JP2018110642A - 枕 - Google Patents

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太三郎 高橋
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Abstract

【課題】別部材を用いなくても容易に高さ調整できる枕を提供する。【解決手段】枕は、第1袋体と第2袋体とを備える。第1袋体には粒状の第1充填物が充填され、第2袋体には第2充填物が充填される。第1及び第2袋体は上下方向に互いに重ねられる。第1及び第2袋体のそれぞれは、伸縮性素材の布地によって構成される。第1及び第2袋体の容積は互いに異なっており、第1袋体の容積が、第2袋体の容積よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、高さ調整可能な枕に関する。
使用者の体型又は好みに合わせて高さ調整が可能な枕がある。例えば特許文献1には、使用者の頭部を支持する芯材の下側に高さ調整プレートを着脱することで、高さ調整する枕が開示されている。
特開2007−82746号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された枕にあっては、使用者が高さ調整プレートを着脱するために枕カバーに高さ調整プレートを出し入れする必要があり、作業が煩雑であった。また、使用しない高さ調整プレートを保管する場所を必要とした。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、別部材を用いなくても容易に高さ調整できる枕を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の枕は、粒状の第1充填物が充填された第1袋体と、第2充填物が充填され、前記第1袋体と上下方向に重ねられた第2袋体とを備え、前記第1及び第2袋体のそれぞれは、伸縮性素材の布地によって構成され、前記第1袋体の容積が、前記第2袋体の容積よりも大きい。
この態様において、前記第2袋体は、平面視における面積が前記第1袋体よりも小さく、且つ、平面視においてその全体が前記第1袋体と重なるように配置されてもよい。
上記態様において、前記第1袋体は、その平面視中央部に、上下の前記布地をそれぞれ同一の方向に延びるように縫合した一対のキルティング部を前記同一の方向に交差する方向に対向して有してもよい。
上記態様において、前記同一の方向は縦方向であり、前記交差する方向は横方向であってもよい。
上記態様において、前記一対のキルティング部は、その縦方向中央部において幅が広く、縦方向端部において幅が小さい、前記第1充填物を保持する保持室を形成するように構成されていてもよい。
上記態様において、前記第2袋体は、その平面視中央部に、上下の前記布地をそれぞれ同一の方向に延びるように縫合した一対のキルティング部を前記同一の方向に交差する方向に対向して有してもよい。
上記態様において、前記第1袋体は、下側の前記布地の上面に配置され、前記第1充填物の移動を抑制する移動抑制シートを有してもよい。
上記態様において、前記第2袋体は、下側の前記布地の上面に配置され、前記第2充填物の移動を抑制する移動抑制シートを有してもよい。
本発明に係る枕によれば、別部材を用いなくても容易にその高さを調整できる。
実施の形態に係る枕の構成を示す斜視図。 実施の形態に係る枕の構成を示す平面図。 実施の形態に係る枕の構成を示す右側面図。 実施の形態に係る枕の構成を示す正面図。 実施の形態に係る枕の構成を示す底面図。 図2に示すA−A線における断面図。 図2に示すB−B線における断面図。 高さを高くする場合の枕内における第1充填物の移動を説明するための平面図。 高さを低くする場合の枕内における第1充填物の移動を説明するための平面図。 使用中における枕内での第1充填物の移動を説明するための平面図。 高さ調整部材を挿入した状態の枕を示す底面図。 高さ調整部材を挿入した状態の枕を示す右側面図。 高さ調整部材の他の構成例を示す斜視図。 高さ調整部材の他の構成例を示す斜視図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係る枕の構成を示す斜視図である。なお、図1中において、矢印により方向を示している。仰臥した使用者の頭側の方向を「前方」、脚側の方向を「後方」、右手側の方向を「左方」、左手側の方向を「右方」とする。また、図2は本実施の形態に係る枕の構成を示す平面図であり、図3はその右側面図、図4はその正面図、図5はその底面図である。
