JP3539920B2 - Lsi検査回路 - Google Patents

Lsi検査回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3539920B2
JP3539920B2 JP2000342723A JP2000342723A JP3539920B2 JP 3539920 B2 JP3539920 B2 JP 3539920B2 JP 2000342723 A JP2000342723 A JP 2000342723A JP 2000342723 A JP2000342723 A JP 2000342723A JP 3539920 B2 JP3539920 B2 JP 3539920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
lsi
memory
output
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000342723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002148308A (ja
Inventor
政廣 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2000342723A priority Critical patent/JP3539920B2/ja
Publication of JP2002148308A publication Critical patent/JP2002148308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539920B2 publication Critical patent/JP3539920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低電圧で高速動作するLSIの内部回路ブロックの検査を実行し、不良解析を実現する検査回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などに代表される移動体通信機器の急激な需要の伸びに呼応して、移動体通信用のLSIの需要も大きく伸びてきている。また、携帯通信機器の応用は、一般的は電話機能以外にもデータ通信応用のような高速なデータ処理が必要な用途にまで広がってきている。そのためLSIの高速動作への要求は、強くなってきている。それと同時に、携帯機器であるため、低消費電力への要望も強くなってきている。
【0003】
このような低電力で高速動作という市場要求が厳しくなる中、LSI検査上、解決しなくてはならない技術課題が発生してきている。
LSI検査を低電圧で高速で行う場合、検査結果の信号入出力は、一般的にLSIの外部端子を介して行われる。LSI検査を行うときには、LSI検査装置の影響によりLSIの外部端子には非常に大きな容量成分と抵抗成分が付加される。その結果、実際のLSI動作時は速度上の問題なく動くが、LSI検査時には、入出力信号に信号遅延が発生し、要求されている検査速度を満たせない場合が発生してしまう。
【0004】
図6,図7,図8は、それぞれ従来のLSI検査回路を示す。
図6のLSI検査回路は、次のように構成されている。
(1)はLSI検査対象となる検査回路ブロック、(2)(3)(4)は検査回路ブロック1の出力0信号,出力1信号,出力n信号である。(5)(6)(7)は外部端子0,外部端子1,外部端子nである。
(11)はセレクタ0で、端子仕様信号0(8)と検査回路ブロック(1)の出力0信号(2)とを選択する。(12)はセレクタ1で、端子仕様信号1(9)と検査回路ブロック(1)の出力1信号(3)とを選択する。(13)はセレクタnで、端子仕様信号n(10)と検査回路ブロック(1)の出力2信号(4)とを選択する。(14)(15)(16)はセレクタ0(11)〜セレクタn(13)の出力に接続されたバッファ0,バッファ1,バッファnである。
【0005】
まず、図6の検査回路ブロック(1)からの出力0信号(2),出力1信号(3),出力n信号(4)は、LSI検査モード時には、各セレクタ(11)〜(13)およびバッファ(14)〜(16)を介して、外部端子(5)〜(7)へ出力される。
【0006】
この図6の(従来例1)の場合、回路規模を大きくすることなくLSI検査回路を構成することができる。しかし、低電圧高速動作を実現するためには、LSIの外部端子に付加される大きな容量成分、抵抗成分のことを考慮する必要がある。そのため、実際に要望されている駆動能力以上のバッファが必要になってくる。その結果、不要輻射などノイズによる機器上の問題が発生しやすくなる欠点を持っている。
【0007】
図7は(従来例2)のLSI検査回路を示す。
(20)はLSI検査対象となる検査回路ブロック、(21)は検査回路ブロック(20)に供給されるクロック、(22)(23)(24)は検査回路ブロック(20)に配置されたスキャンテスト用のフリップフロップ回路l,m,nである。(25)はスキャンテストの結果である検査結果出力である。
【0008】
この(従来例2)におけるLSI検査手法は広く一般的に使われている。基本的には、単一クロックによるシフト動作を利用し、LSI検査を実現している。
