JP3543850B2 - トンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機 Download PDF

Info

Publication number
JP3543850B2
JP3543850B2 JP27684594A JP27684594A JP3543850B2 JP 3543850 B2 JP3543850 B2 JP 3543850B2 JP 27684594 A JP27684594 A JP 27684594A JP 27684594 A JP27684594 A JP 27684594A JP 3543850 B2 JP3543850 B2 JP 3543850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripper device
gripper
tunnel
ground
trunk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27684594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08135378A (ja
Inventor
敏弘 山崎
好人 南
操 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP27684594A priority Critical patent/JP3543850B2/ja
Publication of JPH08135378A publication Critical patent/JPH08135378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543850B2 publication Critical patent/JP3543850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、トンネル掘削機に関し、詳しくはカッタヘッドを有する前胴とその前胴とは別個に前進可能な後胴とを有するトンネル掘削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のトンネル掘削機として、例えば実公平4−14546号公報に開示されているように、前胴の外周部と後胴の外周部とにそれぞれグリッパ装置を備えたものが知られている。このグリッパ装置の一例が図8に示されている。この図8は前胴の断面を示すものであって、この前胴101の周壁に形成される開口部には、この周壁と同曲率に形成されるとともにピン102,102に枢支される一対のグリッパシュー103,103が設けられ、各グリッパシュー103は内側に配置されるグリッパジャッキ104により半径方向に移動される。なお、後胴側にも同様のグリッパ装置が設けられる。
【0003】
これら前胴側および後胴側の各グリッパ装置を用いてトンネルを掘進する際には、後胴側のグリッパジャッキを伸長方向に作動し、グリッパシューをトンネル坑壁に圧着させて後胴を地盤に固定し、この状態で前胴の前面に設けられているカッタヘッドを回転させるとともに、後胴と前胴とを連結するスラストジャッキを伸長方向に作動させ、後胴側のグリッパ装置により掘進反力を得つつ前胴を前進させて地盤の掘削を行う。この後、スラストジャッキがストロークエンドまで伸長して1ピッチ分の掘進が完了すると、前胴側のグリッパジャッキを伸長方向に作動し、グリッパシューをトンネル坑壁に圧着させて前胴を地盤に固定する一方、後胴側のグリッパジャッキを収縮方向に作動してグリッパシューをトンネル坑壁から離間させる。この状態でスラストジャッキを収縮方向に作動して後胴を前胴側へ引き寄せる。こうして尺取虫状に順次掘進していく。
【0004】
ところが、前述のようなトンネル掘削機においては、このトンネル掘削機の掘進時に後胴側グリッパをトンネルの坑壁に圧着させることにより掘進反力を得るようにしているために、地盤の地質が軟弱化した場合にグリッパシューが坑壁にめり込んでそのグリッパシューの押付け力が低下し、掘削機が前進できなくなるという不具合を発生することがある。
【0005】
このような不具合に対処するために、実開平4−61193号公報において、グリッパ内にスパイク装置を出没可能に設けるようにしたグリッパ装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に開示されているグリッパ装置では、スパイク装置がグリッパ内に設けられているために、構造上の制約によりスパイクの径を大径にすることができず個数にも制限があって、このように細くて少数のスパイクでは強大な推進力に対して強度上弱く、また軟弱地盤の場合にそのスパイクが嵌入しても得られる反力は小さく実用性に乏しいという問題点がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、軟弱地盤においてもグリッパのスリップを確実に防止して常に安定した掘進反力を得ることのできるトンネル掘削機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明によるトンネル掘削機は、前述の目的を達成するために、カッタヘッドを有する前胴とその前胴とは別個に前進可能な後胴とを有するトンネル掘削機において、これら前胴および後胴にそれら前胴および後胴の外周面より突出されてトンネル地盤に固定されるグリッパ装置をそれぞれ設けるとともに、後胴側のグリッパ装置を坑壁圧着型とし、かつその後胴側のグリッパ装置の近傍に前記後胴の外周面より突出されて前記トンネル地盤に固定される地山嵌入型の補助グリッパ装置を設け、前記補助グリッパ装置を、前記後胴側のグリッパ装置のフレームに固定される円筒状のケーシングと、このケーシングの内部空間に設けられそのケーシングに一体的に固定される柱状体と、前記ケーシングの内壁面に摺動可能に嵌合される筒体と、この筒体の内周側に配される摺動案内体を備え、前記筒体が前記摺動案内体を介して前記柱状体に沿って出没するように構成することを特徴とするものである。