枕100は、第1袋体10と、第2袋体20とを備える(図1、図4、及び図5参照)。第1袋体10は、平面視において概ね横長の長方形をなしている。また、第1袋体10の下方に第2袋体20が設けられており、第1及び第2袋体10,20は上下方向に層状に重ねられている。第2袋体20は、平面視において概ね縦長の長方形であり、その縦方向長さは第1袋体10の縦方向長さと同一とされ、その横方向長さは第1袋体10の横方向長さよりも短い。つまり、第2袋体20は、平面視における面積が第1袋体10よりも小さい。かかる第2袋体20の容積は、第1袋体10の容積よりも小さい。また、第2袋体20は、平面視においてその全体が第1袋体10と重なるように配置される。具体的には、第2袋体20は、第1袋体10の横方向中央部分に重ねられている。
図6は、図2に示すA−A線における断面図であり、図7は、B−B線における断面図である。第1袋体10は布地31を縫合して構成され、その内部に粒状の第1充填物321を収容している。第2袋体20は布地31を縫合して構成され、その内部に粒状の第2充填物322を収容している。布地31は、例えばポリウレタン弾性繊維を含む伸縮性素材によって構成されている。第1及び第2充填物321,322のそれぞれは同一の形状、大きさ、及び材料によって構成されており、具体的には直径1mm〜0.1mm程度の球形の粒状物である。かかる第1及び第2充填物321,322は、ポリエチレン、ポリスチレン等のプラスチックによって構成される。なお、第1及び第2充填物321,322はこれに限られず、そば殻でもよく、プラスチック製のパイプ状の小片でもよい。また、第1及び第2充填物321,322が、形状、大きさ、及び材料の少なくとも1つが互いに異なる粒状物であってもよい。第1及び第2袋体10,20のそれぞれにおいて、上記のような第1及び第2充填物321,322は、布地31に張力が生じつつ、第1及び第2袋体10,20が変形可能な程度に充填されている。
また、第1袋体10の下側の布地31の上面には、第1充填物321の移動を抑制する移動抑制シート33が重ねられており、第2袋体200の下側の布地31の上面には、第2充填物322の移動を抑制する移動抑制シート34が重ねられている。移動抑制シート33,34は、例えばポリエステル製であり、布地31に比べて第1及び第2充填物321,322との間の摩擦が大きい。第1及び第2袋体10,20それぞれの内底面に、このような移動抑制シート33,34が設けられているため、第1及び第2袋体10,20それぞれの下部においては移動抑制シート33,34に接した第1及び第2充填物321,322の移動が抑制され、下部以外の部分においては第1及び第2充填物321,322の移動が抑制されない。つまり、第1及び第2袋体10,20それぞれの内部では、下側部分より上側部分の方が第1及び第2充填物321,322の移動が起こりやすい。
また、第1及び第2袋体10,20は、前後端のそれぞれにおいて互いに接続されており、前後端を除く縦方向中央部においては縫合等によって互いに固着されておらず、離反可能である(図6参照)。これにより、第1及び第2袋体10,20の間に他の物品又は腕等を挿入できる。
図2を参照する。第1袋体10の平面視中央部には、上下の布地31及び移動抑制シート33が縫合された一対のキルティング部11,12が設けられている。キルティング部11,12のそれぞれは、前後方向(縦方向)に延びており、横方向に対向している。さらに詳細には、キルティング部11は平面視において概ねC字状に湾曲しており、キルティング部12は平面視において概ね左右反転したC字状に湾曲している。つまり、キルティング部11,12は、それぞれの凹部側が対向している。これにより、キルティング部11,12の間隔は、縦方向中央部において広く、前後端部において狭くなっている。かかるキルティング部11,12によって囲まれた内部の領域は、平面視において前後端が欠落した円形、長円形、又は楕円形をなしている。当該領域は、第1充填物321を保持する第1保持室13とされる。
図5を参照する。第2袋体20の平面視中央部には、上下の布地31及び移動抑制シート33が縫合された一対のキルティング部21,22が設けられている。キルティング部21,22のそれぞれは、前後方向(縦方向)に延びており、横方向に対向している。さらに詳細には、キルティング部21は平面視において概ねC字状に湾曲しており、キルティング部22は平面視において概ね左右反転したC字状に湾曲している。なお、図5に示す図は底面図であるため、キルティング部21,22の形状が左右反転している。キルティング部21,22は、それぞれの凹部側が対向しており、かかるキルティング部21,22によって囲まれた内部の領域は、平面視において前後端が欠落した円形、長円形、又は楕円形をなしている。当該領域は、第2充填物322を保持する第2保持室23とされる。
第1及び第2保持室13,23は、互いにほぼ同一の大きさである。また、第1及び第2保持室13,23のそれぞれは、互いに上下に位置するよう配置されている。かかる第1及び第2保持室13,23は、それぞれの周囲の部分よりも容積が小さく、そのため第1及び第2保持室13,23の厚さ(高さ方向の長さ)は、周囲の部分の厚さよりも小さい。したがって、第1袋体10の上面においては、第1保持室13のある中央部がその周囲の部分よりも低くなり、凹状に窪んでいる。第1及び第2保持室13,23が設けられた平面視中央部は使用者の頭部が主に位置する部位であり、第1袋体10の当該部位が窪んでいることで、使用者の頭部が自然に収まる。しかも、第2保持室23が設けられた第2袋体20の上面中央部も凹状に窪んでおり、使用者の頭部が第1保持室13に載せられたときに、その重みによって第1袋体10の平面視中央部が第2袋体20の窪みに収まるように下垂する。このため、第1袋体10の平面視中央部の窪みがさらに大きくなり、使用者の頭部の収まりがより一層向上する。このようにして、第1及び第2保持室13,23は使用者の頭部を支持する。
上述したように、一対のキルティング部11,12のそれぞれは縦方向に延びている。このため、キルティング部11,12は、第1充填物321の横方向への移動を阻害する。つまり、第1袋体10の内部においては、キルティング部11,12が設けられていない前後端部においてのみ、横方向への第1充填物321の移動が可能である。このことは、第2袋体20のキルティング部21,22についても同様である。
その一方で、一対のキルティング部11,12は横方向に離れており、その間隔は前後端において狭くなっている。一対のキルティング部21,22も同様にして横方向に互いに離れている。つまり、第1及び第2保持室13,23は前後端に開口部である連通孔14,24をそれぞれ有しており、連通孔14,24によって第1及び第2袋体10,20それぞれの他の部位と連通している(図2、図5、及び図6参照)。このように、第1及び第2保持室13,23のそれぞれは、前後端において絞り込まれるように形成され、縦方向中央部よりも連通孔14,24の方が幅(横方向の長さ)及び厚さにおいて小さい。したがって、第1及び第2保持室13,23のそれぞれは、連通孔14,24によって外部と連通しているため外部との間で縦方向への第1及び第2充填物321,322の移動が可能であるものの、上記のように連通孔14,24が狭いためそのような第1及び第2充填物321,322の移動は容易ではない。このため、使用者が第1及び第2袋体10,20を手で押すなどして、連通孔14,24を通じて第1及び第2充填物321,322を移動させれば、第1及び第2保持室13,23における高さ調整が可能である。その一方で、使用者の頭部によって第1及び第2保持室13,23が押し付けられても、連通孔14,24からはほとんど第1及び第2充填物321,322が流出せず、厚さが維持される。このように第1及び第2保持室13,23を設けることで、使用時における枕100の高さの変化が抑制される。
枕100において、容積が大きい第1袋体10はその表面積が大きく、容積が小さい第2袋体20はその表面積が小さい。このように表面積が大きい第1袋体10は変形が容易であり、内部の第1充填物321が容易に移動する。これに対して、表面積が小さい第2袋体20は変形しにくく、内部の第2充填物322の移動が容易でない。使用者は、枕100の高さを調整する場合、第1袋体10を手で押す等して変形させ、第1袋体10の内部で第1充填物321を移動させる。図8は、高さを高くする場合の枕100内における第1充填物321の移動を説明するための平面図であり、図9は、高さを低くする場合の枕100内における第1充填物321の移動を説明するための平面図である。例えば、枕100の横方向中央部分の高さを高くする場合、使用者が第1袋体10の左右両側部分を手で押すなどして、図8に示すように横方向中央部分へ第1充填物321を移動させる。その一方で、第2袋体20はほとんど変形せず、高さが維持される。
