JP3547425B2 - 自転車用電気コード接続構造 - Google Patents

自転車用電気コード接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3547425B2
JP3547425B2 JP2002058843A JP2002058843A JP3547425B2 JP 3547425 B2 JP3547425 B2 JP 3547425B2 JP 2002058843 A JP2002058843 A JP 2002058843A JP 2002058843 A JP2002058843 A JP 2002058843A JP 3547425 B2 JP3547425 B2 JP 3547425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrical
electrical connector
bicycle
cable
electrically connected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002058843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002308172A (ja
Inventor
直弘 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Publication of JP2002308172A publication Critical patent/JP2002308172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3547425B2 publication Critical patent/JP3547425B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M25/00Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
    • B62M25/08Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with electrical or fluid transmitting systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M25/00Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
    • B62M2025/003Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with gear indicating means, e.g. a display

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気コード接続構造に関する。より詳しくは、本発明は、少なくとも3個所の自転車用部材間を邪魔にならずに連結する構造簡単な自転車用電気コード接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車は、交通手段としてだけではなく、レクレーションの形態としても人気を集めてきている。さらに、自転車は、アマチュア及びプロの双方のスポーツ競技としても非常に人気がある。自転車をレクレーション、交通または競技の何れの用途に使用するかに関わらず、自転車の業界は常に各種部品の改良を行っている。即ち、自転車の製造メーカは、継続して、種々の自転車部品の性能,信頼性及び外観の向上を図っている。
【0003】
近年、自転車には、電気制御部品が装着されるようになってきている。該電気制御部品には、モータ駆動型リアディレイラを備えたリア多段スプロケットアッセンブリや、モータ駆動側フロントディレイラを備えたフロント多段スプロケットアッセンブリが含まれる。さらに、多くの自転車は、オフロード走行用のサスペンションアッセンブリを備えている。該サスペンションアッセンブリは、電気的に制御され得る。多くの自転車は、速度,リズム,走行時間やギアポジション等の自転車の種々の操作状況をモニターする為に、1又は複数のセンサーを備えたサイクルコンピュータを有している。
【0004】
前記サイクルコンピュータは、通常、フロントディレイラ,リアディレイラ又はサスペンションアッセンブリ等の電気的に制御又は操作される他の電気部品に接続されている。斯かる場合、種々の電気部品とセンサとの間で電気信号又は電流を伝達する為に、電気ワイヤ又は電気コードが使用される。一般的に、前記電気ワイヤ又は電気コードは、電気コネクタを介して、前記電気部品及び/又はセンサに接続される。該電気ワイヤ又は電気コードは、自転車の外観に対する考慮なしに、自転車フレームに取り付けられる場合が多い。
【0005】
自転車は、通常、屋外で使用されるから、前記電気コネクタによる電気接続部位は、種々の天候条件下に曝される。従って、該電気接続が損なわれる場合があり、これによって、電気制御部品の操作性能が悪化する。前記電気接続部位に過剰な汚泥が付着すると、前記自転車部品及び/又はセンサは適切に操作しなくなる恐れがある。前述のように、前記電気的接続部位は悪天候条件下にさらされるから、電気コネクタが若干汚れた場合であっても有効に作動し得るように、該電気コネクタが良好で確実な電気接続を提供することは重要である。
【0006】
さらに、オフロード走行等の特定走行条件下においては、ライダーは、しばしば、ブッシュや木枝等の障害物に遭遇する。場合によっては、前記障害物が電気ワイヤ又は電気コードに引っかかり、電気部品及び/又はセンサの性能を悪化させる恐れがある。さらに、状況によっては、衣服や自転車ロックケーブル又はロック装置等の他の障害物が、電気ワイヤ又は電気コードに接触する可能性もある。これらに加えて、前記ワイヤ又はコードは、通常、自転車の外観に対する考慮なしに、該自転車に取り付けられるから、該ワイヤやコードによって自転車の外観が損なわれることになる。
【0007】
前記観点から、前記従来技術における問題点を解消し得る電気コード接続構造に対する要望が存在する。本発明は、従来技術における該要望と共に、本開示から当業者にとり明らかな他の要望に鑑みなされたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一の目的は、構造簡単な電気コード接続構造を提供することである。本発明の他の目的は、耐久性及び耐水性を向上させた電気コード接続構造を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、製造及び組立が容易且つ安価な電気コード接続構造を提供することである。
又、本発明の他の目的は、自転車の外観を簡潔及び魅力的にし得る電気コード接続構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、第1電気コネクタ,第1ケーブル,第2電気コネクタ,第2ケーブル及び電気装置を備えた自転車用電気コード接続構造を提供することによって達成される。第1電気コネクタは、複数の第1電気接続部を有する第1コネクタ本体を備えている。前記第1ケーブルは、前記複数の第1電気接続部における対応する電気接続部に、それぞれ、電気的に接続された第1及び第2導電性部材を有している。前記第2電気コネクタは、前記第1導電性部材に電気的に接続された少なくとも一つの第2電気接続部を有する第2コネクタ本体を備えている。前記第2ケーブルは、前記第2電気コネクタから延びている。該第2ケーブルは、前記第2導電性部材に電気的に接続された第3導電性部材を有している。前記電気装置は、該第3導電性部材に電気的に接続されている。また、前記第2導電性部材は、前記第2電気コネクタにおける少なくとも一つの第3電気接続部を介して、該第2電気コネクタ内において、前記第3導電性部材に電気的に接続されている。