【0009】
このように構成されている本発明においては、硬い良好な岩盤で掘進を行う際には、後胴側のグリッパ装置により後胴が地盤に固定されている状態で、この後胴側のグリッパ装置により掘進反力を得つつ前胴が前進されて地盤の掘削がなされ、1ピッチ分の掘進の完了時に、前胴側のグリッパ装置により前胴が地盤に固定され、後胴側のグリッパ装置が地盤から離間された状態で後胴が前胴側へ引き寄せられる。一方、地盤が軟弱化した際には、補助グリッパ装置が地盤に嵌入されて後胴側のグリッパ装置のスリップが防がれた状態で前述と同様の操作が行われる。こうして、掘進が不能となるような軟弱地盤でも掘進反力を得て掘削機を前進させることができ、また掘削機のローリング等の発生を防止することができる。
【0010】
本発明によれば記補助グリッパ装置前記後胴側のグリッパ装置のフレーム内に設けられているので、全体構成をコンパクトにすることができる。
【0011】
本発明において、前記補助グリッパ装置は、前記後胴側のグリッパ装置と独立に作動できるようにされるのが好ましい。このようにすると、この補助グリッパ装置を必要に応じて後胴側のグリッパ装置と同時に作動させたり単独に作動させたりして、作動態様を自由に選択することができる。
【0012】
また、前記補助グリッパ装置は、前記後胴の中心部から外周部に向かう方向に放射状に複数個配置されるのが好ましく、こうすることで地盤に対して後胴を確実に保持することができる。
【0013】
本発明の目的は、後述される詳細な説明から明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具体的実施例は最も好ましい実施態様について説明するが、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形はその詳細な説明から当業者にとって明らかであることから、具体例として述べるものである。
【0014】
【実施例】
次に、本発明によるトンネル掘削機の具体的実施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1に本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図が、図2に同トンネル掘削機の正面図が、図3に図1のA−A線断面図が、図4に図1のB−B線断面図およびC−C線断面図が、図5に図1のD−D線断面図がそれぞれ示されている。
【0016】
本実施例のトンネル掘削機においては、掘削機本体が前胴(前シールド)1と中胴(中シールド)2と後胴(後シールド)3とに分割形成されている。この前胴1の前部には軸受け4を介してカッタヘッド5が回転自在に支持され、このカッタヘッド5の前面板6には、中心部とその周辺部とに複数個のディスクカッタ7が回転自在に支承されるとともに、周縁部近傍に土砂取込み用のバケット8が設けられている。
【0017】
前記カッタヘッド5は、前胴1の内側の隔壁9に取り付けられる減速電動機10によってピニオンおよびリングギアを介して駆動される。こうして、カッタヘッド5が回転されるとディスクカッタ7により地盤が掘削され、掘削された土砂はバケット8により前面板6に形成されている土砂取込み口11を介してカッタヘッド5内に取り込まれる。
【0018】
前記中胴2は内側シールド12と外側シールド13とにより構成され、この外側シールド13の前端部には球面支持部材14を介して前胴1が揺動自在に支承され、内側シールド12は後胴3の前端部にやはり球面支持部材15を介して揺動自在に支承されている。
【0019】
また、前記外側シールド13の前端部には取付け座16を介して複数本のアーティキュレートシリンダ17が取り付けられ、これらアーティキュレートシリンダ17のシリンダロッドの先端が前記隔壁9の後面に取り付けられるブラケット18にピン支持されている。同様に、前記内側シールド12の後端部には取付け座19を介して複数本のアーティキュレートシリンダ20が取り付けられ、これらアーティキュレートシリンダ20のシリンダロッドの先端が後胴3の内側の隔壁21の前面に取り付けられるブラケット22にピン支持されている。こうして、複数本のアーティキュレートシリンダ17を選択的に伸縮させることで中胴2に対して前胴1の屈曲方向が制御され、また複数本のアーティキュレートシリンダ20を選択的に伸縮させることで後胴3に対して中胴2の屈曲方向が制御される。
【0020】
前記前胴1の隔壁9と後胴3の隔壁21とは複数本のスラストジャッキ23によって連結され、これらスラストジャッキ23の作動により内側シールド12に対して外側シールド13が、言い換えれば後胴3に対して前胴1が掘進できるようにされている。
【0021】
