JP3546184B2 - ノギスおよびノギス用グリップ - Google Patents

ノギスおよびノギス用グリップ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノギスおよびノギス用グリップに関する。詳しくは、本尺に対して移動可能に設けられたグリップを備えたノギスおよびノギス用グリップに関する。
【0002】
【背景技術】
本尺の長手方向に沿って本尺目盛を形成するとともに、スライダにバーニヤ目盛を形成したバーニヤ目盛式ノギス、スライダの移動量をダイヤルの指針の回転に変換してダイヤル表示するようにしたダイヤル表示式ノギス、スライダの移動量を光電式、静電容量式、あるいは、磁気式などのエンコーダによって電気信号に変換し、その信号に基づく移動量をデジタル表示器にデジタル表示するようにしたデジタル表示式ノギスなどが知られている。
【0003】
従来のノギスは、測定にあたって、片手で被測定物を掴み、他の片手で本尺を握り、かつ、その親指をスライダに当てがいながらスライダを本尺に沿って移動させ、本尺およびスライダに設けられた内側用または外側用ジョーを被測定物の測定部位間に当接させる。この状態において、バーニヤ目盛式ノギスでは本尺目盛とバーニヤ目盛とから、ダイヤル表示式ノギスではダイヤルの指針から、デジタル表示式ノギスではデジタル表示器の表示値から、それぞれ被測定物の寸法などを求めることができる。
【0004】
ところが、従来のノギスは、測定に際して片手で本尺を握りながらスライダを移動させなければならないから、次のような問題があった。
(a)本尺はスライダを移動できるように断面矩形形状であるから、本尺を片手で握りづらい。特に、スライダを本尺に対して有効測定範囲近傍まで移動させた状態で測定しようとすると、本尺を握るところがほとんどなくなる。例えば、有効測定範囲が10cm用ノギスを用いて10cm付近の寸法を測定しようとすると、スライダが本尺の先端近くまで移動されるため、本尺を握るところがほとんどなくなる。
(b)しかも、本尺を直接片手で握りながら測定を行うため、手の熱が本尺に伝わり、その熱による影響が考えられる。特に、デジタル表示式ノギスの場合、本尺の長手方向に沿って電極などが埋設されているから、手からの熱が測定精度に影響を及ぼすことが考えられる。
(c)また、工場などでは、作業者が油などで汚れた手で本尺を握りながら測定を行う場合がある。このような場合、バーニヤ目盛式ノギスでは、目盛が油などで汚れ、読み取りづらい場合がある。また、デジタル表示式ノギスの場合、作業者が切粉などが付着した手で本尺を握りながら測定を行うと、その切粉が電極などを損傷するという問題も考えられる。
【0005】
そのため、本出願人は、これらの課題を克服する「ノギス」(特許2593028号参照)を提案した。これは、スライダに本尺を覆うような筒状の合成樹脂カバーを取り付けた構成である。
この構成によれば、測定にあたって、片方の手で合成樹脂カバーを握り、かつ、スライドに取り付けた押圧ローラにその片方の手の親指の腹を当てがいながら、スライダを本尺の長手方向に沿って移動させ、測定ジョーを被測定物の測定部位に当接させることができる。
【0006】
従って、本尺を握ることなく、把持しやすいように設計した筒状のカバーを握りながら測定できるから、断面矩形形状である本尺の握り難さの問題が解決できる上、有効測定範囲近傍の測定に際して、本尺を握るところがほとんどなくなるという問題も解決できる。さらに、筒状のカバーに熱伝導率の低い合成樹脂を使用してあるため、本尺に熱がほとんど伝わらず、熱の問題も解決できる。また、本尺を直接握らずにグリップを握ることになるから、手に付いた油や切粉の問題も解決できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のノギス(特許2593028号)は、カバーをスライダに取り付けるときスライダを加工する必要があるから、加工の手間や加工コストなどがかかると言った問題がある。
【0008】
本発明の目的は、このような従来の欠点を全て解消し、操作性および読み取り性に優れ、手からの熱による測定精度への影響も少なく、かつ、加工の手間や加工コスト面などで優位なノギスおよびノギス用グリップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のノギスおよびノギス用グリップは、上記目的を達成するために、次の構成を採用する。
