JP3539283B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の感光体を有する電子写真方式のカラー画像形成装置に関し、特に各色の主走査方向の画像幅の差を補正する機能を有するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、像担持体としての感光体を帯電器により帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像し、現像されたトナー像をシート材等に転写して画像を形成することが行われている。
【0003】
一方、画像のカラー化に伴って、上記、各画像形成プロセスがなされる画像形成ステーションを複数備えて、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック像の各色像をそれぞれの像担持体に形成し、各像担持体の転写位置にてシート材に各色像を重ねて転写することによりフルカラー画像を形成するタンデム方式のカラー画像形成装置も提案されている。かかるタンデム方式のカラー画像形成装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、高速化に有利である。
【0004】
しかしながら、タンデム方式のカラー画像形成装置は、異なる画像形成部で形成された各画像の位置合わせ(レジストレーション)をいかに良好に行うかの点で問題点を有している。シート材等に転写された4色の画像形成位置のずれは、最終的には位置ずれとして、または色調の変化として現れてくるからである。
【0005】
転写画像の位置ずれの原因の1つとして、各色の主走査方向の画像幅の差がある。これは、画像形成ステーションの交換、カラー画像形成装置の設置状態の変化およびカラー画像形成装置内の温度または湿度の変化等により、走査光学系から画像形成ステーションの感光体ドラムまでの光路長が各色間で違いを生じることが主な原因である。
【0006】
そこで、主走査方向に対して垂直方向に、例えば複数の直線等の基準パターン(以下、レジストパターンと称す)をシート材等に各色ごとに描画し、センサによってレジストパターンが描画された位置を検出し、レジストパターンが描画される期待位置と実際にレジストパターンが描画された位置とのずれ量を算出し、そのずれ量に応じて各色の画像の位置合わせを行うことが提案されている。
【0007】
次に、各色の主走査方向の画像幅を一定にする従来の手法について説明する。
【0008】
図13はレジストパターンの位置ずれを検出する手段を示す模式図である。
【0009】
図13に示すように、像担持体(図示せず)からトナー像が転写される中間転写ベルト12の搬送方向Aに対して直角に交わる線上の両端付近に1対のパターン検出手段14が配置される。1対のパターン検出手段14は中間転写ベルト12上に形成されたトナー像の主走査方向における位置を検出する。
【0010】
主走査方向の画像幅が各色ごとにどのように違うかを調べるため、トナー像が形成される目標位置であるトナー像期待位置38a,38b,39a,39b,40a,40b,41a,41bと実際のトナー像の形成位置との比較を行う。
【0011】
トナー像期待位置38a,38bは、それぞれブラックの主走査開始位置および主走査終了位置に設定されており、中間転写ベルト12の搬送方向Aに沿う一定長さの直線である。同様に、トナー像期待位置39a,39bはシアン、トナー像期待位置40a,40bはマゼンタ、およびトナー像期待位置41a,41bはイエローのそれぞれの主走査開始位置および主走査終了位置に設置されており、中間転写ベルト12の搬送方向Aに沿う一定長さの直線である。
【0012】
図14(a)〜(h)は図13の中間転写ベルト12上に形成されたトナー像とトナー像期待位置38a,38b,39a,39b,40a,40b,41a,41bとのずれを示す図である。
【0013】
図14(a)および図14(b)は、ブラックの走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれをそれぞれ示しており、中間転写ベルト12上に形成されたレジストパターンのトナー像42a,42bは、トナー像期待位置38a,38bに対して走査開始ずれXb1および走査終了ずれXb2をそれぞれ有する。走査開始ずれXb1および走査終了ずれXb2の正の方向をそれぞれ図中の矢印の方向とすると、Xb1−Xb2が目標の画像幅と実際の画像幅との差(以下、主走査倍率誤差と称す)となる。さらに、主走査方向の解像度と主走査方向の画素数との関係に基づいて、ブラックの主走査倍率誤差Xb1−Xb2を画素数に変換した画素換算主走査倍率誤差Ebが求められる。
【0014】
図14(c)および図14(d)はシアンの走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれ、図14(e)および図14(f)はマゼンタの走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれ、図14(g)および図14(h)はイエローの走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれをそれぞれ示している。ブラックの主走査倍率誤差Xb1−Xb2と同様に、Xc1−Xc2がシアンの主走査倍率誤差、Xm1−Xm2がマゼンタの主走査倍率誤差、およびXy1−Xy2がイエローの主走査倍率誤差となり、各々の主走査倍率誤差を画素数に変換することにより画素換算主走査倍率誤差Ec,Em,Eyが求められる。
【0015】
(表1)に画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyの一例を示す。この場合、主走査出力解像度が1200dpi、主走査画像幅が9600画素である。
【0016】
【表1】
Figure 0003539283