一方、前記隔壁9の後面には、後方へ向けて延設されるメインビーム24の前端部が固着されている。さらに、前記カッタヘッド5の略中心部にはそのカッタヘッド5内に取り込まれた土砂を受け取るホッパシュート25が設けられ、このホッパシュート25の下方にはそのホッパシュート25にて受け取られた土砂を後方へ搬出するベルトコンベア26の基端部が配置されている。このベルトコンベア26は各隔壁9,21を貫通して掘削機本体の後方まで延設されており、後端部側に設けられる駆動源によって駆動されるようになっている。また、前端部が前胴1の下部に開口するとともに吸上げ用のポンプ27が付設されてなる泥水圧送管28が設けられ、この泥水圧送管28により掘削により生じた泥水を後方へ搬出するようになっている。
【0022】
また、前記前胴1の外周部には左右一対の前部グリッパ装置29が設けられ、後胴3の外周部には左右一対の後部グリッパ装置30と補助グリッパ装置31とが設けられている。
【0023】
前記前部グリッパ装置29は、図3に示されているように、前胴1の外周面に開口されている開口部に嵌合するように、かつその前胴1の外周面と略同曲率に形成されるグリッパシュー32と、このグリッパシュー32を図3の鎖線で示されるように外方へ移動させてトンネルの内壁面に圧着させるグリッパジャッキ33とを備えるものとされている。こうして、左右の各グリッパシュー32がグリッパジャッキ33の作動によりトンネルの内壁面に圧着されることにより、前胴1がトンネル内に固定される。
【0024】
前記後部グリッパ装置30は、図4のC−C線断面図に示されているように、後胴3の外周面に開口されている開口部に嵌合するようにその後胴3の内面に枢着され、かつその後胴3の外周面と略同曲率に形成されるグリッパシュー34と、このグリッパシュー34を図4の鎖線で示されるように外方へ回動させてトンネルの内壁面に圧着させるグリッパジャッキ35とを備えるものとされている。こうして、左右の各グリッパシュー34がグリッパジャッキ35の作動によりトンネルの内壁面に圧着されることにより、後胴3がトンネル内に固定される。
【0025】
前記補助グリッパ装置31は、図5に示されているように、軟弱化している地盤の場合にその地盤に嵌入して後胴3を固定する地山嵌入型のグリッパ装置であって、前記後部グリッパ装置30に併設してその後部グリッパ装置30を支持するグリッパフレーム36に取り付けられ、後胴3の中心部から外周部に向かう方向に放射状に複数個(本実施例では6個)配置されて構成されている。図6の拡大断面図に示されているように、この補助グリッパ装置31は、グリッパフレーム36に固定される円筒状のケーシング37と、このケーシング37の内部空間に設けられそのケーシング37に一体的に固定される柱状体38と、前記ケーシング37の内壁面にブッシュを介して摺動可能に嵌合される筒体39とを備えるものとされている。この筒体39の上端には表面に多数のビット40を有する頂板41が溶着され、この頂板41の下面にはリング状の受圧体42が固着されている。また、この筒体39の下端部の内周面にはリング状の第1の摺動案内体43が螺着され、前記柱状体38の上端部の外周面にはリング状の第2の摺動案内体44が螺着されている。こうして、受圧体42,第2の摺動案内体44および筒体39の内周面によって第1の油室45が画成され、第1の摺動案内体43,第2の摺動案内体44,筒体39の内周面および柱状体38の外周面によって第2の油室46が画成される。また、筒体39が後胴3の表面から出没する際に、この柱状体38の外周面に沿って前記第1の摺動案内体43が案内されるとともに、筒体39の内周面が前記第2の摺動案内体44の外周面に沿って案内されるようになっている。なお、第1の摺動案内体43の内周部および第2の摺動案内体44の外周部にはそれぞれシール47,48が設けられている。
【0026】
前記柱状体38には、この柱状体38の基端から先端まで貫通するとともにその柱状体38の先端面に形成される溝38aおよび第2の摺動案内体44に穿設される貫通孔44aを介して前記第1の油室45に連通する第1の油路49が形成され、またその柱状体38の基端から先端へ向けて延設されて前記第2の油室46に連通する第2の油路50が形成されている。これら第1の油路49および第2の油路50の基端はそれぞれ油圧供給管51,52を介して図示されない油圧源に接続されている。
【0027】
このように構成されていることによって、補助グリッパ装置31が後胴3内の収納位置(図6の実線位置)にある状態から油圧供給管51に油圧が供給されると、この供給される油圧は第1の油路49,柱状体38の溝38aおよび第2の摺動案内体44の貫通孔44aを通って第1の油室45に供給され、この油圧によって受圧体42が上向きの作用力を受ける。これによって柱状体38の外周面に沿って第1の摺動案内体43が案内されるとともに、筒体39の内周面が前記第2の摺動案内体44の外周面に沿って案内されつつ、筒体39および頂板41が突出位置(図6の鎖線位置)まで移動する。このとき第2の油室46内の油圧は第2の油路50および油圧供給管52を通って油圧源に還流される。
【0028】
一方、このように筒体39が突出位置にある状態から油圧供給管52側へ油圧の供給が切り換えられると、この油圧供給管52から供給される油圧は第2の油路50を通って第2の油室46に供給され、この油圧によって第1の摺動案内体43が下向きの作用力を受ける。これによって前述とは逆の動作によって筒体39および頂板41が突出位置から収納位置まで移動し、元の状態に復帰する。このとき第1の油室45内の油圧は第1の油路49および油圧供給管51を通って油圧源に還流される。