請求項1の発明は、一方の測定ジョーを有する本尺と、この本尺の長手方向へ移動可能に設けられ前記一方の測定ジョーとともに被測定物に当接される他方の測定ジョーを有するスライダとを備えたノギスにおいて、前記スライダを挟んで、前記測定ジョーとは反対側の本尺上に、前記本尺を覆い、かつ、前記本尺長手方向に移動可能な筒状のグリップが設けられ、このグリップは前記スライダに対して連結されていないことを特徴とする。
この構成によれば、測定にあたって、グリップを測定箇所の寸法よりすこし大きい寸法を測れる位置に移したのち、そのグリップを片方の手で握り、かつ、その片方の手の親指などでスライダを押しながら、スライダを移動させる。スライダの移動によって、スライダの測定ジョーと本尺の測定ジョーとを被測定物に当接させた状態において、測定ジョー間の寸法、つまり、被測定物の寸法を読み取る。例えば、バーニヤ目盛式ノギスでは本尺の主目盛とスライダのバーニア目盛とから、ダイヤル表示式ノギスではダイヤルの指針に一致する目盛から、デジタル表示式ノギスではデジタル表示部の数字から、被測定物の寸法を読み取る。
【0010】
従って、スライダはグリップを握りながら操作できるから、断面矩形形状である本尺を片手で握りづらいという問題や、スライダを本尺に対して有効測定範囲近傍まで移動させた状態で測定しようとすると、本尺を握るところがほとんどなくなるという問題を解決できる。また、グリップを手で握れば、本尺に直接熱が伝わらないから、熱による寸法精度の問題も改善できる。さらに、バーニヤ目盛式ノギスの場合において、油などが付いた手で本尺を握り、目盛が読み取りづらくなる問題や、デジタル表示式ノギスの場合において、手に付いた切粉が電極などを損傷するという問題も、本尺を直接握らずに済むから、解決できる。しかも、グリップはスライダに連結する必要がないから、連結するための手間や加工なども不要にでき、コスト低減ができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内壁に、そのグリップが前記本尺長手方向に移動するときに前記本尺と摺動する板ばねが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、板ばねのばね部の形状や材質を調整することでばね力を変えられるから、グリップを寸法測定時は静止し、移動時は比較的軽い力で移動するように調整できる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内壁には、そのグリップが前記本尺長手方向に移動するときに前記本尺と摺動するリブが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、リブの大きさや形状に応じ、グリップの本尺への押し付け力を変えられるから、グリップを寸法測定時は静止し、移動時は比較的軽い力で移動するように調整できる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップと前記本尺との間には、前記グリップとは別体の摺動部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、摺動部材が磨耗したとき、グリップの構成部品の一つである摺動部材を交換すれば、元の摺動状態に保てるから、グリップ全体を取り替える場合に比べて安価にできる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3に記載のノギスにおいて、前記グリップが前記本尺の少なくとも一部を覆うグリップ本体と、このグリップ本体に回動軸を介して回動自在に支持され一端が前記本尺に当接可能な可動部とから構成され、この可動部の一端が前記本尺に対し当接する方向へ、この可動部を付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、グリップの移動にあたって、可動部の一端が本尺から離れる方向へ可動部を付勢手段に抗して回動させ、この状態でグリップを本尺の長手方向へ移動させる。そうすると、可動部が本尺に接していない状態でグリップが移動するから、摺動による磨耗がなく、軽い力で移動させることができる。