【0017】
(表1)から分かるように、画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyが各々異なっているため、各色の画像幅は異なる。この場合、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローの各画像幅は、9598画素、9600画素、9601画素および9603画素となる。
【0018】
図15は従来の色ずれ補正手段のブロック図、図16は図15の色ずれ補正手段の複数のクロック発生手段で発生するクロック波形を示す図である。色ずれ補正手段により主走査倍率誤差が補正される。
【0019】
図15に示すように、従来の色ずれ補正手段は、CPU(中央演算処理装置)50、クロック選択手段37、複数のクロック発生手段38、各色の画像データ出力手段32a,32b,32c,32dを含む。
【0020】
各色の入力ビデオデータが各色の画像データ出力手段32a,32b,32c,32dにそれぞれ与えられる。図13の1対のパターン検出手段14から検出された各色の走査開始ずれXb1,Xc1,Xm1,Xy1および走査終了ずれXb2,Xc2,Xm2,Xy2がCPU50に与えられ、CPU50は(表1)で示すような画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyを計算し、図15のクロック選択手段37に画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyを与える。クロック選択手段37は、複数の異なるクロック周期を発生するクロック発生手段38から複数の画像データ出力手段32a,32b,32c,32dに応じたクロック周期を選択する。
【0021】
図16に示すように、本例の複数のクロック発生手段38は7系統のデータクロックを発生させることができる。clk4は基準クロックであり、これに対して+3画素、+2画素、+1画素、−1画素、−2画素、−3画素の画像幅となるクロックがそれぞれclk1,clk2,clk3,clk5,clk6,clk7である。図16において各クロック周期T1,T2,T3,T5,T6,T7はそれぞれ、
T1=T4×9603/9600
T2=T4×9602/9600
T3=T4×9601/9600
T5=T4×9599/9600
T6=T4×9598/9600
T7=T4×9597/9600
となる。図15のクロック選択手段37は、(表2)に示す画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyに基づいて、ブラックの画像データ出力手段32aにclk6、シアンの画像データ出力手段32bにclk4、マゼンタの画像データ出力手段32cにclk3、およびイエローの画像データ出力手段32dにclk1を選択することにより主走査倍率誤差を補正することができる。
【0022】
【表2】
Figure 0003539283
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカラー画像形成装置では、主走査倍率誤差が±N画素生じる場合、2×N+1系統のクロックが必要となる。そのため、この方法はコストの増大につながっていた。
【0024】
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、低価格でありかつ印字品質の高い画像を得ることができるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカラー画像形成装置は、色ごとに分けられた複数の画像データに基づいて複数色のトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、前記複数のトナー像形成手段により形成された複数色のトナー像を転写材に順次重ね合わせて合成像を形成する転写手段と、前記転写材に転写される前記複数色のトナー像の画像幅のずれ量を検出するずれ量検出手段と、前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量に基づいて前記複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データの各々に画素を追加するずれ量補正手段とを備え、前記ずれ量検出手段は、主走査方向の画像幅に対応する色ごとに分けられた複数の基準パターンを発生する基準パターン発生手段と、前記基準パターン発生手段により発生された複数の基準パターンに基づいて前記転写手段により前記転写材上に転写された複数のトナー像を検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段により検出された複数のトナー像と前記基準パターン発生手段により発生された基準パターンとの比較に基づいて主走査方向の複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データに追加すべき画素数を算出する画素数算出手段とを備え、前記ずれ量補正手段は、前記画素数算出手段から与えられる追加すべき画素数に基づいて追加する画素間隔を算出する画素間隔算出手段と、画像データの画素をカウントする第1の画素カウント手段と、前記第1の画素カウント手段のカウント値に基づいて前記画素間隔算出手段により算出された画素間隔ごとに画像データに画素を挿入する画素挿入手段と、前記画素挿入手段により挿入された画素の数をカウントする第2の画素カウント手段と、前記第2の画素カウント手段のカウント値が前記画素数算出手段により算出された画素数に一致したときに前記画素挿入手段による画素の挿入を終了させる終了手段を備えたものである。
【0026】
本発明に係るカラー画像形成装置においては、複数色のトナー像が複数のトナー像形成手段により形成され、複数色のトナー像の画像幅のずれ量がずれ量検出手段により検出される。ずれ量補正手段は、複数色のトナー像の画像幅のずれ量に基づいて複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データの各々に画素を追加する。これにより、経年変化等で複数色のトナー像の画像幅のずれ量が大きくなった場合でも、追加する画素数を増やすだけでずれ量の補正が可能となる。また、複数色のトナー像の画像幅が一致するので、印字品質の高い画像を得ることができる。したがって、経年変化等で複数色のトナー像の画像幅のずれ量が大きくなった場合でも、コストの増大を招くことなく印字品質の高い画像を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
請求項1の発明に係るカラー画像形成装置は、色ごとに分けられた複数の画像データに
基づいて複数色のトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、前記複数のトナー像形成手段により形成された複数色のトナー像を転写材に順次重ね合わせて合成像を形成する転写手段と、前記転写材に転写される前記複数色のトナー像の画像幅のずれ量を検出するずれ量検出手段と、前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量に基づいて前記複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データの各々に画素を追加するずれ量補正手段とを備え、前記ずれ量検出手段は、主走査方向の画像幅に対応する色ごとに分けられた複数の基準パターンを発生する基準パターン発生手段と、前記基準パターン発生手段により発生された複数の基準パターンに基づいて前記転写手段により前記転写材上に転写された複数のトナー像を検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段により検出された複数のトナー像と前記基準パターン発生手段により発生された基準パターンとの比較に基づいて主走査方向の複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データに追加すべき画素数を算出する画素数算出手段とを備え、前記ずれ量補正手段は、前記画素数算出手段から与えられる追加すべき画素数に基づいて追加する画素間隔を算出する画素間隔算出手段と、画像データの画素をカウントする第1の画素カウント手段と、前記第1の画素カウント手段のカウント値に基づいて前記画素間隔算出手段により算出された画素間隔ごとに画像データに画素を挿入する画素挿入手段と、前記画素挿入手段により挿入された画素の数をカウントする第2の画素カウント手段と、前記第2の画素カウント手段のカウント値が前記画素数算出手段により算出された画素数に一致したときに前記画素挿入手段による画素の挿入を終了させる終了手段を備えたものである。
【0034】
この場合、画素数算出手段から与えられる追加すべき画素数に基づき、画素間隔算出手段が追加する画素間隔を算出する。画素挿入手段は、第1の画素カウント手段のカウント値に基づいて画素間隔算出手段により算出された画素間隔ごとに画像データに画素を挿入する。さらに、第2の画素カウント手段が画像データに挿入された画素数をカウントし、第2の画素カウント手段のカウント値が画素数算出手段により算出された画素数に一致したとき、終了手段が画像データへの画素の挿入を終了させる。
【0035】
これにより、画素間隔算出手段により算出された画素間隔かつ画素数算出手段により算出された画素数での画像データへの画素の挿入が可能となる。
請求項1記載の発明により、複数色の画像データの各々に画素を追加することにより複数色のトナー像の画像幅を一致させるので、経年変化等で複数色のトナー像の画像幅のずれ量が大きくなった場合でも追加する画素数を増やすだけでずれ量の補正が可能となる。また、複数色のトナー像の画像幅が一致するので、印字品質の高い画像を得ることができる。これらにより、経年変化等で複数色のトナー像の画像幅のずれ量が大きくなった場合でも、コストの増大を招くことなく印字品質の高い画像を得ることができる。
【0036】
請求項2の発明に係るカラー画像形成装置は、請求項1の発明に係るカラー画像形成装置の構成において、前記複数の画素追加手段の各々は、走査するラインによって変化するオフセット値を走査開始前に前記第1の画素カウント手段に与えるオフセット発生手段をさらに備えたものである。
【0037】
この場合、第1の画素カウント手段は、走査するラインによって変化するオフセット値を走査開始前にオフセット発生手段から与えられる。これにより、画像データに挿入される画素はラインごとにオフセット値の分だけずれるため、画像データに画素が隣接して挿入されず、不自然な模様の発生が抑制される。このため、印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0038】
請求項3の発明に係るカラー画像形成装置は、請求項1の発明に係るカラー画像形成装置の構成において、画素間隔算出手段により算出される画素の間隔は不規則であるとするものである。
【0039】
この場合、画像データに挿入される画素の間隔は不規則になる。これにより、画像データに画素が不規則に挿入されるため、あらゆる方向への不自然な模様がなくなり、より印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0040】
請求項4の発明に係るカラー画像形成装置は、請求項1請求項3のいずれかの発明に係るカラー画像形成装置の構成において、複数の画素追加手段の各々により追加される画素の解像度は、複数の画素追加手段に与えられる複数色の画像データの解像度以上であるとするものである。
【0041】
この場合、複数の画素追加手段の各々に与えられる複数色の画像データの解像度以上の解像度で画素が追加されるため、主走査方向の画像幅の補正を高精度に行うことができる。
【0042】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について説明する。図1は本発明の実施の形態1におけるカラー画像形成装置の構成図である。
【0043】
まず、カラー画像を得る過程について図1を用いて説明する。
【0044】
図1において、カラー画像形成装置には4つの画像ステーション1a,1b,c,1dが配置され、各画像ステーション1a,1b,1c,1dは像担持体としての感光体2a,2b,2c,2dをそれぞれに有し、その周りには専用の帯電手段3a,3b,3c,3d、現像手段4a,4b,4c,4d、クリーニング手段5a,5b,5c,5d、画像情報に応じた光を各々の感光体ドラムに照射するための走査光学系の露光手段6a,6b,6c,6d、および転写手段7内の転写部8a,8b,8c,8dがそれぞれ配置されている。
【0045】
ここで、露光手段6a,6b,6c,6dからはイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像およびブラック画像に対応した光9a,9b,9c,9dが出力され、画像ステーション1a,1b,1c,1dはそれぞれイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像およびブラック画像を形成する。各画像ステーション1a,1b,1c,1dを通過する態様で、感光体2a,2b,2c,2dの下方には支持ローラ10,11により支持された無担ベルト状の中間転写ベルト12が配置され、矢印A方向へ移動する。これらの動作は制御手段(図示せず)によって制御される。
【0046】
また、カラー画像形成装置は、各色の主走査方向の画像幅を補正するため、主走査方向の画像幅の基準となる直線(以下、レジストパターンと称す)を中間転写ベルト12の両側部に各色ごとに形成するための信号を発生するレジストパターン発生手段21を有する。中間転写ベルト12の上方には、中間転写ベルト12上の両側部に形成されるレジストパターンを検出するための1対のパターン検出手段14が配設されている(図13参照)。1対のパターン検出手段14が得た検出結果に基づいて各色の入力ビデオデータVy,Vm,Vc,Vbを補正するため、色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dが入力ビデオデータVy,Vm,Vc,Vbのそれぞれに対応して設けられている。
【0047】
また、給紙カセット16に収納されているシート材17は、給紙ローラ18により給紙され、シート材転写ローラ18および定着手段20を経て排紙トレー(図示せず)に排出される。
【0048】
以上のような構成により、まずレジストパターン発生手段21で発生したレジストパターンデータRy,Rm,Rc,Rbに基づいて中間転写ベルト12上にレジストパターンが形成される。1対のパターン検出手段14は、各色に対応するレジストパターンを順に検出し、検出結果を色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dにそれぞれ与える。色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dでは、レジストパターンの検出結果に基づいて入力ビデオデータVy,Vm,Vc,Vbに対しそれぞれ補正を行い、出力ビデオデータQy,Qm,Qc,Qbを出力する。
【0049】
ブラックの色ずれ補正手段13dから出力された出力ビデオデータQbに基づき、画像ステーション1dの帯電手段3dおよび露光手段6d等の公知の電子写真プロセス手段により感光体2d上に画像情報のブラック成分色の潜像が形成された後、その潜像が現像手段4dでブラックトナーを有する現像材によりブラックトナー像として可視像化され、転写器8dで中間転写ベルト12にブラックトナー像が転写される。
【0050】
一方、ブラックトナー像が中間転写ベルト12に転写されている間に画像ステーション1cではシアン成分色の潜像が形成され、現像手段4cでシアントナーによるシアントナー像が得られ、転写器8cにて中間転写ベルトに転写され、先に中間転写ベルト12上に転写されたブラックトナー像と重ね合わされる。
【0051】
以下、マゼンタトナー像およびイエロートナー像についても同様の方法で画像形成が行われ、中間転写ベルト12上に4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙ローラ18により給紙カセット16から給紙された紙等のシート材17上にシート材転写ローラ19によって4色のトナー像が一括転写されて搬送され、定着手段20で加熱定着され、シート材17上にフルカラー画像が得られる。
【0052】
なお、転写が終了したそれぞれの感光体2a,2b,2c,2dからクリーニング手段5a,5b,5c,5dで残留トナーが除去され、引き続き行われる次の像形成に備えられ、印字動作は完了する。
【0053】
次に、各色の画像幅を一定にする方法について説明する。
【0054】
従来の技術では、図13および図14に示す考え方に基づいて(表1)の画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyが求められた。本実施の形態においても同様の手法で画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyを求める。得られた結果を(表2)に示す。この場合、主走査出力解像度が1200dpi、主走査画像幅が9600画素である。
【0055】
画素換算主走査倍率誤差Eb,Ec,Em,Eyの中で画像幅の最も大きいマゼンタを基準の画像幅とし、ブラック、シアンおよびイエローの画素追加数Db,Dc,Dyを求める。この場合、基準となるマゼンタの画素追加数Dmは0である。この結果を(表2)に記載する。マゼンタには画素の追加を行わず、画素追加数Db,Dc,Dyだけ主走査方向に画素を追加することで4色の画像幅を等しくすることができ、主走査方向の4色の画像間における位置ずれを補正することができる。
【0056】
次に、主走査画像幅9600画素を画素追加数Db,Dc,Dyで除算し、ブラック、シアンおよびイエローの画素追加間隔値Pb,Pc,Pyを求める。この結果を(表2)に記載する。この場合、各色ごとに異なる間隔で画素が追加される。上述したように、マゼンタには画素の追加を行わないため、マゼンタの画素追加間隔値Pmは0である。
【0057】
図2(a)〜(d)は追加する画素のレベルを決定するルールを説明するための図である。
【0058】
図2(a)、図2(b)および図2(c)に示すように、画素を追加するポイントの前後の画素の少なくとも一方がオンである場合、追加する画素の画素レベルをオンとする。図2(d)に示すように、画素を追加するポイントの前後の画素が両方ともオフである場合、追加する画素の画素レベルをオフとする。
【0059】
次に、図1の色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dに与えられる入力ビデオデータVy,Vm,Vc,Vbについて説明する。ここでは色ずれ補正手段13aに与える入力ビデオデータVyについて説明するが、色ずれ補正手段13b,13c,13dに与えられる入力ビデオデータVm,Vc,Vbについても同様の処理が行われる。
【0060】
図3は図1の入力ビデオデータVyと階調変調入力データとの関係を説明するための図である。
【0061】
図3に示すように、画像処理部ドットクロックに同期して、階調8bit、主走査データ解像度600dpiの階調変調入力データAyが階調処理部(図示せず)に与えられる。階調処理部では、例えば組織的ディザ法等により、階調変調入力データAyを2bitの階調変調出力データByに階調変調し、階調変調出力データByをPS(パラレル・シリアル)変換手段(図示せず)に与える。PS変換手段は、階調変調出力データByをパラレル・シリアル変換し、図1に示すクロック発生手段22が発生するクロック信号clkに同期して、階調1bit、主走査データ解像度1200dpiの入力ビデオデータVyを色ずれ補正手段13aに与える。
【0062】
次に、色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dの構成および動作について説明する。色ずれ補正手段13a,13b,13c,13dの各々は、同一の構成を有するため、ここでは代表的に色ずれ補正手段13aについて説明する。また、(表2)において画素の追加が不要なマゼンタの色ずれ補正手段13bの動作は、他の色ずれ補正手段13a,13c,13dの動作と異なるため、異なる点についても説明する。
【0063】
図4は図1の色ずれ補正手段13aのブロック図、図5は図4の色ずれ補正手段13aの動作を示すタイミングチャートである。
【0064】
図4に示すように、色ずれ補正手段13aは、初期データ設定手段31、画像データ出力手段30、記憶手段23、画素追加間隔設定手段27、ピクセルカウント手段26、画素追加数設定手段25、画素追加数カウント手段24、第1の比較手段28および第2の比較手段29を含む。
【0065】
パターン検出手段14により検出されたイエローのレジストパターンの検出結果が初期データ設定手段31に与えられる。初期データ設定手段31は、(表2)に示す画素追加間隔値Pyおよび画素追加数Dyを算出し、垂直印字領域が有効になる前に、画素追加間隔値Pyを画素追加間隔設定手段27に与え、画素追加数Dyを画素追加数設定手段25に与える。さらに、初期データ設定手段31は、水平印字領域が有効になる前に、ピクセルカウント手段26および画素追加数カウント手段24に0をそれぞれ与える。
【0066】
マゼンタの色ずれ補正手段13bでは、水平印字領域が有効になる前に、初期データ設定手段31からピクセルカウント手段26に0が与えられ、画素追加数カウント手段24に1が与えられる。これにより、色ずれ補正手段13bは、画素の追加が不要であると認識する。
【0067】
画素追加間隔Pyは画素追加間隔設定手段27から第1の比較手段28に与えられ、画素追加数Dyは画素追加数設定手段25から第2の比較手段29へそれぞれ与えられる。第1の比較手段28からは画素追加間隔値Pyおよびピクセルカウント値に基づいて画素追加フラグaddenbが出力される。画素追加フラグaddenbは、画像データ出力手段30および画素追加数カウント手段24に与えられる。
【0068】
図5に示すように、水平印字領域HSZが有効状態(“1”)にある場合、ピクセルカウント手段26におけるピクセルカウント値pixcntは、クロック発生手段22で発生するクロック信号clkの立ち上がりごとに1ずつ加算される。ピクセルカウント値pixcntは、ピクセルカウント手段26から第1の比較手段28へ与えられ、第1の比較手段28では、ピクセルカウント値pixcntと画素追加間隔値Pyとの比較が行われる。
【0069】
ピクセルカウント値pixcntが画素追加間隔値Pyより小さい場合、画素追加フラグaddenbが無効状態(ローレベル)になる。ピクセルカウント値pixcntが画素追加間隔値Pyと等しくなると、画素追加フラグaddenbは有効状態(ハイレベル)になる。その後、ピクセスカウント値pixcntはリセットされ、再び1から加算を始める。
【0070】
一方、画像データ出力手段30に与えられた入力ビデオデータVyは、書き込み制御信号WCTが有効状態(“1”)にある場合、書き込みデータWDとして記憶手段23へ与えられる。記憶手段23は、例えばFIFO(First In First Out)方式のものである。これにより、画像データ出力手段30から記憶手段23に与えられる読み出し制御信号RCTが有効状態(ハイレベル)にある場合、画像データ出力手段30から記憶手段23に与えられた書き込みデータWDの書き込み順に記憶手段23から画像データ出力手段30へ読み出しデータRDが与えられる。
【0071】
第1の比較手段28から画像データ出力手段30に与えられる画素追加フラグaddenbが有効状態(ハイレベル)になると、画像データ出力手段30から記憶手段23へ与えられる読み出し制御信号RCTは無効状態(ローレベル)になる。これにより、画像データ出力手段30は、記憶手段23からの読み出しを停止する。この場合、画像データ出力手段30に与えられる読み出し信号RDは、1つ前のデータを保持する。
【0072】
画像データ出力手段30が有する読み出しデータラッチは、画素追加フラグaddenbが無効状態にある場合、記憶手段23からの読み出しデータRDを書き込むが、画素追加フラグaddenbが有効状態になると、記憶手段23からの読み出しデータRDを書き込まずに読み出しデータラッチに書き込まれた1つ前のデータを保持する。
【0073】
次に、画像データ出力手段30は、画素追加フラグaddenbが無効状態にある場合、読み出しデータラッチに保持されている値を出力ビデオデータQyとして出力する。また、画素追加フラグaddenbが有効状態にある場合、画像データ出力手段30は、読み出しデータラッチの値を図2で説明したルールに従って設定し、出力ビデオデータQyとして出力する。
【0074】
また、画素追加数カウント手段24では、画素追加フラグaddenbが有効状態になると、画素追加カウント値addcntが1ずつ加算される。画素追加カウント値addcntは、画素追加数カウント手段24から第2の比較手段29に与えられ、第2の比較手段29では、画素追加カウント値addcntと画素追加数Dyとの比較が行われる。画素追加カウント値addcntと画素追加数Dyとが同じになると、第2の比較手段29から画像データ出力手段30へ画素の追加が終了したことを示す終了信号が与えられる。これにより、イエローにおける画素の追加は終了し、読み出しデータラッチに保持された残りのデータがそのまま出力ビデオデータQyとして出力される。
【0075】
図6は水平印字領域と出力ビデオデータ水平印字領域との関係を示す図である。
【0076】
図6に示すように、書き込み制御信号WCTは、水平印字領域HSZが有効状態になっている間常に有効状態となっている。そのため、水平印字領域HSZが有効状態になっている間、記憶手段23に入力ビデオデータVyが書き込まれる。
【0077】
一方、読み出し制御信号RCTは、書き込み制御信号WCTが有効状態にある場合に有効状態であるが、画素追加フラグaddenbが有効状態になると、画素追加フラグaddenbの有効状態と同一期間および同一タイミングで無効状態となり、有効状態にある書込み制御信号WCTへ追加される。画素追加フラグaddenbが有効状態となる回数は画素追加数Dyと同一であるため、読み出し制御信号RCTは、水平印字領域HSZの有効状態が終了しても画素追加数Dyに相当する期間だけ有効状態が延長される。これにより、出力ビデオデータQyが出力される領域を示す出力ビデオデータ水平印字領域HSZOUTも画素追加数Dyに相当する期間だけ延長されるため、イエローにおける主走査方向の画像幅の補正が可能となる。
【0078】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置によれば、主走査倍率誤差が経年変化等で大きくなった場合においても、回路を変更することなく各色の主走査方向の画像幅の補正が可能となる。これにより、コストの増大を招くことなく印字品質の高い画像を得ることができる。
【0079】
また、本実施の形態のカラー画像形成装置では、入力ビデオデータの解像度と同じ解像度で画素を追加し、主走査方向の画像幅の高精度な補正を可能にしたが、入力ビデオデータの解像度以上の解像度で画素を追加することにより、より高精度に主走査方向の画像幅を補正するこが可能となる。
【0080】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2におけるカラー画像形成装置は、実施の形態1におけるカラー画像形成装置と比べ、色ずれ補正手段の構成が異なる。図7は本発明の実施の形態2における色ずれ補正手段13aのブロック図である。
【0081】
図7に示す実施の形態2における色ずれ補正手段13aの構成が、図4に示す実施の形態1の色ずれ補正手段13aの構成と異なるのは、オフセット発生手段35および加算器36が付加されたことのみである。オフセット発生手段35ではオフセット値OFSが発生し、加算器36に与えられる。加算器36では、初期データ設定手段31から与えられる0にオフセット値OFSが加算され、水平印字領域HSZが有効になる前に、加算器36からピクセルカウント手段26にオフセット値OFSが与えられる。
【0082】
オフセット値OFSは、例えば現在走査しているラインの番号Nにより、
OFS=(N−4×Int(N/4))×7 ・・・(1)
で求められる値を用いてもよい。ここで、Int(N/4)は、N/4の整数部分を示す。上式により、オフセット発生手段35ではライン番号に応じて0、7、14、21がこの順番に繰り返し発生する。
【0083】
図8(a)は図7の色ずれ補正手段13aの水平印字領域の開始時のタイミングチャート、図8(b)は図7の色ずれ補正手段13aの水平印字領域内のタイミングチャートである。
【0084】
図8(a)に示すように、水平印字領域HSZが有効状態になる前に、水平同期信号HSYNCが有効状態(ハイレベル)になると、ピクセルカウント手段26にオフセット値OFSが与えられる。これにより、ピクセルカウント値pixcntの初期値はオフセット値OFSとなる。そして、水平印字領域HSZが有効状態になると、ピクセルカウント値pixcntはクロック信号clkの立ち上がりごとに1ずつ加算される。
【0085】
図8(b)に示すように、ピクセルカウント値pixcntが画素追加間隔値Pyと等しくなると、画素追加フラグaddenbが有効状態となる。その後、ピクセルカウント値はリセットされ、1から加算を始める。以降の処理は実施の形態1と同じである。