この(従来例2)の場合、一般的に使われている方法であるため、スキャンのつながりを自動で発生し、テストパターンについても自動発生を行うツールが一般的に存在しているため、容易にLSI検査回路の発生が可能であるし、検査パターンの発生も容易である。しかしながら、この検査手法は、LSIの故障を検出するためのテストであって、LSI検査回路の動作速度の検査を行うことができない。また、検査回路内部のフリップフロップ回路をセレクタを内蔵したスキャン用フリップフロップに置きかえる必要があるため、回路規模が大きくなってしまう欠点を持っている。
【0009】
図8は(従来例3)のLSI検査回路を示す。
(30)はLSI検査対象となる検査回路ブロック、(31)は検査回路ブロック(30)の自動検査を行うためのブロック検査用テスト回路、(32)はテスト入力信号発生器で、検査回路ブロック(30)へのLSI検査用の入力パターンを自動で発生させ検査回路ブロック(20)へ出力する。(33)は出力結果比較器で、検査回路ブロック(30)からの出力結果を比較し動作結果が正しいかを判定する。(34)は出力結果比較器(33)からの出力、すなわち、LSI検査結果信号をあらわす検査結果出力である。
【0010】
この従来例3におけるLSI検査手法は、検査対象となる検査回路ブロック(30)の入力パターンの発生を、テスト入力信号発生器(32)により回路として内蔵しておく。そして、出力結果比較器(33)で検査回路ブロック(30)からの出力信号とLSI検査結果期待値とを比較し、検査結果として検査結果出力(34)を出力する。
【0011】
この従来例3の場合、すべてのLSI検査動作がLSI内部回路動作で行えるため、低電圧高速動作を行った場合でも、図6に示した従来例1のように外部端子に付加される容量成分、抵抗成分を考慮することなくLSI検査が実現できる。しかしながら、この検査手法は、あらかじめLSI検査用の入力パターン、期待値をすべて準備し、LSI回路内部にブロック検査用テスト回路(31)のような制御回路を新たに追加する必要があるため、LSI検査用の回路の自動発生が非常に難しく、また、非常に回路規模が大きくなってしまう。更に,LSI検査で不良個所が出た場合、LSIの不良個所の特定が非常に難しくなる欠点を持っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のLSI検査回路は、検査回路ブロックの入出力信号をLSIの外部端子にマッピングすることで検査回路ブロック単体の検査を行うか、スキャンテスト手法で検査を行うか、LSI内部に自動検査を行うための制御回路を内蔵することでLSI検査を実現してきた。
【0013】
しかしながら、従来の構成では、低電圧高速動作するLSI検査を行う場合、LSIの外部端子に付加される容量成分や抵抗成分の影響を考慮し、実際に必要な駆動能力以上のバッファを使用することが必要となる。そのため、セット上での不要輻射など,ノイズによる問題を発生する可能性を出てくる。それ以外にも、低電圧高速動作を検査することは可能だが、回路規模が大きくなる、また、LSI検査用回路の自動発生が困難といった問題がある。
【0014】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、低電圧高速動作するLSIの検査を、外部端子に付加される容量成分、抵抗成分の影響を受けずに実現し、LSI検査で不良が発生した場合、不良個所の特定を容易にするLSI検査回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、LSI検査対象となる検査回路ブロックの出力信号にデータを記憶する回路を設け、そこで一時記憶された信号をLSI内部のメモリに書き込む。
【0016】
このような構成をとることで、LSIの外部端子に付加される容量成分、抵抗成分を考慮せずにLSIの内部回路動作だけで検査結果を出力し、更にLSI内部で検査結果をメモリ内に保持し、後からメモリに書き込まれているデータの検査を行うことで、低電圧高速動作のLSI検査を実現する。このとき、メモリ内に書き込むデータ量を減らすために、上記の検査回路ブロックの出力信号を記憶する回路に対して、検査回路ブロックのデータ変化が発生したときだけ、記憶を行う回路構成を付加する。これにより、限られたLSI内部のメモリ空間の使用効率を向上させる。また、検査回路内にカウンタを設け、検査回路ブロックのデータ変化が発生したときのカウンタ値も、メモリ内に書き込む。