また、任意の位置において可動部を付勢手段によって回動させると、その一端が本尺に当接するから、その位置でグリップが静止される。従って、この位置においてグリップを握って、スライダを移動させることができる。しかも、グリップをアッセンブリした状態でも、可動部の一端が本尺から離れる方向へ可動部を付勢手段に抗して回動させれば、グリップ本体と可動部との間に本尺を挿入でき、任意の位置において可動部を付勢手段によって回動させるだけで既存の各種ノギスにグリップを容易に装着でき、または、この状態から可動部を付勢手段に抗して回動させるだけで、ノギスからグリップを取り外しできる。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内部には、前記本尺を挟持しかつ前記本尺に対して摺動可能な一対の挟持部が設けられ、この一対の挟持部のうちの一方の挟持部を含む一方のグリップ構成要素が、他方の挟持部を含む他方のグリップ構成要素に対して、前記一方の挟持部と前記他方の挟持部とが離れる方向に変位可能に設けられ、前記一対の挟持部で前記本尺を挟持した状態において前記一方のグリップ構成要素と前記他方のグリップ構成要素とを互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、一方のグリップ構成要素を、他方のグリップ構成要素に対して、両挟持部の間隔が離れる方向へ変位させると、一対の挟持部の間隔が広がるため、つまり、本尺を挟持する一対の挟持部の間隔が広がるため、この間にノギスの本尺を挿入できる。ここで、一方のグリップ構成要素を、他方のグリップ構成要素に対して、両挟持部の間隔が基の状態に戻る方向へ変位させた後、両グリップ構成要素を係合手段で互いに係合させる。すると、一対の挟持部が本尺を挟持した状態になるから、寸法測定時にはグリップをノギスの本尺に対して任意の位置に静止させることができ、かつ、移動時には比較的軽い力で移動させることができる。
従って、既存のノギスに対して、特別な加工を施すことなく、グリップを着脱させることができるとともに、グリップの装着時にあっては、グリップをノギスの本尺に対して任意の位置に静止させることができ、かつ、比較的軽い力で移動させることができる。
【0017】
請求項7の発明は、一方の測定ジョーを有する本尺と、この本尺の長手方向へ移動可能に設けられ前記一方の測定ジョーとともに被測定物に当接される他方の測定ジョーを有するスライダとを備えたノギスに用いられるノギス用グリップであって、前記本尺上に移動可能かつ任意の位置で静止可能に設けられ、かつ、前記本尺を覆う筒状に形成されているとともに、前記スライダに対して連結されていないことを特徴とする。
この構成によれば、請求項1と同様な作用効果が期待できる。
【0018】
請求項8の発明は、請求項7に記載のノギス用グリップにおいて、前記本尺を覆う筒状のグリップ本体の内部には、本尺を挟持しかつ本尺に対して摺動可能な一対の挟持部が設けられ、この一対の挟持部のうちの一方の挟持部を含む一方のグリップ構成要素が、他方の挟持部を含むグリップ構成要素に対して、前記一方の挟持部と前記他方の挟持部とが離れる方向に変位可能に設けられ、前記一対の挟持部で前記本尺を挟持した状態において、前記一方のグリップ構成要素と前記他方のグリップ構成要素とを互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、請求項6と同様な作用効果が期待できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明に当たって、同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
[第1実施形態]
図1はバーニヤ目盛式ノギスの正面図である。同図のバーニヤ目盛式ノギスは、本尺1と、本尺1の長手方向に移動可能に設けられたスライダ11と、本尺1の長手方向に移動可能かつ任意の位置に静止可能に設けられたグリップ30とを備える。
【0020】
本尺1の一端側の上下縁には、それぞれ内側用測定ジョー2と外側用測定ジョー3が本尺1と一体的に形成されている。また、本尺1の他端側にはスライダ11と共に移動する深さを測るためのデプスバー16が突出されている。なお、本尺1には本尺1長手方向にミリメートル刻みで本尺の目盛4が振られており、スライダ11には副尺の目盛5が振られている。
【0021】