【0010】
又、前記目的は、自転車用電気コネクタコードを自転車に取り付ける方法を提供することによっても達成される。該取付方法は、第1ケーブルの第1端部が電気的に接続された第1電気コネクタを、自転車に設けられたディスプレイユニットに装着する工程を含んでいる。該取付方法は、さらに、前記第1ケーブルの第2端部が電気的に接続された第2電気コネクタを、自転車における非前方方向を向く部分に設けられた第1電気装置に装着する工程を含む。さらに、該取付方法は、第2ケーブルの第1端部を前記第2電気コネクタに電気的に接続することで、該第2ケーブルを自転車における非前方方向を向く部分に装着する工程を含んでいる。該取付方法は、前記第2ケーブルの第2端部が電気的に接続された第2電気装置を、自転車における非前方方向を向く部分に装着する工程を、さらに含んでいる。
【0011】
本発明の前記目的及び他の目的、構成及び効果は、添付図面を参照して、本発明の好ましい形態を説明する以下の実施の形態から、当業者にとって明らかであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、図1及び図2を参照すると、フレーム12と、ハンドルバー14と、該ハンドルバー14に連結されたフロントサスペンションフォーク16と、該フロントサスペンションフォーク16に連結されたフロントホイール18とを備えた自転車10の前部分が示されている。該自転車10は、さらに、サイクルコンピュータ20と、電気装置(フロントホイールセンサ)22と、(前記フロントサスペンションフォーク16における)一対の電気制御サスペンションユニット24と、本発明の好ましい実施の形態に係る電気コネクタコード26とを備えている。前記電気装置(センサ)22は、前記フロントサスペンションフォーク16における非前方を向く部分に取り付けられ、且つ、電気コネクタコード26は、邪魔にならないように、電気装置22とサイクルコンピュータ20とを接続している。
【0013】
自転車10及び種々の構成部品は、電気コネクタコード26によるサイクルコンピュータ20,電気制御サスペンションユニット24(第1電気装置)及びセンサ22(第2電気装置)間の接続構造を除き、当業界において周知である。従って、自転車10及びその構成部品については、本発明に関連する部材を除き、本明細書では詳細には説明又は図示しない。さらに、本明細書においては説明及び/又は図示しないブレーキ又はドライブトレーン等の種々の従来の自転車部品を、本発明と共に使用することも可能である。又、必要及び/又は所望により、前記自転車用電気コネクタコード26を、種々の他の電気装置間(即ち、センサ22,電気制御型フロントサスペンション16及びサイクルコンピュータ20以外の電気装置間)を接続する為に使用し得ることは、本開示から当業者にとって明らかである。
【0014】
なお、本明細書において、方向を示す用語「前方,後方,上方,上,下方、垂直,水平、下及び横」並びに同様にに方向を示す他の用語は、通常の乗車状態を基準にした自転車の方向を意味している。従って、特許請求の範囲において本発明を特定する為に用いられているこれらの用語は、通常の乗車状態における自転車10を基準に解釈される。
【0015】
サイクルコンピュータ20は、好ましくは、バッテリーユニットによって電力供給されるプリント回路基板に設けられたマイクロコンピュータを備えることができる。該サイクルコンピュータ20のマイクロコンピュータは、セントラルプロセッシングユニット(CPU)と、ランダムアクセスメモリ部(RAM)と、リードオンリーメモリ部(ROM)と、I/Oインターフェースとを備えている。マイクロコンピュータの種々の構成部品は、自転車業界において周知である。従って、前記サイクルコンピュータ20におけるマイクロコンピュータで使用されている部品については、本明細書において詳細には説明又は図示しない。さらに、サイクルコンピュータ20が、本発明を実施する為に、種々の電気部品,回路及び機械部品を備え得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。当然ながら、サイクルコンピュータ20が、必要及び/又は所望により、種々の構成を備え得ることも、本開示から当業者にとって明らかであろう。
【0016】
好ましくは、前記サイクルコンピュータ20は、ディスプレイを介してライダーに種々の情報を提供又は表示し、且つ、ライダーによる入力及び/又はセンサ22からの入力に基づき電気制御型サスペンションユニット24を操作する。即ち、自転車10のフロントサスペンションフォーク16は、サイクルコンピュータ20によって操作又は電気的に制御される。より詳しくは、前記サイクルコンピュータ20は、詳細は後述するように、自動又は手動で、前記サスペンションユニット24における一対のモータ駆動型油圧ダンパーを操作する。もちろん、本発明の要旨から逸脱することなく、必要及び/又は所望により、構造簡単な電気接続が必要とされる他の用途に前記電気コネクタコード26を使用し得ることは、本開示から当業者にとって明らかである。例えば、自転車用電気コネクタコード26は、必要及び/又は所望により、自転車用センサ及び/又は電気制御型自転車部材に適用することができる。
【0017】
図2及び3に示すように、自転車用電気コネクタコード26は、第1電気コネクタ30と、第1ケーブル32と、第2電気コネクタ34と、第2ケーブル36とを備えている。前記第1ケーブル32は、前記第1電気コネクタ30と前記第2電気コネクタ34とを電気的に接続する。前記第2電気コネクタ34は、前記第2ケーブル36を前記第1ケーブル32の一部に電気的に接続する。前記第2ケーブルは、前記第2電気コネクタ34と前記センサ22とを電気的に接続する。このように、前記センサ22は、前記第2ケーブル36,第2電気コネクタ34,前記第1ケーブル32の一部及び第1電気コネクタ30を介して、サイクルコンピュータ20に電気的に接続されている。又、電気制御型サスペンションユニット24は、第2電気コネクタ34,第1ケーブルの一部及び第1電気コネクタ30を介して、サイクルコンピュータ20に電気的に接続されている。斯かる構成により、サイクルコンピュータ20は、フロントセンサ22及びサスペンションユニット24に対して、電気信号及び/又は電流を送受信することができる。
【0018】
前記第1電気コネクタ30は、図2,3,24及び25に示すように、複数の第1電気接続部を有する第1コネクタ本体40を備えている。より詳しくは、第1電気コネクタ30は、6ピンタイプの雌型電気コネクタとされ、且つ、好ましくは、4本の端末ピンを備えるものとされる。より好ましくは、前記第1電気接続部のそれぞれは、一対の端末ピン42によって形成される。もちろん、必要及び/又は所望により、前記第1電気接続部がより少ない又はより多い端末ピン42を有し得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。又、必要及び/又は所望により、前記第1電気コネクタ30が、より少ない又はより多い数の電気接続部を有し得ることも、本開示から当業者にとって明らかであろう。図示の形態においては、前記第1電気コネクタ30は、サイクルコンピュータ20の雄型コネクタと連結するように構成されている。該第1電気コネクタ30は、詳細は後述する第2電気コネクタ34と同様の構成を有している。
【0019】