この構成により、データ変化が発生したときの時間情報も、後からメモリ読み出しを行ったときにデータと一緒に読み出すことが可能となり、LSI検査の不良が発生したときの不良個所の特定を容易に行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載のLSI検査回路は、LSI内部の検査回路ブロックを検査するLSI検査回路であって、前記LSIの内部に設けられたメモリと、検査回路ブロックの各出力の結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段と前記メモリへの書き込み信号を生成する書き込み信号生成回路と、前記メモリに書き込むためのアドレス信号とデータの並び替えを前記記憶手段の出力信号と前記書き込み信号生成回路からの前記メモリへの書き込み信号とを元に行うブロック検査用メモリ書き込み制御回路と、LSIの内蔵メモリに対して検査以外の通常動作時に書き込み信号を発生させるメモリ制御回路と、モード選択信号に応じて前記メモリ制御回路の出力信号またはブロック検査用メモリ書き込み制御回路の出力信号を選択して出力するセレクタと、前記メモリの検査を実行して結果をLSIの外部に出力するメモリ検査回路とを設けたことを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、低電圧高速動作のLSI検査を行う場合でも、検査回路ブロックの出力信号をLSI内部のフリップフロップなどで構成される記憶回路によって記憶することができる。前記検査回路ブロックの出力結果を記憶する回路によって記憶されたデータは、LSI検査モード時には、LSIの内蔵メモリに対して書き込み信号を発生させる回路部と、通常動作時のメモリ制御回路の出力信号との切り分けを行うセレクタを介して、LSI内部のメモリへデータ書き込みを行うことができる。検査回路ブロックのLSI検査が完了し、すべての検査結果がLSIに内蔵されたメモリ内部に書き込まれた後、内蔵メモリの検査回路により、LSI内部の動作速度よりも十分遅い速度でメモリ内部のデータ読み出しを実行することができる。そのため、検査回路ブロックの信号を直接、LSI外部端子へ出力する必要がなくなることから、外部端子に付加される容量成分や抵抗成分を考慮することなく低電圧高速動作のLSI検査が実現できる。
【0019】
本発明の請求項2記載のLSI検査回路は、請求項1において、前記書き込み信号生成回路は、検査回路ブロックの各出力信号のエッジを検出する複数のエッジ検出回路と、複数の前記エッジ検出回路の出力の論理和を前記記憶手段へ書き込み信号として出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を遅延して前記メモリへの書き込み信号を生成するタイミングディレイ回路とを有することを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、検査回路ブロックの各出力信号のエッジを検出することが可能となる。エッジ検出回路からの出力信号は、データ変化が発生した後から出力信号の変化を開始し、入力クロックの半周期で信号変化を元に戻す。検査回路ブロックは、入力クロックの立ち上がりもしくは、立下りに同期して変化する。それに対して、エッジ検出回路の出力信号は検査回路ブロック出力の最小出力周期よりも半周期早いタイミングで信号を変化させることから、エッジ出力回路の出力信号の最小周期は、入力クロック周期と同じになる。各エッジ出力回路の出力信号の論理和を取ることによって、検査回路ブロックのデータ変化が発生したことを表す信号を発生することができる。この信号を前記、検査回路ブロックの出力結果記憶の書き込み信号とすることで、検査回路ブロックのデータ変化が発生したときに出力信号を記憶することが可能となり、メモリに書き込むデータ数を減らすことを実現できる。
【0021】
本発明の請求項3記載のLSI検査回路は、請求項1または請求項2において、前記メモリに対して書き込み信号を発生させるブロック検査用メモリ書き込み制御回路は、LSI検査時の不良解析を容易にするために検査回路ブロックの出力結果変化時の時間情報を保持するためのカウンタを有することを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、ブロック検査用メモリ書き込み制御回路にカウンタを有することにより、検査回路ブロックのデータ変化が発生したときのカウンタ値を保持することが可能となる。このため、LSI内部のメモリに対して検査結果を書き込むときに、検査回路ブロックの出力信号だけでなく、検査回路ブロックの出力信号を書き込むときのカウント値も書き込むことが可能となる。これにより、LSI検査で不良が発生したときの不良個所の特定を、容易に行うことが実現できる。
【0023】
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の(実施の形態1)のLSI検査回路を示す。
(100)はLSI内部のLSI検査対象となる検査回路ブロック、(101)はLSIに供給される入力クロック、(102)は書き込み信号生成回路で、検査回路ブロックの出力結果を記憶するための書き込み信号とLSI内部のメモリへの書き込み信号を生成する。
【0024】
(107)(108)(109)(110)・・・は、第1,第2,第3,・・・,第nのフリップフロップ回路で、書き込み信号生成回路(102)からの書き込み信号によりそれぞれ前記検査回路ブロック(100)の出力0,出力1,出力2,・・・出力nの結果を記憶する。(111)(112)(113)(114)・・・は、それぞれ第1,第2,第3,・・・,第nのフリップフロップ回路(107)〜(110)の出力信号である。
【0025】
(118)はLSIに内蔵されているメモリ、(119)はメモリ制御回路で、通常の動作時にLSIに内蔵されているメモリ(118)の読み書き制御を行う。