スライダ11には、内側用測定ジョー2と共に被測定物の内側寸法を測定する内側用測定ジョー12と、外側用測定ジョー3と共に被測定物の外側寸法を測定する外側用測定ジョー13と、スライダ11を本尺1に対して固定するクランプねじ14と、スライダ11を本尺1長手方向に移動させるときに使用する指掛け15とが設けられている。
【0022】
グリップ30は、手で握っても変形しない程度の剛性をもったプラスチック製で、本尺1を覆う両端が開口した筒状に形成されている。ここで、グリップ30には、実際の使用環境も考慮し、耐薬品性と耐熱性に優れた材料が使用されている。また、グリップ30の上端面には、手で握り易いように、親指を除く4本の指が掛けられる4つの円弧状の切欠き31Aが設けられている。さらに、グリップ30のスライダ11側下部には、スライダ11の指掛け15へ親指を伸ばしたとき、その親指が干渉しないように、円弧状の切欠き31Bが形成されている。
【0023】
図2は図1のII−II線断面図である。同図に示されるように、グリップ30は、本尺1の厚み方向中央付近で分割された2つの部材32,33が接合されて構成されている。また、グリップ30の内部には本尺1が挿入される貫通孔34が形成されている。この貫通孔34は、本尺1の厚みより少し幅広な第1貫通孔34Aと、この第1貫通孔34Aよりも幅広な第2貫通孔34Bとがグリップ30の長手方向中央付近で連結されて形成されており、かつ、第1貫通孔34Aが第2貫通孔34Bよりもスライダ11側に形成されている。
また、本尺1の他端側には止めねじなどの突起部17が設けられており、本尺1の厚さ方向において本尺1から突出されているので、グリップ30が本尺1他端側に向かって移動したとき、突起部17が第1貫通孔34Aと第2貫通孔34Bの連結部に形成される段差18に引掛かり、グリップ30の本尺1の他端側への移動が規制されるようになっている。
【0024】
第1貫通孔34内おいて、部材33と本尺1の裏面との間には板ばね37が設けられている。板ばね37は、中央部37Aが円弧状に折り曲げられ、両端部37Bが本尺1に当接されている。板ばね37の中央部37Aは、ピン36にて部材33に固定されている。ここで、板ばね37の付勢力は、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動するように設定され、かつ、寸法測定にあたっては、静止するように設定されている。
【0025】
測定にあたっては、片方の手でグリップ30に設けた円弧状の切欠き31Aに合わせて、グリップ30を握り、かつ、この片方の手の親指の腹を指掛け15にあてがいながら、スライダ11を本尺1の長手方向に沿って移動させ、内側用測定ジョー12または外側用測定ジョー13を被測定物に当接させる。ここで、本尺の目盛4と副尺の目盛5の2つの目盛がほぼ一致するところの副尺の目盛5を読み取れば、被測定物の寸法を測定できる。一方、有効測定範囲近傍の被測定物を測定する場合には、グリップ30を本尺1の他端側に移動させて測定する。この場合でも、グリップ30を握って測定できるから、握りづらさの問題が生じない。
【0026】
第1実施形態によれば、次の作用効果が期待できる。
(1)測定にあたっては、本尺1でなくグリップ30を握りながら測定できるから、本尺1を直接握る場合に比べると、握り易くなる。このグリップ30には、手の形を考慮して、本尺1の上端側に親指以外の4本の指が掛けられる4つの円弧状の切欠き31Aが設けられ、さらに、親指をスライダ11側へ伸ばすため、親指との干渉を避けれるよう本尺1下端のスライダ11寄りに円弧状の切欠き31Bが設けられているから、握りやすい。
(2)有効測定範囲近傍の測定をしたい場合でも、グリップ30を本尺1の他端側に移動させておけば、握るところがなくなることはない。
(3)手で直接本尺1を握らずに、グリップ30を握ることになるので、手から本尺1に伝わる熱の影響を少なくすることができる。特に本第1実施形態では、グリップ30がプラスチックでできているから、断熱効果が高い。
【0027】
(4)作業者が油や汗の付いた手で本尺1を握ると、バーニヤ目盛式ノギスでは、目盛に切削油が付着し、読みとりづらくなるという問題があったが、本尺1を直接手で握らなくて良いから上記問題も解決できる。同様にデジタル表示式ノギスでの切粉が電極などを損傷するという問題も解決できる。