【0029】
次に、本実施例の前部グリッパ装置29,後部グリッパ装置30および補助グリッパ装置31を用いたトンネル掘削機の掘進動作を説明する。
【0030】
トンネルを掘進する際には、後部グリッパ装置30のグリッパジャッキ35を伸長方向に作動させてグリッパシュー34をトンネル坑壁に圧着させて後胴3を地盤に固定し、この状態で前胴1の前面に設けられているカッタヘッド5を回転させるとともに、後胴3と前胴1とを連結するスラストジャッキ23を伸長方向に作動させ、後部グリッパ装置30により掘進反力を得つつ前胴1を前進させて地盤の掘削を行う。この後、スラストジャッキ23がストロークエンドまで伸長して1ピッチ分の掘進が完了すると、前部グリッパジャッキ33を伸長方向に作動させてグリッパシュー32をトンネル坑壁に圧着させて前胴1を地盤に固定する一方、後部グリッパ装置30のグリッパジャッキ35を収縮方向に作動してグリッパシュー34をトンネル坑壁から離間させる。この状態でスラストジャッキ23を収縮方向に作動させて後胴3を前胴1側へ引き寄せる。このような動作を順次繰り返すことにより掘進が進められていく。
【0031】
一方、後部グリッパ装置30におけるグリッパシュー34の押付け力のみによっては掘進反力が十分に得られないような軟弱地盤の場合には、この後部グリッパ装置30に代えて、もしくはその後部グリッパ装置30に加えて補助グリッパ装置31を突出させて筒体39を地盤に嵌入し、後部グリッパ装置30と地盤との間のスリップを防いだ状態で前述と同様の操作が行われる。こうして、掘進が不能となるような軟弱地盤でも十分な掘進反力を得て掘削機を掘進させることができ、また掘削機のローリング等の発生を防止することができる。
【0032】
なお、前述のような掘進動作中に掘進方向を変更するには、外側シールド13に取り付けられている複数本のアーティキュレートシリンダ17を選択的に伸縮させ、中胴2に対して前胴1の屈曲方向を制御し、また内側シールド12に取り付けられている複数本のアーティキュレートシリンダ20を選択的に伸縮させ、後胴3に対して中胴2の屈曲方向を制御する。また、カッタヘッド5の回転によりディスクカッタ7にて掘削された土砂はバケット8により土砂取込み口11を介してカッタヘッド5内のホッパシュート25にて受け取られ、このホッパシュート25の下方に配置されているベルトコンベア26により掘削機本体の後方へ搬出される。
【0033】
図7には、本発明の他の実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図が示されている。本実施例においては、前部グリッパ装置53を、先の実施例のようなグリッパシューを用いるタイプに代えて、筒体54を出没させるタイプ(先の実施例の補助グリッパ装置31と同様のタイプ)にしたものであって、このような筒体54が放射状に複数個配置されている。但し、この筒体54の頂板の受圧面積は前記補助グリッパ装置31の頂板41の受圧面積に比べて大きく形成されている。したがって、この前部グリッパ装置53の筒体54は、通常の岩盤においては十分な押付け力を得ることができ、また軟弱地盤の場合にはその地盤に嵌入させることもできる。このような前部グリッパ装置53は、この前部グリッパ装置設置部の前後方向の長さを小さく抑えたい場合に有効である。なお、本実施例においては、掘削土砂の搬送手段としてベルトコンベアに代えてスクリューコンベア55が用いられている。これら以外の構成および作用については先の実施例と基本的に異なるところがないので、図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明は省略することとする。
【0034】
前記各実施例において、補助グリッパ装置31の筒体39の頂部に設けられる頂板41の形状は、必ずしも後胴3の外周面と略同曲率に形成する必要はなく、地山に嵌入し易いように、例えば突出方向に向けて円錐形状に形成するなどいろいろな形状を採用することができる。
【0035】
前述のように、本発明は、種々に変更可能なことは明らかである。このような変更は本発明の精神および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の正面図である。
【図3】図3は、図1のA−A線断面図である。
【図4】図4は、図1のB−B線断面図およびC−C線断面図である。
【図5】図5は、図1のD−D線断面図である。
【図6】図6は、補助グリッパ装置の拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図である。
【図8】図8は、従来のグリッパ装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 前胴
3 後胴
5 カッタヘッド
29,53 前部グリッパ装置
30 後部グリッパ装置
31 補助グリッパ装置
32,34 グリッパシュー
33,35 グリッパジャッキ
36 グリッパフレーム
37 ケーシング
38 柱状体
39 筒体
41 頂板
43 第1の摺動案内体
42 第2の摺動案内体
45 第1の油室
46 第2の油室
49 第1の油路
50 第2の油路

Claims (3)