(120)はブロック検査用メモリ書き込み制御回路で、メモリ(118)に書き込むためのアドレス信号とデータの並び替えを、出力信号(111)〜(114)と、書き込み信号生成回路(102)からのLSI内部のメモリへの書き込み信号とを元に行い、メモリ(118)への書き込み制御信号を発生させる。
(121)は検査回路ブロック(100)の検査を行うためのモード選択信号、(122)は通常の動作時のメモリ制御信号、(123)はブロック検査用メモリ書き込み制御信号回路(120)の出力であるメモリ制御信号である。
【0026】
(124)はセレクタで、通常動作時のメモリ制御信号(122)とブロック検査時のメモリ制御信号(123)とを、検査回路ブロック(100)の検査を行うためのモード選択信号(121)により切り替える。(125)はメモリ(118)への読み書き制御を行う信号である。(126)はメモリ検査回路で、メモリ(118)の検査を行い、結果をLSI外部へ出力する。
【0027】
このように構成されたLSI検査回路について、その動作を説明する。説明に際しては、検査回路の出力信号の本数は2本として行う。
図1の検査回路ブロック(100)からの出力信号は、入力クロック(101)に同期してブロック出力0、ブロック出力1として出力される。この動作の説明では検査回路ブロック(100)からの出力は、入力クロック(101)の立上がりエッジに同期しているものとする。
【0028】
書き込み信号生成回路(102)から出力される書き込み信号は、図1に示すように、検査回路ブロック(100)の出力0と出力1に接続されている第1,第2のフリップフロップ回路(107)(108)の書き込みクロックとして入力される。
【0029】
この書き込みクロックを元に、検査回路ブロック(100)からの出力0,出力1からの信号は、第1,第2のフリップフロップ回路(107)(108)により出力0、出力1を保持する。
【0030】
図1に示すように、そのフリップフロップ出力信号(111)(112)と、書き込み信号生成回路(102)から出力される書き込み信号とが、ブロック検査用メモリ書き込み制御回路(120)に入力される。ブロック検査用メモリ書き込み制御回路(120)では、検査回路ブロック(100)からの出力結果の記憶情報を、メモリ内部のどのアドレス空間へ書き込むかのマッピング動作を行う。
【0031】
ブロック検査用メモリ書き込み制御回路(120)の出力信号(123)は、LSI検査のためのモード選択信号(121)によりセレクタ(124)の内部で選択され、LSI検査モード時は、ブロック検査用メモリ書き込み制御回路(120)の出力信号(123)を出力、通常動作時には、メモリ制御回路(119)の出力制御信号(122)を出力する。セレクタ(124)から出力されたメモリ制御信号(125)により、LSIに内蔵されたメモリ(118)へのメモリアクセス動作が行われる。
【0032】
このときのメモリ書き込み動作は、すべてLSI内部の動作であるため、外部端子の容量や抵抗成分による遅延の影響がなく、高速なアクセスが可能となる。LSI内部のメモリ(118)に書き込まれた検査回路ブロック(100)に関する検査データは、LSI内部のメモリ(118)の検査を行うためのメモリ検査回路(126)により、LSIの外部端子へ結果を出力する。
【0033】
その時のメモリ検査回路の動作速度は、LSI内部クロック(101)と同じ速度である必要はなく、内部クロック(101)よりも遅い速度で出力することが可能である。これは、メモリへの書き込み動作自体が、内部クロック(101)で行われているため、メモリ内部に書き込まれた結果をLSI外部に読み出すためには、速度上の制約事項はないためである。そのため、LSIの内部動作速度は、高速な場合でも、LSIの外部端子につく容量成分、抵抗成分や、外部端子の駆動能力の影響を考慮をすることなく、LSI検査を行うことができる。
【0034】
(実施の形態2)
図2と図3は本発明の(実施の形態2)のLSI検査回路を示す。
(200)はLSI内部のLSI検査対象となる検査回路ブロック、(201)はLSIに供給される入力クロック、(102A)は書き込み信号生成回路である。
【0035】
書き込み信号生成回路(102A)は次のように構成されている。
(202)(203)(204)・・・(205)は、第1〜第nのエッジ検出回路で、それぞれ検査回路ブロック(200)の出力信号である出力0,出力1,出力2,・・・,出力nの信号のエッジを検出し、検出結果を入力クロック(201)に同期して出力する。
【0036】
(206)はノアゲートで、第1〜第nのエッジ検出回路(202)〜(205)の各出力信号の論理和信号を元に検査回路ブロックの出力信号を記憶するための書き込み信号を生成する。(217)はタイミングディレイ回路である。
【0037】
また、図2において、(207)(208)(209)・・・(210)は第1〜第nのフリップフロップ回路で、ノアゲート(206)の出力の論理和信号を書き込みクロックとし、それぞれ検査回路ブロック(100)の出力0〜出力nの信号を記憶する。
【0038】
このように構成されたLSI検査回路について、以下に、その動作を説明する。
まず、図3は本LSI検査回路の実行状態を示すタイミング図である。図3では、検査ブロックの出力信号数を2の場合を示す。