(5)スライダ11に加工を加えなくても良いから、従来のカバー式に比べて製造が容易で、かつ、容易に後づけができ、手間やコストもかからない。
(6)グリップ30に設けた板ばね37において、板ばね37の変形具合に応じて本尺1への締め付け力を調整すれば、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動し、かつ、寸法測定にあたっては、静止するように設定できる。
【0028】
[第2実施形態]
図3は本発明の第2実施形態に係るグリップ30の断面図である。第1実施形態と異なる点は、本尺1の挟み方の違いである。
第1実施形態では板ばね37が設けられ、ピン36にてこの板ばね37の中央部37Aが部材33に固定されているが、第2実施形態では、部材33側に本尺1長手方向に任意の間隔を持った2つの半円柱形状のリブ38が設けられている。
【0029】
ここで、この半円柱状のリブ38の長手方向は本尺1幅方向と同じ向きであり、リブ38は本尺1の幅全体に渡って本尺1に当接されている。そして、このリブ38の変形抵抗により本尺1が部材32に押し付けられている。なお、リブ38の押し付け力は、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動するように設定され、かつ、寸法測定にあたっては、静止するように設定されている。
【0030】
第2実施形態によれば、前記(1)〜(5)に加え、
(7)リブ38の変形により締め付け力を得ることができるから、リブ38の大きさをパラメータとすることで、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動し、かつ、寸法測定にあたっては、静止するように設定できる。
【0031】
[第3実施形態]
図4は本発明の第3実施形態に係るグリップ30の断面図である。第1実施形態および第2実施形態と異なる点は、本尺1の挟み方の違いである。
第1実施形態では板ばね37を使用し、第2実施形態ではリブ38が使用されているのに対し、第3実施形態では、第1貫通孔34内において、部材33側に、本尺1と2箇所で接する摺動部材39が部材33とは別体として設けられている。
【0032】
摺動部材39は、本尺1長手方向断面凹型平板状で、その外側底面の中央が固定用ねじ40で押されることで、摺動部材39の2つ突起部39Aが本尺1に当接されている。ここで、固定用ねじ40で摺動部材39を押すために、グリップ30には雌ねじが切られている。さらに、グリップ30から固定用ねじ40が大きくはみ出さないように部材33には座ぐり穴41が設けられている。摺動部材39の押し付け力は、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動するように設定され、かつ、寸法測定にあたっては、静止するように設定されている。
【0033】
第3実施形態によれば、前記(1)〜(5)に加え、
(8)固定用ねじ40で摺動部材39の本尺1への締め付け力を調整できるから、グリップ30が本尺1の長手方向に比較的軽い力で移動するように設定できる。
(9)摺動部材39が磨耗しても、グリップ30の構成部品の一つである摺動部材39を交換すれば元の摺動状態に保てるから、グリップ30全体を取り替える場合に比べて安価にできる。
(10)固定用ねじ40を螺合する付近のグリップ30の厚さは、スライダ11側に行くに従い小さくなって行く形状変化があるが、固定用ねじ40の長手方向と座ぐり穴41底面が垂直であるから、固定用ねじ40のグリップ30表面からのはみ出し長さを小さくでき、または、固定用ねじ40をグリップ30表面下に収容できる。固定用ねじ40をグリップ30表面下に収容すれば、固定用ねじ40を何かに引掛け、プラスチックの雌ねじを損傷してしまうこともなくなる。
【0034】
[第4実施形態]
図5は本発明の第4実施形態に係るグリップ30の断面図である。第4実施形態の特徴は、回動自在な可動部42が設けられている点である。
具体的には、グリップ30本体の構成部品である部材33の幅方向中央部付近が部材33の長手方向に切り離され、可動部42とされている。この可動部42には、可動部42長手方向の中央付近に断面U字状の溝45が可動部42幅方向全体に渡り、設けられている。断面U字状の溝45内に収容される回動軸44には、この回動軸44の円筒面上につる状に巻かれた付勢手段としての2つのコイルばね43が設けられている。
