JP3539870B2 - 乱数生成システム及び乱数生成方法 - Google Patents

乱数生成システム及び乱数生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3539870B2
JP3539870B2 JP19902298A JP19902298A JP3539870B2 JP 3539870 B2 JP3539870 B2 JP 3539870B2 JP 19902298 A JP19902298 A JP 19902298A JP 19902298 A JP19902298 A JP 19902298A JP 3539870 B2 JP3539870 B2 JP 3539870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
random number
processor
generated
phase
types
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19902298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000029670A (ja
Inventor
さおり 光永
伸洋 五百木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP19902298A priority Critical patent/JP3539870B2/ja
Priority to EP99305536A priority patent/EP0973090A3/en
Priority to US09/353,146 priority patent/US6389439B1/en
Publication of JP2000029670A publication Critical patent/JP2000029670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539870B2 publication Critical patent/JP3539870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/58Random or pseudo-random number generators
    • G06F7/582Pseudo-random number generators
    • G06F7/586Pseudo-random number generators using an integer algorithm, e.g. using linear congruential method

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乱数生成システム及び乱数生成方法に係り、特に、複数個のプロセッサを有する並列計算機上で、複数個の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成システム及び乱数生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
乱数生成方式に関する従来技術として、例えば、伏見正則著 「乱数」(東京大学出版)、特開平6−202856号公報等に記載された技術が知られている。前者の従来技術は、並列計算機上の各プロセッサが独立なM系列乱数を生成するために、それぞれのプロセッサが位相種別の異なるM系列乱数を生成する方式についての理論に関するものである。また、後者の従来技術は、並列計算機上のある1つのプロセッサが、他のプロセッサに対してお互いに独立な乱数を生成することができるように初期値を分配することによって、各プロセッサが、独立に乱数を生成することができるようにしたものであり、高速な乱数の生成を行うことができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した2つの従来技術による乱数生成方式は、並列計算機上の各プロセッサが、独立な乱数をそれぞれ独立な処理により生成することができるものであり、通信オーバーヘッドのない高速な乱数の生成処理が可能である。しかし、これらの従来技術は、どのプロセッサがどの乱数を生成するかを指定する手段がないため、プロセッサ番号が決まれば生成する乱数の種類が一意に決まってしまうものである。
【0004】
一般に、乱数を生成しながらその乱数を使用して実行する数値シミュレーションの処理において、並列実行中にある特定のプロセッサで解が不当になった場合、解が不当になったプロセッサ上に他のプロセッサ上で生成した乱数を与えてシミュレーションを再実行することがその妥当性を検証する上で有効であることが知られている。このためには、どのプロセッサがどの乱数を生成しているかが明確である必要がある。
【0005】
前述した従来技術による乱数生成方式は、どのプロセッサがどの乱数を生成するかを指定する手段がなく、また、これまで論理プロセッサ番号0番のプロセッサで生成していた乱数を、論理プロセッサ番号7番のプロセッサで生成するというような、プロセッサ間で生成する乱数を交換する手段がないため、前述したような数値シミュレーションを実行する並列計算機における乱数発生のために適用することが不適当であるという問題点を有している。
【0006】
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、並列計算機を構成する複数個のプロセッサのそれぞれに、異なる位相種別を指定してその位相種別を持つM系列乱数を生成させ、かつ、各プロセッサに生成させる乱数の位相種別を変更することのできる乱数生成システム及び乱数生成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成システムにおいて、生成するM系列乱数の位相の種別数と、複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報とを入力する手段を備え、前記複数のプロセッサのそれぞれが、一系列のM系列乱数を生成し、前記入力された位相の種別数の中の指定された位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることにより達成される。
【0008】
また、前記目的は、複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成システムにおいて、前記複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報を入力する手段を備え、前記複数のプロセッサのそれぞれが、使用するプロセッサ台数から生成する乱数の位相の種別数を求め、求めた位相の種別数の中の前記入力された情報により指定された位相種別の一系列のM系列乱数を生成し、該生成した位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることにより達成される。
【0009】
並列計算機を構成する各プロセッサは、生成するM系列乱数の位相の種別数と、論理プロセッサ番号と生成する乱数の位相種別との対応を示す情報とを入力として、自プロセッサがどの位相種別のM系列乱数を生成するかを示す位相種別管理テーブルを作成することにより、指定された位相種別の乱数を生成することができる。
【0010】
また、入力する論理プロセッサ番号と生成する乱数の位相種別との対応を変更することにより、生成する乱数をプロセッサ間で交換することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による乱数生成方式の一実施形態を図面により詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施形態による乱数生成方式の処理を説明する図、図2はM系列乱数を生成する処理手順を説明する図、図3は本発明の一実施形態による乱数生成方式が適用される並列計算機の構成例を示すブロック図、図4は入力情報の一例を説明する図である。図1〜図4において、101は乱数生成処理部、102は位相種別管理テーブル作成処理部、103は初期値テーブル生成処理部、104は乱数生成演算部、105は情報入力部、106はプロセッサ台数、107は生成する乱数の個数、108は生成する乱数の位相の種別数、109はプロセッサ別位相種別情報、110は位相種別管理テーブル、111は初期値テーブル、112は情報出力部、113は乱数、201はM系列乱数生成のための漸化式、202は8種類位相種別に対応した初期値テーブル、203は合同乗算法による初期値テーブル作成のための漸化式、204はM系列乱数を利用した初期値テーブル作成のための漸化式、205〜212は位相種別1〜8の初期値テーブルA〜H、213は位相の種別数8種類に対応するのM系列乱数の漸化式、301〜308は論理プロセッサ番号0番〜7番のプロセッサ、309はネットワークまたはバス、310はネットワーク切り替えスイッチまたはメモリである。
【0013】
図1に示す本発明の一実施形態による乱数生成方式は、入力された生成すべきM系列乱数の位相種別数と、論理プロセッサ番号と生成する乱数の位相種別との対応を示す情報とから、複数の各プロセッサが生成する乱数の位相種別を管理する位相種別管理テーブルを作成し、位相種別管理テーブルに格納されている位相種別に従って、初期値テーブルを生成した後乱数を生成するものである。
【0014】
情報入力部105は、乱数生成処理部101に、並列処理で使用されるプロセッサ台数106、1プロセッサ当たりの生成する乱数の個数107、生成する乱数の位相の種別数108、どのプロセッサがどの位相種別の乱数を生成するかを示すプロセッサ別位相種別情報109を入力する。乱数生成処理部101は、入力された生成する乱数の位相の種別数108とプロセッサ別位相種別情報109とにより、各プロセッサがどの位相種別の乱数を生成するかを管理する位相種別管理テーブル110を作成する位相種別管理テーブル作成処理部102と、位相種別管理テーブル110に登録された情報から乱数を生成するための初期値テーブル111を作成する初期値テーブル生成処理部103と、生成した初期値テーブルからM系列乱数の規則に従って乱数を生成する乱数生成演算部104とにより構成される。情報出力部112は、各プロセッサが生成した乱数113を出力する。
【0015】
なお、乱数生成処理部101は、HD、DAT、FD、CD−ROM等の記録媒体に格納されたプログラムであってよい。
【0016】
次に、図2を参照して乱数生成演算部104におけるM系列乱数の生成規則、及び、8種類の位相の種別数のM系列乱数を生成する処理について説明する。
【0017】
M系列乱数は、漸化式201によって生成される。漸化式201のXは、初期値テーブルを意味する。位相の種別数が8種類のM系列乱数を生成する場合、8種類の初期値テーブルA205〜H212を有する初期値テーブル202が使用される。図2に示す例では、8種類の初期値テーブルA205〜H212のそれぞれには、512の乱数としても使用可能な初期値が格納される。そして、テーブル202内の8種類の初期値テーブルA205〜H212のそれぞれには、丸付数字の順に次の手順で値が格納される。
【0018】
丸付数字の1から521には、合同乗算法の漸化式203で生成した乱数を格納する。また、丸付数字の522から4168には、合同乗算法203で生成した丸付き数字1から521までに格納されている乱数を初期値テーブルとして、M系列乱数の漸化式204で生成した乱数を格納する。この結果、初期値テーブル202には、位相種別1〜8の初期値テーブルA205〜H212を得ることができる。これらの初期値テーブルA205〜H212をM系列乱数の漸化式201に適用することにより、位相種別1〜8の8種類のM系列乱数を生成する漸化式213を得ることができる。
【0019】
図3に示す本発明の一実施形態による乱数生成方式が適用される並列計算機は、論理プロセッサ番号0番〜7番のプロセッサ301〜308をネットワークまたはバス309で接続して構成されており、図3において、309がネットワークの場合、310はネットワーク切り替えスイッチを意味し、309がバスの場合、310はメモリを意味する。そして、0番の論理プロセッサ301〜7番の論理プロセッサ308の8個のプロセッサは、本発明の実施形態による乱数の生成を行う。
【0020】
図2により説明した情報入力部105から入力される入力情報の具体的な例が図4に示されている。この例は、図3により説明した並列計算機に本発明の実施形態による乱数生成を行わせる場合の例であり、並列処理で使用するプロセッサ台数106に8台、各プロセッサが生成する乱数の個数107に500個、生成する乱数の位相の種別数108に8種類を指定している。また、プロセッサ別位相種別情報109には、論理プロセッサ番号0番〜7番の各プロセッサのそれぞれが、位相種別1〜8の乱数を生成することが指定されている。
【0021】
次に、並列計算機を構成する1つの論理プロセッサによる乱数生成の処理動作を説明する。
【0022】
図5は論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301における位相種別管理テーブル作成処理部102の処理を説明する図、図6は論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301における初期値テーブル生成処理部103の処理を説明する図、図7は各プロセッサの初期値テーブル生成処理部102が生成した初期テーブルを示す図である。
【0023】
図5に示すように、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301は、情報入力部105からの入力情報として、プロセッサ台数情報106としてNPU:8、生成する乱数の位相種別数情報108としてNP:8、プロセッサ別位相種別情報109として、論理プロセッサ番号0番〜7番の各プロセッサのそれぞれが、位相種別1〜8の乱数を生成するという情報を受け取る。
【0024】
プロセッサ301の位相種別管理テーブル作成処理部102は、まず、入力情報により指定された、生成する乱数の位相の種別数NPが0でないか否かを、ステップ501でチェックして位相種別管理テーブル110に格納する生成する乱数の位相の種別数NT505を求める。すなわち、入力情報の中の生成する乱数の位相の種別数NPが0でない場合は、ステップ503で生成する乱数の位相の種別数NP106の値をそのままとして、位相管理テーブル110中の生成する乱数の位相の種別数NT505に格納する。
【0025】
入力情報の中の生成する乱数の位相の種別数NPが0の場合、種別数NPが指定されておらず、プロセッサ301に決定を任されることを意味し、プロセッサ301は、ステップ502で入力情報の中のプロセッサ台数NPU以上の数で最小の2のベキ数502を求めて、この値を位相種別管理テーブル110中の生成する乱数の位相の種別数NT505に格納する。
【0026】
次に、プロセッサ301は、プロセッサ別位相種別情報109の中の、自プロセッサの論理プロセッサ番号に該当する位相種別を、ステップ504で位相種別管理テーブル110の中の生成する乱数の位相種別NIS506に格納する。なお、ここで、MEは自プロセッサの論理プロセッサ番号を示す。
【0027】
前述した処理により、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301は、自プロセッサが持つ位相種別管理テーブル110として、生成する乱数の位相の種別数505が8種類であり、自プロセッサが生成する乱数の位相種別NIS506が8種類の位相種別のうち1であるという情報を格納したテーブルを得ることができる。
【0028】
次に、図6を参照して、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301の初期値テーブル生成処理部103における処理動作を説明する。
【0029】
論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301の初期値テーブル生成処理部103は、位相種別管理テーブル作成処理部102が前述した処理により作成した位相種別管理テーブル110の生成する乱数の位相の種別数505が8種類であることから、位相別初期値生成処理部603に8種類の位相種別に対応する初期値テーブル605をM系列乱数の規則に従って生成させる。この初期値テーブル605の生成は、図2により説明したと同様に行われる。また、テーブル内の丸付き数字は、図2に示すM系列乱数の規則に従って位相の種別数8個分の初期値テーブルを作成する場合の、初期値を求める順番を表しており、この例における初期値テーブルは、図2に示す初期値テーブル202と同一となる。
【0030】
初期値テーブル選択処理部604は、位相種別管理テーブル110の生成する乱数の位相種別506が1であることから、8種類の初期値テーブル605の中から、位相種別1に対応する初期値テーブル606を選択し、論理プロセッサ番号0番のプロセッサで使用する初期値テーブル607として出力する。
【0031】
前述において、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301が、位相種別ごとの初期値テーブルを生成し、自プロセッサで必要とする位相種別の初期値テーブルを出力する処理を説明したが、並列計算機を構成する各プロセッサは、前述と同様な処理を行って、自プロセッサが必要とする位相種別の初期値テーブルを出力する。
【0032】
図7は図3に示すように構成された並列計算機における各プロセッサが、自プロセッサの初期値テーブル生成処理部103で初期テーブルを生成した状態を示している。すなわち、論理プロセッサ番号0〜7番のプロセッサ301〜308のそれぞれは、位相種別1〜8のそれぞれ対応する初期値テーブル701〜708を生成し、これらの初期値テーブルを保持している。各プロセッサは、それぞれの初期値テーブルに格納されたデータをテーブルの上位欄から順に乱数として使用することができ、また、乱数生成演算部104により、図2により説明したM系列乱数の規則にしたがって、さらに多数の乱数を独立に生成することができる。
【0033】
次に、プロセッサ間で生成する乱数を交換する処理を、論理プロセッサ番号0番のプロセッサと論理プロセッサ番号7番のプロセッサとが生成する乱数を交換するものとして図面により説明する。
【0034】
図8は論理プロセッサ番号0番のプロセッサにおける位相種別管理テーブル作成処理部の処理を説明する図、図9は論理プロセッサ番号7番のプロセッサにおける位相種別管理テーブル作成処理部の処理を説明する図、図10は論理プロセッサ番号0番のプロセッサにおける初期値テーブル生成処理部の処理を説明する図、図11は論理プロセッサ番号8番のプロセッサにおける初期値テーブル生成処理部の処理を説明する図である。
【0035】
図4により説明した入力情報のプロセッサ別位相種別情報109は、論理プロセッサ番号0番のプロセッサが位相種別1、論理プロセッサ番号7番のプロセッサが位相種別8の乱数を生成することを指定していたが、論理プロセッサ番号0番と論理プロセッサ番号7番の生成する乱数とを交換する場合、図8に示すように、プロセッサ別位相種別情報109の論理プロセッサ番号0番に対応する位相種別802に8、論理プロセッサ番号7番に対応する位相種別803に1が指定される。
【0036】
論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301は、前述のプロセッサ別位相種別情報109を使用して、位相種別管理テーブル作成処理部102が、図5により説明したと同様の処理を行うことにより、図8に示すような、生成する乱数の位相の種別数505が8、生成する位相種別506が8に指定された自プロセッサで使用する位相種別管理テーブル110を作成する。
【0037】
論理プロセッサ番号7番のプロセッサ308は、図9に示すように、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301と同一の内容を持つプロセッサ別位相種別情報109が与えられ、位相種別管理テーブル作成処理部102が、図5により説明したと同様の処理を行うことにより、図9に示すような、生成する乱数の位相の種別数505が8、生成する位相種別506が1に指定された自プロセッサで使用する位相種別管理テーブル110を作成する。
【0038】
図10に示すように、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301は、図8により説明した処理により作成した自プロセッサで使用する位相種別管理テーブル110を使用し、初期値テーブル生成処理部103が、生成する乱数の位相の種別数505に8種類が指定されているので、8種類の位相種別毎の初期値テーブル1001〜1004を生成し、自プロセッサで生成する乱数の位相の種別506として8が指定されていることにより、位相種別8の初期値テーブル1004を自プロセッサで使用する初期値テーブル1005として出力する。
【0039】
一方、図11に示すように、論理プロセッサ番号7番のプロセッサ308は、図9により説明した処理により作成した自プロセッサで使用する位相種別管理テーブル110を使用し、初期値テーブル生成処理部103が、生成する乱数の位相の種別数505に8種類が指定されているので、8種類の位相種別毎の初期値テーブル1001〜1004を生成し、自プロセッサで生成する乱数の位相の種別506として1が指定されていることにより、位相種別1の初期値テーブル1001を自プロセッサで使用する初期値テーブル1005として出力する。
【0040】
図8〜図11により説明した例は、入力情報のプロセッサ別位相種別情報における論理プロセッサ番号と位相種別の番号との対応を変更することにより、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301が生成していた位相種別の乱数を、論理プロセッサ番号7番のプロセッサ308に生成させ、逆に、論理プロセッサ番号7番のプロセッサ308が生成していた位相種別の乱数を、論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301が生成させるとしたが、本発明は、入力情報のプロセッサ別位相種別情報における論理プロセッサ番号と位相種別の番号との対応を変更するだけで、任意のプロセッサに任意の位相種別の乱数を生成させることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、並列計算機上の各プロセッサが位相種別の異なるM系列乱数を生成する場合、位相の種別数とプロセッサと位相種別との関係を任意に指定して、各プロセッサに乱数の生成を行わせることができる。
【0042】
並列計算機上における乱数生成は、生成処理の高速化に加え、生成した乱数を使用した数値シミュレーション結果の妥当性を検証するために、生成する乱数をプロセッサ間で交換することも重要である。本発明によれば、任意のプロセッサ間で生成する乱数を交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による乱数生成方式の処理を説明する図である。
【図2】M系列乱数を生成する処理手順を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態による乱数生成方式が適用される並列計算機の構成例を示すブロック図である。
【図4】入力情報の一例を説明する図である。
【図5】論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301における位相種別管理テーブル作成処理部102の処理を説明する図である。
【図6】論理プロセッサ番号0番のプロセッサ301における初期値テーブル生成処理部103の処理を説明する図である。
【図7】各プロセッサの初期値テーブル生成処理部102が生成した初期テーブルを示す図である。
【図8】論理プロセッサ番号0番のプロセッサにおける位相種別管理テーブル作成処理部の処理を説明する図である。
【図9】論理プロセッサ番号7番のプロセッサにおける位相種別管理テーブル作成処理部の処理を説明する図である。
【図10】論理プロセッサ番号0番のプロセッサにおける初期値テーブル生成処理部の処理を説明する図である。
【図11】論理プロセッサ番号8番のプロセッサにおける初期値テーブル生成処理部の処理を説明する図である。
【符号の説明】
101 乱数生成処理部
102 位相種別管理テーブル作成処理部
103 初期値テーブル生成処理部
104 乱数生成演算部
105 情報入力部
106 プロセッサ台数
107 生成する乱数の個数
108 生成する乱数の位相の種別数
109 プロセッサ別位相種別情報
110 位相種別管理テーブル
111 初期値テーブル
112 情報出力部
113 乱数
201 M系列乱数生成のための漸化式
202 8種類位相種別に対応した初期値テーブル
203 合同乗算法による初期値テーブル作成のための漸化式
204 M系列乱数を利用した初期値テーブル作成のための漸化式
205〜212 位相種別1〜8の初期値テーブルA〜H
213 位相の種別数8種類に対応するのM系列乱数の漸化式
301〜308 論理プロセッサ番号0番〜7番のプロセッサ
309 ネットワークまたはバス
310 ネットワーク切り替えスイッチまたはメモリ

Claims (4)

  1. 複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成システムにおいて、
    生成するM系列乱数の位相の種別数と、複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報とを入力する手段を備え、前記複数のプロセッサのそれぞれは、一系列のM系列乱数を生成し、前記入力された位相の種別数の中の指定された位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることを特徴とする乱数生成システム
  2. 複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成システムにおいて、
    前記複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報を入力する手段を備え、前記複数のプロセッサのそれぞれは、使用するプロセッサ台数から生成する乱数の位相の種別数を求め、求めた位相の種別数の中の前記入力された情報により指定された位相種別の一系列のM系列乱数を生成し、該生成した位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることを特徴とする乱数生成システム
  3. 複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成方法において、
    生成するM系列乱数の位相の種別数と、複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報とを入力し、前記複数のプロセッサのそれぞれは、一系列のM系列乱数を生成し、前記入力された位相の種別数の中の指定された位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることを特徴とする乱数生成方法。
  4. 複数のプロセッサを有する並列計算機を使用して複数の位相種別を持つM系列乱数を生成する乱数生成方法において、
    前記複数のプロセッサのそれぞれがどの位相種別の乱数を生成するかを示す情報を入力し、前記複数のプロセッサのそれぞれは、使用するプロセッサ台数から生成する乱数の位相の種別数を求め、求めた位相の種別数の中の前記入力された情報により指定された位相種別の一系列のM系列乱数を生成し、該生成した位相種別のM系列乱数を当該プロセッサの乱数として、自プロセッサの処理に用いることを特徴とする乱数生成方法。
JP19902298A 1998-07-14 1998-07-14 乱数生成システム及び乱数生成方法 Expired - Lifetime JP3539870B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19902298A JP3539870B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 乱数生成システム及び乱数生成方法
EP99305536A EP0973090A3 (en) 1998-07-14 1999-07-13 Random-number generating method and apparatus and storage medium therefor
US09/353,146 US6389439B1 (en) 1998-07-14 1999-07-14 Random-number generating method and apparatus and storage medium therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19902298A JP3539870B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 乱数生成システム及び乱数生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000029670A JP2000029670A (ja) 2000-01-28
JP3539870B2 true JP3539870B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=16400829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19902298A Expired - Lifetime JP3539870B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 乱数生成システム及び乱数生成方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6389439B1 (ja)
EP (1) EP0973090A3 (ja)
JP (1) JP3539870B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6487571B1 (en) * 1999-10-07 2002-11-26 International Business Machines Corporation Method and system for generating actual random numbers within a multiprocessor system
US8100755B2 (en) 2009-05-11 2012-01-24 Multimedia Games, Inc. Method, apparatus, and program product for distributing random number generation on a gaming network
US10635062B2 (en) * 2010-06-29 2020-04-28 International Business Machines Corporation Systems and methods for highly parallel processing of parameterized simulations
KR101402392B1 (ko) * 2010-08-03 2014-06-03 어드밴테스트 (싱가포르) 피티이. 엘티디. 비트열 생성기
JP6270765B2 (ja) * 2015-03-26 2018-01-31 三菱電機株式会社 並列シミュレーション装置
WO2021051409A1 (zh) * 2019-09-20 2021-03-25 北京微动数联科技有限公司 一种随机数生成方法及生成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4944009A (en) * 1988-02-25 1990-07-24 Massachusetts Institute Of Technology Pseudo-random sequence generator
EP0529512A3 (en) * 1991-08-23 1993-06-16 Fujitsu Limited Method and system for generating random number sequences
WO1996018144A1 (fr) * 1994-12-05 1996-06-13 International Business Machines Corporation DISPOSITIF ET PROCEDE DE PRODUCTION QUASI-ALEATOIRE DE NOMBRES, ET DISPOSITIF ET PROCEDE D'INTEGRATION MULTIPLE DE LA FONCTION f
US5793657A (en) * 1995-04-11 1998-08-11 Nec Corporation Random number generating apparatus and random number generating method in a multiprocessor system
JP3123920B2 (ja) * 1995-04-11 2001-01-15 日本電気株式会社 マルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置および乱数発生方法
WO1998032070A1 (en) * 1997-01-17 1998-07-23 Picturetel Corporation Pseudo-random number generator exploiting processors having instruction-level parallelism and the use thereof for encryption
JP3022439B2 (ja) * 1997-09-24 2000-03-21 日本電気株式会社 擬似乱数発生方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0973090A2 (en) 2000-01-19
JP2000029670A (ja) 2000-01-28
US6389439B1 (en) 2002-05-14
EP0973090A3 (en) 2002-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103942031B (zh) 椭圆域曲线运算方法
Liu et al. A new approach for FPGA-based real-time simulation of power electronic system with no simulation latency in subsystem partitioning
JP3539870B2 (ja) 乱数生成システム及び乱数生成方法
Huang et al. Garbled circuits in the cloud using fpga enabled nodes
KR960042420A (ko) 파라메트릭 곡선 발생 장치
JPH02226336A (ja) デジタル信号処理装置
Castanos et al. Parallel refinement of unstructured meshes
CN113391919B (zh) 一种基于二维胖树网络的计算结点分配方法及装置
JP2572529B2 (ja) データ・ブロックを宛先へ経路指定する方法及び並列システム
JP2003067354A (ja) 並列計算機システム及びプロセッサ間通信処理方法
JPH0981532A (ja) 分散記憶型並列計算機
Tyapin et al. Application of analog phase splitting in induction device simulation systems
KR20200144755A (ko) 블록체인 기반 합의 장치 및 방법
Schwabe et al. A separator-based framework for automated partitioning and mapping of parallel algorithms for numerical solution of PDEs
JPH11238042A (ja) 分散シミュレーション制御装置
JPS5833933A (ja) 電力系統の過渡状態演算装置
Yao et al. Constructing protocol converters with guaranteed service
JPH0148582B2 (ja)
CN114880982A (zh) 时钟树生成方法、装置、设备、存储介质和芯片
Tarkov et al. Mapping parallel programs onto distributed computer systems with faulty elements
JPH09146882A (ja) ログインコンピュータ選択方式
Amini et al. A low-power parallel architecture for finite galois field GF (2m) arithmetic operations for elliptic curve cryptography
CN115940685A (zh) 三相四桥臂逆变器的三维空间矢量脉宽调制方法和系统
Schneider et al. Hardware support for simulated annealing and tabu search
JPS62115574A (ja) 並列配線方式

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term