【0039】
図3に示すように、検査回路ブロック(200)からの出力信号は、入力クロック(201)に同期して図3中のブロック出力0、ブロック出力1として出力される。この動作の説明では検査回路ブロック(200)からの出力は、入力クロック(201)の立上がりエッジに同期しているものとする。
【0040】
これらの出力信号は、エッジ検出回路(202)(203)へ入力される。エッジ検出回路の内部では、入力された信号の立ち上がりエッジ、もしくは立ち下りエッジを検出し、Hレベル信号を出力する。また、エッジ検出回路(202)(203)には、入力クロック(201)を入力することで、出力されたHレベル信号を、入力クロック信号の立下りエッジにより、Lレベル信号に変化させる。そのため、図3中に示すようにブロック出力0が、エッジ検出回路(202)に入力すると、エッジ検出回路出力0に示す信号を出力する。同様に、ブロック出力1が、エッジ検出回路(203)に入力すると、エッジ検出回路出力1に示す信号を出力する。
【0041】
エッジ検出回路(202)(203)からの2本の出力信号は、ノアゲート(206)に入力され、図3のNOR出力に示す信号を出力する。この出力信号は、検査回路ブロック(200)からの出力0,出力1の信号に変化があったときだけ、入力クロックの半周期分のパルスを発生させることになる。そのため、検査回路ブロック(200)からの出力0,出力1の信号に変化がない場合は、常にHレベル信号を出力することになる。生成されたNOR出力の信号は、フリップフロップ回路(207)(208)の書き込みクロックとして入力される。
【0042】
このとき、NOR出力信号の最小パルス周期は、入力クロック(201)の反転信号に同期している。この書き込みクロックを元に、図3中の検査回路ブロック(200)からの出力0,出力1からの信号は、フリップフロップ回路(207)(208)により、フリップフロップ出力0、フリップフロップ出力1に示す出力信号としてデータを保持する。そのため、検査回路ブロック(200)の出力信号である出力0,出力1は、データ変化が発生したときだけフリップフロップ回路(207)(208)によりデータ保持される。
【0043】
内蔵メモリへの書き込み信号としては、エッジ検出回路の各出力信号の論理和信号を元に検査回路ブロックの出力信号を記憶するための書き込み信号を生成するノアゲート(206)の出力を、タイミングディレイ回路(217)を介して遅延させた信号を使用する。図3のタイミング図に示すように、この信号の立ち上がりエッジにより、LSIに内蔵されているメモリへ、出力変化があったときの検査回路ブロック(200)の出力データを書き込むことができる。
【0044】
この構成により、検査回路ブロック(200)の出力変化があったときだけ内蔵されているメモリに対してデータを書き込むことから、内蔵されるメモリの使用量を削減することができる。
【0045】
(実施の形態3)
図4と図5は本発明の(実施の形態3)のLSI検査回路を示す。
(300)はLSI内部のLSI検査対象となる検査回路ブロック、(301)はLSIに供給される入力クロック、(102A)は書き込み信号生成回路である。
【0046】
書き込み信号生成回路(102A)は次のように構成されている。
(302)(303)(304)・・・(305)は第1〜第nのエッジ検出回路で、それぞれ検査回路ブロック(300)の出力信号である出力0,出力1,出力2,・・・,出力nの信号のエッジを検出し、検出結果を入力クロック(301)に同期して出力する。
【0047】
(306)はノアゲートで、第1〜第nのエッジ検出回路(302)〜(305)の各出力信号の論理和信号を元に検査回路ブロックの出力信号を記憶するための書き込み信号を生成する。(317)はタイミングディレイ回路である。
【0048】
また、図4において(307)(308)・・・(310)はフリップフロップ回路で、ノアゲート(306)からの出力信号を書き込みクロックとし、それぞれ検査回路ブロック(300)の出力0,出力1,・・・,出力nの結果を記憶する。
【0049】
(315)はカウンタで、検査回路ブロック(300)の実行状態の時間管理を行うため、入力クロック(301)をソースクロックとしてカウント動作する。(316)はカウンタ(315)の出力信号である。
【0050】
(318)はマッピング回路で、カウンタ(315)の出力信号(316)と検査回路ブロック(300)の出力結果を記憶しているフリップフロップ回路の出力信号をLSIに内蔵されているメモリに書き込む時のアドレス信号とデータの並び替えを行う。
【0051】
(320)はブロック検査用メモリ書き込み制御回路で、検査回路ブロック(300)の出力0〜出力nまでの出力結果を記憶しているフリップフロップ回路(307)〜(310)の出力信号とカウンタ(315)の出力信号(316)を、LSIに内蔵されているメモリに書き込むためのアドレス信号とデータの並び替えおよびメモリへの書き込み信号を発生させる。
(323)はブロック検査用メモリ書き込み制御信号回路(320)の出力であるメモリ制御信号である。
【0052】
このように構成された本実施例のLSI検査回路について、以下に、その動作を説明する。