【0035】
組み立て方法としては、コイルばね43の一端(図5で中央部側端)を可動部42に設けられた貫通孔47に挿通した後、回動軸44を断面U字状の溝45にはめ込む。それから、コイルばね43の他端を部材33に設けた挿入孔48に挿入すると同時に、回動軸44を部材33に設けられた断面U字状の溝46にはめ込む。このとき、コイルばね43の付勢力により可動部42の一端側が本尺1に押し付けられた状態にする。
この構成により、可動部42の回動軸44に対する反スライダ11側を、第2貫通孔34B側に回転させれば、回動軸44に対してスライダ11側にある可動部42の本尺1との摺動面は、本尺1裏面から離れる。
【0036】
測定にあたっては、グリップ30を本尺1上で移動させるとき、グリップ30を握った手の指で可動部42をコイルばね43に抗して回転させ(図5の二点鎖線参照)、可動部42の本尺1に対する付勢力を失わせる。この状態でグリップ30を移動させ、適当な位置まで移動させたら、指を可動部42から離す。そうすると、可動部42は、コイルばね43により回転され、本尺1に当接される。この状態で測定を行う。
【0037】
第4実施形態によれば、前記(1)〜(5)に加え、
(11)グリップ30を移動させるとき、本尺1に対し可動部42を摺動させなくてよいから、軽い力で移動できる上、耐磨耗性の問題がない。
【0038】
[第5実施形態]
図6および図7は第5実施形態に係るグリップ30を示す図である。第5実施形態の特徴は、既存のノギスに対して、グリップ30を後づけできる点である。具体的には、本尺1を覆う筒状のグリップ本体、つまり、グリップ本体を構成する部材32,33の内部(第1貫通孔34Aを挟んで対向する内面側)には、本尺1を厚み方向から挟持しかつ本尺1に対して摺動可能な一対の挟持部55,56がそれぞれ設けられている。
これらの挟持部55,56のうち、一方の挟持部56を含む菱形形状の一方のグリップ構成要素49Aが、分割線54を境として、部材33から切り離され、かつ、その部材33に対して回動軸50を介して回動可能に設けられている。つまり、一方のグリップ構成要素49Aが、他方の挟持部55を含む他方のグリップ構成要素49B(部材32および一方のグリップ構成要素49Aを除く部材33)に対して、一方の挟持部56と他方の挟持部55とが離れる方向(図7中で上下方向)に変位可能に設けられている。これにより、一方の挟持部56が他方の挟持部55に対して図7中で下方向へ変位すると、第1貫通孔34Aの片側が開放され、そこから本尺1の他端側を第2貫通孔34B内に挿入できるようにされている。
【0039】
一方のグリップ構成要素49Aと他方のグリップ構成要素49B(部材32および一方のグリップ構成要素49Aを除く部材33)との間には、一対の挟持部55,56で本尺1を挟持した状態において、一方のグリップ構成要素49Aと他方のグリップ構成要素49Bとを互いに係合する係合手段57が設けられている。係合手段57は、他方のグリップ構成要素49Bにおいて、第1貫通孔34Aの上壁側に形成された凹部53と、一方のグリップ構成要素49Aの上端側に設けられ凹部53に係合する突起52とから構成されている。凹部53内に突起52が係合したとき、一対の挟持部55,56が所定の力(グリップ30が摺動でき、かつ、静止できる力)で本尺1を挟持するように、凹部53と突起52との位置関係が設定されている。つまり、一対の挟持部55,56が所定の力で本尺1を挟持した状態において、一方のグリップ構成要素49Aが僅かに弾性変形しながら、凹部53内に突起52が係合するように、凹部53と突起52との位置関係が設定されている。なお、一方のグリップ構成要素49Aの上端には、凹部53内に突起52が係合したとき、本尺1の上端面に係合する爪部51が一体形成されている。
【0040】
このような構成であるから、一方のグリップ構成要素49Aの爪部51が本尺1の上端面から外れるように、一方のグリップ構成要素49Aを本尺1から離れる方向(本尺1の厚み方向)へ弾性変形させ、この状態において、一方のグリップ構成要素49Aを回動(図7中、時計回り方向へ回動)させる。すると、第1貫通孔34Aの片側が開放された状態になるから、そこから本尺1の他端側を第2貫通孔34B内に挿入する。ここで、一方のグリップ構成要素49Aを基の状態に戻る方向へ回動(図7中で反時計回り方向へ回動)させ、一方のグリップ構成要素49Aの突起52を凹部53内に係合させるとともに、爪部51を本尺1の上端面に係合させる。すると、爪部51により一方のグリップ構成要素49Aが図7中で時計回り方向へ回動するのが規制されるとともに、一対の挟持部55,56が本尺1を挟持した状態になるから、寸法測定時にはグリップ30を本尺1に対して任意の位置に静止させることができ、かつ、移動時には比較的軽い力で移動させることができる。
【0041】
第5実施形態によれば、前記(1)〜(5)に加え、
(12)グリップ30は、アッセンブリした状態で既存の各種のノギスに着脱ができる。
(13)本尺1をグリップ30に装着したときの一方のグリップ構成要素49Aおよび他方のグリップ構成要素49Bの変形具合で、一対の挟持部55,56の本尺1への締め付け力が変化するから、グリップ30を寸法測定時は静止し、移動時は比較的軽い力で移動するように設定できる。
(14)部材32、グリップ構成要素49A、およびグリップ構成要素49Aを除く部材33の3つの部品のみで構成され、組み立てに手間がかからない。
【0042】
なお、本発明は、上記実施形態で説明したノギスに限定されるものでなく、次のような変形例も含む。
例えば、グリップ30は、直方体状のものでも良いし、表面に多数の突起を設けたものでも良い。要するに、グリップ30の形状は問わない。
また、グリップ30の材質はプラスチックでなくとも良い。例えば、ゴムなどの他の材料へ代替しても良い。適当な剛性をもったゴムであれば、手で握ったとき変形して本尺1を締め付け、手を離したとき元の形状に戻り、本尺1への締め付け力を消勢するからである。また、その他の代替材料としては、木製やアルミ製のグリップが挙げられる。木はプラスチック同様軽いし、繊維の間に多くの空気を含んでいるので断熱性が良い。アルミは比重が鉄の約1/3と軽い上、色が本尺1やスライダ11に近いので、外観上一体感が生まれ、高級感が出せる。
【0043】
さらに、第1実施形態〜第3実施形態において、部材32,33を接合するときに本尺1を挟む方法でなくとも、本尺1他端側厚み方向に突出した部品を取り外し、一体成形された筒状のグリップ30の穴に本尺1を挿入させ、再び取り外した部品を取り付けるようにしても良い。このようにすれば、2つの部材32,33を接合する方法に比べて、部品点数の削減になる。
また、グリップ30の外側からグリップ30にあけた雌ねじへ雄ねじを挿入し、この雄ねじで本尺1を直接螺合して、グリップ30を固定しても良い。移動させたいときは、この雄ねじを緩めれば良い。このようにすれば、グリップ30を移動させるときに、本尺1と摺動させなくても良くなり、摺動部材39も必要なくなるので安価にできる。
【0044】
さらに、本実施形態では、部材33にリブ38や板ばね37などを設けたが、部材33でなく部材32に設けても良い。
また、第2実施形態において、リブ38の形状は半円柱状でなくても良い。例えば、直方体でも良い。要するに、比較的軽い力で摺動できるような形状ならば良い。また、第4実施形態でも、可動部42にこの可動部42と一体成形された突起が設けられているが、この形状も半円柱でなくとも良い。要するに、寸法測定時、グリップ30が本尺1に対し静止できるようになれば、突起の形状は問わない。
【0045】
前記実施形態では、バーニヤ目盛式ノギスとしたが、デジタル表示式ノギスでも、ダイヤル表示式ノギスでも良い。
また、ノギスに限らず、グリップのみでも良い。
【0046】
【発明の効果】
本発明のノギスによれば、本尺の測定ジョー側とは反対側に、筒状のグリップを取り付けたから、操作性および読み取り性に優れ、手からの熱による測定精度への影響も少なく、かつ、加工の手間や加工コスト面などで優位である。
また、本発明のノギス用グリップによれば、操作性および読み取り性に優れ、手からの熱による測定精度への影響も少なく、かつ、加工の手間や加工コスト面などで優位である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1実施形態に係るバーニヤ目盛式ノギスの正面図である。
【図2】
図1のII−II線断面図である。
【図3】
本発明の第2実施形態に係るノギスの要部を示す断面図である。
【図4】
本発明の第3実施形態に係るノギスの要部を示す断面図である。
【図5】
本発明の第4実施形態に係るノギスの要部を示す断面図である。
【図6】
本発明の第5実施形態に係るノギスの要部を示す図で、(A)が背面図、(B)が側面図、(C)が同図(A)のC−C線断面図である。
【図7】
本発明の第5実施形態に係るノギス用グリップを示す図である。
【符号の説明】
1 本尺
2,12 内側用測定ジョー
3,13 外側用測定ジョー
11 スライダ
30 グリップ
31A, 31B 円弧状の切欠き
37 板ばね
38 リブ
39 摺動部材
42 可動部
43 コイルばね
44,50 回動軸
49A 一方のグリップ構成要素
49B 他方のグリップ構成要素
51 爪部
52 突起
53 凹部
55 他方の挟持部
56 一方の挟持部
57 係合手段

Claims (8)

  1. 一方の測定ジョーを有する本尺と、この本尺の長手方向へ移動可能に設けられ前記一方の測定ジョーとともに被測定物に当接される他方の測定ジョーを有するスライダとを備えたノギスにおいて、前記スライダを挟んで、前記測定ジョーとは反対側の本尺上に、前記本尺を覆い、かつ、前記本尺長手方向に移動可能な筒状のグリップが設けられ、このグリップは前記スライダに対して連結されていないことを特徴とするノギス。
  2. 請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内壁には、そのグリップが前記本尺長手方向に移動するときに前記本尺と摺動する板ばねが設けられていることを特徴とするノギス。
  3. 請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内壁には、そのグリップが前記本尺長手方向に移動するときに前記本尺と摺動するリブが設けられていることを特徴とするノギス。
  4. 請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップと前記本尺との間には、前記グリップとは別体の摺動部材が設けられていることを特徴とするノギス。
  5. 請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップは、前記本尺の少なくとも一部を覆うグリップ本体と、このグリップ本体に回動軸を介して回動自在に支持され一端が前記本尺に当接可能な可動部とから構成され、この可動部の一端が前記本尺に対し当接する方向へ、この可動部を付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とするノギス。
  6. 請求項1に記載のノギスにおいて、前記グリップの内部には、前記本尺を挟持しかつ前記本尺に対して摺動可能な一対の挟持部が設けられ、この一対の挟持部のうちの一方の挟持部を含む一方のグリップ構成要素が、他方の挟持部を含む他方のグリップ構成要素に対して、前記一方の挟持部と前記他方の挟持部とが離れる方向に変位可能に設けられ、前記一対の挟持部で前記本尺を挟持した状態において前記一方のグリップ構成要素と前記他方のグリップ構成要素とを互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とするノギス。
  7. 一方の測定ジョーを有する本尺と、この本尺の長手方向へ移動可能に設けられ前記一方の測定ジョーとともに被測定物に当接される他方の測定ジョーを有するスライダとを備えたノギスに用いられるノギス用グリップであって、前記本尺上に移動可能かつ任意の位置で静止可能に設けられ、かつ、前記本尺を覆う筒状に形成されているとともに、前記スライダに対して連結されていないことを特徴とするノギス用グリップ。
  8. 請求項7に記載のノギス用グリップにおいて、前記本尺を覆う筒状のグリップ本体の内部には、本尺を挟持しかつ本尺に対して摺動可能な一対の挟持部が設けられ、この一対の挟持部のうちの一方の挟持部を含む一方のグリップ構成要素が、他方の挟持部を含むグリップ構成要素に対して、前記一方の挟持部と前記他方の挟持部とが離れる方向に変位可能に設けられ、前記一対の挟持部で前記本尺を挟持した状態において、前記一方のグリップ構成要素と前記他方のグリップ構成要素とを互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とするノギス用グリップ。
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