サイクルコンピュータ20における雄型電気コネクタは、比較的、一般的であり、従って、本明細書においては詳細には説明及び/又は図示しない。サイクルコンピュータ20における雄型電気コネクタは、6本(又は6本より少ない)レセプタピンを有するレセプタハウジングを備えている。該レセプタピンは、断面円形状をなしており、前記第1電気コネクタ30と連結し得るような配置に構成されている。該レセプタピンは、好ましくは、スナップ係合を介して、電気コネクタ30を解除可能に保持する為の環状フランジを備える。レセプタハウジングは、硬質剛性プラスチック材料等の非導電性材料で形成される。レセプタピンは、導電性材料で形成される。
【0020】
前記第1ケーブル32は、好ましくは、図5,8及び25に示すように、一対の(第1及び第2)導電性部材50,52を備えている。該導電性部材50,52は、それぞれ、非導電性被覆によって覆われている。該被覆には、必要及び/又は所望により、絶縁材又は充填材が用いられる。各導電性部材50,52は、好ましくは、それぞれ、一対の(第1及び第2)導線54,56を備える。各導線は、導電性コア及び絶縁被覆を有する。前記導線54,56のそれぞれの一端部は、前記第1電気コネクタ30における一の端末ピン42に電気的に連結される。即ち、前記導電性部材50,52は、それぞれ、一端部が、対応する第1電気接続部(即ち、一対の端末ピン42)に接続される。前記第1電気コネクタ30は6ピンタイプの電気コネクタとされ得るから、必要及び/又は所望により、追加の導線対からなる導電性部材を備えることができる。該第1及び第2導電性部材50,52(詳しくは、導線54,56)の他端部は、詳細は後述するように、第2電気コネクタ34に電気的に接続される。
【0021】
前記第2ケーブル36は、好ましくは、図8に良く示されるように、第1ケーブル32における第2導電性部材52に電気的に接続された第3導電性部材60を備える。該第3導電性部材60は、外周被覆によって覆われている。必要及び/又は所望により、該被覆には、絶縁材又は充填材が利用される。該第3導電性部材60は、好ましくは、前記第2導線性部材52における第2導線56に電気的に接続された一対の第3導線62によって形成される。各第3導線62は、導電性コア及び絶縁被覆を有している。該第3導線62は、好ましくは、詳細は後述するように、前記第2電気コネクタ34内において、前記第2導線56に接続される。詳しくは、前記第3導線62は、一端部が前記第2導線56に接続される。該第3導線62の他端部は、センサ22に電気的に接続される。このようにして、前記センサ22は、第1電気コネクタ30,第1ケーブル32,第2電気コネクタ34及び第2ケーブル36を介して、コンピュータ20に電気的に接続される。
【0022】
図4〜図14に示すように、前記第2電気コネクタ34は、6ピンタイプの雌型電気コネクタとされており、且つ、前記第1導電性部材50に電気的に接続された少なくとも一つの第2電気接続部を有する第2コネクタ本体80を備えている。該第2電気コネクタ34は、さらに、前記第2コネクタ本体80内において、前記第2導電性部材52及び第3導電性部材60に電気的に接続される少なくとも一つの第3電気接続部を備える。好ましくは、一対の端末ピン82aが前記第2電気接続部を形成するものとされ、該一対の端末ピン82aは、通常の方法に従い、半田付けによって、第1導電性部材50の第1導線54に電気的に接続される。好ましくは、前記第3電気接続部は一対の小端末ピン82bによって形成され、該小端末ピン82bは、通常の方法に従い、半田付けによって、第2導線56及び第3導線62に電気的に接続される。図示の形態においては、第2電気コネクタ34は、フロントサスペンションフォーク16の雄型電気コネクタと接続されるように構成されている。
【0023】
前記フロントサスペンションフォーク16の雄型電気コネクタは、比較的、一般的であるから、本明細書においては詳細には説明及び/又は図示しない。前記フロントサスペンションフォーク16の雄型電気コネクタは、6本(又は6本より少ない数)のレセプタピンを有するレセプタハウジングを備えている。前記レセプタピンは、断面円形状とされており、且つ、前記第2電気コネクタ34と接続し得るパターンに配置されている。前記レセプタハウジングは、好ましくは、スナップ係合によって、前記電気コネクタ34を解除自在に保持する環状フランジを備えている。前記レセプタハウジングは、硬質剛性のプラスチック材料等の非導電性材料によって形成される。前記レセプタピンは、導電性材料で形成される。即ち、フロントサスペンションフォーク16の雄型コネクタは、サイクルコンピュータ20の雄型コネクタと実質的に同一構成である。
【0024】
好ましくは、第2電気コネクタ34は、図8に示すように、一対の端末ピン82a及び一対の小端末ピン82bを有している。前記小端末ピン82bは、前述の通り、第1ケーブル32の第2導電性部材52と、第2ケーブル36の第3導電性部材60とに電気的に接続されている。前記第2導電性部材52の第2導線56及び第3導電性部材60の第3導線62は、それぞれ、前述の通り、通常の方法に従い、半田付けによって小端末ピン82bに電気的に接続されている。該小端末ピン82bは、詳細は後述するように、前記端末ピン82aの変形態様である。より詳しくは、該小端末ピン82bは、前記雄型コネクタのレセプタピンと接触しないように、カットされている。
【0025】
前記第2電気コネクタ本体80は、図7に示すように、端末ハウジング84と、インナーケーシング86と、アウターケーシング88とを備えている。図示の形態においては、第2電気コネクタ34は、6本の端末ピン用孔を備えた雌型電気コネクタとされている。もちろん、本発明の要旨から逸脱することなく、第2電気コネクタ34を雄型電気コネクタ又はプラグとし得ることは、本開示から当業者にとって明らかである。さらに、図示の形態においては、第2電気コネクタ34は、2本の端末ピン82aと、2本の小端末ピン82bとを備えている。もちろん、電気コネクタ34の用途及び/又は用法に応じて、前記端末ピンの数及び/又はタイプを変更し得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。なお、図示の形態においては、詳細は後述するように、2本の端末ピン82aのみがフロントサスペンションフォーク16に電気的に接続されている。
【0026】
端末ハウジング84は、好ましくは、非導電性材料で形成されており、且つ、複数の端末ピン用孔を有するものとされる。該端末ハウジング84は、第2端部(基端部、図7においては左側端部)の近傍に設けられた一対の傾斜状突起又はディテント(図示せず)と、該一対のディテントより自由端部寄りに設けられた一対の環状フランジであって、両者の間に環状リセスを形成する一対の環状フランジとを備えた略円柱形状を有している。前記ディテント及び一方のフランジは、端末ハウジング84をインナーケーシング86に連結するスナップ係合構造の一部を構成する。前記ディテントは、好ましくは、互いに正反対の位置、即ち、端末ハウジング84の外周面に沿って180度離間された位置に配設される。他方の環状フランジ(端末ハウジングの自由端部寄りに位置するフランジ)及び環状リセスは、詳細は後述するように、アウターケーシング88を端末ハウジング84に固定するように、構成される。
【0027】
端末ピン82a,82bは、前記端末ピン用孔内に受け入れられる。前記端末ハウジング84は、好ましくは、前記端末ピン82を収容する為に、硬質剛性プラスチック材料で形成される。より好ましくは、前記端末ハウジング84は、ナイロン等の実質的に硬質の剛性非金属材料を用いて、ワンピースの単一部材として成形される。前記端末ピン82a,82bは、好ましくは、端末ハウジング84における端末ピン孔のそれぞれに、弾性的に保持又は押圧係入される。該端末ハウジング84は、比較的、一般的であり、従って、本明細書には詳細には説明及び/又は図示しない。
【0028】
前記第2コネクタ34の端末ピン82aと前記第1コネクタ30の端末ピン42とは同一構成とされ、好ましくは、電気コネクタ業界において一般的に利用される種々の導電性材料で形成される。好ましくは、端末ピン82a,42は、それぞれ、打ち抜き成形されたシート状金属材料で形成され、且つ、第1接触端部と、曲げ部を有する第2接触端部と、前記曲げ部によって形成されたコード受入リセスとを備えている。該コード受入リセスは、前記第1ケーブル32における一の導線54の端部の一部を受け入れるように構成されている。好ましくは、導線54をコード受入リセスにしっかりと固着すべく、該導線54はコード受入リセス内に半田付けされる。前記曲げ部は、接続端部における長手方向第2側に設けられた停止部を構成する。該端末ピン82a,42は、比較的、一般的な部材であり、従って、本明細書においては詳細には説明及び/又は図示しない。
【0029】
前記小端末ピン82bは、前述の通り、端末ピン82aの変形態様である。即ち、該小端末ピン82bは、切断されている点を除き、前記端末ピン82a,42と同一構成を有している。より詳しくは、該小端末ピン82bのそれぞれは、打ち抜きシート金属材料から形成され、且つ、第1切断端部と、曲げ部を有する第2接続端部と、前記曲げ部によって形成されたコード受入リセスとを備えている。各コード受入リセスは、第1ケーブル32における一の導線56の端部の一部と、第2ケーブル36における一の導線62の端部の一部とを受け入れるように構成されている。好ましくは、該導線56,62は、前記コード受入リセスに半田付けされ、これにより、該導線56,62をコード受入リセスにしっかりと固定することができる。前記曲げ部は、又、前記接続部における長手方向第2側に設けられた停止部を構成している。
【0030】
図7及び図9〜12に示すように、前記インナーケーシング86は管状側壁を有しており、前記端末ハウジング84は該管状側壁の第1開口端部内に位置している。前記1〜第3導電性部材50,52,60(即ち、第1ケーブル32及び第2ケーブル36の端部)は、前記管状側壁の第2開口端部内に配設されている。より詳しくは、前記管状側壁の第2開口端部内にはC型保持部材81が配設されており、該C型保持部材81が第1ケーブル32及び第2ケーブル36を一体的に保持している(図7,13及び14参照)。
【0031】
前記管状側壁は、好ましくは、少なくとも一つの横孔を有するものとされ、より好ましくは、周方向に約180度離間された2つの横孔を有するものとされる。該横孔は、アウターケーシング88を形成する材料がインナーケーシング86内に自由に流入し得るように、比較的大きな開口とされる。これにより、第1〜第3導電性部材50,52,60の端部は、アウターケーシング88の形成材料によって完全に囲繞される。このように構成することによって、接続部分の耐水性を向上させることができる。さらに、前記第1〜第3導電性部材50,52,60と端末ピン82との間の電気接続部位を完全に覆うことによって、該電気接続部位の耐久性向上及剥離防止を図ることができる。
【0032】
前記管状側壁には、さらに、矩形開口として形成される一対のノッチが備えられている。該ノッチは、前記端末ハウジング84とインナーケーシング86との間のスナップ係合構造の一部を構成する。好ましくは、前記一対のノッチは、正反対の位置、即ち、インナーケーシング86回りに180度離間された位置に配設される。前記インナーケーシング86は、限られた弾性量を有する比較的剛性材料で形成される。即ち、前記インナーケーシング86の管状形状によって、前記端末ハウジング84を該インナーケーシング86の第1開口端部94内に挿入すると、前記管状側壁が径方向外方へ拡径し得るようになっている。端末ハウジング84を前記第1開口端部94内に挿入すると、該端末ハウジング84の突起又はディテントがインナーケーシング86の管状側壁の内面と係合する。前記端末ハウジング84の突起によって、管状側壁は、該突起がインナーケーシング86のノッチと係合するまで、径方向外方へ若干拡径する。
【0033】
好ましくは、前記突起(図示せず)は、端末ハウジング84の軸線方向に沿って該端末ハウジング84の第1端部(自由端部)を向く当接面を備えた略傾斜状の部材とされている。前記ノッチは、前記インナーケーシング86の軸線方向に沿って該インナーケーシング86の第2開口端部(基端側開口端部)を向く当接面を有している。斯かる構成により、インナーケーシング86から離間する方向への端末ハウジング84の軸線方向移動が防止される。さらに、前記端末ハウジング84の一方の環状フランジ(基端部よりの環状フランジ)が前記インナーケーシング86の第1開口端部(自由端側開口端部)に当接しており、これにより、前記インナーケーシング86の内方への端末ハウジング84のさらなる軸線方向移動が、防止される。
【0034】
さらに、図7及び図9〜12を参照すると、前記アウターケーシング88は、第1ケーブル32及び第2ケーブル36の端部を覆うように、成形される。さらに、アウターケーシング88は、前記インナーケーシング86の管状側壁の横孔内に延入している。該アウターケーシング88は、プラスチック又はゴム材料等の非導電性材料で形成される。成形工程において、アウターケーシング88を形成する材料は、インナーケーシング86の全体に加えて、第1ケーブル32,第2ケーブル36及び端末ハウジング84の一部を覆うように、流し込まれる。従って、端末ハウジング84とインナーケーシング86の第1開口端部との境界部分はシールされ、これにより、両者の間からの汚染物の流入が防止される。さらに、前記アウターケーシングの形成材料は、前記一対の環状フランジを覆い、且つ、端末ハウジング84の環状リセス内に流入しており、これにより、防水性が保証される。
【0035】
前記インナーケーシング86の横孔は、アウターケーシング88の形成材料の該インナーケーシング86の内部への自由な流入を許容し、該形成材料が、第1〜第3導線54,56,62の各端部と、端末ピン82a,82bの接続端部とを完全に覆うように、構成されている。斯かる構成により、端末ピンと導線との間の接続部位の耐水性を向上させることができる。さらに、前記第1〜第3導線54,56,62と端末ピン82a,82bとの間の電気接続部位を完全に覆うことによって、該電気接続部位の耐久性向上及び振動による脱離防止を図ることができる。
【0036】
前記アウターケーシング88の自由端部は、好ましくは、前記端末ハウジング84の外周面から離間される。即ち、端末ハウジング84とアウターケーシング88との間には、雄型コネクタの一部を受け入れる為の環状スペースが形成される。好ましくは、前記アウターケーシング88は、開口端部に、前記雄型コネクタにおける対応環状フランジと係合する環状当接フランジを備える。好ましくは、該アウターケーシング88は、雄型コネクタの前記環状フランジが、該アウターケーシング88を径方向外方へ拡径して、該アウターケーシング88の環状フランジの径方向内方を通過し得るように、弾性を有する材料で形成される。
【0037】
図15〜23、特に、図15〜17に示すように、電気装置(センサ)22は、好ましくは、装着部(装着ブラケット)70と、センサ部72と、マグネット74(図1参照)とを備えたフロントホイール速度センサユニットとされる。前記センサ部72は、好ましくは、自転車10におけるフロントサスペンションフォーク16に装着された磁気検知可能なセンサとされ、自転車10のフロントホイール18における一のスポークに取り付けられたマグネット74を検出するようになっている。図示の形態においては、センサ部72は、マグネット74を検出する為のリードスイッチ76を備えている。前記センサ22は、自転車10のホイール18が所定角度回転又は所定数回転する毎に、パルスを発生する。センサ22は、自転車10のフロントホイール18に装着されたマグネット74を検出することによって、コンピュータ20へ自転車速度信号を送信する。即ち、センサ22は、自転車10のフロントホイール18の回転速度を検出する。該センサ22は、フロントサスペンションフォーク16への装着方法及び第2ケーブル34の接続方法を除き、一般的な構成を有している。
【0038】
前記センサ(電気装置)22は、フロントサスペンションフォーク16の非前方を向く部分に装着されるように構成されている。詳しくは、フロントサスペンションフォーク16は、貫通孔が形成された後方を向く装着プレートを有している。前記センサ22の装着部70は、貫通孔が形成されたフランジとされている。前記装着部70をフロントサスペンションフォーク16に固定する為にネジ付締結部材を使用し得るように、該装着部70の前記貫通孔には挿入ナット71(図15〜17,22及び23参照)が受け入れられている。該挿入ナット71は、前記装着部70に形成された貫通孔への弾性係合又は嵌入を容易ならしめる一対の表面処理部を有する。
【0039】
前記センサ部72は、好ましくは、カップ状の中空管状部材78aとキャップ部材78bとから構成される。両部材は、硬質剛性プラスチック材料等の非導電性材料で形成される。キャップ部材78bは、前記管状部材78aの開口端部に装着される。該管状部材78aは、閉塞端部の近傍に設けられた一対の長手方向スロット79aと、開口端部の近傍に設けられた長手方向に沿ったネジ孔79bとを備えている。前記リードスイッチ76は、前記スロット79a内に、好ましくは、嵌入又はスナップ係入(又は、弾性的保持)によって、装着される。前記キャップ部材78bは、前記管状部材78aのネジ孔79bに螺入されるネジ付締結部材79cを介して、管状部材78aに連結される。
【0040】
図15〜21に示すように、キャップ部材78bは、第2ケーブル36が挿通されるように構成された貫通孔と、ネジ付締結部材又はスクリュー79cを受け入れるように構成された段付孔とを備えている。前記第2ケーブル36は、前記キャップ部材78bに機械的に連結され、且つ、前記リードスイッチ76に電気的に接続されている。詳しくは、図17に示すように、第2ケーブル36の端部が前記キャップ部材78bの貫通孔に挿通された後、該第2ケーブル36は、該キャップ部材78bの内側面上で結び目が作られる。その後、第3導線62は、(必要に応じ)切断され、通常の方法に従ってリードスイッチ76の接続部に半田付けされる。キャップ部材78bは、その後、ネジ付締結部材79cを介して管状部材78aに固着され、前記センサ部72を形成する。前記リードスイッチ76は、第3導線62が該リードスイッチ76に半田付けされる前、又は、半田付けされた後に、前記スロット79a内に装着される。斯かる構成によって、第2ケーブル36のセンサ22からの脱離が防止される。より詳しくは、該構成は、第2ケーブル36に付加される約10.0kgFの荷重に耐えることができる。このように、該構成によって、耐久性が向上する。
【0041】
センサ22及び第2ケーブル36が一体的に接続されると、センサ22は自転車用電気コード接続構造の一部を構成することになる。当然ながら、必要及び/又は所望により、自転車用電気コネクタコード26を他の電気装置(即ち、センサ22以外の電気装置)に使用し得ることは、本開示から当業者にとって明らかである。例えば、自転車は、電気制御型ディレイラ,ブレーキ,リズムセンサ,及び,チェーン位置又は張力センサ等の複数の電気装置やセンサを備えるように構成されることができ、該電気装置やセンサに、必要及び/又は所望により、本発明に係る電気コード接続構造を適用することができる。
【0042】
図2,3,24及び25に示し、且つ、前述した通り、第1電気コネクタ30は、第2電気コネクタ34と同様の構成を備えている。詳しくは、第1電気コネクタ30は、サイズ及び形状が異なっている点、及び、端末ピン42の構成が変更されている点、を除き、前記第2電気コネクタ34と実質的に同一である。より詳しくは、第1電気コネクタ30は、(端末ピン82aと同一の)4本の端末ピン42を有し、且つ、小端末ピン82bを有していない。
【0043】
基本的に、第1電気コネクタ30は、(第2電気コネクタ34のように第1ケーブル32及び第2ケーブル36の双方を受け入れるのではなく)第1ケーブル32の一部のみを受け入れる為、第2電気コネクタ34よりも小さくされる。さらに、該第1電気コネクタ30には、小端末ピン82bが使用されていない。即ち、第1電気コネクタ30における4本の端末ピン42は全て、サイクルコンピュータ20の雄型コネクタにおけるレセプタピンと接続するように構成されている。該第1電気コネクタ30は、第2電気コネクタ34と同様の方法で形成される。該第1電気コネクタ30と前記第2電気コネクタ34との共通性に鑑み、該第1電気コネクタ30については、これ以上の詳細な説明及び/又は図示を省略する。前記第2電気コネクタ34との共通部分については、前記第2電気コネクタの説明が該第1電気コネクタ30にも適用されることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。
【0044】
次に、図1,2及び26を参照しつつ、サスペンションユニット24を備えたフロントサスペンションフォーク16について、詳細に説明する。該フロントサスペンションフォーク16の詳細構成は、本発明にとって重要ではない。本発明は、現在、存在する種々の自転車用調節可能サスペンションに適用し得る。好ましくは、フロントサスペンションフォーク16は、本発明実施する為に変更された油圧ダンピング機構を備えた2つの一般的な空圧緩衝装置を利用し得る。
【0045】
説明簡略の為に、前記フロントサスペンションフォーク16における一のサスペンションユニット24のみを説明及び図示する。しかしながら、前記フロントサスペンションフォーク16を形成する為に、一対の緩衝装置又はサスペンションユニット24が使用されることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。
【0046】
図26に示すように、各サスペンションユニット24は、該ユニット24内に内部空間93,94,95を形成する外側管状部材91及び内側管状部材92を備えている。前記外側管状部材91は装着部材96によってフロントホイール18のフロントハブに連結され、前記内側管状部材92は装着部材97によってメインフレーム12に連結される。前記外側管状部材91は、前記内側管状部材92の底端部92aを受け入れる下方油圧空間を有している。前記内側管状部材92の底端部92aは、複数のオリフィスを有するピストンを備えている。該オリフィス98は、油圧流体が前記下方油圧空間93から前記内側管状部材92のピストンによって画される上方油圧空間94へ流入し得るように、該油圧空間93,94を流体的に連通している。前記内側管状部材92は、さらに、前記上方油圧空間94の上方に形成される空間又は空気室95を備えている。
【0047】
前記空気室95及び上方油圧空間94は、軸線方向に沿って摺動するピストン99によって分離されている。前記空気室95内にはコイルスプリング100が収容されている。サスペンションユニット24の剛性は、前記オリフィス98の開口幅を変化させる為に回転自在に装着されたコントロールディスク101を用いて、該オリフィス98の開口幅を変化させることによって、制御される。好ましくは、サスペンションユニット24のコントロールディスク101は、該コントロールディスク101を回転させる電動モータ102によって、制御される。
【0048】
前記電動モータ102は、サスペンションユニット24の剛性を調整する為に、該電動モータ102を選択的に操作するサイクルコンピュータ20に電気的に接続されている。詳しくは、各サスペンションユニット24の電動モータ102が、同一電気信号及び/又は同一制御信号を受信するように(即ち、サスペンションユニット24が同一緩衝特性を有し得るように)、通常の方法に従い、一対の電気接触部104に電気的に接続されている。前記フロントサスペンションフォーク16の雄型コネクタにおける一対の電気接続部105は、通常の方法に従い、雌型コネクタにおける電気接触部及び一対の端末ピンに電気的に接続される。このようにして、オリフィス98及びコントロールディスク101は、サイクルコンピュータ20を介して自動的に調整されるサスペンションコントロールバルブ103を構成している。該サスペンションユニット24における電動モータ102及びフロントシリンダコントロールバルブ103は、サイクルコンピュータ20に基づき、フロントサスペンションフォーク16の硬さ又は柔らかさを変化又は調整するフロントコントローラ又はフロント調整機構を構成する。
【0049】
もちろん、サスペンションユニット24の剛性を調整する為に、他のタイプの調整機構が使用し得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。さらに、本発明を実施する為に、必要及び/又は所望により、種々の一般的な回路(コンデンサ,抵抗等)をフロントサスペンションフォーク16に適用し得ることも、本開示から当業者にとって明きからであろう。又、必要及び/又は所望により、自転車用電気コネクタコード26を、ブレーキ,ディレイラ等の電気制御型又は電気操作型部品に使用し得ることも、本開示から当業者にとって明きからである。
【0050】
なお、本明細書で用いられている「略」,「実質的に」,「約」及び「ほぼ」等の程度を示す用語は、本発明の作用を果たす範囲内において所定の変更態様が可能であることを意味している。従って、これらの用語は、限定的な記載が無い限り、少なくとも±5%の変更幅を有するものと解釈される。
【0051】
本発明を説明するために前記実施の形態のみを選択したが、特許請求の範囲において画される本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び改良が可能であることは、本開示の内容から当業者にとり明白であろう。さらに、本発明に係る前記実施の形態の説明は、本発明の理解の為にのみなされたものであり、特許請求の範囲によって画される本発明の範囲及びその均等範囲を制限するものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、少なくとも3個所の電気装置間を電気的に接続する電気コード接続構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、自転車コンピュータ,電気制御フロントサスペンション,及び,フロントホイールセンサを備えた自転車であって、本発明の好ましい実施の形態に係る自転車用電気コネクタコードを用いた自転車の部分側面図である。
【図2】図2は、図1に示す自転車を後方から視た外観図であり、自転車用電気コネクタコードと自転車コンピュータ,フロントホイールセンサ及びフロントサスペンションフォークとの接続構造を示す為に自転車フレームの一部を切り欠いた状態で示している。
【図3】図3は、図1及び図2に示す自転車用電気コネクタコードの拡大外観図であり、第1及び第2電気コネクタと第1及び第2ケーブルとを示している。
【図4】図4は、図1〜図3に示す自転車用電気コネクタコードにおける(フロントフォーク用)第2電気コネクタの拡大側面図である。
【図5】図5は、図4に示す第2電気コネクタを一方側から視た端面図であり、第1及び第2ケーブル断面で示している。
【図6】図6は、図4及び図5に示す第2電気コネクタを他方側から視た端面図である。
【図7】図7は、図4における7−7線に沿った,図4〜図6に示す第2電気コネクタの縦断面図であり、第1及び第2ケーブルを外形線で示している。
【図8】図8は、図1〜図3に示す自転車用電気コネクタコードにおける第1及び第2ケーブルの部分斜視図であり、個々の銅線が図4〜図7に示す電気コネクタの端末ピンに接続されている状態を示している
【図9】図9は、図4〜図7に示す第2電気コネクタにおけるインナーケーシングの縦断面図である。
【図10】図10は、図9に示すインナーケーシングの右端面図である。
【図11】図11は、図9における11−11線に沿った,図7,9及び10に示すインナーケーシングの横断面図である。
【図12】図12は、図9における12−12線に沿った,図7,9及び10に示すインナーケーシングの横断面図である。
【図13】図13は、図4〜図7に示す第2電気コネクタにおける保持リングの側面図である。
【図14】図14は、図13に示す保持リングの端面図である。
【図15】図15は、図1における15−15線に沿った,図1及び図2に示すフロントサスペンションフォークの左部の拡大部分断面図である。
【図16】図16は、図9に示すフロントホイールセンサの外観図であり、前記フロントサスペンションフォークから取り外した状態を示している。
【図17】図17は、図15及び図16に示すフロントホイールセンサを後方から視た端面図である。
【図18】図18は、図1〜図3及び図15〜図17に示すセンサにおけるキャップ部材の拡大平面図である。
【図19】図19は、図18に示すキャップ部材の側面図である。
【図20】図20は、図18及び図19に示すキャップ部材の底面図である。
【図21】図21は、図20における21−21線に沿った,図18〜図20に示すキャップ部材の断面図である。
【図22】図22は、図1〜図3及び図15〜図17に示すセンサにおける挿入ナットの拡大部分縦断面図である。
【図23】図23は、図22に示す挿入ナットの端面図である。
【図24】図24は、図2及び図3に示す第1電気コネクタの拡大縦断面図である。
【図25】図25は、図1〜図3に示す自転車用電気コネクタコードにおける第1ケーブルの部分斜視図であり、個々の導線が図24に示す電気コネクタの端末ピンに接続されている状態を示している。
【図26】図26は、図2における26−26線に沿った,図1及び図2に示すフロントサスペンションフォークの右部の拡大部分縦断面図であり、締結部材及び雄型コネクタを破線で示している。
【符号の説明】
10 自転車
12 フレーム
20 サイクルコンピュータ(電気装置)
22 センサ(電気装置)
24 サスペンションユニット(電気装置)
30 第1電気コネクタ
34 第2電気コネクタ
40 第1コネクタ本体
42 端末ピン(第1電気接続部)
32 第1ケーブル
36 第2ケーブル
50 第1導電性部材
52 第2導電性部材
54 第1導線
56 第2導線
60 第3導電性部材
62 第3導線
70 装着部
76 リードスイッチ
82a 端末ピン(第2電気接続部)
82b 小端末ピン(第3電気接続部)

Claims (10)

  1. 複数の第1電気接続部を有する第1コネクタ本体を備えた第1電気コネクタと、
    前記複数の第1電気接触部における対応する電気接触部に、それぞれ、電気的に接続された第1及び第2導電性部材を有する第1ケーブルと、
    前記第1導電性部材に電気的に接続された少なくとも一つの第2電気接続部を有する第2コネクタ本体を備えた第2電気コネクタと、
    前記第2導電性部材に電気的に接続された第3導電性部材を有し、前記第2電気コネクタから延びる第2ケーブルと、
    前記第3導電性部材に電気的に接続された電気装置とを備え
    前記第2導電性部材は、前記第2電気コネクタにおける少なくとも一つの第3電気接続部を介して、該第2電気コネクタ内において、前記第3導電性部材に電気的に接続されていることを特徴とする自転車用電気コード接続構造。
  2. 前記電気装置は、検出されたパラメータを示す信号を生成するセンサであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用電気コード接続構造。
  3. 前記センサは、リードスイッチを有していることを特徴とする請求項2に記載の自転車用電気コード接続構造。