図4に示すカウンタ(315)は、入力クロック(301)の立ち上がりエッジを基準クロックとしてカウントアップする。そのため図3のタイミング図からわかるように、検査回路ブロックの出力信号の変化を表すNOR出力信号の立ち上がりでカウンタ値を保持することで、データが変化したときの時間情報をカウンタ値として記録することができる。そのため図4に示すブロック検査用メモリ書き込み制御回路(320)の内部のカウンタ(315)の出力信号(316)は、カウンタ(315)の内部でカウントアップされたカウント値を、ノアゲート(306)の出力信号の立ち上がりで保持することで、データの変化があったときの時間情報をカウンタ値として記憶することができる。
【0053】
そして、図4に示すように、ブロック検査用メモリ書き込み制御回路(320)では、検査回路ブロック(300)の出力信号のデータ変化時の時間情報であるカウンタ値(316)と、そのときの出力結果の記憶情報とを、メモリ内部のどのアドレス空間へ書き込むかのマッピング動作をマッピング回路(318)で行う。
【0054】
マッピング回路(318)の動作として、図5に、LSIに内蔵されているメモリが8ビット幅のSRAMで、出力変化発生時の時間情報となるカウンタのビット幅が24ビット、出力データ本数が96本の場合、どのアドレス空間に対してどのデータを書き込むかの一例を示す。
【0055】
図5の例では、アドレス0000番地から0003番地までに時間情報を書き込み、0004番地から000F番地までは、検査回路ブロック(300)の出力変化があったときの各96本の出力信号を書き込む。このときのビットの並びは、LSBファースト、MSBファーストのいずれでも問題ない。
【0056】
検査回路ブロック(300)の出力変化があったときだけデータを書き込むことから、出力変化時のカウンタ値を書き込むことで、不良発生時の時間情報を得ることが可能となり、不良解析を容易にすることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、低電圧高速動作するLSIの検査を、外部端子に付加される容量成分、抵抗成分の影響を受けずに実現し、LSI検査で不良が発生した場合、不良個所の特定を容易にし、更には検査回路の自動発生を容易に実現するLSI検査回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)のLSI検査回路のブロック図
【図2】本発明の(実施の形態2)のLSI検査回路のブロック図
【図3】同実施の形態のタイミング図
【図4】本発明の(実施の形態3)のLSI検査回路のブロック図
【図5】同実施の形態のLSI検査結果のメモリ内部でのアドレスとデータの配置の関係図
【図6】LSI検査回路の(従来例1)のブロック図
【図7】LSI検査回路の(従来例2)のブロック図
【図8】LSI検査回路の(従来例3)のブロック図
【符号の説明】
100 検査回路ブロック
101 入力クロック
102 書き込み信号生成回路
107〜110 フリップフロップ回路(記憶手段)
111〜114 フリップフロップ回路107〜110の出力
118 LSIに内蔵されているメモリ
119 メモリ制御回路
120 ブロック検査用メモリ書き込み制御回路
121 モード選択信号
122 通常動作時のメモリ制御信号
123 LSI検査時のメモリ制御信号
124 セレクタ
125 内蔵メモリへの制御信号
126 メモリ検査回路
200 検査回路ブロック
201 入力クロック
202〜205 エッジ検出回路
206 書き込み信号を生成する回路
207〜210 フリップフロップ回路(記憶手段)
217 タイミングディレイ回路
300 検査回路ブロック
301 入力クロック
306 書き込み信号を生成する回路
307〜310 フリップフロップ回路(記憶手段)
315 カウンタ
316 カウンタ出力値
318 マッピング回路
320 ブロック検査用メモリ書き込み制御回路
323 LSI検査時のメモリ制御信号

Claims (3)

  1. LSI内部の検査回路ブロックを検査するLSI検査回路であって、
    前記LSIの内部に設けられたメモリと、
    検査回路ブロックの各出力の結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段と前記メモリへの書き込み信号を生成する書き込み信号生成回路と、
    前記メモリに書き込むためのアドレス信号とデータの並び替えを前記記憶手段の出力信号と前記書き込み信号生成回路からの前記メモリへの書き込み信号とを元に行うブロック検査用メモリ書き込み制御回路と、
    LSIの内蔵メモリに対して検査以外の通常動作時に書き込み信号を発生させるメモリ制御回路と、
    モード選択信号に応じて前記メモリ制御回路の出力信号またはブロック検査用メモリ書き込み制御回路の出力信号を選択して出力するセレクタと、
    前記メモリの検査を実行して結果をLSIの外部に出力するメモリ検査回路とを設けたLSI検査回路。
  2. 前記書き込み信号生成回路は、
    検査回路ブロックの各出力信号のエッジを検出する複数のエッジ検出回路と、
    複数の前記エッジ検出回路の出力の論理和を前記記憶手段へ書き込み信号として出力するゲート回路と、
