JP3546470B2 - 送信機及び受信機及び両者を備えた固有コード登録装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車などに組み付けられた受信機へトランスミッタに記憶された固有コードを登録するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車などにおいては、いわゆるキーレスシステムが装備されることがある。これは、運転者が携行するトランスミッタから送出される無線信号を車載受信機で受信して、例えばドアの施錠装置を施錠もしくは解錠するようにしたもので、例えば自動車の各ドアから乗員を乗せる場合に、自動車から離れた位置から各ドアを一斉に解錠して他の乗員を待たせることなく乗車させることができるばかりでなく、荷物を積み降ろしする場合に、自動車から離れた位置から施錠もしくは解錠することができて、自動車の傍で施錠もしくは解錠のために荷物を一旦手放さなければならないといった面倒が回避されることになる。
【0003】
ところで、この種のキーレスシステムにおいては、リモートコントロールによって解錠できることから、保安性が特に要求される。そこで、一般には、トランスミッタに内蔵したメモリに予め固有コード(以下、IDコードという)を記憶させると共に、このIDコードを操作信号と共に発信させ、車載受信機においては、受信したIDコードと予め登録したIDコードとを比較して、両者が一致したときに施錠装置を操作信号に従って作動させるようになっている。したがって、自動車工場などにおいては、受信機側のIDコードとトランスミッタ側のIDコードとを一致させた状態で出荷する必要がある。
【0004】
このような要求に対しては、予め受信機側とトランスミッタ側とに同一のIDコードを記憶させておくことも考えられるが、受信機とトランスミッタとを一対で管理しなければならず、管理上の困難性がある。
【0005】
そこで、例えば実開平2−105469号公報に開示されているように、車載受信機に備えられたリセットスイッチをON操作してメモリを書込モードに設定すると共に、その状態でトランスミッタから送出されるIDコードをメモリに登録させることが考えられる。これによれば、受信機とトランスミッタとを別々に管理することができるので、上記の問題が解消されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の従来技術のように、リセットスイッチの操作によって受信機側にIDコードを登録するようにすると、次のような問題が予想される。
【0007】
つまり、一般にリセットスイッチは、その性質上、車外から簡単に操作できないところに配置されるのが通例である。したがって、工場などで車載受信機を車体に組み付けた後にIDコードを登録する際には、その都度、車室内に入り込んでリセットスイッチを操作しなければならず、作業性が極めて悪化することになるのである。
【0008】
この発明は、受信機にトランスミッタと同一のIDコードを登録する場合における上記の問題に対処するもので、IDコードの登録時の作業性を向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の請求項1の発明(以下、第1発明という)に係る送信機は、固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードとを読み込んで両者を送信する送信手段とを設け、かつ、該送信手段を、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成したことを特徴とする。
【0013】
また、本願の請求項2の発明(以下、第2発明という)に係る固有コード登録装置は、送信機と受信機とを備え、送信機に、固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードを読み込んで両者を送信する送信手段とを設けると共に、上記受信機に、固有コードを記憶する固有コード記憶手段と、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、上記固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて、該記憶手段に上記固有コードを登録する登録手段とを設け、かつ、該送信手段を、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成したことを特徴とする。
【0015】
また、本願の請求項3の発明(以下、第3発明という)に係る固有コード登録装置は、上記第2発明における登録手段を、初回時のみ起動コードに従って受信機の固有コード記憶手段に固有コードを登録するように構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】
上記の構成によれば次のような作用が得られる。
【0017】
すなわち、第1発明に係る送信機の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。
【0018】
そして、第1発明に係る送信機の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、操作性が向上することになる。
【0021】
さらに、第2、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信機から送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。また、受信機は、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて上記固有コードを登録するようになっているので、リセットスイッチを操作することなく固有コードを登録することが可能となって、受信機に固有コードを登録する際の作業性が向上することになる。
【0022】
そして、第2発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、上記第1発明と同様に操作性が向上することになる。
【0023】
また、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、初回時のみ起動コードに従って固有コードを登録するようになっているので、2回目からはリセットスイッチを使用しなければ固有コードを登録することができず、保安性が向上することになる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0025】
まず、図1により、本発明に係る固有コード登録装置の一部を構成する受信機1の回路構成の概略を説明する。この受信機1には、CPU、ROM、RAM、各種のインターフェースなどが1チップに集積されたマイクロコンピュータ2と、IDコードを記憶するEEPROM3と、受信部4と、ロックモータ5を駆動するモータ駆動部6とが設けられている。そして、マイクロコンピュータ2にEEPROM3が接続されている。
【0026】
上記受信部4は、アンテナ7によって受信される高周波信号を増幅する高周波増幅回路8と、該増幅回路8の出力信号と局部発信回路9から出力された中間周波数とを混合して増幅する中間周波増幅回路10と、該増幅回路10から出力された出力信号をディジタル信号に復調する復調回路11とを有し、該復調回路11の出力が上記マイクロコンピュータ2に入力されるようになっている。
【0027】
また、上記モータ駆動部6は、マイクロコンピュータ2の出力がハイレベルになったときにONする第1、第2トランジスタ12,13と、これらのトランジスタ12,13のON時にそれぞれ導通される第1、第2コイル14,15とを有する。そして、第1コイル14の導通時には、ロックモータ5の給電回路20における第1スイッチ21が鎖線で示すように電源側に切り換わることにより、電源から第1スイッチ21、ロックモータ5及び第2スイッチ22を経てX方向に電流が流れ、これによりロックモータ5が施錠方向に回転する。また、第2コイル15の導通時には、上記給電回路20における第2スイッチ22が電源側に切り換わることにより、電源から第2スイッチ22、ロックモータ5及び第1スイッチ21を経てY方向に電流が流れ、これによりロックモータ5が解錠方向に回転する。
【0028】
ここで、例えば図2に示すように、トランスミッタ30に備えられたロックボタン31をON操作したときには、その操作指令に対応する機能コードと共に送信される送信電波に含まれるIDコードが受信機側のEEPROM3に記憶されたIDコードと一致するときに、マイクロコンピュータ2の作動により第1トランジスタ12がONとなり、これによって上記ロックモータ5が施錠方向に回転することになる。また、上記トランスミッタ30に備えられたアンロックボタン32をON操作したときには、上記と同様のプロセスを経て、受信機側のマイクロコンピュータ2の作動により第2トランジスタ13がONとなり、これによって上記ロックモータ5が解錠方向に回転することになる。
【0029】
一方、上記受信機1と共に固有コード登録装置を構成する送信機40は、図2に示すように、電磁波的にシールドされた筐体41を有すると共に、該筐体41の上面に形成された開口部42に、上記トランスミッタ30が上下方向に挿脱自在とされている。そして、この筐体41の内部には、トランスミッタ30の挿入状態を検知するリミットスイッチ43と、軸方向に進退するプランジャ44を備えたアクチュエータ45と、回路基板46とが設置されている。その場合に、上記リミットスイッチ43は上記開口部42の下方に配置されていると共に、アクチュエータ45は、上記プランジャ44が鎖線で示した挿入状態のトランスミッタ30のアンロックボタン32に対峙するように配置されている。また、上記回路基板46にはトランスミッタ30からの送信電波を受信する受信アンテナ47が付設されている。そして、送信アンテナ48が筐体41の外部に設けられている。
【0030】
次に、図3により、上記トランスミッタ30及び送信機40の回路構成の概略を説明する。
【0031】
上記トランスミッタ30には、ロックボタン31及びアンロックボタン32に加えて、マイクロコンピュータ33と、IDコードを記憶させたEEPROM34と、送信部35とが設けられている。そして、マイクロコンピュータ33にEEPROM34が接続されていると共に、上記ロックボタン31からのON−OFF信号と、アンロックボタン32からのON−OFF信号とがそれぞれマイクロコンピュータ33に入力されるようになっている。
【0032】
また、上記送信部35は、マイクロコンピュータ33から出力されるディジタル信号を高周波信号で変調する変調回路36と、該変調回路36の出力を増幅する高周波増幅回路37とを有し、該増幅回路37で増幅された高周波信号がアンテナ38から送信されるようになっている。
【0033】
その場合に、上記マイクロコンピュータ33は次のように作動する。
【0034】
つまり、マイクロコンピュータ33は、例えばアンロックボタン32がONされると、内蔵したROMからアンロック指令に相当する機能コードを呼び出すと共に、EEPROM34からIDコードを呼び出す。そして、図4に示すように、先頭のスタートパルス61に続く第1データエリア62と、第2データエリア63に続く第3データエリア64とにそれぞれIDコードをセットすると共に、上記第2データエリア63と第4データエリア65とにそれぞれアンロック指令に相当する機能コードをセットした上で、エンドパルス66を付加して送信出力1を生成し、該送信出力1を上記送信部35の変調回路36に出力する。したがって、上記送信出力1に従って変調された高周波信号が高周波増幅回路37を経てアンテナ38から送信されることになる。
【0035】
一方、上記送信機40に設けられた回路基板46には、図3に示すように、マイクロコンピュータ49と、受信部50と、送信部51とが設けられている。
【0036】
このうち受信部50は、受信アンテナ47によって受信される高周波信号を増幅する高周波増幅回路52と、該増幅回路52の出力信号と局部発信回路53から出力された中間周波数とを混合して増幅する中間周波増幅回路54と、該増幅回路54から出力された出力信号をディジタル信号に復調する復調回路55とを有し、該復調回路55の出力が上記マイクロコンピュータ49に入力されるようになっている。
【0037】
また、上記送信部51は、マイクロコンピュータ49から出力されるディジタル信号を高周波信号で変調する変調回路56と、該変調回路56の出力を増幅する高周波増幅回路57とを有し、該増幅回路57で増幅された高周波信号が送信アンテナ48から送信されるようになっている。
【0038】
その場合に、上記マイクロコンピュータ49は次のように作動する。
【0039】
すなわち、マイクロコンピュータ49は、受信アンテナ47の受信電波から復調されたトランスミッタ30からの送信出力1を入力すると、該送信出力1に含まれるIDコードを一旦記憶した上で、内蔵したROM58に記憶させた受信機1のEEPROM3の起動コードを呼び出す。そして、図5に示すように、先頭のスタートパルス71に続く第1データエリア72に起動コードをセットした上で、空白部73に続く第2データエリア74に上記IDコードをセットする。そして、第2データエリア74に続いて空白部75を介して第3データエリア76を形成して、この第3データエリア76に再度起動コードをセットすると共に、空白部77に続く第4データエリア78に再びIDコードをセットした上で、エンドパルス79を付加して送信出力2を生成し、該送信出力2を上記送信部51の変調回路56に出力する。したがって、上記送信出力2に従って変調された高周波信号が高周波増幅回路57を経て送信アンテナ48から送信されることになる。
【0040】
また、上記送信機40には、リミットスイッチ43のON−OFF信号が入力される増幅回路59が設けられていると共に、該増幅回路59の出力側にアクチュエータ45が接続されている。
【0041】
したがって、トランスミッタ30を送信機40の筐体41の開口部42から挿入して、図2の鎖線で示すようにリミットスイッチ43に当接する位置まで差し込んだときには、アクチュエータ45のプランジャ44が鎖線で示すように前方へ突出し、これによってアンロックボタン32のON操作が自動的に行われることになる。その場合に、プランジャ44は所定時間突出した後、自動的に後退するようになっている。
【0042】
送信機40からの送信出力2を受信した受信機側のマイクロコンピュータ2は、該送信出力2に含まれるIDコードをEEPROM3に書き込むのであるが、この実施例においてはIDコードの書込動作が図6のフローチャートに示すように次のように行われる。
【0043】
すなわち、マイクロコンピュータ2は、ステップS1で受信信号がフレーム構成に起動コードが含まれる送信出力2であるか否かを判定して、送信出力2であると判定したときにはステップS2に進んでEEPROM3のビットの値が全て“0”か否かを判定する。すなわち、EEPROM3が何も書き込まれていないフレッシュな状態かどうかを判定するのである。この判定は、例えばサムチェックによって行われる。
【0044】
マイクロコンピュータ2は、上記ステップS2においてEEPROM3の各ビットの値が全て“0”であると判定したときには、上記起動コードに従ってEEPROM3をリフレッシュした上で、該EEPROM3に上記送信出力2から取り出したIDコードを書き込む(ステップS3)。したがって、受信機1のEEPROM3にはトランスミッタ30のEEPROM34に記憶されているIDコードと同一のIDコードが登録されることになる。
【0045】
次に、本実施例の作用を図7のタイムチャートを参照して説明する。
【0046】
すなわち、トランスミッタ30を送信機40の筐体41の開口部42から挿入して、図2の鎖線で示すようにリミットスイッチ43に当接する位置まで差し込んだときには、該リミットスイッチ43がONしてアクチュエータ45が作動し、それに伴ってトランスミッタ30から送出される送信出力1(符号ア参照)が送信機40のマイクロコンピュータ49に入力される。そして、上記送信出力1に含まれるIDコードを含む送信出力2が、符号イで示すように上記マイクロコンピュータ49から出力されることになる。この送信出力2が高周波信号で変調された上で送信アンテナ48から送信されると共に、受信機1で受信された後再び送信出力2に復調された上で、受信機側のマイクロコンピュータ2に入力されることになる。その場合に、受信機側のEEPROM3の各ビットの値が全て“0”であるときのみ、つまり初回時のみ該EEPROM3に送信出力2に含まれるIDコードが上記起動コードに従って書き込まれることになる。
【0047】
なお、この実施例においては、送信機40にトランスミッタ30を装着したときに自動的にアンロックボタン32がON操作されるようになっているが、手動でボタン操作を行うようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、第1発明に係る送信機の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。
【0049】
そして、第1発明に係る送信機の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、操作性が向上することになる。
【0052】
さらに、第2、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信機から送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。また、受信機は、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて上記固有コードを登録するようになっているので、リセットスイッチを操作することなく固有コードを登録することが可能となって、受信機に固有コードを登録する際の作業性が向上することになる。
【0053】
そして、第2発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、上記第1発明と同様に操作性が向上することになる。
【0054】
また、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、初回時のみ起動コードに従って固有コードを登録するようになっているので、2回目からはリセットスイッチを使用しなければ固有コードを登録することができず、保安性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信機のブロック回路図である。
【図2】トランスミッタ及び送信機の概略構成を示す側面図である。
【図3】トランスミッタ及び送信機のブロック回路図である。
【図4】トランスミッタから出力される送信出力のフレーム構成を示す模式図である。
【図5】送信機から出力される送信出力のフレーム構成を示す模式図である。
【図6】受信機側のマイクロコンピュータの作動を示すフローチャート図である。
【図7】実施例の作用を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 受信機
2 マイクロコンピュータ
3 EEPROM
30 トランスミッタ
34 EEPROM
40 送信機
43 リミットスイッチ
45 アクチュエータ
47 受信アンテナ
49 マイクロコンピュータ
58 ROM
50 受信部
51 送信部
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車などに組み付けられた受信機へトランスミッタに記憶された固有コードを登録するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車などにおいては、いわゆるキーレスシステムが装備されることがある。これは、運転者が携行するトランスミッタから送出される無線信号を車載受信機で受信して、例えばドアの施錠装置を施錠もしくは解錠するようにしたもので、例えば自動車の各ドアから乗員を乗せる場合に、自動車から離れた位置から各ドアを一斉に解錠して他の乗員を待たせることなく乗車させることができるばかりでなく、荷物を積み降ろしする場合に、自動車から離れた位置から施錠もしくは解錠することができて、自動車の傍で施錠もしくは解錠のために荷物を一旦手放さなければならないといった面倒が回避されることになる。
【0003】
ところで、この種のキーレスシステムにおいては、リモートコントロールによって解錠できることから、保安性が特に要求される。そこで、一般には、トランスミッタに内蔵したメモリに予め固有コード(以下、IDコードという)を記憶させると共に、このIDコードを操作信号と共に発信させ、車載受信機においては、受信したIDコードと予め登録したIDコードとを比較して、両者が一致したときに施錠装置を操作信号に従って作動させるようになっている。したがって、自動車工場などにおいては、受信機側のIDコードとトランスミッタ側のIDコードとを一致させた状態で出荷する必要がある。
【0004】
このような要求に対しては、予め受信機側とトランスミッタ側とに同一のIDコードを記憶させておくことも考えられるが、受信機とトランスミッタとを一対で管理しなければならず、管理上の困難性がある。