  1. カッタヘッドを有する前胴とその前胴とは別個に前進可能な後胴とを有するトンネル掘削機において、これら前胴および後胴にそれら前胴および後胴の外周面より突出されてトンネル地盤に固定されるグリッパ装置をそれぞれ設けるとともに、後胴側のグリッパ装置を坑壁圧着型とし、かつその後胴側のグリッパ装置の近傍に前記後胴の外周面より突出されて前記トンネル地盤に固定される地山嵌入型の補助グリッパ装置を設け、
    前記補助グリッパ装置を、前記後胴側のグリッパ装置のフレームに固定される円筒状のケーシングと、このケーシングの内部空間に設けられそのケーシングに一体的に固定される柱状体と、前記ケーシングの内壁面に摺動可能に嵌合される筒体と、この筒体の内周側に配される摺動案内体を備え、前記筒体が前記摺動案内体を介して前記柱状体に沿って出没するように構成する
    ことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 前記補助グリッパ装置は、前記後胴側のグリッパ装置と独立に作動できるようにされていることを特徴とする請求項1記載のトンネル掘削機。
  3. 前記補助グリッパ装置は、前記後胴の中心部から外周部に向かう方向に放射状に複数個配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のトンネル掘削機。
JP27684594A 1994-11-10 1994-11-10 トンネル掘削機 Expired - Fee Related JP3543850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27684594A JP3543850B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 トンネル掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27684594A JP3543850B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 トンネル掘削機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08135378A JPH08135378A (ja) 1996-05-28
JP3543850B2 true JP3543850B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=17575213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27684594A Expired - Fee Related JP3543850B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 トンネル掘削機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543850B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103114860B (zh) * 2013-02-26 2015-02-18 上海隧道工程股份有限公司 圆刀盘加偏心多轴刀盘矩形掘进机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08135378A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930006410B1 (ko) 실드터널 굴진장치
US4630869A (en) Shield tunneling machine
JP4495114B2 (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削工法
KR100461525B1 (ko) 확경비트
JP2001342794A (ja) トンネル掘削機及び掘削方法
JP3543850B2 (ja) トンネル掘削機
JP3758722B2 (ja) トンネル掘削機
JP4716885B2 (ja) 親子シールド掘進機
JP3950315B2 (ja) 多段式トンネル掘削機
JP4378030B2 (ja) トンネルの地中接合工法
JP4842650B2 (ja) トンネル掘削機
JP2004316407A (ja) シールド掘進機及びトンネル構築方法
JPH08210089A (ja) シールド掘進機
JP4366278B2 (ja) シールド掘進機
JP2003074294A (ja) 横孔掘削機
JP3719849B2 (ja) 小口径推進機の先導管
JP4271893B2 (ja) トンネル掘進機のコピーカッタ
JP4374517B2 (ja) トンネル築造方法
JP2836741B2 (ja) トンネル掘削機
JP4179434B2 (ja) トンネル掘削機
JP4434503B2 (ja) シールド掘進機
JP3576426B2 (ja) トンネル掘削機
JP3821658B2 (ja) 管渠埋め戻し用シールド装置
JP2670213B2 (ja) トンネル掘削機のグリッパ装置
JPH0747497Y2 (ja) トンネル掘進機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030715

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20031219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees