JPH11281712A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH11281712A
JPH11281712A JP10085186A JP8518698A JPH11281712A JP H11281712 A JPH11281712 A JP H11281712A JP 10085186 A JP10085186 A JP 10085186A JP 8518698 A JP8518698 A JP 8518698A JP H11281712 A JPH11281712 A JP H11281712A
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JP
Japan
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flop
memory
flip
signal
output
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JP10085186A
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English (en)
Inventor
Hisato Hayakawa
久登 早川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来必要であったメモリの出力を保持するス
キャン用フリップフロップを用いることなく組合せ回路
をスキャン検査でき、通常動作時に、メモリへのアクセ
スに要する時間を短縮することができる半導体集積回路
装置を実現する。 【解決手段】 メモリ1からの出力信号5と書き込みデ
ータを保持するスキャン用フリップフロップ9の出力信
号とを入力し、通常の動作時にはメモリ1からの出力信
号5を選択し、組合せ回路の検査時にはフリップフロッ
プ9の出力信号を選択して組合せ回路6に出力する選択
回路10を設けている。これにより、従来必要であった
メモリ1の出力を保持するスキャン用フリップフロップ
が必要でなくなり、通常動作時に、メモリ1にアドレス
信号が入力されてから、メモリ1の出力信号5が組合せ
回路6で処理されてスキャン用フリップフロップ11に
取り込まれるまでに要する時間を、動作クロック信号1
4の1周期に短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリと論理回路
を集積化した半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体の集積度の向上にともな
い、半導体チップの上に論理回路だけではなくメモリも
集積するようになってきた。また、検査パターン生成プ
ログラムの機能向上による検査パターン生成の容易さと
故障検出率の高さから、組合せ回路の検査方法として、
スキャンテストが広く使われるようになってきた。
【0003】スキャンテストは、組合せ回路をテストす
るテスト方法である。そのため、メモリと組合せ回路を
同時にテストすることができない。そこで、メモリと組
合せ回路を別々にテストする方法が一般的である。その
場合、組合せ回路はスキャンテストで行い、メモリは別
の方法でテストを行う。組合せ回路のテストをスキャン
テストで行う場合、メモリ周辺の組合せ回路の故障検出
率を上げるために、組合せ回路とメモリを分離するため
の回路装置が必要になる。従来、メモリへの入力信号や
出力信号を保持するためのスキャン用フリップフロップ
を、組合せ回路とメモリを分離するための回路装置とし
て用いてきた。
【0004】以下、メモリと組合せ回路を集積化した従
来の半導体集積回路装置について、図面を参照しながら
説明する。図7は従来の半導体集積回路装置の構成を示
すブロック図である。図7において、101は読み出し
と書き込みが可能なメモリ、102はアドレス信号を生
成する組合せ回路、103は書き込みデータを生成する
組合せ回路、104はメモリ101の動作制御信号を生
成する組合せ回路、105はメモリ101への入力信
号、106はメモリ101からの出力信号、107はメ
モリ101からの出力信号106を処理する組合せ回
路、108はメモリ101への入力信号を保持するスキ
ャン用フリップフロップ、109はメモリ101からの
出力信号106を保持するスキャン用フリップフロッ
プ、110は組合せ回路107の出力信号を保持するス
キャン用フリップフロップ、111はスキャン用フリッ
プフロップ108へのスキャン入力信号、112はスキ
ャン用フリップフロップ110からのスキャン出力信
号、113はフリップフロップ108,109,110
の動作クロック信号である。
【0005】以上のように構成された従来の半導体集積
回路装置についてその動作を、以下に説明する。まず、
通常の動作モードの場合の動作を説明する。組合せ回路
102がアドレス信号を、組合せ回路103が書き込み
データを、組合せ回路104が動作制御信号をそれぞれ
出力する。これらの信号をフリップフロップ108が動
作クロック信号113の立ち上がりエッジで保持する。
メモリ101は、フリップフロップ108の出力である
入力信号105に従って書き込み動作または読み出し動
作を行う。
【0006】フリップフロップ109は、メモリ101
の出力信号106を動作クロック信号113の立ち上が
りエッジで保持すると同時に組合せ回路107に出力す
る。組合せ回路107はフリップフロップ109が出力
した信号を処理して、フリップフロップ110に出力す
る。フリップフロップ110は組合せ回路107の出力
信号を動作クロック信号113の立ち上がりエッジで保
持する。
【0007】このようにメモリ101にアクセスして、
メモリ101の出力信号106を組合せ回路で処理する
ことで所望の動作を実現する。図8にクロック信号11
3、組合せ回路102の出力信号、メモリ101への入
力信号105、メモリ101からの出力信号106、フ
リップフロップ109の出力信号、組合せ回路107の
出力信号、フリップフロップ110の出力信号の動作タ
イミング図を示す。
【0008】図8に示すように、組合せ回路102の出
力であるアドレス信号がメモリ101に入力されてか
ら、組合せ回路107でメモリ101の出力が処理さ
れ、フリップフロップ110に取り込まれるまでに動作
クロック信号113の周期で2周期分必要である。つぎ
に、組合せ回路の検査モードの場合の動作を説明する。
【0009】組合せ回路の検査はスキャンテストで行
う。スキャンテストは2つの動作モードを持つ。シフト
モードとキャプチャモードである。シフトモード時に、
スキャン用のフリップフロップは、スキャンチェイン上
のデータを単にシフトするシフトレジスタとして動作す
る。また、キャプチャモードは通常動作モードと同じ動
作をする。
【0010】まず、シフトモードを使って、スキャン入
力信号111をフリップフロップ109に設定する。フ
リップフロップ109に設定した信号は組合せ回路10
7に出力される。キャプチャモードを使って、組合せ回
路107の処理の結果をフリップフロップ110に取り
込む。フリップフロップ110に取り込まれた処理の結
果をシフトモードを使って、スキャン出力信号112と
して集積回路の外部に出力する。
【0011】スキャン出力信号112として出力される
組合せ回路107の処理結果を正しい処理結果と比較す
ることで、組合せ回路107が所望の動作をしているか
どうかを検査できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
メモリ101の出力信号106を保持するスキャン用フ
リップフロップ109を、組合せ回路107をスキャン
テストで検査するために付加する必要があった。そのた
め、通常の動作時に、メモリ101にアドレス信号が入
力されてから、メモリ101の出力信号106が組合せ
回路107で処理されてスキャン用フリップフロップ1
10に取り込まれるまでに動作クロック信号113で2
周期分必要となり、集積回路のタイミング設計を困難に
し、集積回路の性能を落とすという課題があった。
【0013】本発明は、上記のような従来の課題を解決
するものであり、従来必要であったメモリの出力を保持
するスキャン用フリップフロップを用いることなく組合
せ回路をスキャン検査でき、通常動作時に、メモリへの
アクセスに要する時間を短縮することができる半導体集
積回路装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体集積回路装置は、アドレス信号および動作制御信
号を保持する第1のスキャン用フリップフロップと、書
き込みデータを保持する第2のスキャン用フリップフロ
ップと、第1のスキャン用フリップフロップから出力さ
れるアドレス信号および動作制御信号により読み出し動
作および書き込み動作を行うメモリと、第1または第2
のスキャン用フリップフロップの出力信号およびメモリ
の出力信号を入力していずれか一方を選択して出力する
選択回路と、選択回路の出力信号を処理して出力する組
合せ回路と、組合せ回路の出力信号を保持する第3のス
キャン用フリップフロップとを備え、選択回路は、通常
動作時にはメモリの出力信号を選択して出力し、スキャ
ン検査時には第1または第2のスキャン用フリップフロ
ップの出力信号を選択して出力するようにしたことを特
徴とする。
【0015】この構成によれば、通常動作時にはメモリ
の出力が選択回路から組合せ回路に出力され、また、ス
キャン検査時には第1または第2のスキャン用フリップ
フロップの出力が選択回路から組合せ回路に出力され
る。従って、スキャン検査時にはメモリを分離除去した
構成にでき、従来必要であったメモリの出力を保持する
スキャン用フリップフロップが必要でなくなり、通常動
作時に、メモリにアドレス信号が入力されてから、メモ
リの出力信号が組合せ回路で処理されて第3のスキャン
用フリップフロップに取り込まれるまでに要する時間
を、スキャン用フリップフロップの動作クロック信号の
1周期に短縮することができる。
【0016】本発明の請求項2記載の半導体集積回路装
置は、アドレス信号および動作制御信号を保持する第1
のスキャン用フリップフロップと、第1のスキャン用フ
リップフロップから出力されるアドレス信号および動作
制御信号により読み出し動作を行うメモリと、第1のス
キャン用フリップフロップの出力信号およびメモリの出
力信号を入力していずれか一方を選択して出力する選択
回路と、選択回路の出力信号を処理して出力する組合せ
回路と、組合せ回路の出力信号を保持する第2のスキャ
ン用フリップフロップとを備え、選択回路は、通常動作
時にはメモリの出力信号を選択して出力し、スキャン検
査時には第1のスキャン用フリップフロップの出力信号
を選択して出力するようにしたことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、通常動作時にはメモリ
の出力が選択回路から組合せ回路に出力され、また、ス
キャン検査時には第1のスキャン用フリップフロップの
出力が選択回路から組合せ回路に出力される。従って、
スキャン検査時にはメモリを分離除去した構成にでき、
従来必要であったメモリの出力を保持するスキャン用フ
リップフロップが必要でなくなり、通常動作時に、メモ
リにアドレス信号が入力されてから、メモリの出力信号
が組合せ回路で処理されて第2のスキャン用フリップフ
ロップに取り込まれるまでに要する時間を、スキャン用
フリップフロップの動作クロック信号の1周期に短縮す
ることができる。
【0018】本発明の請求項3記載の半導体集積回路装
置は、アドレス信号を保持する第1のスキャン用フリッ
プフロップと、書き込みデータを保持する第2のスキャ
ン用フリップフロップと、動作制御信号を生成する動作
制御信号生成回路と、第1のスキャン用フリップフロッ
プから出力されるアドレス信号および動作制御信号生成
回路から出力される動作制御信号により読み出し動作お
よび書き込み動作を行うメモリと、メモリの出力信号を
処理して出力する組合せ回路と、組合せ回路の出力信号
を保持する第3のスキャン用フリップフロップとを備
え、スキャン検査時に、動作制御信号生成回路は動作制
御信号によりメモリに対して書き込み動作と読み出し動
作を同時に指示することにより、メモリは第2のスキャ
ン用フリップフロップから入力する書き込みデータを読
み出しデータとして出力するようにしたことを特徴とす
る。
【0019】この構成によれば、スキャン検査時にメモ
リへの書き込みと読み出しを同じアドレスに対して行う
ことができる。すなわち、書き込みデータを保持する第
2のスキャン用フリップフロップの出力がメモリに書き
込まれると同時にメモリから読み出されそのままメモリ
から出力される。そのため、メモリを配線と同じ状態に
することができ、従来必要であったメモリの出力を保持
するスキャン用フリップフロップが必要でなくなり、通
常動作時に、メモリにアドレス信号が入力されてから、
メモリの出力信号が組合せ回路で処理されて第3のスキ
ャン用フリップフロップに取り込まれるまでに要する時
間を、スキャン用フリップフロップの動作クロック信号
の1周期に短縮することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕本発明の第1の実施の形態の半導
体集積回路装置について説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態の半導体集積回路装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0021】図1において、1は読み出しと書き込みが
可能なメモリ、2はアドレス信号を生成する組合せ回
路、3はメモリ1の動作制御信号を生成する組合せ回
路、4はメモリ1への書き込みデータを生成する組合せ
回路、5はメモリ1からの出力信号、6はメモリ1から
の出力信号5を処理する組合せ回路、7はメモリ1への
アドレス信号を保持するスキャン用フリップフロップ、
8はメモリ1への動作制御信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ、9はメモリ1への書き込みデータを保
持するスキャン用フリップフロップ、10はメモリ1か
らの出力信号5とスキャン用フリップフロップ9の出力
信号を入力していずれか一方を選択して出力する選択回
路、11は組合せ回路6の出力信号を保持するスキャン
用フリップフロップ、12はスキャン用フリップフロッ
プ7,8,9へのスキャン入力信号、13はスキャン用
フリップフロップ11からのスキャン出力信号、14は
フリップフロップ7,8,9,11の動作クロック信号
である。
【0022】第1の実施の形態では、メモリ1からの出
力信号5と書き込みデータを保持するスキャン用フリッ
プフロップ9の出力信号とを入力し、いずれか一方を選
択して組合せ回路6へ出力する選択回路10を設けてい
る。そして、この選択回路10は、通常の動作モード時
にはメモリ1からの出力信号5を選択し、組合せ回路の
検査モード時にはフリップフロップ9の出力信号を選択
して組合せ回路6に出力するようにしている。
【0023】このように構成される第1の実施の形態の
半導体集積回路装置の動作を、以下に説明する。まず、
通常の動作モードの場合の動作を説明する。組合せ回路
2がアドレス信号を生成して、フリップフロップ7に出
力する。フリップフロップ7は組合せ回路2の出力を動
作クロック信号14の立ち上がりエッジで保持する。組
合せ回路3が動作制御信号を生成して、フリップフロッ
プ8に出力する。フリップフロップ8は組合せ回路3の
出力を動作クロック信号14の立ち上がりエッジで保持
する。組合せ回路4が書き込みデータを生成して、フリ
ップフロップ9に出力する。フリップフロップ9は組合
せ回路4の出力を動作クロック信号14の立ち上がりエ
ッジで保持する。メモリ1は、フリップフロップ7とフ
リップフロップ8の出力に従って書き込みまたは読み出
し動作を行う。選択回路10は、通常動作モード時に
は、メモリ1の出力信号5を選択して組合せ回路6に出
力する。組合せ回路6はメモリ1の出力した信号を処理
して、フリップフロップ11に出力する。フリップフロ
ップ11は組合せ回路6の出力信号を動作クロック信号
14の立ち上がりエッジで保持する。
【0024】このようにメモリ1にアクセスして、メモ
リ1の出力信号5を組合せ回路6で処理することで所望
の動作を実現する。図2にクロック信号14、組合せ回
路2の出力信号、フリップフロップ7の出力信号、メモ
リ1からの出力信号5、組合せ回路6の出力信号、フリ
ップフロップ11の出力信号の動作タイミング図を示
す。
【0025】図2に示すように、フリップフロップ7の
出力がメモリ1のアドレスに入力されてから、メモリ1
の出力信号が組合せ回路6で処理されてスキャン用フリ
ップフロップ11に取り込まれるまでに要する時間は、
動作クロック信号14の1周期である。つぎに、組合せ
回路の検査モードの場合の動作を説明する。
【0026】組合せ回路の検査は、シフトモードとキャ
プチャモードの2つの動作モードを持つスキャンテスト
で行う。スキャンテストは、順序回路であるフリップフ
ロップと組合せ回路とに全体の回路を大きく分け、組合
せ回路のテストに必要な論理値(1,0)をフリップフ
ロップから供給し、組合せ回路の出力をフリップフロッ
プに取り込むことで検査しようとするテスト方式であ
る。テストに必要な論理値(1,0)は回路固有のもの
でCAD等を使って生成する。そして、フリップフロッ
プに論理値(1,0)を設定したり、組合せ回路の出力
をLSIの外部に取り出すために、フリップフロップの
入力にセレクタ(フリップフロップに内蔵)を設けてあ
り、シフトモード時には、複数のフリップフロップが、
スキャンチェイン上のデータを単にシフトするシフトレ
ジスタとして動作する。また、キャプチャモードは通常
動作モードと同じ動作をする。以下、図1に基づいて説
明する。
【0027】まず、シフトモードを使って、スキャン入
力信号12をフリップフロップ7、フリップフロップ
8、フリップフロップ9に設定する。組合せ回路の検査
モードでは、選択回路10は、フリップフロップ9の出
力を選択して組合せ回路6に出力する。従って、フリッ
プフロップ9に設定した信号は選択回路10を通って組
合せ回路6に出力される。
【0028】次に、キャプチャモードを使って、組合せ
回路6の処理の結果をフリップフロップ11に取り込
む。フリップフロップ11に取り込まれた処理の結果を
シフトモードを使って、スキャン出力信号13として集
積回路の外部に出力する。スキャン出力信号13として
出力される組合せ回路6の処理結果を正しい処理結果と
比較することで、組合せ回路6が所望の動作をしている
かどうかを検査できる。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、メモ
リ1への書き込みデータを保持するスキャン用フリップ
フロップ9の出力信号とメモリ1の出力信号5とを選択
回路10で選択することで、従来必要であったメモリ1
の出力を保持するスキャン用フリップフロップが必要で
なくなり、通常動作時に、メモリ1にアドレス信号が入
力されてから、メモリ1の出力信号5が組合せ回路6で
処理されてスキャン用フリップフロップ11に取り込ま
れるまでに要する時間を、動作クロック信号14の1周
期に短縮することができる。その結果、集積回路のタイ
ミング設計を容易にし、集積回路の性能を損なうことも
ない。
【0030】なお、上記実施の形態では、スキャン検査
時に、書き込みデータを保持するスキャン用フリップフ
ロップ9に設定した信号を選択回路10が選択するよう
に構成しているが、スキャン検査時に、アドレス信号お
よび動作制御信号を保持するスキャン用フリップフロッ
プ7,8に設定した信号を選択回路10が選択するよう
に構成してもよい。
【0031】〔第2の実施の形態〕本発明の第2の実施
の形態の半導体集積回路装置について説明する。図3は
本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装置の構成
を示すブロック図である。図3において、21は読み出
し専用メモリ、22はアドレス信号を生成する組合せ回
路、23はメモリ21の動作制御信号を生成する組合せ
回路、24はメモリ21への入力信号(アドレス信号お
よび動作制御信号)、25はメモリ21からの出力信
号、26はメモリ21からの出力信号25を処理する組
合せ回路、27はメモリ21への入力信号を保持するス
キャン用フリップフロップ、28はメモリ21からの出
力信号25とスキャン用フリップフロップ27の出力信
号とを入力していずれか一方を選択して出力する選択回
路、29は組合せ回路26の出力信号を保持するスキャ
ン用フリップフロップ、30はスキャン用フリップフロ
ップ27へのスキャン入力信号、31はスキャン用フリ
ップフロップ29からのスキャン出力信号、32はフリ
ップフロップ27,29の動作クロック信号である。
【0032】第2の実施の形態では、メモリ21からの
出力信号25とスキャン用フリップフロップ27の出力
信号とを入力し、いずれか一方を選択して組合せ回路2
6へ出力する選択回路28を設けている。そして、この
選択回路28は、通常の動作モード時にはメモリ21か
らの出力信号25を選択し、組合せ回路の検査モード時
にはフリップフロップ27の出力信号を選択して組合せ
回路26に出力するようにしている。
【0033】このように構成される第2の実施の形態の
半導体集積回路装置の動作を、以下に説明する。まず、
通常の動作モードの場合の動作を説明する。組合せ回路
22がアドレス信号を、組合せ回路23が動作制御信号
をそれぞれ出力する。これらの信号をフリップフロップ
27が動作クロック信号32の立ち上がりエッジで保持
する。メモリ21は、フリップフロップ27の出力であ
る入力信号24に従って読み出し動作を行う。選択回路
28は、通常動作モード時には、メモリ21の出力信号
25を選択して組合せ回路26に出力する。組合せ回路
26はメモリ21が出力した信号を処理して、フリップ
フロップ29に出力する。フリップフロップ29は組合
せ回路26の出力信号を動作クロック信号32の立ち上
がりエッジで保持する。
【0034】このようにメモリ21にアクセスして、メ
モリ21の出力信号25を組合せ回路26で処理するこ
とで所望の動作を実現する。図4にクロック信号32、
組合せ回路22の出力信号、メモリ21への入力信号2
4、メモリ21からの出力信号25、組合せ回路26の
出力信号、フリップフロップ29の出力信号の動作タイ
ミング図を示す。
【0035】図4に示すように、メモリ21への入力信
号24がメモリ21のアドレスに入力されてから、メモ
リ21の出力信号が組合せ回路26で処理されてスキャ
ン用フリップフロップ29に取り込まれるまでに要する
時間は、動作クロック信号32の1周期である。つぎ
に、組合せ回路の検査モードの場合の動作を説明する。
【0036】まず、シフトモードを使って、スキャン入
力信号30をフリップフロップ27に設定する。組合せ
回路の検査モードでは、選択回路28は、フリップフロ
ップ27の出力を選択して組合せ回路26に出力する。
従って、フリップフロップ27に設定した信号は選択回
路28を通って組合せ回路26に出力される。つぎに、
キャプチャモードを使って、組合せ回路26の処理の結
果をフリップフロップ29に取り込む。フリップフロッ
プ29に取り込まれた処理の結果をシフトモードを使っ
て、スキャン出力信号31として集積回路の外部に出力
する。スキャン出力信号31として出力される組合せ回
路26の処理結果を正しい処理結果と比較することで、
組合せ回路26が所望の動作をしているかどうかを検査
できる。
【0037】以上のように本実施の形態によれば、メモ
リ21への入力信号を保持するスキャン用フリップフロ
ップ27の出力信号とメモリ21の出力信号25とを選
択回路28で選択することで、従来必要であったメモリ
21の出力を保持するスキャン用フリップフロップが必
要でなくなり、通常動作時に、メモリ21にアドレス信
号が入力されてから、メモリ21の出力信号25が組合
せ回路26で処理されてスキャン用フリップフロップ2
9に取り込まれるまでに要する時間を、動作クロック信
号32の1周期に短縮することができる。その結果、集
積回路のタイミング設計を容易にし、集積回路の性能を
損なうこともない。
【0038】〔第3の実施の形態〕本発明の第3の実施
の形態の半導体集積回路装置について説明する。図5は
本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装置の構成
を示すブロック図である。図5において、41は読み出
しと書き込みが可能なメモリ、42はアドレス信号を生
成する組合せ回路、43は書き込みデータを生成する組
合せ回路、44はメモリ41の動作制御信号を生成する
組合せ回路、45はメモリ41へのアドレス入力信号、
46はメモリ41への書き込みデータ入力信号、47は
メモリ41からの出力信号、48はメモリ41からの出
力信号47を処理する組合せ回路、49はメモリ41へ
の入力信号を保持するスキャン用フリップフロップ、5
0は組合せ回路48の出力信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ、51はスキャン用フリップフロップ4
9へのスキャン入力信号、52はスキャン用フリップフ
ロップ50からのスキャン出力信号、53はフリップフ
ロップ49,50の動作クロック信号である。
【0039】第3の実施の形態では、メモリ41の出力
信号47を組合せ回路48へ直接入力し、組合せ回路の
検査モード時に、組合せ回路44が動作制御信号により
メモリ41に対して書き込み動作と読み出し動作を同時
に指示することにより、メモリ41が入力する書き込み
データをそのまま読み出しデータとして出力するように
している。
【0040】このように構成される第3の実施の形態の
半導体集積回路装置の動作を、以下に説明する。まず、
通常の動作モードの場合の動作を説明する。組合せ回路
42がアドレス信号を、組合せ回路43がデータ信号を
それぞれ出力する。これらの信号をフリップフロップ4
9が動作クロック信号53の立ち上がりエッジで保持す
る。メモリ41は、組合せ回路44が出力する制御信号
が書き込み動作を指示した場合、フリップフロップ49
から出力されるアドレス入力信号45によって決定され
る領域に、フリップフロップ49から出力される書き込
みデータ入力信号46を記憶する。また、メモリ41
は、組合せ回路44が出力する制御信号が読み出し動作
を指示した場合、フリップフロップ49から出力される
アドレス入力信号45によって決定される領域に記憶し
ていたデータ信号を読み出して、組合せ回路48に出力
する。組合せ回路48はメモリ41が出力した信号を処
理して、フリップフロップ50に出力する。フリップフ
ロップ50は組合せ回路48の出力信号を動作クロック
信号53の立ち上がりエッジで保持する。
【0041】このようにメモリ41にアクセスして、メ
モリ41の出力信号47を組合せ回路48で処理するこ
とで所望の動作を実現する。図6にクロック信号53、
組合せ回路42の出力信号、メモリ41へのアドレス入
力信号45、メモリ41からの出力信号47、組合せ回
路48の出力信号、フリップフロップ50の出力信号の
動作タイミング図を示す。
【0042】図6に示すように、組合せ回路42の出力
であるアドレス入力信号45がメモリ41に入力されて
から、メモリ41の出力信号47が組合せ回路28で処
理されてスキャン用フリップフロップ50に取り込まれ
るまでに要する時間は、動作クロック信号53の1周期
である。つぎに、組合せ回路の検査モードの場合の動作
を説明する。
【0043】まずシフトモードを使って、スキャン入力
信号51をフリップフロップ49に設定する。組合せ回
路の検査モードでは、動作制御信号を生成する組合せ回
路44は、メモリ41に対して書き込み動作と読み出し
動作を同時に指示する。従って、組合せ回路43に接続
されているフリップフロップ49に設定した信号は、メ
モリ41を通ってそのまま組合せ回路48に出力され
る。
【0044】つぎに、キャプチャモードを使って、組合
せ回路48の処理の結果をフリップフロップ50に取り
込む。フリップフロップ50に取り込まれた処理の結果
をシフトモードを使って、スキャン出力信号52として
集積回路の外部に出力する。スキャン出力信号52とし
て出力される組合せ回路48の処理結果を正しい処理結
果と比較することで、組合せ回路48が所望の動作をし
ているかどうかを検査できる。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、組合
せ回路の検査モード時に、メモリ41に対して書き込み
動作と読み出し動作とを同時に指示することで、従来必
要であったメモリ41の出力を保持するスキャン用フリ
ップフロップが必要でなくなり、通常動作時に、メモリ
41にアドレス信号が入力されてから、メモリ41の出
力信号47が組合せ回路48で処理されてスキャン用フ
リップフロップ50に取り込まれるまでに要する時間
を、動作クロック信号53の1周期に短縮することがで
きる。その結果、集積回路のタイミング設計を容易に
し、集積回路の性能を損なうこともない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来必要
であったメモリの出力を保持するスキャン用フリップフ
ロップを用いることなく組合せ回路をスキャン検査で
き、通常動作時に、メモリにアドレス信号が入力されて
から、メモリの出力信号が組合せ回路で処理されてその
後段のスキャン用フリップフロップに取り込まれるまで
に要する時間を、スキャン用フリップフロップの動作ク
ロック信号の1周期に短縮することができる。その結
果、集積回路のタイミング設計を容易にし、集積回路の
性能を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路装
置のタイミング図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装
置のタイミング図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装
置のタイミング図。
【図7】従来の半導体集積回路装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図8】従来の半導体集積回路装置のタイミング図。
【符号の説明】 1 読み出しと書き込みが可能なメモリ 2 アドレス信号を生成する組合せ回路 3 メモリ1の動作制御信号を生成する組合せ回路 4 メモリ1への書き込みデータを生成する組合せ回路 5 メモリ1からの出力信号 6 メモリ1からの出力信号を処理する組合せ回路 7 メモリ1へのアドレス信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ 8 メモリ1への動作制御信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ 9 メモリ1への書き込みデータを保持するスキャン用
フリップフロップ 10 選択回路 11 組合せ回路6の出力信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ 12 スキャン入力信号 13 スキャン出力信号 14 フリップフロップの動作クロック信号 21 読み出し専用メモリ 22 アドレス信号を生成する組合せ回路 23 メモリ21の動作制御信号を生成する組合せ回路 24 メモリ21への入力信号 25 メモリ21からの出力信号 26 メモリ21からの出力信号を処理する組合せ回路 27 メモリ21への入力信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ 28 選択回路 29 組合せ回路26の出力信号を保持するスキャン用
フリップフロップ 30 スキャン入力信号 31 スキャン出力信号 32 フリップフロップの動作クロック信号 41 読み出しと書き込みが可能なメモリ 42 アドレス信号を生成する組合せ回路 43 書き込みデータを生成する組合せ回路 44 メモリ41の動作制御信号を生成する組合せ回路 45 メモリ41へのアドレス入力信号 46 メモリ41への書き込みデータ入力信号 47 メモリ41からの出力信号 48 メモリ41からの出力信号を処理する組合せ回路 49 メモリ41への入力信号を保持するスキャン用フ
リップフロップ 50 組合せ回路48の出力信号を保持するスキャン用
フリップフロップ 51 スキャン入力信号 52 スキャン出力信号 53 フリップフロップの動作クロック信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス信号および動作制御信号を保持
    する第1のスキャン用フリップフロップと、書き込みデ
    ータを保持する第2のスキャン用フリップフロップと、
    前記第1のスキャン用フリップフロップから出力される
    アドレス信号および動作制御信号により読み出し動作お
    よび書き込み動作を行うメモリと、前記第1または第2
    のスキャン用フリップフロップの出力信号および前記メ
    モリの出力信号を入力していずれか一方を選択して出力
    する選択回路と、前記選択回路の出力信号を処理して出
    力する組合せ回路と、前記組合せ回路の出力信号を保持
    する第3のスキャン用フリップフロップとを備え、 前記選択回路は、通常動作時には前記メモリの出力信号
    を選択して出力し、スキャン検査時には前記第1または
    第2のスキャン用フリップフロップの出力信号を選択し
    て出力するようにしたことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 アドレス信号および動作制御信号を保持
    する第1のスキャン用フリップフロップと、前記第1の
    スキャン用フリップフロップから出力されるアドレス信
    号および動作制御信号により読み出し動作を行うメモリ
    と、前記第1のスキャン用フリップフロップの出力信号
    および前記メモリの出力信号を入力していずれか一方を
    選択して出力する選択回路と、前記選択回路の出力信号
    を処理して出力する組合せ回路と、前記組合せ回路の出
    力信号を保持する第2のスキャン用フリップフロップと
    を備え、 前記選択回路は、通常動作時には前記メモリの出力信号
    を選択して出力し、スキャン検査時には前記第1のスキ
    ャン用フリップフロップの出力信号を選択して出力する
    ようにしたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 アドレス信号を保持する第1のスキャン
    用フリップフロップと、書き込みデータを保持する第2
    のスキャン用フリップフロップと、動作制御信号を生成
    する動作制御信号生成回路と、前記第1のスキャン用フ
    リップフロップから出力されるアドレス信号および前記
    動作制御信号生成回路から出力される動作制御信号によ
    り読み出し動作および書き込み動作を行うメモリと、前
    記メモリの出力信号を処理して出力する組合せ回路と、
    前記組合せ回路の出力信号を保持する第3のスキャン用
    フリップフロップとを備え、 スキャン検査時に、前記動作制御信号生成回路は動作制
    御信号により前記メモリに対して書き込み動作と読み出
    し動作を同時に指示することにより、前記メモリは前記
    第2のスキャン用フリップフロップから入力する書き込
    みデータを読み出しデータとして出力するようにしたこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
JP10085186A 1998-03-31 1998-03-31 半導体集積回路装置 Pending JPH11281712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009199703A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Nec Computertechno Ltd 集積回路、集積回路の動作試験方法および動作試験プログラム

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