【0005】
そこで、例えば実開平2−105469号公報に開示されているように、車載受信機に備えられたリセットスイッチをON操作してメモリを書込モードに設定すると共に、その状態でトランスミッタから送出されるIDコードをメモリに登録させることが考えられる。これによれば、受信機とトランスミッタとを別々に管理することができるので、上記の問題が解消されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の従来技術のように、リセットスイッチの操作によって受信機側にIDコードを登録するようにすると、次のような問題が予想される。
【0007】
つまり、一般にリセットスイッチは、その性質上、車外から簡単に操作できないところに配置されるのが通例である。したがって、工場などで車載受信機を車体に組み付けた後にIDコードを登録する際には、その都度、車室内に入り込んでリセットスイッチを操作しなければならず、作業性が極めて悪化することになるのである。
【0008】
この発明は、受信機にトランスミッタと同一のIDコードを登録する場合における上記の問題に対処するもので、IDコードの登録時の作業性を向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の請求項1の発明(以下、第1発明という)に係る送信機は、固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードとを読み込んで両者を送信する送信手段とを設け、かつ、該送信手段を、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成したことを特徴とする。
【0013】
また、本願の請求項2の発明(以下、第2発明という)に係る固有コード登録装置は、送信機と受信機とを備え、送信機に、固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードを読み込んで両者を送信する送信手段とを設けると共に、上記受信機に、固有コードを記憶する固有コード記憶手段と、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、上記固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて、該記憶手段に上記固有コードを登録する登録手段とを設け、かつ、該送信手段を、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成したことを特徴とする。
【0015】
また、本願の請求項3の発明(以下、第3発明という)に係る固有コード登録装置は、上記第2発明における登録手段を、初回時のみ起動コードに従って受信機の固有コード記憶手段に固有コードを登録するように構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】
上記の構成によれば次のような作用が得られる。
【0017】
すなわち、第1発明に係る送信機の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。
【0018】
そして、第1発明に係る送信機の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、操作性が向上することになる。
【0021】
さらに、第2、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信機から送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。また、受信機は、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて上記固有コードを登録するようになっているので、リセットスイッチを操作することなく固有コードを登録することが可能となって、受信機に固有コードを登録する際の作業性が向上することになる。
【0022】
そして、第2発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、上記第1発明と同様に操作性が向上することになる。
【0023】
また、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、初回時のみ起動コードに従って固有コードを登録するようになっているので、2回目からはリセットスイッチを使用しなければ固有コードを登録することができず、保安性が向上することになる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0025】
まず、図1により、本発明に係る固有コード登録装置の一部を構成する受信機1の回路構成の概略を説明する。この受信機1には、CPU、ROM、RAM、各種のインターフェースなどが1チップに集積されたマイクロコンピュータ2と、IDコードを記憶するEEPROM3と、受信部4と、ロックモータ5を駆動するモータ駆動部6とが設けられている。そして、マイクロコンピュータ2にEEPROM3が接続されている。
【0026】
上記受信部4は、アンテナ7によって受信される高周波信号を増幅する高周波増幅回路8と、該増幅回路8の出力信号と局部発信回路9から出力された中間周波数とを混合して増幅する中間周波増幅回路10と、該増幅回路10から出力された出力信号をディジタル信号に復調する復調回路11とを有し、該復調回路11の出力が上記マイクロコンピュータ2に入力されるようになっている。
【0027】
また、上記モータ駆動部6は、マイクロコンピュータ2の出力がハイレベルになったときにONする第1、第2トランジスタ12,13と、これらのトランジスタ12,13のON時にそれぞれ導通される第1、第2コイル14,15とを有する。そして、第1コイル14の導通時には、ロックモータ5の給電回路20における第1スイッチ21が鎖線で示すように電源側に切り換わることにより、電源から第1スイッチ21、ロックモータ5及び第2スイッチ22を経てX方向に電流が流れ、これによりロックモータ5が施錠方向に回転する。また、第2コイル15の導通時には、上記給電回路20における第2スイッチ22が電源側に切り換わることにより、電源から第2スイッチ22、ロックモータ5及び第1スイッチ21を経てY方向に電流が流れ、これによりロックモータ5が解錠方向に回転する。
【0028】
ここで、例えば図2に示すように、トランスミッタ30に備えられたロックボタン31をON操作したときには、その操作指令に対応する機能コードと共に送信される送信電波に含まれるIDコードが受信機側のEEPROM3に記憶されたIDコードと一致するときに、マイクロコンピュータ2の作動により第1トランジスタ12がONとなり、これによって上記ロックモータ5が施錠方向に回転することになる。また、上記トランスミッタ30に備えられたアンロックボタン32をON操作したときには、上記と同様のプロセスを経て、受信機側のマイクロコンピュータ2の作動により第2トランジスタ13がONとなり、これによって上記ロックモータ5が解錠方向に回転することになる。
【0029】
一方、上記受信機1と共に固有コード登録装置を構成する送信機40は、図2に示すように、電磁波的にシールドされた筐体41を有すると共に、該筐体41の上面に形成された開口部42に、上記トランスミッタ30が上下方向に挿脱自在とされている。そして、この筐体41の内部には、トランスミッタ30の挿入状態を検知するリミットスイッチ43と、軸方向に進退するプランジャ44を備えたアクチュエータ45と、回路基板46とが設置されている。その場合に、上記リミットスイッチ43は上記開口部42の下方に配置されていると共に、アクチュエータ45は、上記プランジャ44が鎖線で示した挿入状態のトランスミッタ30のアンロックボタン32に対峙するように配置されている。また、上記回路基板46にはトランスミッタ30からの送信電波を受信する受信アンテナ47が付設されている。そして、送信アンテナ48が筐体41の外部に設けられている。
【0030】
次に、図3により、上記トランスミッタ30及び送信機40の回路構成の概略を説明する。
【0031】
上記トランスミッタ30には、ロックボタン31及びアンロックボタン32に加えて、マイクロコンピュータ33と、IDコードを記憶させたEEPROM34と、送信部35とが設けられている。そして、マイクロコンピュータ33にEEPROM34が接続されていると共に、上記ロックボタン31からのON−OFF信号と、アンロックボタン32からのON−OFF信号とがそれぞれマイクロコンピュータ33に入力されるようになっている。
【0032】
また、上記送信部35は、マイクロコンピュータ33から出力されるディジタル信号を高周波信号で変調する変調回路36と、該変調回路36の出力を増幅する高周波増幅回路37とを有し、該増幅回路37で増幅された高周波信号がアンテナ38から送信されるようになっている。
【0033】
その場合に、上記マイクロコンピュータ33は次のように作動する。
【0034】
つまり、マイクロコンピュータ33は、例えばアンロックボタン32がONされると、内蔵したROMからアンロック指令に相当する機能コードを呼び出すと共に、EEPROM34からIDコードを呼び出す。そして、図4に示すように、先頭のスタートパルス61に続く第1データエリア62と、第2データエリア63に続く第3データエリア64とにそれぞれIDコードをセットすると共に、上記第2データエリア63と第4データエリア65とにそれぞれアンロック指令に相当する機能コードをセットした上で、エンドパルス66を付加して送信出力1を生成し、該送信出力1を上記送信部35の変調回路36に出力する。したがって、上記送信出力1に従って変調された高周波信号が高周波増幅回路37を経てアンテナ38から送信されることになる。
【0035】
一方、上記送信機40に設けられた回路基板46には、図3に示すように、マイクロコンピュータ49と、受信部50と、送信部51とが設けられている。
【0036】
このうち受信部50は、受信アンテナ47によって受信される高周波信号を増幅する高周波増幅回路52と、該増幅回路52の出力信号と局部発信回路53から出力された中間周波数とを混合して増幅する中間周波増幅回路54と、該増幅回路54から出力された出力信号をディジタル信号に復調する復調回路55とを有し、該復調回路55の出力が上記マイクロコンピュータ49に入力されるようになっている。
【0037】
また、上記送信部51は、マイクロコンピュータ49から出力されるディジタル信号を高周波信号で変調する変調回路56と、該変調回路56の出力を増幅する高周波増幅回路57とを有し、該増幅回路57で増幅された高周波信号が送信アンテナ48から送信されるようになっている。
【0038】
その場合に、上記マイクロコンピュータ49は次のように作動する。
【0039】
すなわち、マイクロコンピュータ49は、受信アンテナ47の受信電波から復調されたトランスミッタ30からの送信出力1を入力すると、該送信出力1に含まれるIDコードを一旦記憶した上で、内蔵したROM58に記憶させた受信機1のEEPROM3の起動コードを呼び出す。そして、図5に示すように、先頭のスタートパルス71に続く第1データエリア72に起動コードをセットした上で、空白部73に続く第2データエリア74に上記IDコードをセットする。そして、第2データエリア74に続いて空白部75を介して第3データエリア76を形成して、この第3データエリア76に再度起動コードをセットすると共に、空白部77に続く第4データエリア78に再びIDコードをセットした上で、エンドパルス79を付加して送信出力2を生成し、該送信出力2を上記送信部51の変調回路56に出力する。したがって、上記送信出力2に従って変調された高周波信号が高周波増幅回路57を経て送信アンテナ48から送信されることになる。
【0040】
また、上記送信機40には、リミットスイッチ43のON−OFF信号が入力される増幅回路59が設けられていると共に、該増幅回路59の出力側にアクチュエータ45が接続されている。
【0041】
したがって、トランスミッタ30を送信機40の筐体41の開口部42から挿入して、図2の鎖線で示すようにリミットスイッチ43に当接する位置まで差し込んだときには、アクチュエータ45のプランジャ44が鎖線で示すように前方へ突出し、これによってアンロックボタン32のON操作が自動的に行われることになる。その場合に、プランジャ44は所定時間突出した後、自動的に後退するようになっている。
【0042】
送信機40からの送信出力2を受信した受信機側のマイクロコンピュータ2は、該送信出力2に含まれるIDコードをEEPROM3に書き込むのであるが、この実施例においてはIDコードの書込動作が図6のフローチャートに示すように次のように行われる。
【0043】
すなわち、マイクロコンピュータ2は、ステップS1で受信信号がフレーム構成に起動コードが含まれる送信出力2であるか否かを判定して、送信出力2であると判定したときにはステップS2に進んでEEPROM3のビットの値が全て“0”か否かを判定する。すなわち、EEPROM3が何も書き込まれていないフレッシュな状態かどうかを判定するのである。この判定は、例えばサムチェックによって行われる。
【0044】
マイクロコンピュータ2は、上記ステップS2においてEEPROM3の各ビットの値が全て“0”であると判定したときには、上記起動コードに従ってEEPROM3をリフレッシュした上で、該EEPROM3に上記送信出力2から取り出したIDコードを書き込む(ステップS3)。したがって、受信機1のEEPROM3にはトランスミッタ30のEEPROM34に記憶されているIDコードと同一のIDコードが登録されることになる。
【0045】
次に、本実施例の作用を図7のタイムチャートを参照して説明する。
【0046】
すなわち、トランスミッタ30を送信機40の筐体41の開口部42から挿入して、図2の鎖線で示すようにリミットスイッチ43に当接する位置まで差し込んだときには、該リミットスイッチ43がONしてアクチュエータ45が作動し、それに伴ってトランスミッタ30から送出される送信出力1(符号ア参照)が送信機40のマイクロコンピュータ49に入力される。そして、上記送信出力1に含まれるIDコードを含む送信出力2が、符号イで示すように上記マイクロコンピュータ49から出力されることになる。この送信出力2が高周波信号で変調された上で送信アンテナ48から送信されると共に、受信機1で受信された後再び送信出力2に復調された上で、受信機側のマイクロコンピュータ2に入力されることになる。その場合に、受信機側のEEPROM3の各ビットの値が全て“0”であるときのみ、つまり初回時のみ該EEPROM3に送信出力2に含まれるIDコードが上記起動コードに従って書き込まれることになる。
【0047】
なお、この実施例においては、送信機40にトランスミッタ30を装着したときに自動的にアンロックボタン32がON操作されるようになっているが、手動でボタン操作を行うようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、第1発明に係る送信機の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。
【0049】
そして、第1発明に係る送信機の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、操作性が向上することになる。
【0052】
さらに、第2、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、受信機側を書込モードに設定する起動コードがトランスミッタの固有コードと共に送信機から送信されるようになっているので、車室内に入り込むことなくトランスミッタに対応した固有コードを簡単に登録することが可能となる。また、受信機は、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて上記固有コードを登録するようになっているので、リセットスイッチを操作することなく固有コードを登録することが可能となって、受信機に固有コードを登録する際の作業性が向上することになる。