  4. 前記センサは、装着ブラケットを有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の自転車用電気コード接続構造。
  5. 前記第1導電性部材は、複数の第1導線を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の自転車用電気コード接続構造。
  6. 前記第2及び第3導電性部材は、それぞれ、複数の第2及び第3導線を有していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の自転車用電気コード接続構造。
  7. 前記第2導線は、前記第2電気コネクタにおける少なくとも一つの第3電気接続部を介して、該第2電気コネクタ内において、前記第3導線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の自転車用電気コード接続構造。
  8. 電気コネクタコードを自転車に取り付ける方法であって、
    第1ケーブルの第1端部が電気的に接続された第1電気コネクタを、自転車に設けられたディスプレイユニットに装着する工程と、
    前記第1ケーブルの第2端部が電気的に接続された第2電気コネクタを、自転車における非前方方向を向く部分に設けられた第1電気装置に装着する工程と、
    第2ケーブルの第1端部を前記第2電気コネクタに電気的に接続することで、該第2ケーブルを自転車における非前方方向を向く部分に装着する工程と、
    前記第2ケーブルの第2端部が電気的に接続された第2電気装置を、自転車における非前方方向を向く部分に装着する工程とを含むことを特徴とする電気コネクタコード取付方法。
  9. 前記第2電気装置は、検出されたパラメータを示す信号を生成するセンサであることを特徴とする請求項に記載の電気コネクタコード取付方法。
  10. 前記第1電気装置は、フロントサスペンションフォークであることを特徴とする請求項又はに記載の電気コネクタコード取付方法。
JP2002058843A 2001-03-09 2002-03-05 自転車用電気コード接続構造 Expired - Fee Related JP3547425B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/801,835 US6600411B2 (en) 2001-03-09 2001-03-09 Bicycle electrical connector cord
US09/801835 2001-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308172A JP2002308172A (ja) 2002-10-23
JP3547425B2 true JP3547425B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=25182141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002058843A Expired - Fee Related JP3547425B2 (ja) 2001-03-09 2002-03-05 自転車用電気コード接続構造

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6600411B2 (ja)
EP (1) EP1238902B1 (ja)
JP (1) JP3547425B2 (ja)
CN (1) CN1232008C (ja)
CZ (1) CZ2002873A3 (ja)
DE (1) DE60217983T2 (ja)
TW (1) TWI244993B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6609722B1 (en) * 2000-09-14 2003-08-26 Shimano Inc. Bicycle crown or crown cover with electrical connector support
JP4010834B2 (ja) * 2002-03-19 2007-11-21 本田技研工業株式会社 スロットルセンサの取付構造
US6848930B2 (en) * 2003-01-15 2005-02-01 Shimano, Inc. Electrical connector with resilient retaining ring to restrict radial expansion
EP1460731B1 (en) * 2003-03-21 2007-08-15 Campagnolo S.R.L. Units for controlling the operating functions of a cycle
JP3779702B2 (ja) * 2003-06-27 2006-05-31 株式会社シマノ 自転車用フロントフォーク、自転車用ハブ、及びそれらを備えた自転車用電力供給システム
US7048546B2 (en) * 2003-08-12 2006-05-23 Shimano Inc. Bicycle hub dynamo assembly
US6905131B2 (en) * 2003-08-12 2005-06-14 Shimano Inc. Bicycle suspension assembly
JP2005119609A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Yamaha Motor Co Ltd スクータ型自動二輪車
US7243937B2 (en) * 2005-02-18 2007-07-17 Shimano, Inc. Bicycle control apparatus
US7267352B2 (en) * 2005-02-18 2007-09-11 Shimano, Inc. Apparatus for mounting an electrical component to a bicycle
US20060186158A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-24 Shimano, Inc. Water resisting apparatus for a bicycle electrical component
JP4065286B2 (ja) * 2005-08-09 2008-03-19 株式会社シマノ 自転車電動ディレーラ
TW200717950A (en) * 2005-10-28 2007-05-01 Shimano Kk Bicycle wiring connector apparatus
ITMI20071352A1 (it) 2007-07-06 2009-01-07 Campagnolo Srl Kit di strumentazione di una bicicletta e bicicletta comprendente tale kit
JP2009161011A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
EP2770226B1 (en) 2008-01-24 2015-12-02 Cycling Sports Group, Inc. Bicycle user interface system and method of operation thereof
US20100010709A1 (en) * 2008-01-24 2010-01-14 Cannondale Bicycle Corporation Bicycle distributed computing arrangement and method of operation
US8643722B2 (en) * 2008-10-08 2014-02-04 Cerevellum Design, Llc Rear-view display system for a bicycle
JP5861078B2 (ja) * 2011-09-02 2016-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクター収納用ケースおよび自転車
US8825322B1 (en) * 2013-04-15 2014-09-02 Shimano Inc. Bicycle component controlling apparatus
US10370060B2 (en) * 2015-10-30 2019-08-06 Shimano Inc. Bicycle electrical component assembly
JP6249239B2 (ja) * 2015-03-11 2017-12-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 多芯ケーブルのシール構造
CN106159607A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 佳承精工股份有限公司 改良的自行车缆线
JP7236799B2 (ja) 2017-07-11 2023-03-10 株式会社シマノ 自転車用制御装置およびこれを備える自転車用サスペンションシステム
IT201800005099A1 (it) * 2018-05-07 2019-11-07 Dispositivo ammortizzatore per una sospensione di una bicicletta
US11608139B2 (en) * 2019-05-13 2023-03-21 Shimano Inc. Bicycle rear derailleur
US11535339B2 (en) * 2019-08-30 2022-12-27 Shimano Inc. Bicycle derailleur
US11891146B2 (en) 2019-12-17 2024-02-06 Sram, Llc Bicycle suspension components and electronic monitoring devices

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4054295A (en) * 1976-08-16 1977-10-18 General Motors Corporation Vehicle body support and leveler device
DE3642354A1 (de) * 1986-12-11 1988-06-16 Fichtel & Sachs Ag Trennbare mechanische und elektrische verbindung eines elektronischen anzeige-geraetes mit einem zugeordneten halter an fahrzeugen
AU3679095A (en) * 1994-09-20 1996-04-09 Stratos Sports, Inc. Bicycle suspension system and shock absorber therefor
US5514041A (en) * 1994-11-21 1996-05-07 Hsu; Yi-Hsung Electronic bicycle derailleur control apparatus
US6047230A (en) * 1997-02-27 2000-04-04 Spencer; Marc D. Automatic bicycle transmission
JP3080222B2 (ja) * 1997-06-24 2000-08-21 株式会社シマノ 自転車用フラットケーブルコネクタ
US6012353A (en) * 1998-02-13 2000-01-11 Shimano, Inc. Gear position sensing unit
TW379807U (en) * 1999-05-31 2000-01-11 Echowell Electronic Co Ltd Electronic cycle computer used for bicycle
US6453262B1 (en) * 1999-12-24 2002-09-17 Shimano, Inc. Method and apparatus for selecting a processing mode for a bicycle computer
US6367833B1 (en) * 2000-09-13 2002-04-09 Shimano, Inc. Automatic shifting control device for a bicycle

Also Published As

Publication number Publication date
CN1374724A (zh) 2002-10-16
DE60217983D1 (de) 2007-03-22
JP2002308172A (ja) 2002-10-23
US20020127907A1 (en) 2002-09-12
CN1232008C (zh) 2005-12-14
CZ2002873A3 (cs) 2002-10-16
US6600411B2 (en) 2003-07-29
EP1238902B1 (en) 2007-02-07
DE60217983T2 (de) 2007-12-06
EP1238902A2 (en) 2002-09-11
TWI244993B (en) 2005-12-11
EP1238902A3 (en) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3547425B2 (ja) 自転車用電気コード接続構造
JP3560592B2 (ja) 電気コネクタ
US6848930B2 (en) Electrical connector with resilient retaining ring to restrict radial expansion
JP3498080B2 (ja) 自転車用の電気コネクタ
US7100932B2 (en) Integrated control and power unit for use aboard a bicycle
US10086907B2 (en) Bicycle electrical component
US7779724B2 (en) Electrical bicycle shift control device
US20070157902A1 (en) Throttle position sensor
JP2006062643A (ja) 自転車用部品の入力回路
US6012353A (en) Gear position sensing unit
US6127638A (en) Combination switch
US6670564B2 (en) Lever apparatus for vehicle
JPH04104088U (ja) 自転車用部品の取付装置
JP3979759B2 (ja) 転倒検出スイッチ
JPH11194036A (ja) ステアリングアングルセンサユニット
JPH03120879A (ja) ランプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040707

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees