JPS5833933A - 電力系統の過渡状態演算装置 - Google Patents

電力系統の過渡状態演算装置

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JPS5833933A
JPS5833933A JP56130337A JP13033781A JPS5833933A JP S5833933 A JPS5833933 A JP S5833933A JP 56130337 A JP56130337 A JP 56130337A JP 13033781 A JP13033781 A JP 13033781A JP S5833933 A JPS5833933 A JP S5833933A
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JP
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calculation
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transient state
function
power system
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JP56130337A
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譲 今村
益雄 後藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多数の発電機や負荷およびそれらを接続する
ネットワークからなる電力系統において。
事故等の外乱が印加された場合の発電機等の応動のシミ
ュレーションに係り、特にそれを高速に実施するだめの
演算装置に関する0 系統に事故等外乱のあった場合でも、発電機力;負荷と
の間にエネルギのノくランスを保ち、安全に電力を供給
し得ること、すなわち、系統の過渡安定度の保持は電力
系統の運用等において最も基本的課題である。そのため
、従来から外乱の入った場合に、発電機を含む電力系統
がどのように応動するかを予めデイジタルシミュレー・
ンヨンにより求めておくことが検討されており、系統や
発電機のパラメータが適切に与えられれば実用上充分な
精度で結果の求まることも知られている。その計算フロ
ーは一般に概略第1図に示すものであるが。
系統が大規模になると演算に多大な時間を要するのがこ
の手法の欠点である。
そこで従来多大の時間を要している系統の過渡状態を把
握するだめのシミュレーション演算を高速化すること、
そして得られた演算結果を系統の適切な安定度向上策の
一助とすることが本発明の目的である。
本発明について説明する前に、系統の過渡状態シミュレ
ーション演算について述べる。演算は前述のように第1
図に示すフローに従って行われる。
演算は103に示すように充分に細かなタイムステップ
毎に、101のグイナミクスを個々の発電機等に対して
1次に102のネットワーク計算により該発電機等相互
の関連を求める。すなわち101と102の各演算をタ
イムステップの回数だけ繰り返して行う。この場合、1
01では多数の微分方程式の計算が必要なこと、また1
02では大規模なネットワークを表現するだめのマトリ
クス演算となることから過渡状態の計算には多大の時間
を要している。
ところで、近年、LSI技術の進歩などから。
小型で高機能・高性能のマイコン等が安価に入手できる
ようになっている0−1だ、ベクトル演算をパイプライ
ン処理等により高速に処理可能なアレイプロセサ等が実
用化されてきている。
前記101の微分方程式では、各係数は機器や制御系の
測定データ等として予め与えられた定数で、求めるべき
変数についても線形となっている。
従って、適当な前処理により、比較的単純なベクトルの
内績演算等として扱うことカニできる0従って、101
の処理を高速化するには、ベク)/し演算処理を行う複
数のマイコンユニットを設けるとよい0このマイコンユ
ニットは第1図のフローの同一タイムステップでのベク
トル演算の数だけあれば最も高速処理が可能であるカニ
、該ベクトル演算を複数含む発電機等に対応して設けて
おくの力;現実的である。勿論、発電機等の複数台にマ
イコン1個という具合でもよい。
次に、102のネットワーク演算にふ・いては、前記発
電機等相互の関連等を求める力;、大規模スパースな行
列を扱うことになる。ス・ζ−ス行夕1」については種
々の効率化演算手法カニ提案されているが決定的なもの
はまだなく、例えば現象と同程度のシミュレーション演
算を可能とする程の高速処理を達成するには程遠い状況
である。そこで、ここでは102のネットワーク演算が
基本的には発電機相互の関連を求めるものであること、
まだ発電機の台数はネットワークのメート数に対し約1
74程度と少ないことから、ネットワークを発電機の接
続されているノードだけに縮約することにする。
すなわち、電力系統の過渡状態の計算のだめの数式モデ
ルにおいては、第2図に示すように各発電機203は(
初期過渡)リアクタンス(x 5/ )の背後電圧E“
を持ち、ネットワーク201を介して他の発電機(同じ
<’203)と結合している。
とみなすことができる。この関係は、I C1* E 
l”を第1番目(i=1.2.・・・s”)の発電機の
電流・電圧とすると次の(1)式で表わすことができる
YI、は機関アドミタンスであるが、その概念を第2図
により説明すると次のようになる。各発電機203の背
後電圧をETから順次1 p、u 、該1p、uに設定
している1つのもの以外全て0とし。
そのときの各発電機電流を求めれば、該電流が上記(1
)式のアドミタンス行列の各列要素として順次求まる。
前記アレイプロセサでは(1)式は元のネットワーク方
程式に比べ次数が約1/4(従って要素数は約1/16
  )となっているので、大巾な演算時間の削減示達成
できることになる。
更にネットワーク演算を次のように並列処理することも
可能である。
すなわち、第3図に示すように、アドミタンス行列の各
行35と各発電機の背後電圧ベクトル33との内積演算
を複数のユニットで並列処理する。この複数ユニットの
割・り当て方は、第3図に示すように各発電機毎とする
ことも、あるいはそれらを適当にグループ化することも
前記101の場合と同様可能である0なお、この102
用の処理ユニットと前記101用の処理ユニットをとも
に1例えば発電機台数だけ用意したとすると、101.
102のどちらの演算も各発電機毎に並列処理されるこ
とになる。
以下、本発明の一実施例を第4図により説明す。
る。本実施例において、装置は、前記第1図101の演
算を行う、すなわちグイナミクス演算を必要とする各発
電機に対応してN個のマイコン等よシなるローカル処理
装置411.ならびにマンマシン部との間でデータの入
出力インタフニー−を行ったり、事故前(初期)潮流計
算を実施。
更に前記機関アドミタンス行列を算出して前記各ローカ
ル処理装置411の必要とする該アドミタンス行列の要
素をデータバス403を介してグロ、<ルメモリ421
に与えておく1例えばミニコンのような主処理装置40
1から構成される。
電力系統の過渡状態は通常、与えられた初期潮流に対し
、多数のケースの想定事故を設定して行う。そして潮流
計算については、オンライン運用にも充分適用可能な程
に高速処理が達成されておシ、今後、ミニコンが更に高
性能化していく趨勢と併せて、401の基本方式は現状
のもので実用に供し得ると考えられる〇 一方、事故後の発電機応動等の系統の過渡状態について
は、ローカル処理装置411が、予め主処理装置401
から与えられたデータに基いて処理を行う。この場合、
前記第1図101の発電機およびその制御系の微分方程
式は、前述のように行列の加算と乗算に帰することがで
きる。また、前述の発電機間のネットワークを介しての
結合も、第3図で前述したように1機関アドミタンス行
列の当該性要素と背後電圧ベクトルの内積で求めること
ができる。従って、各ローカル処理装置411は機能の
比較的単純なマイコンにより構成可能である。また演算
量も各ローカル処理装置411に分散され削減でき処理
の高速化が達成できる。例えば100ノードで25台の
発電機のある系統の場合ネットワークに対応する原マト
リクスではスパーシティは4係程度であり100×10
0X4%=400もの非零要素が存在する。
しかも、実際の演算量は更に新たな非零要素の発生で大
幅に増す。一方1機関ア上゛ミタンス行列は25次のク
ルマトリクスであるが25のローカル処理装置411に
分散され、各1個については25の要素を扱うだけでよ
い。
なお、各演算のステップにおいてローカル処理装置41
1で求められる発電機リアクタンス背後電圧E7.EH
1・・・、Ezはデータバス422によりグローバルメ
モリ421に格納され、前記各ローカル処理装置411
力・らアク七ス可能となる。
ローカル処理装置411の演算結果については。
例えばグローバルメモリ421に格納しておき、適宜中
央処理装置411で更にマンマシン用の処理をしていく
ことが可能である。中央とローカル、すなわち401と
411あるいはローカルすなわち411同志の処理タイ
ミングの同期化は、全て40175・らの指令によるも
のとして制御バス402を介して与えられるとしておい
ても支障はない0 また、以上では発電機とローカル処理装置411とが1
対1に対応しているが1発電機複数台を1つのローカル
処理装置411に割り当てハードを削減することも可能
である。
次に、本発明の別の実施例について第5図を用いて説明
する。これはローカル処理装置411を2つの部分に分
は処理裕更に高速化するものである。すなわち、第5図
に示すようにローカル処理装置(5)412では個々の
発電機の背後電圧E I/を算出し、一方ローカル処理
装置@413では、該背後電圧E″を用いて各発電機電
流の算出、すなワチ、ネットワークの計算を行うことが
できる。
その際412と413にパイプライン処理を導入するこ
ともできる。なお、この場合も412と413に各々複
数の発電機を割り当てることも可能である。
なお、以上において発電機の背後電圧E″は各ローカル
処理装置411あるいは412力為らデータバス422
を介してグローバルメモl) 421 K格納され、該
格納された背後電圧を411あるいは413で使用する
ことになっている。しかし、411あるいは412更に
413にデータの記憶機能を保持してグローバルメモリ
421の機能を一部代行する仁とも可能である。
ところで前述の実施例では解析の対象となる系統として
第2図のものを扱っていた。すなわち。
系統の負荷は線形(定インピーダンス)と仮定していた
わけであるが、場合によっては一部の負荷に対しては前
述のように定インピーダンスとしてブランチに組みこむ
のではなく、そのインピーダンスが負荷点の電圧に依存
、あるいは更に負荷電力の周波数特性にも依存する場合
をも考慮して、第6図に示すようにネットワークへの電
流注入とみなす方がより実際的である。
このように一部の負荷に対し、非線形特性を考慮する場
合、前記(1)式は用いることはできず1代りに発電機
のりアクタンス背後電圧と負荷電流とを既知とし1発電
機電流と負荷点電圧とを求める′次の(2)式を用いる
。そして、前記機関アドミタンス行列の代りに、ハイブ
リドマトリクス〔H〕を用いる。
ハイブリドマトリクスにおいては、各要素は前記機関ア
ドミタンス行列の場合とは異なり、アドミタンスだけで
はなくインピータンスとなっているものもある。その算
出は、第6図からも類推されるように、各発電機のリア
クタンス背後電圧を順次1.Q)’、Uと設定(他は全
てO)した場合の発電機電流および負荷点電圧から、前
記背後電圧とリンクする部分の列要素が順次求まる。同
様にして1次に負荷注入電流を順次−1,□p、U(他
は全て0)と設定して残りの列要素が求まる。
この場合の装置の構成は、基本的には第4図のものでよ
い。但し、各ローカル処理装置411では前述(1)式
の機関アドミタンスによる演算ではなく、前記ハイブリ
ドマトリクスを用いて(2)式による処理を行う。また
、いくつかの、11では発電機の状輯量算出ではなく、
前記非線形′(荷の注入電流の算出を行うことになり、
演算アルゴリズムとともに処理機能も変化することにな
るが、装置か特に複雑化することはない。
以上述べたように1本発明によれば系統過渡状態の演算
における隷ットヮーク演算に対し機関アドミタンス行列
を用いることにより、アレイプロセサの活用が図れる。
更に1発電機等のダイナミクス演算に対しても複数の処
理装置を割シ当てることにより並列処理化するとともに
、前記機関アドミタンス行列についても前記各処理装置
で関係する部分の演戸のみを扱うことにより並列同時処
理が可能となる。従って、従来方式の演算に比べ大幅な
高速化とそれによる電力系統の安定度のオンライン監視
制御が達成できる。
また1本発明は従来の問題点をシステム的に解決したも
のであり、装置の各構成要素の機能や性能等は現状のミ
ニコンやマイコンのレベルのもので実用に充分供するこ
とができる。
なお1本発明は、ここで述べた用途以外にも。
一般にある程度複雑な特性を持つ複数のサブシステムが
相互にスパース行列によって表わされる関係で結合して
いるシステムの高速シミュレーション演算にも有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は過渡安定度計算フロー、第2図は0機mノード
系、第3図は本発明の要点である機関アドミタンス行列
とキれを活用してのローカル処理装置におけるネットワ
ーク演算を、第4図と第5図は各々本発明の一実施例の
装置構成とその変形例を、第6図はt個の非線形負荷を
考慮したn機。 −を負荷1mノード系を示す。 401・・・主処理装置、402・・・制御バス、40
3・・・データバス、411・・・ローカル処理装置、
第 1 囚 ′5Il!iZ  囚 ヤ 3 口  ・ ¥14 国 第5 口 oz

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の発電材と負荷とを接続した電力系統ネットワ
    ークを対象として、各発電材の少なくとも背後電圧と位
    相角を内部状態量として演算する機能と、該演算された
    発電機内部状態量を用いて機間アドミタンスより発電機
    電流を演算する機能を具備してなる。電力系統の過渡状
    態演算装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の発電機内部状態量演算
    機能において、複数の演算装置を具備し、各発電機動特
    性モデルを用いて、同時に全発電機の内部状態量を演算
    することを特徴とする電力系統の過渡状態演算装置。 3、特許請求の範囲第1項記載の発電機電流演算機能に
    おいて、複数の演算装置を具備し、各発電機間の機関ア
    ドミタンス行列の該発電機当該性要素と各発電機背後電
    圧値の積和演算によって、各発電機電流を同時に演算す
    ることを特徴とする電力系統の過渡状態演算装置。 4、特許請求の範囲第1項記載の発電機内部状態演算機
    能と発電機電流演算機能とのデータ交換に対して、各演
    算機能に共通の記憶装置を具備し。 該記憶装置を介して演算データの交換を行うことを特徴
    とする電力系統の過渡状態演算装置。 5、特許請求の範囲第1項において、過渡状態演算装置
    として複数の演算装置と該複数の演算装置に共有の記憶
    装置を具備し、上記演算装置で内部状態量の演算を行い
    、前記記憶装置に演算値を格納した後、同一演算装置で
    各発電機の電流を上言已記憶装置に格納された発電機内
    部状態量を用いて演算することを特徴とする電力系統の
    過渡状態演算装置。 6、特許請求の範囲第1項記載の過渡状態演算装置にお
    いて、演算機能と記憶機能を具備した複数の演算装置を
    具備し、該演算装置で発電機内部状態を演算した後、該
    演算値を他の演算機に伝達し。 伝達された各発電機の内部状態量を用いて各発電機電流
    を演算することを特徴とする電力系統の過渡状態演算装
    置。 7、特許請求の範囲第2項記載の演算装置において、該
    演算装置の出力を他の発電機電流演算装置に伝達し、該
    伝達された発電機内部状態量を用いて、発電機電流を演
    算することを特徴とする電力系統の過渡状態演算装置。 8、特許請求の範囲第1項記載の発電機内部状態演算機
    能と発電機電流演算機能とのデータ交換に対して、各演
    算装置共有のデータバスを具備し、該データバスを介し
    て各演算装置間のデータを交換することを特徴とする電
    力系統の過渡状態演算装置。 9、特許請求の範囲第1項記載の過渡状態演算装置に対
    して、機関アドミタンスの演算を行い、前記過渡状態演
    算装置に供給すること、過渡状態演算装置の演算値を入
    力し系統状態を判断すること。 電力系統網の操作機器に対して制御指令を与えることの
    少なくとも一つの機能を具備した計算機を付加すること
    を特徴とする電力系統の過渡状態演算装置。
JP56130337A 1981-08-21 1981-08-21 電力系統の過渡状態演算装置 Pending JPS5833933A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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