    前記ゲート回路の出力を遅延して前記メモリへの書き込み信号を生成するタイミングディレイ回路と
    を有する請求項1記載のLSI検査回路。
  3. 前記メモリに対して書き込み信号を発生させるブロック検査用メモリ書き込み制御回路は、
    LSI検査時の不良解析を容易にするために検査回路ブロックの出力結果変化時の時間情報を保持するためのカウンタを有する
    請求項1または請求項2に記載のLSI検査回路。
JP2000342723A 2000-11-10 2000-11-10 Lsi検査回路 Expired - Fee Related JP3539920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000342723A JP3539920B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 Lsi検査回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000342723A JP3539920B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 Lsi検査回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002148308A JP2002148308A (ja) 2002-05-22
JP3539920B2 true JP3539920B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=18817216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000342723A Expired - Fee Related JP3539920B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 Lsi検査回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539920B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002148308A (ja) 2002-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3893238B2 (ja) 半導体記憶装置の不良解析装置
US7574638B2 (en) Semiconductor device tested using minimum pins and methods of testing the same
US7536619B2 (en) RAM testing apparatus and method
US7230861B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP5169597B2 (ja) 集積回路および試験方法
JP2010102791A (ja) 半導体装置およびそのテスト方法
JPH10188597A (ja) メモリ試験装置
JP2005300308A (ja) 半導体集積回路
JP3539920B2 (ja) Lsi検査回路
US7626876B2 (en) Semiconductor memory device and its test method
US20090303806A1 (en) Synchronous semiconductor memory device
JP4161481B2 (ja) フェイルメモリ回路及びそのインタリーブコピー方法
JP2010040092A (ja) 半導体集積回路
US20060098506A1 (en) Semiconductor memory device capable of storing data of various patterns and method of electrically testing the semiconductor memory device
US20100235692A1 (en) Memory test circuit and processor
JP2009276301A (ja) デジタル信号遅延測定回路、及びデジタル信号遅延測定方法
KR100282450B1 (ko) 자동 테스트 기능을 갖는 멀티포트 메모리장치 및 그에 따른 테스트 방법
JP2006208190A (ja) 集積回路およびその試験方法
KR20040046477A (ko) 시스템온칩 시험 회로 및 시험 방법
JP2532718B2 (ja) 半導体集積回路装置
US7020806B2 (en) Method for testing memory units to be tested and test device
JP2005345239A (ja) Icテスタ
JP4736673B2 (ja) 検査信号生成装置及び半導体検査装置
JP2006318552A (ja) 半導体記憶装置及びテスト方法
JPH11281712A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees