JP3544910B2 - 枕 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、空気枕の外側にシート状に形成した枕クッション材を配置した枕に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
この種の枕としては、実開昭61−29660号公報に開示のものが公知である。
この公知の枕は、円柱状の空気枕の外側にソバ殻を充填させた袋体を巻き付けた構成のものである。
しかしながら、この枕は全体として円柱状の形態をなしているために、枕を使用する際には、頸部を枕に当接させるか、後頭部を枕の中心部に当接させなければならなくなる。そのため頭部の支持が不安定となったり圧迫を受けたりするため、安眠が得られない不都合があった。
【0003】
【技術的課題】
本発明は、空気枕の外側にシート状に形成した枕クッション材を配置した枕において、頭部を安定させた状態で支えられるようにすることを課題としたものである。
【0004】
【技術的手段】
この技術的課題を解決するための技術的手段は、(イ)空気枕を中央部に凹部又は孔が形成されるように周囲に空気充填区画室を設けた構成となし、(ロ)空気枕の両面にシート状の枕クッション材を配置して一体化し、(ハ)頭部を空気枕の中央部上で枕クッション材によって支えるようにしたこと、である。
【0005】
空気枕は、頭部を支える中央部の周囲に空気充填区画室が設けられているために、区画室に空気を充填すると周囲だけが膨らみ、中央部には凹部や孔が形成されることになる。
空気枕の両面にはシート状の枕クッション材が配置されていて、空気枕の区画室に空気を充填すると、区画室の膨出に伴って枕クッション材が離開させられる。枕クッション材はその周囲内側面が空気枕と接触するが、その中央部分は空気枕とは接触することはない。頭部を空気枕の中央部に置くと、枕クッション材はその部分で空気枕と接触していないため、枕クッション材に張力が働き、頭は枕クッション材によって支えられることになる。
このとき、空気枕の区画室に充填する空気の圧力を調整することができるし、それに伴なって枕クッション材の張力をも調整することができる。したがって、頭部及び頸部に対する圧迫感を抑制して頭部を安定的に支えることができる。
【0006】
二層の枕クッション材と空気枕は、これらを単純に重合させて袋に装入したり、或いは枕クッション材を直接空気袋に固定することによって一体化される(請求項2参照)。
また、袋内に三層の区画室を設け、外側に区画室に枕クッション材を中央の区画室に空気枕をそれぞれ装入させることによって、三者を一体化させることができる(請求項3参照)。三者を一体化させるために使用する袋は、通常の布地の他メッシュ地を使用することができる。後者の場合には、就寝時に頭部に適度の刺激を付与することができる。
なお、枕が汚れた場合の洗濯を勘案すると、三者を一体化させた状態でそれをさらにピローケースに収納して使用することが望ましい。
【0007】
空気枕の区画室は、少なくとも頸部当接部が独立させられているため、この部分だけを他の区画室とは異なる空気圧に設定することができる。したがって、頸部に対する圧迫感を除去すると共に、頭部の支持を安定させることができる(請求項4参照)。
【0008】
枕クッション材として不織布やスポンジ材を使用すると、シート状のままでクッション材として使用することができる。前者の不織布は、繊維を集合させて肉厚の大きいブロックを形成しその状態でニードルパンチを施してシートとしたものを好適に使用することができる。なお、不織布やスポンジをシート材として使用する場合には、適度の透孔を穿設して空気の枕内での移動を促進させるようにしておくことが望ましい(請求項5参照)。
また、枕クッション材は袋に、綿、ソバ殻、あずき、粒状の竹や木材チップ、ポリパイプ、球状パイプ等の枕用充填材を封入してシート状に形成したものを使用することができる。綿を使用する場合には適度にステッチを施して綿の移動を規制することか好ましく、また、ソバ殻や粒状、球状の充填材を使用する場合には、袋内に小さな区画室を形成してその中に充填材を入れることによって、枕クッション材をシート状に形成すると共に、充填材の偏りを防止すると共にことができる(請求項6参照)。
【0009】
【本発明の効果】
使用者のその日の体調や好みに応じ、枕の高さ及び枕クッション材の張力を調整して頭部を安定的に支えられるため、使用者は安眠を得られると共に、睡眠中に筋肉等に無理や力が加わることもなく、肩凝り等が発生しない効果もある。
【0010】
【実施の形態】
図1は本発明に係る枕1の中身(枕構成材)の斜視図を示したものである。
本実施の形態では、空気枕2はポリウレタン繊維からなる織布の裏面にポリウレタンコーティングを施したシート素材によって形成してあり、略中央部に孔3を設けた角形ドーナツ状に形成した例を示している。
頸部当接部4と他の部分5とは独立した区画室に構成してあって、それぞれ空気充填用のチューブ6、7を連接している。頸部当接部以外の区画室5には、図示しているように、中央部側に平行にステッチ(シートの溶着部)8、8が設けてあって、空気を充填した際に区画室が極端に膨らむのを防止している。なおこのステッチは両側縁部まで達していないため、区画室5内での空気は連続したものとなっている。
また、空気枕2の両面に配置する枕クッション材としては、吸汗性のポリエステル繊維からなる不織布11を使用していて、適宜の間隔で透孔12、12を穿設して空気の流れが促進されるようにしている。
【0011】
ナイロン繊維からなる立体メッシュ地の外側に吸汗性ポリエステル繊維からなるメッシュ地を積層させた二重メッシュ袋を用意し、その内側に木綿製の布地で形成した二枚の隔壁間に空気袋2を装入し、メッシュ地と隔壁とで形成される空間に不織布シート11、11をそれぞれ装入させ、その外側にピローケースを被せて枕を得た。
空気袋に取り付けたチューブには、それぞれ空気を抜いたり追加充填できるように弁体や栓を取り付けておくことが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】枕構成材を分解した状態の斜視図
【符号の説明】
1枕、 2空気袋、 3孔、 4頸部当接部、 11不織布、 12透孔
Claims (6)
- 空気枕の外側にシート状に形成した枕クッション材を配置した枕において、空気枕を中央部に凹部又は孔が形成されるように周囲に空気充填区画室を設けた構成となし、空気枕の両面にシート状の枕クッション材を配置して一体化し、頭部を空気枕の中央部上で枕クッション材によって支えるようにした枕。
- 枕クッション材を空気枕の空気袋に直接固定する請求項1に記載の枕。
- 袋内に三層の区画室を形成し、外側の区画室に枕クッション材を中央の区画室に空気枕をそれぞれ装入した請求項1に記載の枕。
- 空気充填区画室のうち少なくとも頸部当接部を独立した区画室とした請求項1、2又は3に記載の枕。
- シート状の枕クッション材が不織布又はスポンジである請求項1乃至4のいずれかに記載の枕。
- シート状の枕クッション材が袋に枕用充填材を封入したものである請求項1乃至4のいずれかに記載の枕。
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JP32239399A JP3544910B2 (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 枕 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP32239399A JP3544910B2 (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 枕 |
Publications (2)
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JP2001137101A JP2001137101A (ja) | 2001-05-22 |
JP3544910B2 true JP3544910B2 (ja) | 2004-07-21 |
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Family Applications (1)
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JP32239399A Expired - Fee Related JP3544910B2 (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 枕 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-11-12 JP JP32239399A patent/JP3544910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001137101A (ja) | 2001-05-22 |
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