【0053】
そして、第2発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コードが固有コードと共に送信されるようになっているので、上記第1発明と同様に操作性が向上することになる。
【0054】
また、第3発明に係る固有コード登録装置の構成によれば、初回時のみ起動コードに従って固有コードを登録するようになっているので、2回目からはリセットスイッチを使用しなければ固有コードを登録することができず、保安性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信機のブロック回路図である。
【図2】トランスミッタ及び送信機の概略構成を示す側面図である。
【図3】トランスミッタ及び送信機のブロック回路図である。
【図4】トランスミッタから出力される送信出力のフレーム構成を示す模式図である。
【図5】送信機から出力される送信出力のフレーム構成を示す模式図である。
【図6】受信機側のマイクロコンピュータの作動を示すフローチャート図である。
【図7】実施例の作用を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 受信機
2 マイクロコンピュータ
3 EEPROM
30 トランスミッタ
34 EEPROM
40 送信機
43 リミットスイッチ
45 アクチュエータ
47 受信アンテナ
49 マイクロコンピュータ
58 ROM
50 受信部
51 送信部
Claims (3)
- 固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードとを読み込んで両者を送信する送信手段とが設けられており、かつ、該送信手段は、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成されていることを特徴とする送信機。
- 送信機と受信機とを備え、送信機には、固有コードを記憶しているメモリを有するトランスミッタと電気的に接続される接続手段と、受信機を固有コードの書込モードに切り換える起動コードを記憶している起動コード記憶手段と、該記憶手段に記憶された起動コードと上記トランスミッタの固有コードを読み込んで両者を送信する送信手段とが設けられていると共に、上記受信機には、固有コードを記憶する固有コード記憶手段と、送信機側から送信される起動コードと固有コードとを受信すると、上記固有コード記憶手段を書込モードに切り換えて、該記憶手段に上記固有コードを登録する登録手段とが設けられており、かつ、該送信手段は、送信機とトランスミッタとの接続動作により、起動コード及び固有コードを送信するように構成されていることを特徴とする固有コード登録装置。
- 登録手段は、初回時のみ起動コードに従って受信機の固有コード記憶手段に固有コードを登録するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の固有コード登録装置。
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JP14254494A JP3546470B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 送信機及び受信機及び両者を備えた固有コード登録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14254494A JP3546470B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 送信機及び受信機及び両者を備えた固有コード登録装置 |
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JPH07324535A JPH07324535A (ja) | 1995-12-12 |
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Family Applications (1)
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JP14254494A Expired - Fee Related JP3546470B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 送信機及び受信機及び両者を備えた固有コード登録装置 |
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JP (1) | JP3546470B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP14254494A patent/JP3546470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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