JP3538614B2 - 回転椅子 - Google Patents

回転椅子

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JP3538614B2
JP3538614B2 JP04048594A JP4048594A JP3538614B2 JP 3538614 B2 JP3538614 B2 JP 3538614B2 JP 04048594 A JP04048594 A JP 04048594A JP 4048594 A JP4048594 A JP 4048594A JP 3538614 B2 JP3538614 B2 JP 3538614B2
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隆 井村
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メーコー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座部を水平面内で回転
自在でしかも前後にスライド可能に支持してなる回転椅
子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床面から垂直に樹立された支柱の上端に
椅子本体の座部を水平面内で回転自在なるように支持す
ると共に、該座部が無負荷時には常に正面を向くように
バネによって付勢して構成した回転椅子は、例えばパチ
ンコ遊技場におけるパチンコ台前に遊技者がプレイ中に
着座するための椅子として従来から使用されている。
【0003】また、上記座部を前後にスライド可能に設
けると共にバネによって該座部を前方に付勢し無負荷時
に該座部が前方にスライドすることで背面の通路等が常
に広く保たれるようにした回転椅子も従来から知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の上記回
転椅子の構成は、座部が常に正面を向くように付勢する
ためのバネと該座部を前方に付勢するためのバネとを夫
々別個に必要としていたので、部品点数が多く構造も複
雑になり製作コストが高くなるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の回転椅子は上記
課題を解決しようとするもので、円筒状の支柱の上端に
水平面内で回転自在なるように支持枠を設け、座部を該
支持枠に前後にスライド可能に支持すると共に該座部の
下側に後傾状の斜面板を固設し、回転軸の上端に該斜面
板に沿って摺動する摺動子を設け該回転軸を前記支柱内
に垂下し、該支柱内に固定カムを固設すると共に、前記
回転軸と伴回りし得るように回転カムを該支柱内に設
け、さらに該回転カムを前記固定カムに圧接させるコイ
ルバネを該支柱内に設け、該コイルバネの弾性により前
記回転軸を下方に牽引させることにより前記斜面板を介
し座部を前方に付勢してなることを特徴とする。
【0006】また本発明の回転椅子は、円筒状の支柱の
上端に水平面内で回転自在なるように支持枠を設け、座
部を該支持枠に前後にスライド可能に支持すると共に該
座部の下側に前傾状の斜面板を固設し、回転軸の上端に
該斜面板に沿って摺動する摺動子を設け、該回転軸を前
記支柱内に垂下し、該支柱内に固定カムを固設すると共
に、前記回転軸と伴回りし得るように回転カムを該支柱
内に設け、さらに該回転カムを前記固定カムに圧接させ
るコイルバネを該支柱内に設け、該コイルバネの弾性に
より前記回転軸を上方に押出させることにより前記斜面
板を介し座部を前方に付勢してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】コイルバネの弾性が回転カムを固定カムに圧接
させて回転軸に回転トルクを生じさせ座部を正面に向く
ように付勢できると同時に、該コイルバネの弾性により
また該回転軸が下方に牽引または上方に押出され、摺動
子が斜面板を押圧し座部を前方に付勢させる。
【0008】
【実施例】次に図1〜図5に従い本発明に係る回転椅子
の第1の実施例を説明する。図中1は床面に垂直に樹立
した円筒状の支柱、2はチャンネル部材からなる支持
枠、3は該支持枠2の下面に溶接により固着された軸受
部材である。該軸受部材3は支柱1の上部外周に遊嵌さ
れていると共に、該支柱1の上端面と支持枠2下面と間
にリング状のスラスト軸受4を介在させ該軸受4のスベ
リにより該支持枠2を水平面内で回転自在なるように支
持している。なお5は抜止めのために該軸受部材3に固
植したビス、6は該ビスの先端が遊嵌する支柱1外周の
溝である。
【0009】7は背凭8が一体的に形成された座部で、
該座部7の下面にビス10により取付板9を固着し該取
付板9に前記支持枠2より小型のチャンネル部材からな
る構造枠11をビス29により固着し、該構造枠11を
支持枠2中に位置させると共に、該支持枠2の上部開口
縁12を該取付板9と構造枠11との接合部に形成され
たガイド溝に合致させると共に該上部開口縁上面にデル
リン等の耐摩耗性がある平滑で滑り易い板状材13を介
在させ、座部7を該支持枠2により前後に軽くスライド
可能に支持している。
【0010】構造枠11内には一対の斜面板14,14
を後傾状に固設し、該斜面板14,14間にスリット1
5を形成すると共に、該スリット15中に回転軸16を
貫挿し、該回転軸16の上端部に一対のローラを回転自
在に軸支してなる摺動子17,17を設け、該摺動子1
7,17を斜面板14,14上に転動可能に支持してい
る。18,18は該摺動子17,17のガイド用隔板で
ある。そして回転軸16は支柱1の上端開口より該支柱
1内に垂下されている。
【0011】支柱1内の下部には円柱状の固定カム20
がそのカム面21が上向となるようにピン22を横断状
に貫通させて固設されている。該カム面21は一方に片
寄る傾斜面状に形成されたものである。また、回転軸1
6の下端部にはピン23を横断状に貫通させて環状の回
転カム24を止着し、該回転カム24の傾斜面状のカム
面25を前記カム面21と対向させている。そして、支
柱1内で回転軸16の外周に位置するようにコイルバネ
26を設け、該コイルバネ26の上端を前記軸受部材3
の内周縁部下面に当接させて該コイルバネ26を圧縮し
該コイルバネ26の下端を回転カム24の上面に当接さ
せ、該コイルバネ26の弾性により該回転カム24を固
定カム20に圧接させると同時に、回転軸16を下方に
牽引させ前記摺動子17,17に斜面板14,14の上
面を押圧させる。このため、該斜面板14,14に水平
前方向の分力が生じて構造枠11を前方に付勢し座部7
を図2に矢印で示したように前方に押し出す。このため
使用に際して座部7が後方に押されると図5に示すよう
に回転軸16が上方に牽引され回転カム24は固定カム
20から離間する。そしてコイルバネ26の弾性で回転
カム24のカム面21が固定カム20のカム面25に圧
接しているとその傾斜によりカム面21に回転トルクを
生じさせその回転トルクが回転軸16を回転させ座部7
を回転させることから該座部を常に正面を向くように付
勢する。
【0012】図6には本発明の第2の実施例を示す。こ
の第2実施例では支柱1の上端部内に環状体30をビス
31により固定して設け、該環状体30上にスラストベ
アリング32により支持枠2を回転自在に支持すると共
に、該環状体30の下側に環状の固定カム20を固設し
該固定カム20中に回転軸16を貫通させると共に、該
回転軸16の外周面に両側に切欠33,33を形成し、
該回転軸16に環状の回転カム24を軸方向に摺動可能
に設け、回転軸16の下端部にはボルト34によりバネ
受35を止着し、該バネ受35上に支持したコイルバネ
26上端を該回転カム24に当接させることにより該回
転カム24の上側カム面を固定カム20の下側カム面に
圧接させると同時に、該回転軸16を該コイルバネ26
の弾性で下方に牽引してなるもので、その他の構成は上
記第1実施例と同様であるので同一部分に同一符号を付
して示す。このように構成することによつても前記第1
実施例と同等にコイルバネ26の作動により座部7を前
方に付勢すると同時に該座部7を常に正面を向くように
付勢できる。
【0013】一方、図8に示した本発明に係る第3の実
施例は、第1実施例と異なり、構造枠11内に前傾状に
斜面板14を固設し、回転軸16の上端部にデルリン等
の滑動性のよい樹脂板で製作した摺動子17を固設し、
該摺動子17が斜面板14の下面に圧接するように該回
転軸16をコイルバネ26の作動で上向に付勢されるよ
うにしている。即ちこの実施例では、回転軸16の外周
に一体に鍔部40を形成すると共に、該回転軸16の下
方部分に軸方向のキー溝41を形成し、回転カム24を
該キー溝41に沿って上下動自在なるように回転軸16
の外周に遊嵌しコイルバネ26を該回転カム24と鍔部
40との間に介在させて構成したものである。このよう
に構成することによってもコイルバネ26の弾性により
回転カム24を固定カム20に圧接させると同時に、回
転軸16を上方に押出させ摺動子17を斜面板14に弾
性的押圧するので、構造枠11を前方に付勢し座部7を
前方に押し出すことができると共に、該座部7を常に正
面に向かせることができる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の回転椅子は、単一の
コイルバネにより、座部を正面に指向させることと前方
へ付勢することを可能にしたので、所要部品点数が少な
くできると共に構造が簡略化され生産コストを軽減でき
る利点がある。しかも大部分の構成部品が支柱内に収め
られるので、座部下側に大きな機構部を要さずスマート
な回転椅子を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転椅子の要部の斜視図。
【図2】同上要部の縦断面図。
【図3】図2のAーA線断面図。
【図4】図2のBーB線断面図。
【図5】図2の作動状態図。
【図6】本発明の回転椅子の他の実施例を示した要部の
縦断面図。
【図7】図6のC−C線断面図
【図8】本発明の回転椅子の他の実施例を示した要部の
縦断面図。
【図9】図8のD−D線断面図。
【符号の説明】
1 支柱 2 支持枠 3 軸受部材 7 座部 11 構造枠 14 斜面板 16 回転軸 17 摺動子 20 固定カム 24 回転カム 26 コイルバネ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の支柱の上端に水平面内で回転自
    在なるように支持枠を設け、座部を該支持枠に前後にス
    ライド可能に支持すると共に該座部の下側に後傾状の斜
    面板を固設し、回転軸の上端に該斜面板に沿って摺動す
    る摺動子を設け該回転軸を前記支柱内に垂下し、該支柱
    内に固定カムを固設すると共に、前記回転軸と伴回りし
    得るように回転カムを該支柱内に設け、さらに該回転カ
    ムを前記固定カムに圧接させるコイルバネを該支柱内に
    設け、該コイルバネの弾性により前記回転軸を下方に牽
    引させることにより前記斜面板を介し座部を前方に付勢
    してなることを特徴とする回転椅子。
  2. 【請求項2】 円筒状の支柱の上端に水平面内で回転自
    在なるように支持枠を設け、座部を該支持枠に前後にス
    ライド可能に支持すると共に該座部の下側に前傾状の斜
    面板を固設し、回転軸の上端に該斜面板に沿って摺動す
    る摺動子を設け、該回転軸を前記支柱内に垂下し、該支
    柱内に固定カムを固設すると共に、前記回転軸と伴回り
    し得るように回転カムを該支柱内に設け、さらに該回転
    カムを前記固定カムに圧接させるコイルバネを該支柱内
    に設け、該コイルバネの弾性により前記回転軸を上方に
    押出させることにより前記斜面板を介し座部を前方に付
    勢してなることを特徴とする回転椅子。
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