ここで、上記のようにキルティング部11,12が設けられているため、第1袋体10の縦方向中央部分では第1充填物321の横方向への移動が阻害され、その前後端部においてのみ、第1充填物321の横方向への移動が許容される。第1袋体10の縦方向中央部における左右両側部分から横方向中央部分へと移動された第1充填物321は、キルティング部11,12に沿って縦方向に移動方向を変え、前後端部へと移動する。よって、第1袋体10の横方向中央部における前後端部、つまり、第1保持室13の前後両側部分に第1充填物321が集められる。この結果、第1袋体10の平面視における中央部分、つまり、第1保持室13ではほとんど高さが変化せず、第1保持室13の前後両側部分での高さが高くなる。第1袋体10の横方向中央部は使用者の頭部が主に位置する部位であり、その前側端部は頭部の上側部分に位置し、その後側端部は頸椎に位置する。枕100が使用されるときには、使用者の頭部の重量で第1袋体10が頭部の形状に合わせて変形するため、使用者の頭部の下側部分が全体的に第1袋体10に接すると共に、第1袋体10の前側端部において頭部の上側部分が、後側端部において頸椎部分がそれぞれ確りと支持される。このように、第2袋体20の高さはほとんど変化せず、第1袋体10の横方向中央部における後端部の高さが高くなることから、枕100による頸椎の支持位置が高くなる。
また、例えば、枕100の横方向中央部分の高さを低くする場合、使用者が第1袋体10の横方向中央部分を手で押すなどして、左右両側部分へ第1充填物321を移動させる(図9参照)。第1袋体10の横方向中央部における前後両端部から左右両側へと第1充填物321が移動する。また、左右両側部分へ移動した第1充填物321の一部は、縦方向中央部へと移動する。かかる第1充填物321の移動により、第1保持室13の前後両側部分では高さが低くなり、左右両側部分の高さが高くなる。また、キルティング部11,12が設けられた第1袋体10の平面視における中央部分、つまり、第1保持室13の内部では高さがほとんど変化しない。その一方で、第2袋体20はほとんど変形せず、高さが維持される。このように、第1袋体10の横方向中央部における後端部の高さが低くなる分だけ、枕100による頸椎の支持位置が低くなる。
図10は、使用中における枕100内での第1充填物321の移動を説明するための平面図である。使用中においては、第1袋体10の平面視中央部に使用者の後頭部が載る。このため、第1保持室13に大きな荷重がかかり、第1保持室13から第1充填物321の一部が移動しようとする。第1保持室13の左右両側には縦方向に延びるキルティング部11,12が設けられているため、横方向への第1充填物321の移動は阻害される。したがって、第1充填物321は第1保持室13から連通孔14,24を通じて前後両側へと移動する。この結果、第1袋体10の横方向中央部における前後端部の高さが高くなる。一方、第2袋体20においては、第1袋体10を介するため荷重が分散され、第2保持室23には第1保持室13程大きな荷重が集中しない。このため、第2保持室23からはほとんど第2充填物322が流出しない。上記のように第1保持室10の後側部分の高さが高くなることで、当該部分が頸椎部分に当接し、その形状に合わせて変形する。このようにして、使用者の頸椎が適切に支持される。
また、使用中に頭部の位置が変化することで枕100に与えられる荷重が変化しても、第2袋体20がほとんど変形しないことから枕100が沈み込みすぎず、頭部を支持するために必要な高さを維持できる。特に、頸椎が位置する枕100の横方向中央部の後端部分においては、第1袋体10のキルティング部11,12より後側の部分が左右両側部分から第1充填物321を集めやすく高さを確保しやすい。使用時には第1袋体10のこの部分に頸椎が当たり、これによって当該部分が頸椎の形状に合わせて変形し、しかも上述のように第2袋体20の高さの変化が少ないため、頸椎を適切に支持できる。
しかも、第1袋体10の内底面には移動抑制シート33が設けられているため(図6及び図7参照)、第1袋体10の内部下側における第1充填物321の移動は抑制される。このため、第1充填物321が移動しすぎることがなく、使用者の頭部の重さによる第1袋体10の過度な沈み込みを防止できる。その一方で、第1袋体10の内部上側においては第1充填物321が移動しやすいため、頭部の形状に合わせて好適に変形する。第2袋体20については、第1袋体10と同様に移動抑制シート34が設けられているため、内部下側における第2充填物322の移動が抑制される。これにより、第2袋体20の変形が一層抑制される。
上述したように、第1及び第2袋体10,20は、前後端のそれぞれにおいて互いに接続され、縦方向中央部において互いに離反可能となっている。つまり、枕100は、第1及び第2袋体10,20によって筒状に構成されている。本実施の形態に係る枕100では、この第1及び第2袋体10,20の間に別部材である高さ調整部材を挿入することで、さらなる高さ調整を可能としている。図11及び図12は、高さ調整部材を挿入した状態の枕100を示す底面図及び右側面図である。枕100は、高さ調整部材50をさらに備えている。高さ調整部材50は、エラストマー又は軟質プラスチックを袋状に形成したものであり、その内部に空気が充填されている。かかる高さ調整部材50を第1及び第2袋体10,20の間に挿入することで、枕100の高さをさらに高くできる。また、高さ調整部材50における空気の充填量を変更することにより、高さ調整部材50による高さの増加レベルを変更できる。
また、高さ調整部材50ではなく、第1及び第2袋体10,20の間の空間に使用者の手足を挿入することもできる。例えば、椅子に座ったまま机の上に頭を載せて寝るような場合に、第1及び第2袋体10,20の間に使用者の手を挿入することで、クッション性のよい枕100を使用できる。また、第1及び第2袋体10,20の間に使用者の脚を挿入することで、仰臥姿勢において脚を高くするための所謂足枕として枕100を使用することができる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態においては、第1及び第2袋体10,20のそれぞれに第1及び第2保持室13,23を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。第1及び第2袋体10,20の何れか一方にのみ保持室を設ける構成とすることもできるし、両方に保持室を設けない構成とすることもできる。また、第1及び第2保持室13,23の前後両端に連通孔14,24を設けたが、前後端の何れか一方にのみ連通孔を設けてもよいし、連通孔を一切設けず、第1及び第2保持室13,23を閉塞された空間としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、キルティング部11,12及び21,22が縦方向に延び、横方向に対向する構成について述べたが、これに限定されるものではない。キルティング部11,12及び21,22が延びる方向は任意に設定できる。例えば、一対のキルティング部が横方向に延び、縦方向に対向するように構成してもよい。この場合、第1及び第2保持室13,23の左右両端に連通孔が設けられることになり、第1及び第2充填物321,322の縦方向への移動が阻害され、横方向への移動が許容される。また、第1袋体10のキルティング部11,12及び第2袋体20のキルティング部21,22のそれぞれが延びる方向を異ならせてもよい。例えば、第1袋体10のキルティング部11,12を縦方向に延びるように構成し、第2袋体20のキルティング部21,22を横方向に延びるように構成することもできる。
また、上記の実施の形態においては、第1及び第2保持室13,23の平面視における位置を同一とし、これらを重ねるように設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。第1及び第2保持室13,23の平面視において異なる位置に設けることもできる。例えば、第1保持室13を第1袋体10の平面視中央位置に設け、第2保持室23を第1保持室13の後方に設けることもできる。
また、上記の実施の形態においては、第1及び第2保持室13,23のそれぞれを、前後端が欠落した平面視円形、長円形、又は楕円形とする構成について述べたが、これに限定されるものではなく、第1及び第2充填物321,322を保持できれば、その形状は問わない。例えば、キルティング部を「く」字状及び左右反転した「く」字状とし、第1又は第2保持室を前後端が欠落した菱形状とすることもできるし、キルティング部を「コ」字状及び左右反転した「コ」字状とし、第1又は第2保持室を前後端それぞれにおける一部が欠落した矩形状とすることもできる。
また、上記の実施の形態においては、第1及び第2袋体10,20を筒状に接続し、その縦方向中央部において互いに離反可能な構成について述べたが、これに限定されるものではない。高さ調整部材50を使用しないのであれば、第1及び第2袋体10,20の全体が離反できないようにこれらが互いに接続されていてもよい。例えば、第2袋体20の全周が第1袋体10に縫合された構成とすることもできる。
また、上記の実施の形態においては、高さ調整部材50を、空気が充填された合成樹脂製の袋としたが、これ以外の構成とすることもできる。図13及び図14に、高さ調整部材の他の構成例を示す。図13に示す高さ調整部材150は、直方体状をなしており、軟質ポリウレタンフォーム等の柔軟性の高い素材によって構成されている。他方、図14に示す高さ調整部材250は、両端の球形部分251を円柱形の棒状部分252で連結したダンベル状をなしている。球形部分251は、第1及び第2袋体10,20の間に挿入可能な程度の大きさを有し、棒状部分252は、第2袋体20の横方向長さと同程度の長さを有している。この高さ調整部材250は、第1及び第2袋体10,20と同様に、布地を縫合して構成され、その内部に粒状の充填物を収容する(図示せず)。高さ調整部材250を使用するときには、一方の球形部分251を第1及び第2袋体10,20の間の一方の開口から挿入し、他方の開口から外側へ引き出して、棒状部分252が第1及び第2袋体10,20の間に挟まれ、球形部分251が第2袋体20の両側に位置する状態とする。このようにすることで、棒状部分252よりも直径が大きい球形部分251が第1及び第2袋体10,20の間に入り難く、使用中に高さ調整部材250が第1及び第2袋体10,20から外れることが防止される。
また、上記の実施の形態においては、第2充填物322を粒状物としたが、これに限定されるものではない。第2充填物が充填された状態の第2袋体20の全体が柔軟性を有し、変形可能であれば、第2充填物を粒状物以外のものとしてもよい。例えば、第2充填物を第2袋体20と同程度の大きさに成形されたウレタンフォームとし、1つの第2充填物を第2袋体20に充填することもできるし、第2充填物をウレタンフォームの小片とし、複数の第2充填物を第2袋体20に充填したり、第2充填物をウレタンフォームのシートとし、複数枚の第2充填物を重ねた状態で第2袋体20に充填したりすることもできる。その他、ポリエチレン繊維が編み込まれたもの、軟質ウレタンフォーム、綿等によって第2充填物を構成することもできる。
本発明の枕は、高さ調整可能な枕として有用である。
100 枕
10 第1袋体
20 第2袋体
31 布地
321 第1充填物
322 第2充填物
33,34 移動抑制シート
11,12 キルティング部
13 第1保持室
21,22 キルティング部
23 第2保持室
14,24 連通孔
50,150,250 調整部材

Claims (8)

  1. 粒状の第1充填物が充填された第1袋体と、
    第2充填物が充填され、前記第1袋体と上下方向に重ねられた第2袋体と
    を備え、
    前記第1及び第2袋体のそれぞれは、伸縮性素材の布地によって構成され、
    前記第1袋体の容積が、前記第2袋体の容積よりも大きい、
    枕。
  2. 前記第2袋体は、平面視における面積が前記第1袋体よりも小さく、且つ、平面視においてその全体が前記第1袋体と重なるように配置される、
    請求項1に記載の枕。
  3. 前記第1袋体は、その平面視中央部に、上下の前記布地をそれぞれ同一の方向に延びるように縫合した一対のキルティング部を前記同一の方向に交差する方向に対向して有する、
    請求項1又は2に記載の枕。
  4. 前記同一の方向は縦方向であり、前記交差する方向は横方向である、
    請求項3に記載の枕。
  5. 前記一対のキルティング部は、その縦方向中央部において幅が広く、縦方向端部において幅が小さい、前記第1充填物を保持する保持室を形成するように構成されている、
    請求項4に記載の枕。
  6. 前記第2袋体は、その平面視中央部に、上下の前記布地をそれぞれ同一の方向に延びるように縫合した一対のキルティング部を前記同一の方向に交差する方向に対向して有する、
    請求項1乃至5の何れかに記載の枕。
  7. 前記第1袋体は、下側の前記布地の上面に配置され、前記第1充填物の移動を抑制する移動抑制シートを有する、
    請求項1乃至6の何れかに記載の枕。
  8. 前記第2袋体は、下側の前記布地の上面に配置され、前記第2充填物の移動を抑制する移動抑制シートを有する、
    請求項1乃至7の何れかに記載の枕。
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