付与するようにして、バックアップ要否選択スイッチ22を押圧することなく基板ボックスAを組付ける第一係合部35aとバックアップ要否選択スイッチ22を押圧すると共に基板ボックスAを組付ける第二係合部35bに係合しやすくしてもよい。また、これまで上述した可動自在に設けた係合部材40は、実施の形態において回動自在としたが上下左右のスライド移動自在として係止部に係止するようにしてもよく、当然のことながらケース体30bに係合部材40を設けて、基台30aに設けた係止部に係止するようにしてもよい。
【0034】
図18はケース体30bをスライドさせることで係止位置を変更するようにした実施の形態を示し、係合部35に高さ位置を違えて第一係合部35aと第二係合部35bとを設けている。そして、弾性係止片34を第一係合部35aに係合する第一係止位置では同図実線に示すようにバックアップ要否選択スイッチ22は押圧されず、同図鎖線に示すようにケース体30bをスライドさせることで弾性係止片34が撓みながら第二係合部35bに係合してバックアップ要否選択スイッチ22を押圧するようにしている。また、係合部35に高さ位置を違えて第一係合部35aと第二係合部35bとを設けるようにしたが、弾性係止片34上部に高さ位置を違えて係止爪33を設けるようにしてもよい。なお、ケース体30bのスライド方向は上下左右または円弧状であってもよい。
【0035】
さらに、図19に示すように偏心円弧面を有するレバー部材47によりケース体30bをスライドさせるようにしてもよく、該レバー部材47を回動することにより偏心円弧面でケース体30bを押して弾性係止片34を係合部35に係止するようにしている。具体的にはレバー部材47を同図二点鎖線位置でケース体30bの左右の凹欠き45を取着部のL型片46に合致させ、レバー部材47を同図実線位置に回動させL型片46で係止すると共に弾性係止片34の係止爪33を第一係合部35aに係合させケース体30bをバックアップ要否選択スイッチ22が押圧されないバックアップ要に設定された状態で取着部1に取着できる。そして、さらにレバー部材44を同図一点鎖線位置に回動させると、偏心円弧面でケース体30bを押して弾性係止片34の係止爪33が第二係合部35bに係合してバックアップ要否選択スイッチ22を押圧してバックアップ不要に設定された状態で基台30aに組付けできる。なお、図上それぞれの係止状態を確認しやすくするために、レバー部材44の偏心円弧面に凹部を形成し、ケース体30bの凸部に簡易的に嵌合するようにしている。また、好ましくは基台30aおよびケース体30bにどの位置が第一または第二係止位置かがわかるように黒三角等の目印を設けるのがよく、誤った設定位置で組付けることがなくなる。
【0036】
なお、上記実施の形態において、基板6をケース体30bに固着するようにしたが基台30a側に固着するようにしてもよく、さらに基台30aおよびケース体30bに一体に設けるようにした係止部材を別体に形成して、基板6を含め基台30aおよびケース体30b側のそれぞれに一体的に取付けるようにしてもよい。また、基板6に係止部材を設けるに際しバックアップ要否選択スイッチ22近傍の電子部品を利用して設けたり直接電子部品に係止部材を設けたりしてもよい。
【0037】
一方、図20に示した実施形態は、前記バックアップ要否選択スイッチ22にタイマー36を設け、該タイマー36は電源遮断時から例えば5時間を経過すると該バックアップ要否選択スイッチ22が自動的にバックアップ不要に設定されるようにしたものである。このように、タイマー36を設けた場合は、バックアップ要に設定される第一の係止状態であっても、一日の営業を終え電源が遮断されてから5時間以上経過した時点(次の営業日)で電源が再投入されると、バックアップされることなく自動的にパチンコ遊技機を初期状態に設定できる利点があるとともに、営業時間中に万一停電があった場合にはそのバックアップ機能を発揮され、一時的停電によるトラブル発生を防止することができる。
【0038】
また、バックアップ要に設定されている基板ボックスを用いた遊技機であっても、停電が長時間にわたる場合は遊技者によって対応が異なる。そこで、遊技者が再開時まで待つ遊技機に対しては、タイマー設定を解除して電源復旧時に停電前の遊技状態から遊技を再開できるようにし、遊技者が帰り遊技を中止した遊技機に対しては、タイマー設定により所定時間後に初期化されるようにすることができる。このため、ホール側は、停電時ならびに復旧時の対応を遊技台毎に迅速に行うことができると共に、遊技者とのトラブルを回避することができる。
【0039】
また、上記タイマーとしては、電源遮断時に関係なく例えば毎日午前3時にバックアップ要否選択スイッチを自動的にバックアップ不要に設定するものであってもよい。
【0040】
なお、上記実施の形態においてバックアップ要否選択スイッチを電源基板に設けるようにしたが、特に限定されるものではなく、主基板,賞球制御基板等に設けるようにしてもよく、さらにプッシュボタン25を基板に対して直交するように設けたが、プッシュボタン25が基板に対して水平方向に出没するように設けるようにしてもよく、それに伴い係止部材の設置方向を変更させるようにすればよい。また、基板ボックスの取着部として機構板としたが、前面枠の裏面および入賞球集合カバー,役物カバー等に取着するようにしてもよい。
【0041】
また、本発明はパチンコ遊技機に限らず、メダルを使用する回胴式遊技機(スロット)、パチンコ球を使用する回胴式遊技機(パチロット)等の他のバックアップ要否選択スイッチを備えた遊技機にも使用できることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、電源が遮断されたときに遊技状態が記憶され、電源が再投入されたときに電源遮断前の遊技状態を復元するかどうかを選択し得るバックアップ要否選択スイッチを設けると共に、該バックアップ要否選択スイッチを取着した基板ボックスを組付る係止部材を第一の係止状態と第二の係止状態とに係止変更することにより、バックアップ要否選択スイッチの要否設定を簡単に行えることができ、遊技台毎の設定も簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す遊技機の裏面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す遊技機のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態を示す基板ボックスの斜視図である。
【図4】図3の基板ボックスの分解斜視図である。
【図5】図3の基板ボックスの縦断面図である。
【図6】基板ボックスの組付状態を示す要部断面図である。
【図7】他の実施の形態の組付状態を示す要部断面図である。
【図8】他の実施の形態の組付状態を示す要部断面図である。
【図9】他の実施の形態の組付状態を示す要部断面図である。
【図10】他の実施の形態の組付状態を示す要部断面図である。
【図11】(イ)〜(ハ)は他の実施の形態の作用説明図である。
【図12】他の実施の形態の組付状態を示す要部平面図である。
【図13】図12の側断面図である。
【図14】他の実施の形態の組付状態を示す要部断面図である。
【図15】他の実施の形態の組付状態を示す要部平面図である。
【図16】図15の側断面図である。
【図17】係合部材に弾性を付与した実施の形態の側断面図である。
【図18】他の実施の形態の組付状態を示す要部平面図である。
【図19】他の実施の形態の基板ケースの組付状態を示す平面図である。
【図20】本発明の他の実施形態を示すパチンコ遊技機のブロック図である。
【符号の説明】
6 電源基板(基板)
7 主基板
8 賞球制御基板
15 電源スイッチ
20 停電検出回路
21 バックアップ用電池
22 バックアップ要否選択スイッチ
23,24 バックアップ用RAM
25 プッシュボタン
30a ケース体
30b 基台
31 係止受部
32 差込片
33 係止爪(係止部)
33a,33b 係止爪(係止部)
34 弾性係止片(係止部材
35 係合部(係止部材
35a,35b 係合部(係止部材
35c 係止板(係止部材
36 タイマー
40 係合部材(係止部材
43a,43b 係合部(係止部材
A 基板ボックス

Claims (4)

  1. 電源が遮断されたときに遊技状態が記憶され、電源が再投入されたときに遊技状態が復元されるバックアップ手段を備えた遊技機において、
    前記バックアップ手段は、基台とケース体とからなる基板ボックスに収容される基板と、前記基板に設けられバックアップの要否を押圧の有無によって選択し得るバックアップ要否選択スイッチと、前記基台と前記ケース体とを組付けると共に前記バックアップ要否選択スイッチを押圧する際に該バックアップ要否選択スイッチ上に位置するようにした係止部材とからなり、
    前記係止部材は、前記バックアップ要否選択スイッチを押圧しない第一の係止状態と、前記バックアップ要否選択スイッチを押圧する第二の係止状態とに変更可能としつつ、前記基台と前記ケース体とを組付け得るようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記係止部材は弾性係止片と係合部とからなり、該弾性係止片に複数の係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記係止部材は弾性係止片と複数の係合部とからなることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記係止部材は可動自在な係合部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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