JP3543048B2 - 小屋裏換気扇 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の小屋裏内部に設置され、吐出用ダクトを接続して小屋裏を換気する小屋裏換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の小屋裏換気扇の一例について図2を参照しながら説明する。
【0003】
図に示すように、回転羽根101が接続された電動機102を備えた本体103をヤギリ104に取付けていた。
【0004】
上記構成において、電動機102を運転すると、回転羽根101により、小屋裏内部105の空気が吸い込まれ、ヤギリ104を通して屋外に排気されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の小屋裏換気扇では、回転羽根101の運転を居住者自身が行わなければならず手間がかかっていた。また連続運転した場合電気代がかかるという課題があった。また、タイマーによって回転羽根101の運転を行っていた場合もあるが、冬季、夏季、中間季など時季により運転必要時間が異なるため時季ごとにタイマーによる運転時間設定を切り替えなければならず手間がかかるという課題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、換気必要時に居住者自身が運転せずに換気することができ、効率的に換気を行うことができる小屋裏換気扇を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の小屋裏換気扇においては、小屋裏内部の温度を検知する小屋裏温度センサーと、この小屋裏温度センサーからの温度信号により換気扇の運転を制御するコントローラーを設けた構成としたものである。
【0008】
この本発明によれば、換気必要時に居住者自身が運転せずに換気することができ、効率的に換気を行うことができる小屋裏換気扇を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、小屋裏内部と連通する吸込用開口部と、屋外と連通する吐出用ダクトと接続される吐出用アダプターの設けられる吐出用開口部とを有した箱状で内部にファンモーターが設けられた本体と、前記小屋裏内部の有機溶剤性ガスを検知する有機溶剤性ガス検知センサーと、この有機溶剤性ガス検知センサーからの検知信号により前記ファンモーターの運転を制御するコントローラーとを備え、前記有機溶剤性ガス検知センサーを前記小屋裏内部に設けられた前記本体に設け、前記小屋裏内部の有機溶剤性ガス濃度が高くなったときのみ前記ファンモータを運転させる構成としたものであり、建築材料等より発生する有機溶剤性ガスを不必要なエネルギーを使用しないで効率良く換気できるという作用を有する。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1に示すように、小屋裏内部1と連通する吸込用開口部2および屋外3と連通する吐出用ダクト4と接続される吐出用アダプター5の設けられる吐出用開口部6とを有した箱状の本体7の内部にはファン8を有するファンモーター9および小屋裏内部1の有機溶剤性ガスを検知する有機溶剤性ガス検知センサー19を設け、有機溶剤性ガス検知センサー19からの検知信号によりファンモーター9の運転を制御するコントローラー20を屋内12に設け構成する。
【0012】
上記の構成により、屋内12に設置されたコントローラー20を制御モードにしておくことにより、建築材料等より発生した人体に悪影響を及ぼす有機溶剤性ガスが溜まり小屋裏内部1の有機溶剤性ガス濃度が高くなると、本体7に内蔵された有機溶剤性ガス検知センサー19により検知し、コントローラー20によりファンモーター9を運転させ、小屋裏内部1の溜まった有機溶剤性ガスを吸込用開口部2より吸い込み、吐出用開口部6から吐出用アダプター5、吐出用ダクト4を通して、屋外3に排気する。また、小屋裏内部1の有機溶剤性ガス濃度が低くなると、有機溶剤性ガス検知センサー19により検知しコントローラー20によりファンモーター9の運転を停止し、排気を止める。
【0013】
このように本発明の実施の形態1の小屋裏換気扇によれば、建築材料等より発生した有機溶剤性ガスが溜まり小屋裏内部1の有機溶剤性ガス濃度が高くなったときのみファンモーター9を運転させ、小屋裏内部1の有機溶剤性ガス濃度を低く抑えることができ、また、小屋裏内部1の有機溶剤性ガス濃度が低いときにはファンモーター9を運転しないため、不必要なエネルギーを使用しない。つまり換気必要時間に居住者自身が運転せずに換気することができ、効率的に換気を行うことができる。
【0014】
【発明の効果】
以上の実施の形態から明らかなように、本発明によれば小屋裏内部に有機溶剤性ガスを検知する有機溶剤性ガス検知センサーを設け、検知信号によりファンモーターの運転を制御するので、建築材料等より発生する有機溶剤性ガスを不必要なエネルギーを使用しないで効率良く換気できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の小屋裏換気扇の設置状態を示す概略断面図
【図2】従来の小屋裏換気扇の設置状態を示す概略断面図
【符号の説明】
1 小屋裏内部
2 吸込用開口部
3 屋外
4 吐出用ダクト
5 吐出用アダプター
6 吐出用開口部
7 本体
9 ファンモーター
12 屋内
19 有機溶剤性ガス検知センサー
20 コントローラー
Claims (1)
- 小屋裏内部と連通する吸込用開口部と、屋外と連通する吐出用ダクトと接続される吐出用アダプターの設けられる吐出用開口部とを有した箱状で内部にファンモーターが設けられた本体と、前記小屋裏内部の有機溶剤性ガスを検知する有機溶剤性ガス検知センサーと、この有機溶剤性ガス検知センサーからの検知信号により前記ファンモーターの運転を制御するコントローラーとを備え、前記有機溶剤性ガス検知センサーを前記小屋裏内部に設けられた前記本体に設け、前記小屋裏内部の有機溶剤性ガス濃度が高くなったときのみ前記ファンモータを運転させる構成とした小屋裏換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34729496A JP3543048B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 小屋裏換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34729496A JP3543048B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 小屋裏換気扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185253A JPH10185253A (ja) | 1998-07-14 |
JP3543048B2 true JP3543048B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18389244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34729496A Expired - Fee Related JP3543048B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 小屋裏換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543048B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34729496A patent/JP3543048B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10185253A (ja) | 1998-07-14 |
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