【0086】
次に、実施の形態1および実施の形態2における画素が追加されるポイントの違いを具体例を用いて説明する。
【0087】
図9(a)は補正前の画像の拡大図、図9(b)は本発明の実施の形態1における補正後の画像の拡大図、図9(c)は本発明の実施の形態2における補正後の画像の拡大図である。図9(b)の画素追加ポイントは、式(1)から得られるオフセット値OFSに基づいて決めている。
【0088】
図9(a)に示す実施の形態1の手法により追加される画素は、主走査方向に対して垂直方向へ一列に並ぶ。それに対し、図9(b)に示す実施の形態2の手法により追加される画素は、ライン番号により異なるポイントに追加される。すなわち、ラインごとにオフセット値OFSだけずれながら画素が追加され、主走査方向の画像幅の補正を実現している。
【0089】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置によれば、ラインごとに画素追加ポイントが変化するため、走査方向に対して垂直方向の模様の発生を抑制でき、印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0090】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3におけるカラー画像形成装置は、実施の形態1におけるカラー画像形成装置と比べ、色ずれ補正手段の構成が異なる。図10は本発明の実施の形態3における色ずれ補正手段13aのブロック図、図11は図10の色ずれ補正手段13aの動作を示すタイミングチャートである。
【0091】
図10に示す実施の形態3における色ずれ補正手段13aの構成が、図4に示す実施の形態1の色ずれ補正手段13aの構成と異なるのは、ランダムデータ発生手段39が追加され、ランダムデータ発生手段39から画素追加間隔設定手段27へランダムな値である画素追加間隔値Pyが与えられることである。
【0092】
図11に示すように、画素追加間隔設定手段27に与えられた画素追加間隔値Pyとピクセルカウント値pixcntとが等しくなると、画素追加フラグaddenbが有効状態となる。その後、実施の形態1で説明した処理が行われた後、出力ビデオデータQyに画素が追加される。
【0093】
また、画素追加フラグaddenbが有効状態になると、ランダムデータ発生手段39から画素追加間隔設定手段27へ次の画素追加間隔値Pyが与えられ、ピクセルカウント値pixcntはリセットされて1から加算を始める。以降の処理は実施の形態1と同時である。
【0094】
ランダムデータ発生手段39で発生する画素追加間隔値Pyはランダムな値であるため、画素追加フラグaddenbの立ち上がりごとにほぼ毎回異なる画素追加間隔値Pyが画素追加間隔設定手段27へ与えられる。そのため、追加された画素の間隔は不規則となる。
【0095】
図12(a)は1ライン目の各色の画素追加間隔値Py,Pm,Pc,Pdを示す図、図12(b)は2ライン目の各色の画素追加間隔値Py,Pm,Pc,Pdを示す図である。
【0096】
図12(a)および図12(b)に示すように、水平印字領域HSZが有効状態になる前に、色ずれ補正手段13a,13c,13dのそれぞれのランダムデータ発生手段39は、最初の画素追加間隔値Py,Pc,Pbを設定する。そして、画素が追加されるたびに新しい画素追加間隔値Py,Pc,Pbを設定する。このように、ランダムデータ発生手段39は、水平印字領域HSZにおいて画素を追加するたびに異なる画素追加間隔値Py,Pc,Pbを設定する。同様に、異なるラインにおいてもランダムな値である画素追加間隔値Pb,Pm,Pyを設定する。
【0097】
また、画素の追加が不要なマゼンダの画素追加間隔値Pmは0のまま保持される。
【0098】
このように、本実施の形態のカラー画像形成装置によれば、画素を追加する間隔がランダムになるため、あらゆる方向への模様の発生が無くなり、さらに印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、経年変化等で主走査倍率誤差が大きくなった場合においても、回路を変更することなく各色の主走査方向の画像幅の補正が可能となる。これにより、コストの増大を招くことなく印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0100】
さらに、ラインごとに画素の追加ポイントを規則的に変えることにより、主走査方向に対して垂直方向の模様の発生を抑制できるため、印字品質の高いカラー画像を得ることができる。さらに、画素の追加間隔をランダムにすることにより、あらゆる方向への模様の発生が無くなり、さらに印字品質の高いカラー画像を得ることができる。
【0101】
また、入力ビデオデータの解像度以上の解像度で画素を追加することで、主走査方向の画像幅を高精度に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるカラー画像形成装置の構成図
【図2】(a)〜(d)追加する画素のレベルを決定するルールを説明するための図
【図3】図1の入力ビデオデータと階調変調入力データとの関係を説明するための図
【図4】図1の色ずれ補正手段のブロック図
【図5】図4の色ずれ補正手段の動作を示すタイミングチャート
【図6】水平印字領域と出力ビデオデータ水平印字領域との関係を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における色ずれ補正手段のブロック図
【図8】(a)図7の色ずれ補正手段の水平印字領域の開始時のタイミングチャート
(b)図7の色ずれ補正手段の水平印字領域内のタイミングチャート
【図9】(a)補正前の画像の拡大図
(b)本発明の実施の形態1における補正後の画像の拡大図
(c)本発明の実施の形態2における補正後の画像の拡大図
【図10】本発明の実施の形態3における色ずれ補正手段のブロック図
【図11】図10の色ずれ補正手段の動作を示すタイミングチャート
【図12】(a)1ライン目の各色の画素追加間隔値を示す図
(b)2ライン目の各色の画素追加間隔値を示す図
【図13】レジストパターンの位置ずれを検出する手段を示す模式図
【図14】(a)走査開始位置におけるブラックのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(b)走査終了位置におけるブラックのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(c)走査開始位置におけるシアンのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(d)走査終了位置におけるシアンのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(e)走査開始位置におけるマゼンタのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(f)走査終了位置におけるマゼンタのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(g)走査開始位置におけるイエローのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
(h)走査終了位置におけるイエローのトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す図
【図15】従来の色ずれ補正手段のブロック図
【図16】図15を複数のクロック発生手段で発生するクロック波形を示す図
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 画像ステーション
2a,2b,2c,2d 感光体
3a,3b,3c,3d 帯電手段
4a,4b,4c,4d 現像手段
5a,5b,5c,5d クリーニング手段
6a,6b,6c,6d 露光手段
7 転写手段
8a,8b,8c,8d 転写器
9a,9b,9c,9d 光
10,11 支持ローラ
12 中間転写ベルト
13a,13b,13c,13d 色ずれ補正手段
14 パターン検出手段
16 給紙カセット
17 シート材
18 給紙ローラ
19 シート材転写ローラ
20 定着手段
21 パターン発生手段
22 クロック発生手段
23 記憶手段
24 画素追加数カウント手段
25 画素追加数設定手段
26 ピクセルカウント手段
27 画素追加間隔設定手段
28 第1の比較手段
29 第2の比較手段
30 画像データ出力手段
31 初期データ設定手段
35 オフセット発生手段
36 加算器
39 ランダムデータ発生手段

Claims (4)

  1. 色ごとに分けられた複数の画像データに基づいて複数色のトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、
    前記複数のトナー像形成手段により形成された複数色のトナー像を転写材に順次重ね合わせて合成像を形成する転写手段と、
    前記転写材に転写される前記複数色のトナー像の画像幅のずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量に基づいて前記複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データの各々に画素を追加するずれ量補正手段とを備え、
    前記ずれ量検出手段は、主走査方向の画像幅に対応する色ごとに分けられた複数の基準パターンを発生する基準パターン発生手段と、前記基準パターン発生手段により発生された複数の基準パターンに基づいて前記転写手段により前記転写材上に転写された複数のトナー像を検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段により検出された複数のトナー像と前記基準パターン発生手段により発生された基準パターンとの比較に基づいて主走査方向の複数色のトナー像の画像幅が一致するように複数色の画像データに追加すべき画素数を算出する画素数算出手段とを備え、
    前記ずれ量補正手段は、前記画素数算出手段から与えられる追加すべき画素数に基づいて追加する画素間隔を算出する画素間隔算出手段と、画像データの画素をカウントする第1の画素カウント手段と、前記第1の画素カウント手段のカウント値に基づいて前記画素間隔算出手段により算出された画素間隔ごとに画像データに画素を挿入する画素挿入手段と、前記画素挿入手段により挿入された画素の数をカウントする第2の画素カウント手段と、前記第2の画素カウント手段のカウント値が前記画素数算出手段により算出された画素数に一致したときに前記画素挿入手段による画素の挿入を終了させる終了手段を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記複数の画素追加手段の各々は、走査するラインによって変化するオフセット値を走査開始前に前記第1の画素カウント手段に与えるオフセット発生手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記画素間隔算出手段により算出される画素間隔は不規則であることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記複数の画素追加手段の各々により追加される画素の解像度は、前記複数の画素追加手段に与えられる前記複数色の画像データの解像度以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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