JP3540173B2 - 計器のムーブメント固定構造 - Google Patents

計器のムーブメント固定構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、文字板上の指針を回転駆動するムーブメントが配線基板に固定される計器のムーブメント固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車用計器におけるムーブメントの固定構造は、図4に示すようになっている。これは、配線基板1上に設けた光源3からの光を、計器ケース5の側壁と文字板7との間に形成した隙間Sを介して文字板7上に導き、これにより指針9に対して間接照明を行っている。文字板7上の数字などの意匠については、光源3からの光を文字板7の裏面から直接受けて照明される。
【0003】
文字板7の裏面には、指針9を回転駆動させるムーブメント11がスペーサ13を介して配置されている。ムーブメント11は、配線基板1上に実装されたナット部材15に、ねじ17を締結することで固定されている。ナット部材15は、配線基板1上の配線パターンに接続される一方、ねじ17は、ムーブメント11側の電接端子に接続され、このため、ねじ17をナット部材15に締結することで、ムーブメント11と配線基板1とが電気的に接続された状態となる。
【0004】
また、ムーブメント11を配線基板1に固定する方法として、上記したねじ17およびナット部材15を用いるほかに、ムーブメント11から配線基板1に向けて突出させた電接端子を、配線基板1上の配線パターンに半田付けするものもある。
【0005】
このようなねじあるいは半田付けによるムーブメント11の固定構造では、固定のためのねじ17が必要であってねじ17の締結作業が煩雑であり、また半田付けについても作業性の悪いものとなっている。
【0006】
これに対し、図5に示すように、配線基板1上にばね端子19を立設し、このばね端子19が嵌合接続する電接端子をムーブメント側に設け、これによりムーブメントの配線基板1への電気的接続を容易にしたものがある。ばね端子19は、導体からなる線材をコイルスプリングの如く渦巻き状に巻回したもので、先端側が、例えば図5中で矢印Aで示す方向に揺動するなど弾性変形しやすいものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この場合のばね端子19は、ムーブメント側と電気的接続を目的とするものであることから、嵌合作業を容易にするため弾性変形しやすい構造であり、このままではムーブメントの配線基板1への固定が不充分となる。このため、ムーブメントを配線基板1に固定する他の方法が新たに必要となる。例えば、図4に示したスペーサ13に、配線基板1に向けて突出する固定用の脚を設け、この脚の先端を、計器ケース5の底面から配線基板1を貫通してムーブメント側に突出させた固定用ボス部に、ねじ止めするなどの工夫が必要となる。
【0008】
したがって、ばね端子19を用いることで、ムーブメントを固定するねじ17を廃止するか、あるいは半田付け作業を廃止しても、新たなねじ止め作業が必要となって作業性の向上が得られない。
【0009】
そこで、この発明は、ムーブメントの配線基板への固定作業を容易なものとすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、文字板上の指針を回転駆動するムーブメントが配線基板に固定される計器のムーブメント固定構造において、前記ムーブメントの電接端子と、配線基板側の接続端子とは、ムーブメントを配線基板上に設置することで嵌合接続する構成であり、前記ムーブメントと前記文字板との間に、ムーブメントに固定されるスペーサを介装し、このスペーサに、前記電接端子と接続端子とが嵌合接続された状態で、前記配線基板に形成した係合孔に係合固定される係合部を設け、前記スペーサは、文字板側から挿入される固定具により、文字板と一体でムーブメントに固定されている構成としてある。
【0011】
このような構成の計器のムーブメント固定構造によれば、ムーブメントの電接端子と配線基板側の接続端子とを嵌合接続しつつ、ムーブメント側のスペーサの係合部を配線基板側の係合孔に係合固定することで、ムーブメントは配線基板に固定される。この際ムーブメントは、文字板側から挿入される固定具により、文字板とともにスペーサに固定されている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0019】
図1は、この発明の実施の一形態を示す計器のムーブメント固定構造を備えた自動車用計器の要部の分解斜視図である。計器ケース21の裏面にはプリント配線基板23が装着され、このプリント配線基板23を覆うように計器ケース21の裏面側には裏カバー25が装着されている。
【0020】
計器ケース21の表面側には、指針27を備えた文字板29が装着されるとともに、図示しない見返しおよび表ガラスがそれぞれ装着される。図2は、図1に示した文字板29の裏側から見た斜視図で、指針27を駆動するムーブメント31が設けられている。
【0021】
ムーブメント31は、図示しないコイルが巻かれたボビンを収容するボビンケース33の外周に、環状のケースカバー35が装着されている。ケースカバー35は、外周部に係止爪35aを有し、文字板29と反対側からボビンケース33に嵌め込むことで、係止爪35aがボビンと一体の係止部37に係止して固定される。上記係止爪35aおよび係止部37と反対側の図に示されていない部位については、ケースカバー35側の係止爪が、ボビンケース33に係止されている。
【0022】
上記係止部37が一体のボビンには、ムーブメント31の電接端子39を収容する端子収容部41がボビンケース33の外部に突出して設けられている。端子収容部41に対応してケースカバー35の外周部には、プリント配線基板23に実装されている接続端子としての前記図5に示したものと同様なばね端子43をガイドする端子ガイド部45が形成されている。ムーブメント31を計器ケース21側にセットする際に、ばね端子43が端子ガイド部45にガイドされて端子ガイド部45を貫通し、電接端子39に接続される。
【0023】
文字板29の裏面には、スペーサ47が、文字板29の表面から挿入される2本のねじ49によって固定されている。スペーサ47は、上記端子ガイド部45の両側方に位置してプリント配線基板15に形成した係合孔23aに係合する係合脚51を備えている。
【0024】
係合脚51の先端には、係合爪53aと係合突起53bとを備えた係合部53が形成され、係合爪53aが係合孔23aに挿入されてプリント配線基板23の裏面側に突出した状態で、係合突起53bがプリント配線基板23の表面側に位置し、これによりスペーサ47はプリント配線基板23に固定される。
【0025】
相互に対向する2本の係合脚51の基端部は結合部55にて結合され、この結合部55に前記ねじ49が挿入され、上記結合部55の文字板29と反対側の面には、ムーブメント31の端子収容部41付近におけるボビンの一部が当接し、このボビンの一部に、上記挿入されたねじ49をねじ込むことで、ムーブメント31がスペーサ47とともに文字板29に固定される。
【0026】
また、上記スペーサ47の結合部55の端子収容部41側には、位置決めピン57が突出して設けられ、この位置決めピン57が、端子収容部41付近のボビンに形成した位置決め孔に挿入されることで、スペーサ47とムーブメント31側との位置決めがなされる。
【0027】
計器ケース21には、ムーブメント31に対応する貫通孔59が形成され、貫通孔59には、ムーブメント31をセットする際のガイドとなる3つのガイド壁61が形成されている。3つのガイド壁61は、ムーブメント31側の端子ガイド部45や係合脚51などとの干渉を避けるために円周方向所定位置に配置されている。
【0028】
また、プリント配線基板23上には、照明用光源としてのバルブ63が取り付けられており、このバルブ63は、計器ケース21の前記貫通孔59に連続する開口部65によって文字板29側に露出している。そして、このバルブ63から照射される光は、前記図4に示した従来のものと同様に、計器ケース21の側壁と文字板29との間の隙間から文字板29の表面側へ導かれて指針27に対し、間接照明を行う。文字板29上の意匠については、バルブ63の光が文字板29の裏面から直接照射されることで照明される。
【0029】
図3は、ムーブメント31をプリント配線基板23に固定した状態を示す要部の断面図である。ここで、スペーサ47を介して文字板29に装着されたムーブメント31は、スペーサ47の係合脚51先端の係合爪53aをプリント配線基板23の係合孔23aに挿入してプリント配線基板23の裏面側に突出させることで、係合爪53aと係合突起53bとの間にプリント配線基板23が位置し、係合部53と係合孔23aとが係合状態となる。これにより、ムーブメント31はスペーサ47を介してプリント配線基板23に固定されることとなる。
【0030】
この固定作業時には、プリント配線基板23側のばね端子43は、端子ガイド部45にガイドされて端子収容部41側に突出し電接端子39に接続される。
【0031】
上記したように、ムーブメント31をプリント配線基板23に固定する作業は、スペーサ47に設けた係合部53を、プリント配線基板23側の係合孔23aにの係合させるだけでよく、このため、従来使用していた固定用のねじが不要となり、また半田付け作業の必要もなく、極めて容易なものとなる。
【0032】
また、上記指針27に対する間接照明構造におけるスペーサ47は、指針に対する直接照明構造に使用されるプリズムに代わるものであり、かつムーブメント31を固定するためのものであることから、ムーブメント31が同形状のものであれば、図1に示した回転計のほかに速度計や燃料計などにも同様のスペーサ47を使用でき、部品共通化によるコスト低下が達成される。
【0033】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、ムーブメントの電接端子と配線基板側の接続端子とを嵌合接続しつつ、ムーブメント側のスペーサの係合部を配線基板側の係合孔に係合することで、ムーブメントはスペーサを介して配線基板に固定されるので、ムーブメントの配線基板への固定作業が極めて容易なものとなる。また、文字板と一体でムーブメントに固定されたスペーサにより、ムーブメントを配線基板に容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す計器のムーブメント固定構造を備えた自動車用計器の要部の分解斜視図である。
【図2】図1に示した文字板の裏側から見た斜視図である。
【図3】図1および図2の固定構造におけるムーブメントをプリント配線基板に固定した状態を示す要部の断面図である。
【図4】従来のムーブメント固定構造を示す断面図である。
【図5】ムーブメントの電接端子に接続される配線基板側のばね端子の正面図である。
【符号の説明】
21 計器ケース
23 プリント配線基板(配線基板)
23a 係合孔
27 指針
29 文字板
31 ムーブメント
39 電接端子
43 ばね端子(接続端子)
47 スペーサ
53 係合部
53a 係合爪
53b 係合突起
63 バルブ(光源)

Claims (1)

  1. 文字板上の指針を回転駆動するムーブメントが配線基板に固定される計器のムーブメント固定構造において、前記ムーブメントの電接端子と、配線基板側の接続端子とは、ムーブメントを配線基板上に設置することで嵌合接続する構成であり、前記ムーブメントと前記文字板との間に、ムーブメントに固定されるスペーサを介装し、このスペーサに、前記電接端子と接続端子とが嵌合接続された状態で、前記配線基板に形成した係合孔に係合固定される係合部を設け、前記スペーサは、文字板側から挿入される固定具により、文字板と一体でムーブメントに固定されていることを特徴とする計器のムーブメント固定構造。
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