JP3547540B2 - 紙葉類識別機の磁気ヘッド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類識別機に係り、特に紙葉類の磁気情報を読み取って紙葉類を識別するための紙葉類識別機の磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の磁気ヘッド装置としては、例えば実開昭59−80877号公報に開示されたものが知られている。すなわち図7に示すように、搬送される紙幣aの通路面bに設けられた磁気ヘッドcによって紙幣aの磁気量を検出することにより紙幣aを識別するようにした紙幣識別機において、通路面bを挟んで磁気ヘッドcに対向する位置に回転可能に設けられた外周面に弾力性を有する毛eを植毛した押さえローラdを備えたもので、この押さえローラdの外周面が前記通路面bを通過する紙幣aを前記磁気ヘッドc側に押圧することにより紙幣aの識別を行うようになされたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来装置においては、押さえローラdに植え付けられた毛eが使用しているうちに次第に抜けてきて押圧が不十分になり、延いては識別が出来なくなるという問題があった。その結果、装置の耐久性が低下するという問題のほか抜けた毛eが通路内に残って磁気ヘッドcによる読み取りや下流域における処理等にも悪影響を及ぼすという問題を引き起こしていた。
【0004】
上記の毛が抜け易くなる理由について詳しく説明すると、搬送されてきた紙幣aの先端が毛eの中間位置やそれより先端側に衝突した場合、毛eの弾性によって毛eが撓んで紙幣aを逃がすので、毛eの根元部分は衝撃を受けない。ところが、図8に示すように先端が上方へ向かうような折りぐせの付いた紙幣aが搬送されてきた場合、その紙幣aの先端が毛eの根元部分に衝突するので毛eは撓むことができず、衝撃をまともに受けて抜け易くなる。図中、fは回転軸、gはガイド部材である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、耐久性が優れ、かつ正確な磁気の検出が可能な磁気ヘッド装置を提供することを課題としてなされたもので、その解決手段としては、搬送される紙葉類の搬送面に設けられる磁気ヘッドにより磁気情報を読み取り紙葉類を識別する紙葉類識別機の磁気ヘッド装置において、前記搬送面を挟んで磁気ヘッドに対向する位置に設けられた第1回転体と、該第1回転体の外周面に植毛され、先端が前記磁気ヘッドに接触する長さを有する弾性材料からなる毛と、前記第1回転体と同軸上に設けられ、第1回転体の直径より大きく、かつ前記磁気ヘッドに接触しない直径を有する第2回転体とを具備せしめたものであり、これにより毛の中間位置や先端に衝突した紙葉類は、毛の弾性によって衝撃が和らげられ、また毛の根元部分に向かおうとした紙葉類は、その先端が第2回転体の周縁に当接して方向が変えられ、そして先端は毛の先端もしくは途中位置に接触し、毛の弾性により衝撃が和らげられ、毛の根元部分には接触しない。その後、紙葉類は毛によって磁気ヘッドに押し付けられながら搬送され、磁気情報が読み取られることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる紙葉類識別機の磁気ヘッド装置の構造を以下の図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0007】
図1乃至図3は本発明にかかる紙幣識別機の平面図、正面図および側面図を示すもので、磁気ヘッド装置はこの紙幣処理機内に組込まれる。一方、この紙幣識別機は紙幣処理機内に載置され、上流側から搬送されてくる紙幣を識別して、その識別結果に基づいて下流側で所定の処理が行われるようにしたものである。
【0008】
紙幣識別機1は、搬送面4に搬送される紙幣5を識別するために搬送面4を挟んで上部ユニット2と下部ユニット3に分割され、このうち上部ユニット2は一側を支軸6により回動可能に接続されている。これにより上部ユニット2を回動させて下部ユニット3から引き離すことにより搬送面4を開放することができ、詰まりの解除等を容易に行うことができるようになっている。そして搬送面4には上流側から順に、タイミング検知部、磁気検知部、イメージ検知部、厚み検知部が配設されている。
【0009】
タイミング検知部は、上部ユニット2に配置される3個のセンサによって構成され、幅方向のほぼ中央位置にはフォトセンサ24(紙幣の様子を見る)が配置され、その左右に色センサ23、23(紙幣の色を見る)が配置されている。
【0010】
またこれらのセンサは搬送される紙幣5の先端を検出することによって紙幣5の進入を検知するタイミングセンサとしての機能や、紙幣5の先端を検出してから同後端を検出するまでの時間に基づいて紙幣5の長さを検出する機能も有する。
【0011】
磁気検知部は、下部ユニット3に搬送幅方向に並べて配置され上面が搬送面4に突出する2個の磁気ヘッド7,7と、各磁気ヘッド7,7に対向して上部ユニット2に配置される第1回転軸8に支持された押付ローラ9,9からなる。
【0012】
前記押付ローラ9,9は、図4に示すように第1回転軸8に取付けられる円柱形の第1回転体9aの周囲に弾性を有するナイロン製の毛9bが植毛されたもので、毛9aは先端が磁気ヘッド7に達する長さとなっている。そして第1回転体9aの両側面には第2回転体13,13が取付けられている。
【0013】
この第2回転体13は剛性材料によって形成され、外縁が搬送面4に突出し、かつ磁気ヘッド7に達しない大きさを有する。
【0014】
第1回転軸8が接続される駆動機構14は、単一の駆動モータ15および駆動伝達機構16からなり、第1回転軸8および下流に位置する第2回転軸10を紙幣搬送方向(図3の反時計方向)に回転駆動する。
【0015】
また第1回転軸8には、押付ローラ9,9の間の位置に2個の駆動ローラ17,17が取り付けられ、各駆動ローラ17,17に対向して下部ユニット3に配置される従動ローラ18,18と協動で紙幣5を挟持搬送する。
【0016】
イメージ検出部は、上部ユニット2に取付けられるイメージセンサ19によって構成される。このイメージセンサ19は搬送幅方向全域にわたり読み取り面を有する。
【0017】
厚み検知部は、下部ユニット3に取付けられる厚み検知ローラ20と、これに対向して上部ユニット2に取付けられる対向ローラ11,11によって構成される。厚み検知ローラ20は、軸支部に形成される長孔21に沿って上下動可能に支持されるとともに、付勢手段(押さえバネ)22によって対向ローラ11,11に上方に向け押し付けられるように取付けられている。
【0018】
また厚み検知部には厚み検知ローラ20の移動量が所定値以上になると厚み異常信号を発する移動量検知手段が設けられている。
【0019】
対向ローラ11,11は第2回転軸10に取り付けられ、紙幣5を搬送する方向に駆動するようになっている。厚み検知ローラ20は、対向ローラ11,11に接触するか、あるいは搬送される紙幣5の下面に接触して従動回転するようになっている。
【0020】
つぎに作用を説明する。
【0021】
図1に示すように紙幣識別機1の上流側に配置される図示しない搬送手段を経て紙幣5が紙幣識別機1に縦長の向きで搬送面4に搬送される。
【0022】
そして紙幣5の先端がタイミング検知部に達すると、ここに配置されたセンサによって紙幣5の進入を検知する。この紙幣5の搬送に伴って、フォトセンサ24が紙幣5の中央部分の模様を見るとともに、左右の色センサ23、23が色を見る。
【0023】
またこれらの各センサが紙幣5の先端を検知してから紙幣5の後端を検知するまでの時間によって紙幣の長さを確認する。
【0024】
紙幣5の先端が磁気検知部に達すると、駆動ローラ17および従動ローラ18によって紙幣5が挟持搬送される。
【0025】
同時に紙幣5は図6に示すように押付ローラ9,9によって磁気ヘッド7に弾性的に押し付けられ、磁気情報が読み取られる。紙幣5は搬送面4に突出する毛9bによって弾性的に押し付けられ、これにより紙幣5と磁気ヘッド7の接触条件が安定し、読み取りが確実に行われる。また先端が上方に折れ曲がった紙幣5が搬送されてきた場合であっても、該先端が第2回転体13の周縁に接触しながら下流方向へ受け流されるので、毛9bの根元部分に衝突することはない。
【0026】
したがって毛9bの根元部分が衝撃を受けることがなく、抜ける可能性も低くなる。紙幣5が搬送されてイメージ検出部に達すると、搬送に伴い上面全域のイメージがイメージセンサ19によって読み取られる。
【0027】
紙幣5が厚み検知部に達すると、紙幣5の厚みに応じて厚み検知ローラ20が押し下げられながら紙幣5は搬送される。この際の押し下げ量が所定値以上であれば、異常(2枚重なり紙幣、テープ貼り紙幣等)と判断する。
【0028】
各検知手段による検知結果に基づいて、下流における処理(分類、収納、返却等)が決定される。
【0029】
なお、押付ローラ9,9の側面の第2回転体13は、毛9bの根元部分への紙幣5の衝突を回避できればよく、図4に示した植毛部の両側に第2回転体13が配置された形状だけでなく、図5のように植毛部の真ん中に第2回転体13を配置した形状としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成したから、第2回転体の存在により紙葉類の先端が押付ローラの毛の根元部分に衝突しないようにしたことにより、毛の抜けを抑制し、耐久性に優れるとともに、正確な磁気の検出が可能な磁気ヘッド装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紙幣識別機の磁気ヘッド装置の一実施形態を示す平面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】本発明の紙幣識別機の磁気ヘッド装置における押付けローラの一実施形態例を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のC−C断面図。
【図5】本発明の紙幣識別機の磁気ヘッド装置における押付けローラの他の実施形態例を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のD−D断面図。
【図6】本発明の押付けローラへの紙幣の進入状態を示す拡大図。
【図7】従来の紙幣識別機の磁気ヘッド装置の側面図。
【図8】従来の押付けローラへの紙幣の進入状態を示す拡大図。
【符号の説明】
1 紙幣識別機
2 上部ユニット
3 下部ユニット
4 搬送面
5 紙葉類としての紙幣
7 磁気ヘッド
8 第1回転軸
9 押付けローラ
9a 第1回転体
9b 毛
13 第2回転体

Claims (1)

  1. 搬送される紙葉類の搬送面に設けられる磁気ヘッドにより磁気情報を読み取り紙葉類を識別するようにした紙葉類識別機の磁気ヘッド装置において、前記搬送面を挟んで磁気ヘッドに対向する位置に設けられた第1回転体と、該第1回転体の外周面に植毛され、先端が前記磁気ヘッドに接触する長さを有する弾性材料からなる毛と、前記第1回転体と同軸上に設けられ、第1回転体の直径より大きく、かつ前記磁気ヘッドに接触しない直径を有する第2回転体とを具備することを特徴とする紙葉類識別機の磁気ヘッド装置。
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